洞爺湖町議会 令和元年12月会議 2019年12月11日
介護や福祉に関する相談員の配置について
2019年12月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、石川邦子議員が「介護や福祉に関する相談員の配置について」質問し、健康福祉課長 高橋憲史、町長 真屋敏春が答えました。
- 聞いた人
- 石川邦子 議員
- 答えた人
- 健康福祉課長 高橋憲史、町長 真屋敏春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 10番 石川邦子
おはようございます。10番、石川邦子でございます。通告に従いまして、2件の一般質問を行います。どうぞよろしくお願い申し上げます。一つ目は、介護や福祉に関する相談員の配置についてでございます。高齢者や障害のある方、児童や生活困窮者など、介護や福祉の関係の相談支援について、福祉のニーズが多様化・増大している中、きめ細かなケースに対応するため、また福祉的サービスの向上の観点からも、専門職、相談員の配置が必要であると考えます。現在の福祉における相談支援の体制やどのような対応状況になっているのか、お伺いいたします。
町の答え 健康福祉課長 高橋憲史
ただいまのご質問の現在の相談支援体制についてでございますけれども、窓口業務を担当する者は、ただいま2名の配置としております。相談業務を主としながら所管の業務を行っているところでございます。健康福祉課では、高齢者、障害者、児童に関するもの、生活や医療、介護のほかにも教育や環境など多岐にわたります相談に対応しておりますことから、町といたしましては、来庁、または電話による相談全てに対しまして、また、高齢や障害などの理由により役場に来られない方に対しましても、地域包括支援センターとの連携のもと、担当職員がご自宅を訪問し、まずは相談内容をしっかりとお伺いをした上で誤解を生じることのないよう、相互理解の徹底と相談内容の解決に努めているところでございます。行政、福祉サービスの向上に資するためには、それぞれの担当窓口におけます職員の資質向上に努めますことはもとより、総合相談支援事業業務を担います地域包括支援センターをはじめ、庁内における横断的な連携を図りますとともに、必要に応じまして、町内外の福祉関係機関に加え、地域の民生委員や福祉委員の方々ともさらなる連携強化を図りながら、町民の方々の相談に対応できるよう努めてまいります。以上です。
議員の質問 10番 石川邦子
ありがとうございます。健康福祉課の窓口における相談支援体制でございます。社会福祉士や社会福祉主事などの資格を有するケースワーカーが担当している相談窓口とは違い、福祉事務所のない町村においては、生活保護の申請など、生活困窮者への相談窓口として福祉の担当職員がノウハウや日頃の経験の積み重ねにより対応をしております。昨日の5番議員に対する副町長の人事に関する答弁でもありましたように、全体的な職員の業務量は制度が多様化、複雑化により、また、国や道の行っていた業務が権限移譲により市町村に移行するなど、業務量は減ることはなく、増加している状況とのことでありました。一口に相談業務と申しましても、1時間で終わる相談もあれば、半日以上かかる相談業務もあります。ニーズが多様化している状況とは、例えば障害を持った生活困窮者や親の介護と育児を同時に行っている世帯、8050問題と言われております80代の要介護高齢者と50代のひきこもりの子どもの世帯など、複数の課題を抱えている方も多く、そのニーズは多様化、複雑化してきています。福祉の相談業務の効率化を考えると、資格を有する相談員の配置が必要なのではないでしょうか。現在、町が行っております相談業務の件数はどれぐらいあるのか、お伺いいたします。
町の答え 健康福祉課長 高橋憲史
ただいまの現在の相談支援に係ります件数はどの程度かといったご質問でございます。相談件数の実績についてでございますけれども、介護認定にかかわります相談につきましては、要介護認定調査とも関連いたしますことから、詳細な部分につきましては、地域包括支援センターと連携の上、対応しているところでございます。地域包括支援センターにおけます平成30年度の各種事業にかかわります相談件数の実績についてでございますが、総合相談支援事業におきましては、相談者実数は461名で、延べ682件でございます。内訳といたしまして、来所が88件、電話対応が234件、訪問が322件、その他として38件となってございます。また、権利擁護事業におきましては、実件数は4件で、包括的・継続的マネジメント支援事業におきましては、個別支援の相談件数として9件となってございます。健康福祉課の窓口、または電話等におきます相談につきましては、主立ったものといたしまして、福祉関係では生活困窮者に係る相談をはじめ、高齢者、障害者、発達障害児等の各種サービス助成に係ります相談となっており、介護関係におきましては、施設入所等に係る相談をはじめ、各種サービス助成に係る相談となっているところでございますが、それぞれの窓口相談、電話相談等に係る件数は、主要なものを除きまして個別に集計はしていないところでございますが、概数による積算に留まるものでありますが、年間で概ね500件程度となるものと推測しているところでございます。以上です。
議員の質問 10番 石川邦子
ありがとうございます。地域包括支援センターにおきましては、介護保険に係る総合事業や地域支援事業などを行っておりますので、件数的にも多くなっているのではないかと思いますが、いずれにいたしましても、かなりの相談件数があるのだなと思います。高齢化に関しまして触れさせていただきます。これも、昨日の9番議員の公営住宅に関する一般質問の中でも出ておりました公営住宅入居者の高齢化、また町長の答弁では、人口減少に関しまして、他町村からの若い世代の移住者が増えてきていることなどのお話もありました。洞爺湖町の高齢化率、総人口に対する65歳以上の割合は、11月末現在で41.47%と、41%を超えています。北海道が平成31年1月1日現在で公表をしております市町村別高齢化率順位では、全道179市町村中、洞爺湖町は35番目という高い順位となっています。これは洞爺湖町には介護関係の施設が充実していることや、介護療養型病床があることも要因になっているのかもしれません。洞爺湖町の人口の減少は比較的若い世代の人口が減少しておりますので、総人口の減少に伴い高齢化率は高くなっているようです。また、高齢化の進展により、単身世帯の割合も高まり、洞爺湖町の75歳以上のひとり暮らしの世帯は8月末現在で478人とのことですが、人口の減少と高齢化により、今後ひとり暮らしの高齢者を支える地域福祉の担い手は減っていくものと考えられ、住民の互助による支え合いの機能も低下していく可能性があります。介護サービスを利用していないひとり暮らしの閉じこもりがちな高齢者を定期的に専門の相談員が訪問することにより、支援が必要にもかかわらず声を出せていない方々を支援につなぐことなど、住民の支援ニーズを早期に発見し、地域生活の中で支えていく体制を行政が構築することを求められています。行政が相談を待っているのではなく、災害支援で使われるような言葉で、行政からのプッシュ型支援が高齢者福祉には必要ではないでしょうか。新聞によりますと、市町村の財政状況の悪化による職員の定数削減策については、長年、良識的な判断とされてきましたが、昨今は福祉ニーズが多様化、増大しており、公的部門である福祉系専門職の増員は避けられないとし、定数削減策は福祉的視点からは考え直すべきと言われています。人生100年時代となり、2025年には団塊の世代が全て75歳以上となります。少子高齢化、人口減により、労働力が低下し、これまで私たちが経験したことのない高齢者中心の時代が訪れ、福祉系専門職はますますニーズが高まり、不足することが考えられます。将来の洞爺湖町のますますの超高齢化の実情をもう一度見据え直し、福祉系サービスの低下を招かぬよう、相談員を含め、早め早めの福祉系専門職の人材確保の対策が必要ではないでしょうか。町長のお考えをお伺いいたします。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
地域における住民ニーズの声というのは、前日もお話しさせていただいておりますが、本当に多岐にわたっているところでございます。そんな中、私どもの町も、先ほど議員がおっしゃっていただいた、いわゆる町の財政状況というものがありますけれども、今現在、職員の人件費、なおかつ臨時、嘱託の人件費を合わせますと、年間13億四、五千万円の支出になっております。これに対しまして、国のほうから地方交付税というものでその人件費の補塡が行われておりますが、平成30年度決算におきましては、地方交付税で人件費としておそらく入ってきているのが、今私どもできる限りの調査をしたところが8億3,000万円、人件費で約5億円の差が出ているところでございます。そんな中、地域住民の行政サービスの低下にならないよう、さらには昨今、いわゆる福祉問題、こちらのほうに以前から比べますと職員の配置も相当増えているかなというふうに感じておりますが、ただ、増えているだけでなくて、これからもまだまだやらなければならないことは多々あろうかなというふうに思っております。ただ、町のやはりバランスを考えながら行政運営をしていかなければならないかな。これは福祉に限ったことではなくて、町全体の業務内容をしっかり見据えていかなければならないなというふうに考えております。また、今、議員のご指摘になりました生活困窮者の対応、特に私ども生活保護対象になる場合には、町村なものですから、窓口が胆振総合振興局、いわゆる北海道になります。今現在の課長ではないのですが、以前の課長のほうから、どうもケースワーカーの、各町を回っていただくのですが、その滞在時間が非常に短く、その分、町の業務量が増えているという話も聞きまして、すぐさま振興局長のほうと協議をさせていただきました。その折りに、極力西部のほう、特に私どもの町が人口的には西部のほうで多い町になることから、滞在時間を長くし、地域の皆様の声を吸い上げるような時間体制、こういうものも構築していきたいというご支援の言葉もいただきまして、その後、担当課長に聞いたところが、どういうふうに状況が変わってきているという中で、大分改善されてきました。その分、職員の業務量も若干減ってきている、というふうな話も聞いておりました。できることから実行してまいりたいというふうにも思っております。また、奇しくも、今日、室蘭民報に高齢者等々のひきこもり対策として、ようやく国のほうが実態把握、そして相談体制、それをしっかり確立していかなければならないだろうと。2021年を目途にして、そういうふうな各市町村の支援体制を国と同方向を向けるような体制づくりにし、さらにはそれに対する財政支援、これも国のほうとして考えていきたいというコメントがあったように記憶しておりますが、こういうふうなものを早くに国のほうも目を向けていただければ良かったわけですが、遅しにとは思いますけれども、ようやく国のほうもそういう方向に目を向けてきてくれているかなというふうに思います。私どもの地域といたしましても、それらも注視しながら、そして私どもの町に今どういうことが必要で、これはもう前々から検討を重ねてきているところでございまして、そのためには、地域の方々で困っている方がいたときに、特に民生児童委員、あるいは地域の福祉委員、そして自治会等とも連携しながら、たくさんの困っている人方を見つけ出そう、そして相談に乗っていこうということはやってきたわけでございますけれども、さらに国のそういう支援体制ができるときには、さらにきめ細やかな体制づくりを構築していきたいなというふうに考えております。以上です。
議員の質問 10番 石川邦子
以上で、一つ目の質問を終わります。