みんなの議会

洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月12日

不登校児童生徒の対応について

2023年9月12日、洞爺湖町議会の一般質問で、小林真奈美議員が「不登校児童生徒の対応について」質問し、管理課長 高橋謙介、教育長 渋川賢一が答えました。

聞いた人
小林真奈美 議員
答えた人
管理課長 高橋謙介、教育長 渋川賢一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 2番 小林真奈美

2番、日本共産党の小林真奈美です。今日は2回目の一般質問になるのですけれども、全然1回目と変わらず緊張しております。よろしくお願いします。また、傍聴の皆さん来ていただいてどうもありがとうございます。それでは、大きく3点あるのですけれども、最初に、令和5年度教育委員会の点検・評価について伺いたいと思います。令和4年度の事業が対象になっていて、27の事業について自己評価されている資料が私の手元に届きまして、それに対して3名の洞爺湖町教育委員会行政評価委員によって、事業ごとの意見、提言と全体総括が記載されていました。行政評価委員総括意見の中では、「コロナ感染症が治まらない中での事業展開であり、一部は中止を余儀なくされた事務事業もあるが、今後は通常に戻っていくものと期待している」とありました。私も同じように期待をしているところなのですけれども、洞爺湖町に移住している子育て世帯の方に、「なぜ洞爺湖町に移住してきたのか」ということを聞いたことがあります。その方は、「湖があり自然豊かな景色、ここに住みたい」と。そしてさらに、「ここで子育てをしたいと思いました」と私に話してくれました。先ほどからも、少子高齢化で人口減少が進む洞爺湖町ですけれども、洞爺湖町に魅力を感じて移り住んでいるこの人の言葉、まだほかにもいらっしゃると思うのですけれども、そういう言葉に、洞爺湖町の未来を私は感じています。洞爺湖町の持続可能なまちづくりは、私は人づくり、先ほどの機構改革でもありましたけれども、人材の育成が重要なポイントになるのではないかと思います。そして、その中でも学校、学校は人づくりの拠点となるとっても大事な場所であると思います。学校教育環境の充実が求められていますが、洞爺湖町の子どもたちが笑顔で学ぶことのできる環境、保護者が安心して子どもを送り出し、笑顔で帰りを迎えられる環境、教師が子どもたちのために子どもたちとの触れ合いを大事にしながら、職場の仲間と学び合いながら教師としての力量を高められる職場環境づくり、そういうのが必要ではないかなと思います。最近言われている学力向上、体力向上、伊達市の小2の女子の死亡の原因にも、ちらりと漏れ聞こえてくるのは、体力テストの練習をしていたということもちらりと聞こえてきましたけれども、その学校の点数を上げていくということに、学力向上も体力向上も大事です、大事だと思うのですけれども、伸び伸びと人と比べられることなく学び合える環境づくりが必要だと思っています。そこで最初に、不登校児童生徒の対応について伺いたいと思うのですが、不登校とはどういう定義かといいますと、文部科学省では「何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるために年間30日以上欠席したもののうち、病気や経済的な理由による者を除いたもの」となっています。昨年の文部科学省の調査では、不登校の児童生徒が過去最高の24万人を超える人数になっています。北海道でも、児童生徒数が減少している中でも、不登校の数は増加している現状です。特に中学校では、前年度よりも1,000人以上の増加となっています。1,000人当たりに対する不登校者の数として、小学校は13.9人に対し、中学校は何と60.4人になっているのです。そこで、教育委員会にお伺いしますが、町内の小中学校の児童生徒400人ちょっとなのですけれども、不登校児童生徒の人数は何人でしょうか。また、教育委員会として各学校への支援の具体の内容があれば伺いたいと思います。お願いします。

町の答え 管理課長 高橋謙介

30日以上の長期欠席児童生徒の人数につきましては、本年7月末現在でございますけれども、小学校で2名、中学校で9名となっております。教育委員会といたしまして、これら学校へ支援している内容につきましては、教育指導専門員による「あぶた読書の家」での生徒対応や学校訪問による現場の実態や状況を踏まえた助言、QU検査の実施、スクールカウンセラーの派遣のほか、令和4年度から児童生徒支援加配を利用して、教員1名を配置するなど、学校への支援を行っているところであります。以上です。

議員の質問 2番 小林真奈美

ありがとうございます。やはり、中学校に入ると、人数も多くなるのですね。教育指導専門員が平成27(2015)年から配置されて、教育委員会として各学校への専門的な指導とかアドバイスが行われている。また、「あぶた読書の家」に適応指導教室が設置されて、不登校児童生徒の対応にも当たっているということ。本当にこれは続けてほしいことだと思います。学校現場は限られた人員体制で、日々教育活動を行っている中で、教育委員会が学校の現場任せにせず、適応指導教室とか専門員が積極的に不登校児童生徒の対応に当たっているということ。それから、どのくらいの頻度なのか分かりませんけれども、スクールカウンセラーの派遣をされている。それから、QUの調査、年に2回ぐらいなのでしょうか、されているということで、そういうデータも見ながら、教育委員会と学校が連携して不登校の生徒の対応に当たっているということで、とても続けてほしい事業だと思います。ただ一方で、不登校の生徒の対応というのは、各学校、児童生徒、保護者と連携する、そして一人一人不登校の生徒、小中合わせて11人いるのですけれども、一人一人の児童生徒のそれぞれの特性に応じて、きめ細かな指導に当たらなければならないと思います。そういうきめ細かな指導が一人の専門員で可能なのかということも少し私は考えます。町としては、指導員も加配ですか、されているということなのですけれども、専門員の増員とか、それからスクールカウンセラーが月に何回程度だと、子どもたちとのつながり、信頼関係もなかなか難しいのですよね。だから、そういうためには、常置するスクールカウンセラーを配置するとか必要かなと思うのですが、そういうことは考えているでしょうか。お願いします。

町の答え 管理課長 高橋謙介

不登校対応する教育指導専門員につきましては、当然、1人ではなかなか大変な部分ということもございまして、先ほども申し上げましたけれども、令和4年度より児童生徒支援加配により配置した教員との業務分担、あと、本年度からは、これまで各小中学校のコミュニティ・スクールの事務のほうも持っていただいていたのですけれども、そちらを担当から外すなど、適宜対応しているところでございます。また、これまでも教育指導専門員との面談において確認しているのですけれども、担当している教育指導専門員からは、不登校傾向にある児童生徒への支援については、教育相談的な支援に加えて、学習の機会を確保する一つの手段として地域未来塾において利用しているタブレット端末を用いた学習コンテンツを活用しながら、個別の学習支援を行うことで支援の効果が高まっているというようなことも伺っていることでございます。そのため、不登校生徒のほかにもいろいろ業務を持っていただいているのですけれども、関連している部分があるのが望ましいといったお話もいただいているところでございますので、そのようなことから、専門員の増員、スクールカウンセラーの常置につきましては、教育指導専門員や道派遣のカウンセラーによる支援の状況や効果等、現状の対応を総合的に勘案いたしまして、現在のところは考えていないというところでございます。

議員の質問 2番 小林真奈美

ありがとうございます。現在のところ、考えていないということでありますが、不登校への早期対応がとても必要だと思います。適切な対応には、小中の連携だけではなく、幼稚園、保育所からの連携もとても重要になってくると思います。また、福祉関係では、特に生まれたときから子どもたちを見ているという保健師との連携もとても必要だと思います。中学校の不登校、中学校だけで起きたことでは私はないと自分の経験上思っているのです。かなり幼少期からのそういう部分の特性とか、保育士とかに聞くと「そういう傾向というか何かしらのサインが、やっぱり幼児期から出ていますよ」ということを聞いています。機構改革のところでちょっと危惧しているのが、今回の機構改革で保育所が教育委員会から外れてしまったということなのですけれども、ぜひ、教育委員会、学校、家庭もそうですけれども、役場の中でも、教育委員会だけではなく、子ども担当課、子育て担当課ですか、そういう部分とか福祉関係の横の連携もぜひ密にして、そういう子どもの成長に対して、生まれたときから切れ目のない対応ができるように横の連携をぜひ密にしていただきたいなというふうにお願いします。このことについて渋川教育長の考えもあると思いますけれども、大丈夫です。これからの質問も含めて後でまとめてお聞きするということでよろしいでしょうか。よろしくお願いします。次に、中学校実用英語検定・漢字検定料の助成について伺いたいと思います。町では、検定料は当該年度の1回分の検定料を助成しているとのことですが、ちょっと通告にないのですけれども、確認したくてお聞きします。これは、英検と漢検それぞれ1回につき助成しているということでしょうか。それとも、英検と漢検合わせて1回の助成ということになるでしょうか。

町の答え 管理課長 高橋謙介

英検と漢検、それぞれに1回という形で考えております。

議員の質問 2番 小林真奈美

ありがとうございます。この助成制度については、どの生徒にも受験の機会を保障するということ。保護者の経済的な負担を軽減するということで、私はとてもいい事業だと思います。ぜひ、これも継続して行ってほしいと思うのですが、ただ、残念なことに、英語検定においては、前年度と比べ令和4年度は受験率が対象者の約3分の1から4分の1へと減少しているのですね。この原因は何があるとお考えでしょうか。

町の答え 管理課長 高橋謙介

受験率が減少していると、3分の1から4分の1といったような原因につきましては、正直、教育委員会としても悩んでいるところであります。校長会を通じて、受験の奨励、その他保護者へのお願いということはしているのですけれども、まだそこが足りなかったのかどうか、どうすれば伸びるのか、試行錯誤しているようなところでございます。以上です。

議員の質問 2番 小林真奈美

ありがとうございます。子どもたちの関心、意欲などもあるのかもしれませんけれども、例えば英語に関しては、中学校の段階では3級程度ということなのですけれども、3級以上受けると一次試験のほかに二次試験というのがあるのですよね。二次試験というのは、ちょっと私も随分前に検定を受けたのであれなのですけれども、会場が室蘭になると思うのです。そうした場合に、受験する子どもたちは公共交通を使うか、家庭の送迎が必要になってくると思うのです。このことを考えると、何らかの助成、交通費の助成とかということを考えると、受験のハードルも低くなるのではないかなとは思うのですけれども、伺いたいのですけれども。

町の答え 管理課長 高橋謙介

二次試験の助成を出せば受験率が上がるのではないかといったようなご質問だと思いますけれども、確かにそういう助成制度というようなことも一つの方法なのかなというふうには思っております。ただ、教育委員会といたしましては、受験率を増やす対策といたしましては、現在実施しているのは、各種検定の助成の対象は今まで中学生だったのですけれども、本年度からは小学生まで拡大しております。さらに、算数・数学というものも対象に含めております。そうすることで、児童期から検定に慣れていただきまして、中学校に上がってからも抵抗なく受験できるというような環境を整えていきたいと考えてございますので、そういったような方法で校長会を通じて受験の奨励をお願いしているということでございますので、その対策で進めていきたいというふうに考えているところでございます。以上です。

議員の質問 2番 小林真奈美

後で言おうと思っていたのですけれども、検定については、漢検と英検だけではなく、英検は高校入試の場合に結構優遇措置が取られる高校、私立とかあるのですけれども、本当に検定については、いろいろな検定があるのですね。例えば今はKポップブームでハングル語なんか、結構自力で勉強している中学生も実はいたりするのですよね。そういうのとか、例えば先ほど出ましたけれども数検、これもありますよね。ほかにもいろいろあるので、そういう検定の幅を小学校までと数検も入れるということで拡大しているということで、それをぜひやっていただければなというふうに思います。次に、各検定については、学校が会場になると、金曜日の放課後とか土曜日とか日曜日などの実施になるのですね。準備なんかも入れると2時間近く試験に、大抵は英検だと英語科の先生、漢検だと国語科の先生が担当になるのですけれども、漢検だと級が違っても一つの教室で一人の監督でできるのですけれども、英検だと級が違うと別の教室を設定しなければいけない。そうなると、担当の先生が1人ではなくて複数の先生が必要になってくるのですね。また、受験事務というのですか、受験料を払ったりとか仕分けしたりとか、できたものをまた送り返すとか、あと受験票を交付したりとか、結構ある。それから会場設営もあり、勤務時間外の先生方の対応になることが考えられるのですけれども、会場や担当者など、どのような形で行っているのか、伺います。

町の答え 管理課長 高橋謙介

検定会場の実態ということでございますけれども、英検、漢検とも中学校が準会場という形でなってございます。これまでの実績では、金曜日の放課後に実施している部分が多くございまして、議員おっしゃるとおり、英検であれば英語の先生、漢検であれば国語の先生が、勤務時間内から勤務時間外にかけて対応しているというような実態でございます。以上です。

議員の質問 2番 小林真奈美

ありがとうございます。「学校における働き方改革に関する緊急対策」というのを平成29年に文部科学省が出していまして、その中の1番目の項目に「業務の役割分担適正化を着実に実行するための方策」の(1)のところで、業務の役割分担適正化を進めるための取組の参考として、「これまで学校教師が担ってきた代表的な業務の在り方に対する考え方」という表が出ているのですね。その中には、「基本的には学校以外が担うべき業務」という項目がありまして、それは、例えば登下校に関する対応、それから放課後から夜間などにおける見回り、児童生徒が補導されたときの対応、学校徴収金の徴収・管理、地域ボランティアとの連携調整、二つ目が「学校の業務だが必ずしも教師が担う必要のない業務」として、調査・統計等への回答、児童生徒の休み時間における対応、校内清掃、部活動などが挙げられています。そのほかに「教師の業務だが負担軽減が可能な業務」として、給食時の対応、授業準備、学習評価や成績処理、学校行事の準備・運営、進路指導、支援が必要な児童生徒・家庭への対応などが挙げられていて、あくまでも参考なのですけれども、私は、できれば教師の負担軽減について、この検定の作業も何とか教育委員会としては対策を考えてほしいと思っています。町が英検、漢検に対して年1回までそれぞれ助成を行う制度は、本当にいい制度、いい事業と考えますが、ぜひ継続してもらいたいです。受験する環境、教員の負担軽減、二次試験への助成、ほかの検定へも同様の助成など、数検とかあるということでしたけれども、考えていただきたいと思います。次に、部活動の地域移行について伺いたいと思います。令和5年度教育委員会の点検評価の中にはないのですけれども、教員の働き方改革が発端となって進めている地域移行なのですけれども、令和7年をめどに段階的に実施することになっています。スポーツ庁の有識者会議の中で提言があったのですけれども、令和4年に、持続可能な部活動と教師の働き方改革に対応するため、公立中学校の休日運動部活動について、来年7年度をめどに地域に移行することを内容とする提言がまとめられました。ただ、期限が切られているのですけれども、あと1年半ほどでしょうか、経費負担の在り方とか受皿の確保など、多くの課題がまだ整理されていないと思います。部活動の設置・運営、これは法令上の義務ではないのですけれども、ほとんどの中学校、高校で設置され、教育活動の一環として実施されています。そして、多くの教員が顧問を担わざるを得ない状況です。そういう状況の中で、部活動は子どもたちの文化面も含めてスポーツ要求に根差し、その興味や関心に基づいた自主的活動として人間的成長、発達にとって重要な意義を持っていると思います。学年や学級の枠を超えた仲間との触れ合いや体験を重ね成長していく場であるとともに、学校での居場所ともなり、そして生涯通してスポーツや文化を楽しむ、その入り口 ともなっていると思います。そこで、令和7年をめどに段階的に実施することになっている部活動の地域移行について、今現在の洞爺湖町での進捗状況を伺います。

町の答え 管理課長 高橋謙介

令和7年度までに休日の部活動を段階的に地域移行とする国の方針に基づきまして、本年5月から6月にかけて、町内小学校4年生以上の児童生徒と保護者、教員、地域の文化スポーツ団体にアンケート調査を実施しております。今後につきましては、このアンケート調査を踏まえまして、部活動の地域移行の必要性やその進め方といった内容など、先進地の事例を踏まえた専門家によるフォーラムを保護者や学校、地域の関係者の方々を対象として開催し、双方の認識を高めた上で、関係者による検討組織などを設置いたしまして、この町でできる部活動の地域移行はどのような種目なのか、場合によっては近隣と連携しなければできない種目も出てくると思います。そういった際には、送迎費用とか指導者への謝礼は誰がどのくらい負担するのか、こういったような課題が様々出てくるような形になってくると思いますので、それを一つずつ皆さんと協議しながら解決していきまして、いずれにいたしましても、持続可能な体制を構築して、できるものから地域に移行するというような必要があると考えておりますので、それに向けて今進めているところでございます。以上です。

議員の質問 2番 小林真奈美

ありがとうございます。アンケート調査の結果については、後でまとめられたものが公表されるかと思いますけれども、ぜひ、私もその内容について知りたいと思いました。令和7年をめどに段階的に実施することになっているのですが、実際は多くの自治体で懸念の声が広がっていることもあります。いろいろな課題があるとおっしゃっていました。昨年6月に提言が出た後なのですけれども、全国の市長会では、提言を受けて、休日の運動部活動を地域移行する目標時期、令和7年度からなのですけれども、これを見直すように求める緊急意見を出されました。多分ご存じかと思うのですけれども、休日における部活動の地域移行を進めるに当たっては、洞爺湖町においても、ぜひ、期限ありきで拙速に地域移行を進めるのではなくて、今、持続可能なとか体制をとかというものがありましたけれども、私は、まず第一に考えてほしいのは、洞爺湖町全ての子どもたちの文化も含めるスポーツの要求を、権利として保障しますよという条件整備を行ってほしいなと思っています。その上で、洞爺湖町各地区の子どもの実態を踏まえた教職員、地域での丁寧な合意づくりを前提にすることをぜひお願いします。そのためには、教育委員会が積極的に進捗状況も含めて説明していくというお話がありましたけれども、子どもたちや保護者、地域に説明することは、本当に必要だと思います。学校関係でいえば、まだ展望がぼやっとして、見えていない中では子どもたちも保護者もそうではないかなと思うのですけれども、対応を学校任せにするのではなく、ぜひ教育委員会がリーダーシップを取って、例えば保護者や子どもたちが集まる機会、例えば入学説明会とか参観日の全体懇談というところに担当者の方がぜひ積極的に足を運んで、今の状況を説明するとかということをやってほしいなと思っています。ぜひお願いします。今の部分を踏まえて、渋川教育長に不登校対策、検定への助成、部活動の地域移行についてお考えをお聞かせください。お願いします。

町の答え 教育長 渋川賢一

議員のこれまでのご質問を踏まえまして、私なりの考えも含めてご答弁をさせていただきたいと思います。まず1点目、不登校対策でございます。これにつきましては、結果が公表されている最新の国の調査であります、先ほど議員からもありましたけれども、令和3年度の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査において、不登校と判断された小中学生は24万5,000人余りで、過去最多といったような状況でございました。昨年度のデータにつきましては、恐らく11月頃をめどに国のほうから、まず速報値という形で出てくるかなというふうに思っておりますので、またそれらも私どもも注視してまいりたいというふうに思っております。もとより、先ほど議員からもございましたとおり、不登校というのは、病気や経済的な理由以外の何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいは登校したくない状況にあるわけでございますけれども、まずは、そのような状態にある児童生徒の背景的なものを正確に把握し、その上で適切な支援、援助を行っていくことが大切であるというふうに考えております。その際、学校に登校という結果のみを目標にするのではなく、児童生徒が自らの進路を主体的に捉え、社会的に自立する方向を目指すように働きかけるとともに、学業の遅れや進路選択上の不利益、社会的自立へのリスクが存在することにも留意していく必要があるというふうに考えております。また、児童生徒にとって魅力ある学校づくりを進めるとともに、不登校を未然に防ぐために、支持的学級風土を醸成したり、教育相談の技能向上のための校内研修を充実させたり、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、その他関係機関との連携によるコンサルテーションを実施したりするなど、個々の児童生徒の状況に応じた具体的かつ適切な支援が行われるよう、教育指導専門員と連携を図るとともに、各学校への支援等に努めてまいりたいというふうに考えております。また、先ほど、議員からありました横のつながりということで、特に保育所からのという部分もございました。この点につきましては、就学指導という観点から早期の教育相談も行っておりますし、また、教育指導専門員が直接保育所に出向いて子どもたちの特性なども捉えつつ、当然、小学校との引継ぎにもその辺りは活用させていただいているということで、長い期間長期にわたってきちっと一人一人の子どもの状況を捉えながら指導していくといったような体制は、今後も続けていきたいというふうに思っております。2点目の各種検定への助成についてでございますけれども、資格取得を通じて、児童生徒の主体的な学習を促す施策の一つとして実施しているところでございます。先ほど、管理課長のほうからも答弁いたしましたけれども、本年度から助成体制を小学生まで拡大し、積極的な受験を奨励しているところでございますので、多くの児童生徒に本制度を活用してもらえるよう、引き続き各学校を通じて、働きかけを行ってまいりたいというふうに思っております。今日の各学校のホームページをちょっと見てきたのですけれども、既にとうや小学校では、学校のホームページにもこの制度のことについて掲載し、ぜひ受けてみてはいかがでしょうかといったようなことでの啓発も行っていただいているところです。各学校のほうで、様々工夫していただきながら、子どもたちのこういったような機会を拡充していきたいというふうに思っているところでございます。また、教員による試験監督につきましては、教員の働き方改革の視点を踏まえつつ、議員も恐らくいろいろとご苦労されたところもあると思うのですけれども、できるだけよりよい方法を学校とも協議しながら検討してまいりたいというふうに思っております。また、国のほうから示されました働き方改革の視点の中で、幾つかの事例が挙げられていましたけれども、つい先日ですか、国のほうからまた新たに中教審の一つの部会のほうから提言が出てまいりまして、もう間もなく国のほうからも通知は発出される予定です。その中においても、スクールサポートスタッフの活用などについても話が出てきておりますので、そういったことも含めながら、学校ともいろいろと協議を進めてまいりたいというふうに思っておりますが、ただ一方で、試験監督につきましては、どうしても子どもに寄り添いながら、あとまた、試験の専門性の部分も出てくるものですから、果たしてこれがスクールサポートスタッフの方にお願いできるかどうかは、ちょっと今後検討していかなければならないなというふうに考えているところでございます。最後に、部活動の地域移行につきましては、これは、実は地域における生涯スポーツ、生涯教育の維持、継続といったような側面も含まれているところでございます。いずれにしても、少子化の中にあっても、将来にわたり生徒たちがスポーツや文化・芸術に継続して親しむことができる機会を確保すること、併せて教員の働き方改革を推進し、このことをもって学校教育の質的向上を推し進めることが大切であるというふうに考えているところでございます。国において、令和7年度までの3年間を改革推進期間と位置づけておりますことから、まずはできるところからという視点を持って、当町における部活動の地域移行の取組を着実に進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。ただ、先ほど議員からご指摘のありましたとおり、国のほうからも、実は改革推進期間と今はなっているのですけれども、ちょっと前までは改革重点推進期間といったような言葉を使っておりました。こう表現することで、令和7年度までに確実に全ての市町村において行わなければならないといったような意味合いが強いというところから、この重点という言葉が外されておりますし、国のほうから一律に令和7年度までに全てを求めるものではないという形での方向性が示されているものであります。当然、部活動の地域移行につきましては、いろいろな形態があるというふうに思っております。例えば二つの学校で同じ部活動があって、なかなか部員が集まらないといったようなときには合同部活動という形で、今実際に虻田中学校でもサッカーの形で伊達中学校と行っていたりとかといったような部分もありますので、いろいろな形の中で子どもたちにとって選択肢ができるだけ多い形で進めていきたいというふうに思っておりますし、実際、令和7年度の段階で一定程度の形がもし仮に出来上がったとしても、それはあくまでも流動的なものであって、やはり子どもたちのニーズですとか、またそのときの指導者の状況ですとか、また、近隣市町との関係といったものも出てくると思いますので、その時々においてよりふさわしい形の中で子どもたちがスポーツや文化・芸術にきちっと親しめるような形で取り組んでまいりたいというふうに思っております。以上でございます。

議員の質問 2番 小林真奈美

ありがとうございました。ぜひ、部活動の地域移行については、子どもをまず一番目に据えて計画して進めてほしい。そして、重点が取られてきたということで、私もちょっとだけほっとしているのですけれども、本当に急いだ対策ではなくて、説明の段階を丁寧に踏みながら進めていっていただきたいなと思います。よろしくお願いします。

出典:洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月12日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる