津別町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月18日
地域公共交通活性化協議会設置に伴う町の考えについて
2020年3月18日、津別町議会の一般質問で、巴光政議員が「地域公共交通活性化協議会設置に伴う町の考えについて」質問し、町長 佐藤多一、建設課長補佐 石川勝己が答弁しました。
- 質問者
- 巴光政 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、建設課長補佐 石川勝己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 議長に発言の許しをいただきましたので、通告に従いまして発言させていただきます。総体として大きく一つなのですけども、地域公共交通活性化協議会設置に伴う町の考えについてであります。令和2年度第1回津別町議会定例会において、津別町地域公共交通活性化協議会設置条例が制定されました。昨年の 11 月 12 日より今年の2月7日までの火曜日と金曜日の 24 日間、1日5便の巡回ワゴン実験運行が行われましたが、次のことについてお伺いいたします。①としまして、実験運行結果を受けて町はどのように評価し、協議会に提案するか、その方向性についてお伺いします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは地域公共交通活性化協議会の設置に伴う町の考え方ということであります。まず一つ目のほうで、今回、実証実験の結果をもとに協議会の提案内容についてということであります。今定例会初日に議決をいただきました「津別町地域公共交通活性化協議会設置条例」に基づきまして、令和2年度において協議会を設置し、本町における持続可能な地域公共交通について、委嘱委員の方々にご議論をいただき、「津別町地域公共交通網形成計画(以下、網形成計画)」を策定することとしています。具体的には、平成 30 年度より為国アドバイザーとともに取り組んできました調査、実験、分析、検討の結果や、そこから見えてきた課題、さらには今国会に提出されている「地域公共交通活性化再生法」の改正等、国の施策の変化なども勘案し、「網形成計画」に反映させていくこととしています。このため、町から協議会に対して今回の巡回ワゴン実証実験の結果をもって、このような方向で進みたいという案を提示することは考えておりません。「網形成計画」は、津別町における持続可能な地域公共交通の指標となるものであり、市街地の巡回路線のみならず、地域間幹線交通となる北見バス路線のほか、まち― 7 ―バス、タクシー、福祉有償運送など、あらゆる交通手段を総動員させる公共交通のマスタープランでありますので、一つの手段や一つの方法だけについて議論していくものではないということをご理解願いたいと思います。なお、今国会に提出されています「地域公共交通活性化再生法改正案」において、「地域公共交通網形成計画」を「地域公共交通計画」に改称し、自治体による作成を明確化するため努力義務化をうたっておりますので、あわせてご報告させていただきます。以上であります。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 平成 30 年度よりアドバイザーとともに取り組んできた結果や、そこから見えてきた課題、今国会に提出されている地域公共交通活性化再生法の改正等の変化なども勘案し、網形成計画に反映していくことで実験結果をもって案を提示する考えはないということがわかりました。ただ、実証実験結果から、案の提示の考えはないとはいえ、評価をして網形成の一つの資料になるのではないかなと考えます。実験運行結果から見ますと、1日当たり16.8 人、1便当たり 1.7 人の実績になりました。これは予想通りだったのかもお伺いしたいと思います。今後の町の考え方で、どう分析するかを考えることも重要だと思います。分析結果を共通認識として押さえておく必要があり、考えるべきと思いますので、その辺を伺いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
30 年、そして令和元年、2年続いてきています。最初の1年目のときには皆さんにも為国アドバイザーからの業務報告、これは委託をしていますので業務報告書が分厚いものが出てきます。それは皆さんのお手元にも配布されておりますし、またコンパクトなものも町民の皆さんにお配りをしているところでありますけれども、今回2年目ということで、今月この業務報告書、2年目の報告書が提出されてきます。そこには実証実験を行ったことについてもいろいろ検討がなされてきますので、それらを見て、そしてそのことも新年度で設置されます協議会、そこで実証実験の結果なんかも報告されて、そしてそれはタクシーの部分だけの話であります― 8 ―ので、そうではなくて、もちろん高齢者のための部分が中心になってきますけれども、公共交通全般ということも含めていきますと、インバウンドの二次交通の問題だとか、そういったことも含めて議論がされていくということになると思いますので、それはついこの間出てきたところですので、それらをまた協議会にも報告をしながら利害関係者もその協議会の中に集まってまいりますので、さまざまな議論が進められながら形づくられていくものと考えています。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 了解しました。その関係でもあるのですけども、今回の無料実験結果から津別ハイヤー会社への影響についてお聞きしたいと思います。
答弁 建設課長補佐 石川勝己(建設課長補佐は2020年3月まで)
今回の実験に伴っての津別ハイヤー会社への影響ということでのご質問にお答えしたいと思います。直接的に会社のほうと、この間、当初実証実験を行うにあたり影響が出るかもしれないけども協力願いたいということで快諾を得た上での実験となっています。実験が終わった後、会社のほうに影響があったかお伺いしたところですが、影響はゼロではないと、数名、今まで利用されていた方が巡回バスに乗っていたのを見たのでゼロではないと思うが、大きな影響ではないということで聞いております。以上です。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 了解しました。そういうことを踏まえて次、②に移っていきたいと思います。令和元年6月定例議会の私の一般質問の中で、町長は「アドバイザーと住民の意見交換において、ドアツードアのタクシー利用の期待が多いとされ、利用促進につながる可能性を検討することに基づき、今年度はどのような内容で行えるか、事業主体(ハイヤー会社)とも協議を行いながら方向性を定めていきたい」とおっしゃられておられました。その後のハイヤー会社さんとの協議の内容についてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
昨年6月議会答弁後の関係でございますけれども、先の答弁と重複いたしますけれども、昨年6月定例議会の一般質問において、高齢者へのタクシー利用助成券の発行についてご質問がございました。地域からハイヤー会社がなくなりますと、高齢者の足の確保のみならず、まちバスやスクールバスの運行委託にも大変な影響が出ます。このため、タクシー助成による利用促進につなげる検討とともに、今回行った巡回ワゴンの実証実験により、タクシーにかわる交通手段としての可能性についても検討しているところであります。こうした検討にあたっては、それぞれメリット・デメリット、他自治体の取り組み状況、社会問題となっている運転手不足、新たに事業を実施する場合の制度設計と町の負担額の推計、「地域公共交通活性化再生法」の改正内容などを総合的に考えていく必要があり、これらにつきましては、今後設置する協議会に報告し協議していただくこととしています。したがいまして、昨年6月以降、ハイヤー会社との個別の協議は行っていませんが、ハイヤー会社は協議会の構成委員に委嘱することとしていますので、この中でさまざまな立場の方々から多角的な議論がされるものと期待しているところでありますので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 ハイヤー会社さんから直接には聞いてはいないけども、今後、協議会に含まれていて、その中で協議を進めていくということです。そのことを了解しました。それで、総合的に網形成を含めた中での協議を進めていくということなんですけども、町民の願いは、どちらかと言えばタクシーの活用を望んでいると考えられます。私どもの党の津別支部では、次のような署名活動を行っておりますが、現在、新型コロナウイルス感染対策の関係で活動をストップしていますが、現在 300 名近い方の署名をいただいております。その内容なのですけども、一つ目としまして津別ハイヤー利用の際に 300 円の助成券を発行する。二つ目に、当面 75 歳以上の津別在住者で希望する人を対象とすると。三つ目は、発行枚数は当面月に6枚、年間 72 枚とするというような内容であります。お年寄りが通院や買い物を中心とした外出への経済的負担軽減を求めるものであります。今後、この署名を町に届ける予定でいますけれども、グ― 10 ―リーンマートさん、セイコーマートさん、セブンイレブンさんに回収箱を置いてもらって、その受け付け窓口とさせていただいたところです。そのほか直接、私の所に届けてくれた人もいますが、自主的に持って来てくれたという人が 40 人ほどおりまして、町民の期待の大きさが感じられるところであります。主に歩いた中での話では、「家では年寄り二人なので助かります、ぜひ実現してほしい」とか、「今は車に乗っているが、いつまで乗れるかわからないので助かります」具合が悪かった時があって、救急車を呼ぼうとしたけども、呼ぶまでもないと思ってハイヤーを利用した方は「こういうのがあると助かります」とか、「このままでは、津別に住めなくなるのでぜひ頑張ってください」とか、「タクシーを使うと 700 円以上かかるので、ぜひお願いしたい」とか、「バスで8時半に来ても、帰りの便が合わず昼になってしまう。安く利用できたら助かります」とか、「高齢者の方が多くなっていますね」という若い人からの声、「巡回ワゴンは、ほとんど人が乗っていない」というような多くの声の中で賛同の声も多く寄せられています。また、若い世代の人からは、より積極的な賛同を感じ取れました。一部のお年寄りからは、「タクシーはだめだ」という声もありましたが、これらの声をぜひ町民の答えということで検討を進めてほしいと考えていますので、よろしくお願いします。
答弁 町長 佐藤多一
今、法律の改正案が国会に出ているところでありますけれども、その法律の改正案が提出されるにあたって、交通政策審議会というのがありまして、国の機関ですけれども、交通体系分科会から取りまとめをした内容がインターネットの中でも見られるわけなのですけれども、その中に、今回タクシーの一層の活用という部分が初めて出てきています。こういうことが法律の中で載ってくれば、網形成計画をつくっていくことによって、タクシー助成に対する補助金が期待できるような形になってきます。そういうことも含めて、今国会の提案されている、可決をその部分はしてほしいと思っているわけなのですけれども、そういったことの動きも含めて、これはアドバイザーの方も、それから各交通事業者の方たちもよく承知している話だと思いますので、そういった情報、それから巴議員さんのほうで集められてきた部分、これから町のほうにも要請書という形で出てくるのだと思いますけれども、そ― 11 ―れらも協議会のほうにもお渡しをすることになると思いますので、そういったことをトータルしながら町の網形成計画をつくっていこうと考えているところです。名前については先ほども申しましたけれども、多分、網形成計画から地域公共交通計画になってくるのかなと思いますけれども、既にもっている自治体もありますので、それは負担がかからないようにするということも記述されておりますので、いずれにしても、こういう地域の足を守る公共交通、それとさらに積極的に外から来るインバウンドの対応策というようなことも含めて交通計画がつくられて地域の活性化につなげていくような形になっていくと思いますので、そのような形で協議をされて、そしてそれはまた私のほうにも報告されてくることになりますので、それをしっかり受け止めて、今年度は、そのことについて、例えばタクシーの助成についての予算も何も取っておりませんので、来年度に向けてということになるかと思いますけれども、その計画の中を参酌しながら具体的なことについては、来年度以降、対応していくという形になってくると考えております。
質問 8番 巴光政
〔登壇〕 今の答弁で、前向きな回答だというふうに受け止めております。この網形成も含めた網というか、タクシーの割引の網の空いた部分をぜひ活用していただきたい。そして早急に実現できたらと思いますので、そのようなことで私の質問を終わらせていただきます。