洞爺湖町議会 令和2年3月会議 2020年3月6日
学校教育における支援策について
2020年3月6日、洞爺湖町議会の一般質問で、大久保富士子議員が「学校教育における支援策について」質問し、教育次長 天野英樹が答えました。
- 聞いた人
- 大久保富士子 議員
- 答えた人
- 教育次長 天野英樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 大久保富士子
2番、議員、公明党議員団の大久保富士子でございます。今回、2回目の一般質問で、ふなれではありますが通告順に沿って質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。新型コロナウイルス感染拡大の中で、今月4日、公立高校の入試が実施されました。感染拡大予防のため、3日の学校公開、5日の面接を中止して、4日の学力検査のみの実施でした。受験生は、不安の中で受験に挑んだと思います。受験生の皆様、大変にご苦労さまでした。全受験生の合格の願いを込めて、学校教育における支援策について質問をさせていただきます。社会保障が、従来の医療、年金、介護に少子化対策を加えたことで、子育て支援や女性活躍推進などの施策が随分と整備されてきました。その反面、貧困や虐待、いじめ、不登校に苦しむ子どもたち、子育て世帯の親、とりわけ母親たちの日々の暮らしの厳しさなど、子どもや女性をめぐる課題が具体的に見えてきたと言われています。文部科学省は、平成25年にいじめ対策推進法を施行しました。それ以降も、いじめや自殺は減少するどころか増加傾向にあり、平成29年3月にいじめ対策推進法が改正されても、全国で毎年数万単位のいじめがふえているデータが発表されています。地域の皆様と未来の宝の子どもたちをお守りしたいとの思いで、最初に、いじめについて質問をさせていただきます。ネット社会が進み、SNS等の情報が拡散する状況の中で、子どもたちを取り巻く環境が変化する現代において、町内小学校、中学校におけるいじめの実態についてお伺いいたします。現在、小中学校でいじめはありますか。認知件数と状況(実態)をお聞きいたします。
町の答え 教育次長 天野英樹
いじめに関する認知件数と状況についてでございますが、直近の調査によるものでお答えをしたいと思います。北海道教育委員会が実施してございます、いじめ問題への対応状況調査、昨年11月末現在では、小学校においては、認知件数は1件で、この1件は既に解決をしており、現在いじめ件数はゼロとなってございます。また、中学校においては、認知件数は5件で、この5件は既に解決しており、現在はいじめ件数はゼロとなっているところでございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
現在いじめは解決して、認知件数はゼロとのご答弁をいただきましたが、解決をするためにふだんの対応が大事だと思います。そこで、いじめ防止に対してのどのような取り組みを行っているか質問させていただきます。洞爺湖町いじめ防止基本方針に基づき、いじめ防止及び早期対応に努めてまいりますとありますが、どのような取り組みを行っているかお聞きいたします。
町の答え 教育次長 天野英樹
議員もご承知のとおり、洞爺湖町いじめ防止基本方針は、学校、家庭、地域及び関係機関と連携し、町全体でいじめのない社会の実現を図ることを目的として平成31年3月に洞爺湖町と洞爺湖町教育委員会が共同で作成したものでございます。ご質問のこの基本方針に基づき、いじめ防止及び早期対応にどのように取り組みを行っているかとのことでございますが、いじめはどこにおいても、そして誰にでも起こり得ます。しかも、被害者にも加害者にもなり得るのがいじめであるとの認識のもと、学校現場における主なものでお話をさせていただきますが、いじめの防止に関しては、児童生徒の社会性、規範意識、善悪の判断力、思いやりなどの豊かな心を育む道徳教育など、また早期発見に向けては、教職員全体で児童生徒を見守り、小さなことも見逃さない取り組みの実施、また、いじめを発見したときは対象児童への対応はもちろんのこと、保護者や関係機関とも連携しながら早期解消へ向けた取り組みを進めているところでございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
小さなことも見逃さない取り組みの実施に、さらなる期待をこめて、次に、いじめにより不登校となっている児童生徒がいるかについての質問でございます。さまざまな理由で学校に行けなくなり不登校傾向になりますが、私の知っている不登校の児童生徒は、いじめに遭ったことがきっかけで不登校になった児童生徒がほとんどでした。いじめにより不登校の小中学校の児童生徒はいますか。
町の答え 教育次長 天野英樹
いじめによる不登校の小中学校の児童生徒でございますけれども、不登校に至る原因は複合的なものも多く、原因をいじめに特定するのがなかなか難しいため、友人関係が維持できない、あるいは友人とのトラブルなど特出して捉えた場合、中学校では9名、小学校では現在おりません。以上でございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
先ほどいじめは解決しているとの答弁をお伺いいたしましたが、いじめとは特定できないけれども、友人関係など何らかの理由で不登校の生徒が9名もいることに残念で心が痛みます。そこで、小中学校における不登校の実態(現状)につ いてお伺いいたします。現在、小中学校の不登校傾向を含む不登校の児童生徒の数、実態をお聞きいたします。
町の答え 教育次長 天野英樹
小中学校の不登校、不登校傾向を含む児童生徒の人数でございますが、小学校でございますが、現在8名で、心身が丈夫でないであるとか、何事にも不安や緊張が高いなどの原因によるものとなっています。また、中学校では現在22名で、友人関係が維持できない、あるいは本人とのトラブル、あるいは友人とのトラブル、また病気や何事にも不安や緊張が高いなどの原因によるものとなっているところでございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
私の記憶によりますと、小中学校は不登校生がいないと、そういうふうに認識しておりましたが、町内に30名の児童生徒が不登校傾向含む不登校になっている現状をお聞きしまして、正直、大変に驚いております。教育関係の方は力を尽くしているとは思いますが、どのような対応かの質問でございます。不登校の児童生徒の家族も、本人同様に大変に悩んでいます。私も何人かの不登校の生徒の家族よりご相談をいただきました。お母さんから、子どもにどのように接してよいかわからないとの声を聞くことが多いです。そこで、教育現場で不登校傾向を含む不登校の児童生徒に対してどのような取り組みを行っていますか、お聞きいたします。
町の答え 教育次長 天野英樹
小中学校の不登校、不登校傾向を含む児童生徒に対しての取り組みでございますが、主なものでお答えさせていただきます。小学校におきましては、教室へ入れない児童に対しては別室登校、例えば校長室であるとか、本当の別室であったり、それから担任による保護者との面談、それから家庭訪問などでございます。また、中学校におきましては、重点的な家庭訪問として、担任と学年主任による家庭訪問の実施。二つ目、児童生徒一人一人についての理解と対応方法、学級集団の状態と今後の学級経営の方針を把握するための心理テストQ-Uの実施。三つ目としまして、保護者への共通理解を図るためのPTA役員との懇談や学級懇談会の実施。四つ目として、読書の家での学習。五つ目、スクールカウンセラーの活用による対応。六つ目、不登校傾向に改善が見られない生徒への対応強化として、管理職による保護者面談の実施などとなっているところでございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
さまざまな対応の取り組みを実施していることはわかりました。私も、不登校の件で教育長にご相談し、教育委員を紹介していただき、生徒のお母さんと指導員にご相談をしました。お母さんから、子どもの不登校のことを誰に、どこに相談をしてよいかわからない。子どもにどのように接するか専門の人のお話を聞きたいとのことでした。指導員のお話を聞き、お母さんの心にほんの少しでも光が差した感じがしました。行政には専門職の優秀なスタッフがおり、アドバイスをいただくこともできます。すぐに解決する問題ではないですが、行政に相談することで少しでも前に進むことができると、私は感じました。そのことをほとんどのお母さんたちはわからないと思います。相談窓口があっても、毎日の生活や子育てに追われ忙しく、そこへ行くまでのエネルギーがない、心理的ハードルが高いなど、さまざまなことが理由で、初めの一歩が踏み出せない人が少なくありません。そこで、これまで支援の手がなかなか届かなかった人に光を当てるために、不登校傾向を含む不登校の改善の見られない児童生徒に対しての対応と、そのお母さんに対しての対応に新たな訪問型の専門職を配置してはいかがでしょうか。
町の答え 教育次長 天野英樹
新たに訪問型の専門職の配置をして対応してはいかがかとのご質問でございますが、確かにそのような方法も対応の一つであるとは思いますけれども、財政的なこともありますことから、即配置することはできないと思いますので、まずはご提案として受けとめさせていただいて、先ほども申し上げた取り組みを関係機関としっかり連携しながら取り組んでまいりたいということで現在考えているところでございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
お話はわかりました。私の立候補のときの公約に家庭教育など子育てで悩むお母さんの心の負担を軽減していくためのまちづくりと掲げさせていただきました。子育て世帯の方から洞爺湖町で安心して子育てができると言われるような施策の取り組みを心より期待しています。私も微力ながら努力してまいります。次に、昨年10月よりJRの運賃が大幅に上昇して、通学費の負担が大きいとの声が通学生の家族より上がっております。町外に通学している高校生の通学費の支援についてお伺いいたします。町外に通学している高校生の通学先や人数、交通手段などを把握していますか。
町の答え 教育次長 天野英樹
町外に通学している高校生の実態、通学先や人数、交通手段などについて把握していますかとのことでございますが、現在、教育委員会で把握していますのは、洞爺高校の閉校対策として平成26年4月から始めました洞爺湖町洞爺地区等高校生通学費等助成に関する要綱により、洞爺地区花和及び月浦に居住し、胆振西学区等に通学する生徒に対して通学費の助成を実施していますので、この要綱にかかわる対象者については把握していますが、これ以外の方々につきましては把握をしていない状況でございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
虻田温泉地区から町外に通学の高校生は把握していないとわかりました。そこで、町外に通学している高校生に通学費の助成を行っていますが、その内容についてのご質問でございます。把握している高校生に対して通学費の助成を行っていますが、その内容についてお聞きいたします。
町の答え 教育次長 天野英樹
先ほど申し上げました洞爺高校の閉校対策として洞爺湖町洞爺地区等高校生通学費等助成に関する要綱の概要でございますけれども、洞爺地区花和及び月浦に居住し、胆振西学区留寿都村及び真狩村の高等学校等に通学する生徒の通学や下宿等に要する経費を負担し、保護者に対し経済的な負担の軽減を図り、生徒の就学の機会を確保することを目的に平成26年4月から始めたものでございます。通学費で各地区から通学する高校により月額5,000円から1万円までの範囲内で、定額で助成をしています。また、下宿につきましては、3地区ともに同額の月額1万円などとなっているところでございます。
議員の質問 2番 大久保富士子
ありがとうございます。そこで、JRの運賃が昨年10月より上昇し、JRで町外へ通学している通学生の家庭に大きな負担となっています。その通学費に対して補助などによる支援を行う考えがあるかをお聞きいたします。昨年10月、消費税10%上昇に伴い、JRは運賃を大幅に賃上げしました。通学生の家族、お母さんより負担が大きいとの声が上がっています。先日、洞爺駅にお聞きしたところ、昨年10月より洞爺駅から伊達紋別駅まで片道大人料金80円値上げ、1カ月の定期代が1,300円ぐらい値上げで、多くのひとり世帯より負担が大き過ぎるとのお話も聞きました。また、通学費を助成していただきたいとの声が上がっています。通学費の補助などによる支援を行う考えはありますか。
町の答え 教育次長 天野英樹
現在、町が実施しています高校へ通学する助成は、先ほど申し上げました洞爺湖町洞爺地区等高校生通学費等助成に関する要綱に係るもののみとなっているところでございます。この制度では、対象が洞爺地区花和及び月浦に居住する方々のみに限定されていますことから、教育行政執行方針でも申し上げましたが、本制度の継続は実施しますが、地域を限定せず、高校へ通学する支援はどうあるべきかを今後一、二年間の間に検討を進め、方向を出してまいりたいと考えていますので、ご理解を賜りたいと存じます。
議員の質問 2番 大久保富士子
前向きに検討を進めていただきたいと思います。子どもに投資することは未来に投資することだとの先人の言葉を紹介いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。