津別町議会 平成24年第4回定例会 2012年9月19日
再生エネルギー発電の整備に関する基本計画の策定の考えについて
2012年9月19日、津別町議会の一般質問で、山内彬議員が「再生エネルギー発電の整備に関する基本計画の策定の考えについて」質問し、教育長 阿部博道、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 山内彬 議員
- 答弁者
- 教育長 阿部博道、町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 8番 山内彬
〔登壇〕 それでは、さきに通告の2項目につきまして、一般質問のほうをよろしくお願いをしたいと思います。まず最初に、再生可能エネルギー電気の発電促進について何点かお伺いをしたいと思います。昨年の 3.11 大震災の福島原子力発電所の事故により、集権型エネルギーシステムが崩壊しつつあり、特に脱原発につきましては、このほど政府が 2030 年までに原発について廃止をする方針を出されているようであります。この脱原発によるエネルギー転換を今求められているところであります。地域による再生可能エネルギーの活用による分散型エネルギーシステム導入の促進を町としても図るべきと考えるが、次の点についてお伺いをしたいと思います。再生エネルギー発電の整備に関する基本計画の策定の考えについてお伺いをしたい。2点目、報道で今日の行政報告の中にもありましたが、設立された森林バイオマス利用促進協議会の組織と活動内容についてお伺いをしたいと思います。次に、近隣町村含めてメガソーラーの発電事業の進出がそれぞれ出ておりますが、町としてメガソーラー発電事業者の誘致または公募の考えについてお伺いをしたいと思います。次に、町が抱えている公共施設へのソーラー発電など自力自給の電力の方策について検討する考えがあるかお伺いをしたいと思います。2項目めの教育行政についてでございますが1点目、大津の学生の事故以来、全国的に自殺問題含めて、このいじめ問題について現在もそれぞれ報道されているところでございます。このいじめ問題による自殺が大きな問題となっている中、本町として学校側での取り組み強化は進んでいると思いますが、本町の実態の把握とこれまでの取り組み状況、今後の方針についてお伺いしたいと思います。― 19 ―2点目、各学校の児童生徒の安全対策についてお伺いをしたいと思います。昨今全国的に児童生徒の安全対策について強化がそれぞれ図られているように思いますが、本町の学校施設の外部からの安全対策及び設備などについてお伺いをしたいと思います。かつ、児童生徒の登下校の通学路の安全対策についてもあわせてお伺いをしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 阿部博道(教育長は2012年9月まで)
〔登壇〕 それでは、いじめ、それと通学路、不審者の関係について答弁をさせていただきたいと思います。本町の各学校におきますいじめ問題に関する児童生徒の実態把握につきましては、文部科学省の緊急調査が8月に全国一斉に実施されました。本町においても実施したところであります。その調査からは、いじめを受けたと子どもが訴えた件数は、小学校で 85 件、率にいたしまして 41.5%、中学校で2件 1.5%、合計 87 件の結果でした。この調査の回答内容といたしましては、「悪口を言われた 84 件(24.8%)」、「叩いたり、蹴られたりした 50 件(14.7%)」、「仲間はずれや無視された 37 件(10.9%)」、「持ち物を隠されたり、いたずらされた1件(0.3%)」となっていますが、幸いにもネットやメールによる誹謗中傷等の書き込みについてはございませんでした。そのすべての事案につきましては、担任の日頃の見取りや指導のもと、生徒指導部を中心とした全体的な検討の結果、深刻ないじめの状況には該当しないと判断をいたしました。痛ましい事案の発生する恐れのある事案がなかったということでございます。また、北海道教育委員会では平成 23 年度より道内全公立小中学校の児童生徒にいじめの有無を問うアンケートを年2回実施していますけれども、先ほど申し上げたとおり悪質ないじめとされる事案はありませんでした。次に、いじめの問題に対する日常の取り組みといたしましては、常に実態の把握に努めるとともに早期の対応が不可欠であると考え、本町独自の調査といたしまして、昨年度より町内全小中学校で不登校に至る可能性の高い児童生徒、いじめの被害を受― 20 ―けている可能性の高い児童生徒の早期発見や、学級集団の状態を分析することができ、更には学校崩壊にいたる可能性も診断できるQU、アルファベットのQとハイフォンとUということで、Q―U心理テストということでございますけれども、このテストを実施しまして、そういういじめ等々について早期発見に努めているところでございます。学校においては、いじめはいつでもどこでもおこり得るということは深く受け止めて、学校のみでの解決に固執することなく、また些細な問題も軽視することのないよう教員一人一人が徹底していじめから児童生徒を守りとおすという認識を持って取り組むことを確認し、職員朝会や職員会議において教職員の意識啓蒙、生徒指導関係の報告、連絡、相談などの情報を共有しつつ、学校が一つとなって取り組んでいるところであります。学校教育に携わるすべての関係者が改めていじめ問題の重要性を認識し、常に実態の把握に努めると共に、関係機関及び家庭、地域と連携して迅速に対処することが必要であると考えているところであります。次に、外部からの侵入者、登下校の通学路の関係でございますけれども、外部からの侵入者につきましては、過日、道内においても殺人未遂事件で逮捕された男性がその後の取り調べで刃物などを持って出身の幼稚園や小学校を訪問していたことが明らかとなったところでございます。幸い当該学校等の対応により幼児、児童への被害はありませんでしたが、各学校において不測の事態に備え、学校周辺等における不審者等の情報が入った場合の連絡体制を整備するなど、様々な危機等に迅速かつ的確な対応をとることができるよう引き続き管理体制の確立に万全を期することが重要と考えているところであります。取り組み状況といたしましては、いじめ問題同様に教職員の共通理解により日頃から職員会議等で取り上げ、情報交換、意見交換を行うなど共通理解を深め、教職員一人一人が学校の安全管理について意識の向上を図っているところであります。来訪者の確認につきましては、各学校の玄関にインターフォンを設置をしたところでございます。また、不審者情報に係る関係機関との連携といたしましては、常に警察等の関係機関、PTAや地域住民等と連携し、情報を速やかに把握できる体制をとり、さら― 21 ―にはオホーツク教育局からの不審者情報についても素早く学校に周知をしているところでございます。授業中、昼休みや休憩時間等の安全確保につきましては、教職員によります校内巡回等を行うとともに登下校時以外の児童生徒玄関等の施錠を行い、万一不審者が校内に侵入した場合、相手の動きを封じ込める武具でありますサスマタを各校に配置しているところでございます。それから、登下校における安全確保につきましては、通学路において人通りが少ないなど、児童生徒が登下校の際に注意を払うべき箇所をあらかじめ把握いたしまして児童生徒保護者に周知するなど注意喚起を行っているところでもございます。更に津別小学校では毎週金曜日、児童の下校時間にあわせてPTA会員による校区巡回を通年をとおして行っております。また、スクールガード・リーダーによる町内全校区の日常的な巡回活動も行っているところでございます。次に、通学路の安全対策についてでありますが、本年4月以降、登下校中の児童生徒の列に自動車が突っ込み、死傷者が発生するという痛ましい事故が相次いでおります。このことを受けて文部科学省から6月に、通学路における緊急合同点検調査を行うべく通知があったことから、点検調査を実施したところでございます。その実施内容といたしましては、学校による危険箇所の抽出といたしまして、各学校は保護者等の協力を得て、主として交通安全の観点から危険があると認められる箇所の抽出をしてございます。更に、合同点検の実施及び対策、必要箇所の抽出といたしまして、学校からの報告を受けまして、学校、保護者、道路管理者、及び地元の警察署による合同点検を行い協議の上、対策の必要箇所の抽出を行ったところでございます。その結果、危険箇所といたしまして中学校区ではありませんでしたが、活汲小学校から3か所の報告がありました。その3か所につきましては活汲 49 号線、斎場の所でございます。活汲 48 線、これ岩見沢方面でございます。それから活汲 52 線、大矢根牧場さんの所でございます。と、国道 240 号線の交差点の3か所に横断歩道の設置要望があったところでございます。その後、8月の 27 日に、町教委、町と教育委員会、学校、北見道路事務所及び美幌警察署、地域の自治会長さんにも参加をいただき現地において合同点検を実施したと― 22 ―ころでございます。現段階では結論は出ていませんが、現状の国道は片側のみの歩道でありますので、横断歩道を設置する基準としては道路の両側に歩道がなければならないこと。歩道がない場合は路肩の拡幅が必要であることから現在道路管理者であります北見道路事務所において検討されているところでございます。私といたしましては、不審者、交通安全すべてを含め、児童生徒の通学の安全が図られるよう学校、教育委員会、警察署、PTA、その他各団体と密に連携をし、登下校時における安全対策、防犯対策に万全を期するよう努めたところでございます。なお、今後の方針等につきましては、私の任期もありますので、その部分の答弁は控えさせていただきたいというふうに思っているところでございます。以上です。
答弁 町長 佐藤多一
〔登壇〕 それでは、私のほうから再生可能エネルギー、電気の発電促進ということでお答えしたいと思います。4点ほどご質問がありました。まず、1点目の基本計画策定の考えについてでありますけれども、農林水産省のほうで農山漁村における再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律案が出されまして、地域に存在します資源を利用した発電を促進して、地域の活性化に結び付けようと、まず国が基本方針を策定して、次に市町村の協議会により基本計画を策定することにより、市町村が認定した整備事業者の事業申請を受け付けて、実施にあたっての各法律のワンストップサービス化を推進しようということで進められているところです。こうした国の動きがありますが、本町としましては、すでに委託業者と委員が決定いたしています津別町環境基本計画の策定委員が決まっております。明日、第1回の会議が開催されることになっておりますので、そういった中で、計画の策定の中で検討もあわせて進めてまいりたいというふうに考えているところです。また、本町の場合、再生エネルギーを検討する上で、丸玉産業を抜きに考えることはできないというふうに考えておりまして、現在北海道を含めた津別町森林バイオマス利用推進協議会において構想づくりを進めているところでございます。2つ目の森林バイオマス利用推進協議会の組織と活動内容についてであります。こ― 23 ―の先ほど申し上げました推進協議会につきましては、今年の1月 11 日に設立をいたしました。会長には副町長がなっておりまして、委員につきましては、津別林協、それから単板協同組合、津別建設、農協、それから北海道水産林務部、オホーツク総合振興局、東部森林室、農業改良普及センター、そして産業振興課というふうになってございまして、加えて、オブザーバー・協力機関といたしまして北海道森林管理局、道立工業試験場、道立林業試験場、道立林産試験場がこれに加わっております。事務局といたしましては、オホーツク総合振興局と津別町役場の産業振興課が担っているという状況でありまして、目的につきましては、地域の特性に応じた新エネルギーの導入促進を図るため、津別町における森林バイオマスエネルギーの最適利用モデルの構築を検討するものでありまして、本年度中に構想をまとめることになっております。検討の内容につきましては、現状と導入に向けた課題の整理、それから2つ目には、林地未利用材等使用する原料の確保と活用について。3つ目には、森林バイオマスエネルギーの熱電利用の方法について。4つ目には、導入事業の採算性と経済波及効果について検討を進めることになってございます。3つ目の質問の、メガソーラーの発電業者の公募についてでありますけれども、実は6月から8月にかけまして3社から問い合わせがありました。そこのところの会社からの希望する面積が最も少ないもので1ヘクタール以上ということでありましたけれども、平坦であること、周りに山や建物がないこと、南向きで東西に長いこと、農地でないこと、公道に面していること、高圧線が近くにあること。こういった条件が出されておりまして、これにあった町有地は本町にはないというふうに判断しておりますので、公募は難しいというふうに考えているところでございます。4つ目の公共施設でのソーラー発電などの電力自給の検討についてでありますけれども、実は北海道町村会におきまして、再生可能エネルギーに関する特別委員会が設置されました。管内からは西興部村長が委員として加わっておりまして、地域振興に向けた再生可能エネルギー資源(電力)の活用策と課題について研究が始まっておりまして、つい先ごろ、ここからアンケート調査を行いまして、その調査結果が出たところでございます。これを参考に本町の場合を考えますと、公共施設における太陽光発電システムの設― 24 ―置につきましては、その活用策として役場庁舎などに設置した場合、通常の業務で当然活用ができます。それから、災害時に対策本部となる役場庁舎での情報収集時に活用ができることになります。それから、災害時における避難施設での活用ができるというふうな活用策がございます。ただ、それに対する課題といたしましては、本町の場合、特に役場庁舎については、そもそも屋根に設置する場合に耐久性があるかどうか、建物の。そういった問題がございます。それから、庁舎以外に設置する場合には、用地の確保が出てくるという問題があります。それから、設置の運用や更新に対する経費に係る財源確保の問題です。現行補助金の制度がございません。効率性確保のための、いわゆる雪が降った時の積雪対策。こういったところが本町の場合、そして各北海道の中でも取り組みを進めていこうとする上で共通のこうした課題を抱えているという状態でございます。確かに太陽光発電というのは一つの方法であるというふうに考えておりますけれども、課題も先ほど言いましたように多いという状況にありますので、なお検討を要するというふうなことが考えておりまして、この道の特別委員会の中でも、これから議論がされていくというふうに思いますので、そういったことも参考にしながら研究を進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 8番 山内彬
それでは、教育長のほうから先に再質問をさせていただきたいと思います。答弁の中で、町内の学校について、いじめについてアンケート調査をした数字について先ほど報告があったわけでございますが、小学校では 85 件と、印象的にはかなり多いと。中身については先ほど答弁にあったとおりの内容だと思います― 25 ―が、この 85 件という数字の大きいものが、それぞれの内容のものとはほかに、どういうことでこういうことが起きるのか、わかればお伺いをしたいと思います。中学校では2件のアンケートの中ではいじめを受けたと。津別中学校については少ないなという感じはいたします。それで、まずこの問題について、やはりいじめ問題というのは、家庭と教育と両方がこの問題について対応する必要性があるのではないかというふうに感じております。この点について教育長の考えについて、これまでの教育長をやった経験から、もしこの問題についてどのように考えているのかお伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 阿部博道(教育長は2012年9月まで)
小学校 85 件ということで、数的にはちょっと多いかなというふうには思います。ただ、問題なのは、このいじめの定義という部分がございます。本人がいじめられているということを感じればいじめの件数に数えられるというふうな状況がございます。悪ふざけして、ちょっと小突いたと。だけど本人はいじめだということになれば、これはいじめにカウントされるということが多くあるのかなというふうに感じているところでございます。中には、やはりこういう部分じゃなくて本当に無視をしただとか、いろんなちょっと厳しいこともございます。そういう場合につきましては、やはり無視をされた子ども、無視をした子ども、まずその子どもらからどういうことなのだということで具体的に双方から意見を聞いて、そして家庭と連絡をしながら解決してきたということでございます。そういうことで、早目早目に対応していることから、このいじめ件数については年々減少しているというような状況になってございます。いずれにいたしましても、いじめというのは今現在非常に大きな問題になってますけれども、この微々たることから、先ほど議員から質問がございましたように本当に大きな事故につながりかねないという部分がございますので、学校にはそういう部分も含めて十分注意をするようにということでお願いをしているところでございます。それと、ちょっと申し遅れましたけれども、先ほどの答弁で危険箇所、小学校で3か所ということで答弁申し上げましたけれども、その中で岩富のことを岩見沢と言ったそうでございますので訂正をさせていただきたいと思います。― 26 ―以上です。
再質問 8番 山内彬
学校の現場にも、この問題について対応するのは重要だと思いますけれども、昨今共働きが多い家庭が、子どもに対する愛情含めて少し疎遠ではないかと含めて、学校はそれなりの対応はしているかと思いますが、教育のほうの家庭での取り組みについて、学校側は教育委員会含めてどういうふうに対応されているのかお伺いをしたい。それから、この中にいじめ、小学校でもこういう数がありますけれども、不登校の子どもがいるのかいないのか、その点についてお伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 阿部博道(教育長は2012年9月まで)
共稼ぎが多いというのは、津別の特色の一つかなというふうに思っておりますけれども、確かに今そういうことから家庭教育の低下が叫ばれているということがございます。いじめ問題の大半が、やはり家庭教育が若干劣っていることが期にして起きているという部分が想定をしているところでございます。そのためにも、小学校の場合、低学年4年生ぐらいだと思うのですが、児童館で毎日放課後子どもクラブ等々で勉強したり遊んだりと。そして、保護者が帰って来る5時、5時半まで預かっているという中で集団生活をしているということがございますので、これらについては、放課後については問題ありませんけれども、家庭に入ってどういうふうな形でやっているのかということについては、問題が起きた段階で、それなりに聞く程度ということでございます。問題がないのにちょっと聞くということにもちょっとなりませんので、そういうことで家庭状況等については問題があった児童生徒のところは、保護者に確認をするということでございます。それから、不登校については、完全な不登校はいません。小学校は特に不登校はないと言っていいと思います。ただ、中学校は、不登校とはちょっと言い切れないのですが長期休む。長期と言いながら3日、4日という状況なのですけれども、そういう子どもが二人ぐらいいるという状況でございまして、完全な不登校はいないというふうに考えてございます。以上です。― 27 ―
再質問 8番 山内彬
いじめに対する問題は、アンケートだけでよしとするものではないと思いますが、この内部に秘めた、ここに出ない問題が非常にあるのではないかというふうに感じられたところです。今後この問題について、こういう田舎だからないとは言い切れませんので、十分にそれあたり対応方お願いをしたいというふうに思います。