津別町議会 平成24年第6回定例会 2012年12月20日
「愛林のまち・木のまち」について
2012年12月20日、津別町議会の一般質問で、山内彬議員が質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 山内彬 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 8番 山内彬
〔登壇〕 ただいま議長の発言のお許しをいただきましたので、さきに通告の2項目についてご質問をさせていただきたいと思います。まず最初に「愛林のまち・木のまち」についてであります。昭和 57 年に愛林のまち宣言がされてから 30 年を経過しようとしております。シンボルとして木材工芸館を建設し「愛林のまち・木のまち」として本町はこれまで様々な施策を実現し、まちの活性化を図りながらまちづくりを進めてきたところあります。10 月に木材工芸協同組合が解散となり、「愛林のまち・木のまち」のシンボルである木材工芸館及び付帯施設で― 18 ―あります木工体験工房が今後どうなるのか危惧されているところであります。次の2点につきましてご質問をし、町長の考え方についてお伺いしたいと思います。一つ目、小学校・中学校において全国でも初めてとなる外部講師を招いての木育授業を進めている現在、工芸館及び体験工房はさきに述べさせていただいたとおり、本町の礎となっているところであります。今後も施設の充実を図り維持管理すべきでないかと思います。2点目につきまして、道立 21 世紀の森にあります道立学習展示館が、来年以降本町に移管となる予定というふうに聞いているところです。移管後どのように町として維持管理を進めていくのか、この2点について考え方についてお伺いしたいと思います。次に、2項目目の質問でございます。健康福祉センターについてでございます。今年も町長は地域ごとにまちづくり懇談会を開催され、テーマの一つであります「伸びる医療費、増える税負担」について、それぞれ話し合われたところであります。町からの説明資料に健康受診について、毎年特定健診やがん検診を受診することにより早期発見、早期治療につながり健康を守り医療費を抑えるとことができるとしております。町民の健康福祉の取り組みは、特に重要な問題であり、第5次総合計画でも健康福祉センターの整備を進めるとしているところであります。ほとんどの市町村ではこれらの施設を整備し、住民の健康相談、集団検診、健康増進に取り組んでいる中、本町においてはこれらの重要施策を先送りにしていると思われますが、このまちづくり懇談会のように町民に健康について求めるには、健康福祉センター整備を優先させていくべきと思うが考え方についてお伺いをしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
〔登壇〕 それでは今山内議員のご質問がございましたので、お答え申し上げたいと思います。まず大きな1点目の愛林のまち、木のまちに関してでございますけれども、2点ほどご質問があったというふうに思います。一つは木材工芸館の充実した運営管理という観点だろうというふうに考えております。お話の中に出ました木育の取り組みも始まりました。この部分について若干ご紹介をさせてい― 19 ―ただきたいというふうに思います。この木育の取り組みにつきましては、平成 21 年度から始まりまして、小学校3年生・5年生・中学校1年生を対象にいたしまして、各学年で年間3回実施しているところです。小学3年生は木とのふれあい、5年生は木から製材となるプロセスを学びます。中学生は製材から製品になるまでを学ぶということになっております。昨年度は2度にわたり木材工芸館・体験工房において授業を行いまして、小学3年生は木の卵づくりを行って 60 名が参加しております。5年生はネームタグづくりをやりまして 45 名が参加いたしているところです。今年度は3度にわたりまして森林学習展示館と加賀谷木材の木工場で授業を実施しているところでございます。今後におきましても木材工芸館は設置目的に沿いまして、木材工芸の活性化と特色ある生産活動と林産業の振興発展を図るため特産品加工業等の普及推進のための展示販売、また地域の林業従事者や児童生徒のための木材工芸等に関する研修の実施、さらに木工教室とウッドクラフト展を引き続き開催するなど、今後とも新たなニーズにも対応できるよう環境整備について木材工芸館等運営委員会とともに検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。二つ目の、道立 21 世紀の森学習展示館の移管後の維持管理についてでございますけれども、道立 21 世紀の森の移管につきましては、現在北海道と条件について協議中であります。合意ができれば来年4月頃に覚書を取り交わすこととしておりまして、移管の時期につきましては、指定管理期間が満了する翌日の平成 26 年4月1日を予定しているところでございます。この 21 世紀の森の設置目的につきましては、「青少年に、森林及び林業の役割を理解させるとともに、将来における人と森林との好ましい結びつきについて啓発する」施設でありますことから、この目的に沿った管理運営に努めることとしたいというふうに考えているところです。移管後の維持管理につきましては、利用者が快適に利用できるよう施設、設備等の適正な管理を引き続き経験のある津別町振興公社に委託することを前提として考えているところでございます。次に、大きな二つ目の健康福祉センターについてであります。第5次津別町総合計画では、保健福祉部会が設定した二つの重点プロジェクトの一つとしまして「健康を大切に育むまちづくりプラン」があります。その中で「住民の健康に対する意識や知識の高揚、相談体制の充実、地域医療確保のための町内医療施設との連携により、だ― 20 ―れもが住みなれた地域で、健やかにいきいきと自立して暮らすことができるよう、住民の健康に関する研修や啓蒙の実施や、健康福祉センターの設置及び地元医療機関への助成などを重点施策とする」としているところでございます。この基本構想に基づきまして、実行計画において「健康福祉センターの整備」を計画いたしまして、一つには健康相談・健康づくりの支援、二つには介護サービスのための包括支援センターの機能などを併せもつものとして整備し、当面、現在の公共施設を利用してその機能を整備するとともに、将来的には津別病院と連携して予防体制の充実を検討することといたしているところでございます。具体的な整備につきましては、平成 22 年度から26 年度の前期実施計画において、もう一つのプロジェクトであります「認定こども園・子育て支援センターの整備」を取り組んでいるところでありまして、健康福祉センターの整備につきましては、平成 27 年度以降の後期実施計画に登載しているところでございます。「当面、公共施設を活用して整備する」ということにつきましては、第2次機構改革におきまして、教育委員会が生涯学習課として統合いたしまして中央公民館に移動した後のスペースを活用するというふうに考えておりましたが、中央公民館の増改築が困難となりましたので、現在白紙に戻った経緯がございます。施設整備については、こうした経緯がありますが、住民の健康相談や集団検診、健康増進については中央公民館や町民会館などを利用しながら事業実施をしており、住民の利便性から考えると一体的施設となっておりませんが、健康づくりに関する事業は積極的に今後も取り組みを進めていきたいというふうに考えているところですので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 山内彬
それぞれお答えをいただいたところです。最初に木材工芸館につきまして、何点か質問させていただきたいと思います。今お答えの中で、これまでの事業等の取り組みについては継続するというようにお答えをいただいたところであります。質問の中で、10 月に木材工芸協同組合が解散となったわけです。いろいろ聞いてはおりますが、この町がこれまでの事業をそれぞれ進めるというふうになりますと、解散になった木材工芸協同組合が今後どうなるのか、現在暫定的に個人の方が事業を進めているというように聞いておりますが、やはりこの木材工芸館をこの目的― 21 ―に沿ってこれまで継続し事業を進めるということであれば、一体的にこの関係について考えるべきではないかなと思っております。木育については、答弁の中でそれぞれ小中学生が取り組んで非常に効果が出ているというふうに聞いているところであります。それあたりも今後継続するだろうというふうに思いますけども、そういうもの含めて、まずこのあたりの一体的な関係についてお聞きをしたいと思います。それから木材工芸館の一階部分はご存じのとおり最初の設置時点から木の展示含めてやっているわけです。今後事業を進めるのはお聞きしたのですが、この工芸館の中身について今までどおりの展示の形でいくのか、そのあたり別な形で今後考えていくのか、そのあたりの考え方についてお伺いしたいのと、二階についてはほとんど何もないということが続いていると思われます。やはり木材工芸館という町のシンボルの施設であれば、二階の部分についても木のまちの津別という町の柱でありますから、二階についても津別町の丸玉産業さん含めて町の産業を紹介するコーナーだとか、上里に森林セラピーの基地をつくったわけですから、住民が気軽に行ってそれあたりが学べるようなものにすべきでないかなとそういうふうに思いますが、そのあたりについてお聞きをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
協同組合が解散いたしました。これは議員の皆さまにも全員協議会を開催していただきまして、認定こども園とあわせてもう一つの議題として、この間お話しさせていただいておりますので、大体ご認識されているのかなというふうに考えているところです。それを前提としましてお話しをさせていただきたいと思います。確かに解散いたしまして、今木材工芸舎が引き続いて経営をしているところです。製品を購入しているところが全国にたくさんございますので、そこもその製品がなくなるとやはり困ります。それから一緒にされておりました煙山さんとの関係もございますので、そこが引き継いで工芸舎がされているということで、当面その動きはずっと見守っていきたいなと考えているところでございます。もう一つ町のほうの施設であります木材工芸館につきましては、山上木工さんに委託をして始まったところでございますけれども、そこもこれから今具体的な動きはま― 22 ―だ途中からですので、この3月に向けては何か変わっていくということはございませんけれども、引き続いて委託運営していただいています。考え方等々はいろいろ聞いたりはしております。例えば木工体験工房、そういうところも、これまで人が急に来たときになかなか対応できないというのもありまして、それとあの小さなものばかりということではなくて、何かこの期間これを取り組んでこういう木工教室をやりますよというような、管理者というか委託者のほうが提案をして、そして皆さんにいろんなところから集まってもらって、椅子を作っていくだとか、何か本箱を作っていくだとか、そういうようなことが頭にも入っているようですので、そんなことがまた少しずつ増えていけばなというふうに考えています。もう一つ言われました中身の関係ですけれども、30 年経ちましてそろそろ施設としてはリニューアルも必要な時期に入ってきているのかなというふうに考えているところです。議員がおっしゃいましたように二階は、あのまんまの状態で、なんか殺風景な感じがいたしております。いろんな使い方ができるというふうに考えております。またリニューアルについてもどのような形にしていったらいいのか、あるいはどんな資金があそこに獲得できるかというようなこともあるかと思います。それらについては実は今年の 10 月に津別木材工芸館等運営委員会の方たちがまたメンバーが少し入れ替わりまして、今年の 10 月から 26 年の9月 30 日までの2年間お願いをしたところでございますけれども、会長には加賀谷社長さん、そして副会長には藤原議員さんがなっておられます。このほか北見広域森林組合から鹿中議長が出られておりますし、あるいは林協のほうからは山田耕司さん、そしてロマンス製菓からは松田一生さん。そして商工会からは濱端さん、ちびっ子クラブからは辻さんがそれぞれ出られております。1回目が開催されまして、この委員は、条例上では8名以内ということで、今7名なんですけども、もう1人入れようと思えばできるんではないかという議論もその中で、1回目の会議の中でありまして、これから工芸館を引き受けるところが入ってきてもおかしくないなというふうに考えて、その場所で意見もございましたので、そういう方向も追加で1名で加えていくということも可能かというふうに考えているところです。そういうこの委員会の中でも、いろいろこれから議論しながら大変やる気がある意見も、考え方も出ておりましたので、そういった中で、そしてそれから木材― 23 ―工芸舎、そことのお付き合いの仕方というのですか、それもどういうふうにしていったら一番いいのだろうかということも当然議論されてくるのかなというふうに思います。多分今は工芸舎の皆さんは、引き継いでその部分でかなり忙しいというか体験工房とか、なかなかそちらのほうまで手が回らないという実情だと、協力するにしても、そう思われますので時間を見ながらお互いに隣接しているところですので、協力できるところは進めていきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 8番 山内彬
考え方について大枠でお答えいただいたところです。私が一体的に今後もやっていくべきだというふうに質問したのは、協同組合が解散されて個人の方が進めていると。この一角が崩れると、この工芸館の使命含めて町が進めようとしているものがおかしくなるのではないかということで、運営委員会に委ねて協議をするのはいいのですけども、やはり町長のこういうふうにしたいという、やはり何かがなければ運営委員会のほうもなかなか進みづらいのではないかと思いますので、お聞きしたわけです。一歩進めて今協同組合の工場を動かしている方について、町として今後支援策について考えているのかどうかお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
この工芸館の運営委員会ですけども、この会議は私も出るようになっておりまして、そこでいろいろ一緒に議論させていただいてます。ですから、この委員会は管理運営に関する事項はここで決めると、工芸館ということになっておりますので、そこは皆さんメンバーの中でそれぞれ見識を持った方たちばかりですので、木材に関しても、あるいは物を売るだとかといったことも含めて、そういった方たちとしっかりお話し合いしながら今後詰めていきたいというふうに思います。支援策については、特に今のところ何かということは考えておりません。もし何か動きが出たりとか、行動を起こす、事業を起こすという上で要請等もありましたら、それはお話し合いに乗りながら進めていきたいと思います。以上です。
質問 8番 山内彬
言いづらい部分もあろうかと思いますけども、やはり町の姿勢として一体的にやっぱりこの事業については進めていく考えを今後とも持っていただきたいと思います。この 59 年に開基 100 年のときでございますけど、こういう町のシンボルとして建った工芸館。これについてこれまで大規模に改修等を進めてきたという経緯があります。やはりあそこは収益を伴う施設ではございませんので、やはり木のまち・愛林のまちを町内外に宣伝するような施設でありますので、先ほど私が申し上げた、やはりこれだけ木材加工業者がある町は全国にもないかと思います。そういう観点から、あの施設にそういう町のこういう頑張っている木材加工業者のそのあたりのものを宣伝するものをやはり上に展示すべきじゃないかなと思いますけども、この点について再度お伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
委員会の中でも、委員会というのは木材工芸のほうの委員会ですけども、そこでも展示も含めて様々考えている方もおられるようです。私自身もいろんな津別で作られるものがあそこで展示されて、これいいなということで買いたいという人もあるでしょうし、あるいは通りすがりの人たちが寄って、それに値段が付いてたりとか、注文受注を受けますよというふうになっていけば買われる方もきっと出てくるのかなというふうに思います。委員会の1回目のときも、そこを管理している方が今度からたまたま今まで木材協同組合のメンバーでありました山上さんが入ってきているということもあって、山上さんの展示を含めたものを考えているようです。ですから、それをどういったふうにしていったらいいのだろうかということを、その人も構成委員に入れて一緒に考えていったほうがいいのじゃないだろうかというお話もされておりますので、そういう方向で考えていきたいと思います。その部分についてはこちらからまた委嘱をするという形になりますので、そんなことも考えていますし、場合によっては委員のほかにアドバイザー的に意見をいただける方がおりましたらそういう委員会の中にお呼びをして話を聞くということも考えていっていいのかなというふうに思っていますけれども、いずれにしても委員会としっかり連携をとりながら進めていきたいというふうに考えております。
質問 8番 山内彬
わかりました。この関連について最後に 57 年に愛林のまちを宣言されて、各地区に愛林の塔を設置されたと思います。今はありませんけどもそれの基礎がそのまま残っているという経過があります。なぜ残したかというと復元するかもしれないからということで多分置いていたのではないかと思いますが、もうこれだけ 30 年近く経って復元はしないのではないかと思いますので、各地域に残っている町の施設の愛林の塔の基礎がそのまま放置されていることから、これについては責任を持って撤去すべきというふうに考えますが、その点について早急にできるかできないのか含めて、お考えを聞きたいなというふうに思います。
答弁 町長 佐藤多一
今すぐ取り壊すというふうにはなかなかなりませんけれども、これは前にもお話が出たというふうに思っています。いずれにしてもそのままになっておりますので、撤去せざるを得ないなというふうには思っています。幾つかございますので、その部分も来年やる、再来年やるとは今この場所ではちょっと申し上げられませんけれども、検討してまいりたいというふうに思います。その前に愛林の塔の前に看板類が非常にごちゃごちゃとありまして、それらの調査も今担当課で進めているところです。そういったところも含めて少しずつ景観をよくしていきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。