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洞爺湖町議会 令和4年9月会議 2022年9月13日

第2次洞爺湖町の教育目標と教育ビジョンの見直し検討委員会が設置されたがその真意

2022年9月13日、洞爺湖町議会の一般質問で、越前谷邦夫議員が「第2次洞爺湖町の教育目標と教育ビジョンの見直し検討委員会が設置されたがその真意」について質問し、教育長 渋川賢一、管理課長 高橋謙介、町長 下道英明が答えました。

聞いた人
越前谷邦夫 議員
答えた人
教育長 渋川賢一、管理課長 高橋謙介、町長 下道英明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

というのは、これから教育ビジョンについて伺います。第2次洞爺湖町の教育目標と教育ビジョンの見直し検討委員会が設置されたがその真意はということで、通告させていただきました。それと、現教育行政の課題を克服していくためには何が必要なのかということをぜひ教育長からご答弁いただきたいなと思うのですが、実は、私が昭和58年に議員になりましてから今日まで、数えてみると8代か9代の教育長でないのかなと、代わったのが。その中で8人であったならば6人は地元の役場上がりからですよ。それから、2人は学校の教員の方々ですよ、教育行政に携わっている。ところが、町外から教育長になったというのは渋川教育長はじめ2人なのですよ。私、何を言いたいかというと、6月15日に議会を通りまして挨拶に来たときに、そこで最敬礼をして、ばっばっと来た。あれは、自分学生時代に授業を受けた先生、その先生が1人だけ越前谷を守ってくれた。あとは、あの越前谷はばかだからとやられたのだけれども、その教員とダブって見るぐらい感銘した次第です。そこで、教育長に伺っておきたいのは、洞爺湖町に就任して、6月ですから4か月近くたっているのかな。その中で、これからの教育行政というのは、どのような教育方針で、どのような教育理念で教育行政を引っ張っていこうとしているのか、教育長、簡単で結構ですからお伺いできれば。

町の答え 教育長 渋川賢一

最初に、大変お褒めの言葉をあずかり恐縮いたします。ありがとうございます。それに応えられるよう、しっかり頑張ってまいりたいと思っております。ただいまご質問いただきました。それにお答えさせていただきたいと思います。本年6月に洞爺湖町教育委員会教育長としてご承認をいただき、3か月余りが経過いたしました。この間、各学校や保育所をはじめとした町内の教育施設を訪問するとともに、そこで勤務している教員並びに職員との面談や地域の方々とのお話等々を通じて、日々洞爺湖町における教育の現状把握に努めているところでございます。洞爺湖町における教育につきましては、先達によってこれまで営々と受け継がれてきたよさや伝統を大切にしつつ、時代の要請や今日的な教育課題等を踏まえながら、現行の学習指導要領などが求める子どもたちの資質能力を確実に育成するよう力を尽くしてまいりたいと考えているところでございます。とりわけ、学校現場で培ってきました教員としての視点や経験を生かし、学校現場により近い存在として現場の教職員に寄り添いつつも必要な指導、助言を的確に行いながら、適時適切に支援を行ってまいりたいと考えているところでございます。当町におきましては、虻田中学校校舎をはじめ、多くの教育施設が老朽化に伴う課題を抱えておりまして、教育のソフト面における構想と併せて、施設などのハード面での計画も一体的に捉えた総合的な計画を構想していく必要があると現在認識しているところでございます。そこで、人づくりはまちづくりの視点を持って当町の将来を見通しつつ、子どもたちには教育の不易と流行を意識しながら、知・徳・体のバランスの取れた資質能力を確実に育成していくことが極めて大切でありますことから、小学校、中学校の滑らかな接続、連携の下、義務教育を一体的に捉えた学びというものを実現してまいりたいと考えております。この取組を進めていくに当たっては、スピード感を持ちつつも、当町におけるこれからの教育の方向性について、地域の方々や保護者の皆様などのご意見を伺う機会を設定するとともに、議員各位のご協力をいただきながら、早い時期に一定の方向性を示してまいりたいと考えているところでございます。社会教育につきましても、当町においては、郷土に伝わる伝統的な芸能活動をはじめとして、多彩な文化芸術活動や体育活動などが繰り広げられていると承知しております。一方で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に伴い、これら活動が縮小や中止せざるを得ない状況にあることなどから、各種団体やサークル等における継承者などの新たな課題が生じているということも認識しているところでございます。また、乳幼児教育に始まり、少年教育、青年教育、成人教育、そして高齢者教育と生涯を通じた豊かな学びの機会も同様に活動の縮小や中止等の影響を受けている状況にございます。これら課題に対しましては、新型コロナウイルス感染症の防止に十分留意しながら、各種団体等の声にもしっかりと耳を傾けるとともに、各種社会教育事業につきましても、実施可能な方策を探りながら、学習機会の適切な確保に努めてまいりたいと考えております。併せて、世界文化遺産でございます史跡入江・高砂貝塚をはじめ、各種文化財の保存と活用にも引き続き努めてまいる所存でございます。少し長くなりました。申し訳ありません。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

大体分かりました。中身のところでも後ほど触れさせてもらいますが、そういう教育方針でいくのだろうなと思っております。ただ、いろいろな教育行政は教育行政とビジョンがあったにせよ、これは洞爺湖町のまちづくり総合計画との整合性にも留意していかなければならない。教育委員会だけが発しても駄目だ。このことを申し上げておきたいなと思うのですよ。それと、検討委員会が設置されたということは、平成29年度から令和8年度までの10か年計画ですから、もう6年もたっているから、そろそろ見直し、これはやはりそうだろうなと思うのですが、ただ、社会情勢がどう変化したのかだとか、教育現場の在り方というものがどう変わったのかというのは、時間がありませんから、12月にまたやらせてもらいますので、そのときにまたお聞かせ願いたいなと思うのですが、いわゆる教育ビジョンというものを一言自分に言わせると、教育理念というのは、ふるさとを誇りに思えるようなふるさと教育であってほしいなと思うのですよ。自分は今の文科省の方針というのはあまりよしとしない。学力、学力、学力と、何だよと。学力ばかりよくたって、成績よくたって、おじいちゃん、おばあちゃんはあれだとか、お父さん、お母さんを叩いたとか、暴力ふったとかという人間教育というのは学力だけではないと思っています。そういうことで、これから洞爺湖町の教育ビジョンにもうたわれておりますけれども、自立と共生というものを独立したものでなく、一つのものとして位置づけを図って教育行政を邁進していただければなと思っております。それで、時間の関係がありますから、あとはまた12月にやらせてもらいますけれども。今、洞爺湖町にとってハード面で一番大事な事業というのは何なのだろう。教育長、何だと思いますか。

町の答え 教育長 渋川賢一

この場で私がそれを申し上げるというのもどうかと思っております。というのは、様々、地域の方や保護者の皆様、また議員の皆様からご意見を伺う中で一体的に捉えて優先順位といったようなものも考えていかなければならないかなと思っておりますので、ちょっと判断については控えさせていただきたいと思います。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

今苦しい答弁したけれども、自分が一番先に教育行政の大きな政策課題はこれなのだと出てくるだろうなと思ったのは、本町保育所と入江保育所の統廃合が一番先なのだと出てくるのではないかなと思ったのですよ。今、本町保育所は、ご存じのように津波の浸水想定区域内で保育されているのですよ。そして国でも、道でも、盛んに防災減災対策の一環として、津波が起きた場合はどうするのだということが随分マスコミでもいろいろなところで報道されているでしょう。日本海溝、千島海溝で大きな地震があったら、浜中町では20メーターの津波が来ると言われているのですよ。その対策を一生懸命やっていますよ。それで、洞爺湖町におきましても、防災課長というのは優秀な方だから、自分から見ると、分かっているように、この役場にも5.8メートルの波が押し寄せてくると推定されているのですよ。そして、本町保育所は海抜何メーターですか。時間の関係もあるから。

町の答え 管理課長 高橋謙介

海抜3メーターでございます。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

どうもありがとう。やっぱり勉強しているな。海抜3.3メートルなのです。前のウトゥラノだか造ったところは、3.5メーターであったのだよ。あそこに造るのを自分は最初から反対した。そういう浸水想定区域内に公共施設を建てるということは駄目だということで最後まで反対した一人だけれども、そういう場所で保育されているということで命の尊厳というものを考えたら、一番先に教育課題はこれだと思わなければ駄目ではないですか。そういう引継ぎをされていませんか。私はね、教育長が報告されたように、複合性も賛成なのですよ。あまり反対はしない、複合性というのは。自分はかつては集約性をと言った一人であるわけだから、複合性というのは反対しないけれども、今、入江保育所と本町保育所と統廃合して、あとどの施設を入れて複合型をしようとしているのですか。

町の答え 管理課長 高橋謙介

現在どういうものを複合化するということは、内部のほうで検討している段階です。ただ、保育所という部分に複合化するというようなことから考えますと、基本的には子育て機能を有する部署というのが視野に入って検討しているところでございます。いずれにしても、複合化することで住民の利便性が向上するというような施設になるよう検討しているところでございます。以上です。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

今、検討、検討と、確かに検討しているのでしょう。ところが、前はトップリーダーも知っているように、令和6年度には着工と言ったのですよ。みんなの森のところに。今の検討、検討といったら、令和6年度に間に合うのですか。

町の答え 管理課長 高橋謙介

以前、答弁では令和6年に着工して2年間の工事という形で言ってございます。今回、複合化という視点が入ったことから、1年間遅れるということを予定しています。以上です。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

また1年間延びるというのでしょう。令和7年度でしょう。延び延びで、何年たったら子どもたちの命を守るような施設が生まれ変わるのですか。それだったら、教育ビジョンの見直しというけれども、そこから考えなければ駄目ですよ。そんな、津波の浸水想定区域内の中で保育されているのですよ。あれでしょう、トップリーダーも分かっているように、みんなの森のところに令和6年度着工すると。そして、複合型を図るということは、果たしてみんなの森のところが適地になるのか、ならないのかという心配も出てくるのですよ、規模が大きくなるわけだから。入江と本町保育所が合併になるのであれば、みんなの森でも対応できるのかもわからないけれども、複合型にするということになると、おのずから規模も大きくなるでしょう。それと、それだけにどんどん財源を使うのかということ。これは恐らく国の制度もあるのではないのかと期待はしていますけれども、そういう財源は別として規模を考えてみてくださいよ。複合型にしてみんなの森に本当にできるのですか。何年もそういう方向で進めてきているのですよ。子どもたちの命の尊厳というものを守っていかなければならない、早く造ってあげなければならないということで。それでも、当初小学校と併設して造るといったのが、これも国の制度で駄目になって、そうしたら今後はみんなの森に行くと延び延びで、今聞いたらまた1年延びる、令和7年度。これは本当に行政の政策課題の重要性というものを認識しているのかなと言いたくなるのですよ、自分は。これが一番先でしょう。そういうところで子どもが保育されているというのはどういうことですか、それは。教育長、簡単に答弁をお願いします。

町の答え 教育長 渋川賢一

議員ご指摘のとおり、子どもたちの安心安全を守るというのは、教育においては、何より最優先されるべきと私も考えております。一方で、子どもたちによりよい教育環境もといったようなところで、苦渋の決断の中で、また今回複合化といったような形を進めていくといったようなことで、町財政やそういったような部分も考えつつ、町民の方の利便性といったものも併せて考えていくといった総合的な判断の中で今回このような考えをお示しさせていただいているところでございます。やはり子どもたちの安心安全を確保するという観点につきましては、1年間工事の着工が遅れるということでございますけれども、保育所と連携して、しっかりと幼児の安全確保を図ってまいりたいと考えているところでございます。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

時間の関係もありますから、前に進みます。もう1点、先ほど教育長は教育方針を述べていました。いわゆる教育理念を述べておりました。今回報告ありますように、虻田高校と虻田中学校が一緒になって学ぶというのは無理だということですよね。そういうことを伺うと、自分は渋川教育長の職歴なども見ると、過去には小中義務教育一貫校を成し遂げた方だということも聞かされているのだけれども、僕はその辺もそんなに拒否反応はないのですよ。恐らく自分の生まれ故郷の熊石も小学校と中学校が一緒に学び舎でやっているというから、そういうことなのだろうなと思うのだけれども、それも人口減少だとか少子化によっては、そういう波は打ち寄せてくるのは目に見えていますよ。中学校は中学校、小学校は小学校ということで公共性を確保していくということは将来的には考えものだなと思っています。そこで、昨日、副町長がこういう答弁をしました。自分も大賛成、それは分かっているのですが、電気料も1年間約1億4,000万円ですよ。こういうことを考えれば、恐らくトップリーダーでも、教育長でも、将来的に人口減少であるとか少子化の流れだとか、先ほど出生率も聞いたけれども残念なことに答えてくれなかった。そういう出生率なども考えれば、そういう方向に波が打ち寄せていくのだろうなという思いは持っているけれども、ただ現時点で、それはいつ頃までに計画を成し遂げるのだという決意の一端があったらお聞かせ願いたいと思います。

町の答え 教育長 渋川賢一

小中一貫教育といったようなことでのご質問かなと承っております。小中一貫教育については、先ほど平成28年度に制度化されたと言っておりますけれども、国においては平成10年代から各都道府県や市町村の教育委員会で先行して取り組んでいるといったような事例がございます。そういう中で、小中一貫教育については、導入された経緯としては、先ほども申し上げましたが、いわゆる中一ギャップという小学校6年生が中学校に入った段階でどうしても教育環境になじめずに不登校の子どもたちがそこの段階で非常に増えるといったようなところが一番大きなネックとなって、この制度がスタートしたというところでございます。また、これを導入することによって、2校の先生方が同時に、その数は変わりませんので、それが一つの学校の中で行えるということから考えると、そういう人員的なメリットもあるといったようなところがあるかなと思っておりますし、9年間1人の子どもをずっと先生方が見守っていけるといったよさもあると思っております。一方で、子どもたちにとって、例えば小学校6年生で本来であれば卒業式が行われるわけですけれども、一貫校になりますと卒業式はございません。中学校3年生の1回だけといったようなことで、リーダー性が育たないのではないかといったようなご指摘も一方ではあるところではございますが、現在、全国において、また道内においても、導入率というのは非常に高まっているといったような状況にございます。管内においても、既に導入されているのは伊達市の徳舜別学校と、あとそれから、現在、校舎は違いますけれども、厚真町におけるそれぞれの二つの中学校と二つの小学校、また、来春開校予定でございます安平町の義務教育学校といったようなこと。また、最近新聞に出ておりましたが室蘭市においても令和7年4月を目途に一体型の校舎を造って、そこの中で義務教育学校が行われるといったようなことが言われているところです。では、当町ではどうするかといったようなところでございますが、これらについては、総合的に捉えていかなければならないと思っております。教育委員会主導というよりは、地域の皆様、また保護者のご意見、そして議員の皆様にもお諮りしながらここは丁寧に進めていく必要があると思っておりますので、一方でスピード感を持ってという部分も大変必要でございますので、その辺バランスを取りながら調整していきたいと思っております。

議員の質問 1番 越前谷邦夫

自分は、渋川教育長が就任したときに経歴を見て、将来は一貫校に着手するなと悟ったのですよ。そうしたら、案の定やはりそういうビジョンというのは展望というのは心の中にあるのだなと。それは、自分は悪いと思っていません。それも何といっても、どんな計画を立てるにしても、避けて通れないのは人口減少と少子化ですよ。したがって、どんな事業を興すにしても、どういう計画をつくるにしても、人口減少がどうなるのかと。例えば2040年度までに洞爺湖町の人口が4,000人と言ったな。たしか、そういう時代が、今の出生率からいけば、高齢者率からいけば、そういう社会が目に見えているわけですから、したがって、先取りでもいいからやっていくのだという姿勢は自分は反対しません。そういう時代は必ず来るだけに、事前に対応できるような体制づくりというのは、必要なのだろうなという思いを持っております。それで、時間の関係で、約束したこともありますから、トップリーダーね、今の教育行政の在り方を聞いて、自分は一番先にハード面の事業ということで今まで進めてきた。大変教育長には申し訳ないかもわからないけれども、複合型でも結構だから、早くに本町保育所の海抜3.3メーター、日本海溝、千島海溝で大きな地震があったら、5.8メーターの波が打ち寄せてくるというデータを国も道も発表しているわけですから、そういったところに長々と保育させておくという行政になってはならないなと思っているのですよ。したがって、令和7年度なら7年度と明確に言って、そしてそれに一歩でも二歩でも前進していくような三者一体となった体制づくりが必要だと思うのですが、求められるのですが、どう思いますか。

町の答え 町長 下道英明

今、1番議員から教育長に教育ビジョン等についていろいろございました。またハード面で、まず最優先は保育所ということで、それもスピード感を持ってということでございます。先般、私が就任して総合教育会議を開催させていただきました。その中で、教育行政についてはご案内のとおり、直接どうのこうのということではなく、やはり総合教育会議の中で教育委員も含めて、こちらのほうから諮問して検討していただきたいというところでございます。今質問ございましたので、再度、総合教育会議を開催させていただいて、教育委員、また関連部署に関してハード面の保育所は非常に重要性があるということを、今、議員がおっしゃったようなことをしっかりと伝えていきたいと思っているところでございます。以上です。

出典:洞爺湖町議会 令和4年9月会議 2022年9月13日 議事録 PDF(70ページ) 間違いを知らせる