洞爺湖町議会 令和5年12月会議 2023年12月13日
令和6年度予算編成と洞爺湖町の成長戦略について
2023年12月13日、洞爺湖町議会の一般質問で、越前谷邦夫議員が「令和6年度予算編成と洞爺湖町の成長戦略について」質問し、企画財政課長 藤岡孝弘、副町長 八反田稔、町長 下道英明、教育推進課長 高橋謙介、経済部長 若木渉、産業振興課長 仙波貴樹、経済部次長 原信也が答えました。
- 聞いた人
- 越前谷邦夫 議員
- 答えた人
- 企画財政課長 藤岡孝弘、副町長 八反田稔、町長 下道英明、教育推進課長 高橋謙介、経済部長 若木渉、産業振興課長 仙波貴樹、経済部次長 原信也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
9番、越前谷でございます。ただいまから、通告いたしました案件について質問をさせていただきます。毎度申し上げておりますが、一般質問というのは政策論争の場であるわけでありますから、できるだけ大局的に質問させていただきますが、具体的な細部にわたっての質問もあろうかと思いますがお許しをいただきたいなと思います。今町内におきまして、コロナであるとかインフルエンザ等々が流行されているようでありますから、十分、今日この会場にいる皆様方も健康に留意されて快適な日々を送っていただけるよう、ご祈念申し上げます。私も1週間ほどギブアップしまして寝込んでいた状態であるわけでありますが、コロナとかインフルエンザでございませんので、そういうことで体調がいまいちの状態であるわけであります。そういった中での質問でありますから、先ほど申し上げたように、ご容赦願いたいなと思います。それでは、早速入らせていただきます。令和6年度予算編成と洞爺湖町の成長戦略について伺っておきたいなと思います。今、令和6年度の予算編成に向かって、恐らくヒアリング等々が終わって、副町長のヒアリングなどに入っているのかなと思いながらも、どういう今状況下にあるのかなということをまず伺っておきたいなと思います。それというのも、令和5年度の予算編成は、当初予算でありますが一般会計77億900万円であったわけであります。現在ヒアリングなどを行っているようでありますが、令和6年度の一般会計の当初予算というのは、おおむねで結構ですから、どのぐらいを見込んでいるのか、まず伺っておきたいなと思います。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
令和6年度新年度の予算につきましては、今現在、各課から予算要求が上がってきている段階でございまして、ヒアリングのほうはまだ実施しておりません。申し訳ありません。副町長の査定が1月9日から予定をしているところです。それから、一般会計の令和6年度の予算規模というところですけれども、ここ二、三年はコロナの臨時交付金があったりとか、80億円の予算規模とかあったのですけれども、新年度につきましては70億円強ぐらいの予算要求になるのかなと考えております。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
来年度の一般会計の予算は76億円強のようであります。確定ではありませんでしょうから。それで、我々地方自治体というのは、言うまでもなく、道とか国との行政の流れというものを重要視しながら、向こう1年間の予算編成にもなっていくだろうなと思うわけであります。最近のマスコミ報道によると、道の開発計画が見直しされて、いわゆる令和6年度から実施しようとした総合開発計画が2年間前倒しして来年度から行うということになったようであります。国土交通省北海道局は、現在策定中の新しい北海道総合開発計画の開始時期を、先ほど申し上げましたように、2026年から2年間前倒しして2024年度から実施するようであります。その計画内容を見ると、今まで食と観光ということが北海道の大きな根幹をなしていたようであります、総合開発計画の。それにアルファ、新たに脱炭素というもの、炭素化というものを加えるようになったようであります。それから、次世代の半導体、千歳にラピダスが来たわけでありますが、半導体の製造基盤確立に向けての道の開発計画がプラスされているようであります。そういうことになりますと、私ども懸念しなければならないのは、北海道の開発計画がある程度変更になるとするならば、当然なことに開発予算も変わってくるだろうなと。したがって、いろいろ開発予算の編成にも影響が出てくるでしょうし、あるいはまた自治体が補助を求めるような事業も、該当になるものもならないものも大きく変革されてくるのではないかなという懸念を持っているのですが、これから総合的に道あたりは調整を図っていくということのようでありますけれども、そういうことを念頭に置いた予算編成というものを考えていかなければならないのではないかなという気がしてならないのでありますが、その辺、後ほど見解を求めたいなと思うのですが。先ほど企画財政課長のほうから、令和6年度は76億円強になるのではないかなということでございましたが、私はこの2年ほど、約1年半にわたって現在のトップリーダーの行政執行というものを見ていると、一つには、一体どちらのほうに向かっていくのかなと懸念するのと、お願いをすれば即やりますという声が随分多いような気がしてならないのですよ。そうすると、何を言いたいかというと、膨張政策になるのではないかと。令和6年度、膨張政策。政策が膨張されてくるのではないかなという気がしてならないのであります。確かに、いろいろな団体等々からも要望が多いでしょう。しかし、そういう要望に逐一応えていくということになると、必ずやどこかにしわ寄せが来る。それはどういうことかというと、税収等々もこれから伺いますが、決まっているわけでありまして、いわゆる地方交付税も決まっている。大体入ってくる見通しは分かるわけでありますから、そうすると、膨張政策が出されてくると、必ずやどこかのしわ寄せが来るということになりますから、私は何といっても、5年先、10年先の洞爺湖町の在り方というものを明確にしながら、それに一歩でも二歩でも前進していくような町政執行というものを願いたいなと思うわけであります。必ず膨張政策は財政的にもかなりな無理が出てくると。それと、行き過ぎや勇み足も出てくるだろうなと。したがって、ぜひそういったことを頭に置きながら、これからの予算編成、あるいはまた事業の実施に向けてのヒアリングなどをしていただければなと思っております。早速入らせていただきますが、今回、今日の新聞に載っていたのですが、西胆振の特別交付税が載っておりましたね。それで、マイナスになったのは洞爺湖町と豊浦町であると。豊浦町におきましては、今まで補助対象になっている人工透析の患者が減ったと。これは特別交付税で該当になるわけでありますけれども、その患者数が減ったので豊浦町はマイナスになったのだという新聞報道であります。ところが、洞爺湖町の減額になった要因、2022年は、今の時期では4,178万2,000円と。それで今回2023年は、3,769万2,000円で9.8%の減額となったわけでありますが、この減額になった要因というのは一体何なのでしょうか。お願いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
本日付の報道で12月の特別交付税の交付額が発表されたところですけれども、洞爺湖町につきましては、今言われたとおりでございまして3,769万2,000円、対前年度の12月交付額と比較しまして408万4,000円の減となったところでございますけれども、こちらの減の要因につきましては、洞爺湖町の場合は、老人ホームに入所されている方が普通交付税で措置されているのですけれども、普通交付税を超えた分が老人ホームに措置されている方が特別交付税で措置されるわけですけれども、そちらの人数が令和4年度につきましては390万円あったのですけれども、令和5年度の今回の12月の交付につきましては措置がなかったということで400万円ほど減額している状況です。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
分かりました。それでは、早速令和6年度の、今いろいろな課からいろいろ要望を取りまとめて、これから積極的なヒアリングに入るということでありますけれども、ハード面における大きな事業に対する予算額というのは、おおむねどのぐらい見込んでいるのでしょうか。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
今、各課から新年度令和6年度の予算要求を取りまとめしているところですけれども、11月に各課のヒアリングを実施した段階で、恐らく要求が上がってくるだろうと思われる普通建設事業につきましては、約13億円を見込んでおります。こちらの内訳につきましては、継続事業が中心でございますけれども、役場本庁舎の長寿命化、それから町営住宅の長寿命化、それから一番大きいのが西いぶり広域連合の中間処理の負担金、これが令和4年、5年、6年と3か年度の最終年度ですけれども、広域連合の中間処理の負担金が約4億2,000万円、それから西胆振行政事務組合の指令台の更新、こちらも令和6年、7年と2か年の事業で始まりますけれども、こちらについてが約9,000万円、こちらが大きな事業となっておりまして、あと、新保育所の実施設計業務が約2,500万円程度、その辺りを見込んでいるところでございます。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
おおむね了解いたしました。それで、事業を行うということは、当然なことに財源が必要であります。財源がない場合には、起債を組まなければならないだろうと。それで地方債の残高というのも、令和4年度はもう決算額が出ていると思うのですが、令和5年度、あるいは令和6年度の地方債の見込み額といいますか、それを教えてください。お願いします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
地方債の残高でございますけれども、令和4年度末の実績ですけれども84億1,436万2,000円、令和5年度が、借入れをこれからしていきますけれども、借入れ後の地方債の残高の見込みが84億4,600万円程度、令和6年度につきましては86億4,500万円程度と、残高が、徐々にですけれども、減るのではなく緩やかに増えていくような、現在のところ状況になっております。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
今、地方債の残高見込みを企画財政課長が述べられておりますが、地方債が増えるということは、当然なことに、公債費の償還金も増えてくるだろうなと。この額をちょっとお願いします。公債費の元金の償還金、償還金は当然前年度より少なくなっていくだろうなと思うのですね、地方債が増えるということは。したがって、どのぐらいの償還金を考えているのか、お願いします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
公債費の地方債の元金でございますけれども、令和4年度の公債費の元金が、実績額でございますけれども9億3,100万円、それから令和5年度、借入れ後の公債費の見込みですけれども9億1,000万円、それから令和6年度につきましては9億600万円。徐々にですけれども緩やかに減少すると見込んでおります。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
国の制度とかがない場合は、おおむねこういう地方債を組むということは、合併特例債か過疎債になるだろうなと思うのですよね。合併特例債というのは、皆様方もご存じのとおり、令和7年度で発行停止ということになるわけでありますが、当初からの合併特例債の発行可能額は幾らで、今までの推移をちょっと簡単にお願いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
合併特例債につきましては、建設事業の発行可能額は、38億8,040万円が洞爺湖町に許可された額でございまして、発行可能額につきましては令和5年度末の事業、借入れの申請をこれから行いますけれども、31億3,240万円が発行額で、合併特例債38億8,840万円のうち、令和5年度末の残が7億5,600万円程度、これを令和6年度、7年度の2か年で償還する見込みになっております。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
そういたしますと、当然なことに令和5年度末で7億5,600万円ほどよりもないと、合併特例債は。過疎債はそこそこありますけれども。そうすると、令和6年度はどのぐらい発行するかによって事業そのものも変わってくるだろうなと、かように思うわけでありますが、それと併せて、いわゆる財源の基になる税収はどうなのか、それから地方交付税の額はどのぐらい変革されてくるのか、その辺、企画財政課長お願いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
令和6年度予算の合併特例債の発行事業の見込み、現在のところのあくまでも見込みでございますけれども、予定しております事業が役場本庁舎の長寿命化事業、それから橋梁の長寿命化事業、町営住宅の長寿命化事業、それから財田地区の遊歩道の整備、洞爺中学校の屋上防水工事、こちらについて合併特例債の発行になるだろうと思っておりまして、発行額につきましては3億8,000万円程度が見込まれるところでございます。それから、税収のお問合せですけれども、税収も前税務課長だったのでちょっと申し上げます。令和4年度税収につきましては約37億円、それから令和5年度の決算見込みですけれども35億円程度、それから令和6年度については34億円程度の見込みとなっております。なので、税収についても徐々に。固定資産税が評価替えの年になるものですから、令和6年度については、恐らく固定資産税の税収が下がるだろうというところが見込まれております。逆に入湯税につきましては、昨日も住民税務課長が申し上げておりましたけれども、徐々に戻ってきておりまして1億8,000万円程度です。それから、地方交付税の見込みですけれども、こちらにつきましては、今年度の普通交付税の実績額は30億3,900万円でございますけれども、予算の見立ての段階では29億円を当初見込みたいと現在思っております。以上です。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
今言った税収については、町民税、それから固定資産税、軽自動車税、たばこ税、入湯税、この5目の税目が34億円と申し上げたところで、普通交付税については……。(発言する者あり)すみません。地方税については、申し訳ございません。約12億円。先ほど申しました5目で、町民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税、入湯税で約12億円。それから地方交付税で普通交付税と特別交付税合わせて34億円を見込んでおります。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
これからの予算編成するに当たって、税収見込みであるとか、地方交付税の流れであるとか、あるいはまた地方債を発行しなければならないとか、その額等がおおむね出たわけであります。私は何でこういうことを言うかというと、後ほど触れさせてもらいますけれども、予算編成する場合には歳入歳出のバランスよくしないと、特に洞爺湖町というのはいろいろな事業を行っているし、またいろいろな事業が要望されているわけでありますから、それに逐一応えていくとするならば、財源不足に陥ると。財源不足に陥ったならば、必ずどこかの事業にしわ寄せが来るというのは、これは目に見えているのですよ。したがって、そういうことのないような町政運営を図っていただきたいということで、実は今内容を聞いているわけです。さらに時間の関係もありますから、2番目の歳入歳出の内訳と税収のところでちょっと触れさせてもらいますけれども、何といっても、税収の要というのは、基幹産業も大きな要因になっていると。その基幹産業をどういう活性化させることによって税収増に結びつけるような、そういう戦略を行政は考えているのかどうなのか、その辺をまず伺っておきたいなと思います。それから、ついでに申し上げますけれども、今回の一般質問の内容等々聞いていると、非常に教育推進課長というのは今回花形ですね。これからも一言二言答弁もらうのだけれども、教育行政に対しての質問というのは随分殺到されていたなと。特にそれは熱中症対策だとかということに対する要求、要望が多かったのではないかなと伺っております。ただ、行政のほうから給食センターをいろいろと建設計画の中で、今回令和5年度は基本計画だったかな、そして来年度は実施計画で、8年度は工事に入って、9年度には供用開始という段取りだったかと思うのですが、それがいわゆる先送りされたと。この判断というのは、自分はあえて間違っていないだろうなと思うのですよ。給食センターの設置箇所というのは、当初洞爺地区ということになっていたのですが、洞爺地区と結論出すときは、まだ小中一貫校であるとか、そういう声が上がってないときだから、今の学校5校が洞爺湖町に存続され、だとするならば、新しい洞爺地区の給食センターを核にして給食の配送などをやったらどうなのだということであったかと思うのですよ。それと併せて、今回給食センターの調理部門を民間委託にするのだということで、「えっ、何で」という思いを持ちました。それというのも、当然なことに給食センターの民間委託となると、公共から民間委託するということになった場合は、行政から民間委託することによって、例えば500万円最終削減になるのだとか1,000万円なるのだとか、こういうのが公共施設から民間委託の手法で根源ですよ。ところが、今回聞くところによると、民間委託するのに約1,800万円上積みして、負担金を多くして民間委託するのだという、そこはちょっと、自分は理解できなかった。これもいろいろと後ほど教育長から経緯の中で答弁いただきますが、おおむね入ってきておりますけれども、これも二、三年先送りしたということで、それはよかったなと思っているのですよ。ただ、今後の給食センターの在り方というものを明確にするべきだなと思っているのですよ。私はどういう理念を持っているかというと、これだけ人口減少して高齢化が進んで、あるいは地方交付税は下がってくる、税収も思い切った伸びはない。昨日あたりはふるさと納税に力を入れるということですけれども、ふるさと納税だって、いつまで続くものかどうなのかというのをはっきりできない、恒久税ではないわけですから。だとするならば、給食センターの将来のビジョンというものをもう一回関係者と話合いをしながら方向性を出しておく必要性があるのではないかなと、私はこういう持論を持って今まで申し上げてきていました。現在の洞爺湖町の公共施設はできるだけ縮小すると。それでどうしても必要なものには洞爺湖町内で確保されるか、それとも今大きく議論されてくるであろう権益で、そういった事業の縮小、あるいは事業の変革をするというのが今日の地方自治体を取り巻く環境の整備だと思っているのですよ。したがって、豊浦町にも、壮瞥町は今、伊達市と一緒に給食センターということになっていますね。だから、西胆振の1市3町で一つの給食センター施設で用を足せるような、そういう環境に将来的にはするべきでないのかなというのが自分の持論です。これは反対する方々もいるでしょう。でも、洞爺湖町というのが末永く存在していて、そして子どもたちの幸せを願う、子どもたちに和みを与えられるような町にしていくとするならば、そういった思い切った変革をしていかなければ到底持っていけるものではないという、自分はそういう懸念をしている一人であります。その辺を給食センターの統合を見送ってもう一度仕切り直すという、その辺から簡単に答弁いただければなと思います。
町の答え 副町長 八反田稔
先ほど前段でありました令和6年度の基幹産業の飛躍といいましょうか、そちらのご質問を答弁させていただきたいと思います。先ほど議員がおっしゃっていただいたとおり、うちの町の財政状況は大変厳しいことを先ほど理解していただいたかと思います。ありがとうございます。私どもも、先ほど副町長の査定ということの話がありましたけれども、年明けにするのですが、もうこの議会が終わったら中に入って早急に対応させていただきたいと思っています。中で、令和6年度のことを聞かれていないかもしれませんけれども、先ほど担当から13億円の建設事業がある中で、どうしても西胆振のごみの関係と、それから消防の指令台、それから消防の水槽車という購入も予定があり、どうしてもそういうことはかかってしまう。それだけでも6億円を超えてしまっているような状況でございまして、その中でどうやってスリム化していくかというのは本当に大きな課題だと私どもは思っておりますので、これからしっかり取組させていただきたいとは思っているところではございます。またもう一つ、合併特例債の話もありました。令和6年、7年までは3億何がしは可能なのですけれども、それが今は公共事業、特に橋梁とか道路とかを直すのもそれを使わせていただいているので、それももうできなくなるような、財源がなくなるような状況でございますので、それも先ほど北海道が、今後変更があるのではないかというお話がありましたけれども、私どもももっと平準化して長いスパンで物を考えていければなとは思っております。その中で基幹産業の飛躍のお話がございましたが、先日も観光協会が町長のところにお見えになって要望等々も上がってきているかと思いますが、やはりうちの町は農業、漁業、そして観光という大きな三本柱、福祉産業も併せて四本柱ほどあるかと思います。中で、今回一般会計の補正予算で、国の交付金ではございますけれども、僅かばかりですけれども、維持していただくためには、町としてここは必要だろうということで、そこを優先させていただいて、まずは基盤をもう一度立て直していただいて、令和6年度に向けて飛躍していただけるようなことをこれから取り組まなければいけない。ただし、先ほど申し上げたとおり、なかなかお金がないので、どうやって効率的に物事を考えてやっていけるかということを改めて今回考えさせていただきたいと思いますので、これから審議させていただきますので、ご了解いただきたいと思います。以上でございます。
町の答え 町長 下道英明
公共施設という大きな形から短めにお話しさせていただきますと、今ごみ処理ですとか、あるいは火葬場もそうなのですけれども、広域という形の中でこれからの行政サービスを維持していくという点では、先ほど議員おっしゃった給食センターも、たまたま室蘭と登別がやっていくという形でありますけれども、私どもは西胆振の中で、こちらの端のほうでそういったことも、今後教育委員会のマターになりますけれども、しっかりと連携して議員の思いもプランニングも踏襲させていただきたいと思います。以上でございます。
町の答え 教育推進課長 高橋謙介(教育推進課長は2024年3月まで)
給食センターの施設の関係と調理の委託ということでご質問いただいていたかと思います。まず、虻田と洞爺の統合に向けては、現在進めてきておりましたけれども、議員おっしゃるとおり、少し立ち止まって検討すべき材料が出てきております。その辺は十分に保護者と協議を深めていく必要があると考えておりますので、その辺を踏まえてどういうふうにしていくかということは検討していきたいと思っております。あと、委託のほうも、当初、教育委員会のほうで考えてございました。現状の調理体制の現場といたしましては、けがとか体調不良などで職員が休んだら、もう調整がつかずにぎりぎりの状態で調理を行っているというような現状でございます。こういった状態が虻田ではほぼ5月から毎日続いていると。洞爺でも10月から1か月程度ございました。実際にそのような状況から給食の献立内容を変更したということもございます。そういったようなぎりぎりの状態が続くと調理員にも大きな負担がかかって身体的な疲労からの人的なミスが発生し重大な給食事故や公務災害につながる可能性もあると。また、栄養教諭が本来業務である献立作成や食材発注、また町職員が行う施設管理、人事、財務管理といった業務にも大きく支障が生じているという現状がございました。こういったことから、委託ということを検討したのですけれども、教育委員会といたしましては、児童生徒に給食を安定的に提供していく義務を果たす観点から、加えて調理員等の労働環境の改善や健康を守るという観点からも、何とかこれから人員を補充すべく、現在も町内回覧とかハローワークを通じて、人材確保を行っております。ただ、現在の人手不足から簡単に見つからない可能性もありますので、多種多様な媒体や柔軟な勤務体制など工夫した上で調理員を確保して、現状の体制を継続していきたいと考えておりますけれども、どうしてもそういう体制が整わないというような場合が見込まれるときは、児童生徒への給食提供の責務を果たすため、他の方法も含めてまた検討してまいりたいと考えてございます。あと、圏域の部分のことにつきましては、一般的な方法といたしましては、これから給食センターを統合する際の方法としては、議員ご指摘のとおり、広域的な視点を持つということは十分必要と考えてございますので、これからの協議の参考とさせていただきたいと思います。ありがとうございます。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
今いろいろとトップリーダーから副町長やら教育推進課長のほうからも説明されたので、大体おおむね方向性というのが見えてきているかなと思っています。何度もくどいようですが、必ずあそこの町にも一つある施設がうちも施設を確保しなければならないという時代ではないのですよ。それと、借金をすれば、その借金の返済は誰がやるのですか。若い方々やら、これからの子どもたちが借金返済をしていかなければならないという、そんな行政を我々は引き継ぐというわけにいかない。できるだけ借金を少なくして身軽になって、そして夢と希望とロマンを語れるような、そういう洞爺湖町にしていくためには、やはりみんなでいい知恵を出して難局を乗り越えなければならないと思う。そういう意味で私は述べているのですよ。先ほど課長のほうから、例えば労働力不足の件も触れていたようです。後ほども触れさせてもらいますけれども、当然のように、地域おこし協力隊員のほうにも呼びかけてはどうなのかとか、あるいは外国人労働者を雇用するような、そういう戦略を組んではどうなのか、こうなのかという思いもありますけれども、いずれにせよ、将来の給食センターはどうあるべきなのかという、そういうビジョンを早くに出すべきだなと思います。これは、今、小中一貫校というのは避けて通れないし、私自身も小中一貫校は賛成な人間でありますから、今のように5校が存在するのではなくて、1か所に存在するということならば、やはり給食センターあたりは他の自治体と一緒になってやる。先ほどトップも答弁されておりますが、室蘭と登別が約116億円だかかけて建設するという、共同でやることによって30億円減額になるということです。そういったことも我々はシビアに受け止める必要性があるのではないのかなと。そして、意識を変革する必要性があるのではないのかなと思うのです。そういうことで、よろしくお願い申し上げたいなと思います。時間の関係がありますから、前のほうに進めさせていただきますけれども、これから雇用問題等々、その前に高齢者、高齢化がどんどんどんどん進んでまいりまして、今回の議会でも明らかになっているように、高齢化率というのは43%だと。もう44、45%はそこまで来ているのではないかなという気がしてならないのですよね。ただ、高齢化が進んでいるだけに、今高齢者に何を求めるかというと、聞いてみると、やっぱり公共交通の見直しですよ。もう少し高齢者の方々が自由に利用できるような、そういうシステムにならないだろうかなと。いわゆる戸口から戸口、コンテナ方式、デマンド交通、あるいはまた乗合いタクシーなども強化していただきたいなという声がほとんどですよ。それというのは、今の状態を見ると、バス停まで行くのが大変なわけでありますから、家にいて、お迎えに来る、そして用を足したならば、また送ってくれるというような、そういう体制こそが今の高齢者が望んでいることであって、高齢者に優しいまちづくりの一助だと、私はそう思っているのですよ。したがって、そういう方向性になるよう努力していただければなと思います。ちょっと余談になりますけれども、自分の生まれ故郷の沿線は、今路線バスはないのですよ。走っていないのですよ。ではどういう対応をされているかというと、各自治体でタクシー代を発行しているのですね。熊石の自分の生まれ故郷では、365日を3で割って、大体1万2,200円から1万2,400円で交付しています。それは当然なことに、本人だけが使えるのであって、よその人の分を使えるということになりません。そういう町もあるということをご理解していただきながら、何といっても洞爺湖町の場合は、高齢者がバス停まで歩くことなく戸口から戸口、コンテナ方式、このことを定着できれば、高齢者は、洞爺湖町は本当に我々高齢者に優しい町だよと、こういうお墨つきが出ると思うのですよ。今の状態ではそこまでいっていない。ということでございますから、ぜひこれからの公共施設というものを高齢者に期待できるような、そういう見直しをこれからもどんどんどんどん図っていただければなと思います。それから、時間の関係ありますから、前に進めさせていただきますが、高齢者の関係で、公共交通の関係で、何か答弁あったら、一言、二言、簡潔にお願いします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
地域公共交通につきましては、高齢化率の上昇によりまして、高齢者にとって町の行政サービスが欠かせない一つだと思っておりますので、今年度3月に地域公共交通活性化協議会において、洞爺湖町の交通計画を策定したところでございますけれども、今言われたバス停まで行かれるのが遠いだとかというのは、恐らく虻田地区に住まわれている方が巡回バスでバス停まで行かれるのがちょっと苦痛だとかということをおっしゃっているのかなと思うのですけれども、確かに青葉の上の高台のほうですとか、そういうところに住まわれている方はバス停まで歩くのが、特に冬の時期になると大変な思いをされているということは十分に理解しております。洞爺地区につきましては、コミュニティバスを令和6年度からデマンド型のタクシー予約に切り替える予定となっておりますので、虻田地区につきましても、コミュニティバスを1日7便運行しているのですけれども、利用実績も3人ぐらいと少ないものですから、そこら辺りも十分考慮して、活性化協議会の中で検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
それで、ついでに伺いますけれども、今洞爺湖町で公共交通を見直すということで、本格的なそれこそ作業にこれからもっと入っていくのだろうなと思うのですが、現在の公共交通の予算と、今行政が考えている予算というのは、どのぐらいの前年対比あるのですかね。それ分かりますか。ちょっとお願いいたします。
町の答え 企画財政課長 藤岡孝弘
地域公共交通の予算につきましては、11月に勉強会を開催させていただきまして、その中で、スクールバスも含めて年間6,800万円程度の経費がかかっているということはお知らせしましたけれども、来年令和6年度につきましては、まず洞爺地区のコミュニティバスがタクシーに変わることと、あとは湖畔線と言われる洞爺湖温泉のバスターミナルから月浦を経由して水の駅まで結んでいる道南バスの路線が1日4便あるのですけれども、そちらの赤字が大変大きいということと、運転手がどうしてもいないということで、令和6年9月をもって路線廃止が決定されております。そこを今度新しいタクシー事業者、明星自動車株式会社でカバーしていただくように現在協議しているところです。それに併せて、1週間に1便運行している買物支援バスだとか、そこら辺りも洞爺地区の方が1週間に1回ではなくて好きな時間に、曜日は今のところ月曜日から金曜日を想定しておりますけれども、ここも月曜日から土曜日までとか好きな時間に予約型のタクシーで買物に行けるような仕組み、湖畔線の廃止に伴って買物支援バス等を統合していきたいと考えておりますので、予算規模については先ほど申しました令和5年度の6,800万円よりはかなり確実に下がると見込んでおります。高くなることはないと思っております。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
今、全国的にバスの運転手不足であるとか、タクシーの運転手も不足しているとか等々で、政府の中ではライドシェアということで自家用車でも営業できるような、そういう手法というものを考えているようですけれども、いろいろ紆余曲折があるようでありまして、なかなかそれが定着できるまでというのはまだまだ先のことでないのかなと。だとするならば、各自治体の環境、悩みというものを解消するためには、努力をしていただきたい。それと併せて、先ほど6,800万円が今度減額になるということですから、そうでなければならないと思いますよ。というのは、自分も門番みたいに毎度外を見ていると、空バスがしょっちゅう走っているのですよ。あれはもったいないなと、何かいい方法ないのかなと。それと、高齢者から聞くと「私たち100円でも200円でも出していいのだと。だから玄関まで来てほしいのだ」と、こういう声すらありますよ。そういったことも十分受け止めていただいて、ぜひ公共交通の確立、特に高齢者に優しい公共交通というものを定着できるよう努力していただければなと思います。それでは、4番目の人手不足に入らせていただきますが、人手不足の関係も、9月の一般質問で自分取り上げて、外国人労働者の労働者数とか何とかというのは伺っておりますから、時間の関係上割愛しますけれども、ただ、9月定例議会の一般質問でも取り上げたように、政府の有識者会議の中で、外国人労働者の外国人技能実習であるとか、あるいはまた特定技能の両制度の見直しを検討してきた結果、これが11月24日に技能実習を廃止して、そして人材確保育成を目的とした新制度、いわゆる育成しろということになったようであります。これは最終報告をまとめて、来年の通常国会に関係法律を提案して、これは確立されるでしょう。ただ、以前よりも外国人労働者を雇用している方々にとっては厳しい環境になってきたなというのは、同じ分野であったら1年で転籍が認められるようになった。これは大きいですよ。1年間で転籍が認められるようになった。このような状態になると、洞爺湖町においても、9月議会においても、例えば第1次産業の農業には何人いるのだとか、漁業には何人いるのだ、観光産業は何人いるのだということは伺いましたので割愛しますけれども、ただ、ニセコあたりで随分記事になっているのは、福祉施設ですよ。福祉施設は北海道の平均賃金というのは960円かな、全国では1,004円だということになっておりますけれども、よその都会の福祉施設においては、時給2,000円だそうですよ。そうすると、転籍が認められるようになったわけだから、当然、都会のほうはいろいろな生活環境も充実している等々含めて、そちらのほうに転籍がなされるような環境になりつつあるということで、随分苦慮しているようであります。洞爺湖町においても、福祉医療のほうには24名だったかな、外国人労働者が雇用されているのですよ。そういった方々もこれからどうなるのだろうかなと。どうなるのかなというのが私は心配でならないのであります。したがって、そういうところでも雇用不安に陥ってくるということになると、洞爺湖町全体の雇用状況にも影響が出てくるという気がしてならないのですよね。高齢化が進んでいる、人口減少が進んでいるということになると、働く方々も少ない、それを補うためには外国人労働者を雇用しなければならないと。外国人労働者を雇用すると、やっぱり賃金のいいところに、あるいはまた生活環境が快適に過ごせるような、制約がなくて、そういうところに転籍がどんどんどんどん進んでいくのではないのかなと。これが一番行政としても真剣に考えなければならない。前回の答弁ももらっているわけでありますけれども、答弁もらっている中で、あえて、ああでもない、こうでもないという文句をつけるあれはないけれども、ただ、前回の答弁内容というのは分かっているだろうと思うのです。答弁内容だけでは行政の果たす役割というのはいまいちだなと、このように変わってくると。だから、もう少し外国人労働者がこの町に共存できるような、そういう戦略をもう一度見直したほうがいいと思いますよ。いろいろ関係者とも話し合いながら。ただ、賃金アップして、生産者だとか事業主に負担かけるようだったら、今の状況ではよしということにはならないだろうと思いますけれども、そういう環境になってきているということを十分受け止めて、これから行政としてどういう戦略で外国人労働者もこの町で努力していただけるのか。たしか就労者数は252名でしたよね。それで居住者は基本台帳上いけば227名と。これはなぜ開きがあるかというと、小川水産で働いている外国人労働者というのは、洞爺湖町に居住していないのですよね。伊達市、長和、有珠とか、若生かな、ああいうことだから、こういう差が出るのだけれども、いずれにせよ、居住者は227名いる、あるいはまた就労者は252名いるということですから、この方々が来年の通常国会で関連法案が通って、もう私たちも1年過ぎているし、資格あるからよそへ行きましょうと言ったら、これを抑える何物もなくなってくる。それから今世界の流れとして、今まで日本にも来ている外国人労働者が韓国とかアメリカが賃金もいいということから、そちらのほうに流れる傾向というのがあるのですね。それと、今多いのはベトナム人であるとかシンガポール人が多いのだろうと思うのですが、いわゆる日本の国が選択されない場合もあり得るという、そういう懸念を持たなければならないと思いますけれども、どのような見解をお持ちでしょうか。
町の答え 経済部長 若木渉(経済部長は2025年3月まで)
ご質問いただきました労働者の確保の部分でございます。人手不足がまちづくりに与える影響ということで、こちら人手不足が深刻化すると、地域産業が崩壊して、さらには行政サービスの低下、結果として人口減少を加速させる要因になりかねないということで認識しているところでございます。また、こうした状況が続くと、地域社会全体の機能が低下しまして、住民が一定の生活水準を維持することが難しくなってくるのではないかと危惧しているところでございます。先日、当町の各分野の事業者の方から聞き取りさせていただきまして、状況の確認をさせていただきました。議員は9月会議の時点で労働者数の確認はされてございますので、今回今後の見通しについてということで確認させていただきました。その中で、まず町内の各ホテル事業者におきましては、「外国人労働者は重要である」とのお声があったほか、聞き取りできましたほとんどのホテルで、「今後も増やす見込みがある」ということで回答いただいてございます。また、農業者の方についても、農協を通じて確認したところ、「今後も外国人労働者は増加していく見込みである」とのお話を伺ってございます。また漁業者につきましても、漁協に協力いただいての調査の結果、複数の事業者から「今後も外国人労働者を増加する見通しである」との回答をいただいたほか、福祉医療分野におきましても、「外国人労働者なくして事業は成り立たない」というお声があることも確認してございます。今後も労働者を安定的に確保するためには、議員ご指摘のとおり、当町を選んでいただくための取組が必要不可欠となってくると考えてございます。持続可能な地域社会を構築するためには、町に住む人々が安全で安心して快適に暮らすことができる環境が必要でありますが、これは町民だけではなくて、外国人労働者にとっても同じということでございまして、単なる労働力ということではなくて、地域社会を構成する仲閒として迎え入れ、そのための多文化共生社会の構築が必要であると考えているところでございます。以上でございます。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
おおむね理解いたしました。それでは、時間の関係もありますから、ホタテ養殖漁業の振興策について伺いたいなと思います。今日この会場の今回の議会で、答弁なされていないのは5人いるのですよ。課長連中で。できるだけしてもらいたいなと思うのだけれども、案件上いかないかもわからないけれども、5人ほど、今来るのではないか、今来るのではないかと期待して待ち望んでいるようでありますから、できるだけ振りたいなと思いますけれども。それで、今漁師の方々は何件ありますか。
町の答え 産業振興課長 仙波貴樹
漁師の数ということで、漁協に確認したところ、組合員で39人、準組合員で1人ということで、漁協の組合員としては40名ほどおられると確認してございます。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
質問の仕方悪かった。ごめんなさい。漁家の件数は幾らかということと、それから、2022年度のホタテの水揚げ量のトン数は幾らなのですか。
町の答え 産業振興課長 仙波貴樹
令和4年3月末の数字になりますが、トン数といたしましては3,814トンと確認してございます。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
事務に関する報告書というのは、毎度楽しみにしているほうなのだけれども、そこを見ると3,814トンなのですよね。ところが、いろいろと、ふるさと納税を担当する課も一生懸命努力されている。それは自分も認める。血のにじむような努力と同時に、今回これから触れさせていただきますが、東京電力の福島第一原発の処理水放出に伴って、北海道の水産物も大きな影響が出ていると、それから洞爺湖町においても前浜のホタテにも影響が出るだろうと、それから洞爺湖町にも加工場があるからそれなりに出るだろうと、こういう懸念を持ちながら、やっぱり行政というのは一体感を持たないと。2022年のホタテの水揚げトン数は3,814トンと言いましたね。ところが、一生懸命本当に申し訳ないのですが、処理水の風評被害を受けるということで、ふるさと納税を担当している政策推進課はいち早く立ち上がって何とか風評被害から脱却して前浜のホタテを食べてもらおうではないかということで、取り組んだその誠意はよく分かる。本当に立派だと思っている。ところが、ここで残念なことには、令和4年度の実績で約2,500トン、洞爺湖町虻田のホタテの水揚げ量、8割方が外国へ輸出されていると。トン数が違うのではないですか。一方では3,814トンだと、一方は2,500トンだと。これでは、自分あら探しで言っているのではなくて、本当にふるさと納税を担当している方々は一生懸命やっている。自分も認める。だけど、こういう水揚げ量のトン数というのは、やっぱり同じトン数を理解していないとならないのではないかなという気がして、これから質問させていただきます。3,814トン、その中で道のまとめでいくと、全道のホタテ生産量43万6,000トン。そして輸出量が10万2,990トン、輸出額が618億円。うち中国へ向けて9万5,638トンで輸出額が447億円を占めているのですよ。洞爺湖町でどのぐらい輸出されているトン数だか知っていますか。
町の答え 産業振興課長 仙波貴樹
私のほうで正確な輸出量のトン数は押さえていないところではございますが、約8割が輸出されているということを鑑みますと、恐らく3万トンくらいは輸出されているものと、失礼いたしました、3,000トンほど輸出されているのではないかと考えてございます。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
自分もね、勉強させてもらったけれども、自分のほうで間違っているかもわからないけれども、2,700トンぐらいですよ、輸出されているのは。その9割方が中国に。中国にホタテを輸出する場合は殻つきなのだよね。殻つきで約9万6,000トンを中国に輸出されている。それで、貝柱だけ取る作業を中国で行って、9万6,000トンのうちの3万トンから4万トンは加工後にアメリカに輸出されているのだよ。日本産の中国に出している殻つきのホタテは、政府で努力されているのでしょう、ベトナムでそれを加工するような雰囲気になってきていると。だけど、これから触れさせてもらいますけれども、処理水の問題で非常に全道的にも、とりわけ洞爺湖町の前浜の方々も風評被害がないかというとあるのですよ。この間、聞くところによると、森町のほうに東電の職員が来ていったという話も聞いておりますけれども、このたび長万部町に風評被害などの要請要望、それから賠償なんかもやる窓口を作りましたね。この間、1週間ぐらい前にオホーツクにもできたけれども、その方々というか東電の考え方というのがいまいち分からないのですよね、自分は。なぜかというと、これから処理水というのは20年、30年続くのですよ。20年、30年続く中で、ずっと20年、30年も賠償に応じるということなのかどうなのか。その辺の情報というのはつかんでいるでしょうか。
町の答え 経済部長 若木渉(経済部長は2025年3月まで)
今ご指摘いただきました東電の補償の関係でございます。実は、今年11月18日に八雲町の漁業協同組合でこういった説明会がございまして、私もそちらに参加させていただきました。その中で補償の説明を受けた中において、資料等で説明を受けていたのですけれども、これがいつまで続くのかという期限の説明まではなかったということで認識しているところでございます。以上でございます。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
そうでしょう。やっぱり企業はそんなものですよ。20年、30年処理水が放出されて、中国も今のような外交関係であったら、なかなか中国は輸入を受けるということにはならないだろうと。だから、自分個人的に素人ですけれども、早く隣の中国とも仲良くなって、ホタテも輸出できるような、そういう環境に政府あたりは努力していただきたいなと。いろいろ防衛力の関係で、どうとか、こうとか、台湾の海水がどうだから、こうだからといってやっていると、いつまでたっても中国に輸出できるような、そういう環境にはならないのではないかなという気がするのですよね。自分、思うのですよ。20年、30年続くのだから、続いているうちは風評被害として賠償するべきだと、そう思うのですね。これは中国あたりが、よし、分かったということになれば、また別ですよ。そういうわけであります。それでね、時間の関係もあと17分ですから、ホタテが中国に輸出できなくなったということで、北海道でいち早く立ち上がった自治体があるのですよね。それはどこかというと、ご存じでしょう。森町ですよ。森町はどう立ち上がったかというと、全国の学校給食用に無償提供すると。そして無償提供を表明して、当初、10万食を考えたようであります。ところが問合せが殺到してまいりまして、50万食にもなっているようであります。それでも応えていかなければならない。それと併せて、ただ生産者からもらうということになりません。ここをちょっと行政に確認させてもらいたいのですが、国の補助金を使うということなのですよね。どういう補助金なのだろうか。例えば今まで地方創生臨時交付金などもあれして、余剰金があってためておいているのかどうなのか。それとも、また別な制度運用を利用して国の補助金で賄うのだということなのか。そういう国の補助金があるとするならば、洞爺湖町も当然該当になるのではないですか。2,500トンも、2,700トンも輸出しているわけですから。どうなのですか、その辺は行政としてつかんでいないのだろうか。
町の答え 産業振興課長 仙波貴樹
ただいまのご質問でございます。国では、ALPS処理水の海洋放出以降の中国などにおける輸入規制を踏まえまして、全国の水産支援のため800億円の基金による支援や東京電力による賠償に加え、207億円の予備費による輸出転換対策や国内加工体制の強化対策など、水産業を守る政策パッケージを策定いたしまして、必要に応じて機動的に予算の確保を行い、全国の水産業支援に万全を期すこととしてございます。今、議員からあったご質問なのですが、この基金を活用して森町や、また八雲町で実施していると聞いてございます。当町においては、あくまでも森町や八雲町が使った国の基金につきましては、加工場を守るための基金の活用でございまして、当町におきましては、中国向けの加工品を取り扱っております水産加工業者がいないため、同じような基金を使うことができないというような状況でございます。以上です。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
洞爺湖町内に水産加工場でホタテを加工している業者がいないということですか。そうではないでしょう。加工はしているのですよ。例えば某それこそ歴史公園のそばにある水産加工場は国内消費の加工なのですよ。ホタテは加工しているのですよ。そういうのが分からないと駄目だ。それから、もう一つの何というのかな、名前言っては駄目なのかどうなのか分からないけれども、スタンドの横の、分かっていますけれども、あそこは国内と一部外国に輸出しているのですよ。中国にはしていない。調べてみたけれども、中国にはしていないけれども、外国に輸出されていると。加工場がないわけではない。でも、加工場がそういう作業を行っているということは間違いないわけだから。前浜のホタテを使っているのか、どこから持ってきているのかは別として。その辺をやっぱり認識して、行政としてはどうあるべきなのかということを考えてもらわないと。「何も中国さ行ってないんだからいいべや」と、「何も被害ねぇえべや」と、そういうことではないのだよ。だから、その辺を間違わないでほしいなと思うのだよ。それから、時間の関係がありますから、できるだけ洞爺湖町内においても、ホタテを消費できるような、そういう環境づくりというものを考えてはどうかなと、自分は思うのですよ。例えば先ほど森町でやっているように、給食にホタテも利用しているでし ょうけれども、もっと利用させてあげるとか。それから、僕はね、思うのは、例えば有珠山噴火災害があったときに、あるいはコロナが猛威を振るったときに、観光客が来ない。それで、宿泊券なども発行して観光協会そのものもある程度支援策を講じた。今度は、前浜の漁業の方々がホタテの輸出が止まったり、そういうことでこれから苦しむわけですから、だとすれば、町内において消費拡大するような、そういう環境づくりというのは行政もしなかったら駄目だと思うのですよ。ただただ「そうなのだよね」と頭縦に振るだけでは駄目だと。もう少し住民の方々にも、単価安くしないで、「従来どおりの輸出してきた単価でもいいから買ってあげようね」という人だって聞こえてきていますよ。そういう地道な取組、それから連携、それから流通機構の整備、そういったものも積極的に行政はリーダーシップを取るべきではないのかなという気がするのですね。そういうことと、こういう処理水でホタテが輸出できなくなったと、いち早く行政は何をしましたか。政策推進課が即座に立ち上がって、前浜のホタテを一つでも多く全国に買ってもらおうではないかと、寄附行為で返戻品に使ってもらおうではないかということで、このエネルギーというのは、私は高く評価するべきだと思う。先ほどの数とは別にして。こういうことを本当は行政が一丸となってやらなければならないことですよ。各課だけではなくて、各課が連携を取ってやらなければならない。そうでしょう。コロナのときだ、噴火のときだって、宿泊券を発行して、漁師も泊まりに行ったりした。今度は、洞爺湖町には宿泊できる旅館があって、当然食材も必要なわけですから、その食材を、前から自分は、流通機構の整備ということで歴代の町長時代にも何度もやっているのですが、室蘭から買ったほうが安いのだと。それは企業としてそうかもわかりません。それは理解できる。だけど、こういう厳しい難局のときにこそ、お互いが連携を取り合って、助け合う、精神の気運を盛り上げる、意識を変える、そこが大事だと思うのですよ。その辺どう考えていますか。
町の答え 町長 下道英明
今、越前谷議員から非常に適切なご助言をいただきましてありがとうございます。今現在、実は漁協を通じて、漁協青年部を中心に貝毒明けの町民販売に向けて協議を進めているとともに、今後も継続して町内で地元産のホタテが買えるような仕組みづくりについても漁協と協議を進めているところでございます。まさしく販路拡大につきましては、洞爺湖町単独では限界がありますので、漁業者及び漁協、近隣市町、また三位一体となって取り組ませていただきたいと思います。まさしく今、全庁一丸となっていく、総務部も、経済部も、教育委員会も一緒になって一丸となって、縦だけではなく、横の連携の中で進めてまいりたいと思います。貴重なご意見ありがとうございます。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
それから、もう一つ行政のほうに要望したいなと思うのは、これは実際に行っているかもわかりませんが、合併前は噴火湾に11市町村があったのですよ。その11市町村と、それから前浜の課題を協議し合う漁業協同組合の代表者も集まって、協議した経緯が何度もあったと思うのですよ。自分も、2000年の噴火のときにホタテがなくなって2億円ほど被害を被ったときもあった。そのときも一堂に集まって、それこそ噴火湾のホタテを守るためにどういう要望をするか、どういう取組をするかということで協議する機関があったかと思うのですよね。今もその機関というのが存在しているのかな。合併してから村がなくなって8自治体。だから8自治体と漁業協同組合が一堂に集まって、これから道にどういう働きかけをするか、あるいはまた国にどのような要望を出していくか。先ほど経済部長が答弁されているように、東電がどのぐらいの賠償に応えるかというものは先行きまだ見えていないのですよ。そういったことを考えれば、漁業者を救済する、そういったことも考えるならば、こういう協議会をフルに活用するとか、あるいはないのであれば洞爺湖町のリーダーが先頭に立って呼びかけて、そういう会の組織化を図って要求要望を国あたりに働きかけるという、そういう手法、機関決定もしていくべきではないのかなという気がするのですけれども、どうですか、その辺は。
町の答え 経済部次長 原信也(経済部次長は2024年3月まで)
ただいま議員がおっしゃられました機関、これについては噴火湾ホタテ生産振興協議会というものがございます。毎年10月に総会をやっているのですけれども、各参加している漁協、市、町も今回の中国のホタテに関しては危惧しているという部分での報告は受けておりますので、必要とあらば、そちらの機関を通じていろいろな国だとか道だとか、要請していきたいと考えてございます。以上です。
町の答え 町長 下道英明
まさしく噴火湾、先ほど次長のほうからありましたが、さらに全国町村漁港会という組合がございまして、今回、私、初めて出させていただいたのですが、実は、森町の岡島町長と八雲町の岩村町長ともいろいろな関係で懇意にさせていただいていて、そういう仕組みの中でご紹介をいただいていますので、まさしく今、議員ご提案の形の中で、こういった危機管理というか、そういったところで横のつながりの連携というのも漁協組合だけではなくて、町村も首長も連携していくような形で今後取組を始めていきたいと思います。ありがとうございます。
議員の質問 9番 越前谷邦夫
一般質問というのは要望するというのが最後の詰めとしては駄目ですから、これで自分の一般質問を終わります。ありがとうございました。