洞爺湖町議会 令和5年9月会議 2023年9月11日
命を守るための暑さ対策について
2023年9月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、今野幸子議員が「命を守るための暑さ対策について」質問し、管理課長 高橋謙介、社会教育課長 原美夏、環境課長 仙波貴樹が答弁しました。
- 質問者
- 今野幸子 議員
- 答弁者
- 管理課長 高橋謙介、社会教育課長 原美夏、環境課長 仙波貴樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 今野幸子
ちょっと時間がないので、次に進みます。今、非常に暑さが、もう30度を超えるような日が何日も続いております。この中で、新日本婦人の会という団体が、オンラインによって北海道全道に対してのアンケートを取りました。そのアンケートの中からちょっとだけ声を上げさせてもらいます。「短縮授業、一番短い時間帯で、ところが帰るのは一番暑い時間帯だった」。それから、「これ以上の犠牲者を出さないでくれ」、「扇風機の風が、座席の位置までまるで当たらない」、「窓際の席は、汗がばんばん、ジャージが濡れている」、「死亡事故も起きている」、「毎朝送り出すことが不安でならない」、「真っ赤な顔で帰宅、鼻血を出す子や体調不良を起こす子が続出しているということを聞いている」。それから、「設備費用、電気代などランニングコストといったものについても予算を立て、暑さで学びの機会を奪うことのないよう、しっかりお願いします」、「30度超えの教室での授業、生徒もぐったり」。また、「パソコンなど発熱する機械が多い中で執務する執務室、生徒も職員も熱中症になりかけている状態が続いている」、「命より尊いものはありません。何よりも予算の最優先事項に、学校へのクーラー設置を切望します」、「教室が暑くて勉強になりません」、「いつも以上に、もういつ子どもたちに何か起きたらと神経を使っています」、「勉強する以前の問題、いつ救急搬送車が出るかとどきどき、そんな不安な状態で職員は働いている。クーラーがついていない自体こそ、おかしい。これでは学校で命、健康は守れない」。アンケートの中のほんの一部です。こういった中で、虻田小学校ではどうなのか。虻田小学校では、玄関を入ってすぐ にちょっと広いところがありますね。あそこで授業をしていました。また、その隣では、廊下に全部机を出して、その廊下で勉強していました。少しでも風通りのよいところを選んでいる、そういった状況です。持ってきた飲み物は、常に前に置いて、自由に飲めるようにしている。いろいろな対策を取っています。開けられる場所と窓、全て開けて。しかし先生はこう言っていました。「全部開けているのだ、でも暑いのだ。しかしこうやって開けるのは、防犯上、本当に心配もある。あっちにもこっちにも神経を使いながらやっている」、そういったことを言われていました。また、もちろん、扇風機はフル回転です。中学校ではどうかというと、教室で体も大きくなっている、びっちりです、教室。その中で扇風機はフル回転しているのですけれども、当たらない子、本当に暑い。こういう状況です。温度は31度。こういった中で子どもたちが勉強しています。校長先生がいつも氷を10袋くらい買ってくるのだと。それで氷水を作り、そして子どもたちのタオルを冷やし、首に巻くと。冷凍庫が一つあるのだ、その冷凍庫にもやはりタオルを入れて、首に巻くと。交代で首に巻く。こういった対策をしている。中学校はどこの教室へ行っても風通しが悪くて、本当に入ってこないのですね、風が。そういった状況で30度、31度の教室で。校長先生も、せめてアイスストッカー、冷凍庫ですね、これが各学年にあれば、もうこれは、ちょっと独り言のように、ため息交じりに言っていました。「本当に何としても予算を取ってもらいたい」、このように訴えています。実際、もうこれ以上どうやっていいか分からない、何とかしていただきたい、もう先生たちも、生徒以上にいつ倒れるか分からないような状況、職員室も教室に負けない暑さです。中学校においては、もう校長室は使いものになりませんでした。蒸し風呂状態でした。そういった中で、「本当に大変なのだと、必死であれこれ考えているのだと、暑さ対策、クーラー設置、どうか考えてください」、こういうような声が上がっていました。これに対して、本当に町にお願いもしたい、そう考えているのですが、町の対策、どのようにお考えですか。
答弁 管理課長 高橋謙介
まず、今回取られた対策とクーラー設置の考え方というようなご質問なのかなというふうに思っております。今回取られた対策としましては、保育所につきましては、8月23日から5日間、屋外活動を園庭のみとし、散歩を中止し、さらに8月25日・26日・31日の3日間については、役場会議室など公共施設と民間企業にも協力をいただき、クーラーの設置している部屋で臨時的に保育を行ったところでございます。小中学校につきましては、8月23日の校長会議において、熱中症警戒アラートが発せられている場合は、屋外での教育活動を原則行わないこと。8月23日から5日間は、中学校の部活動を中止する対策を講じております。また、8月28日には、全ての小中学校の保健室とクーラー設置のない保育所と学童保育に、スポットクーラーを各1台ずつ1か月間レンタルし、配置したところでございます。また、そのほかに危機管理マニュアルの総点検と必要に応じた見直しの徹底やチェックリストの活用など、校長会を通じて依頼したところでございます。今後、クーラーの設置というような部分でございますが、北海道の小中学校の各教室におけるクーラーの設置割合は16.5%と全国平均の97.2%から大きく差がある状況となっております。各小中学校や保育所へのクーラー設置につきましては、教育長行政報告で申し上げているとおり、新年度予算措置に向け、概算工事費の算出やその財源をどうするかといった部分も整理しながら、また、国の補助事業を活用しながら、実現に向けて検討してまいりたいと考えております。以上です。
質問 5番 今野幸子
ぜひ、国や道にも支援を要望しながら、強く要望しながらやって進めていただきたい、そういうふうにお願いしたいと思います。また、洞爺のプール、プールに自由に入れるように復活させていただきたい。今、プールがあっても、また逆に入れない、暑くて入れないというのが出てきているプールもありますが、どうかそういうことで炎天下の中でも使用できるようなプール、そういったプールをぜひ復活させていただきたい。それとですね、それまでに、今バスの送迎で虻田プールまで来ていると思いますが、これは予約しなければならず、今行きたい、今日行きたいと思っても自由が利きません。せめて、予約なしで乗れる対応、プールの復旧についてお聞きします。
答弁 社会教育課長 原美夏(社会教育課長は2023年9月まで)
議員ご指摘のとおり、今年の夏の暑さ対策という点から、プールの利用につきまして、気温の高いときはプールを利用することで体感温度が下がるという効果も期待できるとは思われます。一方で、プールでの水泳指導の最中に熱中症になるという事例もございます。日本学校スポーツ振興センターから発刊されている「学校における熱中症ガイドライン」の作成の手引では、水中においても発汗、脱水があること、プールサイドが高温になることなど、水泳指導における熱中症予防に留意するよう記述がされているところでございます。また、洞爺地区の、いわゆる学校水泳プールの見通しにつきましては、昨年9月会議において、「公共施設等総合管理計画の中で、プールは経年劣化が顕著となった際には廃止予定となっておりますが、洞爺地区のプールがこの基本線に沿ったものとなるかどうかというのは検討が必要であり、町の教育に係る全体的な内容面の部分も含めて構想を立て、地域の方々や保護者などのご意見を伺い、議員の皆様方の協力もいただきながら、早い時期に方向性を示してまいりたい」と答弁しているところでございます。具体的には、新たに設置する教育行政審議会に諮問し、地域や保護者の声も伺いながら、方針を示していきたいと考えております。それと、送迎バスの関係なのですけれども、議員のほうからは予約でということで質問のほうがありましたけれども、洞爺地区の子どもたちのプールの利用については、昨年も実施していましたけれども、虻田地区の洞爺湖町プールへのバスの運行を行ってプールの利用ができる対応を行っておりました。ただし、予約制ではありません。毎日運行はしておりませんけれども、予約制ではなく、行きたいときには利用ができるように、予約者がいなくても運行するという状況ではありました。以上です。
質問 5番 今野幸子
予約なしで乗れるということはよかったです。次に行きます。今、職員の草刈りなど、外でのお仕事をされている方がおります。こういった中で、30度を超えるような外の日射、本当に直射日光を浴びていれば、30度どころではないと思います。こういった中で仕事をする、こういったことで、私ならもうちょっとでも、数分で、「わあ、暑い、暑い」と日陰に逃げていく、そういった状況だと思いますが、汗だくになっているのではないかと思います。今年のように、暑い日が何日も続くようなことが今までなかったのではないでしょうか。このような気候の下で働くには、それ相応の対処法が取られているとは思います。その対処法とともに、私は、国から出されている対処法はもちろんですが、それとは別に、町独自の対応、今日この日は特別だ、こういうときはこういうふうな対応を取ってみよう。そういった対応も必要ではないか、こういうふうに考えています。このような、二つになると思いますが、その点をお聞きします。
答弁 環境課長 仙波貴樹
ただいまの質問でございます。平成30年8月3日に発生しました業務中の事故を受けまして、これを二度と同じ事故を繰り返さないために、厚生労働省作成の労働衛生安全に関する資料等に基づきまして、暑さ指数への適切な対処、作業中の連絡体制など、所属職員の安全管理の徹底を図っているところでございます。具体的な取組につきましては、WBGT値、いわゆる暑さ指数でございますが、これを毎朝確認するとともに、血圧、体温測定をすることにより健康管理を行っております。作業管理につきましては、通常時はおおむね1時間半ごとに1回の割合で休憩を確保することとし、午前1回、昼食休憩を1時間はさみ、午後1回の休憩となってございます。また、暑さ指数の基準値が超過する場合は、おおむね1時間ごとに1回の割合で休憩を確保することとし、午前2回、昼食休憩を1時間はさみ、午後2回の休憩を確保している状況でございます。水分補給につきましては、作業中や休憩中を問わず、小まめな水分補給を行っている状況です。なお、休息中につきましては、エアコンの効いた作業用車両の中で過ごすこととしておりまして、これについては、環境課だけではなく、他の課についても同様の対応を図っているところでございます。また、町独自の対応というところではございますが、特に熱中症警戒アラートが発生していた折については、日陰でできる作業やなるべく日差しの強いところでない作業を中心にやっていただいたりするなどの対応を図っているところでございます。以上です。
質問 5番 今野幸子
本当にね、その日、その日、その場所というのが、その日によって違ってくる。今、少しでも日陰にあるところを選んで作業する、これは本当に重要なことだと思っています。それでもやはり完全に日陰になるところはないのでなかなか、そういった中で作業をする。これ、ちょっと暑いときで1時間なのです。本当に1時間、外にいて作業をするということがどれだけ大変なことか。当然、大人だから自分で判断できる、こういうふうに思う、これも確かなのですが、大人だからこそ、いやいや、もう少し頑張れる、そういう気持ちを持って頑張ってしまう、そういうこともあるのではないかと思います。ですから、本当に今日は大変だ、自分で一回外へ出てみて、その指数だけ見るのではなく、実際自分で一回出てみて、わあ、これは大変だな、こういうときはこういうふうにしよう、せめて30分以内に1回はちょっと休もうよ、こっちまで戻ってこなくても、その辺の日陰でちょっと休もうよ、こういうことが許されてもいいのではないかと思っているのです。本当にいつ具合が悪くなるか分からないし、熱中症にかかってしまう、こういうことはあり得ることです。熱中症になって亡くなってから、ああ、失敗したと思っても、もう遅いのです。そういうことで、私はこの1時間はちょっと長過ぎるのではないかと考えていますが、どうでしょうか。
答弁 環境課長 仙波貴樹
ただいまの質問でございますが、今年の酷暑を踏まえまして、改めて熱中症予防の教育や指導徹底するとともに、空調機付の作業服、こういった熱中症対策用の装備品なども購入しまして、作業員の安全と健康の確保に努めていきたいというふうに考えてございます。また、議員からご指摘のあった作業時間についても、状況を見ながら、適宜対応していきたいというふうに考えてございます。以上です。
質問 5番 今野幸子
本当に二度と命をなくすことのないように、これを決して忘れないように、これでもか、これでもかというような対策、ぜひお願いしたいと思います。そして、クーラーの設置に関しては、国や道に重ねて強く要求していっていただきたい。そういったことも併せてお願いいたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
質問 5番 今野幸子
そうなのです。すみません。