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洞爺湖町議会 令和7年6月会議 2025年6月16日

老朽化に伴う公共施設の現状と今後の対応について

2025年6月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、大久保富士子議員が「老朽化に伴う公共施設の現状と今後の対応について」質問し、企画財政課長 藤岡孝弘、総務課長 末永弘幸が答えました。

聞いた人
大久保富士子 議員
答えた人
企画財政課長 藤岡孝弘、総務課長 末永弘幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 大久保富士子

8番、大久保富士子でございます。今回は、老朽化に伴う公共施設の現状と、今後の対応についてをテーマに、通告に従いまして順次質問をさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。2025年も半年が過ぎようとしています。国は、物価高を上回る賃上げや、米の価格高騰といった重要課題に責任のある施策を示したいとのことです。賃上げの動きが広がりつつあるものの、物価上昇には追いついていない状況で、そこで物価高から家計を下支えすることで、減税給付で生活応援などの施策を進めようとしております。そして、重点支援地方交付金を追加するようであります。長引く物価高騰に、町が柔軟に対応するという意味で、交付金は非常に意義があると考えております。当町においては、交付金を活用して住民生活を守る、現場初の政策を期待するところでございます。それでは、老朽化に伴う公共施設の現状と今後の対応についての質問でございます。全国的に高度経済成長期に整備した公共施設の多くで老朽化が進行し、近い将来、一斉に更新時期を迎えようとしております。そして、人口減少に伴い、公共施設の利用率の低下、老朽化対策、維持管理費の増大、公共施設の未来への在り方など、様々な課題が懸念されています。国において、平成25年11月にインフラ長寿命化基本計画を定め、インフラを管理、所管する者に対し、当該施設の維持管理費や更新を着実に推進するための行動計画や、施設ごとの個別施設計画の策定を要請しております。当町の多くの公共施設が30年から40年を経過し、建物の公共施設の老朽化が著しいと感じております。住民が安心安全に公共施設を利用できるかが課題であると思います。そこで、今後の維持管理などを踏まえた公共施設総合計画についてお伺いいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

ご質問ありました、公共施設の老朽化及び今後の維持管理を踏まえた洞爺湖町公共施設等総合管理計画についてお答えいたします。当町におきましても、人口急増期に当たる昭和40年代の後半から、多くの公共施設を整備しております。現在これらの施設が建築後、40年から50年ほど経過している施設も多く、老朽化が進行している状況でございます。これまで、拡大する行政需要を住民ニーズの多様化に応じて整備を進めてきました公共施設が、老朽化による更新時期の到来を迎えております。それに伴い大規模災害等への対応も必要となっております。今後、これらの施設が大規模な修繕、それから建て替えなどの工事時期を迎えていくことになりますが、財政状況の厳しさが続いていることも踏まえ、少子高齢化等の社会構造の変化に応じた計画的な更新、統廃合、長寿命化等の検討、それから財政負担の軽減や平準化、公共施設の最適な配置が必要となっております。いずれにしても、保有する、今、公共施設の数と規模ですね、このまま維持して更新していくことは非常に厳しい状況でございます。これを踏まえまして、町では平成28年3月に、洞爺湖町公共施設等総合管理計画を策定しております。この計画については、向こう40年間の公共施設の在り方を検討しているものでございます。これは公共施設の全体像を把握した上で、将来的な人口減少や財政状況を見据えながら、施設の最適化と持続可能な維持管理を図ることを目的とした計画でございます。具体的には、施設の長寿命化を推進するとともに、複合化や用途の見直し、統廃合なども視野に入れた施設マネジメント、これに計画的に取り組んでいるところでございます。今後も地域住民の皆様の安全安心をまず最優先に考え、施設の機能維持と財政負担の最適化、この両立を図りながら、計画的かつ効率的な施設管理に努めなければならないと考えております。以上です。

議員の質問 8番 大久保富士子

40年間での施設の方向性を示した計画を策定しているとのことであります。この公共施設のマネジメントの、というふうに課長は答弁していましたが、このマネジメントの内容について、お聞きしたいと思います。また、マネジメントを推進することで、どのような効果というか、効率化があるのかもお聞きしたいと思います。お願いいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

公共施設のマネジメントでございますけれども、マネジメントにつきましては、町が所有する、管理する公共施設を、効率的かつ持続可能な形で運営維持、更新していくための計画的な取組や仕組みのことを指すことだと考えております。当町の多くの公共施設につきましては、先ほど答弁しましたけれども、高度経済成長期に多くが整備されております。現在、老朽化がかなり進んでいる施設も多くあります。課題としましては、修繕や建て替えに多額の費用が、更新経費が必要となってくると。それから次に、少子高齢化で利用者が減っている施設もあると。3点目に、財政が厳しい中、これら全ての公共施設を維持することはできないと、このような課題があると考えております。そこで、いかにしてマネジメントを進めていくかということでございますけれども、内容につきましては、まず、公共施設の現状の把握。これらのデータを整理することが必要だと考えておりまして、まず、各施設の築年数、それから利用状況、維持管理コスト、これらを可視化すると。これにつきましては、公共施設を所管しております各課に、施設カルテ、これを毎年更新していただいておりまして、利用状況と施設を、毎年カルテによりまして進捗状況を確認しております。それから2点目としまして、長寿命化計画を策定すること、保守改修によって、できるだけ長く使うということでございます。三つ目に、統廃合、用途転換の検討ということでございまして、似た機能を持つ施設を統合したり、あるいは使われていない施設を売却したり、民間に活用するといったような考え方もあると思います。それから民間の活用の部分で言えば、最近ではトリプルPだとかPFIだとか、公共施設の運営を民間と共同して連携して行っている自治体も多くございます。最後に、地域住民との対話の部分が必要であると考えておりまして、施設の利用者や町民の意見を踏まえた意思決定が必要であると考えております。いずれにしましても、公共施設マネジメントの最終的な目的としましては、将来にわたって必要な公共サービスを安定的に提供すること、それから税金の使い道、これを最適化すること、町民の皆様にとって使いやすく安全な施設を維持することが必要であるというふうに考えております。以上です。

議員の質問 8番 大久保富士子

ありがとうございます。住民の皆様の、この答弁にありましたとおりに、安全安心を最優先に考えることが大事かなというふうに思います。計画的、そして効率的で、住民の皆様において、公共施設サービスの向上を期待するところでございます。この見える化というのが、すごく大事かなというふうに考えております。そこで当町には、集会所などのコミュニティ施設をはじめ、多くの社会教育施設、町民文化施設、福祉施設などの公共施設があり、日常点検、定期点検を実施し、劣化状況の把握に努めるとともに、点検結果を踏まえた修繕や改修に取り組み、予防保全に努めていることも承知していますが、それらの建物の施設などの老朽化に伴い、様々な課題があると思います。そこで、老朽化の状況についてお聞きいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

老朽化の現状でございますけれども、議員にご指摘いただきましたとおり、本町には集会所や公民館、図書館、福祉センターなど、町民の皆様の暮らしに密接に関わる多くの公共施設が整備されております。しかしながら、これらの施設の多くは昭和から平成初期にかけて建設されたものが多く、建築後20年以上を経過しているものも少なくございません。具体的には洞爺湖町公共施設等総合管理計画、これに登載している施設の数が213施設ございますけれども、このうち経過年数が20年を経過しているものが177施設、経過年数30年以上の施設が93、経過年数が40年以上の施設が49施設ございます。施設の老朽化の進行により様々な課題が顕在している中、現在、町では公共施設等総合管理計画により、各施設の方向性に基づいて長寿命化、集約化、統廃合を進めているところでございます。具体的には、今年度につきまして申し上げますと、町営住宅の長寿命化改修、これを年次計画により実施しております。また、虻田の火葬場、洞爺湖温泉中央集会所、清水集会所、これらの施設は、令和7年度において解体の予算を計上しているところでございます。次年度以降につきましても、保育所の集約化、虻田中学校の移転など、これらの施設の移転を実施する予定となっております。以上です。

議員の質問 8番 大久保富士子

耐用年数が過ぎた施設は、86施設あるとの答弁でございました。具体的には、町営住宅の寿命化改修を次年度に実施すると。あと、虻田の火葬場とか洞爺湖温泉の中央集会所、清水の解体工事も今年度予定していると。次年度にも保育所、虻田中学校の移転などを実施する予定ですというお話がありました。ちょっと2点だけ再質問させていただきます。この答弁の中で、経過年数が40年以上の施設が49施設あるとのことですが、どのような施設なのかをお聞きいたします、1点目は。2点目は、7年度の解体の工事に、先ほどの行政報告にも載っていましたが、中央集会所と虻田火葬場の解体費が載っていましたが、この3施設の解体に解体費用がどれぐらいかかるのか、また、その後、この解体した土地利用、利活用はどのように考えているか、考えがあればお聞きいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

先ほど、洞爺湖町公共施設等総合管理計画に登載している施設の数が213施設あると答弁しましたけれども、このうち、耐用年数が過ぎた施設は、今、議員ご指摘いただいたとおり86施設ございます。経過年数が、このうち40年を超える施設が49施設あると答弁しました。これはどんな施設かというところでございますけれども、全部申し上げるとちょっと時間がないものですから、大まかなもので申し上げますと、40年を超えている施設につきましては、まずは集会所、各集会所が軒並み40年を超えて老朽化がしている状況です。それから学校関係で申し上げますと、虻田中学校、洞爺中学校、とうや小学校、それから洞爺にある教員住宅ですとか、虻田の給食センター、それから文化センター、芸術館ですとか入江保育所だとか、これらの施設が建築後、40年経過している施設でございます。それから、今年度解体を予定しております虻田火葬場、中央集会所、清水集会所の解体の費用でございますけれども、予算ベースで申し上げますと、虻田火葬場につきましては、4,500万。それから洞爺湖温泉中央集会所につきましては1億700万円。清水集会所につきましては1,400万を、解体工事を今年度予算に計上しているところでございます。それから、それらの解体後の土地利用の考えについては、担当課である総務課長のほうから答弁させてもらいます。

町の答え 総務課長 末永弘幸

ただいまのご質問の件でございますけれども、今年度予定をしてございます清水集会所、それと虻田の火葬場、洞爺湖温泉中央集会所の跡地の利用ということでございますけれども、まず中央集会所それから虻田火葬場、同様かと思いますけれども、今後の利活用につきましてはですね、これにつきましては再利用かできないかなど検討してまいりたいというふうに考えてございます。また、清水の集会所になりますけれども、移転先となります集会所のその駐車場がかなり手狭ということでございますので、現段階におきましては、駐車場としての利用を予定しているという内容になります。以上でございます。

議員の質問 8番 大久保富士子

この経過年数が40年以上の施設の、本当に住民の方が使う文化センターとか集会所とか、本当に稼働率が多い施設だと思います。それで、この施設の今後の対応について、町の考えがあればお聞きいたします。

議員の再質問 8番 大久保富士子

再質問の2点目だったのですけど。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

今のご質問は、40年以上経過している施設の中には集会所も多く含まれているという答弁したのですけども、集会所につきましては、ちょっと担当課は、所管は総務課になるのですけども、利用状況等については先ほど答弁しましたとおり、施設カルテを毎年度、各課のほうに照会してこのデータを随時更新しておりまして。利用状況ですとか、施設の老朽化度合いにつきましては、この管理計画の中で毎年検討して、例えば、この施設を長寿命化、例えばで申し上げますと、一つの集会所を担当課のほうでは長寿命化する、維持するというような方向の施設があったとしても、利用状況ですとか老朽化などによりまして、これらの施設の方向性も今後検討していくなどの、規模の縮小も含めて、公共施設、先ほど申しましたマネジメントサイクルと言うのですかね、これらの見直しも随時図っているところでございます。以上です。

議員の再質問 8番 大久保富士子

当町としては、コンパクトにして、削減をしていきながら、住民の方に還元できるようにしていきたいというお話は分かりました。当町として、修繕、更新等の費用の削減と、更新時期の集中化を避けることにより、歳出予算の縮減と標準化を図ります。また、現状の維持管理に係る費用や業務内容を分析し、維持管理費用や施設使用料等の適正化を進めていくとのことでありますが、そこで6年度の公共施設、建物にかかる年間の維持管理費についてお伺いいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

公共施設全体の年間の維持管理経費でございますけれども、令和6年度の決算状況で申し上げますと、まず需用費、需用費というのは光熱水費ですとか、修繕だとか、それらにかかる経費。それから委託料としては、施設の設備点検ですとか清掃の委託だとか、それらにかかっている費用が全体として、令和6年度の決算額では2億8,600万円かかっております。それから、この施設に携わる、管理していただいている会計年度任用職員、これの人件費が2億4,500万円ほどかかっておりまして、トータルとして合わせて、公共施設の維持管理経費としては5億3,200万円程度かかっております。以上でございます。

議員の再質問 8番 大久保富士子

今の答弁で再質問なのですけども、維持管理費が5億3,298万円との内容でありました。人件費が2億4,500万ほどかかると、このように今、答弁いただきました。将来の人口傾向や財政状況を踏まえ、公共施設のコンパクト化というか、廃止とか、規模縮小等に、そして統合等に取り組むことにより、維持管理費の削減が見込まれると思いますが、そこで7年度の施設の廃止に伴い、維持管理費などの削減がどれぐらいあるかを、分かればお聞きいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

今年度解体を予定している洞爺湖温泉の中央集会所、それから葬祭場、清水の集会所につきましては、休止していた施設ですので、この年間のコストと言うのですかね、維持管理経費としては、光熱水費関係、修繕等の経費はかかっておりませんので、具体的には維持費の中にこれらの施設は含まれておりません。以上です。

議員の再質問 8番 大久保富士子

分かりました。それでは最後の質問でございます。公共施設の在り方を検討する際には、町民などの協働を行うということで、まちホームページにパブリックコメントなどを活用した情報発信など、町民からの意見要望を取り入れながら、公共施設の老朽化や財政状況の変化に対応し、将来にわたって効率的な施設運営を推進しますと、公共施設等総合管理計画でうたわれております。そして、公共施設の在り方を検討する際には、住民の皆様に事前の丁寧な周知、また、施設の担当者からの説明責任が大事かと思います。そこで、老朽化が進む公共施設、建物の対応、また今後の維持管理計画の方向性についての地域住民に対する説明会の開催意向についてお伺いいたします。

町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘

公共施設の老朽化への対応及び今後の維持管理計画の方向性につきましては、現在施設の機能や利用状況、安全性などを総合的に評価した上で、長寿命化計画の策定や、必要に応じた改修統廃合等を現在、公共施設等総合管理計画により進めている状況でございます。これに伴いまして、地域の皆様のご理解とご協力を得ることが不可欠であると、議員、今ご指摘いただきましたとおり、町としても認識しております。施設の再編、機能の見直しなど、地域の皆様に影響のある事項につきましては、これまでもですね、住民説明会や意見交換の場を設けるなど、丁寧な情報提供と、住民の皆様との対話を図りながら、公共施設の最適化を進めてきております。今後につきましても、公共施設の持続可能な維持管理と住民サービスの質の確保、これを両立させるために、地域の実情、住民のご意見を踏まえた公共施設の最適化に向けた計画的な取組を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。以上でございます。

議員の再質問 8番 大久保富士子

今回、老朽化に伴う公共施設の現状と今後の対応についてを、一般質問のテーマに掲げさせていただいたのは、集会所の解体についての住民からのご相談を受けたことからであります。その後、担当職員が本人のお宅に伺い説明を行い、理解されたとのことです。本人より私に、丁寧に説明をいただき、理解ができましたと連絡がありました。今後、公共施設においては、様々な問題が起きると思っております。行政が真摯に対応に当たっていただくことが大事ではないかと思うところでございます。住民の皆様において、公共サービスの、先ほどの課長の答弁ではないですけど、質、向上を図るには、民間活力の導入検討が必要かとご提案をいたしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

出典:洞爺湖町議会 令和7年6月会議 2025年6月16日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる