洞爺湖町議会 令和3年6月会議 2021年6月15日
町の所有する資産の利活用計画
2021年6月15日、洞爺湖町議会の一般質問で、五十嵐篤雄議員が「町の所有する資産の利活用計画」について質問し、経済部長 若木渉、総務課長 高橋謙介、町長 真屋敏春が答えました。
- 聞いた人
- 五十嵐篤雄 議員
- 答えた人
- 経済部長 若木渉、総務課長 高橋謙介、町長 真屋敏春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 五十嵐篤雄
二つ目は、町の所有する資産の利活用計画ということでございます。老朽化した公営住宅の解体が予定されてますけれども、当然解体すれば、空き地、跡地が残るわけでありまして、あらかじめその利用の計画があるのかどうかをお伺いするところでございます。本年度中に町内の2か所の公営住宅の解体が予定されていると聞いています。本年度中に全てが解体終わるのかどうかちょっと定かではありませんが、行政としていろいろな政策、いろいろなというか、多分定住とかということに限定されるのかもしれませんけれども、政策実現のための材料として、こういった跡地の活用というのは、一つのいいきっかけにはなるのだろうというふうに思うことから質問させていただいているわけではございますが、特に私の住んでいる地域の緑沢団地でございますけれども、ここは今、6棟ぐらいありますが、何名の方かお住いでもあります。副町長もかつてそこに住んだことがあるので、懐かしい住宅かと思いますが、残念ながら50年ほど経過している古い建物ですので、もう解体自体は全然文句ないのですが、結構、少年野球ができるぐらい広い敷地、解体を全部しますとなりますので、ぜひ有効利用にできないかなということで、先に申し上げさせていただければ、全部が解体してからの話、解体が済んでからの話になると思いますけれども、あそこにはかつて道が所有していた自然の家があった時代に公宅として使われてたところを町で買い取って、今、子育て支援の住宅として4世帯の方が入っていますので、その辺と同じエリアになりますので、今度は借りるのではなくて、自分で家を建てるための土地として、もう思い切った価格で提供して、定住・移住対策に活用したらどうかと。例えばの例ですから、これ。これをしろということではございませんけれど、そんな形で活用したらどうか。得てして、今年の3月に予算化されましたけれども、市街地の公民館跡地が売却されたわけでございますけれども、手をこまねいていて空き地のままあったところが、申し出により売却することになったのですけれども、二の舞を踏むとは変な言い方ですが、やはりもともとそういう計画を町自体は持っていて、そういう振興策に使うのだという計画がぜひ必要だなという思いからこの質問をさせていただいております。清水の団地については、ちょっと私、地域性や何かちょっとはっきり分からないものですから、その活用に具体的な考え方を持っているわけではありませんけれども、利活用という意味では同じように考えていただいていいのかなというふうに思いますので、その辺についての答弁をお願いいたします。
町の答え 経済部長 若木渉(経済部長は2025年3月まで)
ご質問ございました資産の利活用ということで、老朽化した公営住宅の解体後の跡地利用はということでございます。まず最初に、清水団地、緑沢団地ということでございますが、清水団地につきましては全部で9棟ございまして、今年度、令和3年度につきましては、このうち5棟を解体、令和4年度に残りの4棟を解体する予定としてございます。緑沢団地につきましては、全部で6棟ございまして、このうち令和3年度に2棟解体して、残り4棟を来年度、令和4年度に解体するという予定となってございます。この老朽化した公営住宅につきましては、洞爺湖町営住宅等長寿命化計画に基づきまして、適正な維持管理を実施してございますが、ご質問がございましたこの2団地、緑川団地、清水団地につきましては、長寿命化計画上は、耐用年数を大幅に経過していることから、用途廃止する計画となってございます。解体後の跡地につきましては、洞爺湖町住生活基本計画というのがございまして、この計画におきまして良質な住宅宅地を確保し、適切な宅地開発を誘導するため、用途廃止した町営住宅の跡地等を移住者向け宅地分譲や移住体験住宅を建設するなど、住生活に関する施策に資する活用方法等について検討することというふうになっているところでございますが、全ての解体が終わる令和4年度までには、住宅の空き状況や社会情勢、土地利用の動向、あるいは地域の特性等を見定めた中で方向性を示してまいりたいというふうに考えているところでございます。
議員の質問 6番 五十嵐篤雄
今、2年かかるということでございますので、その2年後に向けての計画立案にということになろうかと思います。今、若木部長がお話しされたように、改めて公営住宅を建てるというような状況ではない。つまり、今もう空きが出ている状態の公営住宅があるわけですから、新たに住宅建設ということではなくて、むしろを自力で建てていただくお手伝いをするという、さきにも申し上げましたような、個人の住宅建設に資するような政策を計画していただいて、有効に土地の活用に努めていただければというふうに思っておりますので、2年後の計画を大変期待しているところでございます。次に、2番目の質問に移ります。これも資産の利活用の関連ございますが、特に学校の施設、グラウンドと校舎の関係でございますが、統合等で教育施設として使われなくなった校舎、グラウンド今の利用の現況について、特に大原小学校と成香小学校ぐらいでいいかなと思うのですが、香川小学校と花和小学校は、地域のコミュニティーの拠点として使われておりますので、それはそれで一つの使い勝手だなというふうに思っておりますので、その二つの学校の校舎と、大体は私、把握しているつもりなのですが、詳しくは分からないところもあるので教えていただきたいのですが、特に協定だとか契約とかというのを結んだ中での利用していただいているのかどうかも含めて、またひょっとして料金なんかも頂いている、有償でお貸ししているのかどうかも含めて、今現況について、まずご説明をしていただきたいというふうに思います。
町の答え 総務課長 高橋謙介(総務課長は2022年5月まで)
旧大原小学校と旧成香小学校の現況についてでございます。旧大原小学校につきましては、平成22年より社会福祉法人幸清会のほうに学校施設の部分は本部事務所として無償で、平成27年よりグラウンドにつきましては、老人福祉施設用地として有償でそれぞれ契約を締結して、貸付けを行ってございます。旧成香小学校につきましては、平成22年より酪農学園大学と地域交流協定というのを結んでおりまして、教育・研究の振興の発展の活動拠点として、学校グラウンドともに無償での貸付契約を締結して貸付けを行っているというような状況でございます。以上です。
議員の質問 6番 五十嵐篤雄
細かい話で恐縮なのですが、ほぼ公益性ということの観点からでしょう、無償でお貸ししているということでございますけれども、公共料金なんかはどうなっているのかということと、それは多分、それぐらいは払ってらっしゃるのだなと思いますけれども、何かちょっとした、大きな修繕は町で持たなければ駄目かもしれませんけれども、小さな小破修繕等は、その担当のほうで、担当というか、借主のほうでやられているのか、もし分かれば教えていただきたい。
町の答え 総務課長 高橋謙介(総務課長は2022年5月まで)
大規模な修繕、前にも大原旧小学校では、屋根の防水が破れたとか、そういう大規模修繕については町のほうで行っておりますけれども、通常の維持管理、電気料金とか水道料金とか、あとはそういう消耗品関係の修繕関係は、基本的には借受け側のほうで負担していただいているというような形で行ってございます。以上です。
議員の質問 6番 五十嵐篤雄
それでは、ちょっと具体的な今後の活用方法についての考えをお伺いしようと思ってますけれども、まず、福祉施設として福祉法人にお借りしている部分ですが、本部機能は、今度新しく市街地に本部機能を持ったものを建設されるということになろうかと思いますので、あの施設は全く、本施設といいますか、福祉施設が建設されたものはもちろんそこで残りますが、旧学校の校舎、体育館については本部機能がなくなったときに、あそこは空になって、何も使えなくなるのであれば、次のまた活用方法を考えなければいけない。そういう観点から、次の活用をどうするのかということ、まだ依然としてそこまでは使わせてほしいという申し出があるならば、また別なことになるかもしれませんけれども、一応本部機能を移すという前提で、公民館のあの土地を購入されたと思いますので、本来でしたら空いてしまうのだろうなと。そうしたらまた、ああいった校舎はどうしようというまた問題が出てくるので、早めに手だてを打つほうがいいかなということでございます。それから、成香小学校のほうでは、酪農学園大学に協定を結んで、研究の場として、またエゾシカの関係や外来種等の関係で大変お世話になっていることは、私も重々承知しているのですけれども、このコロナの関係でなかなか活動が見えなかったり、なかなかこちらに来れてないのか分かりませんけれども、できたら、どれぐらい当町で滞在して、年間どんな活動をされているのか、できたらもっともっと使っていただきたいし、単に、何と言うのでしょうか、その一時の研究のだけのあれではなくて、願わくはもう酪農学園大学洞爺湖キャンパスぐらいの、もう土地と建物も全部もうおつけして、キャンパスとして何とかやってもらえないかぐらい、この町にも大学ができるぐらいの勢いで、もっとプッシュをしてもいいのかなという私の個人的な考えですけれども、そんなことも含めて、今後の活用、二つの小学校についての活用、それから、まだ今協議中かなんかだということですが、温泉中学校の活用についても、もし予定や今の現状が分かればお話ししていただきたいというふうに思います。
町の答え 総務課長 高橋謙介(総務課長は2022年5月まで)
まず、大原小学校の状況でございます。確かに幸清会のほう、洞爺町のほうに本部事務所が移転ということになってございます。学校施設についても、本市のほうに確認いたしましたけれども、施設入居者の交流の場という形で、引き続き使わさせていただきたいというような申し出が来てございますので、引き続き貸付けのほうを継続してまいりたいというふうに考えておりますけれども、一部については、災害の備蓄、備品の保管場所というような形で、活用のほうも予定していきたいというような考え方を持ってございます。あと、成香小学校の酪農学園の関係でございます。利用状況、活動状況についてでございますけれども、昨年度は、コロナ禍という形がありましたので、活動のほうは少なかったというふうに聞いておりますけれども、例年は4月に大学の環境共生学類の新入生約140名程度が1泊2日によって合宿に来られるというような、オリエンテーションの場所として活用しているのを皮切りに、中島やザリガニの研究などとしていると。そのほか、各種学習教室とか、講師とか、イベントのボランティア、あと地域のお祭りなどの参加という形でも協力を頂いているというような状況になっています。具体的な部分でございますけれども、シカにつきましては、大体年に40日程度、延べ289人の大学生や関係者が町に来て、シカの生育調査や頭数の適正管理、中島の植生といったような回復状況を確認しているような状況を行っています。町としても、その研究結果を基に、シカの捕獲計画など活用しているというような形でございます。ザリガニつきましては、最近、大学の教授が変わったということから、活動回数は少なめというように聞いてございますが、それまでは年に15回程度、約220人ぐらいの学生が町に訪れて、湖水での頒布状況や学術調査などを行っていると。町としては、そのデータを基に、ザリガニの駆除のポイントというような指導を受けているという形で、自然環境保全や環境教育、地域との触れ合い、観光振興など、多くの分野で貢献頂いているのかなというふうに思っているところでございます。議員おっしゃられるような研究の場だけではなくて、分校というか、学部の誘致というようなお話なのかなというふうに聞いているのですけれども、大学についても、少子高齢化というような部分を受けて、生徒の確保というのが喫緊の課題になっていると聞いております。そういった部分では、地域貢献とか、地域の協働といったような、魅力ある学校づくりが生き残りのために必要になってきているというような状況になっていると思います。そういった部分からすると、この洞爺湖というのは、山も、海も、湖もあって、フィールド的には環境的に優れていると思っているところでございますが、議員からの提案のあった大学の誘致等については、非常に有意義な提案ではあると思いますけれども、一方で、学生の住居とかアクセスの整備の問題、あとは建物もちょっと老朽化が進んできている状況でございます。また、学部を誘致することでどのような効果を期待するのかといったような根本的な部分についても、整備する必要があるというふうに思ってございます。いずれにしましても、誘致にはなかなか高いハードルがあるとは思いますので、まずは今の交流を継続するということを基本に考えてございますが、将来的にはあの建物で、施設で、どのようなことができるのか、地域や町にとって何がよいのかというようなことは考えていく必要があるというふうには思っているところでございます。以上です。
町の答え 総務課長 高橋謙介(総務課長は2022年5月まで)
温泉中学校の関係でございます。温泉中学校につきましては、体育館の活用についてでございますけれども、教育委員会のほうで、洞爺湖温泉地区のほうともいろいろ、意見交換を踏まえて、活用の見込みがないというようなことから、施設の解体というような部分を含め可能性を検討していたところでございますけれども、現在、ある事業者より問合せがあり、体育館等の利活用に向けた現地調査や事業実施に向けた検討がされております。今月中に事業化に向けた最終判断がなされ、実用化の可否について連絡がくるというような予定となってございます。仮に、今回のお話が来ております事業者との利活用の話が可能となった場合は、令和4年度の事業化に向けて、様々な協議を行いながら、当然地域住民との説明会も行いながら、住民理解を得た上で、施設の、賃貸になるのか売却になるのか、その辺の取組を進めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。
議員の質問 6番 五十嵐篤雄
酪農学園の関係ですが、大変有意義な活動していただいていることも、私なりに理解をしているつもりでございます。この洞爺湖町のこの自然環境、いろいろな意味合いでの環境は、生徒にとっての環境としては、大変すばらしいものが提供できているのだろうというふうに思っています。確かに、大学を誘致というのは、大変高いハードルとは思いますが、挑戦してみて損はないのではないかなと。今の関係をしっかり構築しながらということでもありますけれども、例えば教養の1年間だとか、別に4年間ではなくても、ある学部の1年分とかという、そういうところから、この町に大学があるというのは、物すごい大きなことだと思います。いろいろな課題はあろうかと思いますけれども、町長に最後に、難しいのは重々のことでお伺いするのですけれども、意気込みだけでもお聞かせいただければなというふうに思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
旧教育施設の在り方でございますが、温泉中学校については、これは以前から論議していただいておりまして、建物がやはり非常に老朽化していると。耐震も確かにやってないはずでありまして、金をもうかけることはできないのではないかということから、耐震を取りやめまして、一応解体をすると、更地にする、何か有効利活用できるふうにしようと考えておりました。ただ、体育館ついては、まだ非常に活用の余地があるということで、いろいろ教育委員会でも、スポーツ関係等々で協議をしていただいておりました。ところが、今、スポーツ関係について、月浦にあります温泉小学校、あそこの学校開放の中で体育館を利用させていただいている。洞爺から来られる方もいる。温泉から来られる方もいる。虻田から行く方もいらっしゃる。都合が大したいい所にあるということで、そちらのほうを利用しているので、今現在は、体育館としてはそんなに使っていないと。将来も、このまま、一時期少年バレーですとか盛んだったのですが、使う予定がないということから、これをどうしようかというふうに、一緒に解体してしまうかなという話もあったのですが、ただいま利活用をぜひしてみたいという団体が出てきましたので、そこのところとちょっと詰めをさせていただいている。大原につきましては、今、本部機能で教室の一角を事務所代わりにしていただいておりましたが、その部屋を、あそこの財田の森の入居者の憩いの場というか、ちょっとお茶をしたり、あるいは雑談をしたりだとかという場にして、何とか貸してしていただけないだろうか、それは、そういう公共のようにするのであれば、今のところいいのではないか。ただ、教室がまだたくさんありまして、そこのところについては、かねてから、今災害備蓄品を用意しておりますが、置く場所が非常になかったということで、災害が起きそうなときには、それなりに対応しなければなりませんけれども、そこの場所にとりあえず備蓄をさせていただこうと。そして、大原にしてもそうですし、成香にしてもそうなのですが、花和地区もそうでございますけれども、いざ災害がうちの町は起きうる町でございます。そのときには、避難所として活用させていただこう。今の協定を結んでいるところ、団体にも、災害時には開けていただくという約束になっておりますので、避難所探しは、やはりなかなか大変だと。そして、今回、避難していただくときには、3密の問題もありますし、今危機管理室で一生懸命練っておりますが、ある程度自治会ごとに避難していただこうということも計画の中にありますので、今のこの花和、成香、それから香川、そして大原、こちらのほうについては、今後とも最終的な局面のところの避難場所の確保もしておきたいなというふうに考えております。以上です。