みんなの議会

洞爺湖町議会 令和元年6月会議 2019年6月17日

幼児教育・保育に対する行政の責任と役割について

2019年6月17日、洞爺湖町議会の一般質問で、今野幸子議員が「幼児教育・保育に対する行政の責任と役割について」質問し、教育次長 天野英樹が答えました。

聞いた人
今野幸子 議員
答えた人
教育次長 天野英樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 今野幸子

幼児教育・保育に対する行政の責任と役割について。幼児教育・保育について、町はどのように考えているのか。教育は、子どもが人間らしく生きていくために重要な権利であって、家庭の経済力にかかわらず全ての子どもたちの豊かに保障されなければなりません。ところが、日本は教育への公的支援、国内総生産に占める割合、経済協力開発機構加盟国の中でも、もっとも低い位置にいて、保護者の負担が大変大きなものになっています。このほど、国は保育料の無償化を打ち出してきました。財源が消費税増税というのはうなずけません。本当に保護者の負担がなくなるのなら、その点にだけにおいては嬉しいことだと思います。しかし、公立保育所については、無償化による費用は全額、市区町村に負担をさせようとしています。このやり方は自治体の財政を圧迫し、さらに公立保育園の廃止を誘導するものであって、自治体の公的責任が後退されることになる。こういった状況にあり、保育のあり方がとても心配なところです。こういった状況のもと、洞爺湖町も保育所の統合について、計画の中、公立保育所がなくなることも視野に入れて今後の保育などを考えている今、保育とは何なのか、それを担う行政の責任とは何なのかをお聞かせください。また、その幼児教育・保育の公的責任を今後どのように果たしていくのかをお聞きします。

町の答え 教育次長 天野英樹

幼児教育・保育について町はどのように考えているのかというご質問でございますが、児童福祉法の第2条第3項に「国及び地方公共団体は児童の保護者とともに、児童の心身ともに健やかに育成するよう責任を負う」とあるとおり、幼児教育・保育につきましては、町の責任と役割に基づき進めております。なお、幼児教育・保育にはこれまでそれぞれの地域の実情に応じて、行政、法人、民間などが運営主体となって進めてきたところでございますが、洞爺湖町では議員もご承知のとおり、現在町立で運営する保育所が4カ所と、学校法人が運営する幼稚園が1カ所となっているところでございます。さて、近年の急速な少子化の進行や幼児期の教育の重要性等に鑑み、子ども・子育てをめぐるさまざまな現状や課題を解決するために、子ども・子育て支援制度として、国において子ども・子育て支援法が制定され、平成27年4月からスタートしているところでございます。また、平成29年3月には保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育保育要領、また同年4月には特別支援学校幼稚園部教育要領が改定され、3歳以上の子どもについての幼児教育の共通化が図られるなど、幼児教育の内容も大きく変わり、質の向上が求められているところでございます。このような状況の中で、町としましてはより良い幼児教育・保育を進めるべく、これまで取り組んでまいってきたところでございます。保育所におきましては、洞爺地区においては保育所の建て替えを行い、新たにゼロ歳児保育をスタートするなど、新しい環境の中で4月から保育を実施しているところでございます。また、幼稚園につきましては、子ども・子育て支援法による給付制度による給付を実施しているところでございます。さらには、子育て支援として平成30年度から保育所、幼稚園などの利用者負担額の現行の2分の1とする軽減対策を実施しているところでございます。津波浸水区域内にある本町保育所と、老朽化の進む入江保育所の統合に向けて現在、教育委員会内で協議を進めているところでございますが、今月末までには保育所の統合に関しての資料ができる見込みであり、でき上がり次第、議会の所管委員会を初め、保護者や住民の皆様と虻田地区におけるより良い幼児教育・保育について議論をしてまいりたいと、現在考えているところでございます。

議員の質問 8番 今野幸子

洞爺湖町の保育所では、さまざまな研修も行い、実践し、保育の質を確保する上で重要な役割を果たして幼児教育・保育を行ってきたことはわかっています。健康にも、脳の働きにも、また身体や筋力の発達、それに伴う精神の安定など、年齢やその子に合った発達に合わせて行ってまいりました。そういった多くのノウハウを持っています。どのような形で入江保育所と本町保育所が統合されても、保育の質を落とすことなく、これらのノウハウを生かし、なおかつ向上させていくべきと考えますが、町としての考えはいかがですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

先ほど申したとおり、議員がおっしゃられたとおり、当然子どもの健全な育成、それから発達のために保育士たちは研修、それから保育料の改定に当たっては大学の先生をお招きして、そこの要点を勉強、それからなおかつ、それをまとめて幼児教育のあり方も含めて、こういう考え方で保育をしていますということで冊子にまとめて、今年度保護者の個別面談のときに配付しながら「こういう考え方です」ということで理解をいただくなど、その役割と責任に基づいて、しっかりと進めているということでございますので、今後においても当然、冒頭申し上げたとおり、法律でも明確な責任と謳われてございますので、このような考え方で進めるということでございます。

議員の質問 8番 今野幸子

今後とも、それと変わりないように進めてくれるということですね。現在、保育料の、先ほど言っていましたが2分の1が軽減されています。そして、給食もおやつも大切な保健の一環として捉え、保育がなされてまいりました。そういうことから、保育料の一部と捉えられていました。当然、この2分の1の軽減の中には、この給食費なども含まれているわけですよね。しかし、もし無償化になれば、今まで保育の一環とされていたこの給食費、保育料から外されてしまいます。洞爺湖町では、町で行っているこの2分の1の軽減からも外れて、給食費は実費で支払わなければならなくなるのでしょうか。これまで給食も食育として、大切な保育と捉えられていました。これが切り離されるということは、大きな保育の質の低下となります。この給食費とともに、今のゼロ歳から3歳未満の子どもたちの対応、一時預かりや早朝保育、延長保育、こういった対応に変わりはないでしょうか。特に、この虻田地区の保育所のことで聞きます。もし変更されることが、または変更可能性があるものがありましたらお聞きします。

町の答え 教育次長 天野英樹

まず昼食代のことでございます。これにつきましては、3月にもお答えしたとおり、法律が5月10日、無償化も含めて法律は施行してございます。それで、実際にその説明会があったのが今月の6日ということで、資料が相当膨大ということで、内容をしっかり精査した上で、昼食代については今後どうするか対応を検討するということで現在考えているところでございます。なお、その他、虻田地区に関しての保育ということでございますが、それにつきまして冒頭申し上げたとおり、今、資料を、この虻田地区のより良い教育・保育をどうするかということで、資料を作成の上、所管委員会や議会の委員会や住民等と、その資料を提示の上、説明していきたいと考えてございますので、個別のこれらについてはこの場では答弁は控えたいと思います。

議員の質問 8番 今野幸子

この給食費も今、言ったように、まだ検討中ということは、今みたいに補助になるかもしれないということも考えて良いのですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

対応を検討したいという答弁でございます。

議員の質問 8番 今野幸子

現在の入江保育所と本町保育所の統合について、関係者等のアンケートや説明をしたところ、概ね賛成を得たとあります。これは、二つの保育所が一つになり、新しい公立の保育所が建てられるという考えの説明であったと思いますが、間違いありませんか。確認だけで結構です。

町の答え 教育次長 天野英樹

そのとおりでございます。

議員の質問 8番 今野幸子

さまざまな統合の形を今、考えておられるとこの間説明がありました。3種類ですか。いろいろなことがあると聞いています。虻田地区の入江保育所、本町保育所、そして町の保育所がなくなるかもしれないという幼稚園との統合も含めて、現在の幼稚園児、町の保育所に入所している保護者や関係者、代表だけの説明ではなくて、幅広い住民へ情報の開示、そして住民の声を聞くべきかと思います。また、これら保育所に入ることを考えている、これから入れるということを考えている方々にとっては、わからないということはとても不安なことだと思います。また、来年度の入江と本町保育所の運営に、今と変わることがありましたらお聞かせください。

町の答え 教育次長 天野英樹

冒頭申し上げたとおり、資料ができ上りましたら当然、議会の皆様初め、それから保護者、それから住民の皆様ということで話をしたいと、その中で議論していくということで考えてございますので、どこか一部だけの今、入っている保育所の保護者だけということは考えてございませんので、そこはご理解いただきたいと思います。それからもう1点よろしいですか。後半の質問で、統合に関してそれ以外に何かあったらということでございますが、今、保育所、入江、それから本町も含めて、保育士の確保が非常に難しい状況というのがずっと続いてございます。そういう中で募集してもなかなか集まらないということの事情を踏まえて、本年度保護者の総会において、基本は入江と保育所を統合しますというという方向には変わりはございませんと。ただし、それは新しい施設ができれば、そこに移ってもらいたいという、先ほど言ったような答弁なのですが、ただし新しいものができる前に、保育士がなかなか集まらないときにおいては、本年度の、来年度が始まる前に保護者の皆様に説明して、ひょっとしたら1カ所ですることもあり得るということはご理解いただきたいということでご説明をして、入江保育所、それぞれ説明しました。特にご質問はありませんが、一応そういう状況をあらかじめ4月に説明をしたという状況になっているところでございます。

議員の質問 8番 今野幸子

それはちらっと聞いた話ですが、本町保育所の児童を来年度は入江保育所に一緒に統合して、入江保育所一つにするという案があるということはいかがですか、その点は。

町の答え 教育次長 天野英樹

すみません。ちょっと質問の意味がよくわからなかったのですが、説明したときに今、入江保育所の定員が90名です。あの広さとして。それで今、入江と本町の入所児童は70名ちょっとなのですよ。それで、本町では入り切りませんということで、保護者から説明があったときには定員が90ということであればそこしかないので、仮に1カ所で子どもたちを保育するとすれば入江でしかできない状況ということで、それはご理解いただきたいということで、それも合わせて説明させていただきました。

議員の質問 8番 今野幸子

入江保育所への統合は、これは一時的なものですよね。入江保育所は老朽化して、その場には建て替えはできない。貝塚の関係で。そういった説明が前にあったと思うのですが、これは一時的な統合になるわけですよね。ということは、その後の、その一時的であるということは、次の段階を考えているということですよね、当然。

町の答え 教育次長 天野英樹

冒頭から申し上げていますが、この虻田地区の保育・教育をどうするかということで、3案ほどつくって住民の皆さんと協議をすると言って、またその中間です。そこができるまでの間、なかなか保育士が集まらないと、要するに例えば6人に一人などの保育基準がございますので、それを割って、割る可能性もあるので、その3案のどれかに決定して、新しいところで保育が始まる前の移行措置という、現状がそういうふうに厳しいということを踏まえて、それまでの間の移行措置ということになる可能性もあるというお話をさせていただいたところです。

議員の質問 8番 今野幸子

その3案を今、ちょっと軽く説明してください。

町の答え 教育次長 天野英樹

3案の中に、3案も含めて、要するにまだでき上がっていないと言っているのは、要するに教育委員会で意思決定がされていないということでございますので、意思決定されていないものをここでご答弁するわけにはいきませんので、それとなおかつ、その中に町内の私立幼稚園からいただいた資料も合わせて今つくっているわけです。それで、それをある程度、内容を固めて、最終的にこういうことで良いですかということで相手方も説明を、ちゃんと確認をした後でないとお話しできるものではございませんので、申しわけございませんが答弁は控えさせていただきます。

議員の質問 8番 今野幸子

保育所がどうなるのか、決まってから説明ではなくて、例えばこういった方向にしますよというものが決まってから住民に知らすということは、事後報告であって、今現在決まっていなくても、いくつかの方向性が考えられているということは、現段階でのそういった構想を、こういった構想がありますよ、ただまだ決まってはいません、どこの構想になるかわかりませんけれども、こういった構想は考えていますということはお話しすべきではないでしょうか。今、虻田地区の幼稚園がどのようにしたいのか、それによって町の保育のあり方を考えるのではなくて、町の責任において保育をどう見ていくのか、どうあるべきか、その上で幼稚園との連携をどう立てていくのか、ということを考えるべきではないでしょうか。また、幼稚園が幼保連携型こども園に移行するにしても、手続上、定数を決めなければなりません。ゼロ歳児を含むのか、また3歳児未満の幼児を受け入れるのかどうか決めなければなりません。3月議会において、条件が整ったのならば、そのときは町の公立保育所がなくなるとも答えの中にありました。ゼロ歳児からの受け入れ、そして入江保育所や本町保育所の人数、その分も含めての申請。そして、そういった定数を求めて、条件が整えば新しく保育所はつくらずに、保育児童をこれから認定しようとしている幼保連携型こども園に委ねますという町の考えがあったからではないですか。認定を受けるにも、その点がはっきりしなければ、認定するほうも難しくなっていくと思います。町が幼稚園の意向や方針で、障がい者保育、ゼロ歳児、そして一時預かり、または3歳未満の子は受け入れられないということであれば、町はその子たちの保育を考えるという意味で、幼稚園の意向が決まるまでは何もできないということだとすれば、既にこれは町の意向は既に決まっているとも言える。現時点での考えを知らすことは可能ではありませんか。また、そのとき無料化になるかどうかはわかりませんが、なるとすればもうすぐの予定です。そのとき無料になるもの、ならないものなど、現在と変わってしまうことがありましたら、合わせて説明する必要があるのではないでしょうか。住民説明会を開いて、広く周知させるべきだと思いますがいかがですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

まず3案ほどをちゃんと資料としてつくってお示しするというお話をさせていただきましたが、あくまでも行政、教育委員会としましては、要するに虻田地区の教育・保育をどうするのだということで、一定程度の案はお示ししないと、それは行政として責任をちゃんと果たしているのかと。一定程度の、言ったとおり案をお示しするのであって、1本に決めて出すわけではございませんので、そういう中で皆さんとご議論したいとお話しをしてございますので、何か1本に決めたということではございませんので、あくまでも3案ほど出してお示しして議論したいと言っていますので、そこはご理解のほどいただきたいと思います。それから、あとその他諸々、先ほど言ったとおり、まだその資料ができ上がっていない段階で現状あります。それから、教育委員会で意思決定していないと、先ほど何回も言ってございますが、そういう中で個別の何が変わる、変わらないということも当然、先ほど言ったとおり、私立、保育所との最終的な打ち合わせ、確認してございませんので、ここでお話しすることはできませんので、ご了承いただきたいと思います。

議員の質問 8番 今野幸子

その資料はいつごろできて、住民への開示というか、説明はいつごろになる予定ですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

議員が先月、教育長室に来てお話しをしたとおり、議会までは間に合わないと、申しわけないけれども。6月いっぱいまでならできると、つくるというお話しをしましたので、当然その日程で今月末までに誠意頑張ってつくりたいと考えてございますので、でき上がり次第、説明に入っていきたいと考えているところでございます。

議員の質問 8番 今野幸子

今月中に資料もできて、説明も今月中にということですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

今月末までに資料をつくって、その後、完成後それぞれ協議をして入っていきたいと考えているところでございます。

議員の質問 8番 今野幸子

何回も同じことを聞きますが、説明はいつごろまでにする予定ですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

周知も必要ですので、7月上旬か中旬までかからないくらいではやりたいと思いますが、でき次第、急いでやっていきたいという思いでは考えてございます。

議員の質問 8番 今野幸子

これは先ほど言った三つのいろいろな形を全てお話しするということですか。わかりました。次に行きます。こういった本当に保育所と一体化になってしまうと、町の責任というのが薄らいでしまうのではないか。私は非常に心配しているところです。公立と私立とでは、目的や運営方針も違ってきます。利益を生み出すこと、これは私立の施設であれば当然のことです。教育や保育事業を理念に持って行っていることです。それは学校法人、社会福祉法人、NPO、宗教法人、いろいろな会社などの運営する主体があります。それによってもさまざまです。同じ法人であっても、途中で変更になることもあります。また、国の規定も運営の形や規模などによって異なってきます。公立への規定とも違っています。公立保育所などでは、法人園では対応の難しい地域の福祉ニーズに応える事業の運営、入所世帯だけではなく、広く住民の意見が反映されます。住民のニーズに応える保育がされていますが、法人はそれぞれの理念をもとに行われます。そのため、受け入れ拒否をしてはいけないことにはなっていても、正当な理由があれば選考は認められるとなっています。その正当な理由の中に「定員に空きがない」、また「定員を上回る利用者の申し込みがあったとき」、その他、「特別の理由で特別な支援が必要な子でも、施設の受け入れ体制が、施設の能力が整っていない」など、利用者負担の滞納との関係、保護者とのトラブルの関係、そして、選考法には抽選や先着順などが挙げられていますが、設置者の理念に基づく方法というのもそこに入っています。いわゆるその設置者の理念に合わなければ、これも入園拒否の正当な理由になるということです。また、利用者負担においても、市町村が決める応能負担、私立も公立と同じような料金になったとしても、私立は特別支援教育や、または特色ある教育を行うことで上乗せで実費で徴収することが可能です。私立保育園、幼稚園など、私立には私立にしかない、私立の良さがあることは確かです。しかし、民営化がどんどん加速されて、公立保育所がなくなってしまうということは不安が私には残ります。こういった市町村が直接運営する保育所と、その民間に委託して保育をするのでは、町の保育における責任が保育の実施義務から委託業務、支援、そして努力義務へと薄れてしまうのではないでしょうか。子どもに直接手を差し伸べる、それができる、これはやはり直接運営することで可能になるのではないでしょうか。自治体が保育現場の問題を取り上げ、地域の子どもや家庭のニーズを捉えた施設を行うことが、貧困問題や児童虐待などの問題が起こっている今、民間保育園の支援を続ける、続けながらも直接運営できる公立保育所を残し、そして子育て支援の中核としてなるべきことではないかと考えます。今後の公立保育所の存続についての考えをお聞かせください。

町の答え 教育次長 天野英樹

公立保育と民間が行う保育が違うと、公立保育所を残すべきではないかというご質問でございますが、初めに公立保育所と民間保育所は児童福祉法により設置・運営されてございまして、保育をするということにおいては同一の法律を根拠としていますことから、公立保育での目的の違いはまずないと、法律がまずこういう目的でやりなさいと言っているものに対して違うことというのは当然できないわけですから、まずそこでの違いはないというふうに考えてございます。しかしながら、言われるとおりそれぞれの運営において特徴を出すという意味では、さまざまな保育が実践されているというのは、それはもう事実でございます。そう考えます。また、一つ目のご質問でもお答えしましたが、国においては平成29年3月に保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育保育要領、また同年4月に特別支援学校幼稚園教育要領が改定され、3歳以上の子どもについての幼児教育が共通化が図られました。この幼児教育の共通化というものは公立、民間は問わないものでございまして、具体的に幼児教育において育みたい資質能力だとか、それから幼児期、これはゼロ歳から小学校就学と就学前までの全ての子どもの終わりまで育ってほしい姿などとなってございまして、さらには幼児教育においては幼児期の特性から、幼児の自発的な活動である遊びや生活の中で、感性を働かせて良さや美しさを感じとったり、不思議さに気づいたりできるようになったことなども使い、試したり工夫したりすることなどを通じて育むことが重要とされており、この保育指針は官民を問わず、幼児教育の基本となり実践をしていかなければなりません。このように、官民を問わず、基本ベースが共通化されておりますことから、この部分においては目指すべき幼児教育は同じであるということはまずご理解をいただきたいと思います。なお、運営主体によっては特徴を出す、冒頭申し上げたとおり、さまざまな取組を行っている部分はもちろんあるということも認識しているところでございます。このような状況の中で、先ほどもお答えしたとおり、今月末までには保育所の統合に関しての資料ができ上がる見込みであり、でき上がり次第、議会の所管委員会の皆さん初め、保護者や住民の皆さんと虻田地区におけるより良い幼児教育・保育について議論、協議してまいりたいと考えてございますので、ご理解のほどお願いしたいと思います。

議員の質問 8番 今野幸子

先ほども言ったように目的は違いない、そういった違いはありません。そして、幼児教育のベースは同じだということをおっしゃられましたが、先ほど私が言いました選考ですね。これがやっぱり大きな意味を持っている。もし、ここで「あなたはちょっと受け入れられませんよ」ということになったら、この正当な理由のもとで受け入れられませんよと言われたとき、その子どもを助けるのは誰ですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

申しわけございません。何かあたかも虻田地区の教育・保育はもう何かの一定に決まっていて、それに基づいて何か答えてくれというようなことで、ちょっと仮定の話で申しわけございません、答えられませんのでご了承いただきたいと思います。

議員の質問 8番 今野幸子

仮定としなくても結構です。今、私は私立と公立の違いを言っているのです。今の幼稚園と統合してなくなりますよと言っているわけではありません。私立と公立の違いで聞いています。その中で、私立だと先ほど言ったようなことが認められていると。そういったときに、万が一、その公立がなくなって私立だけになった場合に、そういったことが起きたら、町としてはどうするのかということを聞いています。

町の答え 教育次長 天野英樹

私はなくなるとも一言も言ってございませんので、あくまでも仮定の話ということでお答えできません。

議員の質問 8番 今野幸子

違いを言っているだけです。私立と公立の違いを言っているだけです。仮定で話してくれとは言っていません。私立のところに、公立がなくなったときに、私立だけだったらこういう違いがありますよ、公立はこういうことですよと今言っています。これが片方になったときにはどうなるかということを聞いているのです。具体的に今の幼稚園に統合するから、今の保育所がなくなって、そういうときはどうしますかというふうには私は聞いていません。だから、仮定ではなくて、そういう事態を想像してください。そういう事柄、事態を想定した考えというのは当然あるべきだと思うのです。今後の保育所のあり方をめぐっていくには、そういったことも考えなければならないと思うのです。わかっていただけますか。

町の答え 教育次長 天野英樹

何回もお答えするのですが、要するに私どもの町では私立の幼稚園がございません。たまたま言ったとおり、町立の常設保育所が4カ所、それから学校法人の幼稚園が1カ所ということで運営された、これは歴史的にこうなったということでございますので、それで仮に私立幼稚園とどうのこうのでございますが、それは法律に基づいて当然そこそこで決めた中での入所基準、それから順番等決まってございますので、法律に基づいて私どもも当然、それで保育所を運営しまして、私立は私立の使命に基づいて、当然法律に基づいて、入所基準などに基づいてやっているのでしょうから、それはそれということで私立のことについて私が何か申し述べることはございません。

議員の質問 8番 今野幸子

それでは聞き方を変えます。今の公立保育所、本町保育所、入江保育所の継続についてお聞きします。どういった形で、今、臨時で統合される、入江保育所に入るという計画があると思うのですけれども、これはあくまでも一時的なものであって、その後の計画は何もないのですか。

町の答え 教育次長 天野英樹

私が言ったのは、計画という話ではなくて、今の保育士の採用が非常に厳しい状況が続いていると、大変な状況が続いていると、募集をしても来ないという状況を踏まえたときに、子ども一人に何人とか、当然保育基準というのは決まってございますので、やっぱりそこを守れなくなる可能性があると。仮にそうなった場合は、新しい、どういう方向かはわかりませんか、三つのうち一つに決まって、新しい施設なりができるまでは、その間はひょっとしたら一つで、2カ所ではなくて1カ所でやらざるを得ない場合もありますという仮定の話をしただけであって、そのときはご協議をさせてもらいますということで、計画があってやりますと言ったわけではございませんので、誤解のないようにお願いしたいと思います。

議員の質問 8番 今野幸子

仮定の話はできないと言いながらも、今は仮定の話で答えられていますよね。今も保育士が集まらない。仮定のことで今、答えられましたよね。

町の答え 教育次長 天野英樹

見込みを言ったので仮定ではございません。

議員の質問 8番 今野幸子

では、私も今度見込みで聞きます。こういった本当に私立保育園と公立保育所の違いは先ほど言いましたので、何もその点については言いませんが、今後の継続について、公立保育所の継続についての考えをお聞かせください。

町の答え 教育次長 天野英樹

資料ができ次第、皆さんとご協議すると申し上げてございますので、それが答えでございます。

議員の質問 8番 今野幸子

資料などというのは、統合においてですよね。統合の資料ですよね。その資料とは関係なく、私は今の公立的な保育所の継続をどのように考えているかということを聞いています。統合の問題と切り離してください。

町の答え 教育次長 天野英樹

切り離して考えることはできませんのでお答えできません。

議員の質問 8番 今野幸子

私立と公立は法的に同じだということを言われましたけれども、私が先ほど申しましたように違いはたくさんあります。そこで、私は公的保育所が存続できることを念願しまして、保育所に関しての私の質問は終わります。

出典:洞爺湖町議会 令和元年6月会議 2019年6月17日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる