洞爺湖町議会 令和3年6月会議 2021年6月16日
洞爺湖芸術館について
2021年6月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、千葉薫議員が「洞爺湖芸術館について」質問し、庶務課長 兼村憲三、町長 真屋敏春、教育長 皆見亨が答えました。
- 聞いた人
- 千葉薫 議員
- 答えた人
- 庶務課長 兼村憲三、町長 真屋敏春、教育長 皆見亨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 千葉薫
それでは、洞爺湖芸術館についてということでお話を伺いたいと思います。先日も私、さくらの個展が開かれて、行ってまいりました。大変にきれいな個展を開催して、人を呼び込もうと芸術館の皆さんも本当に努力されているというふうに思います。ただ、やはりご存じのとおり大変老朽化しているということです。歩けば、みしみしいうような、木の造りですから、そしていろいろな耐震化もできていないのかなというふうな感じもしますし、あと何年持つのかなという感じもします。芸術館は、築何年ぐらいたって、今どのような環境なのかをお教えください。
町の答え 庶務課長 兼村憲三
ただいまのご質問でございます。現在の洞爺湖芸術館は、昭和27年に旧洞爺村役場庁舎として建設されてございます。その後、合併後の平成20年に改修され、現在の洞爺湖芸術館として管理運営をしているところでございます。およそ大体70年ぐらいの築というところでございます。以上です。
議員の質問 7番 千葉薫
補修なんかもして、議会のほうにも補正とかということで諮ったりしていると思います。所蔵しているものが大分湿気を帯びて傷むと。その他、やはり建物自体も結構あちらこちら傷んでいるということでございます。もう70年たって、いつまで持たせるのかと。あそこは洞爺湖芸術館と名前をつけていますけれども、正直いって虻田中学校ではありませんけれども、危険な建物にならないのかなというふうなことも考えます。洞爺湖芸術館の先行きをどのようにお考えなのか、お教え願いたいと思います。
町の答え 庶務課長 兼村憲三
ただいまのご質問でございます。芸術館として設計はされていないため、今言われました約70年の古い木造建造物として使用していることもございまして、作品を劣化させる要因の様々な影響が実は確認されてきているところでございます。今後の先行きというところでございますけれども、実はこの間は、いろいろな課題に伴いましていろいろな対処をしてきているところでございます。町直営の運営になった令和元年度には、所蔵する文化財の木彫の作品から、ご存じのとおり害虫が確認されたというところでもございます。そうした部分につきましても、これまで燻蒸等の施工を施してきているところでもございますし、防虫対策といたしましても、館内に薬剤の噴霧を定期的に実施してきているというところでもございます。また、発見された害虫は、高温多湿、木彫を好む虫でございます。ですから、現在やれる範囲のところでの対応はやってきております。空調設備や展示設備が整っていない中での作品の保存管理は極めて困難な状況ではありますけれども、この間、移動式のエアコンであったり、また除湿機、また捕虫器の設置といったことをこれまで対応してきているところでもございますし、さらに、職員による館内の点検の強化、また専門家との情報共有化による環境改善を図っているというところでもございます。ただ、今後の先行きというようなところでのご質問では、こういった解決困難な施設由来の課題が多いことから、作品の良質な保存管理を図る上では、改めて対策を講じるとともに、作品の保存の在り方についても検討していきたいというふうには考えております。
議員の質問 7番 千葉薫
基本的に、芸術館を改修するとか新築するとかといった将来性はあるのかないのかをお聞きしたいと思います。
町の答え 庶務課長 兼村憲三
現時点では、まずは芸術館にできる範囲のところでの対応をしっかりとしていった中で、そして、それがデータ取りとして保存している木彫作品、またあらゆる作品にどのような影響があるのかどうか。これは今現在、学芸員が中心となって鋭意努力しているところでもありますので、町直営になってからの芸術館の対応といたしましては、まずはしっかりとした管理、これまでやってこなかったデータ収集を含め、そしてしっかりと関係する専門家との協議を進めながら、今後に向けて対応していきたいというところでございます。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
洞爺芸術館の建物につきましては、先ほど担当課長のほうからも申し述べさせていただきましたが、昭和27年に建設がされて以来かなりの年数がたっております。ただ、旧洞爺村から洞爺湖町に合併になりまして、平成20年にある程度改修をしました。その折に、しっかりした柱を建て直すだとかということをやっておりますので、あれが潰れる、下に落ちるだとかということは、まずないかなというふうには思っておりますが、建物自体がやはり木造でかなり老朽化してきているということもございますので、あれからもまた相当年数もたってきたと。やはりいろいろなところを検証しながら、皆様に見ていただけるような施設にしていかなければならないなというふうに思っております。当初のコンセプトとして、まずは砂澤ビッキさんの木造の彫刻、それからビエンナーレ作品、そして並河萬里さんの写真集、今現在はそこに特別展というものを加えさせていただいて、年何回か特別展を開催させていただいております。議員もたしか来ていただいたと思いましたが、特別展も今の学芸員は相当力を入れて、それぞれ見栄えのある作品を展示していただいておりますので、そういうものを駆使しながら、末永くまた使えるようなものにしていきたい。ただ、今すぐ改修、あるいは新築については、何回も申し上げてございますが、町の財政がそれについていくか、ついていかないかという大きな問題もありますので、そこのところは長持ちできるように手入れをしていかなければならないなと、今現在はそういうふうに思っております。
議員の質問 7番 千葉薫
今のお話は、執行方針にも出ていまして、本年度も専門家の助言をいただきながら害虫の防除対策の実施等も含め、所蔵作品の適正な保存管理と活用に努めてまいりますということで、直しながら、そういったことを気にしながらやっていくということでございます。外から見ると大変傷んでいるものですから、心配しております。本当にいつまで持つのかなと純粋にそういった気持ちの一般質問でございます。取りあえず、ちょっと言葉が悪いかもしれませんが、ごまかしながら行くと。ごまかし、ごまかしして、直し、直ししながら行くしかないと、今の環境の中では。残念ながら、そういうことなのかなというふうに思います。どうしてもお金のかかることだというふうになれば、違った方法をまた考えていかなければいけないのかなと思います。場所を移すとか、違うものにするとかと。取りあえず、そういう答弁で、今回は分かりました。よろしくお願いしたいと思います。芸術の振興ということで、教育委員会にも実はありまして、何か物足りなかったものですから、簡単ですけれどもちょっとお聞きをしたいと思います。芸術文化の振興についてはということで、教育長の教育方針の中で出ていました。3行ぐらいなのですよね。芸術文化は、うちの町はそういった芸術館もある、いろいろな素材がある、先ほど言ったぐるっと彫刻もあるということで、そういったものが全部、ある意味芸術だと私は思っています。地域の方が育てた文化だと思っています。ですが、この中で言っているのは、町内文化団体等と連携を図り、子どもから大人まで芸術文化に親しむ機会や優れた舞台芸術に触れる機会、各種サークルが日頃の活動成果を発表する機会の提供にそれぞれ努めますというだけで終わっているものですから、やっぱり私は、観光にも資するというか、こういった芸術文化というのをみんなで、町一つとなって、スポットライトを浴びて、もう一回見直してもらいたいというふうに思います。こういったところは、子どもたちも、芸術文化ですから、社会教育課も、全てですけれども、現物が実際にあるわけですから、その辺のところがちょこっと出ていますけれども、何か物足りなかったような気がするものですから、芸術に対する教育長の思いをお聞きしたいと思います。
町の答え 教育長 皆見亨(教育長は2022年6月まで)
私も学が少ないものですから、芸術、それから文化というものについては、ちょっと薄いところもあるのですけれども、うちの町には本当に宝と言われるものがたくさんございます。今、議員からお話もいただきました、とうや湖ぐるっと彫刻公園、それからビエンナーレ、それから洞爺湖芸術館、洞爺地区だけでもこれだけあるというようなことでございますので、こういったものをやはり子どもたちには伝えていかなければならない。これは私どもの大きな役割ではないかなというふうに思っております。また、伝えるだけでなくて、やはり観光というところにも視点を置いて、いかに多くの観光客の皆様に当町を訪れていただいて、こういったすばらしい文化に触れていただくといった機会を設けていくということもやはり大事なことではないのかなというふうに考えております。では具体的にどういったことができるのかというところではございますけれども、今現在、具体的な案は持ってはおりませんけれども、やはりいろいろ関係する皆様等々と協議をさせていただきながら、当町の魅力というものを発信していき、ひいてはまちづくりにもつなげていくといったような活動というのを考えていかなければならないのかなというふうには思っております。以上でございます。
議員の質問 7番 千葉薫
教育長には突然の質問で申しわけなかったと思うのですが、お話を聞けてよかったと思います。どちらにしましても、文化芸術は洞爺湖町の一つの側面ですから、当然ジオパークも大事にする、教育もありますし、防災もあります。いろいろありますね、地域景観もあります。縄文も今回出ました。それも一つの側面です。文化というのはつくり上げていくものですから、自然にできたものとちょっと違って、人間が頑張って、地域の特性を生かしながら、涙流しながら、汗かきながらつくるものですから、それが文化として立ち上がる。せっかくあるものをないがしろにしてしまうとそれで終わってしまうということですから、せっかく先人がつくったものを生かしていくといったことを考えていただきたいというふうに思います。以上、要望して終わりたいと思います。ありがとうございました。