津別町議会 平成27年第5回定例会 2015年6月25日
台湾の彰化県二水郷との交流について
2015年6月25日、津別町議会の一般質問で、山内彬議員が「台湾の彰化県二水郷との交流について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 山内彬 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 ただいま議長の発言のお許しをいただきましたので、先に通告の一般質問につきまして順次質問をしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。最初に、台湾の彰化県二水郷との交流についてお伺いをしたいと思います。二水郷との友好都市の関係につきましては、平成 24 年 10 月に訪問団が台湾の二水郷に行かれ、いわゆる友好都市の調印を行っております。その後、向こうの都合もありまして交流の関係が途絶えていたと思います。5月の臨時議会でも行政報告の中で町長は出されておりますが、昨年 12 月、新しい郷長が就任されて、その後2月に町長は友好都市関係の手紙を出されたということで、どういう内容の手紙を出されたのか、まず最初にお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
台湾二水郷との交流の関係ですけれども、今年2月に私のほうから送付しました二水郷の新郷長への手紙の内容についてでありますが、そのままこの場所で朗読させていただきたいと思います。「この度の郷長選挙でのご当選、誠におめでとうございます。貴殿の当選をお聞きし、2012 年 10 月8日に締結いたしました二水郷と津別町の友好都市関係が、大きく前進することを期待しているところです。私も、2014 年 12 月 23 日より3期目の任期に就き、再び4年間町政の舵を取ることになりました。貴殿とはほぼ同時期の首長就任になりますが、お互いに住民の幸せのため全力を尽くしてまいりましょう。さて、早速の提案ではありますが、未来を担う子どもたちに交流の機会を与えたいと考えており、できましたら、こちらの中学生を数名そちらに訪問させたいと考えております。どのような時期が可能かご連絡いただければ幸いに思います。― 43 ―私は、これまで二水郷に3度訪問いたしましたが、貴殿に置かれましても機会を見てぜひとも津別町においでいただきたく、ご訪問をお待ち申し上げております。」というものでございます。その後の郷長とのやり取りにつきましては、先ほど行政報告でお伝えしたとおりでありますが、6月9日に郷長から届いた手紙には、「二水郷は今年の 2015 年跑水祭を11 月 14 日と 15 日の二日間で開催することになりましたので、町長及び津別町日台親善協会の皆さま方にご出席いただきますようご案内申し上げます。」といたしまして、さらに「貴町と本郷の中学生による相互訪問交流の件について、二水国民中学校の校長と話し合ったところ、着地接待という方式のほうが実現の可能性が高いのではないかと考えられます。詳しい内容は、双方がさらに煮詰めなければなりませんが、双方の青年学生交流が早期に実現できるよう期待しております。」という内容でございました。二水郷との友好都市提携協定書には、「教育、文化、スポーツ、産業、観光、青少年のふれあいなど多元的な交流事業と協力体制を展開し、互恵かつ恒久的な親善関係を築く」としており、その先駆けとして以前よりお話をしていました中学生の相互交流がようやく動き始めた状況になったということでありますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 この町からの内容につきましては今お答えいただいて、内容についてはわかりました。そこで、今回の手紙につきましては、中学生の交流の訪問という一つについて手紙を出されているようでありますけども、今後、町として津別町に日台親善協会もございますけども、町として友好都市を結んだという観点から、どのように進めていかれるのか考え方につきましてお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、次の今後の二水郷との交流についてということだというふうに思います。これは国際交流や姉妹都市の交流につきましては、これに関― 44 ―する行政窓口は総務課となりますが、この度の取り組みは中学生を対象としていることから、教育委員会と学校関係者の連携により進めてまいりたいと考えているところです。また、去る6月 23 日に開催されました平成 27 年度津別町日台親善協会定期総会におきまして、今年度の事業計画が決定されたところですが、協会として二水郷跑水祭に 10 名程度の訪問団を派遣し、親善の輪を広げることとされました。さらに、事業計画には、「日台親善に係る行政の取り組みと連携を図ります。」と「日台親善協会と親善に係る行政の取り組みをサポートします。」ということが掲げられており、今後におきましても、総務課を窓口に、協会とも十分連携を図りながら台湾との親善をはじめ二水郷との交流の取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 考え方につきましては基本的な内容で答えていただいたのですけども、町長がこの二水郷との交流につきましては、町長の発案というかそういう形で進めてきたいというふうに認識をしております。この中学生の交流につきましては町の事業というふうにわかりますけども、協定書、友好都市の協定の中にいろんな形の交流を進めるということで両町が合意をしておりますけども、この津別の日台親善協会の先日、23 日総会を持たれたというふうに今お答えいただきましたけども、これ親善協会に町としてどのように支援していくのかお伺いをしたいと思います。というのも、多分、日台親善協会は会員の会費で賄われているというふうに聞いております。何か 10 名の方が行かれるということで今お答えがあったのですけども、台湾に行かれると十五、六万ぐらいはかかるのではないかなと。そうしますと 10 名行かれると 150 万円以上もかかると。会費につきましては限られた恐らくそんなに多い会費ではないかと思いますけども、今後、長く続けるにあたって、津別の日台親善協会と町のかかわりについて、ただ民間にやらせておけばいいんだという感覚でいくのか、町もそれなりの支援をしていかれるのか、それあたりについて考え方についてお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
親善協会の支援でありますけれども、これは現在のところ事務局員を役場の総務課が担って対応しておりますので、そういう人的支援を行っているということでご理解をいただければというふうに思います。私も顧問という形になっておりますけれども、この総会に参加いたしまして 10 名の予算が収入で組まれて同額が支出で出されるという予算上の組み立てでありましたので、自分たちのお金で行くと。そして、なおかつ、確か5万程度のお土産、それも親善協会として用意をしていきたいというふうな予算書になっておりましたけども、そういう形で進められるというふうに認識しております。いよいよ本格的になってきそうだなという気配になってきましたので、交流が続くと、今とりあえず先駆けとして以前からずっと言っておりました中学生の交流がようやく緒につこうとしているところでありますので、その後、さまざまな先ほどの協定書の内容の中に教育だとか文化だとかさまざまなことがありますので、そういったことが拡大していく中で、町として支援をしたほうがよいというようなことが出てまいりましたら検討させていただきたいなというふうに思っております。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 友好都市を結ぶ訪問団がそれぞれ行かれたのですけども、その後のいろんな行った方含めて話を聞いておりますけども、向こうと経済交流、文化交流含めてやれるのかどうか心配をしている向きも聞いております。果たして二水郷は2万 5,000 ぐらいの人口というふうに聞いておりますけども、津別とそういう関係を長く持続させることができるのかどうか、町長も3回行っておられるということで、それあたりの感触は持っておられると思うのですけども、民間レベルで先ほど申し上げたとおり町の支援なしに、いわゆる民間というのは何らかのメリットがないとそういう交流は続かないということは常道でございますので、町が二水郷と力を入れるのであれば、それなりの形の支援だとかそういうものを考えていくべきではないかなと思いますけども、再度そのあたりについてお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
これは初めから大きなことは考えていくつもりはございませんし、これは山内議員さんと私もずっと国際交流で 20 年近く留学生のホームステイも― 46 ―受け入れてきましたので、そんなにそんなに大掛かりな、例えば大きな会社だとか問屋だとか市場が入って何か巨大なことをするというのはまた別でありますけれども、小さなところから少しずつ広げていこうというやり方ですので、必要が出てきたら対応してまいりたいというふうに思っているところですので、最初から大上段にというふうには考えておりませんので、ご理解いただければと思います。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 その点についてはわかりました。次に、中学生を訪問させるということで明言されておりますけども、この中学生の相互交流の行政報告にもありましたけども、いわゆる実施計画的なものをつくって長期的にやられると思うのですけども、その実施計画をどういうふうにつくるのか、基本的な考え方につきまして、中学生の行かれる目的含めて、どういうふうにやられるのかお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
中学生の相互交流に対する基本的な考え方でありますけれども、この度の郷長からの手紙には、着地接待という方式による費用負担の提案があったところでございます。基本的にはその方向で詰めていくことになると考えておりまして、訪問の時期及び受入れ時期につきましては、これ実は平成 23 年の 11 月の訪問のときに、二水郷国民中学校の校長と話し合った経過がございます。そのときに校長より「二水郷の夏は暑く蚊が多いので冬季間が良いと思うと。また、1月 15 日から 25日は期末テスト期間のため省いていただければ」というようなお話がされていました。いずれにいたしましても、具体的な相互交流計画につきましては、今年の跑水祭に教育関係者を含め3名程度を派遣をいたしまして、当地の関係者と十分協議を行い交流事業を実施してまいりたいと考えております。なお、これに要する費用につきましては、9月定例議会に所要の予算を計上したいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。なお、それから交流の目的の関係でお話がございました。その部分でいきますと、中学生というのは 21 世紀を担う夢多き中学生がお互いの町での生活体験や異文化と交流をとおしてアジアの歴史だとか、教育、文化の違いを肌で感じてもらうとともに、― 47 ―今後のグローバル化に対応できる人間性豊かな人材育成を目指したいという内容で考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 今年の中学生を派遣するための事前調査というのか、そのために3名程度派遣したいということで今お答えあったのですけども、今朝ほどの朝刊を見ると、もう中学生を3名派遣するというような数字を具体的に新聞に出ておりますけども、この中学生を今段階でどれぐらいの人数を大体交流のために派遣するのかわかればお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
中学生の交流についてですけど、後ろに道新さんも来ておられますけれども、これちょっと聞き違いがあったのかというふうに思います。中学生3人ではなくて、教育関係者を含めて具体的な打ち合せのために3人行かせたいということであります。実は、それに向けて既に中学校の中でもさまざまな協議が行われているということで、教育委員会からの資料もいただいているところです。それでいきますと、先ほどの交流の目的もありますけれども、中学校のほうとしては、特に中学生はいつも助けてくれる親がそばにいるということで、そうした親がそばにいないため、大きな向こうに行くことによって試練になるが、それを自分の力で乗り越え、これからの人生を歩んでいく上での自信につなげてほしいというような考え方を持っているということです。そして交流のあり方として交流のメニューについては、授業体験でいきますと学校訪問をして数学、体育、書道この辺は言葉がわからなくても参加できる事業になっているということでありますので、これらを中心に部活の参加だとか、あるいは簡単な中国語の理解、日本文化の紹介なども中学生が挑戦してみようということです。それから史跡などの見学、中国との関係もございますけれども、社会科で学んだ史跡名所を訪ねて日本の文化との違いや共通点、そして課題を考えていこうということです。そして交流の時期につきましては、冬が望ましいということであります。数日の休暇に冬休み以外は、夏休みはいろいろ部活だとかさまざまなことがありますので、冬休みの部活動を考慮すると、どちらかというと冬が望ましいということで、数日の、も― 48 ―し授業中に行くとなれば休暇扱いとなり授業を回復することがちょっと困難になるので、冬の休み中にというのが望ましいのではないかと。それと交流の対象学年については1、2年生が望ましいというふうに考えているということです。3年生でも夏休みまでなら可能でしょうということです。人数につきましては、4名から6名の1グループ、一固まりが基準になればということです。これは男女同数の固まりにしていただきたいということです。4人であれば男2、女2ということですね。6人であれば男3、女3ということで、そういうことが望ましいのではないかということです。それから交流の日数につきましては学校訪問、それから史跡見学などが実施となると3泊4日から4泊5日とし、うち2日程度を学校での研修、交流に充てたいということです。それから最後に費用の考え方ですけども、全額公費により学校代表として選んだ生徒を派遣することが望ましいというふうに考えているということで、参加者を公募又は費用負担は中学生だよというようにしますと、中学生が台湾の魅力をどのように受け止めているかなどの観点から、これはちょっと難しいのではないかということで、全額公費により学校代表として選んだ生徒を派遣することが望ましいということが今教育委員会、そして中学校側と話し合いが行われている。こういったことがベースにして台湾、二水郷に行って向こうの教育関係者、中学校の校長先生も向こうも含めて協議をして、いつの時期、どんなふうにということで実施計画をつくってきていただければなというふうに思っています。以上です。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 実施計画のある程度具体的な中身について伺ったところです。目的も含めて今お答えいただきましたけども、アジアの歴史とか、いろいろあろうと思うのですけれども、果たして二水郷に行って、そういういわゆるこっちが思っている内容のものになるのかどうか、アジアの歴史なら北京だとかあっちのほうに行った方がはるかにわかりやすいのではないかなと。田舎のある程度台湾の真ん中あたりの山の、ただの真ん中だというふうに聞いておりますけども、中学生を派遣するわけですから、それなりの初めて行く台湾ですから、それなりの希望といろんなものを多分持って行かれると思います。あっちに行ってがっかりするような形では― 49 ―またうまくないのかなと思いますので、それあたり十分に向こうの現状を含めて学校側と打ち合せして、できれば実のあるものにしていただきたいのですけども、この交流というのは、向こうからも来るという意味の交流だと思います。この二水国民中学校というのは県立だというふうに聞いておりますけども、それあたり普通町立でしたらある程度自治体の裁量が利くのですけども、県立ともなるとそれなりの我々考える範疇ではなかなかこっちへ来る、そのこともそう簡単ではないかなとも思いますけども、合わせてそれあたり再度お伺いをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
二水郷で歴史がそこに行ってわかるのかと、そこでいいのかというのは、ちょっとあまりにもまずいのかなというふうには感じるところなのですけれども、私も何回か行っていますし、そしてそこの中で人々との触れ合いというのが非常に大切だと、国際交流の良さということはそういうことだと思っています。そういう中で子どもたちが向こうの子どもたち、そして大人たちと短い時間ですけど触れ合うことの中で感じてくることが必ずあるはずですので、そういうものを今だんだんアジアという所が力を増やしてきているところですけれども、そういうところをぜひ見て来てほしいなというふうに思います。当然、首都である台北にももちろん寄るような形になるかというふうに思いますけれども、やはり実際に行って、見て、そして自分の感覚でいろんなことをまた考えていくということが大事だと思います。1回行けば津別に戻ってきたら、ニュージーランドに行った子どもたちもみんなそうですけれども、テレビや本でニュージーランドのことを報じられるとすぐ耳にするとぱっとテレビのほうに目が行くというようなことだとか、天気予報でも自分の行った所がすぐ目にいくだとか、そういう関心の度合いが非常に高くなってまいります。実は私も今回2月に日本ハムファイターズの応援ということもあって名護のキャンプに参加させていただきましたけれども、主目的はもちろんファイターズの応援であるわけですけれども、やっぱり初めて沖縄という土地に足を踏み入れて、当然名護の反対側にあります基地の問題だとか、そういうものをやはり非常に関心深く道路を通りながらも見ていくと関心が非常に高まって、そしてその前の琉球王国というのはどんな所だったのだろうかだとか、思いをはせながら戻って来てから何冊か本を読んだ― 50 ―りもしましたけれども、そういうことが子どもたちが実際に行って、その土地のことを何か感じてくるということに大いに期待したいなというふうに思っております。
質問 7番 山内彬
〔登壇〕 私がいろいろ申し上げているのですが、中学生の訪問、それから民間団体でいわゆる日台親善協会含めてこれから交流行われると、そういうふうに思いますけども、それより先に反省点としてフィンランドのクーサモを含めてかなり訪問団を送って交流を進めてきたのですけども、多分5回ぐらい行っているかと思いますが、もう断ち切れになって何ら何も影も形もないと。いわゆるそういう状態になるのではないかという心配がございますので、しかとしたそういうものをつくって、行動計画含めてつくってやらないと、それなりの町費を費やして行くわけですから、津別としてもそれなりのメリットがなければ、ただ交流を進めてくればいいというものではないのではないのかなと。お互いにメリット含めて将来にわたってお互いの町がより良いように進むと、そういう形がいいのではないかなと思うものですから今私が質問しているわけでございます。そういうものを踏まえて、できれば十分に町長の思いもわかりますけども、きちっとした形で進めていただきたいなと思います。考えがあればお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今ずっと述べてきたことが私の考えでありまして、そのような形でぜひ進めていっていただければなというふうに思っています。あまり固く居丈高にまたやるつもりもありません。やっぱりフランクな国が違うもの同志が初めからこういう型にはまってギチッとして、そして話し合いをするとかということではなくて、大きな枠の中では決め事をしながら、そして自由な意思の中で交流をしていくということが大事なのではないかなというふうに思っています。フィンランドの経験もございますし、フィンランドの交流、フィンランド協会に行って大変申し訳ありませんでしたということで謝りに行ったのが自分でありますので、過去のこといろいろありましたけれども、始末はしてきたつもりでいます。そういう経験も自分としても踏まえながら、この二水郷との交流については進めてまいりたいなと― 51 ―いうふうに思っています。