津別町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月18日
要求水準書をどのように作成するのかについて
2020年3月18日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「要求水準書をどのように作成するのかについて」質問し、町長 佐藤多一、住民企画課長補佐 加藤端陽が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤久哉 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、住民企画課長補佐 加藤端陽
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先の通告に従って一般質問を行いたいと思います。まず複合商業施設について、アンテナショップをどのように経営していくのか。また、要求水準書をどのように作成するのかについてお尋ねしたいと思います。現在、津別町は、複合商業施設の整備を計画中ですが、アンテナショップについての疑問点を正したいと思います。アンテナショップを計画するにあたっては、住民アンケート等の「町内で特産品が気軽に買える店があったらよい」という意見などを参酌しながら構想が練られてきましたが、具体的な構想はいまだ議会の特別委員会にも― 12 ―示されていません。複合商業施設は持続性が大事であると考えています。すなわちショップの採算制です。経営者、いわゆる担い手はだれを想定しているのでしょうか。デベロッパーに対し、どのような要求水準書を示していくお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
複合商業施設の関係のご質問でございます。アンテナショップの経営母体、採算性、そして要求水準についてでありますけども、アンテナショップの経営母体につきましては、昨年 12 月定例議会の渡邊議員の質問に対し答弁しましたとおりでありまして、その後、特段の進展はございません。基本的にアンテナショップの運営者は、公募により選定するのが有力な手法と考えておりまして、公募にあたっての要件は、今後整備することになりますが、具体的には新年度で設置される市街地区総合再生基本計画推進協議会を中心に議論されることになります。採算性につきましては、運営者の手腕にかかる部分であり、町が運営者を選定する際には、事業の持続性も含め慎重に見極めたいと考えております。要求水準書につきましては、主に建物の性能などに係る仕様について記載されるものでありまして、運営に係る事項については記載していませんが、実施要領においては、施設のイメージについて「複合庁舎等まちなか再生基本計画」や「市街地総合再生基本計画」などを参考に組み立てるよう記載しているところでありますので、よろしくお願いいたします。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 今ご答弁いただきました内容で、アンテナショップについては、運営企画等はあくまでもプロポーザル公募の中にはなく、プロポーザル公募の中でアンテナショップに求めるものはエントランス、トイレを含めたスペースであると。スペースと導線であるというふうに判断してよろしいのか、また、それであれば、エントランスとトイレとアンテナショップは、どの程度の配分になっていくのか。これは常識の線もありますから、デベロッパーによって多少違いはあると思― 13 ―いますけれども、担当のほうで、ある程度その考えがあるのだったらお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
担当のほうで考えがあればということでありますけど、後で何かあればお話ししていただきたいと思いますけれども、先の 27 回の複合庁舎建設等調査特別委員会で皆さんにも説明とお話をさせていただきました。その中で大通り、幸町地区のコミュニティ総合商業複合施設整備事業の事業施行者の公募提案型の実施要綱と事業化に関する業務要求水準というものをお配りしております。この中にも書かれておりますけれども、要求水準の中でいけば、例えばアンテナショップについては物販と情報発信の施設としてアンテナショップ、そして最終所有者は津別町というところに丸をつけています。そして施設の設計要求水準の中では、アンテナショップについては 200 平米程度で地場産品の物販、エントランス、このエントランスは休息、情報の面積、それからトイレ、これが入っています。それで 200 平米程度を考えていますというのを要求水準として出しているわけですけれども、これに応募してくる業者のほうがどういう判断でどのように提案をしてくるかというのは、また出てきてからの話になるかなと思います。
答弁 住民企画課長補佐 加藤端陽(住民企画課長補佐は2022年3月まで)
ただいま町長からも実施要綱に書かれている部分で説明があったとおりでございます。基本的には先ほど言った特記事項と言いますか、町長が申し上げましたとおり、そのような性能を備えていただいた 200 平米程度というふうに考えています。議員ご指摘のプロポーザルでは、あくまでスペースといいますか、箱の提案をするだけなのかというところでございましたけれども、基本的には箱と言いますかスペースの提案を今言った特記事項を勘案しながら、また、ほかの計画も参酌しながら提案をしていただくという形になろうかと思います。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 ちょっと僕の聞き方が悪かったみたいですけど、200 平米のことはもちろんわかっています。200 平米の中でトイレとエントランスを引いて、要するにアンテナショップは大体どのぐらいと想像しているのか、大きさが 200― 14 ―のうちの何平米を使う気なのか、それについてお答えいただきたいと思います。
答弁 住民企画課長補佐 加藤端陽(住民企画課長補佐は2022年3月まで)
200 平米程度ですので、その中にエントランスというと玄関ですけども、そこにちょっとした休息と情報スペース、あとトイレを備える。このトイレが提案者によっては実施要綱を見ますとトイレが各施設に結構入っていますが、その辺を集約すると、また大きさも変わってきますけども、その辺はある意味アンテナショップを 200 平米程度としておりますが、トイレを例えば交通拠点と兼ねるようにしておけば、その辺は少し交通拠点は 400 平米程度としておりますので、その辺の面積の一体化が想定はされますけども、大体この中で収めるとすれば、売り場面積的には 100 平米から 130 平米程度なのかなと想像いたします。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 採算性の問題とも関わってきますけれども、今この議場は 180 平米です。120 平米から 100 平米というと、そちらから私の席ぐらいまでの店を経営することになります。大変な広さで、経営するとすればかなりのノウハウをもっていなければいけないし、ここにアンテナショップということで、特産品販売を中心に物を並べるということになれば、それだけの物が果たして津別町に特産品としてあるのでしょうか。今、特産品の販売ということであれば、公募というのはプロポーザル公募ではなくて、ここへの入居者公募をするときに、アンテナショップの経営者公募をするときに、当然幾つか条件が出てくると思います。その中には、当然、特産品を販売するということになると思うのですけれども、果たして特産品販売のリストのようなもの、そうしたものは今整備しつつあるのでしょうか、お聞きしたいと思います。
答弁 住民企画課長補佐 加藤端陽(住民企画課長補佐は2022年3月まで)
考えようによっては 100 平米が広いのか狭いのかというのは運営をする側の人のとりようによってはそれぞれなのかなと考えます。あと、どれだけ物があるのか。例えば食品に限らず野菜とか、そういう生鮮品とか、あと当然、家具等も生産しているところもございますけども、基本的には、そのような物が並び、見て買えるようなものがあればいいのかなと。あと、当然多くのものを― 15 ―広い範囲で売っていただくというのが目的でもありますので、これは視察した中で沼田町がそういうふうに取り組んでいたのですけども、常駐している職員がいて、そこで常に発送もやれるような形で、実物がなくても発送できるような形もあったり、そういうような形で営業を展開していただきたいという希望はございます。あと、ディスプレイの仕方によっては 100 平米でも足りないということも考えられますけれども、その辺の運営者のノウハウが問われるので、そういう運営者をしっかりと選定していきたいと考えております。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 それだけの縛りをつけて、しかも黒字で運営しろと、もちろん家賃もとることになると思うのですけれども、私はなかなか難しいと思います。アンテナショップですから、そもそもアンテナショップという言葉自体、本来は、商品のマーケティングをするためにお店を出店することであって、それも自分が販売したい、出先に置くのが普通なのですけれども、それは狭い意味であって、今広い意味では地場に置くということもありなので、現実に大空町さんはアンテナショップを置いていますからそれはいいのですけども、アンテナショップである以上、本来のアンテナショップというのは、大体期限を設けて、赤字採算でもデータ収集のためにやるという形なのですけども、ここでは、そうした形ではなくて黒字採算が求められると思うのですけれども、そのお店に、やはり商品の販売のデータ収集もしてもらうとか、例えば入り込み数ですとか、商品の売り上げ内訳、それによって実際に商品を提供している人が、この商品はいけるとか、この商品はだめだとか、そういうことを判断するための材料にするのがアンテナショップの本来の役割だと思うのですが、そうしたこともアンテナショップを経営する方には仕事として課していくのかどうか、そこをお聞かせいただきたいと思います。
答弁 住民企画課長補佐 加藤端陽(住民企画課長補佐は2022年3月まで)
正直言いますと、そこまでは考えておりませんでしたけれども、逆にそういう提案を受けたという形で、考えていきたいと思います。ただマーケティングするにしても、これが町の事業としてマーケティングをしてもらうのか、販売生産者のほうからのマーケティング依頼なのか、この辺は有料とか採算― 16 ―性の事業にもなりますけども、その辺に関しては、それこそ運営者がどうやるかということもでてきます。ただ、町としてそういうことをやったほうがいいのではないかというところだとすれば、それも今後はちょっと検討していかなければいけないと考えております。
答弁 町長 佐藤多一
私のほうからも、このアンテナショップについては、議員もご承知のとおり、まちなか再生計画をつくる上でアンケート調査を実施しています。その中で、「中心市街地及び新庁舎周辺に整備するとよいと思う施設はありますか」ということで一番になったのが、津別町の特産品を飲食・販売できるアンテナショップというのがダントツでトップになっているんです。その意向というのは、やはり行政としても受け止めなくてはなりませんし、ある意味これは、町民がアンケートを通じて津別の未来像といいますか、その一端を、期待を込めて出したものではないのかなと考えておりますので、それにどう対応していけるのかということを公募という手段を使ってこれからその希望に基づいて対応していこうということでありますけれども、これから協議会の中で、さまざまな方たちが入ってまいりますので、実現性だとか採算性のことだとか、そういったことも恐らく触れられると思います。その中で、それを参酌しながら対応していくような形になっていくものと認識しているところです。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 私も特別委員会の委員長、議会議員として町民の皆さんのそういった思いに応えるべく、まちなか再生基本計画の中に五つのコンテンツを含んだ複合商業施設を建てるということ、議会でも可決いたしまして、そしてこの複合商業施設の建設計画を進めているところです。ですからアンテナショップをつくることに賛同しただろうと。もちろん賛同いたしました。それは今町長が述べられたような理由です。ただし、この計画を推進していくにあたって、やはり疑義があったり、齟齬があったりすれば、それは正していくのが私ども議会議員の役目だというふうに考えております。今のままのアンテナショップの構想では、なかなか先が見えてこないと思い今日の質問に至っているわけであります。今、加藤課長補佐のほうから説明がありましたけれども、100 平米のお店を経営するということは、多分、そちら― 17 ―の行政側に座っている方は誰も経営をしたことがないからわからないと思いますけども、実は大変なことであります。多分、3人から4人、最低でもその人間の人件費を確保しながら黒字運営していかなければいけないわけです。当然、持続性を求められるわけですから、商業行為として黒字経営をしなければならないと。そうすると、先ほど沼田町の例が出ていましたけれども、近隣の町村に目を向けてみますと、美幌町には美幌観光協会が経営している「ぽっぽ屋」というお店があります。お隣の町で仲がいいのでいろいろ聞いております。売り上げの約7割から8割が野菜だそうです。売り上げは 3,000 万円ぐらい、大体あのようなところですから 25%ぐらいの利益があると 700 万円ぐらいの上がりです。そこから人件費を出していく。当然 700 万円では、あそこにも3、4人いますから給料は出ません。700 万円というのは上りですから、そこからいろんな経費を引いていって、人件費として残るお金は恐らく 200 万円とか 100万円というお金ですから、とても人を1人雇えるかどうかぐらいです。そうするとどうするかというと、それ以外にバスのチケットの販売、それからJRのチケットの販売、それから町からの優遇措置を受けております。補助金もいただいております。そうしないと経営が成り立たないと。それから、大空町のアンテナショップ「ほのか」につきましては、売り上げはここのところ伸びてきていると聞いているのですけれども、正確な数字はわからないですけども、以前は 9,000 万円ぐらいだったのですけど、今は多分1億 5,000 万円から1億 6,000 万円、1億 8,000 万円いっているかもしれません。それはなぜかというと、あそこは開発公社が経営しているのですけども、ふるさと納税も受託をして発送業務等を引き受けております。これが多分 4,000 万円ぐらいあるということで、それが要するに町からの支援があるという形で初めて成り立っているんです。参考までに言いますと、大空町で一番売れるのはソフトクリームだそうです。2番目がしじみ。3番目がしじみ醤油ということです。であれば、今津別町のアンテナショップができるとした際に、野菜を売っていこうとかソフトクリームを売っていこうとすると、既存のさんさん館のカフェですとか、グリーンマートさんがすぐ横にできるわけですけども、そこの野菜等ともバッティングしていくわけです。そうすると、なかなか前面に出してやっていけないのです。ふるさと納税に至ってはまちづくり会社が受けていると。― 18 ―では一体何を柱にして経営をしていくのかというところ、そうしたことを今の段階で考えて公募をしていかないと、私は手を挙げる人がいないのではないかなと考えております。私個人の意見として言えば、例えばノウハウを持っている相生振興公社のようなところに、ある程度の優遇措置をとりながらやっていく覚悟でももたない限り、私は手を挙げるところがなくて、さんさん館のときじゃないですけれども、カフェをやるんだといって、実際にカフェも経営する方が手を挙げなくてどたばたしたのと同じで、箱はつくったけれども、公募したけれどもだれも応募者がいないということになれば、議会も行政側も本当に町民に対して申し訳ないことになってしまうので、私はそのことを危惧して今日質問しているわけですけども、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
当然そういうことも考えられると思います。ですけれども、基本的にはコミュニティゾーンの中に賑わいをつくっていくという目標の中で、こういったものも設置されていきます。例えば、津別町役場建設計画ということであれば、点の整備で終わってしまうわけですけれども、それをコミュニティゾーンというゾーンの中で役場もあるし、複合庁舎もあるし、そういう買い物環境も整っていたり図書館もあったり、交通拠点もあったりということで、これを一体の面で整備していこうということの今取り組みの中の一つに、このアンテナショップというものを要望に基づいて何とかつくっていきたいと。そこにさまざまな問題があるとすれば、これからまだ時間がありますので、そして協議会の中でもさまざまな意見が出てくると思いますので、そういったものを参考にしながら、賑わいの創設に向けて、できることを始めていきたいと思っております。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 私の思いも含めて先ほど申し上げたわけですけれども、今現在、複合商業施設について計画が進行しているわけですけれども、ハード面の整備については、私は着々と進んでいるのではないかなと思っています。五つのコンテンツの整備の中で、図書館も検討委員会をつくって構想をつくったと。地域公共交通についてもバスとタクシーについてですから、これもある程度話が固まってき― 19 ―ていると。グリーンマートさんとは数回話し合いをしていると。ドラッグストアについては、デベロッパーに投げるということなのでそこはいいだろうと。アンテナショップだけが、どうも計画の進行の中で私はバランスが悪いと思っているんです。これは、私はコンサルに1回相談すべきではないかなと思っております。コンサルの方は、いろんなものを見てきているのであれば、これからいろんなところで協議していく中で、特産品だけを扱いたいと、スペースがこれぐらいなんだだけでは、私は話が前に進まないと思うのです。それこそ今、私「ほのか」と「ぽっぽ屋」のお話をしましたけれども、そうしたことをもっと情報として持っているし、経営のやり方についても多分情報として持っているのはコンサルの方だと思います。この基本構想の中で、やっぱり私はここの部分は少し足りなかったのではないかなと。記述が足りないというか、煮詰め方が足りなかったのではないのかなと思っています。去年の5月の段階で、基本構想の概要についてお話がありましたけれども、そのときは、すべてがプロポーザル公募でやるんだということで、その構想の一つ一つのものがどのように進展するかというところだったのですけども、いまだにアンテナショップについては特産品を売ると、それから今入っている段階の情報であれば、事業者については公募して選定すると。これだけでは、これが単独の施設だと思って考えてみてください。五つの中の一つではなくて、今アンテナショップだけ単独でつくりますといった場合、もう1年ないところで着工する状態で、この程度の計画で私は進めることは、私どもも「うん」とは言わないでしょうし、そちらも不安を感じると思うのですが、私の意見として申し上げますけれども何かあればお答えください。
答弁 住民企画課長補佐 加藤端陽(住民企画課長補佐は2022年3月まで)
ご指摘いただきましたことをしっかりと考えていきたいと思います。確かに図書館や交通拠点、ドラッグストア、あとスーパーマーケットに比べれば見えないところが多いというのは、こちらとしても思うところでございます。あとコンサルタントに相談すべきということで、今もう委託は終わってしまいましたけれども、コムズワークさんに計画策定のほうは依頼していますが、コムズワーク自身も中小企業コンサルタントの資格を持っているところですし、実は木古内町とか― 20 ―管内では滝上の道の駅の商品ラインナップとか陳列方法とかのコンサルティングもしているところでありますので、ちょっとその辺、しっかりと意見を聞くことができていませんでしたので、今後しっかりとその辺のコンサル的なところも聞きながら考えたいと思っているところでございます。アンテナショップ施設単独であれば、確かにこの内容では応募する方がいないのかなと思いますけども、先ほど町長も申し上げましたとおり、全体での賑わいというのが目標でありますので、ほかの4要素、4コンテンツに後れをとらないよう、この辺も先ほどアドバイスをいただいた部分をしっかりと検討しながら条件整理を行っていきたいと考えております。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 大変厳しいことを申し上げたかもしれませんけれども、先ほども申し上げましたように、私は特別委員会の委員長をしております。この計画を認めて、よりよいものにしていくために特別委員会を行って、町民の期待に応えていかなければならないという思いがあります。もちろん提案する側と議決する側で違いはありますけれども、少しでもいいものを予定されている期間でつくり上げたいと思いますので、前へ一歩進めるようにお互い頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。