みんなの議会

津別町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月24日

図書機能の充実について

2017年9月24日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「図書機能の充実について」質問し、教育長 宮管玲が答弁しました。

質問者
小林教行 議員
答弁者
教育長 宮管玲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告した件についてお尋ねいたします。一つ目の項目、図書機能の充実についてであります。本を読むということは子どもが言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものにし、人生をより深― 11 ―く生きる力を身につけていくうえで必要不可欠なもので、教育行政が主体となり推進を図る必要があると考えます。そこで、1点目に現在の図書室の設置経過と利用状況についてお尋ねいたします。現在の位置に図書室が移った経過、現在の蔵書数、目標としている蔵書数、28 年度の利用者数と 29 年度のわかる範囲での現在の利用者数をお尋ねいたします。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

それでは、1点目のご質問にお答えいたします。現在の中央公民館図書室は、昭和 33 年に旧役場庁舎を改築した「津別町公民館」の付属図書室として設置されました。老朽化に伴い、昭和 44 年 12 月に公民館の機能を有する「津別町青少年会館」が建設されたことに伴い、公民館図書室も移設されました。当時の蔵書数は約 2,500 冊との記録が残っています。昭和 50 年「津別町児童館条例」制定により青少年会館が「津別町児童館」と名称変更になりましたが、引き続き児童館の中に公民館図書室が残り、昭和 57 年9月「津別町中央公民館」の完成に伴い現在の場所に移動し、今日に至っております。平成 29 年8月末までの蔵書数は5万 386冊であります。蔵書数の目標につきましては、達成目標を設定しておりません。平成 29 年3月末の5万 6,825 冊の蔵書がありましたが、現在の中央公民館図書室 192 平方メートルの広さに納まりきらず、道立図書館の訪問指導での助言をもとに古い蔵書整理を積極的に進め、新しい図書への更新と、空間の創出に着手しているところです。平成 28 年度の中央公民館図書室の利用者数につきましては 6,200 人であり、平成 29年度9月 17 日現在の利用数は 2,339 人となっております。以上です。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。今お答えいただきました図書室の経過と、また利用状況について再度お尋ねしたいと思います。場所の問題につきましては、手狭であるとか、集中して勉強できるスペースが欲しいですとか多くの要望が出ておりますけれども、本日は、そのハード面といったとこ― 12 ―ろではなく、ソフト面のほうに重点をおいて質問させていただきたいと思います。まず蔵書数5万 386 冊とお答えいただきました。目標数は設定していないとのことでしたけども手狭であるというところから今のこの5万冊、多いのか少ないのか、どのようにお考えか1点目お尋ねしたいと思います。また、やはり図書室といいますのは新しい本を次々に導入していくものだと考えておりますけども、その新しい図書につきましてはどのような判断によって購入されているのかお尋ねいたします。また、28 年度から読む力が教育行政によって推進されております。それによって利用者数が増えるかどうかといったのはこれからかと思いますけども、さらにこの取り組み、読書に親しみをもっていただける取り組みが、さらに何かお考えがあればお尋ねしたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

まず1点目ですが、蔵書数が現在の段階、多いのか少ないのかという部分につきましては、図書室の広さ、収容に関しましての観点からいうと多いというふうに思います。現実、背の高い書架を使って上までびっちりと本が並ぶような状況ですので、先ほども申しましたようにスペースの確保ということが課題となっております。利用者が利用しやすいようにスペースの確保を改善していくことがやはり課題だと思っております。その観点から冊数については多いというふうに踏まえております。それから、新しい本の購入についてというご質問でしたけれども、図書室の司書が利用者のカウンターでのいろいろなやり取りを踏まえて、利用者のニーズに応え選定しているというふうに考えております。利用者につきましては、小さい子から高齢者まで幅広い利用者ですので、カウンターでの利用者との対話をもとに適切な判断のもとに購入を進めていくことが大事だと考えているところであります。また、今後の利用者の取り組みでありますけれども、実は、昨年度の利用者数、先ほどお話しいたしました。1日当たりの利用者数なのですけれども、昨年度は、実は1日平均 22 名の方が図書を借りていたところなのですけれども、本年度につきましては9月までの段階、1日平均では 18 人と若干利用が減ってきている傾向があります。― 13 ―これは、本年度はコミック誌の貸し出しをしないということにしましたので、その影響が多分に出ているのではないかなというふうに思っております。今後、利用者を増やしていく部分につきましては、12 月に毎年、図書室で行っている図書まつりというイベントがあります。このイベント、子どもから一般の方まで楽しめるような企画を充実させていきたいというふうに考えております。以上です。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。蔵書数が多いというお答えに対しまして、やはり私もまちなか再生のところで、ほかの町の図書室、新しい図書室を見させていただきましたときには、非常に本棚が 150 センチぐらい、非常に低いところにありまして非常に開放的なスペース、これなら図書室に通いたいなと思わせるようなそのような取り組みがされているところでありましたので、その点のこともぜひ考えていただけたらと思います。次に、新刊につきましては司書がニーズに応えているとのお答えでしたので、これは次の質問のときにお話しさせていただければと思います。また新しい取り組みとして、12 月3日の図書まつりで考えているとのお答えでしたけれども、この図書まつりに向けて例えば貸し出した蔵書を記録したりとか、日付とどのような本を借りたのかというのを記録して、それを何冊借りたらこの図書まつりのときの蔵書、古本をいただけるといった、そのようなご褒美、配布等のご褒美のお考えはあるかどうかお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

図書まつりの具体的な取り組みについてのご質問でありますが、読書ノートの取り組みというものを予定しております。これまで自分が読んだ図書の記録を蓄積していく 25 冊程度の記録を付けるノートの取り組み、これを図書まつりに向けて展開したいというふうに考えているところであります。ご褒美については、ちょっと具体的なものは考えておりませんでしたが議員のご意見を参考に考えさせていただきたいと思います。また、図書まつりの中でいろいろな方々をお呼びして子どもたちに読み聞かせ等の― 14 ―体験ができるような活動ができればいいなというふうに考えておりますので、具体的なことを担当のほうに指示をして進めていきたいと思います。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。このご褒美につきましては、さんさん館で今ラジオ体操をやっているのですけども、これも皆勤賞がありまして、これが今現在、大体毎月 20 名前後の方が皆勤賞をとられているということでして、そのご褒美自体は 400 円前後のもので1日に換算すると本当に 10 円ちょっとのところなのですけども、それでもやはり一つの原動力になるというところで、ぜひ取り入れていただけたらと思います。次の2点目の司書の必要性についてに移らせていただきます。現在、図書室には2名の臨時職員がおられる、そのうちの司書は1名であります。司書の職員の数、人数は適正かどうか、また司書の役割をどのようにお考えかお聞かせください。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

司書資格を有する方が1名ということの質問かなと思いますが、司書の仕事をしていただいている方は2名でありますけれども、そのうちの1名の方が図書館司書の資格を有しているという部分であります。有していない方につきましても図書に対しまして非常に知識もありますし努力家でありますので、いろいろな勉強をしながらサービスの充実に努めております。資格の有無については、それぞれあろうかと思いますけれども本人の意欲、熱意という部分でカバーできるのではないかなというふうに考えております。司書の役割につきましては、本の貸し出しですとか返却だけにとどまらず、先ほどからも話が出ていますように、本と親しむ環境の整備ですとか、学校それからこども園、児童館への移動図書の入れ替え、そういったこと、また幅広い年代やニーズに応える図書の選定と公立図書館の司書と同様の役割を有して努めているというふうに考えているところであります。以上です。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。お答えいただきました司― 15 ―書資格を有する者の人数なのですけども1名ということでありました。またこの司書につきましてですけども9月1日の道新の記事で司書の1人、榎本さんという方が紹介されておりました。この榎本さんという方は図書室を明るい雰囲気を演出するだけでなく、これは小中学校の図書室の司書でございます。明るい雰囲気を演出するだけでなく、事情があり教室に行けない子どもたちの居場所になっている、そういう子どもたちの話し相手になったり、本を読んであげたりしている。榎本さんが来訪する日は、しない日よりも来室者が増えるといった記事が紹介されておりました。このように司書というのは、やはり重要かなというふうに考えるところでございます。また、図書室に行き司書の方にお話を伺わせていただきましたときに、読み聞かせサークルというものを月に1度開催しているところでありました。これがその時の事情にもよりますけども勤務時間内であったり勤務時間外であったり、さまざまでありました。聞くところによりますと、やはり人員が不足しているといったところであります。ほかにも小学生ぐらいの方に読み聞かせを、わざと違う話をして、どこが間違っているのか集中力をもって本を聞いていただくといった取り組みですとか、また中高生に対しては知的書評合戦ビブリオバトルといった、これは本を読みたい人と本を紹介して欲しい人数名と、本を読んでそれを紹介したい人数名でやる書評の合戦でございます。数名がこの本についてどういう本で、どこが素晴らしかった、ですからこの本をぜひ読んでくださいというようなプレゼンテーションをした上で傍聴者がだれが一番素晴らしかったというように投票して1冊を決める、そういった書評の合戦でございます。そういったアイディアはたくさんあるのですけども、どうしても人が足りないといったところをお伺いしました。その中で司書の人数、この職員の人数を増やす考えがあるかどうかお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

2点目の質問に移られておりますので当初の質問の要旨についてお答えし直したいというふうに思います。本町の中央公民館図書室には、生涯学習課社会教育グループの職員2名と図書、司書担当臨時職員2名の計4名を配置していますが、社会教育グループの職員は他業務を兼務しており、主として司書担当臨時職員2名が運営業務を担っているのが現状であります。― 16 ―本町とほぼ同様の5万から6万冊の蔵書数や人口規模の近い他町村の図書館の職員数を調べてみますと、兼任の図書館長と図書館司書資格を有する専任の職員、通年の嘱託や臨時職員が合計3から4名で運営している状況であります。中央公民館図書室の司書職員の役割につきましては、本の貸し出し・返却・整理にとどまらず、幅広い年代やニーズに応える書籍の選定と発注及び登録、本と親しむ環境の整備、学校やこども園、児童館への移動図書の選定、入れ替え、利用者の調べものや探しものの支援、図書に関するイベントの企画等、公民館図書室ではありながら図書館法に基づく公立図書館と同様の役割に応えるように努めているところであります。失礼いたしました。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 それでは続きまして質問させていただきます。司書の人数、3名から4名で運営しているというところ、津別町は臨時職員2名が主に業務にあたっているところでございます。その点につきまして、増員をお考えかどうか再度ご質問させていただきます。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

まず実態からお話をさせていただきたいと思いますけども、中央公民館図書室から小学校のほうへ毎月配本している移動図書 40 冊があります。六つの通常学級に加えて本年度から学校からの要望に応えて五つの支援学級にも配本をしております。学校から月1回から2回に増やしてもらいたいという要望もありますけれども、現在の職員体制では手が回らず応えることができておりません。また、定例の校長、教頭会議では学校図書室の運営をしっかりサポートする学校司書、そういった職員の配置が望ましいとの話題が出ているところであります。斜里町や美幌町では町立図書館の司書職員が学校を巡回して学校図書館の整備、充実を図る連携体制をとっております。各学校の図書室担当の教員おりますけれども、担任業務や授業が優先されますので学校図書館の環境整備や、その運営をサポートする学校巡回司書の存在が望ましいと考えているところでありますけども、現在の中央公民館図書室担当職員の業務分担、それから職務の効率化による余裕の創出が可能か― 17 ―どうか、さらには財政状況も勘案しながら職員の配置については検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 司書の関連でお考えいただけるということでしたけれども、また財政状況の話も上がったかと思われます。この中で、やはり司書の資格を持つ方の手を挙げる人が少ないというところは賃金の面も少なからずあると思われます。臨時職員ではなく正規職員で採用するお考えがあるかどうか1点目。また、先ほど学校図書室との連携というお答えをいただきました。その中で両方を行き来し、またほかの臨時職員、例えば児童館の職員と午前中は学校や図書室で司書の仕事をしていただき、午後から児童館が忙しくなるときには児童館のほうに赴いていただくというような、このような互換性のあるような、汎用性のあるような採用ができるかどうかお答えいただきたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

正規の職員を配置できるかという部分につきましては、これは定数の条例等もありますのでなかなか課題は高いというふうに思います。ただ必要性というものについては認識はしているつもりであります。また、勤務の形態につて、例えば午前中に学校のサポート、午後から児童館のサポートという部分につきましては工夫の余地はあるのではないかというふうには思いますが、これもしっかりとした検討の上にお答えしなければならない問題であると思っております。一つの考え方としては、ケースとしては考えられるかなというふうに思いますが、少々検討させていただきたいというふうに思います。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。ぜひ検討していただいて司書の人員整備ですとか、そういったソフト面の充実も図っていただき、より良いものにしていただければと思います。最後にこの図書機能の充実について、まちなか再生との兼ね合いもございましてお答えづらいところもあると思いますけども、手狭ですとか、やはり図書館が欲しいといった声に応えるハード面での対処のお考え、今現在、お答えできる範囲内で何かあ― 18 ―ればお願いしたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

ハード面での部分ですけれども、現在の図書室ができたころは恐らくでありますけれども、図書を貸し出しすることが主たる業務、図書室は図書の保管庫と、借りる方はカウンターで本を借りて自宅に帰って読むというような時代背景だったのではないかなというふうに想像するところであります。しかしながら、昨今、図書館、図書のスペースにつきましてはゆったりとした雰囲気の中で、その場で本を開いて、例えばコーヒーやお茶を飲みながら読書をするというようなスペース、いろいろな世代の方々が集まって来て、いろんな話をしながらコミュニケーションをとるスペース、また同世代の方々が集まってきて悩みですとか、そういったことを共有し合うコミュニケーションのスペース、そういったものも求められてきているのが時代だというふうに思っています。狭い限られた現在の所のスペースでありますけれども、先ほども申しましたように蔵書管理をする中で、そういったスペースの創設もしていきたいと思いますし、今度もし別な所での整備ということになれば、そういった今の現代のニーズに応えられるような新しい環境にしていくことが必要だろうなというふうに考えております。以上です。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ありがとうございます。

出典:津別町議会 平成29年第6回定例会 2017年9月24日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる