洞爺湖町議会 平成30年9月会議 2018年9月19日
防災力を高めるまちづくりについて
2018年9月19日、洞爺湖町議会の一般質問で、越前谷邦夫議員が「防災力を高めるまちづくりについて」質問し、町長 真屋敏春、企画防災課長 佐野大次、経済部参与 鈴木清隆が答えました。
- 聞いた人
- 越前谷邦夫 議員
- 答えた人
- 町長 真屋敏春、企画防災課長 佐野大次、経済部参与 鈴木清隆
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
2番、越前谷でございます。ただいまから通告いたしました案件について一般質問させていただきます。毎回申し上げておりますが、一般質問というのは政策論争の場であり、機会でもあるわけわけであります。したがって、できるだけ大局的に質問させていただきますが、案件上、具体的な細部にわたっての質問もあろうかと思いますが、その点については、あらかじめお許しを頂戴させていただきたいなと思います。先ほど4番議員の非常に美声の質問であったわけでありますが、私はご存じのように津軽なまりで聞きづらい点があろうかと思いますが、その点については、これまたお許しをいただきたいなと思います。今回の一般質問の通告というのは、実は8月31日でございました。8月31日に通告いたしましたら、平成30年9月6日午前3時8分に北海道胆振東部の地震が発生したわけであります。それによって36名の犠牲者プラス札幌周辺等々を加えると41名の犠牲者が出たわけでありまして、併せて、今なお避難所におきまして、958名程度の方々がまだ不自由な生活を余儀なく送っているという状況でございまして、亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げると同時に、被災された方々に心からお見舞いを申し上げたいなと思うわけであります。今回の1番目の防災力を高めるまちづくりについてでございます。今回の地震発生によって、共通点が多いわけでありますから、若干この地震に対する質問を何点かさせていただきたいなと思うわけであります。胆振東部の地震が発生いたしまして、災害情報の伝達をめぐって、さまざまな課題が浮き彫りになってきたのではないかなと思います。その点について、何点か伺っておきたいなと思うわけでありますが、停電時にテレビからの情報は得ることができません。それから、2点目でありますが、情報入手に便利なスマートフォンは、高齢者の方々というのはまだまだ普及していないというのが実態ではないかなと思います。あわせて、スマートフォンのバッテリーが切れてしまえば使えなくなるという、そういう課題も多く出たわけであります。そしてまた、洞爺湖避難所でも明らかになっておりますが、外国人の旅行者への情報伝達が万全であったかどうなのかという、そういう課題も残ったのではないでしょうか。あわせて、災害情報は、安全や安心にかかわる重要なライフラインであるわけでありまして、正確、迅速に被災者に届かなければ何の意味もないのであります。私は、今回の地震によって、大きく再認識されたのは、ライフラインの重要性というのが非常に再認識されたと思っております。それと併せて、停電の際に頼りになるのは電池式の携帯ラジオが非常に重要な、避難においての必要品であると思っております。それから、停電エリアの外に住む家族とか知人の方々から電話を頂戴すると、 連絡を、情報伝達をしていただくというのが、いわゆる現地では的確な情報がつかめない中で、外部からの伝達が非常に功を奏しながら、励ましになったのではないかなと思っております。したがって、災害時に誰とどのような方法で連絡をとるか、その基本的な対応を日ごろからきちんと確認しておくことが必要ではないのかなという思いを受けたわけであります。それと、先ほど申し上げましたが、外国人への情報伝達も大きな課題であるだろうと思います。外国人は状況がよく理解できずに、途方に暮れた人たちも少なくはないのではないかなと思います。この辺の対策というのも、これからやはり生命と財産を守るという、私どもが持っている自治体運営をしている総論の中で極めて重要な大項目であるわけでありますから、そういったことを十分加味しながら、不十分な対応は、その町のイメージダウンにもつながるわけでありますから、外国人に対しまして。したがって、外国人向けの電話相談窓口であるとか、あるいはまた、避難所への通訳、それから避難のパンフレットの作成、配布などを充実させて、言葉の壁を取り除く必要性があるのではないかなという思いを持ったわけでありますが、その点を今述べたので、そのほかに、こういった面もあるということが、当然今回の災害を体験、教訓した中で、まだあると思いますので、その点いかがでしょうか。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
大局的に、まず、時系列にお話をさせていただきますと、台風21号が4日の夜遅くから北海道のほうに上陸してくるということで、4日の日に、いわゆる洞爺湖町の場合には、第1次非常配備体制を引かせていただきました。企画を中心として、理事者、そして副町長、教育長並びに関係する部長職、次長職、これらの者が役場のほうに参集いたしました。それから、関係する課長方に来ていただいた。そんな中で、まずは、風が相当強い風が来た。瞬間風速34.4メートルの最大瞬間風速を当町でも観測した。そんな中で、倒木が相次いでいた町道、道道等々において相当の倒木があり、通行止めにせざるを得ないところが出てきた。すぐさま関係課、特に環境課を中心にして倒木の処理体制をとらせていただきました。なおかつ、道道とも連携をとりながら、道道の道路を早くに開けてもらうと。そんな中、電線に引っかかり停電というところが出てまいりました。何とか翌5日の日中にはほぼ電気も通ってきた。ただ、1カ所、洞爺の富丘地区、あるいは洞爺の高台地区でも停電が遅くまであったというところで、そのときには、インバウンド対策は、正直言ってとっていないのが状況でございました。ただ、町内に避難所を4カ所設けまして、それぞれ自主避難をしていただいていた。そこのところは何とか対応させていただいた。それと、停電に伴い、特に福祉施設のほうで発電機がない、少ないということから、私どものほうからお貸ししたと。それと、避難所のほうには扇風機を数台ずつ配布して、そして、必要なところにおきましては発電機を持っていって明かりをつけていったと、そういうふうな状況で、何とか5日の台風が過ぎた後は整理ができたかな。しかし、6日の日、5日の日遅くに、職員のほうには、相当ご苦労さんということで1回帰宅してもらいました。ところが6日の午前3時8分に地震が発生した。胆振東部を中心とした地震が発生したということから、それぞれまた第1次非常配備体制をとらせていただきまして、関係する職員が集まってきました。その後、避難所開設については、同じように4カ所開設させていただいた。そして、時間が経つにつれ、今度は停電が出てきたと。全道的に停電になったということもございまして、今、議員がおっしゃっていただいた、いわゆるすぐにスマートフォン、あるいは携帯電話、これらの充電をしなければならないというのが、町内でも動きが出てまいりました。それで洞爺総合支所、それから温泉支所の観光情報館、温泉支所の入っている事務所です。そこと本庁舎、こちらのほう、それと避難所においても、本町地区の避難所、あるいは洞爺地区の避難所等においても、携帯電話の充電できるような体制をとらせていただき、そのうちに、温泉の避難所のほうには外国人が、お願いしたいということで来たと。その時に、私ども職員の配置の中で、英語を話せる職員を2名、そのほかに職員1名つけておりますが、2名は外国人対応ということで、英語をしゃべれるという職員を配置させていただいて、幸いなことに大きなトラブルにはならなかったかなと。それと、洞爺のほうの総合支所の充電器、携帯電話、スマートフォンの充電器については、特にお年寄り、こちらの方が多かった。当町の避難所においても、やはり結構高齢者の方が、家族の皆さんがご心配で、安否照会ですとか、直接携帯にかかってくる。一時期、確か電波が通らない時があったようですけれども、何とか回復して、そういう対応をさせてもらった。それだけは足りないのでということで、本町地区もこれだけの戸数がございますので、役場のロビーに携帯、スマートフォンの充電器を設置いたしまして、何とかそれで、今回の場合には、突発的な停電ではございましたけれども、対応ができたかな。それには職員が本当に夜遅くまで、また、昼夜問わず本当に活躍してくれたな、一生懸命働いてくれたなという感がしております。特に、行政報告の中でもありましたが、停電によって、5カ所でしたか、遮断機が下りっ放しで、5カ所おりました。遮断機が下りたまま、チンコンチンコンというやつが、あれがずっと鳴り放しなのです。何か万が一のことがあったら困るということで、それをJRにご相談させていただいて、とりあえず遮断機を上げよう、上げて車を通そう。それには誘導員等がつかなければならない。JRのほうでは、職員をどう出しても2人しか出せない。JRには主要な箇所、ちょうどあそこの4区の信号からちょうど 上がるところ、あそこのところについていた。うちの職員は、それぞれ4カ所につきました。これも今までにないような対応だったのかなと。車も何とか通すことができました。そのうちに電気がそこそこついてまいりましたので、その対応も一応外れていったということでございますけれども。まず、いち早く情報、それと一つ、情報の中で、実は私どもの町のほうから、すぐ道のほうと連絡をとりますけれども、断水している箇所はこことこことここです。そして、いつ回復する予定です。そういうことをご連絡差し上げました。回復したときにも、回復しましたという連絡はしました。これは、室蘭の保健所を通じて連絡した。特に、この辺の西部地区は。室蘭保健所は、今度道のほうに一括報告します。道のほうから各メディアのほうに報告が行くという状況だったのです。自分もテレビを見ていて、うちの町が断水、一部なっていると、おかしいおかしいということで確認してみましたら、既に連絡はしていると。どうにもならないので、直接メディアに電話してくれという話もしたのですが、ルートとしては、振興局を通じて、室蘭保健所を通じて北海道に行っている。北海道が今回の場合には非常に混乱を帰してしまっていた。全道的に停電になったということで、北海道の本部機能そのものが何かパニック状態になっていたのかな、これは後で検証の中で、胆振総合振興局、あるいは振興局を通じて北海道のほうと検証していかなければならないなというふうに思っておりますが、当町においては、何とか乗り切ることができたかなというふうに思っております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
今、町長から言われておりますように、21号の台風、その後の北海道胆振東部の地震と、いわゆる未曾有の災害が発生したわけでありますが、早速自分も議員という立場で役場に走ってまいりましたならば、もう町長以下副町長、部長、教育長等々含めて、本当に危機管理というのが非常にしっかりしているなという、正直言って安心しました。私はあまり褒めるタイプではないのですけれども、今日は、この場で褒めさせてもらいますけれども、危機管理というのは非常にスムーズにいっているなということでございます。これもやはり有珠山の噴火災害等々があって、いろいろ訓練等も行いながら、緊急時においてはどういう招集をしたほうがいいのか、あるいは来た職員に対して、どの辺をどのように重要視しながら、住民の生命と財産を守るという立場で活躍してもらえるのかというのは徹底されていたなという、そんな思いを持っております。そこで、一歩前進させていただきますが、実は、7月の土砂災害が非常に全国的にあったわけであります。国交省の集計でいきますと、1カ月で年間数を突破、いわゆる1,350件、土砂災害等々で被害が出たということでございまして、最近の10年間の平均だった1,100件を1カ月足らずで上回るという、そういう全国的に大雨が非常に強かった。こういうこともございまして、私は、1番目の災害に強い対策、とりわけ、洞爺湖町は土砂災害警戒区域が3カ所から、3月30日付で新たに36カ所が指定されたと。したがって、こういう指定された方々へのハザードマップの確認、あるいはまた活用等々の、指定区域に対してどういったことを周知するべきなのかということの対策を伺っておかなければならないなと思っております。西日本の、先ほど申し上げましたが、7月の大雨であった西日本豪雨被災地で亡くなった方は、何名かというと203名です。それと、安否の不明者数というのは48名も出た、大変大きな災害が発生されたわけであります。これは、30年7月7日です。この日にこのような災害が発生したわけであります。したがって、私は、甚大な土砂災害、被害をもたらした西日本の豪雨、もう2カ月経ちましたが、危険箇所という指定をされているのが全国では約66万カ所であります。それと、北海道が、土砂災害のおそれのある道内の危険箇所は1万1,800カ所であります。洞爺湖町においても、当初危険箇所というのは92カ所であったでしょうか、そして今回、通告にもうたっておりますように、3カ所から36カ所が指定されたと。指定されたことによって、この地域がどのような、指定によって守られる、あるいはまた、災害が予想される場合には、どういう指示のもとに、周辺の住民の生命を守るという、そういう取り組みをするのか、その辺をまずもって伺っておきたいなと思います。
町の答え 企画防災課長 佐野大次(企画防災課長は2019年3月まで)
洞爺湖町におけます危険箇所につきましては、議員おっしゃるとおり92カ所が北海道で発表しております。そのうち、基礎調査が終了してる箇所が57カ所で、そのうち39カ所が現在指定をされているところでございます。指定の箇所につきましては、住民説明会並びに資料配付により、その警戒区域の指定の区域に関する地権者につきましては、既に周知を行っているところでございます。今後、指定を受けました土砂災害警戒区域、また、特別警戒区域の地域におきましては、現在、個別のハザードマップを作成しております。また、全体のハザードマップにつきましては、平成32年度の北海道の基礎調査終了後、全ての警戒区域の対応が終わり次第、全体のハザードマップを作成することとしております。なお、個別のハザードマップにつきましては、現在、町として作成しておりまして、この後、作成したハザードマップを配布することとしております。また、町の対策といたしましては、ハザードマップに指定される箇所、警戒区域として指定された箇所につきましては、避難対策等のソフト対策を今後、土砂災害警戒情報に合わせて対策を講じてまいることとしております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
今、課長が答弁されたとおりなのでありますが、実は、土砂災害の警戒区域の指定というのは、先ほどちょっとそれてしまいましたが、北海道では、6月末現在では、半分以下の5,389カ所と。先ほど、今、課長も3プラス36ですから、39カ所が洞爺湖町では災害の警戒区域に指定されていると。危険箇所からいけば、まだまだ危険箇所というところがあるわけでありますけれども、あとの残りの危険箇所については、今後、やはり道の調査を行って、指定という結びつきになるのかどうなのか、その辺の経過をお願いいたします。
町の答え 企画防災課長 佐野大次(企画防災課長は2019年3月まで)
現在、北海道の発表しております92カ所の指定に関する状況でございます。基礎調査につきましては57カ所が終了しております。また、現在、住民説明会等を9月4日、6日で予定しておりましたけれども、災害のため順延、また延期して再度説明会をすることとしております。説明会終了後には、北海道がその警戒区域を行うこととなっております。現在92カ所のうち、残りの箇所につきましては、32年度までに北海道が基礎調査を行い、順次指定の手続をしていくこととなっております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
それで、心配されるのは、やはりこういう指定をされると不動産価格が下がるという、そういう心配をされる地権者もいるだろうと思うのです。その辺は、住民説明会の中で十分、災害警戒区域に指定されるという、その強い理念をつけることによって、お話しすることによって理解されるのではないかなと思いますけれども、最後まで、危険箇所に指定をされている方々の中で、土砂災害警戒区域になると、先ほど申し上げたように不動産価格が下がると、だから嫌だ、反対だという人はどうなのでしょうか、いないのでしょうか。
町の答え 企画防災課長 佐野大次(企画防災課長は2019年3月まで)
これまでの指定におけます説明会において、そういったご意見を1件いただいております。現在、そちらにつきましては指定保留ということで、地権者との調整を行っているところでございます。いずれにいたしましても、土砂災害警戒区域、特別警戒区域の前段で、北海道の危険箇所としては位置づけられていたため、その辺も含めて、現在の土砂災害、北海道でもそういった災害が非常に多くなっているというところを、説明会においてしっかり説明をして、関係地権者の理解を図っているところでございます。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
それで、こういう警戒区域の住民の方々に、例えば災害が予想される場合について、事前にどういう情報伝達を考えていますか。
町の答え 企画防災課長 佐野大次(企画防災課長は2019年3月まで)
土砂災害警戒区域におけます住民避難の対応でございますけれども、土砂災害の警戒区域では、雨ですとか、また、そういった降雨時、なかなか防災無線も聞こえないような状況での避難が想定されます。基本的には防災無線、FMラジオでの情報提供、そういったところと合わせて、必要に応じて戸別訪問をして、各地域を巡回して、そういう危険を知らせて避難対応、そういったことも現在検討しているところでございます。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
いわゆる気象台から警報が出れば、即座に警戒区域なども情報伝達をするということなのでしょう。それで、情報伝達の方法として、今述べられておりますが、行政無線などが使われるということでありますけれども、私は、午前中の質問にもあったように、行政防災無線というのは本当に聞きづらいし、聞こえないのです。特に、雨、風、雪が降った場合については聞きづらい。では、一体、聞きづらいということになると、こういった警戒地域の住民の方々にどういう情報伝達をするのかと いうのが、やっぱり大きな課題になってくるだろうと思うのです。そのことをしっかりと行政としては考えるべきであるなと思います。それから、今回の地震があって、停電になっていろいろ連絡がとれないとか、情報がいろいろ混乱しまして、いろいろな住民の方々から聞こえてきたのは、行政防災無線でいろいろと述べてくれているけれども、全く聞こえないと、聞きづらいということから、ぜひ広報車を走らせてはどうなのだと、こういう連絡を受けまして、担当課長に申し上げたら、早速広報車が出て、こうこうこういうことになります、このように注意 してくださいということの方策をとってくれたと。これが住民が非常に、広報車を走らせたことが非常に良かったという、そういう声が圧倒的多数です。防災無線より広報車だと。広報車が今回は特にゆっくり走ってくれたので、はっきりわかったと、聞きやすかったと。こういうことの教訓にしながら、災害というのはあってほしくないけれども、やはり自然災害というのはいつ起こるかわかりませんので、そういうことを常日ごろから、やはり体制の構築というものを図るべきだなと。そこで、最後に1点伺っておきたいのですけれども、例えば雨の場合、降雨量の場合は、何十ミリになったなら気象台のほうから警報が出されるのか、その辺を伺っておきたいなと。
町の答え 企画防災課長 佐野大次(企画防災課長は2019年3月まで)
気象台の発表する雨の予報につきましては、何ミリという基準は現在のところございませんけれども、まず、大雨に関する警報につきましては、土砂災害と浸水害、こういった警報として発表されます。また、土砂災害警戒区域に対する、避難等が必要な情報といたしましては、土砂災害警戒情報というものが気象台から発表されます。こちらも雨量何ミリというところではなくて、断続的に1週間雨が続いている場合については、少ない雨量でもそういった警報が、警戒情報が発表されることもございますし、1時間に100ミリですとか、そういった短期間の雨量でも、そういった情報が発表されることになっておりまして、そういった雨の状況を、期間または雨量を勘案して、気象台のほう、また北海道のほうと連携して、土砂災害警戒情報が発表されるということになっております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
おおむね理解できましたが、こういう警戒区域という指定をされてくると、観光地であるだけに風評被害も出てくるのではないか、それを払拭する方策も考えていかなければならないのではないかなという気がします。それは答弁、後で結構ですから。それで、今回、厚真の土砂災害の例を取り上げると、やはり樽前であるとか日高のほうの噴火によって蓄積されたのが地震によってどーっと流れてしまったと。それで多くの犠牲者が出たということであります。そこで、私は思うのです。洞爺湖周辺、この地域というのは、まさに有珠山噴火による火山灰の蓄積になっているのではないだろうか。だとすれば、予想以上に、我々が想定する以上に危険であるということを考えながら、いかにそこで住む住民の方々を安心・安全に生活できるかという、そういう対応を既にとっておかなければならないのではないか。あまり危険危険と言うと怒られる場合もあるかもわかりませんが、しっかりと地質状況、どんな地質状態にあるのかということをしっかり検証、検分を図って、対応策を考える必要性があるのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
まさにおっしゃるとおりでございまして、今回の胆振東部の地震災害を見ても、非常に被害が多かった厚真のほうでございますが、やはり過去に降った火山灰、それが山に降り積もり、直下型地震と言われておりましたけれども、そのちょうど山周辺のところが非常に崩れていた。雨も確かに以前からありましたけれども、地面がある意味で軟弱になっていて、そこに大きな直下型の地震があって一気に崩れてしまった。それが1カ所、2カ所ではなくて、その地域の山全体が崩れていたと。ほかの地域の山については一切影響がなかった。そこのところだけ本当に直下型で、そこだけ狙い打ちにあったのかなという今回の災害でございましたけれども、当町の場合にもいついかなるときに大きな災害が発生するやもしれない。私どもの町も火山灰が相当積もっております。2011年には長雨が続いて、洞爺湖温泉の墓地、あそこで土砂が流れて湖のほうに墓石が流れてしまったという経緯もございましたので、そこら辺はしっかり、やはりこれから道とも協議しながら対応していかなければならないかな。特に、今回、指定を受けるべきところというのが、ややもすると月浦から洞爺のほうにかけてと言いましょうか、それと有珠山の麓、本町側のほうというふうに聞いておりましたが、青葉の上のほうも若干かかっているということもございますので、そこら辺は、しっかりこれから道のほうと協議していかなければならないだろう。さらに、特別区域と言われるところについては、これは速やかに北海道もしくは国のほうにおいて、やはり砂防工事ですとか、そういうものをやってもらわなければならないだろう。私ども今39カ所が指定になっているわけですけれども、もう既に砂防の工事に取りかかっている部分もあるようでございますので、特に川東のほうでございますけれども、向こうのほうはもう既に工事が始まっておりますので、そういうところは、しっかりこれからも道のほうと協議を図ってまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
この件については最後にまた質問させていただきますが、先ほど外国人の方々の避難させる体制の構築ということを述べたかと思うのですが、多くの外国人の観光客が洞爺湖観光に来ていただいているわけでありますから、こういった外国人の方々を守る体制の構築というものを図っていかなければならないと思うのです。そこで、私は常に感じ取っているのは、自分1人かもわかりませんが、言葉の壁があると思うのです。例えば危険だから避難してください、安心してくださいといくら言っても、それがなかなか聞き取れないと、読み取れないと、そういう外国人観光客も多くいるのではないかなと思うのです。それで、今回の西日本の豪雨によっていろいろ被災を受けた地域の方々の今後の対応策として、こういう外国人をいかに災害から身を守ることができるかというと、言葉の壁をとるような体制を考えなければならないということで、実は、消防団員に外国語を話せる方々を確保しておくと、消防団員。消防署員ということになると、年間 雇用になるわけでしょうから、いろいろ人件費等々のことも壁になるかと思いますので、消防団員の中に、そういう外国語を話せるような、そういう方々の確保。なんか今回も洞爺湖町の職員で随分活躍された方もいるようですけれども、そういう方々をいかに消防団員に確保しておいて、いざとなったら外国人の観光客も守れるという、そういう体制を考えなければならないと思いますが、どうでしょうか。消防団員の中に通訳のできる方々を確保しておく、するという、そういう考え方はございませんか。
町の答え 経済部参与 鈴木清隆(経済部参与は2020年3月まで)
議員おっしゃるとおり洞爺湖温泉は33万4,000人ほどの外国人が訪れている観光地であります。そうした部分では、まず一つは、ホテル、旅館、また飲食店においては、外国語を話せる従業員を雇用して対応しているところでありますし、また、昨年10月でありますけれども、有珠山噴火に伴う外国人の避難誘導訓練をしてきたところでもございます。今、議員がおっしゃいます消防団員に英語を話せる、また、外国語を話せる団員を入れたらどうかというお話でありますけれども、幸いにしてうちの課の職員は消防団員となっておりまして、英語を話せる者もおります。そうした部分では、やはり真っ先にそういう場所で対応できる部分を、また、役場の職員ですけれども、そういう方も配置をして、やはり外国語に対応できるような観光地の体制をこれからもとっていきたいと考えております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
そういう体制を構築することによって、いざとなったら外国人の避難体制を万全にすることによって、やはり洞爺湖観光イコール洞爺湖町というのは、外国人も一生懸命守ってくれる町だというイメージアップになると思うので す。そういうことも考えた中で、ぜひそういった体制を、1人のもの2人、2人のものを3人、確保していただけるように、そういう体制を行っていただきたいなと思います。