みんなの議会

洞爺湖町議会 令和4年9月会議 2022年9月13日

当町の3地区、それぞれの特色を生かした地域づくりを進めるに当たり、特に重点を置いていることは

2022年9月13日、洞爺湖町議会の一般質問で、五十嵐篤雄議員が「当町の3地区、それぞれの特色を生かした地域づくりを進めるに当たり、特に重点を置いていることは」について質問し、町長 下道英明が答えました。

聞いた人
五十嵐篤雄 議員
答えた人
町長 下道英明

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

6番、五十嵐でございます。下道町長におかれましては、ご就任から5か月が経過し、少しずつ落ち着いた形で業務の執行に当たられ始めたのかなと、私ながらに感じ取っているところでございます。いろいろなところで「下道町長になってからはどうですか」とよく町民の方に聞かれるわけでございますけれども、率直に頑張っていますよとしかお答えできないのですが、そういう意味でも、逆に言うと、皆さんそういう質問をされるということは期待感があるのかなと、そんな感じもしているところでございます。そんなこともありまして、6月会議では、私、取り急いで多分つくられたのだと思いますが、執行方針について特に新しく取り組まれるということを中心に質問させていただいた経緯がございます。「住んでいる私たちが楽しめる、住みよい町、洞爺湖町へ、地域経済の発展と心の豊かさが融合する持続可能なまちづくり」をスローガンに掲げて、第2期まちづくり総合計画を基本とするということで執行に当たるのだということを表明されておりました。当然、基本計画は皆さんでつくり上げた計画ですから、この計画を基礎にして、尊重して行政を執行していくということは当然のことだと思いますけれども、時期的にも少なかったこともあって、町長の思いが、執行方針の中にはまだうたい切れていなかったのかなというような感じがいたしましたので、今回この質問をさせていただくわけでございます。まず、1番目に、洞爺湖町の将来ビジョンというちょっと漠然としたタイトルでございますけれども、ビジョンの中でなかなか感じ取れなかったということもありますので、私も町民を代表する立場としてお聞きしたいということと、また、町長も自分の思いを伝える機会が今までは執行方針しかなかったということもあるのでしょうから、ぜひこの機会をうまく使っていただければなと思っているところでございます。1番目として、当町の3地区、それぞれの特色を生かした地域づくりを進めるに当たり、特に重点を置いていることはということで、最初の質問でございます。従来から当町は、本町、温泉、洞爺地区と確かにうまい分類の仕方かなと思うのですけれども、それぞれ地区の課題を抱えながら解決に取り組むのは当然ですけれども、それぞれの魅力ある地域とするために、歴代努力されてきたという経緯もございます。そんなことの評価も含めながら、下道町長が考えられている地域づくりとはどんなものなのか。この際、夢でも結構ですので、具体的なことは今後それをやればいいことであって、ぜひその辺どんな目標を持って進もうとしているのか、1問目の質問にお答えをいただきたいと思います。

町の答え 町長 下道英明

今、五十嵐議員のほうから洞爺湖町の将来ビジョンについてということで当町の3地区、言われているように虻田本町地区、温泉地区、洞爺地区ということで、これは歴代の首長がお話をされてきたところでございます。長崎前町長にしても真屋前町長にしてもそうですね、この3地区ということで言っているところでございます。その大元になっているところが今お示ししていただきました第2期洞爺湖町まちづくり総合計画でございます。上期から今度は下期という形になってまいりますけれども、その上期の中では3地域の特性に合った振興策の充実という視点から、虻田本町地区ではホタテ養殖を主力とした水産業と商工業、温泉地区は多くの観光客を迎える観光業、洞爺地区におきましては農業とキャンプなどのアウトドア、アクティビティの特色を生かしたまちづくりに重点を置くという形で上期の計画書には書いているところでございます。私は今、もう一歩先に踏み出した形で選挙の中で大きなスローガンとして掲げさせていただきました「子どもから高齢者まで誰もが幸せを感じるまちづくり」という形の大きなざっくりするテーマかもしれませんけれども、それを支えていくのはやはり恵まれた住環境を実現していくために、温泉地区、洞爺地区、虻田本町地区と三つに分けましたけれども、もっとさらに現実問題でいけば、それは生活の場の地区であって、そしてまた、生産の場であって、そしてもう一つはおもてなしの場と、この三つの観点からまちづくりというのを進めていきたいと考えているところでございます。生活の場につきましては、虻田本町地区は人口が集中しているところでございますので、生活インフラをさらに整備させていく、いわゆるコンパクトシティといいますか、この点を考えていけば、洞爺湖町の投資的経費というのは効率的になっていくのではないかと。国道37号線、またJR洞爺駅、スーパー、病院、役場庁舎といった生活利便施設を有する場の充実ということで、その観点から生活の場と。さらには、洞爺地区にあります、いわゆる下台でございますけれども、ここも今、大変若い人たちがお店をつくったり、エスニックなところにしてもそうですし、活動していると。湖のそばで暮らせる心のゆとり移住といいますか、そういった観点から移住促進を図っていきたいと思っているところでございます。生活の場につきましては、やはり虻田本町地区、洞爺の下台という形で、先日もお話をしました、湖の人と書いて湖人まつりというのがございましたけれども、これも本当にまさしくSNSで、あるいはフェイスブックでみんなが集まって、今回は担当課と一緒にお祭りを見させていただいたのですけれども、フリーマーケット形式で様々な人たちが来ていると。その中で大変著明な画家ともお会いさせていただいたり、あるいは今リモートワークということでiPhoneですとかをつくっている会社の重役も来ていると。そういった面で、これからそういった皆さんと連携を取りながら、まちづくりを進めていきたいと思っているところでございます。さらには、生産の場という視点でも捉えているところでございます。ここは、農業、漁業、観光の拠点を図っていくと。生産の効率化を図っていくために、虻田本町地区においては二つの漁港がございますので、そういった面の漁港エリアのインフラ基盤について改善をしていかなければいけないと。また、洞爺地区のいわゆる高台においても、農業インフラ整備の充実というのは考えられると思います。農業、漁業、観光のインフラ整備を図ることによりまして、生産の効率化を進めて、これがおもてなしの場と。おもてなしの場というのは、まさしく洞爺湖温泉でございます。ほかの観光地との差別化をどのように図っていくか。北海道観光の特徴として、圧倒的に日帰り客が多い中で、やはりウィズコロナの時代、あるいはこれから観光客のほうもかなり緩和されて流入がされていくところでございますが、いかにして滞在時間を長くしていくか。消費の拡大に大きく影響してくるところでございます。この点に留意しながら、この小さな町、8,200人のところに世界遺産が二つございます。ユネスコの洞爺湖有珠山ジオパーク、そしてまた昨年認定を受けました北海道・北東北縄文遺跡群の観点も含めて、またおもてなしの場におきましては、洞爺湖温泉とお話しさせていただきましたけれども、やはり虻田本町地区においても、北海道・北東北縄文遺跡群が大きな脚光を浴びているところでございます。先般、北海道の鈴木知事が「なおみちカフェ」ということで、今回入江高砂貝塚に来て、いわゆる「世界遺産についてもっと有効活用していこうよ」というお話がございました。この面を生かしながら、北海道で初めてできた国立博物館「ウポポイ」との連携も含めまして、この三つ、単に地域割りをするのではなく、おもてなしの場、生活の場、生産の場といった視点からのまちづくりも考えていこうというところでございます。以上でございます。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

実は、私の質問の組立ての中で、最初にお伺いしたのが大きなことだったので、ちょっと具体的な話になっていくのに、私は2番目、3番目と考えていたのですが、3地区は分けるのですが、大きなくくりの中で町長が思い描いている、今までの町政執行とは、当然継続性がありますから、180度変わるということではないにしろ、日頃から議員時代も通して、まちづくりへの思いが1番の中で本当に私は夢でもいいから語っていただければなと思ったのですが、2番目のことや3番目の産業のことにも触れられたので、ちょっと私のほうで進めにくくなったのですが、1番目の項目の中で夢がもう少し聞けたらなと思いましたので、それは後ほどもう一回伺うとして、次の質問に移ってまいります。それぞれの地域に限定しているわけではございませんが、当町には二つのユネスコ遺産であるジオパークと北海道・北東北縄文遺跡群がございますし、また国立公園でもありますし、ぐるっと彫刻等のこともありまして、本当に北海道の中にあって、この地域は環境的にとっても恵まれている地域だと思っています。ほかにもたくさんあるかもしれませんが、そういった観点からしても、恵まれた環境資産というものをうまく活用していくのが、町長先頭に使命なのだろうと。もったいないといったらいいのでしょうか。そういうことだと思っています。そこで、当然、地域とこれらの部分が重なり合ったり、関連し合ったりすると思っていますけれども、今までの理事者はやはり活用に苦労してこられたかと思います。その辺も議員の目として見てこられた町長ですから、できたら無理矢理つくらなくてもいいのですけれども、私ならこういう活用方法も考えたいなというものがあれば、この2番目の質問はそういう趣旨でお聞きしたいというところでございますがいかがでしょうか。

町の答え 町長 下道英明

すみません五十嵐議員、ちょっと僕も質問の中で若干差違がありまして申しわけございません。2番目の質問は、ジオパークは温泉地区、洞爺地区、縄文遺跡は虻田地区という形の中で、もうちょっと具体的なものとしての取組はないかというご質問と解釈させていただきます。先ほども触れさせていただきましたが、おもてなしの場、生産の場、生活の場と、この三つの区域の中でさせていただいたのですけれども、おもてなしの場という点でいけば、やはり洞爺湖温泉街と虻田本町地区の中で、先ほど来お話しさせていただいております、ジオパークと縄文遺跡群の二大遺産を有する洞爺湖町の魅力をどのように活用していくのかということでございます。私は、やはり観光教育というのは、教育プログラムを観光に活用にすべきであると考えているところでございます。全ての年代の地域住民ですとか観光客、近隣の学校関係、修学旅行に対して積極的に学んでいただく。そしてまた、洞爺湖町はご案内のとおり、2008年の環境サミット開催した町でございます。さらには、有珠山噴火の町でもございます。1977年、そしてまた2000年の噴火も経験しているところで、そういった点で、北海道の旅行のついでに温泉のある観光地を訪れるだけではなくて、いかに森林を守っていくのか、いかに水をきれいに保っているのか、鹿被害対策にいかに対応しているのか、地震噴火からいかに身を守っていくのか、各施設とフットパスなど連携させて、何度も来たくなるような要素を構築する必要があろうかと考えております。さらには、縄文遺跡群でございますけれども、これは縄文、続縄文、擦文と連なって悠久の流れを受け継いだ交易の民でありますアイヌ民族の壮大な世界観にもつながっていくところでございます。これは、まさしく今、北海道で初の国立博物館「ウポポイ」がございますので、そことの連携ということでいけば、白老町と洞爺湖町、そしてまた伊達市も含めて、ここら辺のところは、点から面に向けて学習、あるいは環境教育という面で進めていきたいと思います。今回、具体的なところでございますけれども、洞爺湖の中島の自然学習として湖に恵まれた中島の縮図として外来種駆除、自然災害による森林の倒木被害等の現地見学ですとか、あるいは倒木を使ったウッドチップを敷く体験を学び持続可能な環境整備を学ぶという形で、これは予算のほうにも入ってきますけれども。さらには、北海道内の縄文遺跡群の連携を深め、今、千歳市、伊達市、函館市、そして洞爺湖町と、道内におきましては3市1町が縄文遺跡群として連携しているところでございますが、バスの縄文ツアーは既に中央バスのほうで運行しているところでございます。大変新聞紙上にも出ておりますけれども、好評を受けているということでございますので、そういった点での入江・高砂貝塚の認知度を高めていく。さらには、2000年の噴火によるダイナミックな地殻変動を見学したり、自然ガイドとめぐるふだん禁止区域の限定プレミアムなどの実施により、防災減災を学んでいきたいと。このプレミアムに関しては、ふるさと納税についても、後段で出てきますけれども、そういった点での連携の中で、ハードだけではなく、ソフトの面もつながって一体化して売り込んでいきたいと考えているところございます。さらには、ぐるっと彫刻についてでございます。これにつきましては、景観に恵まれた洞爺湖町を世界に一つの自然ギャラリーにしていきたいと。自然豊かな洞爺湖に芸術の風を吹かせたいと。当時の岡村正吉町長はじめ、最初の作品を手がけた安田侃先生、その後、洞爺湖ぐるっと彫刻公園の準備委員会の皆さんのご尽力もあり、最終的には58の作品が置かれているところでございますが、残念ながら、十分にぐるっと彫刻については地域振興に生かされていないところかと思います。今後は、財政状況を鑑みながら、壮瞥町とも連携を取って、個々の作品の解説版といいますか、キャプションプレートというのですか、ただ単に作品と名前があるだけではなくて、そのいわれといったものも設置しながら、作品の成り立ちを訪れた人にも伝えていくといったことが必要なのかなと思っているところでございます。先般、安田侃先生がスペインに戻るという前に、どうしても自分の作品を補修したいということで、7月に来られて、町長室でお会いさせていただいて、懇談をさせていただいて、作品のほうが大理石なものですから劣化しているのでそれを直すと。制作者が自分で手を加えたものであるから、それは作品として十分有効であると。他の者が手をかけたのであれば、その作品としては存続できないけれども、なかなか厳しいと。でも私が生きている間に二つの作品について、非常に劣化しているところがあるのでということで、私費を投じていただきまして、今回、故安倍晋三先生のサミット地のそばにある先生の作品のところを保全して、安全な形で今あるところでございます。このような観点から、私はジオ、温泉地区、洞爺地区、縄文の虻田地区という形での取組をさせていただければと思っているところでございます。以上でございます。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

るる述べていただきました。地域振興という観点からすれば、外を見がちといいますか、当然なのです。それで、他の地域の方々がこの地域をどう見ているか、どう対応していったらいいか、それが多分活用という言い方につながっていくのだと思いますが、一方で、町長がスローガンとして掲げた、住んでいる人が楽しめる、そして住みよいまちづくりということもあるわけで、当然経済の発展、観光の振興等、振興というのはそういう意味で捉えるのですが、生活振興というのは聞きませんけれども、住んでいる方々が誇りに思えたり、楽しめたりする部分が必要なのだろう。なかなかその辺に目が向かない部分があるかと思うのですね。だから、その辺も今後の中で、外ばかり向くのではなくて、中も見た中でこういった貴重な我々が持つ財産を外に向けても、うちに向けても活用を進めていっていただきたいなと思っているところで、今お話を聞いてそう思いました。3番目の質問は、今度は地域振興という経済の部分になろうかと思うのですが、楽しく暮らす住みよいという意味合いも当然住民感情としては理解できるところでありますけれども、何せ生活をするためには経済が大変必要な条件となってまいります。魅力ある地域の重要性ということで、今までるる述べていただきましたけれども、やはり基盤となる産業がしっかり育っていかなければ、住んで楽しいというところにたどりつかないのかなということも当然言えるわけでございますので、今まで地域の魅力をるるお話を伺ってまいりましたけれども、今度は地域の中での、先ほども触れられていました、農業、観光、水産等、大くくりで分けますとそういうことでありますし、皆さんもその部分については共通の認識を持っておられると思っておりますけれども、町長としての各産業に対するビジョンをお持ちだと思いますので、その方向性等の思いがあれば、その点についてお聞かせいただきたいと思います。

町の答え 町長 下道英明

今、五十嵐議員のほうから、洞爺地区は農業、また虻田地区は漁業、温泉地区は観光という形で、いわゆる文言にありますように、SDGsの取組等の関係も出てくるでしょうし、また今経済ということでお話されました。やはり農業、漁業、観光振興は、本当に今経済が激変していると。特に為替一つ取っても、今年の年初は113円から110円だったのが一気に直近のレートでいきますと145円台ということで140円台。これはまさしく1998年、1997年、私が本当にカブに近かったときの相場になってきているということでございます。ましてや、これが半年で20%も30%も変動していくという形になってくると、輸入は大変だと、輸出はなかなか行けるところがあるといった面では、漁業者にしても農業者にしても、また商工関係、観光関係にしても、原材料の物価が上がって高くなってきているということで、また工場、建設関係にしても、非常に素材を購入するには大変高いという面で、設計も大変なところになっているのが現状でございます。将来ビジョンという観点からいきますと、洞爺湖町の各産業において、僕もこういうバッジ、五十嵐議員もつけていますけれども、SDGsですね。やはり持続可能な目標の取組視点から考えていくと、特に漁業につきましては、執行方針では経営基盤の確立と担い手の確保に継続して取り組んでいく考えでお示しをしたところでございます。SDGsの中の目標の14番に「海の豊かさを守ろう」がございます。漁師にとって海は生活の場であり、一番身近な存在でございます。毎日長い時間を海と向き合い、海水温や潮の流れなどの小さな変化にも敏感なところがございます。気づきも多いと思います。そういう面で、来年度以降、特に若手漁業者の皆さんとの会合を持ちながら、仮称ではございますけれども、「今後の噴火湾の海水環境の在り方懇談会」といったような形式で、種苗放流とか養殖等を通じて、漁場における生態系維持による持続可能な水資源の確保、また漁及び加工に係る排水、廃棄物の処理等に係る水質の保持、改善等をテーマに定期的な会合を持ちたいと思っているところでございます。先日、若手漁業者と担当職員と一緒になって説明して、今準備を進めているところでございます。そしてまた、農業との関わりでございますが、これは目標の15番に出ているところでございます。「陸の豊かさを守ろう」ということでございます。自然環境の保持について明言しているところでございますが、この観点から、広域的な視点から農業経営のインフラ整備が必要だと考えているところです。執行方針では、国際化の進展に対応した力強い農業の展開や生産性の向上が期待できるスマート農業の加速化に向けて農業生産基盤の強化を図るとうたいました。先般、若手農業者の研修会がございました。その中で地域連携、特に行政の枠組みにとらわれることなく、若手の農業経営者には広域農協の枠にもとらわれることなく、JAとうや湖、あるいはJAようていと大きなものがありますけれども、地域連携の必要性をご提案したところでございます。先般もお話ししたかもしれませんが、虻田郡の連携ということでございます。現在の虻田郡は、胆振には洞爺湖町、そしてまた豊浦町がございます。後志には喜茂別町、京極町、ニセコ町、倶知安町、留寿都村、真狩村ということで、6町2村が人口的には約4万人の規模になっております。北海道の行政区域といたしましては、胆振と後志に分かれていますけれども、考えてみると、明治の時代にまだ車が一台も通っていないときに道なき道を馬や自分の足で歩いていった。そして、虻田の噴火湾の入江から羊蹄の美しさに憧れて、腐りかけた舟で洞爺湖中島を渡って、湖畔を越えて開拓していった先人たちが、まさしく今、この虻田郡6町2村の礎、虻田郡をつくっていただいたというところでございます。そういった点で、虻田郡としても農業振興について郡としての集まりとして、農業振興について情報交流の場をつくっていきましょうとお話ししたところでございます。行政レベルではございますけれども、先般、豊浦町の町長、そしてまた喜茂別町、留寿都村の首長と洞爺湖町役場で会議を行いました。豊浦には豊浦に行ったのですけれども、その中で、3町1村で広範囲なまちづくりをもう一度やっていきましょうよと。その後、さらに京極町、ニセコ町、倶知安町を交えていく中で、一気になかなか物事は進みませんが、まずは3町1村でできるところからやっていきましょうというご提案をさせていただきました。その中で、若手農業者の情報交流の場をつくって、さらには、若手農業者が3町1村と連携を取りながら、いろいろな知見で交流をして農業振興につなげていければといった将来ビジョンを持っているところでございます。観光振興につきましては、ご案内のとおり2008年の環境をテーマにした北海道洞爺湖サミットが開催されているところでございます。これに加えて、昨年の北海道・北東北縄文遺跡群の世界文化遺産とジオパーク、ジオパークにつきましては来年再審査になりますけれども、この二つの資産を有効に活用しながら交流人口の増大に努めていきたいと思います。いわゆる持続可能な観光、観光関連の皆さんの間では横文字で申し訳ないのですけれども、サステナブルツーリズムということで、持続可能な旅行という言葉で語られている中で、大事なことは学ぶということでございます。さらに、守る、育てる、そしてつないでいく、支えるという点でいきますと、学ぶというのは観光振興、特に教育旅行、洞爺湖温泉というのはもともと修学旅行を多く誘致していたところでございます。今回、首長として、実は仙台に行って登別洞爺広域観光圏のトップセールスをしようと。代理店を使うと、なかなか収量というのは動いてこないと。各学校の校長先生に直接プレゼンをして呼び込もうとしたのですけれども、残念ながらコロナ禍の中で今回は延期になったところでございますが、学ぶということを一つの大きな柱として考えていきたい。それと同時に、さらに一歩進めて守ると、そしてまた育てていくという教育的なエデュケーショナルツアーといいますか、そういったものも考えていかなければいけないと思っているところです。さらには、来年9月20日から24日まで、「アドベンチャー・トラベル・ワールド・サミット(ATWS)2023」というのが北海道で開催されます。これは今まさしく観光業界の中では、来年のアドベンチャーについてどうやって引っ張ってこようかという形で、相当旅行代理店のほうも、観光業者も、ホテル関係も動いているところでございます。このコンセプト考え方というのが自然と文化体験、アクティビティの要素で体験型の旅行形態のサミットです。そこで地域の自然、文化を体験することで旅行者自身が新しい多様な価値観に触れ、自身の内面が変わっていくような旅のスタイルとうたってございます。このアドベンチャー・トラベルの文言だけ見ると、まさしく洞爺湖観光の本当になじみがあるといった面では、洞爺湖観光の可能性を伸ばすということで大変期待できるところでございます。海があって、湖があって、山があって、温泉があって、縄文の歴史があって、アイヌ文化もあると、継承していくと、あと食の産物も豊富であると。そういった面では、定住人口がなかなか一朝一夕にはいきませんけれども、これからアフターコロナの中では、やはり交流人口を増やしながら、経済域内の底上げをしていく。冒頭、五十嵐議員からありました、やはり経済を回していかなければ物事は進んでいかないと思っておりますので、こういった将来ビジョンを考えながら前に進めていきたいと思っているところでございます。以上です。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

冒頭、思いをたくさん述べてくださいということで、たくさん述べていただきました。ちょっと寛容過ぎたかなと思いますけれども、たくさん思いを語っていただきました。今お話しされた中で、今までの関わりで37号線の室蘭市に向かって進んでいく話を235号と5号線に向きを変えてみようと。もちろん37号線は大切にしながら。新しい発想は、新しい下道町長の考え方だなというふうには今理解をしたところでございます。それと、SDGsという言葉が一つの流行みたいになっていますけれども、昔から継続は力なりみたいに言われるように、誰もが長くいろいろ継続してやっていこうということは意識としては皆持っていたのですが、こういう言葉で表されると、非常に分かりやすくて意識をするようになるということで、SDGsの考え方というのは、誰が考えたのか分かりませんけれども、国連ですかね、考えたあれでしょうけれども、すごく分かりやすくていい考え方だなと思っております。と同時に、持続可能という意味では、農業、水産業にしても、先ほどお話しされていましたけれども、後継者の育成が持続可能性をつなげる大きな道だと思います。先輩の方々の意見も拝聴しながら、ぜひ若い人たちとの交流の場を、産業を限定しないで、各種の産業に関係して若い人たちとの交流を深めていって、新しいまちづくりの一助としていただければなということをお願いして、1番目の質問は終わりたいと思います。

出典:洞爺湖町議会 令和4年9月会議 2022年9月13日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる