洞爺湖町議会 令和7年3月会議 2025年3月6日
洞爺湖町の災害対策について
2025年3月6日、洞爺湖町議会の一般質問で、小林真奈美議員が「洞爺湖町の災害対策について」質問し、総務課長 末永弘幸、町長 下道英明が答えました。
- 聞いた人
- 小林真奈美 議員
- 答えた人
- 総務課長 末永弘幸、町長 下道英明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 小林真奈美
2番、日本共産党、小林真奈美です。本日は、通告書に従い質問させていただきます。まず初めに、洞爺湖町の災害対策について伺います。昨年の能登半島地震から1年以上がたちました。内陸地震としては最大級の前例のない地震が前例のない被害をもたらしました。今年1月1日の段階で、災害関連死276人を含め死者数は504人で、2人が行方不明ということです。関連死の審査が続いているため、犠牲者数はさらに増える見込みです。能登半島地震では、災害関連死が直接死を上回っています。減災対策と災害後の対策が重要であることが、これで分かります。復旧の遅れ、過去の震災と比べて突出していると言われています。人口流出と災害関連死が続き、課題は山積みです。助かった命が亡くなるという状況は、あってはならないと思います。昨年12月13日に政府は、1月に発生した能登半島地震を踏まえ、避難所の運営指針を改定しました。政府は各国の赤十字社などをメンバーとする団体が策定した国際基準、スフィア基準を採用しています。トイレに関しては、発生当初は50人に1基、その後は20人に1基を配備し、男性用と女性用の比率を1対3とするよう推奨しています。自治体には、簡易トイレの備蓄や誰もが使いやすく清潔なトイレの確保に努めるよう求めています。また、入浴施設は50人に一つとの基準を示しました。避難所内の1人当たりの居住スペースは、畳2畳分に相当する最低3.5平方メートルを明示しています。段ボールベッドなどが置ける広さの確保と雑魚寝解消を目指し、簡易ベッドと間仕切りは開設時からの設置を促しています。このほか、被災者に温かい食事を提供する必要性も強調されています。地域内でキッチンカーを手配するなどの取組事例を紹介しています。そこで最初に、能登半島地震を踏まえた洞爺湖町の避難所運営について伺います。12月のガイドラインの改定への洞爺湖町としての考え、また、女性やLGBTQへの配慮、障害者への配慮、段ボールベッドなど避難所の防災備品の充足率について伺います。
町の答え 総務課長 末永弘幸
ただいまのご質問の件でございますけれども、まず1点目の12月13日のガイドラインの改定に向けた町としての考えはというご質問でございますが、これにつきましては、12月13日のガイドラインの際に担当の大臣も述べてございますけれども、基本的なことになるかも分かりませんが、どこに災害が起きても同等の避難所の環境が確保できるように避難所の環境改善を全国レベルで進めていきたいと考えているという内容を踏まえた内容になりますけれども、特に食事やお風呂、トイレ、ベッドの配慮やプライバシーの保護など、避難所の生活環境の向上が図られるということがまず大切なものかと思われます。また、今回の能登半島地震にもおきますけれども、大規模な地震津波災害におきましては、トイレとお風呂の対応が課題とされてございます。これらの課題につきまして、今後、備蓄品の提供を受けるなど、様々な手法を講じてまいりたいというふうに考えてございます。2点目の女性対策、LGBTQへの配慮になりますけれども、女性に限るものではないかと思いますが、まず、避難される方のプライバシーへの配慮につきましては、これは必要不可欠であるというものと考えてございます。ワンタッチ式や段ボール製の組立て式のパーティションの整備を進めたいというふうに思ってございます。全ての方に配慮できない場合も想定はされますけれども、世帯ごとに利用していただくこと、また、避難所内で更衣室として配置をしたり、区画を仕切って配慮することで様々な配慮が可能と考えてございます。トイレなどの照明の確保、また、男女別に隔離をして設置してほしいといったご意見もいただいてございます。このような声にもしっかりと応えてまいりたいと考えてございます。次に、障害者の対策になります。これにつきましては、現在、洞爺湖町の福祉避難所におきましては、健康福祉センターさわやかと洞爺ふれ愛センター、この2か所を指定してございます。これら2施設におきましては、災害の種別等、規模によっても不足することも当然想定をされるという状況になりますので、町内の高齢者施設を運営する法人と福祉避難所の開設、運営に関する協定を締結してございますので、これら法人と連携を取りながら対応していきたいというふうに考えてございます。また、宿泊施設になりますけれども、これまで三つの宿泊施設と協定を締結してございます。災害時には避難所での生活が難しいご高齢の方、障害をお持ちの方、また、妊娠をされている方などの要支援者を対象とする避難所としまして、施設の提供をいただくこととしてございます。また、加えまして能登半島地震の際に、現地で福祉避難所の設置と運営を行った民間事業者との協定の締結を目指しまして、現在協議中でございます。最後になりますけれども、資機材の充足率の関係でございます。避難所に防災備品の充足率の関係かと思いますけれども、町の防災備蓄計画につきましては、代表的なものになりますけれども、パーティションとベッドにつきましては1,500台の整備を目指してございます。これにつきましては、適宜充足を図ってまいりたいというふうに考えてございます。また、パーティション、ベッドにつきまして、充足率になりますけれども、今回令和6年3月に補正予算案の提案を予定してございますけれども、それらの整備を含めまして、パーティションが73%、ベッドが50%となってございます。以上でございます。
議員の質問 2番 小林真奈美
ありがとうございました。改定後、それぞれ町としてもいろいろな手だてを立てているのだなというふうなことが分かったのですけれども、やっぱり充足率から見れば、まだまだ今後準備が必要なのかなと思っています。災害というのはいつ来るか分からないので、本当に早めの準備をしていただければなと思います。災害から町民の命と財産を守ることは、町政の重要な課題だと考えています。先ほどスフィア基準のことをお話ししましたが、一般社団法人避難所・避難生活学会というところがあるのですけれども、そこでは、発災時から48時間以内に清潔で快適なトイレ、温かい食事を提供できるキッチン、段ボールなどのベッドを避難所に整える。これはトイレ、キッチン、ベッドの頭文字と48を組みましてTKB48というそうなのですけれども、それを提案しています。発災してからではなく、日頃からの備えが不可欠だと。どこの避難所でも命と尊厳が守られる環境のために、段ボールベッドの計画的な確保やトイレトレーラー、キッチンカーの確保も重要ではないかなと思うのですけれども、その部分では何か町としてはやっているでしょうか。
町の答え 総務課長 末永弘幸
先ほどもちょっと触れましたけれども、まずは今ある提案されたトイレ、キッチン、ベッドについてでございますけれども、当初今回の補正の段階で、この内容についても実は検討に上がった内容でもございました。ただ、まずは防災備蓄計画ございますけれども、まずは今不足しているもの、先ほど申しましたけれども、ベッドですとかパーティションですとか、そういったもの、先ほど議員のほうからも雑魚寝の話も出てございました、まずそこのほうから整備を図るということで、こちらをまずは進めたいということでございます。また、次年度以降、今回ソフト事業については、防災備蓄計画の関係については道の補助金がございましたが、これまでハード面、金額に例えば補助率2分の1だとかの補助率の部分で補助の上限が決まっていないものというのですか、これまで道の補助であれば、例えば50万円を限度にするというものしかございませんでしたけれども、国のソフト事業については、今回このような補正の提案があったのは実は初めてというふうに認識をしてございますので、今後、国のほうの動き、どういったものでどういう整備が必要なのかも含めて、これから、国のほうから、こういったものが対象になるよだとか提案があれば、先ほど議員のほうからおっしゃいました内容もちょっと組み入れながら、考慮をしながら対応していきたいというふうに考えてございます。以上です。
議員の質問 2番 小林真奈美
優先順位を決めながら整えていくということだったかなと思います。今回、国の補正予算とか次年度の予算の中でも、防災とか減災に対応するいろいろな補助金というのですか、そういうのが出されていて、後で触れようと思っていました。実は1月末に市町村議員を対象にする研修会がありまして、そこで防災関係の講座に参加させてもらったのですけれども、そのときの神戸大学の室崎名誉教授によると、能登半島部の山間部というのは地理的にも社会的にも孤立性の高い地域で、過疎化、人口減、高齢化が著しい場所だと。65歳以上が5割、高齢者のみ世帯が4割、それから300万円以下世帯3割という状況だったそうなのです。また、古くから住まう、伝統ある大規模で老朽化した木造住宅が多い地域でもあったということ。洞爺湖町と比べるとちょっと似ているなという部分があったり、これはちょっと違うのかなと思ったりした部分はありましたけれども。そこで大地震が起きて、初動対応では被災状況の把握が著しく遅れたと。救命と救助のニーズに応える人材と資材を72時間以内に持ち込むことができなかったということです。応急対応の遅れもありました。被害の拡大を抑制する対応が求められるのですが、被災地域のニーズに応じる体制の構築、環境の整備が遅れ、救援ルートの確保のための道路の警戒というのですか、通れるようにする、それから支援者の投入、ボランティアの話もあったかと思います、避難所の改善、仮設住宅の建設、被害認定調査等が総じて遅れてしまったということなのですね。そのような状況の中で、9月21日から記録的な大豪雨が大地震の被災地に追い打ちをかけました。大地震と豪雨、自然と人為が複合した複合災害というんだそうですが、それが起こってしまったのです。計画降水量の2倍の記録的な降雨量、山間地ですから、急激な増水を生む地形や地震の影響で崩壊しやすい斜面、そして、隆起した川床などの自然的要因のほかに、倒木や流木を生む山地の荒廃、河川や山地の修復の遅れ、さらには、危険箇所への仮設建設やライフラインの回復の遅れなど人為的要因もあったのが、この能登半島の複合災害です。さきに述べた室崎教授の言葉によると、能登半島地震だけではなく、今や巨大災害の時代、複合災害の時代、感染災害の時代を迎えていると指摘していました。また、地球沸騰化を含む災害の進化に応える自治体防災の進化、これをさせなければいけないと言っていました。自治体防災も、それからコミュニティー防災も飛躍的に進化させなければならないということなのですね、今後。そこで、二つ目の質問です。複合災害に対する洞爺湖町の取組について伺いたいのですが、先日行われた総務常任委員会協議会の中で、洞爺湖町地域防災計画の改定についての説明がありました。その際、複合災害に対しての対策はということでお聞きしましたが、今回の改定ではそれも含まれていますとの回答でした。具体的にどのような対策が講じられているのか教えてください。
町の答え 総務課長 末永弘幸
ただいまの件でございますけれども、地域防災計画につきましては、今、改定作業を進めているという状況でございますけれども、北海道の地域防災計画とまず連動するという関係性もございますが、何かちょっと予防対策という形で掲げてございますが、先発災害に多くを動員し、後発災害に不足が生じるなど、望ましい配分ができない可能性があるということで、まず職員の派遣体制、資機材の輸送手段の充実、それと防災関係機関相互の連携強化に努めると、主立ってこういった内容になりますけれども、実際に今回の1月の能登半島地震と9月の奥能登豪雨災害でありますけれども、必ず災害については一つではなく複合して発生する場合もございます。災害が同時に発生した場合におきましては、住民の安全の確保を最優先に、災害の状況に合わせまして、住民が取らなければならない避難方法や経路を適切に指示する必要がありますので、気象台をはじめとする関係機関との連携を強化し、情報収集と住民への情報発信方法につきまして速やかな対応を図りたいと考えてございます。有珠山噴火災害などの重点的な対策が必要となる災害のためだけではなくて、住民の皆様に様々な災害に備えた適切な避難行動を身につけていただくための避難訓練、また啓発事業参加を呼びかけてございます。災害が複合することで避難者が当然多くなることも想定されます。避難所の生活環境の向上も含め、先ほども答弁させていただきましたけれども、防災備蓄品の整備も重要と考えてございます。また、町単独での当然対応は難しいということもございますので、近隣自治体との防災協定、また避難所の受入れに関する協定を締結してございますので、それらを含めて適宜対応すべく準備を行っているという状況になります。以上でございます。
議員の質問 2番 小林真奈美
ありがとうございます、噴火の災害、地震、それから津波、単独でも来る時代では今後なくなってきているということ、それから豪雪もありますよね。重なってくる可能性があるということで、町としても常に念頭に置いて災害対策の準備等していただきたいなと思います。次に、災害対策の体制について伺います。この改定版、今、編成作業中だと思うのですが、主な改定内容の中に、避難所、避難場所における良好な避難生活環境の確保に関する事項を追記ということで、その中に男女のニーズの違いと男女双方の視点等に配慮とあります。さらに、男女共同参画に関する事項を追記、女性防災リーダーの育成、防災の取組への男女共同参画などが挙げられていました。改定版の詳しい具体的な内容はまだ分からないのですけれども、項目を見ると、過去の災害を踏まえた改定がされる予定なのだなということでちょっと想像しています。ジェンダーの視点や多様性への配慮などが進んでいくことを期待するのですが、そこで、防災対策の拠点となる町の体制はどうなっているのかについてお尋ねしたいと思います。先ほどの改定版には、主な改定内容の中に、庁内組織体制の変更に伴う災害対策本部組織体制の改定、災害対策本部へ円滑に移行できる組織として災害対策連絡本部を設置、災害対策本部設置基準及び非常配備体制の基準を改定とありました。現在、洞爺湖町は、職員の削減とか会計年度職員が増えている状況だと思います。前回の有珠山噴火災害のときには、職員の方々が本当に身を削って献身的な活動をされていたと聞いています。何か月も家族に会うことができなかったという話や、今でもあのときのことを思い出すと苦しくなるという職員の方のお話も聞きました。そのときからは、2006年の町村合併もあって、人口や職員数など洞爺湖町の状況も変わってきていると思います。それで、この災害対策本部設置基準及び非常配備体制の基準改定について、今の職員数で十分に対応できる体制になっているのか、また、会計年度職員の扱い、これはどうなるのか、また、以前にも言いましたが、女性の割合はどのぐらいになっているのか伺います。
町の答え 総務課長 末永弘幸
まず、1点目の災害対応に対して職員が十分充足をしているのかというご質問かと思いますけれども、先ほどもちょっと答弁をさせていただきましたけれども、実際災害の規模ですとか種別によって対応が当然異なるという状況になります。近隣の市町の協力を得ながらその辺はやっていきたいというふうにございますので、充足をしているのかというと、ちょっとこの場では、規模によって変動するので、安全、自助、共助、公助の概念もございますので、その考え方の下、災害対応に当たりたいというふうに考えてございます。それと、2点目の災害対応の関係なのですけれども、職員と会計年度任用職員の対応の関係かと思いますけれども、まず人数の関係ですけれども、2000年の有珠山噴火災害におきましては、旧虻田町の職員につきましては158名、旧洞爺村の職員が62名ということで、200名を超える職員となってございました。現在の洞爺湖町の職員数につきましては156名となってございまして、当時から比較をすると60名ほど減少になってございます。それぞれ別々の自治体であったため、現在の状況とは直接比較できるものではございませんけれども、人員の減少によりまして、避難所運営に要する人員は不足するものと考えております。広域連携や他の自治体からの人員支援を受けること、これは想定をしてございます。また、在職をしてございます会計年度任用職員につきましては、基本的には任用されている業務を継続していただくことになりますけれども、施設の休止などがある場合につきましては、他の業務に就いていただくこともあると現在考えているところでございます。それと、女性の比率の関係でございますけれども、これは災害対策本部の中身の話になりますが、管理職の女性の人数でいくと現在2名ということでございますので、比率についてはすみません、ちょっと押さえてはいないのですけれども、今二、三名ということで、こちらのほうとしては把握をしているという状況です。以上です。
議員の質問 2番 小林真奈美
2000年の有珠山噴火のときから比べると、やっぱり状況は大分変わってきているのかなと。災害によってそういう必要な人員数とかも異なってくると思いますが、でもやっぱり町としては、最悪の事態に備えられる体制ができるように整えていただきたいなというふうに思います。他町村との連携とかもあると思いますけれども、洞爺湖町だけとは限らないので、能登のときも洞爺湖町から行ったりとかしていましたけれども、それもすぐにとはならないと思うのですね。何週間後とかになると思うので、やっぱりそのときに体制が整うような、人員が少ないのは十分分かりますけれども、そういう中でも整えられる、それから女性の比率も増えていただければ、それだけいろんな多様な視点でいろいろ考えることができるのじゃないかと思います。次に、避難所となる学校体育館の空調対策について伺います。避難所となる学校体育館は、ほとんどの体育館が断熱処理がされていない現状です。夏場は猛烈に暑く、厳冬期は猛烈に冷え込むのが体育館の状況です。学校体育館のエアコンをめぐっては、最新の文科省調査で、公立小中学校等の設置率は普通教室の99.1%に対して、体育館の設置率は、武道館も含まれるのですけれども、22.1%にとどまっています。政府は、全国の小中学校体育館のうち95%が避難所に指定されていることから、今後10年間で設置率を95%まで引き上げるという目標を掲げ、新たな交付金を創設しました。文科省は、2024年度の補正予算で空調設備臨時特例交付金を創設しています。総務省は、2025年度から公立小中学校の体育館等の空調設備に関わる光熱費について、設置状況に応じて普通交付税で措置するとしています。昨年、町ではスポットクーラーを購入しまして、夏の間はもう大活躍だったと思うのですけれども、しかし、大規模災害を想定すると、全ての避難所に十分な台数ではないかと思いますが、それをカバーするためにも、体育館の空調対策は必要だと思うのですけれども、お願いします。
町の答え 総務課長 末永弘幸
体育館への空調設備の設置の関係でございますけれども、近年の温暖化によりまして、当町におきましても高温の状態が続くこともございます。避難所の運営につきましては、暑さ対策につきましては、これも重要なものと考えてございます。避難所となる公共施設自体に冷房設備を整備することにつきましては、施設自体の老朽化、それと空調設備の導入経費が高額になることなどから、現在、公共施設等総合管理計画に基づく維持管理の方針の下、整合を図り、これにつきましては将来を見据えた施設整備を実施しなければならないというふうに考えてございます。また、災害時に開設をします避難場所につきましては、災害の種別、規模などにもより流動的であること、また、停電により施設自体の空調が使用できない場合も想定されることから、防災の担当課といたしましては、学校の体育館を避難所として使用する際の空調への対応につきましては、移動式の発電所にも接続ができ、運搬することができる移動式冷暖房機による対策を引き続き進めたいと考えてございます。今年度の国の第1次の補正予算ございましたけれども、この中で防災備蓄品を対象とした項目がございました。国の財源を活用した整備を予定してございまして、先ほども答弁をさせていただきましたけれども、今般の3月会議に補正予算の提案をさせていただく内容になってございます。以上でございます。
議員の質問 2番 小林真奈美
ありがとうございます、行く行くは整えて整備しなければということですが、建物自体が老朽化のところもあるので、移動式の冷暖房機で対応していくということだったのですが、洞爺湖町として、早急に避難所の環境を整える必要があると思うのですね。多くの人が避難生活を送ると想定する体育館に空調設備がないのですけれども、そこで、国の交付金などを活用できないかと、ちょっと資料を取り寄せてみたのです。多分私よりも詳しい方がいらっしゃるかと思うのですけれども、それによると、学校体育館へのエアコン設置に使える国の補助制度は、文科省所管の、先ほども言いました学校施設環境改善交付金、このほかに総務省所管の緊急防災・減災事業債などがありました。学校施設環境改善交付金は、体育館については2分の1の補助率ですが、補助要件として、体育館については断熱性が必要とありますが、断熱性確保のための工事費用も補助対象になっているということです。これらをうまく組み合わせて活用すれば、実質の地方負担は25%で済むという、そういう資料を頂いています。しかし、防災・減災・国土強靱化緊急対策事業債というのと緊急防災・減災事業債は、来年度が最終年度となっているのですね。だから、行く行くはと思っても、来年度中に、この後また新しいのが出てくるかもしれませんけれども、終わってしまうものなので、ぜひ避難所となる学校体育館の空調対策については、スポットクーラーだけではなく、国の交付金等を活用したエアコンの設置を前向きに考えていただきたいと思います。これらのことも踏まえて、洞爺湖町の災害対策について、町長の考えを伺います。
町の答え 町長 下道英明
今、小林議員のほうからご指摘ありましたように、まずは災害発生時の死亡数と、その後の災害関連死の死亡数について言及されたところでございます。まさしく災害発災時とその後の発災後の災害関連死を防ぐ避難所のきめ細かな対策はやはり必要であり、これは一つではなくて二つというか、前と後ろというのですかね、そういった形の対応が必要だと思っております。具体的な対策については、避難所運営と、あと補助金についてはもう一度財政のほうからお話しさせていただきますけれども、その後の避難所等については、課長の答弁どおりだったと思いますので、私からは、災害対応の考え方というのを改めて認識をさせていただきたいと思います。やはり災害対応の初動期においては、これは住民の生命を守ることが最大の目標でございます。そういったところで、特に災害が発生した場合には、発生直後の段階でどうしても情報不足というか、そういった形になってこようかと思います。そういったところでは、危機事態が発生した場合は情報の分量が精度が十分ではない場合、やはり住民の命を守ることを最優先として、まずは疑わしいときは行動すると。そしてまた、最悪事態を想定して行動していく。そしてさらには、空振りは許されるが見逃しは許されない、これはよく言われる言葉でございます。この行動原則で、危機管理の陣頭指揮に立つ私にとって、やはりそこはしっかりと進めていきたいと思います。毎年、首長会議は全国であります。そこの中でも、危機管理セミナー、そしてまたウェブ会議においても、危機管理の総務省自治関係の防災の関係の方と直接個別にヒアリングを、レクチャーを受けながら今進めているところでございます。洞爺湖町におきましては、今、議員おっしゃったように、例えば地震津波災害、噴火災害の二つの訓練をそれぞれ行いながら、やはり災害は必ずしも一つではなくて、今ご質問あるいは答弁ありましたけれども、同時に複合的に発生するところでございます。そういったところで、訓練でできないことはやはり本番もできないということがございますので、訓練を侮らず、災害対策に関わる職員、そしてまた避難する町民の皆様も訓練に参加しながら、そして、そのときには、やはり消防ですとか警察ですとか自衛隊との関係機関との顔の見える関係が非常に大切だと思っております。その点で日頃の訓練から構築することが大切であろうかと思っております。今月31日、有珠山防災訓練が実施されます。今回、この避難訓練や学習会などを通じて、2000年有珠山噴火の経験を見詰め直し、そこから学び、来るべき災害に備えるために、住民意識の向上に努めてまいりたいと思います。ぜひ今月末にございますので、議員各位、そしてまた議員におかれましても、地域住民への参加、啓蒙、啓発、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。
町の答え 総務課長 末永弘幸
先ほど起債の関係の話がございましたけれども、先ほどの補助金につきましても、議員のほうから、屋内運動場の空調を新設する場合の算定割合2分の1ということで、これがまず令和7年度となってございます。私の認識では、補助率のかさ上げといいますか、その部分については7年度までというふうに認識をしてございます。また、緊急防災対策事業債、起債の関係でございますけれども、それについては、ほかの起債もそうなのですけれども、まず令和7年度までの決め事はあるのでしょうけれども、推測ですけれども延長される見込みということもございますので、財源手当も含めてその辺、体制はどのような方向がいいのか、調整はしたいというふうに思ってございます。以上です。
議員の質問 2番 小林真奈美
ありがとうございます。そういう延長される見込みも含めて考えていただければなというふうに思います。先ほども言っていますけれども、避難所運営等避難生活支援のためのガイドラインというのが昨年12月に改定されているのですが、その3ページに質の向上の考え方ということで、こう書かれてありました。「避難所は、あくまでも災害で住む家を失った被災者等が一時的に生活を送る場です。公費や支援を得ての生活であることから『質の向上』という言葉を使うと『贅沢ではないか』というような趣旨の指摘を受けることもあります。しかし、ここでいう『質の向上』とは『人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送ることができているか』という『質』を問うものであり、個人の収入や財産を基に算出される『生活水準』とは全く異なる考え方であるため、『贅沢』という批判は当たりません。」とガイドラインの中に書いてあります。皆さんがそういう認識を持って避難所の環境整備について考えていただきたいなと思いますし、また、下道町長が避難所環境の向上の推進を来年度の執行方針としてあったのですが、体育館のエアコン設置を含め、避難所の環境整備、複合災害への対応、災害対策体制の構築など、洞爺湖町が災害対策の先進地になってほしいなということを強く思うところです。最後になりますが、東日本大震災から間もなく14年、2月26日に発生した岩手県大船渡市での山林火災によって甚大な被害が今発生しています。避難指示は1,896世帯4,596人、人口の14%にも及んでいる。約1,200人が避難所に身を寄せている状況、ほかにも親戚宅などに約3,100人が避難しているということです。発生後、1人の焼死体が見つかっています。昨日も延焼は続き、雨が降って、ちょっと希望の雨のようにも思えるのですけれども、しかし、それでも焼失面積は、市の面積の約9%に当たる2,900ヘクタールほどになっているということです。建物被害は掌握できないほど。昨日、総務省の消防庁は、今回の焼失面積は、これまでに日本で発生した山林火災を上回るものとしています。発生から1週間たっても鎮火のめどが立っていない状況どころか、延焼が拡大している。消防庁の担当は、能登半島の災害と同規模の消防活動に当たっていると説明しています。こうした中、県内各地では、被災者を支援する募金の取組、これが自主的に始まっているといいます。洞爺湖町でも、前回の能登半島地震のときもそうでしたけれども、今できることとして、能登半島地震の際のように救援募金に取り組むなど考えてみてはいかがかなと思います。亡くなられた方には謹んで哀悼の意を表するとともに、被災者の皆さんには本当に心からお見舞い申し上げて、1番目の件については終わりたいと思います。