津別町議会 令和5年第8回定例会 2023年12月14日
エコタウンのまちづくりについて
2023年12月14日、津別町議会の一般質問で、山内彬議員が「エコタウンのまちづくりについて」質問し、町長 佐藤多一、教育長 近野幸彦、産業振興課長補佐 渡辺新が答弁しました。
- 質問者
- 山内彬 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、教育長 近野幸彦、産業振興課長補佐 渡辺新
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 山内彬
〔登壇〕 ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、先に通告の一般質問につきましてよろしくお願いしたいと思います。一つ目の質問事項でございますが、エコタウンのまちづくりについてであります。町長の今年度の町政方針で「地域内エコシステム」の構築を目指すとともに脱炭素・資源巡回型のまちづくりを推進して、「暮らしたい、魅力あふれるエコタウン」に到達できるように着実に取り組みを進めると言っております。そこで、次の点についてお伺いしたいと思います。2050 年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略によると、2050 年には発電量の約 50%から 60%を再生エネルギーで補うということを議論されておりますが、次世代社会に引き継ぐ住民、団体、事業者、そして町が一丸となって推進できるよう、津別町の新エネルギービジョンと「津別町エコタウン構想」(仮称)を策定するのは不可欠ではないかと思います。また、この取り組みについてどのように進めるのかお伺いしたいと思います。また、小学校におけるエコタウンの教育の現状はどのようになっているのか、教育長にお伺いしたいと思います。今、1番と2番あわせて質問しましたので、よろしくお願いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、いただいておりましたご質問の2項目について順次お答えさせていただきたいと思います。エコタウンのまちづくりについてでありますけれども、初めに一つ目のご質問としてエコタウンの目標達成に向けた住民、団体、事業者に対する取り組みの進め方についてご質問されておりましたので、この部分についてお答え申し上げます。ご承知のように「暮らしたい、魅力あふれるエコタウン」は、令和2年に次世代の町民の方々が中心となり策定された「津別町第6次総合計画」のキャッチフレーズであります。― 7 ―エコタウンとは、環境に配慮したエコロジーと林業・農業・商工業等の発展を目指すエコノミーの両立という意味を含んでおりまして、自然環境と経済面の両方を充実させることにより、今以上に「津別で暮らしたい」「津別は魅力にあふれている」と実感できるまちづくりを目指す計画であります。行政に関する計画は、策定過程そのものが自治の具現化であり、特に、総合計画はその名のとおり各種会計の最上位に位置づけられるものであることから、その計画の進捗状況は役場内部の内部評価と町民等による外部評価を行った後、議会への報告を経てホームページや広報を通じて公表しているところです。総合計画では、エコタウンとは環境だけに特化したものではなく、それも含めた六つの重点的な事業を展開し、くしくもSDGSの達成年でもある令和 11 年度を終期として、取り組みを進めているところです。その中での環境分野に関する主な取り組みとしては、木質バイオマス活用の促進と再生可能エネルギーの推進が計画されております。令和4年度の取り組みとしましては、ウッドロスマルシェの実証事業、木質バイオマスセンターの建設、北見河川事務所と河川支障木の有効活用に向けた基本協定締結、家庭用の太陽光発電やペレットストーブの導入に対する支援、北方建築総合研究所との庁舎暖房に関する省エネ運転調査などを実施しておりまして、外部評価においてもこれらの事業を引き続き行うべきとの評価がされているところです。ご質問の町民、団体、事業者それぞれの役割については、総合計画の中に「各主体の役割」として明記されており、計画に沿って行われているかどうかは、毎年内部評価はもとより外部評価が行われております。町としましても、再エネ勉強会や報告会での意見交換を実施し、広報での特集記事の掲載なども含め情報提供を行っているところであります。次に、二つ目の関係ですけれども、津別町エコタウン構想の策定についてであります。本町では既に平成 19 年にバイオマスタウン構想、平成 26 年に環境基本計画、平成 30 年に第3期地球温暖化対策実行計画を策定して、エコタウンの取り組みを進めているところです。具体的には資源循環型の地域づくりを目指し、家畜糞尿・生ごみ・下水道汚泥などの堆肥化、未利用木質資源を活用した木質ペレット・チップを製造し― 8 ―て公共施設への熱供給、家庭用ペレットストーブや太陽光発電の導入支援、小水力発電施設の設置による電力の確保と売電などを行っているところです。また、人口が減少する中、エネルギーの消費をさらに抑えるため、歩いて暮らせるコンパクトシティを目指し、「住生活基本計画」や「まちなか再生基本計画」を策定しまして実施しているところであります。したがいまして、今後とも総合計画とそれにつながる個別計画に基づき、一つ一つ実践し、「エコタウンつべつ」の充実を図っていく考えでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
答弁 教育長 近野幸彦
続きまして、小中学校における「エコタウンの教育」の現状について、私から答弁させていただきます。津別町の小中学校においては、総合計画の「エコタウン」の趣旨である自然環境と経済面の両方を意識しながら、さまざまな学習活動を展開しております。まず、小学校についてですが、1年生と2年生は生活の時間、3年生から6年生は総合的な学習の時間と社会科の授業の中で取り組んでおりますが、1年生では、ノンノの森自然探究活動、2年生では農業体験、商店の見学等、3年生では総合的な学習の時間において農業体験、木育授業、社会科で町内企業、工場等の見学を行っております。4年生では、総合的な学習の時間で津別の自然と観光、農業関係では酪農について学び、社会科でごみ処分場や堆肥センター、水源地や下水道管理センター等を見学しております。5年生では、総合的な学習の時間でオホーツクの自然についてと木育授業、6年生では北海道の自然について学んでおります。中学校においては、総合的な学習の時間の中で取り組んでおりますが、1年生では津別峠の雲海やノンノの森での体験学習、ペレット工場や丸玉木材のコージェネレーションシステムの見学、2年生では農業体験から食育までの学習、3年生では町内企業での職場体験を主な取り組みとしております。今後も各団体や企業の皆さまにご協力をいただきながら、環境学習や体験の場を拡充してまいります。
質問 9番 山内彬
〔登壇〕 今、町長のほうからご答弁いただきましたことにつきましては、私も承知しているところでございます。私が質問の中で申し上げたとおり、2030 年、2050 年というものが国のほうで、これは世界的なレベルなんですけども、日本の国としてもある程度目標を掲げて、それに進むという政策をこれから議論して、おそらく具体化されるのではないかと思います。それで今、津別町のそれぞれ個別の計画については私も承知して、進めているというのは報告含めていただいたところでございます。ただ、町長は町政方針の中で到達できるように着実に取り組みを進めたいというふうに述べております。個別計画ではそれぞれ進行形で進んでおりますけども、こういう背景の中で、町は一層このことについて積極的に取り組んでエコタウンの津別としての目標をやはり掲げるべきではないかなというふうに思います。それで、町のホームページの省エネルギーのところでエコタウンという部分がございますが、この一説によりますと、エコタウンは地域の皆さん一人一人が主役となって環境にやさしいまちづくりを行うということで、町のほうのホームページには出ているところであります。いわゆるこのエコタウンを実現するのには、地域の皆さん一人一人が主役というふうに考えておりますので、この総合計画を含めた個別計画はわかりますけども、この個別計画だけでは町民の方はなかなか理解するのは難しいかなというふうに思います。そういうことをかんがみて、総合的に総括的にひとまとめにした津別町のエコタウン構想をつくるべきではないかというのが私の質問の主旨でございます。あわせて世界の国がCOP28 で先日までやられておりましたけども、日本としてもこの 2030 年、2050 年のカーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略に沿ったおそらく政策がそれぞれ自治体にも降りてくるだろうというふうに思われます。そういうことを踏まえて、今までの個別計画と別にそれを元にした津別町の新エネルギービジョンと先ほど申し上げたエコタウン構想策定をすべきでないかと思いますが、再度お伺いをしたいというふうに思います。
答弁 町長 佐藤多一
世界的にも今、地球の温暖化を 1.5 度止めようということで、― 10 ―昨日ドバイでのCOP28 が終了いたしまして、そこで化石燃料からの脱却という言葉がはっきり出てまいりました。これは日本でも京都議定書もありましたし、それ以降、世界的にもさまざまな取り組みがされています。それに連動する形で、町もご承知のとおり計画をもって進めてきております。それが津別町地球温暖化対策実行計画というものでありまして、これはホームページにもアップしていまして、その期間内のトータル、それから毎年毎年どれくらいのCO2が削減されていったかというのを数値化されたものが、そして目標に対してどうなっているのかということは町民の皆さんに公表しているところです。それでいきますと津別のほうでは、この計画というのは平成 20 年に立てております。その時に5年間で平成 18 年をベースにして、そこからCO2を6%削減しようということで計画を立てたのが第1期であります。計画の最終年では6%の目標に対して 24.9%の削減をしております。それから第2期は、これは平成 25 年をベースにして、平成 29 年度をその期間中に平成 18 年度を同じく基準年として、第2期の部分でいきますと 18%削減目標を立てまして、これに対して2期が終了した時点では 40.6%の削減を達成しているところであります。これはやはりペレットボイラーの導入だとかそういったことが化石燃料からの脱却、まさしくそういう形で、これは大きく貢献しているということがはっきりしているところです。また照明だとかOA機器だとか、暖房だとか公用車だとか、さまざまな部分も燃料の抑制を行ってきているところです。今、第3期なんですけれども、この部分につきましては第3期は平成 25 年を基準年として平成 30 年から平成 42 年までの 13 年間を目標として、今まさしく進めているところでありますけれども、ここの目標は、この 13 年間で 26%削減しようという目標を立てているところでありますけれども、既に令和3年の段階では 24.69%の削減がされているという状況ですので、これはもう4年、5年、今年の中で目標は十分クリアしていて、さらに削減がされていくという形になっているかと思います。これは環境省のホームページにも津別町の分を見れば、もちろん私どものところのホームページでも見られますし、環境省のところでも出ております。津別町の目標年をいつにして、期間はいつで、どれぐらいを目標としていて、今どういう状況になっているのかというのも環境省でアップされておりますので、町民の皆さまにもぜひそういう情報もホームページの中にも満載しておりますので、見ていただければ、― 11 ―そうか、そういうふうになっているのかということがわかっていただけるかなというふうに思います。何をどう削減してきたのかというのも詳しく載せておりますので、今後ともそういう形で今ある、実行計画をもっておりますので、それに基づいて進めてまいりたいと考えております。
質問 9番 山内彬
〔登壇〕 脱炭素について町長が今述べられた実績についてはわかりました。津別としては非常に進んでいるというふうに感じております。そこで、私が趣旨として、この質問の内容ですけれども、脱炭素プラス再生可能エネルギーについて、電力ですけども、今は脱炭素で熱源となる化石燃料は、町長に今実績についていただいたのですけども、これから今、国が発電量を 2030 年には 36%からということで、2050 年には 50%から 60%という議論をされておりますけれども、こういうことを考えると、熱源についてはカーボンニュートラルである程度これから進めていくのはおそらく町としての山林含めた森林の町としては当然これからやっていかなきゃならない、ただ発電量についてどうするのかと、それで今、津別町内にも家庭の太陽光発電については町の助成含めて各家庭である程度整備されて、60 件ぐらいいっているかなと思うんですけども、ただ町内に多く見られる産業用の太陽光発電について、これから町も力を入れていくべきでないかなというふうに考えられますので、そのあたりを町民含めて、これから熱源のこともそうですし、一人一人が省エネについて認識を深くして、それぞれ個々の家庭含めて、産業を含めて取り組んでいくことがエコタウンのまちづくりではないかなと思います。そういう思いをわかりやすい個別計画はわかるんですけども、町民が一目で見てこういうものだと、そういうものをつくってはどうかということでございますので、それあたりを考えて、今後、町として取り組んでいただきたいなと思います。それで今、津別のメガソーラー、いわゆる産業用発電というのはどれぐらい件数があって、容量としてどれぐらいの容量が設置されているのかお伺いしたいと。それからもう一つ、津別は化石燃料を使用している公用車がほとんどですけれども、これから電気自動車、いわゆる次世代の電気自動車の導入を推進する考えがあるかどうかあわせてお伺いしたいと思います。― 12 ―
答弁 産業振興課長補佐 渡辺新(産業振興課長補佐は2026年3月まで)
私のほうから町内の太陽光発電施設についてご回答申し上げます。まず町内に太陽光発電設備につきましては合計で 102 件ございます。このうち先ほどおっしゃられましたいわゆるメガ発電、1,000 キロワットを超えるものにつきましては2カ所で、これにつきましては出力を合わせますと 2,890 キロワットとなります。以上、よろしくお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
電気自動車の関係ですけれども、来年度、今、予算の主要事業の中で、具体的にはこれから予算編成に入っていくわけなんですけれども、町内2カ所ほど充電器、これは設置を検討したいなというふうに思っていますけれども、2カ所やるかどうかは別にして、そういう何て言いますか対応する会社のほうからもセールスにさまざま来ていまして、特に道の駅、ここにやはり最低でも1基は設置をしていきたいなというふうに思っているところです。町のほうの車については、ハイブリッドだとか、それからできるだけ燃費のかからないものということで今使用しておりますので、それがまだ使える部分についてはそのまま使っていこうと考えていますし、それから、かつてのように全て大きなものといったらあれですけれども、軽自動車化も進めているところです。できるだけ燃費のいいものをということで買ってやってきておりますので、今後について電気自動車も当然頭に入っておりますし、近隣の町村でも1台、2台ということでテストケースという形も含めて入れているのは承知しておりますので、時期が来ましたら町のほうでも電気自動車の導入を考えていきたいというふうに思っております。
質問 9番 山内彬
〔登壇〕 津別のメガソーラーについて2件ということでご回答いただいています。ご存知のとおり、この太陽光発電の施設は原野だとか雑種地だとか、そういう所を選んでおそらく設置されているかと思います。この用地についても津別町内では限られているかと思います。条件がいろいろあろうと思います。私は6月の一般質問で町有遊休地についてお伺いしたところです。それによります― 13 ―と、町も使われていない遊休地がこれだけあるということで回答いただいておりますが、町としてもこのソーラーの発電のために町有地を解放することを考えてはどうかと、そういうことを今後検討してはいかがなものかと思います。なぜかというと、おそらくこれから遊休地もどんどん増えてくるかと思います。なかなかこの用途については難しいものがありますので太陽光発電が国でこういうふうに示して推進するということであれば、それなりの事業者も増えて町にソーラーの設置をこれから推進可能ではないかと思いますので、それあたりについての考え方についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
太陽光の発電施設については、これは議員もご承知のとおり賛否両論あります。議員は設置したらどうかということでありますけれども、景観上の問題を含めてどうなんだろうということで考えておられる議員さんもおられることも承知しておりますし、また、まちづくり懇談会等々でも草がぼうぼう伸びて非常にあれはやはり撤去させるべきではないかという、そういうお話も時々出てまいります。そういったことも含めて考えていきたいなというふうに、一切だめということではなくて、そういう意見も組み入れながらすべきかどうかというところも考えていきたいというふうに思いますし、冒頭に申し上げました、昨日終わったCOP28 でも再生可能エネルギーを 2030 年までに3倍にするということも決議されたようでありますので、津別町の場合は、これまで木質でずっと続けています、町の特性としてそういうふうな形をとっておりますけれども、太陽光、あるいは水力、風力さまざまありますので、トータルでそのほかの取り組みをやるとすれば、この町として何が適していて、どれが合意を得られるのかということを考えながら決めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 山内彬
〔登壇〕 よく検討をさせていただきたいというふうに思います。次に、先ほど教育長から学校のほうのエコタウン教育についての現状についてご回答をいただきました。私も初めて津別の小中学校含めて取り組んでいるなというふう― 14 ―に感じたところです。そこで、小学1年から取り組んでいるということでご回答をいただいたんですけれども、このエコタウンの関連についた総合学習含めたこの体験、いろんな形でやられていると思いますけれども、この子どもたちの反応というのか、どういう形で評価されているかわかりませんけれども、子どもたちに感想を書かせているのか、若しくはこれについて議論をされているのかどうか、それあたりについてお伺いしたいと思います。
答弁 教育長 近野幸彦
) 現状としては先ほどお話ししたとおりですけども、長年継続している中でいろいろな内容が増えたり検討しているんですけど、今、具体的に子どもに感想をとったりとかそういうことはないですけども、いろいろ先生の結果の感想でありますとか、今、教育専門員がCSのコーディネーターとして関わりながらもやっていますので、その中でまたその結果の報告も教育委員会にもありまして、そういったものも含めまして今後につなげていくという内容でありますけれども、基本的には先ほど説明した町としてやっている部分もあるんですけど、学習指導要領の中にも各科目に全てにわたって環境の部分がありますし、また来年からは小学校の教科書も新しくかわるということで、この世界的な情勢や日本の情勢の中でそういった環境の部分も含めて大きく取り上げられているということで、そういったことも含めてまた先ほど説明させていただきました内容も今後も少しずつかえながら考えていきたいなと思っております。
質問 9番 山内彬
〔登壇〕 このエコタウンのまちづくりについて、一つご検討いただきたいというふうに思います。