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洞爺湖町議会 令和3年6月会議 2021年6月16日

洞爺村国際彫刻ビエンナーレについて

2021年6月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、千葉薫議員が「洞爺村国際彫刻ビエンナーレについて」質問し、庶務課長 兼村憲三、洞爺総合支所長 高橋秀明、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
千葉薫 議員
答えた人
庶務課長 兼村憲三、洞爺総合支所長 高橋秀明、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 7番 千葉薫

では、2番目です。洞爺村国際彫刻ビエンナーレについてということでございます。これにつきましては、私、前回の一般質問の折に町長から、合併の折に実は二つの問題があったのだと。一つは給食センターだけれども、もう一つはビエンナーレについてだったと。結構議論したような話をされたかと思っています。結局、合併後1回、第8回洞爺村という名前で国際彫刻ビエンナーレが開催されたと。それを最後に、休止というふうになっていると私は聞いています。休止になった国際彫刻ビエンナーレでありますけれども、こんな小さな洞爺の地区に、こういった世界を相手にする彫刻のものができたということは大変すばらしいことだなと思っております。まず、これができた背景を教えていただけますか。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

ビエンナーレ誕生の背景ということのご質問でございます。洞爺村国際彫刻ビエンナーレ誕生の背景につきましては、洞爺湖周辺の活性化、広域的な文化水準を高めるという目的から、平成元年に洞爺湖を囲む2町1村が共同事業として、とうや湖ぐるっと彫刻公園事業が始まりました。この事業を展開する中で、国内屈指の彫刻家、また美術評論家とのつながりから洞爺村国際彫刻ビエンナーレ構想が生まれ、静寂の中の豊かな自然と調和した芸術文化を育むことが今後の地域づくりに欠かせないものとして平成4年から準備を始め、平成5年に第1回の開催を実施したというところでございます。以上です。

議員の質問 7番 千葉薫

洞爺地区には、そういった環境があり、またそういった人方がいて、文化があったのだろうと。そういったことをしようと、呼び込むという、そういった地域性があったのだろうと思います。それがなくなったというのは大変残念でありますけれども、その辺どのように運営されていたのか。実際その辺のところで予算はどれだけかかっているのかをお聞きしたいと思います。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

どのように運営されていたのか、そしてまた予算はどうだったのかということのご質問でございます。事業の概要につきましては、洞爺村国際彫刻ビエンナーレは、2年に一度開催されてきてございます。手のひらの宇宙をテーマとした国際的美術展として開催してきてございます。これまで計8回開催してございまして、最後に開催された平成19年の開催では、世界46か国から450点の応募がございました。約1か月の展示会をはじめ、各種イベントを開催し、町民一丸となって実施してきたところでございます。この事業におきましては、あくまで地域づくりの一環として実施するものであるため、町民自らが主体的に取り組み、企画立案を進めてきたという事業でもございます。実施主体につきましては、町内の団体から構成される洞爺村国際彫刻ビエンナーレ実施委員会を設立し、内部の実動組織として企画50人委員会が実施委員会とともに平成4年に発足し進めてきたというところでもございます。事業の予算につきましては、準備年と開催年の2か年で進められてきてございます。第8回の決算額を申しますと3,680万円という金額になってございます。過去の実績を平均すると約4,500万円の事業費という形で実施されてきているところでもございます。なお、財源等につきましては、当初は国庫補助を活用して実施してきてございましたが、その後制度改正に伴いまして補助対象外となったところでもございます。以上でございます。

議員の質問 7番 千葉薫

それで、合併協の中、一応これは休止にしましょうというふうになったかと思います。その経緯についてお話をお伺いしたいと思います。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

休止に至った経緯ということのご質問でございますけれども、平成19年度の開催後に、地域の有識者からなる今後のビエンナーレを考える懇談会を開催いたしました。多額の事業費や財源の問題が大きく、町の財政事情も大変厳しい状況であったことから、休止という結論に至ったところというふうに認識してございます。また、これまで収蔵してきてございますビエンナーレ作品、そして砂澤ビッキ氏の作品等を展示できる施設といたしまして、洞爺湖芸術館の開設を契機に休止と判断したというところでもございます。以上でございます。

議員の質問 7番 千葉薫

大きなところは、財源というふうに思います。ただ、これが休止になってから、平成29年ですか、休止になっているビエンナーレをどうするかといった町民の集まりがあったやに聞いていますが、そのときの報告書も出ていると聞いております。そのときも財政のことがあったので、いろいろなところを省いていけば、結構安価でできるのではないかというような話もあったやに聞いていますが、その辺のところをお教え願いたいと思います。

町の答え 庶務課長 兼村憲三

確かに再開に向けましては、平成28年度に、当時指定管理者でありました芸術館友の会、それから社会教育課、庶務課の3者で再開に向けて協議したという経緯も実はございます。再開する必要性や効果は認めるものの、財源の問題であったり、また審査員の確保などという課題等が改めて浮き彫りになり、事業費を圧縮することができないかなど課題解決に向けて検討してまいりましたけれども、実施可能な状況までには至らなかったという状況でございます。以上です。

議員の質問 7番 千葉薫

具体的に、財源は幾らで提案されていたのですか。そのときは。予算は。その報告書の中において。

町の答え 洞爺総合支所長 高橋秀明(洞爺総合支所長は2022年6月まで)

当時の報告書における概算事業費でございますけれども、全体で2,180万円ということで報告されております。以上でございます。

議員の質問 7番 千葉薫

再開に向けていろいろ難しいことがあったかもしれませんけれども、委員会の中では、委員の中身ですか。結局、委員の人たちが無理だという話で報告書を出したわけではないと思うのですけれども。取りあえず、出した2,180万円というのは、先ほど言った四千四、五百万円かかるといった中の半分に収まっていると。いろいろな補助がなくなるので、減ったけれども町の負担も大きいというような話だったのかなというふうに思います。今、時代が変わってくると、クラウドファンディングというのがあるらしいです。結構やっぱりそういったことに協力いただける。ぜひ私も参加してみたい。いろいろなやり方があるのかなと私は思います。町のほうでも、決算委員会とかで私よく言いますけれども、ツーデーマーチですとか、どうなのだろうという事業も結構あるわけです。その辺のところをきちっとめり張りつけて、残すものは残す、つくるものはつくる、その辺のところをそろそろきちんとしたほうがいいかなと思っています。私、ビエンナーレは残すべきだというふうに思っています。こういう話をすると、きっと賛成の町民の方も多いのではないのかなと勝手に想像するところですけれども。町長は洞爺総合支所長もやられたし、観光振興課長もやられたし、教育長もやられた。全部こういったものに関わってこられた方ですので、こういった芸術文化には大変親しみといいますか、思いもあるのだろうと思うのですけれども、どうでしょう、ビエンナーレは2年で2,100万円であれば、1年1,000万円です。審査委員は難しいというかもしれませんけれども、そうやって今まで8回来たわけですから、その辺のところはクリアできませんか。ちょっとお聞きしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

洞爺村国際彫刻ビエンナーレ事業でございますが、残念ながら平成19年、第8回をもって休止と今なっているわけでございます。当時いろいろ協議をいたしました。その折に、やはり大きな問題は財源の問題でございました。くしくも、平成19年度におきまして、国のほうの動きも慌ただしくなり、地方公共団体の財政の健全化に関する法律が制定されまして、平成20年度決算で四つの指針のうちの一つのどれかでも該当すると財政の早期健全化団体、あるいはその基準をかなり超えるものがあれば財政再建団体、かなり厳しい制度が出来上がりました。私どもの町は、平成19年はちょうど厳しい財政状況がありまして、合併はしたのだけれども財政的には厳しい状況があったということから、いろいろ検討した結果、なかなか厳しいなということで休止という判断をさせていただいた。その折に、その後ですけれども、芸術館友の会が指定管理者になりまして、何とか小規模でも事業を遂行できないだろうかということで、かなり規模を縮小して、審査員も置かない、そして海外からも取りあえずは募集しない、子どもたちが作った作品を芸術館の前に展示し、訪れてくれる町民の皆様、あるいは町外から来られる方々に数多く見てもらおう。たしか2年やったというふうな記憶があります。ちょうど私が教育長になった頃だと思いましたけれども、その折に、やはりなかなかこれを続けるのは難しいということで、そのときは財源の問題ではなく、参加する生徒方への負担の増、あるいは物品を調達する資材の調達関係、いろいろな問題があったようでございますし、また実行委員会の方々もやっぱり大変苦労されていたということで、これもなかなか厳しい状況が続き、子どもたちで参加する事業も、たしか2年くらいだと思いましたけれども、それで中断になってしまった。町の財政は、くしくも平成20年度決算で財政の早期健全化団体の指定を受けてしまったという経緯がありました。それ以降、休止状態が続いているわけでございますけれども、要は、今は国の補助制度が相当厳しいものになりまして、なかなか今現在もつく要素がないという状況でございました。これからも何かの補助メニューを考えていかなければならないだろうけれども、私どもの町も議員ご承知のとおり、福祉事業にかかる費用がかなり大幅に増えてきております。そんな中で、この事業がどこまでできるのか。ただいまクラウドファンディングというお話もありました。これもまた別なところでございますけれども、実は、募集をかけたけれども、結果的には百数十万円しか集まらなかった。ちょうど洞爺の湖畔沿いの遊歩道整備ということでやったわけでございますけれども、これも結果的には町の持ち出しも相当出てくるだろう。今、私どもが考えておりますのは、新たな財源をきちんと求めていかなければならない時代に来ているということでございまして、特に財源問題につきましては、今まではふるさと納税というのが年間1億円弱、あるいは1億円ちょっと超えるくらいが私どものふるさと納税の額でありましたけれども、このたび、ここも見直しをして、自主財源をしっかり確保しようということから、これは全国内に私どもの町を何とか皆さんでさらに盛り上げていっていただきたいという思いで、今年度からふるさと納税を扱っていただく会社、今まではたしか3件だったのですが、今回新たに12件に増やしまして、その成果は今すぐ出てくるものではないと思いますけれども、2年、3年かかるかもしれません。また、4年、5年かかるかもしれませんけれども、新たな財源を模索しながら、そういう財源を基にしながら、また復活できるものは復活していきたいなというふうにも思っております。また、先ほどお話が出ましたイベント関係でございますが、ここにつきましては、町の財源を極力削減して、参加者の負担金をいただいて実施しているという状況がございますので、ここも相当の年数を重ねてまいりました。これらにつきましても、検証しながら続けられるものについては継続してまいりたいというふうに思っておりますが、まずは、そのための地ならしといいましょうか、足元をしっかりしながら、次のステップに進めてまいりたいというふうに考えております。以上です。

議員の質問 7番 千葉薫

町の姿勢としては、中止ではなく休止ということで捉えているということでよろしいのでしょうか。いつの時代か分かりませんが、タイミングが合えば、環境が整えば、再開したいということで捉えてよろしいですか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

先ほど前段で出ておりました、とうや湖ぐるっと彫刻公園、野外彫刻、そしてビエンナーレ事業、これから質問出でてきます芸術館等々は、私どもにとりましてもかけがえのない、私どもがつくり上げた財産でございます。そこのところはしっかりこれからも守っていかなければならないなというふうに思っておりますが、先ほど申しましたとおり、町の財源の地方交付税は年々減ってきております。それに足腰がきちっとできるような自主財源をしっかり整えた上で、私どもの特色あるまちづくりを進めていかなければならないなというふうに考えております。決してこれで終わったわけではなくて、今後、状況が好転したときには、また再開できるものは再開していきたいというふうに考えています。

議員の質問 7番 千葉薫

ふるさと納税の話も出ました。私は、ふるさと納税にもちょっとこだわっていまして、やっぱりふるさと納税が全てではありませんけれども、町の人気度もありますし、地名度もありますし、うちは観光地ですから、ジオパークやっています、縄文のバッジをもらったので今日は縄文のバッジをしてきました。町長が一生懸命頑張っておられるといったものとともに、文化の香り高い洞爺湖町にしたいということです。これが、本当にこのままでしたら、埋もれて消えてしまうと、話題にもならないということで、困ったものだなということで、一般質問に取り上げさせてもらったわけです。ビエンナーレが休止ということですけれども、先ほど言ったクラウドファンディングを試してやってみたらどうですか。目標が行かなかったらやらないと。取りあえず、こういったことを洞爺湖町では企画したいのだと、やりたいのだということで、募集をかけると。そういった今まで8回やってきたビエンナーレを、クラウドファンディングである程度目標を持って、賛同していただける方は洞爺湖町へご寄附願いたいといったことをやってみて、目標に行かなかったら、申し訳ありませんが基金として積ませてもらうというような条件をつけてやると。先ほど言った桟橋の件は物であり、私が言っているものとはちょっと違うというふうに感じます。結構そういったことで、いろいろな町も工夫してふるさと納税をやっているわけですから、その辺のところの考え方ができないかどうか、お聞きしたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

これからも財源確保のためには、いろいろな角度から検討していきたいというふうに思っていますし、とにもかくにもビエンナーレ事業につきましては、先ほど担当のほうからも言いましたが、ビエンナーレの実行委員会、実質、運営に携わっていただく50人の委員の方がいらっしゃいました。本当に熱心でございました。私も夜遅くまで会合に出させていただいた経験がありますが、そのうちの中心になる方々がこの町からいなくなってしまっただとか、あるいはお亡くなりになってしまっただとか、そういう状況が続いたものですから、やはり熱を再びということで、そういうふうな中心になっていただけるような方々の人材発掘といいましょうか、この辺にもやはり力を注いでいかなければならないなというふうに思っております。決して、熱が下がっているわけではなくて、あつい熱はまだ持っているつもりございますので、いろいろな角度から検討してまいりたいというふうに考えております。

議員の質問 7番 千葉薫

本当に熱が下がったわけではないということでございます。ゼロからつくり上げるというのは本当に難しいことだなというふうに思います。ただ、これはもう8回やっているわけです。洞爺地区の方々が汗を流して、努力されて一生懸命つくったわけです。それが休止ということで、財政難のことだけではなく、今言われたいろいろな環境があるのでしょう、今までやられた方々が高齢になったり、退去されたり、いなくなったりという話もされましたけれども、いろいろな条件があって今はできないという町長のお話なのだと思います。環境がそろえばということでありますけれども、なかなか先々見えないなというのが今実感でございます。具体的に、クラウドファンディングの件はどうでしょうか。そういったことをやるつもりはありませんか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

クラウドファンディングのほうは、庁舎内部、あるいは地域の皆さんと一緒に検討していきたいというふうに思っています。決してやらないということではなくて、やはり皆さんの機が熟さないと、やったにしてもなかなか厳しいものがあろうかなと思いますので、まずは検討させていただきたいというふうに思っております。

議員の質問 7番 千葉薫

ビエンナーレは2年に1回ということですから、1年がどうしても準備で、もう1年が本番ということになりますから、2年かけてのつくり上げをずっと8回やってきたわけですから、そんなことの実績もあって経験のある方がこの役所の中にもたくさんいらっしゃいます。副町長もそうでしょうし、いっぱいいらっしゃいます。きっとそういったノウハウを持っておられるので、ぜひそういうチャンスがあれば、取り組んでもらいたいと要望をしておきたいと思います。また時期がきて、そういった話で熱がこもってくれば、私もまたお願いに上がるかもしれません。よろしくお願いしたいと思います。

出典:洞爺湖町議会 令和3年6月会議 2021年6月16日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる