津別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月14日
旧相生駅の駅舎の維持管理について
2018年3月14日、津別町議会の一般質問で、高橋剛議員が「旧相生駅の駅舎の維持管理について」質問し、町長 佐藤多一、産業振興課主幹 近野幸彦が答弁しました。
- 質問者
- 高橋剛 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、産業振興課主幹 近野幸彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 それでは、議長より発言のお許しをいただきましたので、先に通告いたしました質問のほうをさせていただきたいと思います。町長は、今議会の冒頭の町政方針におきまして、「相生総合交流ターミナル、道の駅あいおいの駐車場拡張やクマヤキハウスを整備して、観光ルートの拠点としての役割を担ってまいります」と表明をされました。津別の観光をリードする拠点といたしましては、ランプの宿を要する上里地区、チミケップ湖、木材工芸館などがございますが、中でも道の駅あいおいと一体となりました相生総合ターミナルとその周辺は拠点の中心的な役割を果たしているのではないかなと考えております。道の駅あいおいは、クマヤキというヒット商品もあり、年間の利用者数は 10 万人は下らないのではないかなというような状況でございます。また、相生地区は、地政学的に見ましても国道 240号線を利用した場合、町の入り口、出口に相当する場所にあり、津別町のおもてなしの心を表す上でも最適な場所なのではないかなと考えております。ゆえに、今回の予算におきまして、ターミナル施設の駐車場の拡張、クマヤキハウス設置の予算、こちらのほうが計上されたことは意義深いなと感じております。しかし、その周辺に目を向けますと、問題があるのではないかなと言わざるを得ないところがございます。それは、いずれも観光客に対する配慮の欠如があるのではないかと。それと、観光客を迎い入れる施設としての見た目の悪さに起因するものでございます。そこで一つ目の質問でございますが、旧相生駅の駅舎の維持管理についてお伺いをしたいと思います。旧駅舎には先月までコーヒーやスコーンを製造販売する民間業者が入っておりました。残念ながら先月いっぱいで店をやめられて、道南のほうに、別の町に移住をされ、そちらのほうでお店をやるという決断をされております。株式会社相生振興公社がその業務を引き継ぐことになっておりますが、今まで使っていた業― 26 ―者から雨漏りの被害報告が入っているかと思います。その修繕も含めましてお答えをお聞かせいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
旧相生駅舎の維持管理についてお答えいたしたいと思います。旧国鉄相生線は、ご承知のとおり大正 13 年に美幌津別間が開通いたしまして、翌年大正 14 年に津別相生間が開通しています。それから数えますと実に 93 年になる歴史的な建物であります。そのため、経年劣化による亀裂やゆがみなどが生じておりますけれども、土台や骨組みなどは比較的しっかりしておりまして、建物自体は当面維持できると考えているところです。雨漏りについては、それほどひどい状態ではありませんが、水の浸入口が特定できませんので、完全に止めるには屋根の全面張り替えを行うことになります。現状ではそこまで費用を掛けるほどのものではないと判断しておりますので、引き続き建物の推移を見ながら対応したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 雨漏りの状況、今現状あるわけなのですけれども、雨漏りの状況が長引けば建物の寿命に影響が出る場合もございます。また、夏、今はよろしいのですけれども、夏になりますと高温多湿になればカビの発生のリスクも考えられます。先ほども少し申しましたけれども、相生振興公社が業務を引き継ぐということでお話をお伺いしておりますので、内容がちょっとまだわからないのですけれども、コーヒーですとか焼き菓子の製造販売という、この程度でしたら食中毒に関するリスクは低いのかなとは思いますが、食品衛生にかかわるリスクは最小限に留めるべきと私は考えております。ですから、雨漏りを止めるというのは重要なことではないかなと思います。これは素人考えなのですけれども、検証したわけではございませんが、例えば、夏ですと天気のいい日ですとか、一部に何区画かに分けて水を流したりして、例えば漏えいしている部分を見つけるですとか、あとは、一部でその効果というのが検証されているところでもありますけれども、屋根の塗り直しなどを行って― 27 ―雨漏りを止めることにつながらないかなど、コストを抑えた形での修繕はお考えにはなっていないのか再度お考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
先ほど言いましたとおり、仮に屋根を全面に改修するとなれば 400 万円以上の金額がかかるというお話を聞いております。特定することは専門業者に頼めばまたわかるかと思います。これまでこの建物というのは、長い間使ってきました。以前はそこを活用して、前の線路を使ってトロッコを走らせたりとか、そういうことも地元の方にやっていただいたりしてきました。ここに今までかけたお金というのが、ちょうど私が平成 18 年の 12 月に町長になりまして、すぐ年明けの 19 年、このときに、ちょうど今の駅舎の線路側ではなくて、プラットホーム側ではなくて、逆に正面の入り口側、反対側、そこに三角の雪を落とす屋根が付いていましたけれども、それが雨で非常に厳しい状態になってきたということで、地元の自治会から自治会も寄附金を出すから何とか直してほしいということで、あの建物を昔の形でやっぱり保存してほしいという要望もありまして、当時、平成 19 年ですけれども 27 万 3,000円をかけ、このうち 10 万円が地域の自治会の方のご寄附をいただいて改修した経過がございます。それから、今お話が出ていましたカフェも残念ながら撤退ということになりましたけれども、その方が平成 27 年にそこで営業を開始したいというときに、初期投資としてその所の一部補修、修繕を行っています。30 万ほどかけまして、正面玄関の引き戸だとか、プラットホームの段差解消だとか、電気設備、こういったものの修繕を行っているところであります。そういう意味からしても、あの建物はやっぱり全く新しいものにするということではなくて、やはり残していくような、できるだけ原型を保つような、それがあの建物の良さだというふうに思っておりますので、そこに必要な補修というのは検討させていただいて、進めていきたいというふうに思っております。以上です。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 私もあの建物の古さというか歴史的な価値には敬意を表しまして、私も残すべきではないかなと考えております。ただ、どうしても先― 28 ―ほどのご答弁にもございましたけれども、経年劣化ですとか、亀裂、傷み、こちらのほうがどうしても出てきてしまうのかなと。それと、今から何年前でしょうか、7年、8年前でしょうか、玄関の部分の今おっしゃっていた三角の部分が雪の重みでつぶれて全面取り替えるという状態になったりですとか、歴史的な価値を残しつつ、あのままでいてほしいと願いつつ、やはりどうしても少しずつ弱くなってきてしまってのかなというところはあります。それと、先ほども申しましたけれども、やはり衛生環境は、中で営業するのであれば確保されるべきと考えておりますので、その辺はご検討いただければと思います。そこで、先ほども出ておりましたけれども、先ほどプラットホームですとか、そちらのほうでお金をかけられてと、段差解消ということでやられてきたかとは思うのですが、やはりどうしてもそれだけでは埋まらないような傷みですとか、そういったような部分、建物本体もそうなのですけれども、周りの環境といいますか、そういったところもあるのかなと思うのですが、こちらのほうは修繕をされるつもりはあるでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
プラットホームのほうは昨年実施しました。線路を渡る所までもきちんと通れるようにしましたので、あれでいったん終了ということになると思います。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 それでは、もう一つ管理の部分についてお伺いしたいと思いますが、管理につきましては、中に入っていた業者さんが掃除ですとか、その他の管理も一緒にやっておられたかと思うのですが、今度このたびその方たちが出て、相生振興公社が同じような業務につくという形なのですけれども、管理の部分に関しては、今後どういった形で進めていくお考えなのかお聞かせいただければと思います。
答弁 産業振興課主幹 近野幸彦(産業振興課主幹は2018年9月まで)
管理につきましては、もともと今の駅舎カフェをやられていた方が入る前は、相生振興公社でやっていたのですけれども、また、いな― 29 ―くなられた後も相生振興公社でやる予定です。それと、あと今相生振興公社でカフェのようなものを休憩所を含めて営業する見込みなのですけれども、完全に中身等決まっているわけではなくて、ちょっと状況を見ながらやっていくようなことになるかもしれませんので、あそこで今開いて、どのような内容でいつまで続けられるかということは、まだ完全に確定していない状況ですので、ここで報告させていただきます。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 今ご説明いただきまして内容のほうはわかりました。これに関しましては、どういった推移になるのか、これからも引き続き注目して見ていきたいと考えております。それでは、二番目のほうの項目に移らせていただきます。二番目は、旧官舎の維持管理についてどうお考えになっているかということです。旧官舎は2棟現在あるかと思いますが、1棟は土台が傾きまして、壁に穴が開いているような非常に損傷が激しい状態となっております。昨年度から一般の方が入れないように工夫等されておりますが、安全面の配慮がなされておりますが、これからの維持管理をどうするおつもりなのか、町長の見解をお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
旧国鉄官舎の維持管理についてお答えしたいと思います。この建物についてですけれども、地域からは環境上の問題が指摘される一方で、歴史的価値を尊重すべきという二つの意見がございます。そうした中、現在、駅舎、それから車両、線路、官舎、詰所、車両庫、それから転車台跡、これらが一帯にまとまって残されている所はほとんどないために、最近は保存して活用すべきとの声が大きくなっているように感じているところであります。そうしたことから、旧北見相生駅周辺の一体的な利活用につきまして、運営母体として想定されますネオフォークと検討を行っていますが、まだ具体的なものになっておりません。ネオフォークからは、解体してしまっては、二度と元には戻らないため、拙速に進めることなく現状のまま残しながら慎重に検討すべきとの考えが示されているところであります。町としましては、そうした意見を尊重しつつ、今後とも検討を進めていく考えでありますけれども、これ以上の崩壊が進めば解体もやむを得ないものと考えているとこ― 30 ―ろでありますので、ご理解をお願いしたいと思います。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 これに関しましては、同じような状態がずっと 10年ぐらいは続いているのかなという気がいたします。平成 22 年6月議会の一般質問におきまして、村田議員のほうから今回と同様の質問がなされたかと思います。そのときの町長の答弁は、「官舎につきまして、あのままいつまでも放っておくということにはならないと思いますので、地域の方と協議をさせていただく時間をもう少しいただければというふうに思います」と答弁をされております。そこから、地域の方々とさまざまなお話し合いがされたかと思いますが、現状だけを見ますと、事情を知らない観光客の方があそこを見た場合、正直廃屋にしか見えないのかなというような状態になっております。施設に関しては、整理すべきという意見と残すべきという意見があることは承知しております。先ほどネオフォークと検討を行っているということでしたが、私の個人的な考えを述べさせていただくならば、損傷の激しい1棟は取り壊して、もう1棟は歴史ある建築物として残すのが良いのではないかなと個人的には思うのですけれども、地域住民の方から、以前からもかなり時間が経っているということもありますので、ネオフォークさんだけではなくて、地域の方々の意見も聞いた上で再度どうするのか、取り扱いをどうするのかということで方向性を出すということではいかがかと思うのですが、町長のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
以前の村田議員さんに対しての答弁もございますけれども、それ以降、議員もご承知のとおりネオフォークの活動が充実してきています。そういうイメージがなかったのですけれども、大西さん含めてそういう組織ができ上がって、そこに地域おこし協力隊も入り込んでいくということで、さまざまな活動が展開されつつあります。そして、相生全体の絵も描かれています。それは、見ることはできるのですけれども、そういうものをさらに実行に移していくためには、やっぱり人手も必要になってきますし、それからマネジメントをどうしていくかというようなこともあるかと思います。そのことがまだネオフォークさんのほうで頭にありますので、一概に今それを取り壊しますというふうにはなかなか持っていけない状況にあるなとい― 31 ―うふうに思っています。ただ、先ほども申しましたとおり、これ以上やっぱりどんどん劣化が進んでいくと、そうは言いつつもやはりどこかで壊すという判断をせざるを得ないのかなというふうに感じているところです。もう一つ、あの官舎の中で障害がありましたのは、壊す意味で、そこに以前住まれていた方が家財道具、荷物を置いて居所不明という状態になって、勝手にそれを処分できないという状況がずっと続いておりました。それも非常に困った状態でずっとあったのですけれども、この方が亡くなられたということがわかりましたので、その家族の方に処分の方についてやっていいかどうかというようなことのお話もしておりますので、その部分の障害はようやくとれたかなというふうな今状況になっているということです。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 わかりました。まずネオフォークさんということかなと思いますけれども、この場合、まだ全くネオフォークさんからの活用案というのは、先ほども申しましたけれども、現状でずっといる期間というか時期、時間が非常に長くなっておりますけれども、ずるずるというわけにもいかないかなと思いますので、活用案というのはいつぐらいに話し合って出てくるものなのかなという見通しというのは、まだ全然立っていないという状況でしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
先ほどお話ししましたように、相生全体のイメージ図みたいなのが大西さんのほうでつくられておりまして、それが実現するかどうかは別としまして、例えば昔の第4分団の消防詰所がありますけれども、そこはゲストハウスにしたいとか、それから今のお話の官舎、こういったところも展示だとかさまざまな古いのでそれがいいということで、それをリノベーションして、ちょっとこれは何だというものに持っていきたいだとか、あるいは馬車を走らせるとか、いろんな構想が持たれているようですけれども、仮にそれが実現するということになれば、まだまだちょっと人手だとか、それから収益がどうなっていくのかだとか、そういったことが必要になってくるのかなと。それは、今お考えになっているというふうに思いますけれども、最終的にやはり難しいということになれば断念する、あるいは一部だけそれに対― 32 ―応していくというようなことになっていくかと思いますけれども、現実にはその中の一つ、拠点として旧保育所、老人クラブも使っていましたけれども、そこが予算をいただきましたけれども、ワークショップで改修をして、そこが一つの拠点になっておりますので、そこからまた広げようというふうに考えておられると思いますので、様子を見させていただければと思います。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 今のお話をお伺いしまして、ちょっと確認させていただければと思うのですが、相生版のと言いましょうか、一つのエリアリノベーションみたいな形でやるということを大西さんが考えてらっしゃるというような、今のお話ですと形なのですが、そうなりますと、例えば、町といたしましても、例えば、こういうことだったら経費的にも面倒が見れるところもあるよね、ですとか、人だったらこういうところを面倒見れるところがあるよねという場所も出てくるかとは思うのですが、そういうことが具体的に話し合いがまとまってできるということであれば、町としても応援をしていくということでよろしいか、その辺確認だけさせていただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今多分大西さんにとっては、これは夢の話だと思いますので、それが実現可能かどうかについて、そしてそれは町としても支援したほうがいいのかどうか、支援の一部として今拠点が保育所の跡を整備されましたけれども、そこから先さらに広がっていくべきかどうかというのは、それは様子を見てという状況になるかと思います。今この段階で支援をいたしますというのはちょっと今の時点では言えないなというふうに思います。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 それでは、この官舎につきまして、先ほどと同じような質問になってしまうのですが、旧官舎のある場所は、相生振興公社が管理している地域からも外れておりますけれども、こちらのほうのとりあえずの管理業務はどこがどのように行うのかお答えください。
答弁 産業振興課主幹 近野幸彦(産業振興課主幹は2018年9月まで)
相生振興公社、周辺を管理委託しておりますけれども、それ以外というか外れた部分に関しましては、産業振興課商工観光グループで管理していきたいと思っております。以上です。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 わかりました。それでは、5月のゴールデンウイークが来ますと、全国から観光客の方がたくさん来られまして、ご家族連れですとかかなり周辺は広範囲に車を停めて動き回られますので、安全性には配慮をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは三つ目の質問に移らせていただきます。三つ目の質問なのですが、こちらのほうは、旧車両庫についてであります。こちらのほうも旧官舎などと同じく非常に損傷が激しい状態となっておりまして、屋根に穴が開いている、このような状態でございます。しかし、規模が大きく、また人家も遠いということもありますので、すぐに取り壊しとはならないのかなとも考えられるのですが、一般の立ち入りを制限して安全面に配慮をすべきではないかと考えておりますが、町長の見解をお聞きかせいただければと思います。
答弁 町長 佐藤多一
旧車両庫の安全対策についてでありますけれども、昨年の雪で屋根の一部が崩落いたしまして、全体的に劣化が進んでいると建屋であります。付近に民家がなく、周りは木に覆われているために、すぐに危険ということではありませんが、建屋内は危険な状態であるため、雪解け前にバリケードテープを張るなどして注意喚起をすることとしています。この建物につきましても官舎と同様に、これ以上の崩壊が進めば、解体もやむを得ないのではないかというふうに考えているところです。
質問 5番 高橋剛
〔登壇〕 安全対策をしていただけるということですから、こちらのほうはもうこれでオーケーなのですけれども、ただ、先ほどの答弁でもございましたけれども、本来でしたら旧官舎、駅舎、線路、車両、詰所、車両庫、転車台― 34 ―跡など一帯となっているというところが非常に少ないというところで、本来でしたら状態がよければ歴史的な建築物といいましょうか、そういったようなことで残していただければ、一つの観光の売りにもなるのではないかなと思うのですが、いかんともしがたく、ちょっと損傷が大きいということもございますので、ただ、取り壊すとなりましてもコスト的にもかなりかかるのかなという素人考えではありますが思ってしまいますので、安全面には十分配慮していただいて、ここは確かに人家は非常に遠くて、周りには何もない所なのですけれども、観光客の方は皆さん平気でこのぐらいはどんどん歩いて行ってしまいますので、特にお子さんですとか事故に巻き込まれると大変ということもございますので、安全面にご配慮いただければと思いますので、三番目はこれで終了させていただきます。