津別町議会 平成24年第1回定例会 2012年3月14日
特定公共賃貸住宅への木質ペレットの導入について
2012年3月14日、津別町議会の一般質問で、村田政義議員が「特定公共賃貸住宅への木質ペレットの導入について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 村田政義 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 村田政義
〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先の通告内容にしたがいまして質問をさせていただきたいと思います。町営住宅、特定公共賃貸住宅への木質ペレットの導入についてであります。町は公共施設を中心に地球温暖化防止対策、二酸化炭素排出削減に向けた取り組みとしてペレットストーブ、ボイラーの導入、さらに今年度はペレット導入補助率を2分の1から3分の2に引き上げしながら一般家庭への利用拡大に向けた取り組みがされているところであります。また、現在建設されております特定賃貸住宅は、蓄熱暖房によるオール電化を取り入れておりますが、今後建設予定の町営住宅、特定賃貸住宅へのペレットの導入、さらに公共施設、今後新たに建設される施設などに太陽光発電システムの導入と木質ペレットストーブ、ボイラーの併用を積極的に取り組みを考えてみてはどうかということをお尋ねしますので、よろしくお願いしたいと思います。― 9 ―
答弁 町長 佐藤多一
〔登壇〕 それでは、村田議員さんのご質問にお答えしたいと思います。ペレットストーブの利用拡大ということで、今後建設予定の町営住宅、特定公共賃貸住宅に実験的な導入はということでございます。最初に町の状況ですけれども、ペレットストーブの導入の実績であります。今町が行っております導入の支援事業があります。これで導入をされたというのが 10 台ございます。平成 21 年に5台、平成 22 年に4台、昨年 23 年は1台というふうなことでございます。そのほか公共施設等では7台が導入されておりまして、この事業を始めた 21 年前でいきますと、既に6台が導入されているということで、合わせますと津別町には 23 台のペレットストーブがあるということになります。なかなか導入が進まないということでございまして、その要因なのですけれども、実際に利用されている方のアンケートを行ったことがございます。それによりますと、ストーブの価格が非常に高いということで、30 万円から 50 万円ほどするということであります。もちろん国産の中では 100 万円近くするものもありますけれども、こういったストーブの価格が高い。それから主暖房として熱量がちょっと不十分であるということ。それから、本体が大きく機能性に欠けるということです。それとペレットの補給や灰の処理に手間がかかるということが利用者のアンケートから出されておりまして、最も多かったのがストーブの価格が高いということでございました。町営住宅、それから特定公共賃貸住宅等への設置の実験ということですが、利点と問題点を考えてみますと、利点につきましてはCO2の削減に対する貢献ができるということ、それから燃料費の節減ができるということがあります。現在灯油よりもペレットのほうが安い結果になっております。問題点といたしましては、各世帯の利用時間が異なるため、集中ボイラーは非効率的であるということです。それから、主暖房としてまだ十分ではないということで、ワンフロアーは可能ですけれども、そういった状況にあると。それから長屋方式になっておりますので、入居者個々のニーズに差があるというのと、それから入退去があるということでございます。次に、太陽光発電システムとの併用はどうだということでございますけれども、こ― 10 ―れも利点としましてはCO2の削減に貢献することができると思います。これも問題点としましては、1キロワットアワー当たりの建設設置費が約 60 万円ほどかかります。大体一般家庭の電力使用は4から5キロワットアワーということでいわれておりまして、この設置費が 240 万円から大体 300 万円かかるというふうにいわれています。こうしたように設置事業費が高いため、これが家賃に反映していくということで、家賃が高くなっていくということがあります。それから集合住宅ですので、個々で電力使用量が異なり料金算定が困難であるというようなことが問題点として考えられておりまして、現在建設している所、そこに設置していない状況でございます。今後の対応につきましては、公営住宅で実施している自治体があるのかもしれません。そういったことも可能性としてはあると考えておりますので、そういう自治体が実施している所の自治体の調査を行って、そして研究も深めてまいりたいというふうに考えております。これとは町営住宅と、特定公共賃貸住宅とは関係いたしませんけれども、一般家庭に対してのペレットストーブの導入補助につきましては、先ほど利用者のアンケートでもお答えしましたように、ストーブの価格が高いということでありまして、現在の新年度予算では現在の補助率を2分の1ですけれども、これを3分の2にしようというふうに予算計上させていただいているところでございます。限度額を 20 万から 25万円にアップするということで考えているところでございます。あわせて 24 年度から環境基本計画の策定を考えておりまして、この中で地域環境資源の利活用を検討してまいりたいというふうに思っています。ここではご指摘のペレット、それから太陽光以外に地中熱、それから丸玉産業さんが持っておられます発電及び熱、こういったものを地域の中で活用できないかどうかということで、既に木質バイオマス利用する協議会が道の予算でできておりますので、そういったところで将来の津別の再生エネルギーを使ったまちづくりを考えていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 4番 村田政義
今町長のほうからペレットストーブの利用拡大の関係について、それぞれ進まない現状とか、例えば利用者アンケートによる内容等、あるいは今― 11 ―後の対応について今お話がされたところであります。確かに私自身もペレットに対するいろいろ私なりに調べたところによりますと、確かに手間がかかるとか、あるいはストーブが高いとか、あるいは灰が出ることによっての手間がかかるとか、いろんなこともやっぱり聞かされておりますし、そういったところをやっぱりクリアしていくこともやっぱり一つの重要なことなのかなというふうに私自身も実は考えているのです。そこをクリアしないと、やはり今町長が町政方針の中でも述べられておりますけども、やはり愛林の町として木をふんだんに使った木材を利用した施設が今公共施設含めて今建設がされておりますが、そういったところを含めてCO2削減に向けた取り組みが今町長も一つの重点課題としてやっているのだろうと思っていますから、それに向けて確かに手間隙の関係はあるけども、そこをやっぱりクリアすることも重要でないのかなと思いますが、その辺についてちょっとお聞かせを願いたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
課題としては、先ほどお話ししたとおりアンケート調査の中でも出ているところでございますけれども、そういった課題を一つ一つ整理するのに、まず 24 年度では先ほど言いましたように補助率をアップして、購入費が高いということでございますので、そこに対する対応を今年は行うとともに、あわせてペレットのみならず再生エネルギーの研究を道、それから丸玉産業株式会社さん、そして農協、林業協同組合、それから建設業の協会の方たち、そういったところを含めて、できることをこれから検討していこうということで、それに対するやっぱり専門知識というのが必要になってきますので、そういったいわゆる頭脳を、それは道も費用を見て送り込むというようなことも考えているということでございますので、そういうところも活用しながらしっかり検討していきたいなというふうに思っているところです。なお、道のほうも、このペレットストーブについては、実は平成 17 年に北海道立林産試験場、旭川のほうにありますけれども、あそことサンポットが共同して日本型、北海道型のペレットストーブの開発に取り組んでいました。これは北見でも実際にこのストーブは売っておりますし、今の 21 世紀の森にも同タイプのものが設置されているところです。ペレットのどうしても燃料が貯蔵タンクを内蔵するということがありまして、灯油ストーブと比較すると、どうしても外形寸法が大きくなってしまうとい― 12 ―うことでございます。奥行きも大分とってしまうということで、なかなか一般家庭に普及しづらい部分があるのですけれども、こういったことも恐らく道は道なりでまた検討されるというふうに思いますので、そういった情報も聞きながら対応してまいりたいというふうに思っているところです。また、唯一燃料、灯油との比較におきましては試算してみますと、今また灯油が値上がりをしておりまして 96 円というふうに聞いておりますけれども、今ペレットはキロ 42 円で出しております。これで比較しますと大体ペレット 42 円と灯油が 82 円というところで大体同じぐらいというふうになりますけれども、今そういうふうに 96 円でいきますと、通常の一般家庭との比較でいきますと、円の単位ですのでそれほど大きな差は出てきませんけれども、大体6か月使用で 6,456 円ぐらいが燃料費の節約になるというふうに考えられておりますけれども、これがまだ十分インパクトがあるかどうかというとありますので、問題はペレットをこれからずっとやる上で、安定的に林地残材等々きちっと入ってくるシステムづくりというのが必要でして、これも含めて先ほどの協議会でしっかり話し合いをしていくということで進めていこうということにしていますので、そのことによってまた価格、単価が下がっていくということにもつながっていくのではないかなというふうに考えているところです。以上です。
質問 4番 村田政義
確かにコスト面からすれば多少割高になるのかなというふうに考えています。今町長のほうからも言われたように、ペレットについては大体 42 円の販売、灯油価格は今 96 円、私も実は 91 円の部分でちょっと試算をしたのですが、これからいくと大体一般家庭の灯油の状況からすれば、大体 1,400 から 1,500 リッターたくだろうということが一般的にいわれているのです。だからそれを今 96 円で試算すると 13 万 4,000 円ぐらいかかるのかなと、こういうふうに認識をするところであります。そうすればペレットの場合は 42 円、今 15 キロ袋ですから 630 円です。これが大体年間 150 から一般家庭では 200 ぐらいかなということで、ちょっと感じるところもあるのですが、こうすれば約 10 万 1,000 円ぐらいになりますが、これだけ暖房だけをとらえるとペレットのほうがちょっと安上がりなのかなという感じはしますけども、― 13 ―ただ暖房だけではありません、一般家庭は。給湯代という部分もありますから、今のペレットの状況ではそこまではちょっといかないということはありますから、当然ここにはまた別な燃料がかかるのだろうと思います。そうなると少し割高になるのかなということも私自身も実は想定しております。留辺蘂とか置戸あたりの状況にすると大体灯油が 120 円になればペイするのかなという、こういったこともちょっと私の調べた範疇の中ではそういうことも言われていますが、さらにこの後灯油が高騰する可能性も十分出てくるのかなと思っていますから、確かに現状の中では今言いましたようにちょっと割高になるのかなという感じはしますが、こういったとこも含めて、やっぱり少しでも効果ガスの排出の削減に向けて取り組んでいる町として、やはり少しでもペレットが導入されればなというふうに感じているところなので、そういうところも含めて、この後の取り組みについてお願いしたいなと思っています。ちょっともう一つ聞きたいのですが、今公共施設のほうからのペレット数量は大体500 トンというふうに聞かされておりますが、また一般家庭については 23 台で大体 45トンかなと思って見ています。これには総体的には1年間操業するとなれば、大体今現状の中では半年間で約 600 トン、操業約6か月間で3名の雇用ということになりますが、これ例えば年間操業するとなれば、大体 1,200 から 1,800 トンの生産能力はあるというふうに聞かされておりますが、これを取り組むことによって雇用拡大にも若干つながるのかなというふうに感じていますが、それについてちょっとお聞きをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今後半の部分では、これはまずペレットを使っていただくというか、拡大していかなければたくさんつくれませんので、たくさんつくるようになれば人も必要になってくるということでありますので、まず拡大していくということが大事かというふうに思いますし、拡大する前にまたそれが安定的に原料が供給されていくというシステムづくりがまず必要ではないのかということで、まずそこのところの大もととなるところを研究していこうということで、先ほど言いました協議会の中でも、例えば丸玉さんの木質のボイラーだとか、それからそこから出る蒸気にしても、そういった工場内の木を使っていますけれども、それをさらに例えば地域で利用― 14 ―させていただくということになれば、当然不足してくるというふうに思いますので、それを山から木を下ろして来て、里山に1本まんま持って来て、そして必要なところに必要なカットをして配付して、残った分をペレットのほうに回すだとか、そういう仕組み、それにコストがどれぐらいかかって、そこに山に携わっている木材業界がどのような形でやればそのコストを下げれるのかどうなのかというようなことも研究テーマの中に入ってくるというふうに思っていますので、そして次の段階、次の段階というふうに進んでいくのだろというふうに思っています。これは原課も含めて私自身の感想でもあるのですけれども、ペレットストーブは今拡大しようとしておりますけれども、これが多分もう少し劇的と言ったらおかしいですけれども進むには、家庭用のペレットボイラーが開発されなければ、なかなか飛躍的なことにはならないのかなというふうには考えています。今あることはあるようですけれども、まだ高額で非常に高いというのと、安定感があるかどうかということもありますので、そういったものが家庭用のペレットボイラーができるとすれば、これは集中暖房だとか、別にペレットストーブでなくてもいいわけでして、そういうものができる可能性がありますので、そういったことの動きも注目していきたいなというふうに考えているところです。以上です。
質問 4番 村田政義
ペレットの関係については今ありましたように、まだなかなかやっぱり難しいのかなというふうには感じられますが、今後の対応として公営住宅で実施している自治体の調査とか研究ということも今後そういったところも調査をしながら進めていくという、こういうことで言われていますので、ぜひその方向でお願いしたいなと思っています。それから、太陽光発電システムの採用の関係なのですが、これ先ほど言いましたように、特定賃貸住宅、これ今建てている特定賃貸住宅を蓄熱暖房によるオール電化ということになっておりますが、これらについてもやはり今原発問題とかいろんな問題がされて、やはりそこに住んでいる人たちはやっぱり安心、安全というのが一番大事なのだろうと思って、そこを求めているのが今の情勢だろうと思います。そういった― 15 ―状況からして、今オール電化されている、取り組んでいる施設、あるいは公共施設含めて太陽光発電システムの取り組みができないのかどうか、その辺についてちょっとお尋ねをしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
ペレット、これは太陽光も含めてなのですけれども、太陽光の部分は先ほど言いましたように設置をする、非常にまだ高額であるということがあって、家賃に跳ね返っていくということで、公営住宅というのは、いわゆる御承知のように低所得者のためにつくっていくという住宅ですし、特公賃はまた別な目的ではありますけれども、そういったところでこの太陽光を設置することでどうなっていくのかという課題がちょっと先ほど言いましたようにありますので、これらが整理されていくのであれば検討を進めていきたいというふうに考えているところです。ペレットも同じなのですけれども、そういった取り組みをしている自治体というのがあるのかもしれません。正直まだ、どういう自治体がどんなふうな取り組みをしているかというのが手持ちの中にはございませんけれども、ただ印象では、2月のはじめに東京港区で、港区と協定を結んでいますけれども、みなと森と水サミットで加盟している 48、全国の市区町村長が集まりまして、北海道は津別町を入れて1市2町なのですけれども、そこで東北北海道ブロックの分科会に出席しましたところ、非常にびっくりしたのは住田町というのですか、それと葛巻、そういった所が町ぐるみの非常にすばらしい木質を使った取り組みをしています。ちょっと短い時間でしたので詳しくは聞ききれませんでしたけれども、そういった所に果たして公営住宅もそういうものを使ってやっているのかどうか、そこまでの意見交換はできませんでしたけれども、いつかはやはりそういう所にも見学させていただきながら、いいものはどんどん吸収していきたいなというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 4番 村田政義
この関係については、今後さらに課題として進めていただきたいなと思っています。とりわけ町政方針で述べられておりますが、地球温暖化防止対策として温室効果ガスの排出量の削減へ積極的に取り組みを進めていくという形の中で、ペレットあるいは太陽光発電等や蓄熱によるオール電化等の取り組みが今町と― 16 ―して進めている中で、非常にこの温室効果の削減へ大きな貢献がされているというふうに私自身も理解をしているところであります。また、先ほど町長の追加の中にもありましたように、木を道産材あるいは地域材をふんだんに利用した建設、このことが高く評価されているということも先ほど報告がされましたし、そういった取り組みを今後さらに期待するところであります。また、公共施設は、今後あるいは建設予定、例えば今課題になっているこども園、子育て支援センターの施設の問題、あるいは現行施設されているさんさん館など、こういった所に太陽光発電システムの導入、これはかなり難しいのかとは思いますが、木質ボイラーの導入とあわせてぜひ取り組みを進めていただきたいなということを申し上げておきたいと思います。あわせて、一般家庭あるいは各事業所でのこういった拡大の取り組みも今後進めていただきたいと。そういったところを進めながら温室効果ガス、要するにCO2の削減に向けた取り組みがさらに拡大されていくのだろうと思っています。あわせて排出ガス削減に向けた呼びかけ、これがまだちょっと弱いのかなという感じがしています。こういったところも含めてぜひ住民にもこういったところをきちっと強く呼びかけながら進めていただきますことを最後にお願いをし、私の質問については終わらせていただきたいと思います。大変どうもありがとうございました。
答弁 町長 佐藤多一
木材利用のところまでのお話も含めて出てまいりました。これからこども園だとかさまざま出てくるかと思います。一部改修工事等も入ってきますので、これはやはり木の町、小南町長が提案しました愛林の町というのが今も続いておりますので、その理念に沿って進めていきたいなと。そして今こういう国のほうもさまざま木を使うことによって助成するという傾向が非常に強くなってきていますので、町としても活用していきたいというふうに考えているところです。公営住宅等につきましては、今の建設の状態では長屋方式になっておりますので、なかなか難しい部分が出てきております、実際にやろうとすれば。これが今改修工事も始まっております豊永のほうの1戸建の公営住宅でいきますと、やり方はまたいろ― 17 ―いろ考えられるというふうに、戸建の部分でいけばあるかと思いますけれども、そういったことも検討してまいりたいというふうに思いますし、またこれからつくる建物につきましても、そういったペレットなり太陽光だとかというのを意識しながら建設してまいりたいというふうに思います。あわせてPRがちょっと不足していないかということでございますので、これもやっぱり町民の皆さんにわかるということを念頭に、書き方、伝え方、より工夫をしながら進めてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。