みんなの議会

洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月12日

町立学校について

2023年9月12日、洞爺湖町議会の一般質問で、千葉薫議員が「町立学校について」質問し、管理課長 高橋謙介、教育長 渋川賢一、町長 下道英明、社会教育課参事 角田隆志、庶務課長 兼村憲三、洞爺総合支所長 佐野大次、副町長 八反田稔が答えました。

聞いた人
千葉薫 議員
答えた人
管理課長 高橋謙介、教育長 渋川賢一、町長 下道英明、社会教育課参事 角田隆志、庶務課長 兼村憲三、洞爺総合支所長 佐野大次、副町長 八反田稔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 千葉薫

2番目でございますが、公共施設の管理計画ということでございます。管理計画という冊子をもらっていますけれども、その中にいろいろ書いてございます。まず、管理計画についてですけれども、6月の広報で「次世代に負担を残さない、どうする洞爺湖町」というテーマで企画を組んでおります、シリーズで組んでいますね。この次が行政ですとか、また何か出ていますけれども、今回たまたま、公共施設、箱物の現状と問題点ということで提案をされています。町民の方々に見ていただいて一緒に考えていただこうということだろうと思います。大変いい企画だなと思います。また見やすく、グラフも使っていますし、どうしたらいいのだろうという提案で、決めつけはないと思いますけれども、どちらにしても、今ある施設をそのまま維持することは困難であると。その理由はということで、細かく書いていますけれども、そういうことをもちろん考えて提案しているわけでしょうけれども、この辺のところはいま一度、見直すものを見直す、残すものは残す、その辺のところははっきり区別をつけながら仕切ってもらいたい。これも、下道町長は今年で1年半ですけれども、それまでは違う体制でやっていたわけですし、違う体制の中で管理計画もあったのだろうと思います。いま一度、町長には、その辺のところの管理計画、プラス・マイナスあると思うので、見直しをお願いしたいというふうに思っております。まずその中で、問題提起されている中ですけれども、まず町立学校についてお話をお伺いしたいなというふうに思います。町立学校でございますけれども、当町には五つの町立学校がございます。多いか少ないかは別にしまして、伊達市あたりでは、有珠の小学校も中学校も市内に入りましたし、長和の小学校、中学校も入りました。もう全部集約化されています。早いなという感じが本当に伊達市の場合はしております。高校の問題もそうでした。伊達高校と伊達緑丘高校があったのですが、どちらも減っているということで、伊達教育委員会、伊達市がいろいろなことを踏まえて、一つにしてということで道教委のほうにどんどん行ったという話です。押しつけではなく、こちらから行った。きっともって、教育長はその辺のところ詳しく後からお教え願いたいと思いますけれども、私はそういうふうな感じを持っていまして、自分たちの町をつくるのだと、自分で提案するのだと。すると、道教委のほうで開来高校という新しい新設校を造って下がってきたと。学校が新しくなったということです。そんなやりかたで、住民から持ち上げていく、そして住民からその辺の再編とかということも考えていかなければならないのかなというふうにも思います。今置かれている五つの学校の問題ですけれども、築年数55年ですとか、53年ですとかという、そういった学校が五つのうちに二つもあります。その辺のところを踏まえて、学校経営に対してどのようにお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。

町の答え 管理課長 高橋謙介

町内五つの学校の関係でございますけれども、その中で一番古いのは虻田中学校ということでございます。昨年度、町内各所で開催いたしました地域別教育懇談会や第2次教育目標と教育ビジョンの見直しにおいて、アンケート調査を実施しております。その結果からは、虻田中学校の件については、虻田小学校に合築することと。あと、小中一貫教育は推進していくべきというような回答が多くございました。このようなことを踏まえまして、当町における小中一貫教育の導入につきましては、これまでも小中学校を円滑に接続させ、義務教育9年間で身につける力を確実に育むことを目指すものとして、第2次洞爺湖町の教育目標と教育ビジョンの改訂版において、導入の検討を進めるとしております。また、本年度の教育行政執行方針において、導入に向けた調査研究を行うとして教育委員による先進地視察の調査研究も進めております。今後につきましては、保護者や広い町民の皆様を対象とした小中一貫教育に関する講演会等を開催するなどして、制度導入に向けた機運の醸成や理解を深めながら、早い段階での導入を検討しております。また、校舎の問題につきましても、多くの学校で年数が経過しており、大規模改修を迎える時期となっておりますので、全体的なプランを作って計画的に進めていかなければならないと考えております。さらに、当町は有珠山噴火や津波といった自然災害を抱え、人口減少や少子高齢化による公共施設のコンパクト化への転換、町の厳しい財政状況などを踏まえると、本当に学校を造るだけでよいのかと。50年先を見据えた際には、学校を核とする持続可能な公共施設の複合化といったことも考えていかなければならないと思っております。具体的にどのように合意形成を取るかは、新たに設置した教育行政審議会に諮問した上で、地域や保護者の声も聞きながら早期に方針を示していきたいと考えております。以上です。

議員の質問 3番 千葉薫

前から私、虻田中学校のことばっかりまた言っているなと思われるかもしれませんけれども、実際55年を経過して、大変危険なものです。そこに、先ほど前段でお話をしましたけれども、クーラーを入れるとなると、またお金がかかって壊すというような繰り返しになるのだろうと思います。その辺のところもきちんと計算をしながらやらないと駄目なのかなと思います。伊達市でやったのはグラウンドでやっていたのですけれども、体育館のほうが余計暑いのだそうですね。逃げ場がないと。だから、体育の運動する場がないと。北海道のほとんどがクーラーを入れているところが少ないレベルだと、内地に比べれば。そんなお話が流れてきているものですから、あちらこちらでそんなクーラーの話が出ているようです。それを踏まえて、やはりどうするか。今、小中一貫でやりたいというのは虻田地区の話をしていますけれども、洞爺地区も小中があります。温泉小学校もあります。個人的な見解をいえば、温泉小学校は遅かれ早かれ、少数人数でなかなか、町としてこの学校を維持するのは難しいのだろうと思います。町では、はっきりしたどうするのだということはまだ述べていない。先のことですからという話なのだろうけれども、私は先でないような気がするのです。そろそろ。洞爺の小中学校もやっぱりその辺の先のことを話さなければ駄目なのだろうと。虻田の小中学校ばっかりが一貫でやるべきではないだろうと。50年後を考えたら、一つでいいのだろうと。二つもあったのかと。どっちとも5億円も10億円もかけたのかという話になると、またそれも経営しなければいけないのですから、その辺のところも見据えた中で、あちらこちらにこれから視察に行く、研修に行くということで勉強されるという話ですけれども、五つある学校をどうするか。人口も50年後は3,000人、分かりませんよ。2040年で五千何ぼだったかな、ということで実際的に子どもも少ないのです。15歳から49歳まで生まれる、女の方が産む数が、今の時点で1.37、まだ減ってくるのです。箱根の話をしましたけれども、うちの町も1を割る可能性もあるのです。そういうことを見据えた上で学校をどうするか。五つの学校をどうするかということを本当に真剣に。今どき、遅いといったらおかしいかもしれませんけれども、伊達市もそうですし、近隣の町村もやっぱりみんな、山にあったら市内に持ってきているのですね。一つに集約しているのです。そういったことが、私はいいなと、正解だなと。いろいろな考え方があるので、そこは議論の余地を残すのでしょうけれども、その辺のところはリーダーシップを取って、いろいろな意見があるところでしょうけれども、やってもらいたいと要望を含めて、その考え方を聞きたいと思います。

町の答え 教育長 渋川賢一

ただいま、議員から、この町の学校の在り方について、大きなところについてご質問をいただいたというふうに思っております。ご答弁させていただく前に、一番最初に冒頭、熱中症等の関係で教育委員会としてのガイドラインの作成というお話がありました。現在、洞爺湖町においては、国、それから道のほうから通知通達が出ておりますので、それに基づいて各学校のほうに危機管理マニュアルがございますので、その中に熱中症のガイドラインといった形できちっと位置づけたもので各学校も運用していただきたいということでお願いをしているところでございます。ただいま議員からお話がありましたので、今後、伊達市のほうで熱中症ガイドラインを市として作成するというお話を私も伺っておりますので、それら参考にさせていただきながら、当町としても検討を進めていきたいというふうに思っております。続きまして、先ほど来、校舎のお話も出てきているというふうに思っております。虻田中学校は、私も非常に危惧しているところでございますけれども、まず、小中一貫教育の導入と校舎との関係性におきまして、少しお話させていただきたいと思うのですけれども、小中一貫教育に関わっては、校舎の設置形態によって小中学校が別々の校舎である併設型と言われるもの、それと、小中学校の校舎が一体となった義務教育学校というのがございます。両者において、小中一貫教育の内容を定める教育課程の編成に差はございません。ただ、校舎の設置形態による違いが若干ございます。例えば併設型につきましては、教育委員会規則の改正によって制度の導入というのが行えるのですけれども、義務教育学校については、新しい形の学校でございますので、町の学校設置条例の改定が必要というふうになっております。また、併設型では、小中それぞれの学校に校長が原則配置されるというふうになっておりますけれども、義務教育学校では、校長が1人となるなど、教職員の配置に違いが生じてまいります。さらには、校舎設置に関わりましては、多額の費用を要する事業でありますことから、広く町民の皆様の声を受けながら洞爺湖町のまちづくりとしてより慎重な対応が求められるというふうに考えているところです。しかしながら、議員ご指摘のとおり、虻田中学校の校舎の老朽化につきましては、生徒の安全・安心が確保できる適切な教育環境の整備が早急に必要だというふうに認識しております。この現状を解決する一つの方策として、前段申し上げました小中一貫教育の導入とは別に、現在可能な選択肢の一つとして、虻田小学校の余裕教室などを活用することも検討しなければならないというふうに考えております。いずれにいたしましても、虻田中学校の生徒が安心・安全かつよりよい学校生活を送ることができる教育環境の整備に努めてまいりたいというふうに考えております。さらには、50年先を見たときに、町内の学校数の在り方について、どうだといったようなところでご質問いただきました。現在の町内の児童生徒数は、小学校で254名、中学校で151名でございます。児童生徒数や通学距離といった数値から見ていくと、町内には一つの小中学校で可能というふうに思いますが、逆に、9年間ずっと一緒と、同じ集団でいくということで、児童生徒にとってはいじめなど様々な問題があった際に、町内で転校することがという選択肢がなくなってしまうということも考えられます。こういった点も考慮しながら、いずれにいたしましても、児童生徒のよりよい教育環境の構築に向けて、保護者の皆様、それからまた町民の皆様の考え方も受けながら、考えてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。

町の答え 町長 下道英明

今、議員のほうからございました全体的な話の中で、教育長のほうは担当としてお話をさせていただいたところでございますが、教育長の答弁と重複するようなところもございますけれども、やはり今の世の中では、小中一貫教育が求められている背景というのは、小学校から中学校に進学する際の接続が円滑にいっていないという、学習面ですけれども、インフラのほうではなく、実際の小中一貫ということで焦点を当てていったときにそういった観点がございまして、具体的には、学習指導面では、小学校の場合は学級担任制ですけれども、中学校の場合は学科で先生が変わるとかといったこともございますし、また、さらに生徒指導面でも、各自生徒の小学校時点における生徒指導上の課題が、必ずしも中学校に上がっていった段階で共有されていないという点も聞いているところでございます。前回の一般質問でもありましたように、中一ギャップという問題もございますけれども、実は私、1996年(平成8)年から2008(平成20)年まで13年間、札幌の手稲で学習塾を経営しておりました。そのときに、教育大学附属小学校の生徒数人が塾生として私は指導していったのですけれども、大変伸び伸びと勉強のほうをしていったという経緯がございまして、学習塾の協会にお願いして、カリキュラムの勉強を教えてほしいという形で、実際学んだのですが、教育大学附属小中というのは、実際は教育大学の学生が教育実習とかしているのですけれども、そういった中で、例えば小学生の高学年から、立体図形から平面図形とかという、いわゆる幾何学ですけれども、これが中学校の数学にまで連携して意外と教えているということもございまして、そういう面の小学校の算数と中学校の数学の接続が非常にうまくいっているという点がございます。そういう面では、学力面からいくと興味を持つ子というのは大きく伸びているのかなと思っております。ご案内のとおり、改正学校教育法の施行によりまして、2016年から小学校が、先ほど教育長からもありましたけれども、9年間の義務教育を一貫して行う義務教育学校の設置が可能になって、最近、毎回新聞を見るごとに道内の各地域が小中の義務教育をつくりますよとか、つくったとか、室蘭市なんかは特にがんがんやっていますけれども、あと、後志とか渡島とか、本当に道内全域が、いわゆる義務教育学校を設置しているという状況でございます。人口減少の中で、生徒数が一桁台の小さな学校を守っていくという考え方もございますけれども、現場の先生の声を聞くと、児童生徒が数多くの多様な意見に触れるという点からいけば、やはりある程度まとまったロットのあるような生徒の塊の中で子どもたちが勉強していくと。あと、保護者の中には、竹馬の友という言葉がございますけれども、ある程度人数が少なくて、大人になってからの同窓会も非常に少ないという寂しい思いをさせるということもございますので、子どもたちのためのよりよい教育をつくっていくためには、何ができるか、将来的な学校の再編はやむを得ないと思いますけれども、小中一貫システムの導入促進という、実際私の公約でもございましたけれども、教育委員会や保護者の皆様、地域の皆様でよくよく議論していただいて、その方向に収束していただければ、大変ありがたいと思っているところでございます。ぜひ、また、こういった一般質問、様々な常任委員会の中でも、義務教育、一貫教育に対してのご提言をいただければと思います。以上でございます。

議員の質問 3番 千葉薫

小中一貫校に対して否定をしているわけではありません。今後どんどんそういったことで進めるべきものは進めるべきだなと思いますけれども、校舎の問題等々あるものですから、そして五つの学校があるということがネックですから。月浦の小学校ですか、あの小学校はどんなふうに考えるのかですね。とうや小学校も52年、53年かな、これも虻田中学校ぐらい古いのです。今、虻田中学校と小学校の一貫ということでの考え方で推し進めているというふうに私は取っていますけれども、洞爺地区だって古いのです。そうはいっても、今は保育所の複合施設がありまして、そこにも結構財政がかかりますから、また次の問題になるとなかなか財政が許さないですから、一貫でやると言いましても、本当にいろいろな方法があると。言われたとおり、それまでの間、一刻も早く、中学校の危険な校舎とあえて言わせていただきますけれども、やはりその辺の解決を目指していただきたいと思いますし、できるのであれば、とうや小学校の58年、洞爺中学校も39年、もう40年になるのです両方とも、そして月浦の小学校、この辺のところの考え方を持っていればお願いしたいと思います。

町の答え 教育長 渋川賢一

ただいま、議員のほうからそれぞれの学校の今後の考え方ということでお話がございました。まず、小中一貫教育の導入につきましては、先ほど町長のほうからお話がありましたとおり、前向きに教育委員会としては積極的に導入していきたいというふうに思っております。その中で、小中一貫教育につきましては、全町という形で考えておりますので、洞爺地区も含めて小中一貫といったような形での教育システムを導入していきたいというふうに思っております。ただ、校舎の設置に関わりましては、これは、先ほども答弁申し上げましたけれども、多額の費用を要するといったような部分から、いろいろな議論を深めていかなければ、早急には結論は出ないだろうなというふうに思っているところでございます。ただ、先ほどの繰り返しになりますけれども、虻田中学校の校舎については、早急に何とかしなければならないという中で、一つの選択肢として、虻田小学校の余裕教室を活用するといった方法も検討していかなければならないなと。それが一番、最短で行える方法なのかなというふうに考えているところでございます。いずれにしても、校舎の問題、それから教育制度の問題ですね、両方とも絡めて持っていかなければならないと。しかも虻田中学校の校舎については、かなり早い段階で手を入れていかなければならないということでございますので、その辺のところはスピード感を持って取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。以上でございます。

議員の質問 3番 千葉薫

町内にある五つの学校を一つのものとして捉えながら進めていきたいというようなお話でありました。とうや小学校の管理計画の中では、5校あるうち、とうや小学校だけが検討中というようなことになっています。あとは長寿命化ということで延ばそうということなのですが、虻田中学校もちょっと考え方が変わってきたということですから。公共施設の管理計画、去年3月にできたばっかりですけれども、どんどん変わってくるのがあると思いますので、必要なことなのだろうと私は思います。やはり要るものは要る、本当に必要なのかどうなのか、切るものは切るという勇気が要ります、決断要ります。でも、その辺のところを打ち出さないと、先々困るのは結局住民であり、そこにまたお金をかけなければいけない。そちらにかけたいのにかけられないというそんな話にもなるわけですから、その辺のところは、はっきりと見据えて、先へ進んでもらいたいというふうに思います。虻田中学校は、月浦の学校にでも入ったらいいのではないかなと本当は思ったりもして、提案でもしようかと思ったのですけれども、取り急ぎ小さい学校ですから、それはすぐにはいかないですよ、やっぱりいろいろなことで。ですから、こういった集約するというのは本当に前もって順番に言っておかないと、そして管理計画も出ているので、その中で進めるということで広げていかないと、ぽんと出たものというのは、やっぱりという不信感を持ちますし、どうしたのとなってしまうので、その辺のところは順番を経ながら、ぜひともいい学校や子どもたちのために学校づくりをお願いしたいなというふうに思います。次に、もう一つ、芸術館についてお話をお伺いしたいと思います。この管理計画においては、芸術館は検討中ということでございます。何回か芸術館につきましては、私は残してもらいたいという立場でありますから、何とかならないかということです。いいような答弁ももらっているのですけれども、実際どのような進め方をするのか。担当に聞いても、なかなか改修するのも難しいし、改修するのは新築ぐらいお金がかかりますというような話もされております。そういって、また別な地域に建物を移すかというような話になるのかどうなのかも分かりませんが、せっかく長らえている文化芸術、洞爺湖町の中心になろうかと思います。そういったものを大事にしたいなと思うものですから、この芸術館の町が思っている意味合い、この辺のところをお聞かせいただければと思います。

町の答え 社会教育課参事 角田隆志

芸術館につきましては、優れた美術作品の鑑賞を通じて心の豊かさを育み、特別展やミニコンサートなどのソフト事業の実施と情報の発信によって、来訪者や作家などの間に様々な交流を生んでまいりました。しかし、建築から70年を経過した建物であることから、老朽化や文化財害虫の発生が確認されるなど、検討しなければならない課題もあります。芸術館が所蔵する美術作品は、当町だけではなく、人類共通の貴重な財産として作品の価値を多くの方々に知っていただき、将来へと引き継いでいくことが重要だと認識しております。今年度につきましては、木彫作品の防虫対策を継続するとともに、所蔵作品の適正な保存管理とワークショップやコンサートなどの事業を実施しているところでございます。開館から15年を経過した現在、美術作品と建物をいかに保存していくかが大きな課題と考えております。今後は、この点を十分に踏まえて、これからの芸術館の在り方について、有識者も交えながら、広く意見を聞く検討会を立ち上げ、検討してまいりたいと考えております。以上です。

議員の質問 3番 千葉薫

財政が許せばということで、いろいろな考え方があるのだろうと思いますけれども、実際問題、現場では難しいという捉え方。それは理解できるのです。ただ、芸術館をなくしてしまうのかなと、正直、方向性としてね。負担だとなるのかどうなのか、町として。それで、今の建物も由緒ある建物で、できるだけ長持ちさせて、そこでやりたいというような考え方、それはそれで結構なのですけれども、やはり管理計画の中では、なかなかその辺のところが示されていないということでありますから、きちんと町の意思として、芸術館はどういう立場なのか、どういう位置にいるのか。私は、観光する方でも、ちょっと見てみようかと、すてきな作品あるねと、こうなると思うのです。こういった小さな田舎でも。ああ、砂澤ビッキがあるのかと、こんな写真があるのかと。そしてまた、いろいろな企画しているのだなとなれば、ふらっと寄ってもいい場所ですし、ましてや洞爺にあるのですから、景観もいい、そんな場所で、本当は残してほしいと思うのですけれども、建物がこれから30年も50年もきっともって長持ちはしないと思うのですけれども、そんなこともあるかもしれないけれども、町としての意思として、芸術館は頑張るのかどうなのか、その辺のところをお聞きしたいと思います。

町の答え 社会教育課参事 角田隆志

芸術館を残していくかどうかというご質問でございますが、私たちが考えておりますのは、先ほども申し上げましたとおり、現状の施設につきましては老朽化し、耐用年数も経過していることから、財源が確保された上で建て直すことも望ましいというふうに考えている一方で、作品の見せ方を重視した施設改修と、多くの来館者を魅了させることができているのかと感じております。また、昭和27年に建築された歴史ある建物であるため、思い入れのある方も多く存在していると聞いてございます。まず、あの建物の持つ雰囲気というのは、ほかの施設では、現状のところ代えられないというふうに認識してございます。一方で、建物を残す一つの方法としては、文化財の登録制度というものもございます。この登録制度につきましては、地域に親しまれている建物や時代の特色をよく現したもの、再び造ることができないものなど、貴重な文化財建造物を守り、地域の遺産として生かすための制度で、文化財保護法に規定されているものでございます。この制度のメリットは、中をある程度活用できる、そういうことができます。この制度の条件としては、建築後50年を経過していること、それから国土の歴史的景観に寄与していること、造形の規範となっていること、再現することが容易でないもの、どれか一つに該当する必要がございます。当町と似たような事例では、本州のほうですけれども、昭和33年に建設された旧役場庁舎があり、現在は歴史資料館として活用されている事例もございます。登録は、ハードルが高くて、現時点では不透明ではございますけれども、できる手は打っていきたいと考えてございます。芸術館は建設当初の資料が乏しいのですが、調査研究を行っていくことで、地域に親しまれている建物を残していく、そういった方策を探っていきたいと考えてございます。以上です。

町の答え 町長 下道英明

ご指名いただきましたので。今、担当課長のほうから芸術館について、るる説明があったと思いますが、開館から15年を経過した現在の中で、美術作品と建物をいかに保存していくか。特に、木彫作品については、大変維持管理が非常に大事になってくる課題であると思っております。そういった中で、芸術館のコレクションですとか、展示スペースの改善というのは、来館者の芸術鑑賞の体験を向上させていくと。工夫することによって、来館者の体験が向上するということもございますし、特に洞爺地区の中の地域コミュニティでは、芸術館が洞爺地区の文化的な中心地というのは承知しているところでございますし、旧村の役場でもありますし、そういった点では非常に機能としてあります。さらには、小学校、中学校との連携もございます。そういったことが必要の中で、昨日もデジタルの話がありましたけれども、例えばある一部の美術館なんかは、木彫作品をデジタル化して、ある大きい部分だけは、例えば現地でデジタルで見て別に保存していくとか、そういったやり方もあると思いますので、作品は別な場所に管理して、オンラインでの展示の工夫とか、今はそういったデジタル技術も使いながら、何とか木彫作品をそこに置いて維持管理、毎年すごい金額がかかっておりますので、そういったことも踏まえながら、軽減しながら模索していきたいと思います。今後の動向につきましては、まずは所管の教育委員会のほうでもう少し揉んでいただいて、それと併せて、洞爺湖町の公共施設等管理計画を踏まえて、今後の方針を確認していきたいと思いますし、今、議員おっしゃったように、時間軸を持ってある程度の期限を区切って、そういった方向性を町民の皆様にお示しできるような取組をしてまいりたいと思っているところでございます。

議員の質問 3番 千葉薫

では、洞爺いこいの家についてお伺いしたいと思います。洞爺地区においては、ずっと待っている施設なのだろうというふうに思っています。小葉ですか、あの件がありまして、白紙になったと、ゼロになったということです。場所も大体あの辺に建つのかなと、このぐらいに建つのかなというような話も、こちらにいても聞こえてくるような話だったような気がします。それがゼロだということです。これを総合管理計画で見ると、改築、建替えということになっています。建替えということになると、そんな期待を持たせて、全然、今もゼロだということになかなかなり得ないのかなということでのお話です。建替えということで何年も待っているのであれば、優先順位的に、今は無理かもしれません。ただ、いろいろな事業がある中で、この辺のところは拾わなければ駄目なのではないかということでの提案です。今回もいこいの家、70万円ほどの補正が出ています。崩れたのですね。人がいたら、けがしたかもしれないというような建物になってきました。誰が責任取るのという話になってしまうと、やっぱり持ち主になってしまいますし、いろいろな問題が出てきます。といって、委託者にそんな年中ずっと見張っていろというふうにいかないのだろうし、お金をかけて直すというふうにもいかないのだろうと思います。買ってもらえれば壊す施設になりますから、でも全然見えてこないというのは、どうしたらいいのかということなのです。ですから、町も腹をくくって、洞爺地区にお風呂を造るという、今の町長ではないかもしれませんけれども、町の軸としてはそういう方向で、改築ということで提案されているわけですから、この辺のところを捉えて、優先順位を上げていくというような考えは持っていないかなという質問です。お答えいただければありがたいと思います。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

洞爺いこいの家の建替えのご質問でございます。洞爺いこいの家は、昭和58年3月に建設され、木造一部鉄骨造り、そして平屋建てで建築から既に40年が経過している建物でございます。昨年、令和4年7月に、小葉投資開発株式会社の計画が白紙となりました。その計画では、洞爺いこいの家を移転して建て替える計画となっており、洞爺湖町公共施設等総合管理計画では、この計画から現在の建替えの方向性が示されているところでございます。ホテル洞爺サンシャインも、その計画において解体されることとなっておりました。計画が白紙となり、地域でも懸案となっていたホテル洞爺サンシャインの解体を先に進め、それに併せて、老朽化が進む洞爺いこいの家の老朽化対策として建替え等も含めた将来的な計画を立てることとしておりました。先ほど、議員からもご指摘がございました、本年7月に浴場の天井の一部が落下し、当初想定していた以上に洞爺いこいの家の老朽化対策を早急に進めなければいけない状況になっているというところでございます。現段階では、現在の建物を大規模改修するのではなく、洞爺湖町公共施設等総合管理計画による建替えを基本といたしますと高額な建築費用となることから、既存の公共施設の改修等も含めて検討を進めているというところでございます。以上です。

議員の質問 3番 千葉薫

今のいこいの家を改修する、直して使う、建替えではないというふうに方向が変わったということですか。確認します。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

まだそこまでのはっきりとした計画等は、現在のところは持っていないということです。

町の答え 洞爺総合支所長 佐野大次(洞爺総合支所長は2025年3月まで)

現在の洞爺いこいの家の建物を改修するというのは、現状の建物から難しいと判断しているところでございます。

議員の質問 3番 千葉薫

確認ですけれども、建替えという方向では間違いないと。建て替えるのですね、これは。こちらの管理計画には、建替えと書いていますけれども。建て替えるのですね。その時期が、今は、給食センターの改修もありますし、西胆振の指令台が室蘭に移るのでそのまた予算も行きます、広域連合もあります。そして今度、保育所の複合施設もあります。次から次と決まっています。すぐ出せません。その中で、そういったことを踏まえていこいの家はどうするのだということを聞きたい。これには改築となっていますけれども、なっていますけれども、今なんか改修しながらもという話もちらっとしていましたし、何年後になるのか。その辺のところもちょっと聞きたいと思います。

町の答え 副町長 八反田稔

今のいこいの家の関係でございますけれども、もう一度言いますと、今ある施設を、そこで建替えをするのではなくて、町の考え方としましては、隣接地なのか、もしくは下の公共施設なのか、何らかの施策を取って、維持していきたいといいましょうか、そのものをなくさないで、町としては存続していきたいと。その中で、費用面がございますので、コンパクトに町のことをつくることを考えて、町なかにしたほうがいいのか、今の現在地の隣接地がいいのかも含めて、町としては、実は内部で検討させていただいております。なぜかといいますと、今、議員がおっしゃったとおり、いろいろな事業がございますけれども、うちとしては、可能であれば、今回天井が落ちてきたということもありますので、かなり時間軸を決めて前に進まなければならないというふうに考えておりますので、今は検討中だということでご理解いただきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 3番 千葉薫

委員会もありますので、その辺のところは、後からまた詰めたいと思いますけれども、建替えを現場ではしないけれども、建替えを考えていると、内部で検討しているというふうに捉えてよろしいのですね。分かりました。

出典:洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月12日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる