洞爺湖町議会 令和元年9月会議 2019年9月11日
本町生活館の建て替えについて
2019年9月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、千葉薫議員が「本町生活館の建て替えについて」質問し、企画防災課長 高橋秀明、町長 真屋敏春、経済部参与 武川正人、火山科学館長 杉上繁雄、経済部参与 鈴木清隆が答えました。
- 聞いた人
- 千葉薫 議員
- 答えた人
- 企画防災課長 高橋秀明、町長 真屋敏春、経済部参与 武川正人、火山科学館長 杉上繁雄、経済部参与 鈴木清隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 7番 千葉薫
2番目に入りたいと思います。本町生活館の建て替えについてということでございます。これは、今議会に一般会計の補正予算の中にも出てくる話でありますが、これについて、私の勉強不足もあったかと思いますが、この経緯、経過について粗々お話しいただければありがたいと思います。
町の答え 企画防災課長 高橋秀明(企画防災課長は2020年3月まで)
それでは、まず、国の動向と言いますか、経過について説明させていただきます。これまで国のアイヌ政策に関しましては、アイヌの方々の生活支援を主とした事業制度でありましたが、令和元年5月24日に、アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律、いわゆるアイヌ施策推進法が施行されました。先週の金曜日、9月6日には、基本方針が閣議決定されたところでございまして、従来の施策に加えまして、地域振興、産業振興、そして観光振興なども含む、アイヌの方々に寄り添った交付金制度が創設されたところでございます。当町における動きといたしましては、昨年10月に、同法律に関する説明会が国により開催され、町として出席いたしまして、同年11月に、道内の関係市町で構成する北海道アイヌ振興対策事業推進協議会において、関係省庁や国会議員などに対し、幅広く活用可能な交付金制度となるよう要望活動を展開してきたところでございます。このような状況の中、庁舎内でプロジェクトを立ち上げまして、町内の関係団体に対して、担当課が意見・要望等を収集し、検討してきたところでございますが、その時点においては、法律や要綱等が定まっていない状況でございましたので、関係団体の意向を踏まえた事業内容を国に対して提案してきたというところでございます。以上でございます。
議員の質問 7番 千葉薫
こういった行政の進め方というのはいろいろあるのだろうと思います。こういったことは、使われている方々のご意見を聞きながら足場固めをしていくというのですか、裏づけをもって議会に提案するのかなというのもあるのかもしれません。それでも私が疑問に思うのが、今回の行政報告でもあります。町長が、「アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための政策の推進に関する法律が今年5月に施行され、従来の福祉施設や文化振興に加え、地域振興、産業振興、観光振興等を含めた交付金制度が創設されたところでございます」と。本年5月に出てきているのですね、とりあえずは。うちらに説明があったのは7月のですか、私、経済に入っていますけれども、7月19日に経済常任委員会に、こういった資金がありますということで、佐々木部長と高橋企画防災課長と高橋健康福祉課長、3人出ていただいて、粗々こんな制度がありますという話を聞きました。私、それが大分進んでいるという話は全然知らなくて、全く知らなくて、あのとき、良い資金だからぜひ頑張ってとってくださいなんて話をして、エールを送ったつもりです、私。にもかかわらず、周りはみんな知っていたということなのです。驚きでした。私、その話が7月19日にありまして、7月29日、私、自治会の役員をやっているものですから、会長に聞けば、そういったことがたびたび町から来るのだけれども、口外してくれるなと。今年の初めあたりからその話が来ていたという話を聞かされました。いろいろなことがあるのだろうと思って、うちの会長も、今ところはまだ具体的に進んでいないから話さなかったのかもしれません。議会には内緒だから口外するなという話があったという担当者の話でございます。19日に、そういった資金がありますという話があって、29日に、役員に話しても良いですという話が出たものですから、私、役員だったものですから、7月29日、担当の職員がしてくれて、写真、絵を見て、大体粗々な話を聞きました。これを聞いたのは、私は自治会役員だから聞いたので、私が自治会役員でなければ聞いていなかった、7月29日に。本当にこれ、どうしたのだろうと思うのですけれども。8月1日、経済常任委員会がありまして、森林博物館、所管事務調査をやりましたけれども、経済常任委員会開いているのです。ここでも説明がない。どんどん進んでいって、私が正式に聞いたのは8月28日です。経済常任委員会、8月28日です。確認していただきたいのですが。その折に、見れば5億円です。総額で5億円かかるのです。今回は壊すだけですけれども、補正で出ますから、そのときに議論になるかもしれませんけれども、うちの町にしたら、補助金自体は10分の8ですから、大変大きな施設で、うちの町の持ち出しは少ないかもしれません。いろいろな交付金で返ってくるという話もありますから、余計に。それでも、窓口として、5億円もかかる事業が、8月28日に聞かされて、9月議会に入ります、壊します。基本的に、町長、私、賛成です。まず聞きたいです。何で口外しないように言われたのか、お聞きしたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
職員が自治会長にお話をして、口外はまだしないでくれというところの意味合いが、ちょっと私もよく理解できないところでございますけれども、ただ、この問題については、昨年末に私ども北海道ウタリ推進協議会等々の、私も実は役員をやっております。副会長の要職に就かせていただいておりまして、以前からウタリ資金は非常に使いづらいというお話を国のほうに申しておりました。その折に、国、国交省の担当者の方でございますけれども、来年、令和元年、国のほうで新しい法律をつくる予定にしていると。これはまだ法案が通るかどうかもよくわからない。だからあまり表には出さないでほしい。そして、私ども一町村になりまして、その上には北海道というのがありますけれども、北海道のほうでは、年間2億4、5千万円、北海道のほうに国のほうからウタリ資金ということで入ってくるようでございます。平成30年度のウタリ資金の活用率が、2億4、5千万円入ってきまして、大体17%ぐらいの執行というふうに聞いております。各市町村の動向等もお話をお聞きしますと、どうも使い勝手が悪いと。いろいろの書類を提出しなければならない。さらには、それを実施した後も日報ですとか、いろいろの報告ものがあって、これを借りてもなかなか難しいのだよなというお話を承っておりました。そんな中、そういうところを何とか簡素化してほしいという要望をしていたわけでございますが、たまたまその担当者の方のほうから、令和元年度において、平成31年度において、新しい法律ができる予定でありますと。ただ、これはあくまでも、まだ予定なので、正式に法案が通るかどうかもわかっていない。そんな中、今から、もしこの法案が通るようであれば、準備はしておいたほうが良いですよねというお話を承りました。町といたしましては、内々に、私どもまちづくり総合計画、あるいは公共施設の老朽化等々もありまして、それに合致できる事業メニューはないかと探していたところでございますが、ちょうど4区の、今現在、集会所として使っているところ、これも昔は確かウタリ資金が導入されていたかなというふうに思いまして、こういう施設を拠点施設として、そこに今、町が巡回バスを回しておりますけれども、その巡回バス、あるいは子どもたちが学童保育、いわゆる今、地域未来塾ということで、放課後、子どもたちに勉強を教えていただいているボランティア組織等々がございますけれども、ただそれだけで子どもたちの学力向上につながってくるのかな。言うなれば、都市部の、それこそ学習塾の先生とネットで結びながら、例えばテレビ電話みたいなものを使いながら授業を進めることができないだろうか、こういう拠点施設で、先ほど申しました巡回バスの拠点、あるいは子どもたちへの学習支援、こういうものが上手く取り込められないだろうかということで、国交省の担当者の方とお話をさせていただきました。その折に、アイヌの方の拠点施設、そして、従来から地域の集会施設として使っていたものについては、国のほうで何とかそれを支援する制度になり得るかもしれないということから、交付金事業として8割、そして残りの2割についての2分の1、いわゆる交付税措置等々を検討しているというお話もありまして、できれば、財源の厳しい町なものですから、将来は建て替えも考えなければならないということもございまして、今それぞれの利用していただいている関係者の皆様にお話を聞いてきたところが、担当者のほうで聞いてきたところが、どうも使いづらい部分が出てきているということもございまして、では、そこの場所については、津波浸水区域にも入っているのだけれども、どうなのだろうということもお話をさせていただいたところ、それらについては、住み慣れた地域で、使いやすいところに建てていただいたほうがありがたいというお話もあったということから、では、代替の素案をそこでまとめてみようという方向性を出しまして、実は、国交省のほうと5月以降も何回か打ち合わせを担当課のほうでしていただきました。国交省のほうとしては、それが町のためになるのであれば、何とか応援してまいりたいという言葉もいただいておりまして、今回、建て替えと合わせて、用地をうまく利用するために、これも以前から老朽化していた旧消防庁舎の建物を解体して、土地を一体的に利用できるような、それが地域のために貢献できるような施設、そして地域の子どもたちにも役立つような施設、そういうものをぜひつくりたいなというお話をしておりました。ただ、何回もあれですけれども、やはりそれぞれの、これは企画課だけで抱えている問題でありませんで、所属する、今までご利用されていた団体がありますので、そこら辺については、それぞれの所管のところでお話をしていただいてきていた。その話し合いの結果を確認したところが、皆さん大体一致した意見だったということで、今回、法律が施行されましたので、いち早く手を挙げなければ、先んじて、他の町からもどんどん挙がってくる要素がありましたので、何とかこの制度に乗っかりたいなということで、今、話を進め、さらには議会のほうにも7月と8月でしたか、ご報告をさせていただいているという状況でございます。
議員の質問 7番 千葉薫
7月と8月にご報告という話、先ほど申しましたとおり、7月には、こういう制度があるということを知らされたということです、あくまでも。私が聞いたのは、なぜ口外しないように止められたのかという話を聞きたかったのです。中身につきましては、私も本町生活館を使わせてもらっていますから、お願いして、あっち直し、こっち直してもらって、今、何とかみんなが集まるようになっているということで、こういった企画自体は反対するものではないです、別に。にもかかわらず、出てくるのが遅いと。7月29日に町のほうから来てくれた担当の職員の方は、引っ越しの用意をしてくださいと。脇から壊したいということで、うちの自治会、あの椅子はこっちにやろう、クラブも全部掃除を始めました。議会を通っていないのに。全部やっています。それは、周りがそんな流れの中で来ていますから。私もこんな話をすると思っていませんから、「千葉さん、交流会館を壊すの、いつなの。壊すんだってね」という話を聞いたから、「そんなこと聞いてません」と「知りません」と言いましたよ、私。そんなことないですよね、私が知らなかっただけなのです。私の自治会、目の前にある交流センターのことがわかっていないと。7月29日の役員会でわかった。役員会に入っていなかったら、8月28日です。誰も教えてくれないです。私、そこを聞きたい。なぜこういったコミュニケーションが悪いのか。私、実は去年の6月に一般質問させてもらっています。町長が当選されて、6月議会です。私の一般質問の中で、今回の選挙において掲げられた公約及び執行方針についてということで、洞爺駅前のにぎわいとJRのバリアフリー化とかが出ています。最後に、町長は言われているのです。「集大成の4年にしたいと言われているが、議会とのコミュニケーション、職員との関わり方など不足の部分があると思うが」と私は質問をさせていただいた。これは新聞にも出してもらったから、議員と職員とか。前も、いろいろな建物の関係で、やはり議会に遅かったのではないかと、そういうことについて私は言ったつもりです。町長は、こう答えています。「今まで以上に丁寧な説明を行い、町と議会が一体に、開かれた行政運営に努めています。また、職員に対しては、言葉も含めて、今後十分に注意、反省してまいります」と答えられている。後半の部分は関係ないですけれども、前半の部分です。議会とのコミュニケーションをとっておられるのかと私は思います。昨日、実は役員会がありました。10日というのは回覧を回す日ですから、最近、私ども連絡員がいなくなりまして、役員がみんな集まって入れるのです、みんなで。その折に言われました。「千葉さん、何で知らないの」と「千葉さん嫌われているんでないの、町長に」と言っておりました。ここで聞きたいと思います。議会とのコミュニケーションはどのように考えられているのか。私のことを好きか嫌いかちょっと教えてください。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
議会とのコミュニケーション、これは本当に町政を運営する中で大切な事項だというふうに思っております。今まで至らなかったところにつきましては素直に反省とお詫びを申し上げるところでございます。ただ、今進めていた事業等々については、職員のほうも一生懸命それぞれ回って、言葉足らず、あるいは、これはまだまだ公表しないでくださいというふうな中で、さらには、いつ壊しますからというのは、僕も今聞いてちょっとびっくりしたのですが、そういう話までにはまだ行っていないなというふうに思っておりますので、やはりコミュニケーションが非常に不足していたのだなという部分がございますので、その辺は改めてお詫び申し上げところですし、今後におきましても、町の考えていることをきちっと伝えていただけるような、そういう体制づくりをしっかり構築してまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 7番 千葉薫
議会とのコミュニケーションにお答えいただきましたけれども、私の2番目の答えはいただけなかったので、そのままにしておきます。聞くのもちょっと怖いところがありますから。本当に町長は一生懸命やっている。実直でまじめな方ですから評価をします。ただ、ここに至って、やはりちょっと足りない面が出てくるのではないかなと私は感じています。その辺のところを、もう少し議会を信頼していただいて、しゃべるなと言ったらしゃべりませんよ。これ内緒だからと言ったら内緒にします。私、目の前の生活館知らなかったのです。交流センターが壊れるの。形無しですよ、がっかりです。その気持ちだけ伝えておきます。もう少し丁寧に気を使っていただきたいと、一言言っておきたいと思います。時間がないので、私は60分の通告をしていますので、次に移ります。ジオパークについてということでございます。町長も大変力を入れられているジオパークと洞爺湖有珠山のジオパークでございます。今回、改めて再認定の審査を受けたということでございます。立派な報告書を見せていただきました。大変誇れるジオパークの事業だろうと思います。そんな成果をお話しいただくのと、また、課題がありましたらお教えいただきたいと思います。
町の答え 経済部参与 武川正人
このたび、当地域にとっては3回目となります再認定審査が2009年7月26日から28日の3日間、ユネスコから派遣されたブラジルとドイツの審査員2名によって行われました。審査、ユネスコ世界ジオパークとしての見どころ、これはジオサイトと言っておりますけれども、ジオパーク拠点施設を中心に訪問され、ユネスコの評価基準に基づき調査されたところです。指摘事項への対応期間が2年と限られておりましたけれども、最大の課題とされた地球科学専門員の雇用の解決、また、他の指摘事項についても、1市3町並びに関係機関と地域住民の皆さんと力を合わせ、その課題の解決に当たり万全の準備を進めてまいりました。この結果、審査終了後の審査員講評では、前回の審査結果の発表から今回の再審査までの期間が比較的短かったことを考えると、むしろ私たちの期待を上回っていたとされていたされたところでございます。今後の課題としましては、ユネスコから推奨されている国際連携というのが挙げられます。当地域は、世界ジオパークに認定された2009年から60カ国からの研修を受け入れてきました。現在、洞爺湖有珠山ジオパーク推進協議会の合意を得た中で、国際的なジオパークの連携として、2018年から中国のレイチョンユネスコ世界ジオパークとの交流を進めております。本年4月には、真屋協議会会長及びスタッフがレイチョンジオパークを訪問し、今後の火山をテーマにした子ども向けの教育事業及び交流を深めていくということを確認してきたところでございます。お互いにとってのメリットが期待されることから、早い時期に姉妹ジオパークとして提携できるよう進めていくことが、ジオパーク圏域全体の発展につながるものと考えているところでございます。今後の審査結果に至るスケジュールでございますけれども、審査員2名の報告書がユネスコジオパーク担当部局に提出され、本年9月のユネスコ世界ジオパーク・カウンシル会議において審議され、ユネスコとしての認定の可否を2020年2月ごろまでに通知するというふうにお聞きしております。なお、最新の情報として、非公式でございますけれども、9月2日、インドネシアでユネスコジオパークの評議会ですけれども、開催されて、洞爺湖有珠山ジオパークはグリーンカード、4年間の決定がされたとの情報を得ているところでございます。ただし、正式決定につきましては、2020年2月ごろに予定されているユネスコ理事会の承認を得てということになります。以上でございます。
議員の質問 7番 千葉薫
ジオパーク課の担当の方々皆さん、町長のリーダーシップのもとで……、ユネスコ世界ジオパーク、対外的には大変評価の高いすばらしいものだというふうに思われています。ただ残念なのが、なかなか町民にその辺のところが、もう少し伝わっていればなというのが残念であります。私も縄文のときの、高砂貝塚のときにも先生方が来られて、オープンで話し合ったとき、1回出たことがあるのですが、その中の先生が言っていました。この地域には土地力があると。言葉が間違っていたら教えてください。土地力があると。縄文時代の人が住んで、アイヌの人たちが住んで、ここは虻田郡ということで群が始まって、虻田郡からずっと広がって札幌まで行ったと。土地力があるのだなと、良いものがあるのだなということです。そういったものがうちの町に根付いている。そして今回それにスポットが当たったというふうに思いますけれども、これに書いていますけれども、町の景観もすばらしいものであるし、また、歴史がつくったものや文化も観光の目玉の一つになると思うが、やはり食が弱いと思うということです。これとイコールになるのは、何かを食べに行きたい。1次産物は大変良いものがあるのですけれども、それは食べられませんから、生で。そういったことで、そういったものを担当課長、参与いろいろ頑張っていますけれども、なかなかピザもいまいちかなと、正直言って思っています。そういったピザなんかは洞爺湖マラソンでどんどん食べさせてやれば良いかなと思うのです。記録を目指す人は食べていられないですけれども、最近いろいろなマラソン大会をやっていますよね、地元のものを食べさせる。メロンを食べさせるだの何を食べさせる。ああいったこともジオで利用したらどうかなと思います。その食ですけれども、町のほうもきちんと応援をすると。そういったジオの産物を使うところには、公認のジオパーク認定の店、洞爺湖町。洞爺湖町が弱いのであれば、3市町でやっているのですから、この地域の名前を入れても良いかもしれません。そこは1市3町で何かやりながら、共通のものでも良いでしょうし、そこまで広がりがないのであれば、洞爺湖町の食はこれだと言える、お勧めできるものを。ずっと苦労されているのはわかっていますが、町のほうも少し予算をつけて、いろいろあちこちから予算を引っ張ってきていますが、町のほうもしっかり、町長もしっかり力を入れているジオパーク事業でありますから、その辺のところを何とかできないか、ちょっとお聞きしたいと思います。
町の答え 経済部参与 武川正人
まず、認知向上、それから私ども、子どもたちの郷土愛、誇りを持てるような地域にする。そういうことが大きなジオ活動の目的だと思ってございます。片仮名のジオ、それからパーク、大地の公園、組み合わせた造語ですけれども、これを冠に国際的な高い評価を受けても、一般的には、地質という地球科学は難解でつまらない。また、特定の人たちの活動というイメージが強く、このことが活動の広がりを阻害してきたとも言われてございます。日本で初めて世界ジオパークの認定を受けた地域という大きな名誉を得たわけですが、住民にとっては、普段から見慣れた暮らしの中の風景であり、世界的な発見や、新しく何かがつくられたという目に見えた変化がないことから、その価値を実感できず、生まれ育った町を誇らしく思い、行動する動機付けにはなっていないのかなと思っております。自分も含めまして、全国のジオパークに携わるスタッフの多くが、歯がゆさと自らの力不足を感じているというところが正直なところでございます。今お話しされました。その前に来られる使節団の人たちは、一様に、何でこんな危険と隣り合わせの場所に住んでいるのだ。特に外国の人たちは、ほぼ9割方、そういうことを聞きます。その問いかけに対して、この地域最大の特徴は、数十年おきに噴火を繰り返す活火山のそばで人が暮らしてきたことですと。この有珠山というのは人々にさまざまな災いを与えますけれども、恵みももたらしてくれるということで、過去の災害から学びを生かす防災・減災を生活の一部として、忘れないで、恵みを受けながらここで暮らしているというふうに説明をしてございます。特に、やはり地域特性を生かした形で、みんなに理解してもらうという部分では、その食材というのは非常にうちにとっては大きな武器だと思っております。火山活動によってつくられた日当たりの良い地形、耕作にも適しております。国内でもまれに見る多種多様な農産物が収穫されている。さらに、JA系統で日本で初めてグローバルギャップの認証を受けて、クリーン農業としての先進地ということが非常に認知されていると。11品目ものグローバルギャップの認証を受けている食材ができていると。これは非常に大きな武器ですし、ジオパークにとっても、自然が長い年月をかけてつくり上げた土や、その土地ならでは気候、地形などが複雑に関係した結果、生まれた産物というのは、ここだけの価値ですし、ジオパークの大きな構成要素だと思っております。ジオパーク自体、見る、食べる、学ぶ、大地の公園と。特に、食べるというのは非常に重要で、楽しく見て歩いて、その土地のおいしいものを食べて、気がついたら学んでいたというのが理想だと思っております。学びが先に来ると、せっかくいろいろな風景であったり、おいしいものを食べても、何かしら楽しめないということになるので、そういうことに心がけてやっているつもりです。現在、シンボルメニュー、ピザとホットサンド、これは、にぎわい祭り、商工の青年部の人たちも連携しながら、ここ2年ぐらいやっています。壮瞥満喫で、丸ごと豊浦収穫祭、それから保育所での食育、これは全ての保育所4カ所で、今、食育も兼ねたジオパークのピザを使って活動しています。子どもたちが食材を育てて、それを1年に1回食材に乗せるというような活動もしてございます。そういうような活動をしている中で、また、今年度、認知を高めるということで、経済常任委員会で説明させていただきましたプラスチックのペットボトルのキャップがやっと今月の後半、20日過ぎに完成してできてきます。今、教育委員会とも協議しておりますけれども、3年生以上の児童400人に、水のペットボトルと併せて配布、それから改修するボックスも配布しようとしております。今、ジオパークの活動を通して、SDGs(エスディージーズ)、国際的な17のアジェンダーがいろいろなところで叫ばれて、北海道もやっておりますけれども、その中でも、つくる責任、使う責任という項目が掲げられております。やはり環境サミットをやった町として、ジオパークの推進と合わせて、認知を高めるということと合わせて環境教育、環境活動ということも取り組んでいくのが私たちの仕事だと思っております。全地域を網羅した、生物を載せた手拭いも間もなくデザインが完成して、住民の活動している皆さんにも配布できる予定となっておりますし、冊子を2冊つくるということになっておりますけれども、その冊子づくりを通して、何かしら住民の人たちに認知してもらう。それから、冊子をただつくるだけで、1回こっきりにしないで、何か残せるものはないかということで、実は4Kの動画、ドローンの撮影、これは虻田の本町地区も含めて、第1回目の撮影を終わってございます。6ポイントの撮影をしております。これは、こういう趣旨でやりたい。ユネスコ世界ジオパークの町の事業だということで、東日本大震災の空撮をして、国内屈指のドローン開発、操縦者の方の協力も得て6ポイントの撮影をすることになってございますし、もう一つは、水中撮影ということで、今まで誰もジオパークの中で、洞爺湖の中を詳しく見た人はいないのですけれども、そこにも光を当てて、NHKの自然百景、それから、ダーウインが来た等の国内屈指の水中写真ダイバーもこの事業にかかわってくれることになってございます。4Kの動画で残して、部分的には、冊子にする写真をその中から撮りますけれども、その後の活動では、そういうようなデータも使いながら、住民の皆さんに広く、ジオパークのすばらしさ、ここに住んでいる誇りを持ってもらえるような活動をしていくということで、さらに各課連携しながら進めていきたいというふうに思ってございます。
議員の質問 7番 千葉薫
いろいろたくさん持っている中身から選びながらお答えいただいたと思いますけれども、大変いろいろ一生懸命頑張っているのは評価させていただきたいと思います。この地域の産物を飲食店、ホテル等で使ってもらえるよう考えていくべきだと思うが。こういう話はいろいろな方々からお話があります。どうしても壁があります。その辺の問題点をちょっと教えていただいて、そこをどうして乗り越えられないか、どうしたら良いのか、その辺の提案はないですか。
町の答え 経済部参与 武川正人
一つは、グローバルギャップの食材が常時供給できる体制になかなかならないのかな。系統的に流れていく。それから、東京あたりの二般化であったり、商品流通されていないものが、もっと手軽に手に入るような流れになると、うちの強みが出るのかなというのが一つ。それからもう一つは、やはり道具の開発ということがあるかと思います。設備投資を大きくできなくてもということで、協議会で電気式のホットサンドのメーカー、それからピザの簡易の、ガスで室内でもできるような窯を開発しました。実は、これが稼働力が非常に、今、福祉関係の施設、保育所ももちろんそうなのですけれども、そういうところからの引き合いが来ております。9月8日には、安平の復興祭で、商工青年部がその窯を持って、100枚ほどが即完売したということで、行ってございますし、道の駅あぶたでは、ジオパークのホタテ貝を電気のホットサンドの機械を使って、毎週金、土、日の限定ですけれども、1食500円で販売しているということで、さらに数も増やしていきたいというような話もございます。道具と、うちの付加価値の高い食材がもっと手軽に皆さんのところへ提供できるような形になれば、もっと使っていただけるのかなというような感じ。私、農業を含めた専門的な部署ではございませんので、現場ではそういうような感じがしてございます。
議員の質問 7番 千葉薫
いろいろ手を変え、品を変え、アイデアを尽くしながら、何とか地元のものを周りに売っていく。地元の方々の共感を得て、もっともっとジオパークが負けない地域になるということを思いたいなと思います。そういうことで、3番目なのですが、町民の方はまだまだ、外的にはジオ、こういった議会ではジオは誰でもわかっていますし、真ん中に置いて頑張ろうということも理解できるのですけれども、なかなか町民の方々に、もう一度わかってもらえる、再認識してもらうと。温泉のところは、温泉の無料券を配ったりとか、そういった自分の町を生かしたことを還元して町民の方に理解してもらうというようなこともあると思います。そんな中で、私たちの町には中島がありまして、今回、森林博物館が今度新しくなるようになっています。そんなことを踏まえると、汽船の遊覧船、あれに一部補助して町民の方に見てもらうと。ジオの真ん中にありますと。太古の昔が中島にそのままありますと。大分鹿に食べられましたけれども、そういったこともありますし、火山科学館、なかなか見ていない方もいっぱいいらっしゃる。そういった機会をつくって見てもらって、足元、私の町を知ってもらうといったことも、あえて、今さらかもしませんけれども、提案させていただきたいと思います。この提案に対しては、いかがなお答えがいただけるでしょうか。
町の答え 火山科学館長 杉上繁雄
洞爺湖ビジターセンター火山科学館では、洞爺湖の成り立ちや洞爺湖周辺に生息する動植物等の紹介と、噴火を繰り返す有珠山の脅威や災害の爪跡、防災や予知等の人間生活とのかかわりなど、有珠山の噴火の歴史を臨場感あふれる展示物等で体感していただいております。昨年10月には、環境省のご理解を得て、洞爺湖ビジターセンターの入り口外壁に、洞爺湖有珠山ジオパークのロゴマークと、本年5月には、洞爺湖有珠山ジオパーク全体を紹介する鳥瞰図の設置やDVDの映像を流しているところでございます。これからも洞爺湖有珠山ジオパークにおける有珠山周辺の見どころなどを紹介していくとともに、洞爺湖有珠山ジオパークの拠点施設として、多くの町民の方々に見ていただきたいというところでございます。ジオパークを知ってもらうために、火山科学館の入場料を町民に対して補助するなどしてはどうかというご質問でございますが、火山科学館においては、現在、洞爺湖町立の小中学校が学校行事で利用していただく場合や、町立学校の児童生徒が個人で利用していただく場合、さらに、町内のホテル等の新人研修等で利用していただく場合は、入館料を無料としているところでございます。また、洞爺の日の行事参加として、1日限りではございますが、町民の方々の入館料を無料としておりますので、このような機会にご利用していただければと思っております。洞爺湖ビジターセンター火山科学館は、ジオパークを学んでいただける施設となっておりますので、多くの町民の皆様にお越しいただけますよう、これからもPRに努めてまいりたいと思います。以上です。
町の答え 経済部参与 鈴木清隆(経済部参与は2020年3月まで)
中島上陸する遊覧船などの補助をしてはどうかというご質問でございます。洞爺湖中島は、11万年前の火山活動が始まった最初の場所でございます。それから年月が経ち、森ができ、野鳥が生息する場所となっております。洞爺湖有珠山ジオパークの財産としても貴重な場所であり、多くの町民の方々に見ていただきたいと考えているところでもございます。中島の散策など町内の事業においては、各団体などで行っているところでありまして、一つには、今週末になります9月15日に、北海道ツーデーマーチで、洞爺湖中島ジオコースを設けておりますので、町民の方々にも参加をしていただければと思っております。また、洞爺湖を歩こう会でも中島散策の事業を行っているところでもあり、その他町内の団体の皆さんも中島の散策の事業を計画しているところでございます。そのときの遊覧船乗船料につきましては割引をしていただいているところでもありますので、その機会に参加していただければと思っております。今後、町民の皆様への周知をさらに行い、ジオパークとしての中島の資源を見ていただけるよう努めてまいります。また、令和3年度には、洞爺中島に新しい森林博物館もできますが、11万年前の火山活動によりできた島でありますので、洞爺湖有珠山ジオパークの魅力をお伝えできる資料を展示してまいります。そのときには、多くの町民の皆様が訪れやすいプランなどを作成してまいりますので、そのときはよろしくお願いいたします。以上です。