みんなの議会

津別町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月15日

津別町バイオマスタウン構想の推進について

2021年12月15日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「津別町バイオマスタウン構想の推進について」質問し、町長 佐藤多一、産業振興課長 迫田久が答弁しました。

質問者
高橋剛 議員
答弁者
町長 佐藤多一、産業振興課長 迫田久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 高橋剛

〔登壇〕 それでは、議長より発言のお許しをいただきましたので、先に通告をいたしました件につきまして質問を始めさせていただきたいと思います。質問項目は、津別町バイオマスタウン構想の推進についてということでございます。第 207 回国会におきまして、岸田首相が所信表明演説の中で、2050 年カーボンニュートラルに言及をされました。津別町では、平成 20 年「津別町地球温暖化対策実行計画」を策定しており、目標以上の温室効果ガスの削減を達成しております。その要因の一つとして、「津別町バイオマスタウン構想」の推進があげられますが、本計画はおおむね5年を目途といたしまして、計画の見直しを行うものとされております。そこで、次の点についてお伺いをいたします。今後の計画の考え方と取り組みの方向性についてお伺いをしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、津別町バイオマスタウン構想の推進についてお答え申し上げます。平成 19 年3月に策定しました「津別町バイオマスタウン構想」は、町内から排出さ― 39 ―れる家畜糞尿・生ごみなどを堆肥センターで処理して農地に還元することと、町内合板会社の木質バイオマス発電施設とも連携し、農業資源、林業資源、家庭や事業所から排出される有機資源廃棄物を活用した循環型社会を構築することを目的に作成したものであります。平成 20 年6月に策定した「津別町地球温暖化対策実行計画」につきましては、平成9年に開催された地球温暖化防止京都会議において、「京都議定書」が採択され、その後、これを受けた「地球温暖化対策推進に関する法律」が公布され、平成 20 年7月には「北海道・洞爺湖サミット」が開催されたことから、これを機に本町において策定したものであります。この「津別町地球温暖化対策実行計画」は、公共部門の事務事業を対象とする計画であり、5年を一区切りとして進めているところですが、平成 18 年度を基準年とし、6%の削減目標を設定しています。第2期の終了年である平成 29 年度末で、既に 44.7%の大幅な削減を実現しており、今年度は第3期が終了する年度となっております。このため、環境に関連する各分野の計画等を有機的に結びつけ、平成 26 年3月に策定した「津別町環境基本計画」に関連させながら、さらなる削減を進めるため第4期の計画を策定する考えでありますのでよろしくお願いいたします。

質問 8番 高橋剛

〔登壇〕 今回、このテーマなんですけれども、私自身6月の定例会におきまして木質バイオマスの政策についてということで質問をさせていただきました。木質バイオマスセンターのことですとか、ペレットなどについて質問を行いましたけれども、今回の質問というのは、それに付随するといいますか、追加をするような質問をさせていただければなと思っております。これも繰り返しにはなりますけれども、6月にも申しましたけれども、町長が町が今進めておられる木質バイオマスの政策ですとか、地域内エコシステムですとか、こういった施策に関して私自身強い関心を持っておりますし、この施策を進めることに私は賛成であります。理由といたしましては、細かいのはいろいろあるんですけれども、大きいところは― 40 ―大体三つぐらいありまして、一つには、今まで捨ててきたものをエネルギー源として活用すると、このことは、SDGSの取り組みにも合致いたしますし、また、そのことというのは世界的な潮流とも合致すると私は考えております。支持する二つ目の理由なんですけれども、こちらのほうは第一次産業が主産業であります本町にとって、政策が非常に合致しているのではないかなと考えることでございます。三つ目の理由といたしましては、これも6月に申し上げましたけれども、この施策というのは、津別町を特徴づける施策なのではないかなと考えております。このことは、対外的に津別町をアピールする場合、津別町を紹介する場合に非常にポジティブなイメージとして対外的に伝わるはずでございます。ですから、そのような理由として私はこのような施策を町が進めていくことには賛成をしているわけでございます。そんな中で、各自治体がそれぞれ事情にあわせまして、さまざまな取り組みをしております。今、ご答弁でもございましたけれども、津別町は平成 20 年に津別町地球温暖化対策実行計画を策定しております。もう 10 年以上前の古い計画なんですけれども、このことは裏を返せば、早くから津別町がそのような取り組みをしてきたということなのではないかなと考えております。その結果といたしまして、先ほどもございましたが平成 18 年、こちらのほうを基準年として6%の削減目標ということで、それに対して平成 29 年度末で 44.7%ということで、非常に大幅な削減を実現しております。非常に素晴らしいことだなと思っております。また、この削減を達成できたのは、バイオマスタウン構想が大きな役割を果たしたなと思うんですけれども、先ほども言いましたとおり、もとの計画というのが古いということもありますが、今現在、津別町で進められている、例えば津別町モデル地域創生プランですとか、そういうことがまた今、現在走っているわけですから、そういうことが非常に重要になってくるのではないかなと考えております。また、それを具体化した計画というのも進んでおりますが、バイオマスセンターですとかキノスのボイラー、こちらの進捗状況というのが重要になってくるのではない― 41 ―かなと私は考えております。そこで資料のほうも見させていただいたのですけれども、工期ですとか事業の予定ですとか、さまざまなことが書いてあるんですけれども、少し当初の予定よりは計画が金額的には膨らんでいるのかなというのもございます。このことに関して、現在のこのバイオマスセンターですとかキノスのボイラーに関しまして、進捗状況、どこがどのように進んでいるのか等々ございましたら、そのあたりをお答えいただければと思います。

答弁 産業振興課長 迫田久(産業振興課長は2024年3月まで)

今のご質問についてお答えいたします。本年度、木質バイオマスセンター実施設計業務と木材工芸館木質バイオマスボイラー導入事業に対しまして、実施設計業務を発注しております。そういった中で、今、中間といたしまして産業福祉常任委員会の中でも報告はさせていただいておりますが、概算事業費が出てきておりまして、まずバイオマスセンターにつきましては、5億 914 万 6,000 円というような形の概算事業費となっておりますし、木材工芸館、木質バイオマスボイラーの導入事業につきましては、概算事業費で 8,904 万 5,000 円というふうな形で事業費が出てきているところでございます。これにつきましては、まだ事業の中間報告というふうな形になっておりますので、今後まだ精度を高めていきたいというふうになってきております。図面等々につきましても、ある程度、産業福祉常任委員会のほうにはお示しをさせていただいていることをあわせてご報告申し上げます。

質問 8番 高橋剛

〔登壇〕 内容も見させていただければ、これに関しましては、今、課長のほうからお話もございましたけれども、今後、産業福祉常任委員会で話し合われる予定ということでお伺いをいたしておりますので、各委員とよく話し合っていただければなと思っております。ただ、これに関して私本当に1人、個人の考えを述べさせていただくならば、この事業の主眼というのは、すみません、この事業といいますか以前お話をお伺いした時に、地域内のエコシステムのお話をお伺いした時に、主眼というのは採算をとること― 42 ―ではなくて、山林の環境ですとか整備、あと美化を図って、そういうのを進めていくということが主眼になっているということでお伺いをいたしております。そのことを考えあわせれば、多少お金がかかったとしても私はやるべきだと思っております。理由は、先ほど三つ述べましたけれども、その理由とやらない場合、そのことを天秤にかけた場合、私はやるほうがメリットが大きいというか、津別町のためになるんじゃないかなと考えますので、私は進めるべきなのではないかなと感じております。ただ、今お話をお伺いしましたけれども、やはりお金に関しては、当初の予想よりもかなり多いということでお話をお伺いいたしましたので、やはりこの計画自体を見るとお金がかかり過ぎるのではないかですとか、もう少し規模を縮小したほうがいいのではないかという方が、やはり町民の方の中にもいらっしゃる、出て来られる可能性があるのかなと考えます。そこで一つ提案をさせていただければと思うのですが、それは町民の方の理解を深める仕方なんですけれども、広報のやり方という言い方をしても構わないかなと思うのですが、現在、町はさまざまな方法で、例えば広報ですとか、あとはホームページですとか、デジタルサイネージですとかさまざまな媒体を使って津別町は情報を流しておられます。ですけれども肌感覚として、やはり1番よいのではないかなと思うのは対面による説明というのが1番やはりよいのではないかなと私は思います。まず対面ですと、町側の考えですとか伝えたい情報だけではなくて、非常に熱意でしたりですとか、やる気でしたり、そういったものも同時にお伝えすることができるのかなと、そのように感じております。そして、また受け取る側、説明を受ける側も、その時点でわからないことがあれば質問ができたり、そういったようなメリットがあるのではないかなと思います。それで、一つの例といたしましては、この木材関係の一つの例といたしましては、先日、開催されました再エネ勉強会というのがございました。私も参加させていただきました。いろいろお話をお伺いしたのですけれども、三十数名の方が参加されていたということで非常に熱気もありましたし、この事業の目的ですとか、あとマルシェ、ウッドロスマルシェ、こちらの説明とかもございました。内容を参加されていた方はよく理解されたのではないかなと思います。参加されていた方は、これは私の肌感覚― 43 ―ですけれども、非常に前向きな感じを受け取りました。そういったようなことで、やはり広報を一方的にする媒体よりは、相対してフェイストゥーフェイスでやることというのは非常に重要なのかなと思いました。そこで一つ質問させていただければと思うんですが、今後、このようにお知らせする方法で、ぜひとも私はこういう住民参加型の説明会等々を開いていただければ、そちらのほうがよいのではないかなと思うんですけれども、今後のお考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

今後の、また説明会等々の関係でありますけれども、この関係に限らず、できる限りまちづくり懇談会もそうですし、いろんな形で直接対話ができるようにということで、この間進めてきているところです。今、ご質問の関係でいけば、この部分についてもこの間、34 名ほど勉強会に集まっていただきましたけれども、これもバイオマスタウン構想の時から何度もやっております。そこにもそれぞれ町民の方が参加されて、その連続の中の一つとしてなって位置づけられております。この部分については、今、予定では森林バイオマス利用推進協議会を2月2日に開催する予定というふうに聞いておりまして、報告会については、その月、2月の下旬ないしは3月の頭にまた報告をさせていただくというふうに考えているというふうに協議会から聞いておりますので、そこでまた住民の方に周知をいたしまして、多くの方々に参加していただければありがたいなというふうに思っております。

質問 8番 高橋剛

〔登壇〕 今後もこういうことを積極的に進めていくというお答えだったかと思いますので、これに関してはぜひともよろしくお願いをしたいなと思っております。次に、このエコシステムですとか、今、お話ししていたエネルギーの循環のシステムですとか、これの未来図というか、先のことについて少しお話しさせていただければなと思います。私は、先ほどから申していますとおり、この事業を進めることは賛成であります。― 44 ―今からさらに、先ほどのお話もありましたけれども、ボイラー等々の計画もこれから進んできて、具体的に決まってきたら、そちらのほうをどんどん進めていくという形にはなろうかと思います。そこで一つ質問させていただければ、さらに何かやることは考えていらっしゃるのかどうか、ほかの地域、先進事例等が何かあった場合に、それを津別でも取り入れることができるのかなというような事例があった場合に、津別は取り入れていかれるお考えがあるのかどうか、お聞かせいただければと思います。

答弁 町長 佐藤多一

具体的にこれ以降というのはまだはっきりはしておりませんけれども、要は、ご質問は津別町地球温暖化対策実行計画、これは5年ごとに更新されて、そして今度、来年から次の4回目の第4期の計画をこれからつくるというところであります。そこからまた5年の中で、さらにCO2を削減するのにどのような取り組みをするのかということになるかというふうに思いますけれども、答弁でも申し上げましたとおり、この計画自体が町民全体に対する計画ではありませんで、公共施設の維持管理を含めた、そこのところの計画になっております。つまり、端的に言えば、役場だとかそういうところでCO2がどれぐらい排出されているのかということ、それらは計算上、当時出ていますので、それに対してどれぐらい削減されてきたのかって非常にわかりやすくやってきているところです。それは大きく目標値の6%を 44%まで落とした最大の原因は、ペレットボイラーの導入です。これを重油、あるいは化石燃料からこれに置き換えたということが最大の要素になっていまして、極端な数字で減少していっているというのが事実です。これを踏まえて、であればこれをさらに公共施設の中で拡充していきたいということが基本にありますので、キノスの部分に次に取りかかっていくという状況になっていますし、さらにペレットからチップという、より安価なものにも挑戦していこうということでありますし、これから進められていくまちなか再生の中の建設の中でも、できる限りこういう木質バイオマスの活用をぜひお願いをして、そしてさらにCO2を削減していきたいと考えているところですので、よろしくお願いいたします。

質問 8番 高橋剛

〔登壇〕 最後に私の意見を述べさせていただいて終わりにさせていただこうかなと思っております。今、町長にご答弁いただきましたけれども、公的な部分で非常に津別は大きな実績、結果を残しておられます。当然、このような取り組みというのは、ほかの自治体もいろいろ考えているなということがございまして、これは例えばなんですが、中身を見ると津別町とやっていることは非常に、ボイラーを換えるとかいろんなそういう中身があるのですけれども、2050 年の二酸化炭素排出量実質ゼロ表明自治体というのがございまして、これは今年の 11 月 30 日現在なんですが、自治体の数でいうと 492 自治体、40 都道府県で 295 市、14 特別区、119 町、24 村ということで、492 の自治体が二酸化炭素を実質ゼロ、これを表明された自治体ということになっておりまして、北海道だけでも札幌ですとかニセコですとか、22 の自治体が表明をされております。もちろん、これに関しては、自治体それぞれのいろんな事情ですとか中身もありますので一概に津別町も目指したらどうでしょうとはなかなか言えないのですけれども、こういった今、非常にやはり環境はトレンドだと思いますので、取り組んでおられるという自治体がたくさんあります。ただ先ほどから話しているとおり、津別町は、取り組みも早くて、実数、結果も出しているわけですから、そのことというのは津別の町民に一つの誇りというか、うちの町はこんなことを取り組んでいるというのは町民は非常に前向きな気持になると思います。ですから、冒頭でも申しましたけれども、今、カーボンニュートラルですとかゼロカーボンですとか、非常によく今使われることですけれども、津別町自体も今の現状に、さらにこういう地域内エコシステムもそうですし、先ほどから申していますとおり、公的な排出量をさらに減らす、このようなことを、ぜひ今よりも一層進めていただいて、津別町の町民の誇りの一つになっていけばいいなと私は考えております。以上です。最後、何かあれば一言いただければと思います。

答弁 町長 佐藤多一

今、国のほうで 2050 年にCO2をゼロにすると、そういう形で出ています。それに対する宣言をするオホーツク管内でも確か一つ出ているという― 46 ―ふうに思いますけれども、今、津別町についても宣言をしようということで考えておりまして、そして今、環境省のほうで 2030 年までに、それに向けた取り組みを全国で100 の自治体といいますか、そこに目標を定めて先行する地域、それを求めているところでありますけれども、そこにも応募していきたいなというふうには考えているところです。これまでも、実はこういう形が国のほうで出ますと、早速ですけれども、この脱炭素先行地域の中で書かれているのが、地方自治体や地元企業、金融機関が中心となりということなんです。環境省を中心に、国にも積極的に支援しながら少なくとも 100カ所の脱炭素先行地域で地域特性に応じて脱炭素に向かう先行的な取り組みを実行するということでありますけれども、この金融機関、もう早速何度も来ています。東京のほうから、あるいは札幌のほうから、津別町のこれまでの取り組みというのもそれなりに調べて、ここの町とは可能性があるんじゃないかと手を挙げるということは、それなりに下地が必要ですので、さあこれから始めようというのではなくて、既にいろんなことを取り組んでいるということで、そこのところが調べられたんだというふうに思いますけれども、どのような形で連携できるかっていうのがまだわかりませんけれども、今WEBで会議をしたりとか、東京のほうとも会議をしたりとか、実際に来てくれたりとかというのはありますけれども、これに向けて一緒にやれるところはしていきたいなというふうに考えているところです。ただ、この取り組みの中で、やはり町村長の中では、やはり疑問をもつところもあります。それはなぜかと言いますと、その先行地域 100 ということになると、そもそも環境省の言うことといいますか、脱炭素ということでCO2を削減していこうという取り組みは、先に走る人を応援するよというやり方が果たしていいのだろうかという疑問も町村長の中にあります。むしろ津別町はこれだけだとか、お隣の町はこれだけだとか、東京はこれだけだとか、それぞれが削減の目標をもって、それに向かって全自治体が一緒に行動していくというふうなことが本来ではないのだろうかという、そうしなければ、これだけ日本の人口は減っていますけれども、世界の人口はどんどん増える中で、牛も含めてCO2排出量が多くなっていると、そういうことがよく言われていますけれども、日本全体で取り組まないと、先行地域だけで取り組むということで― 47 ―は事足りないのではないかと、先行するということになれば、請負い手っ取り早し太陽光に頼らざるを得なくなって、そういう危惧というのもこの間いろいろ議論されていまして、そういう状況も承知は私自身もしておりますけれども、津別としては、これまでやってきた実績等々がありますので、これをベースにして、今後もこの脱炭素の取り組み、そしてそれに協力していただける機関だとか、それから助成金だとか、そういうものは有効に使わせていただきたいなと考えているところです。

出典:津別町議会 令和3年第10回定例会 2021年12月15日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる