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洞爺湖町議会 令和6年12月会議 2024年12月10日

DX化に伴う、通報システムの導入について

2024年12月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、大久保富士子議員が「DX化に伴う、通報システムの導入について」質問し、生活環境課長 高橋謙介、洞爺総合支所副支所長 片岸昭弘が答えました。

聞いた人
大久保富士子 議員
答えた人
生活環境課長 高橋謙介、洞爺総合支所副支所長 片岸昭弘

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 大久保富士子

2番目の、DX化に伴う、通報システムの導入についての質問でございます。近年、自然災害の変化や野生動物及び危険生物の増加などにより、田畑を荒らされたり、ごみ箱を荒らされる、物置小屋に巣を作るなど、住民生活を脅かす事象が増えています。そのことに対して、町では様々な対応を行っていると思います。私のところにも、鹿、キタキツネ、アライグマ、毒ガなど、また道路の損傷、草刈りなどに関する苦情要望は非常に多く、担当課の職員にはすぐに対応していただき、問題解決に尽力されております。DXの推進が叫ばれている昨今、アナログ的に行っている作業をデジタル技術を活用して効率化する働きが進んでおります。そこで、住民からの通報に関する対応についてお伺いいたします。洞爺湖町では、町民から様々な通報、道路維持や野生動物などの通報があると思いますが、年間の通報件数についてお伺いいたします。また、どのような方法で通報されているかもお伺いいたします。

町の答え 生活環境課長 高橋謙介

通報の関係でございます。生活環境課で所管する業務に関して町民から寄せられる通報は、カラスの巣の駆除、蜂の巣の駆除、毒ガの幼虫駆除といった野生生物に関する通報、また、街灯のランプが切れている、道路に穴が空いている、動物の死骸処理といった道路維持に関するもの、そのほか町道沿線の草刈りや不法投棄の情報提供、民有地の除草依頼など多種多様であり、記録として残しているだけで、本年度はこれまで109件の通報がございました。通報に対する町の取組といたしましては、まず現地を確認した上、即時に処理できるもの、時間を要するもの、業者に依頼が必要なものなど判断を行い適宜処理しているところでございます。なお、通報の方法につきましては、ほとんどが電話であり、窓口やメールといった方法もありますが、少数でございます。以上です。

町の答え 洞爺総合支所副支所長 片岸昭弘

私のほうから、野生生物の被害の状況についてご紹介させていただきます。農業者に対しましてアンケートを実施して、状況の把握に努めております。農業者からのエゾシカの被害報告が多く寄せられておりまして、ハンターへの情報提供を行うため、町の捕獲員と被害農家とのLINEによる情報交換を行っている現状でございます。また、出没の時間を把握し、ハンターが現場に出動しても空振りのないよう努めている状況でございます。また、最近は議員がおっしゃるとおり、アライグマの出没が多く、年間100頭を超えるような捕獲がされている現状でございます。季節ごとの誘引の餌を変更するなど、捕獲方法の情報の提供を行いまして実施をしてございます。また、ここ数年は熊の出没情報はございませんが、通報があった場合には、必ず現場を確認して、慎重に対応している現状でございます。以上です。

議員の質問 8番 大久保富士子

答弁をお聞きいたしまして、野生動物のように動いている、また、緊急性、危険性に伴うことはLINEの情報交換が効果的と思いました。それ以外のことで役場に電話で通報することは、電話対応に人手と時間を費やすことから、職員の負担軽減を図るためにも、室蘭市で活用しているような自動音声による仕組みを将来的に検討すべきと思いますが、町の考えをお伺いいたします。再質問です。

町の答え 生活環境課長 高橋謙介

室蘭市で検証している、蜂やカラスの自動音声に対する対応システムの質問かと思います。蜂やカラスの問合せは、時期になると役場のほうに電話が入り、その都度職員が業者の連絡先を教えるなど対応を取っているところが現状でございます。議員ご提案の室蘭市の仕組みの導入につきましては、洞爺湖町の公式LINEの一部に機能を追加することで、自動音声という仕組みではないのですけれども、画面を操作することで同様の効果が得られるということになっておりますので、次年度に向け、これまでの電話対応に加え、LINEによる問合せができるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。

議員の質問 8番 大久保富士子

前向きな検討を期待するところでございます。全国で各企業のDX化に伴い、各自治体も業務効率に向けてDX化が急速に進んでおります。日本におけるLINE登録者は10代から60代で9割近くに上がっているとのことです。その中で、LINE通報システムは、全国で90を超える自治体で導入をされております。公式LINEにて住民が役場に直接通報できるシステムの内容は、道路損傷、公園遊具の破損、不法投棄、死亡動物、盛土などが選択できるそうであります。このシステムの利点は多く、通報時に写真と情報を送付することで、現地の状況がすぐに分かり、場所の特定も容易なこと、特に野生動物、危険生物は動いているため、写真を撮って通報することはかなり有効と考えられております。先日、洞爺駅で水やりをしているボランティアの会のメンバーのお話では、朝、花に水やりに行くと、ブロックにガがいっぱいついていました。ガが毒ガか分からないのでスマホで写真を撮り、会のグループLINEで映像を送ると、すぐに担当課の方より毒ガとの情報を送ってきて、水やりを行わないでメンバーは帰り、毒ガの被害に遭わなくてよかったとの話です。LINEでの情報交換は、すぐに対応でき、便利ですとのお話でありました。このお話を聞き、有害生物へのLINE通報は、即急に情報提供ができることが効果的と思いました。そして、通報者は24時間いつでもどこからでも通報ができる点や、職員も電話に対応する対応時間を削減することができることであります。近年、自然環境の変化に伴い、市街地への野生動物の出没、即急に町へ通報を要することも増え、さらに道路の損傷などに対する通報などを含め、これらのLINE通報システムの導入は、住民のみならず職員の負担の軽減と業務の効率化にもつながる有効な施策であると思われます。その導入と今後の活用の意向について、町の見解をお伺いいたします。

町の答え 生活環境課長 高橋謙介

まず、現場の状況をLINEを通じて情報共有できるということは、住民や職員にとって手間や負担の軽減につながるものと考えてございます。今回議員よりご提案いただいておりますLINE通報システムに関しましては、実は本年3月29日に国土交通省で展開しております道路緊急ダイヤル#9910というようなシステムがございます。こちらは、私道を除いて全ての道路でLINEアプリによる通報が可能となっております。このアプリを利用すると、住民などが、身近に気づいた街灯が切れている、道路に穴が空いている、道路に動物の死骸があるといった情報を、写真と位置情報を併せて発信することで、行政と情報共有を図ることができます。メリットといたしましては、議員ご指摘の職員の業務負担の軽減のほかに、これまでは国道、道道、町道といった各道路管理者に通報する必要があったものが、このLINEアプリを使用することで、高速道路を除きまして、道路の種別関係なく一括して通報が可能であり、自動で各道路管理者にメールが送られて通報が入るという、非常に利便性のよいシステムとなってございます。町といたしましては、道路維持に関する通報には、このシステムを活用することで広く周知を図っていきたいと考えております。一方、蜂やカラスなど野生生物の対応には、このシステムは使用できません。ただ、カラスや蜂の巣の駆除などは現場で写真を撮ったり、位置情報を送ったりというようなことをしていると危険な場合もございますので、従来どおりの電話や窓口での対応を考えているところでございます。以上です。

町の答え 洞爺総合支所副支所長 片岸昭弘

私のほうからは、エゾシカの対策についてでございます。被害農家の方との情報の共有をするために、LINEを活用して捕獲頭数の増加につなげている状況でございます。また、熊のご紹介ですが、熊の場合は危険が伴います。遭遇した場合には命に関わりますので、広く住民の方への周知をすべきものと認識をしてございます。防災無線の活用やチラシの戸別配布、ファクス送信、看板の設置やホームページやLINEの活用など、あらゆる方法で周知が必要と認識してございます。議員からのご提案のありましたLINE通報システムの利用につきましては、今後の課題と認識をしている現状でございます。以上です。

議員の質問 8番 大久保富士子

ありがとうございます。担当課長の、この#9910通報システムは国道だけだと思っていましたが、どの道路にも有効だということで分かりました。このような有効なシステムは、即急に広く周知に取り組んでいただきたいと思います。デジタル技術を活用し、住民サービスの向上に取り組むことは大事なことであります。ですが、地域で孤独、孤立しがちな人たちをしっかり支えるきめ細かい施策を進めることが大切かと思うところでございます。以上で、私の一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:洞爺湖町議会 令和6年12月会議 2024年12月10日 議事録 PDF(45ページ) 間違いを知らせる