洞爺湖町議会 令和7年12月会議 2025年12月10日
物価高対策について
2025年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、大久保富士子議員が「物価高対策について」質問し、企画財政課長 藤岡孝弘、産業振興課長 仙波貴樹、町長 下道英明が答えました。
- 聞いた人
- 大久保富士子 議員
- 答えた人
- 企画財政課長 藤岡孝弘、産業振興課長 仙波貴樹、町長 下道英明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 大久保富士子
8番、大久保富士子でございます。冒頭に、12月8日午後11時15分頃、青森県での震度6度強の地震により津波が発生し、北海道と青森、岩手県の3県で計51名がけがをしたとの報道であります。被害を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げます。それでは、一般質問に入らせていただきます。今回の質問は、長引く物価高騰により深刻な影響を及ぼし、家計に強い負担が強いられています。そこで、町としての物価高対策についてをテーマに、通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。10月21日、臨時国会にて自民党の高市早苗総裁が内閣総理大臣に就任し、自民、日本維新の会両党による連立政権が発足されました。女性の内閣総理大臣は、憲政史上初めてであります。高市総理は自民党総裁に選出された直後に、働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいりますと、働いてを5回連発し、今年の流行語大賞を受けたことが話題になっております。初閣議で、物価高騰に対する経済対策の策定を指示したと報道され、政府は11月21日の臨時閣議で、物価高対策などを盛り込んだ総合経済対策を閣議決定いたしました。物価高対策では、子育て世帯を対象に、18歳までの子供に1人当たり2万円の応援手当を支給する。電気、ガス代の補助を再開、5,000億円を投じて、来年1月から3月までの3か月間、一般家庭で計7,000円ほどを負担軽減する。また、自治体が独自の物価対策に柔軟に活用できる物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を2兆円計上しました。おこめ券や電子クーポンの配布、水道料の減免などを後押しし、食料品高騰対策などの支援とすると発表をされております。ここで重要になるのが、各自治体が地域の実情に合わせて使える重点支援地方交付金であります。先月11月28日、下道町長へ公明党会派として、板垣議員と一緒に物価高騰から町民生活を守るためには、同交付金を有効活用し、家庭への負担軽減を一刻も早く実現する必要があり、即効性ある物価高騰対策の強化が急務であることから、緊急要望をいたしました。そこで、当町としての物価高対策についての質問でございます。物価高から幅広い国民生活を守り抜くため、政府は先月21日の臨時閣議で、物価高対策を盛り込んだ経済対策、全体の規模は、一般会計で17.7兆円程度を計上し、重点支援地方交付金として、食料品高騰への対応に対して、特別追加4,000億を含めた2兆円を計上されています。即効ある物価高騰対策を講ずるように、自治体が短時に取り組む対策として、重点支援地方交付金の迅速な運用が重要であります。そこで、当町においての物価高についてお伺いいたします。一つ目は即効性です。物価高は待ったなしです。家計負担軽減に直結する即効性のある物価対策の急速な実施であり、そのために、重点支援交付金を最大限活用し、町民生活を守る支援が重要であります。そこで、大きな影響を受けている年金生活者、子育て世帯のみならず、低中所得層などへの幅広い支援について、町のお考えをお伺いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
お答えいたします。ただいま、議員のほうから説明いただきましたけれども、国の令和7年度の補正予算第1号が閣議決定されまして、重点支援地方交付金2兆円、このうち、食料品の物価高騰に対する特別加算が、4,000億円が計上されました。今、国会で審議中でございますけれども、補正予算が成立後に、交付金の制度要綱、それから、洞爺湖町への交付限度額が、恐らくですけれども、年内には通知があるものと思われます。重点支援地方交付金の基本的な考え方につきましては、エネルギー、食料品価格等の物価高騰の影響を受けておられる生活者、それから事業者の支援を主たる目的とする交付金でありまして、地方自治体が地域の特性や実情に応じ、迅速かつ効果的な支援を実施するための財源となります。本町におきましても、長期にわたる物価高騰が町民の皆様の生活に大きな影響を与えていることを踏まえまして、この交付金を最大限に活用し、即効性のある物価高騰対策支援を早急に検討して実施する所存でございます。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
長期にわたる物価高騰が町民の生活に大きな影響を与えていると、今。それを踏まえて交付金を最大限に活用し、即効性のある物価高騰対策支援を急速に検討し、実施するという答弁でありました。補正予算が成立後、交付金を最大限に活用して実施すると。そこで、交付金を見込んである程度の準備をしていると思いますが、やっぱり即効性がキーワードであります。町長に、まずはリーダーシップの下、実効性のある支援をよろしくお願いしたいと思います。それでは、二つ目は、事務コストの最小限です。紙の商品券やおこめ券については、印刷代などの事務経費が大きく膨らむ傾向があります。住民の皆様に最大限還元できる形を検討していただきたい。そうした意味では、水道基本料金などの減免は施策です。水道は誰もが使うものであり、負担が軽減されれば、その分、食料品購入などに充てることができます。水道基本料金の減免は、公明党も推奨しております。また、食料品高騰対策として、家庭に少しでもお金が残り、食品への支援の検討も期待するところでございます。そこで、光熱水費、燃料費の急激な負担増への対応として、電気、ガス、燃料、水道料金等に対する負担軽減対策について、町の考えをお伺いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
電気やガス料金の負担軽減につきましては、現在、国が主導して取り組んでおりまして、令和7年度、国の補正予算案におきまして、5,296円の予算が組まれる予定であります。これにつきましては、令和8年の1月分から3月分までの3か月分の冬期間の電気、ガス代を支援する方針でありまして、こうした国の政策に基づく支援が最も効果的であると考えております。この支援事業が、各世帯、各事業所に適用されることによりまして、町民、事業主の皆様にとりましては直接的な支援になると考えているところであります。議員からもご説明いただきましたけれども、一般家庭であれば、1月から3月で約7,000円分の負担が軽減されるというところであります。それから一方、水道料金、下水道料金、それから燃料費などにつきましては、町が独自に支援を検討して、対応策をしなければならない事業になります。特に、今、議員からご指摘いただきました水道料金、下水道料金の負担軽減につきましては、重点支援地方交付金の趣旨にも沿いますことから、本町においても支援を検討すべき領域であると考えております。町民、事業主の皆様にとりまして即効性のある物価高騰対策支援になると考えておりますことから、このたびの議員のご提案も踏まえて、今後、実施に向けて具体的に検証させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 大久保富士子
水道料金の減免の実施に向けて検討していきたいというふうに認識させていただいてよろしいですね。そこで、水道料金の基本料金の金額が、もし分かれば教えていただきたいと思います。私といたしましては、3か月ぐらいの水道料金基本の減免を提案したいと思っていますが、再度質問をお願いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
水道料金の基本料金ということでありましたけれども、水道料金と下水道料金を合わせた形で、今検討しておりますけれども、まず、水道料金につきましては、一般家庭用で、メーター料を含めて、1か月が3,113円、消費税込みです。それから、一般の業務用ですけれども、こちらもメーター料込みで4,015円、1か月ですね。になりますことから、これを、例えばですけれども、基本料金3か月分とすれば、一般家庭におきましては、9,339円。それから業務用につきましては、大型ホテルはもう少し高いとは思うのですけれども、一般的な業務用としましては、1万2,045円、3か月分で。こちらが基本料金になるかと思います。
議員の質問 8番 大久保富士子
ありがとうございます。3か月分の減免になれば、食料品の購入に使えることは大変助かるというふうに思います。前向きな検討をよろしくお願いしたいと思います。3番目には、年明け早々には住民の皆様に効果を実感していただける支援が大事かと思います。そして、物価高から幅広い住民生活を守り抜くため、即効性のある新たな対策を打つべきと提案させていただきます。そこで、大きな影響を受けている消費への支援対策として、食料品などの購入に使用できるデジタルを活用したプレミアム商品券やクーポン券の配布、またデジタルを活用できない方々の現金給付を含めた支援が大事かと思っております。夏から秋にかけて、国で2万円の現金給付というふうに言われておりましたが、かなりの方から、現金給付はいつになるの。2万円給付、いつになるのとよく聞かれました。現実にはならなかったんですけれども、このデジタルの活用できない方などの現金給付も含めた支援対策が本当に大事と思います。町としての考えをお伺いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
ご提案いただきました食費への支援策として、今回2兆円の国の重点支援交付金の中で、特別加算として食料品の物価高騰として4,000億円が計上されております。これは、国民1人当たり約3,000円の支援を特別枠として、国からは一応指示をいただいているところであります。まず、ご提案いただきました食費への支援対策としましては、重点支援地方交付金を活用したプレミアム商品券、それからクーポン券、現金給付等の負担軽減策につきまして町の考えはという質問でしたけれども、本町としましては、食料品の価格高騰が住民の皆様の生活に与える影響が大きいことから、本交付金を活用しまして、食料品等の物価高騰対策支援を講じてまいりたいと考えております。まず、給付の具体的な方法ですけれども、ご指摘のありましたプレミアム商品券の発行、それから現金給付の手法につきましては、これまで多くの自治体が取り組んできた実績がありまして、一定の効果が認められるものと考えております。しかしながら、プレミアム商品券につきましては、印刷、発送、管理などの事務経費が比較的大きくなることや、利用期間内に使い切れずに残高が生じる場合があることなど、運用面で課題が指摘されております。また、現金給付につきましては、口座振込の確認、それから口座情報の入力作業、そういった多くの事務的作業が必要となるほか、振込手数料もかかって、事務的経費、こちらも必ず発生しますことから、迅速な給付も難しくなり、費用負担が増大する面もございます。また即効性は、現金給付は高いものの、町内でのこれが消費につながるかどうかは把握しにくいという課題もございます。これらの課題をいろいろ整理した中で、現在、本町では、地域通貨、とうやコインという独自の地域通貨を令和7年1月14日から運用を開始しております。前回の重点支援地方交付金につきましても、とうやコインを利用しまして、5,000円で1万円分のコインが付与されるプレミアム地域通貨えーるコインとして一般家庭における物価高騰、それから、地域経済の活性化として支援策を実施している、今まさに段階であります。地域通貨コインは、町内加盟店において使用できるものでありまして、12月1日現在では、108店舗の加盟店で使用が可能でございます。今回の給付金をえーるコインを使った手法で検討する場合ですけれども、これまでは、えーるコインにつきましては、第一弾、第二弾と、今、第二弾の実施期間中なのですけれども、2回実際に行っております。こちらの取得する方法は、町民の皆様がまず任意で自分のスマートフォンからクレジット決済でチャージする方法と、それから役場などにお越しいただいて、現金5,000円で購入をする仕組みを基本としておりましたけれども。物価高騰対策として、支援を全ての町民の皆様に確実に行き渡らせるためには、とうやコインを全町民の方にプッシュ型で支援する、給付する方法が可能かどうかも含めて、検討を行うことも有効ではないかと、現在、考えております。こうした点を踏まえまして、本町では、これまで取り組んできました地域通貨、とうやコインの活用が、事務コストを抑えながら確実に町内消費を促すことができる効果的な手法であると考えておりますことから、今回の重点支援交付金を活用した物価高騰対策につきましては、とうやコインによるポイント付与を中心に、まずは検討してまいりたいと考えております。ただいま議員からご指摘ご提案いただきました町民の生活を守り、地域経済の下支えとなるような交付金の活用、実施に努めてまいりたいと考えておりますので、議員各位のご理解、ご協力も併せてお願いしたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
議員の質問 8番 大久保富士子
まず、物価高対策として、確実に支援をすると。全ての町民に確実に行き渡る方法にしたいという町の考え、分かりました。それを、とうやコインのポイント付与にしていきたいと、プッシュ型の付与にしていきたいというお話でありました。確認ですが、世帯じゃなくて、町民一人にですよね。これは確認。それとあと、とうやコインのポイント付与については、どんなようなものなのか、ちょっと内容を詳しくお話ししていただきたいと思います。お願いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
とうやコインをプッシュ型による付与ということで、現在検討しておりますけれども、その手法については、今、内部でもちょっと検討しておりますけれども。今、ちょっと考えておりますのは、1回、2回目と、えーるコイン、実際、販売実績はありますので、まず第一弾につきましては、購入いただきました方は町民3,517名、それから、第二弾、今回につきましては3,685人ということで、168人、前回から増えております。まずこの方たちにつきましては、既にとうやコインに加盟していただいて、えーるコインも購入していただいておりますので、システム側から自動的に付与というのは、割とスムーズにいけるのかなと思っております。それから、全町民にというお話をしましたけれども、町民は11月末現在で、7,772人、住民登録されている方がおりますので、半数近くの方が、第一弾、第二弾のえーるコインも購入されていない方ということになりますので。こちらの方々にえーるコインをプッシュ型で付与するということで、まずは、住基情報から購入されてない方を拾って、その方たちに周知をした後に、例えばカード、とうやコインのカードを送付するような形で、そこに現金を、プレミアム分を入れて、使っていただくような形ができないかどうかというところを今ちょっと考えているようなところであります。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
カード、今まで使っていない方にはカードで付与するという、金額とかは決まっているのですか。決まっていれば教えて、大体の。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
金額につきましては、まだ重点支援交付金の洞爺湖町への限度額というのがまだ決定されておりませんので。こちらの限度額の範囲の中で、先ほど答弁いたしました水道料金、下水道料金ほかに合わせて、今回の食料品支援のえーるコインの金額も見ながら、予算の、まずは国から配分された限度額を考慮して、検討してまいりたいというふうに考えておりますので。金額については、今、5,000円にするとか、1万円にするとかということは、ちょっとまだ答弁できる状況ではございません。
議員の質問 8番 大久保富士子
理解させていただきました。確実に町内消費を促すためということで、効果がある手法ということで、このとうやコインを使うというお話で認識させていただくと、それでよろしかったですね。町としては、現金給付の代替として、全町民にとうやコインをプッシュ型で付与すると、そういう方向性で考えているということで認識させていただきます。分かりました。それでは四つ目には、中小企業・小規模事業者への実効性ある支援の強化として、物価高騰に伴うコスト増により経営が困難な事業者に対し、資金繰り支援、また商工会からの要望でもあります経営改善を後押しする目的として、小規模事業者経営改善資金融資の利子の一部補助制度などを支援するなどの金融支援制度の実施や経営相談支援などの強化について、町の考えをお伺いいたします。
町の答え 産業振興課長 仙波貴樹
ただいまのご質問でございますが、国の重点支援地方交付金に関連する洞爺湖町の中小企業・小規模事業者支援についてでございますが、当町への交付額につきましては、先ほどもありましたが、現時点で、国からの具体的な内示は示されておりませんので、現段階で具体的な事業を申し上げることは難しい状況にございます。その上で、当町におきましては、物価高騰により、原材料、エネルギーコストの上昇分を価格転嫁し切れず、資金繰りが逼迫している町内事業者への支援の必要性は強く認識しているところでございます。現在、継続事業といたしまして、町が実施している中小企業等への支援といたしましては、商工会及び地元金融機関と連携し、中小企業の育成、振興等を図るための中小企業振興資金融資の実施のほか、新型コロナウイルス感染症により経営に影響を受け、金融機関等から融資を受けた資金に対する利子補給を実施しているところでございます。また、商工会におかれましては、経営改善普及事業に基づく経営指導とともに、日本政策金融公庫の融資、いわゆるマル経融資に係る推薦を行うことにより、資金繰り支援を実施しているところでございます。議員ご指摘のとおり、物価高騰の状況は大変深刻であり、事業者支援実施に係るスピード感は極めて重要であると認識してございますので、町内事業者の資金調達環境の改善という観点から、商工会と連携し、制度設計の在り方について検討を進めるとともに、交付金の動向を踏まえつつ、事業実施の可否を含め、慎重に判断してまいりたいというふうに考えてございます。以上です。
議員の質問 8番 大久保富士子
今、担当課長からの答弁では、物価高騰の状況は深刻であり、事業者支援実施に関わるスピード感は極めて重要と認識しておりますと。それで交付金の動向を踏まえつつ、実施の可否を含め、慎重に判断してまいりたいという、今、答弁でありました。私からは、事業者様からの声は、経営改善資金融資利子の一部助成の声をよくお聞きいたします。そのようなことからも含めて、物価高に対する町長の考え、町としての考えをちょっと最後に聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
町の答え 町長 下道英明
ただいま、議員のほうから、まずいろんな形でご提案がございました。先般、御党の方からの要望書ということで承り、さらには商工会からのほうからも承った中で、特に共通しているところがございましたマル経、いわゆる日本政策金融公庫の融資、マル経についての様々な形のご提案ということで、それも含めまして、今、国会でご審議されている補正予算が可決された段階で、今、担当課長のほうからありましたように、細かいところで数字が出てまいります。そういったところで、ご提案のあった即効性のある施策をというキーワードかと思いますので、その点、重々把握しながら庁舎内でも審議して、議会のほうにもご提案をさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
議員の質問 8番 大久保富士子
最後に、物価高の支援が一刻も早く生活者に届くことを期待いたしまして、今回の質問を終わらせていただきます。大変にありがとうございました。