洞爺湖町議会 令和2年6月会議 2020年6月16日
虻田地区の総合ビジョンについて
2020年6月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、越前谷邦夫議員が「虻田地区の総合ビジョンについて」質問し、洞爺総合支所長 高橋秀明、町長 真屋敏春が答えました。
- 聞いた人
- 越前谷邦夫 議員
- 答えた人
- 洞爺総合支所長 高橋秀明、町長 真屋敏春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 越前谷邦夫
時間の関係もありますから、虻田地区の総合ビジョンについて伺いたいなと思います。ここに書いているとおり、とりわけ新型コロナウイルスの感染拡大で、世界経済の先行きに不透明感が強まっていると。非常に経済が冷え込んできているのは事実でありますから、不透明感が強まっていると。外資系資本で、洞爺地区にある風光明媚ないこいの家周辺の買収に向けて、新年度、2020年に覚書を結ぶという報告を行政側から全員協議会の場で受けているのですが、こういう状況になったり、経済状況になって、この種の事業というのは促進されていくのかなという懸念を私は持っているのですよ。それと町長、いこいの家の周辺というのは、これからの洞爺湖町のまちづくりにとって極めて重要な核になる地域だなと、自分自身はそう思っているのです。したがって、あそこは聞くところによると、行政からの報告によると、4億円ほどで売却するのだということのようでありますが、これは何平米ですかね。前にもらいましたかね。自分はあまり記憶ないのですが、平米数というのを、洞爺総合支所長、わかっていたら教えていただきたい。
町の答え 洞爺総合支所長 高橋秀明(洞爺総合支所長は2022年6月まで)
平米数の関係でございますが、一応売却を検討しているところの面積につきましては、1万2,592.52平米でございます。
議員の質問 1番 越前谷邦夫
平米数は1万2,592.5平米ということでございます。町長、心配されるのは、今までよく町長からの説明なども場所場所で聞いたのは、小葉という会社はすごいいい会社だよと、財政的にも非常に恵まれていて、懸念するような要素のない会社だよということも聞いているのですが、見たこともないし、中身もチェックしたわけではないし、やはり心配するのですね。そして、先ほど申し上げましたように、これからの洞爺湖町のまちづくりの大きな核になる地域だと自分はそういう位置づけを持っているのですよ。かつて私は55年前に旧虻田町、今の洞爺湖町に参ったのですが、今日も昼休みに話題になっていましたけれども、55年前は湖水祭りなどもあって、灯籠流して、あんどんがあって、露天があって、こうであったよね、ああであったよね、あの頃はよかったねという、そういう昼休みにもこういう会話をされたのですが、今の洞爺湖温泉もそれなりに魅力はあると思っていますけれども、かつて私が洞爺湖町に来たときのイメージがどんどんどんどん落ちてきているという、自分はこういう懸念を持っているのですよ。というのは、今の洞爺湖温泉というのは、都会の近辺にある洞爺湖温泉になってきているなというのを懸念しています。車も40キロのとき、60キロも70キロも場合によっては走るという道路管理もされた。これは計画的に開発的にいいとか悪いとか論議はなしに、そういう状況になってきているだけに、都会に近い観光地になってきている。洞爺地区というのは、いまだに自然が豊富だと。場合によっては観光もそうだけれども、教育文化の香り高い地域ではないのかなという私は認識をしているのですよ。思いを持っているのですよ。だとすれば、4億円で売却するのが本当に将来の洞爺湖町にとってプラスになるのか。それとも、このまま白紙に戻して、コロナウイルスの環境というものも経験しているだけに、もう一度原点に帰って考えるべきではないのかな、考えてみようではないかな、こういう気持ちにはなりませんかね。聞くところによると、洞爺湖温泉にも外資本のオーナーになっているホテルがございますが、その2件とも、やはり雇用されている方々を全部解雇して、本当にあの周辺ではオープンするのかなという声さえ聞こえてきている。それはなぜかというと、大資本だからでしょう。ニセコ辺りでも、聞くところによると、新聞に、いいところはいいですよ。ところが工事やって、途中で投げて、町長はご存じだと思いますが、まだ鮮明に私は覚えていますが、ポロモイにホテルできた、7,000坪を買った。あそこは、これからそれこそホテルできると洞爺湖温泉にも大きなプラスになるのだと。ところが、工事が始まったかなと思ったら、工事を中止して、いまだに、それこそ再工事できるような環境ではない。恐らく将来的にも無理ではないのかなと私は思っています。だから、そういう地域にしたり、買われてそのまま放置されるとか、あるいは場合によっては、私は転売というものを非常に心配しているのですよ。買われて、5年持っていたら、別な業者に倍以上の金額で売ったとか、買ったとか、こんな声を聞きたくない。それまで越前谷は生きているか生きていないか分かりませんけれども、そんな思いを持つのですよ。したがって、私はコロナウイルスによって世界経済の先行きの不透明化が強くなってきているだけに、もう一度洞爺湖町として、あの地域はどうあるべきなのかという原点に立って協議する必要性があるのではないか。壮瞥町内に建設されるといったホテルなんかは、いまだに姿が見えてきていませんよ。これも同じ小葉ですよ。果たして本当に覚書を結ぶ、契約結んだ、そのとおりになっていくのかというのは、現時点で私は100%反対ですよ。不透明感だけに、あるいは壮瞥町の工事にしても、やる、やると言っても、いまだにまだ姿見えない。こういうところに、私は将来のまちづくりを考えてみたときに、やはりきちっと洞爺地区なら洞爺地区の位置づけを図りながら、景勝地を守りながら、そして将来の青年や子どもたちに喜ばれるような地域に、むしろ変革していくというまちづくりにするべきだと思うのですよ。原点に返って、町長、もう一度協議をするという考え方はございませんかね。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
開発行為の小葉とのいこいの家、サンシャインの関係でございますけれども、これまで、昨年は、洞爺総合支所長は当時毛利総合支所長でございました。そして、その前が伊藤総合支所長でございました。洞爺の関係でございますので、総合支所長のほうから小葉のほうといろいろ議論をしていただいております。今年3月から高橋総合支所長になって、そして、今までいろいろ小葉のほうと協議をしていただいておりました。その中で、壮瞥町のほうについては、今聞いている話では、くいを入れ直さなければならない。それで、そのくいのできる会社が北海道でなかなか見つからなかったのですが、何とか見つかったと。それで、そのくいは出来上がったと。たしか、今年の6月からだったかな、工事を着工すると。これまでに、あそこに今、私どもの洞爺湖温泉利用協同組合が、区域外なのですが温泉水を供給すると。その権利金、たしか4,500万円だと思いました。これを支払って、契約を結んでおります。ただ、コロナウイルスの関係で残念ながら工事がどうも止まっていると。資材の調達、あるいは技術屋の技術士、設計技士屋の技士の確保等々の関係で、工事が今ちょっとできない状態にあると。あわせて、私ども洞爺のほうについては、覚書を交わそうという段階までいきました。本来であれば、今年の2月に覚書を結べるという段取りまでいったわけでございますけれども、残念ながら、新型コロナウイルスの関係が出てきた。恐らく、今のままでいけば、6月19日午前零時に日本国政府のほうで、今、東京近辺、あるいは北海道にまだ感染者が増加しているが、これらのものを一斉に解除するのではないだろうかということが情報として伝わってきております。恐らくその後に、私どももアクションしておりますけれども、小葉のほうから総合支所長のほうに何回か連絡を受け、取り合っている状況にありまして、私どもが当初皆様方にご説明したとおり、小葉という会社は、日本国内で1か所、伊東温泉のほうで坐漁荘という旅館を経営されているようでございますけれども、非常に事業内容がしっかりしている。もう取得してから7年、8年とたつようでございますけれども、しっかりした運営をしている。さらに、増築等々も考えているよということでございまして、何とか自分たちの手で造ったものを最後まで守り通していこうというのが小葉の考え方でございました。私どもの町としては、原風景を壊さないで、そして高さもある程度の高さ制限をして、そして、地域に溶け込めるようなホテルにしてもらいたい。小葉のほうとしては、洞爺の地域と一体感になれるようなホテル運営をして、さらには地域にも貢献していきたいというお話の中で、いろいろそれは議論を重ねてきていただいております。そんなことから、たまたま今回は新型コロナウイルスの関係で時間がかかっておりますけれども、これは私の所見ですけれども、恐らくこの後に小葉のほうで北海道に来ていただく。2月にはたしか、小葉のオーナーという方と来るということでございましたが、残念ながらそれができなくなって、今日に至っていると。6月19日過ぎに、それが何日になるかはまだ向こうのほうと詰めておりませんのではっきりしたことは言えませんけれども、向こうから来て、こちらのほうともう一度確認を取るというふうな段取りに今進んでいる状況下にございます。
議員の質問 1番 越前谷邦夫
町長は、今まで流れを説明してくれましたが、例えば歴代の総合支所長を町長は述べておりましたが、何人替わっていますかね。途中退職で替わっていますから、十分理解できるのですけれども、この話が始まったのは伊藤元総合支所長の時代からでしょうかね。だとすれば、もう5年や6年以上に、もっとなるのかな、なりませんか。あそこというのは1年で交代するところなのですか。ごめんなさい、3年ですか。でも、町長、何がどうであそこを売却するということになっているのか、ちょっと自分は読み切れないのです。こういう町にするためにあそこを売却して、こうなるのですよという。ただ、イメージとしては、ホテル建つのかなというだけのイメージよりない。だけれどもホテルが建つことというのは、洞爺地区のまちづくりの活性化の資源になるのかということさえ私は見えてこない。それよりも、今回の新型コロナウイルス等々の状況から見れば、もう一度やっぱりこれからの洞爺湖町、私が先ほど申しましたように、これからも質問させていただきますが、やはりまちづくり基本構想の根幹そのものも変革していかなければならない今回の新型コロナウイルスの感染症問題だと思っているのですよ。だとすれば、もう一度原点に返って、しっかりと幅広く住民の意思なども吸収した中で、もう少し時間をかけて計画性を練り直すという気持ちになりませんかね。今は覚書を結ぶといっても、こちらで結ばないといったら、それは紳士協定などもあるでしょうから、それは一概に言えないかも分かりませんけれども、覚書は覚書ですよ。これから契約条項などに入っていくと思うのですが、私が強く求めたいのは、転売禁止という条項を載せられないのかなと、契約する段階で。これを載せないと、売った何年かごとに転売されて別なものに利用されたり、別な企業に利用されてしまうのではないかなという懸念を持つだけに、町長、「あれだけのところを真屋町長時代に売っ払ったのだよ」なんて将来言われないような手法を取るべきだと私は思うのですよ。懸念をして言っているのです。もう一度。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
小葉が、あの地域に話が来たときに、この地域は本当にすばらしい。私どももすばらしい地域だと思っていますし、洞爺の皆さんもあの辺はすごくいいところなのだということを皆さんおっしゃいます。だけれども、あそこにいこいの家という公衆浴場、温泉浴場がございました。かなり老朽化していて、今回もちょっと事故がありまして、陸湯等々が出てこない。配管が全部風呂の下のほうに入っている。あれを直すとすれば大規模改修になってしまう。それでやむなく、露出配管からのお湯等々、水等々を整備させていただきました。相当に長い年数かかって老朽化している。さらには、サンシャインというホテルがございました。それは、中の経営者が経営破綻で、結果的に倒産してしまった。結果、あの地域は洞爺にとってすばらしい地域なので、何とかあそこを再開発する必要があるだろうということから、たまたま小葉のほうと話が合いまして、洞爺地区の再開発、あるいは洞爺地区に何か寄与していきたい等々の関係で、私どもは、あの建物が入った状態でお売りさせてください。解体については小葉のほうで全て解体して、そして建てるもの等々については、町のほうと十分協議をさせてください。洞爺の方々とも多くの方々と意見交換をさせていただきました。その折りに、やはり心配だったのは、中国の業者との契約はなかなかやっぱり転売等々の問題があって、これは難しいという反対のご意見もかなりありました。今回やるものについては、今、小葉の社長が許勢という方でございますけれども、彼は中国人でございました。ところが、学生時代に日本の大学で勉強して、ただいま日本に帰化して、許勢という名前を使っておられるようでございますけれども、考え方はすばらしい方でございまして、今現在、東京都のほうで1級建築士50人程度を雇い入れて、日本政府の仕事をしている会社でございます。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
ごめんなさい。それで、そういう会社でございますので、私どももそこを信頼し、転売は、とりあえず10年間はしないでほしいということを覚書の中で記入させていただいておりまして、今ご心配のようなところはある程度クリアしながら、小葉とともに洞爺地区の開発に携わっていければなというふうに思っております。