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浦幌町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月11日

留真温泉について

2005年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、阿部優議員が「留真温泉について」質問し、町長 八木が答弁しました。

質問者
阿部優 議員
答弁者
町長 八木

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 阿部優

今定例会におきまして、会議規則によりまして、私は、留真温泉について質問をさせていただきたいと思います。今回の浦幌町広報に掲載されていた留真温泉は再生できるのか、という記事が載っていました。以前よりいろいろな課題がありまして、14 年には留真温泉町民検討委員会に検討をしていただき、開発の方向性を答申いただいた上で、自立推計やまちづくり計画の中で22 年に改築の予定であり、また更にその前に前倒しをしてでも早期に改築をするやもしれないということを言われておりました。先日、偶然テレビを見ているときにある温泉施設の画像が目にとまり、それを見ているときに、我が留真温泉の施設よりもさらに老朽化し、かつ噴出時の温泉の温度も我が留真温泉よりもさらに低く、20 度程度の温泉の写真が出ていました。利用者の方々は、地元の方が多く 20~30 人程度と記憶しております。その映像の範囲では、考え方によっては我が留真温泉だってまだまだ捨てたものではないと思えました。さらには飲用温泉水の許可もいただき、かつ飲泉することにより生活習慣病の改善が見られるとの思いから畜大との共同での効用研究の最中でもあります。にもかかわらず、利用者の減並びに燃料価格の高騰もこの件に拍車をかけた要因かもしれませんが残念ながら12 月はじめより休業という運びとなりました。このままでは経済及び施設の面からも来年 4 月からの営業再開を危惧するものであります。そこで少々伺います。運営を委託されていた第三セクターユーエムとはどのような契約で、いつからいつまでの契約なのか。また、貸し出されていた運営資金については、どのような処置をされようとしているのか。また来春からの営業はどのように再開されようとしておられるのか。さらに飲用温泉水による生活習慣病への効能についての共同研究の状況と今後の活用方策は、どのように考えておられますか。今後の改築、温泉の再開発計画についてどのようにお考えなのか、お聞きしたいと思います。以上、4 点についてお伺いいたします。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

阿部議員のご質問にお答えいたします。留真温泉についてでありますが、第 1 点目のユーエムとの委託契約については、毎年留真温泉の管理及び運営業務についての契約を締結し、4 月 1 日より 3 月 31 日までの契約となっており、委託業務の内容等については、条例及び施行規則にもとづく施設の管理及び運営業務と土地建物及び物品の管理運営に関することとなっております。次に、留真温泉運営貸付金についての今後の処置についてでありますが、貸付金額は1,500 万円で、期間は平成 18 年 3 月 31 日までとなっており、今後の処置については、ユーエムと留真温泉の運営や指定管理者制度移行等の状況を踏まえて早急に協議してまいりたいと考えております。2 点目の、来春からの営業はどのように再開しようとしているのかということでありますが、冬期間休館することによるデメリットは大きなものがあると思われますが、現状のままでは大幅な赤字が予想されることから、やむなく休館することとなったわけですが、再開予定である 4 月までには留真温泉の運営や再開のめどについての協議検討をしてまいります。なお、冬期間の営業は停止しますが行政報告で申し上げましたように浴用水の供給は実施してまいります。3 点目の、飲用温泉水の畜産大学との共同研究についての状況と今後の活用方策についてでありますが、共同研究課題は、留真温泉水の糖尿病に対する効果について、研究目的は、飲用許可が認められていることから糖尿病に対する温泉水の飲用による効果を評価する、研究内容は、糖尿病モデルマウスに水道水、留真温泉水、その他の温泉水を 1 カ月間飲水させ高血糖状態に対する効果を比較検討するということとなっており、現段階では研究成果について取りまとめ中であり、結果がで次第ご報告いたします。研究結果は、最終的にどう出るかわからない面もありますが、今後も畜産大学と糖尿病効果だけではなく、他方面での温泉水の効能について共同研究ができるよう働きかけてまいりたいと思っております。このことにより留真温泉を立て直すための一つの取っかかりとすべく飲用水の有効的利用について、今後、プロジェクト等で検討してまいります。4 点目の、今後の改築と温泉再開発計画についての考えについてでありますが、留真温泉の今後の運営については、早急に職員及び住民代表等による、プロジェクトを立ち上げ建物の改築問題、再開発計画について協議検討し、方向性を見出せるよう進めてまいりたいと考えております。以上、阿部議員の答弁といたします。

質問 阿部優

ただいまのお答えは、今までいろいろな面の中で仲間の議員がいろいろなことでお尋ねした総まとめかなというふうに感じております。しかし、今までは運営及び管理業務はユーエムに責任をほとんどお任せしてきたと考えております。今後、もし答弁にありました指定管理者制度に移行となりますと浦幌町が最低限であれ運営経費をみなければ業務委託はできないのではないか、というふうに感じます。その中で、やはりこれからどのような形の中で、その辺を捻出されるのかを一点お伺いします。また、今更ではありますが、町民の方の利用率も定かではありませんが、冬期間の方が本当は町民の方の利用率があるように私は感じております。ただ利用者の減という観点の中だけで冬期間の休館という判断はいかがなものかなと、今さらながらに感じております。また、飲用温泉水として認可されたとは言え、あくまで飲用という部分につきましては、温泉入浴に対する付録のようなものと私は考えています。基本的には、入浴ということであれば、入浴に対するさらなる効果またはそれ以外の効能を模索するのであれば、薬剤メーカーなどにもっと働きかけてはというふうにも考えています。その点についてもお伺いしたいと思います。それから、住民代表、職員によるプロジェクトということでありましたけれども、今まで各種検討委員会が発足され、いろいろな検討並びにご答弁をいただいておりますけれども、委員会、プロジェクトというのは、ある意味では即生かされ行政に反映されるものと考えております。その中では、資料や冊子はできたのでありますけれども、なかなか効果が否めないのが現実ではないかなと考えております。その中で、やはりプロジェクト並びにそういうことがいつ効果を発揮し、現実のものとなるのか、できれば本当に行政に生かされる場合は、何年も先を見越すのではなく、課題提供されたような中で、少しでも早くその任を果たして結果を見出していただけるようにお願い申し上げ、その点についても再度お考えをお聞きしたいなと思います。中で、浦幌町は全てが殿様商売だといわれて、よく聞かされたりいたしますけれども、理事者から出される言葉は、近ごろ協働、住民参画という言葉が多いのですけれども、まだまだトップダウンという傾向にあると思います。古くからことわざで子は親の背を見て育つとよく言われておりますが、今まさにそのことを実践するときではないかと考えます。言葉だけではなく、親である理事者また社長と言われる方が、いまどきの若い者と俗に言われておりますけれども、職員、従業員の方々に納得のいく仕事をいただけないというのは、その辺の思いからではないかと感じます。全ての方が対象ではございませんけれども、日頃の接客、サービスに関することであり、礼儀であります。そのようなことぐらいで利用客の減少につながるとは思いたくありませんけれども、その辺の理由もあるのではないかという声もお聞きいたしております。しかし、この留真温泉は、泉質が大変素晴らしいはずという思いがございます。その中で、今こそ理事者自らが襟を正して、町民に、職員に、従業員に、来客の皆さんに姿勢をお示しになることであると考えます。でなければ、いくら改築してすばらしい施設ができたとしても、今のような現状にいつかはなっていくのではないかと考えます。これは私の思いでありますので、もし不適切な言動であれば後ほど訂正し、お詫び申しあげます。理事者のお考えをお聞かせ願います。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

御存じのように、現在ユーエムと結んでいる契約につきましては、過去の経緯を踏まえながら、町としては経費を負担しないと、赤字を補填しないという契約になっております。それは過去の経緯があると、ご理解いただきたいと思いますけれども、今のような留真温泉が今のような管理体制であれば、指定管理者制度に移行しなければ運営していけないと、8 月いっぱいまでは今のままでいいのですけれども、9 月以降は指定管理者に移行していかなければいけないという状況にあります。そういう中で、どういう方法でやっていけるのかということをこれから考えていかなければならない重大な問題だと、このように考えております。今までもそのことを十分とらえながら、今回、指定管理者制度に移行するものもございますので、その辺も十分とらえながらきているのですけれども、なかなか留真温泉については、方向性を見出すことができないという中で、先延ばししながらさらに検討を進めているところでございます。また指定管理者制度に移行する際について、町が貸付を行っているものについて、どのような対応をとるのかということもございます。それらも十分踏まえながら検討していかなければならないと、このように考えているところでございます。次に、冬期間の利用についてでありますけれども、町民それぞれ一番最後のとちょっと重なる点もありますけれども、町民それぞれ我が町の温泉ということで留真温泉については、誇りを持っていると思いますけれども、いかんせん町民の利用が少ないのが現実であります。私も 9 月から 11 月にかけて、毎週、約 1 冊使い切りましたから、11 回になると思いますけれども、行ってみました。そうしてお客さんと話をしながらという思いで、その中に町民の方が多くいらっしゃればいいなという思いで行っていたのですけれども、やはり少ないというのが現実だと思います。やはり浦幌町の留真温泉の良さを PR していくためには、町民がまず認識をし、そして使っていただくということが一番大事なのではないかなというように考えているわけであります。冬期間については、今閉鎖しておりますので、私も冬期間に入ってからは行っておりません。11 月までですけれども。そういう状況にあるということを一つご理解いただきたいなと思うわけであります。それから今飲用と入浴効果のお話ございました。入浴効果というのは、日本中至るところに温泉があるわけですからそれぞれのこういう温泉の場合は、こういう入浴効果があるというものであって、医学的に実証されているのかどうかというと、効用というものはこういうものですよと決められたものがあるそうです。浦幌町は、アルカリ単純泉というのですか、そういうものはこういうものに効用がありますということが定められているということだそうでございます。そういう中で、効用というものを出しているのであって、浦幌町のアルカリ単純泉が世界に一つだけということであればいいのですけれども、この温泉は日本中至るところにあるということで一つご理解をいただきたいなと思っております。しかし、私もこの留真温泉というもの、透明で素晴らしい温泉ということは認識しながら、今回 9 月、10月、11 月にかけて入浴をさせていただいたところでございます。次に、各種プロジェクトを作ってということでございますけれども、何とか将来的な短期的な、今目の前をどうするかというよりも、この留真温泉をどうしたらいいのだろうということを本当に真剣に考えていかなければならないのではないかなと思っております。単に改築しただけで済む問題ではないと思っております。先ほど、阿部議員もおっしゃったように接客といいますか、そういうことから含めて、環境などいろいろな面を含めて考えていかなければならない問題だろうと思います。他の温泉がそうだから真似をするということでも、それだけでも解決できないのではないかなと。また改築したから必ずしも黒字とは限らないということですね。長く運営していくと、そういうことも踏まえながら、果たして町民が要望するものと、町民の負担とそういうものを踏まえながら、どのような形をとっていかなければならないという考え方については、大変重要な問題だろうなと、このように考えているところでございます。阿部議員の中に、子は親の背中を見て育つということ、商売のこといろいろございました。おっしゃるように、私どもも行政を携わる者として、町民に姿勢というものをしっかりと示していかなければならないなと思っておりますし、それにはやっぱり行動が伴わなければならないと、このように考えております。昨日もアイスアリーナ、全十勝のちびっこアイスホッケーの大会を昨日、今日と開催しておりますけれども、今年から連盟の方が運営について、無償でボランティアでやっていただいております。そして審判も運営も全て自分たちでやるということで、こういうことが本当に町民に知っていただけると、本当に知っていただいて町民にもそのことを理解していただきながら、さらに次のステップというものがなければならないのではないかなと、このように思っています。いろいろな協会がありますけれども、なかなか理解してもらえない。協力してもらえない。こちらから呼びかけても、なかなか理解してもらえないというところもございます。私たちは、常にそういうところに呼びかけをしながら、協力を仰いで共に力をあわせて、まちづくりをしていけるものを考えていきたいと思います。連盟が私たちがやりますと、昨年の 1 月か 2 月ですか、発表した途端に野球場も野球連盟がやりますと、町民スケートリンクも私たちがやりますということで、今リンクづくりも夜中に行われております。そういう形で、町民との参加・協力というものを大きな意味で広げていければなと、このように考えているところでございます。最後の泉質は、素晴らしいというのは、私も認めておりますし、私も入って本当に実感しているところであります。しかしながら、何回も申し上げますけれども、そういう町民が多いわりには、本当に町民の方がこの留真温泉のお湯を愛していただいているのかどうかとなると、やはり行動で示してもらわなければ実績として表れてこないということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。

再々質問 阿部優

再々質問ということでありますが、現実に私ども考えますのは、ハード面はもう充実してきているのだと思います。その中でそれを生かすのは、やはり自分としてはソフトな人間の心だというふうに感じておりますけれども、その辺をこれから先ほど私が言いましたように、先頭に立つもの自らその姿勢を示していかなければならないというふうに考えて、常に思っています。その中で、相手がどうのこうの出てくるより先に、自分が一歩踏み出すということが自分の今までの姿勢として考えているつもりなのですけれども、その点をやはり理事者の方にもお願いしたいなということでございます。これからいろいろな委託事業が指定管理者という形の中でされるわけだと思いますけれども、その点につきましてもやはり痛みを伴うことが数多いのだと、その中でやはり温泉ばかりに限らず、やはりその点をしっかりと認識していただきまして、再度どのような形でと言いますか、町民の方たちに知らしめていただけるのか、少々伺いまして再々質問とさせていただきます。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

阿部議員おっしゃるようにハード面というのは、建設すれば済むことかもしれません。しかし、お客さんを接待していくという旅館業といいますか、その形の中で本当にノウハウをきちっと持って確立していかなければならないだろうなと、それが重大だなと思っております。単に改築しただけでは、それでは事は済まないと思っております。それらも含めて考えていくと、難しい将来計画だろうなと、このように考えながらそれぞれ意見をお聞きしながら将来の留真温泉のあり方について検討させていただきたいと、このように考えております。よろしくお願いいたします。

出典:浦幌町議会 平成17年第4回定例会 2005年12月11日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる