洞爺湖町議会 平成30年9月会議 2018年9月19日
12号の記載について
2018年9月19日、洞爺湖町議会の一般質問で、今野幸子議員が「12号の記載について」質問し、総務部次長 皆見亨が答えました。
- 聞いた人
- 今野幸子 議員
- 答えた人
- 総務部次長 皆見亨
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 今野幸子
時間がないので次に進ませてもらいます。ヘルプマーク、ヘルプカードのほうに行きたいと思います。ヘルプカード、緊急連絡や必要な支援内容などを書くことができ、日常で緊急時に、災害時などで周りの援助や配慮をお願いすることができる、できやすくなるカードです。また、ヘルプマークは、周りの方々に援助や配慮が必要なことを知らせることができるマークです。義足や人工関節を使っている人、聴覚、視覚、いろいろなさまざまな持病を持って、突発的な出来事に対応が困難な方、そういった方々が、外見ではわからない内部障害や難病の方、妊婦さんの初期の方々が持つことによって、援助や助けを必要としていることを周囲の方々に理解していただく、援助が得られやすくなるというものです。社会の現実を目指して、ヘルプカードの普及が社会的にも進められています。洞爺湖町は、このヘルプマークの普及活動についてどのように認識しておりますか。また、2017年12月の広報にもヘルプマーク、ヘルプカードの記載は広報などには見当たりませんが、12号の記載についてお聞きいたします。ヘルプカード配布対象者のところに、「受付時は、氏名や必要な理由、障害有無などについて記載する必要があります」と書かれていました。その点は、現在どのようになっていますか。また、「ヘルプマークは数に限りがありますので、事前にご連絡ください。ヘルプカードは、ホームページにも様式が掲載されていますので、自分で印刷して利用できます」とも書かれていました。でも、確かにそうなのでしょうが、限りあるから自分でつくってくださいと言われているような気にもなってしまいます。そんな意味で書いていないとはわかっていますが、この記載はどうでしょうか。
町の答え 総務部次長 皆見亨
ちょっと重複するかもしれませんけれども、まず、ヘルプカード、ヘルプマーク等についての紹介からさせていただきます。実はこれがヘルプマークでございます。初めて見る方もいらっしゃるかもしれませんけれども、それとこれがヘルプカード、これはポケットだとかお財布だとかカバンに入れていただく。この中には、ご住所だとか既往歴だとか、緊急時の連絡先、かかりつけのお医者さん等々が書けるような状況になっております。それらから、北海道では、平成29年4月に施行されました障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、この趣旨を踏まえまして、今、議員がおっしゃいましたとおり、外見では健康に見えても、疲れやすかったり、立ち上がる、歩く、階段の上り下りなどの動作が困難、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方など、外見からは配慮を必要としていることがわかりにくい方の意思表示を支援するため、北海道では、道内市町村と連携のもと、平成24年10月に東京都が作成いたしましたヘルプマーク及びヘルプカードを活用した取り組みを推進し、障害のある方などへの合理的な配慮が的確に行えるような環境整備を平成29年度より図ることといたしました。当町といたしましても、障害のある方や、先ほど議員もおっしゃいました妊婦さん、高齢者その他持病や高齢等により、ふだんの生活に不安がある方などが困ったときに助けを求めるためのもので、手助けが必要な人と手助けできる人を結ぶカードであると同時に、そのきっかけをつくるものであると認識しているところでございます。日常での生活はもちろんでありますが、災害時や緊急時など、周囲の人に助けを求めたいときなどには大変効果的であると考え、そのような意味からもヘルプマーク及びヘルプカードの普及は大変重要であると認識しているところでございます。それから、2点目の交付のところの理由でございます。これは、平成 29年の当初から始まった事業でございますけれども、その時点では、確かに北海道といたしましては、交付におきまして、その方の理由だとか住所、名前、生年月日等を必ずお聞きするようにというような指導ではあったのですけれども、その後、北海道から改正の通知がございまして、今現在は、どなたでも理由もなしに交付することができる状況となっております。こういったところの周知活動についても、今後、私どもとしては、改正も含めた内容、それから普及活動等を進めていくつもりでございます。また、数に限りがあるというようなご指摘でございましたけれども、これにつきましては、確かに、ご自分でホームページからヘルプカードを印刷することができない方ももちろん、特に高齢者の方はそういう状況なのかなというふうに思っております。そういう方たちにつきましては、それぞれの窓口、本庁舎、洞爺総合支所、温泉支所等でも交付ができるようにしておりますので、そういったご連絡をまず一報入れていただければ、こちらのほうから郵送しても構いませんし、来られない方については郵送しても構いませんし、お越しいただける方については、お越しいただいてお渡しするというようなことも今後取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、まずはご理解をいただきたいというふうに思います。
議員の質問 4番 今野幸子
今は理由なく誰にでも配られるということですよね。それを書いた広報を一生懸命探したのですけれども、見当たりませんでした。ぜひそれをもう一度皆さんに知らせるべきことをやっていただきたいと思います。次に、このヘルプカード・マーク、2017年12月11日から配布開始されて何枚、今、配布されていますか。
町の答え 総務部次長 皆見亨
まず、普及状況でございます。ヘルプマーク、これにつきましては、北海道より当町に27個の配布があり、現在6名の希望者の方に配布をいたしております。仮に北海道から配布の27個を全て町民の方に配布した場合、その後は町で、北海道を経由して、ヘルプマーク作成者である東京都へ申請書を提出し、取扱業者から購入することとなります。ヘルプカードでございますけれども、先ほども答弁いたしましたが、カードにつきましては、町のホームページから直接用紙を印刷して利用できる体制としておりますことから、また、窓口でカードをくださいというようなお申し出が現在ないような状況でございますので、何人の方が利用されているのかは把握しかねる状況でございます。
議員の質問 4番 今野幸子
6名という数字を見ても、ヘルプマークはまだまだ普及されていないなということがわかります。実は、私の孫も心臓が悪くて何度も手術しています。今は小学校2年生で、外見は健康です、見た目は。何年か前に同じ病気の人たちが受ける検診に行きました。そこに高校生も来ていました。その高校生の話を聞くと、部活動で野球をしているということを聞きました。びっくりしました。先生の話によると、自分で少しでも異常を感 じたり、疲れを感じたときにすぐ、どんな多様なときでもそれを止める、ストップすることができる。続けて、もう少し頑張ろう、もうちょっとだけ頑張ろうと思うような人には、やってはいけない。そういう話を聞いたことがあります。見た目は、本当に体格もよく、健康そのものに見える高校生でした。一番困るのは通学時、とても座りたい、疲れる。それで、優先席や何かに座っています。座ると、まるで悪い高校生のように思われてしまう。お年寄りがそこに来たとき、周りの人から「代わってあげて」というように言われることも結構あるとのことでした。そんなとき、少し離れたところに、一応そこを立って別なところへ行き、別なところの通路で座って休むと。そういうことも何度かあったという話を聞きました。そんな時、このヘルプマークが利用できたらどんなにか助かったろうなと思います。また、先日、杖をつきながら歩いている方とお話ししました。大腿骨を折ったらしいです。手術をしたばかりとのこと。少し良くなったと言っていましたが、その数カ月前、やはり手の骨折をして手術したばかりだと聞きました。年齢を重ねるだけでもさまざまなリスクが増えてきます。何としてもこの普及活動に力を入れてほしいと思います。どのような普及活動を考えているか、具体的な計画がありましたらお話しください。
町の答え 総務部次長 皆見亨
このヘルプマーク、ヘルプカードというのは、昨年度からスタートした新しい事業ということであり、私もまだまだ周知が足りないというふうに推測しております。今後さまざまな方策を用いて周知活動を行ってまいりたいと考えておりますけれども、具体的なお話といたしましては、現在、町広報紙や町ホームページ、役場や支所窓口での実物の掲示、居宅介護支援事業所のご協力等によりまして、周知と普及活動を、これを今後も継続実施するとともに、民生委員や児童委員、福祉委員など、地域で見守り支援等を実戦されている方々への周知、さらには、身体障害者手帳等を交付する際に、チラシの配布、公共交通機関へのポスターの配布などについて、新たに実施してまいります。ヘルプマーク、ヘルプカードは、先ほどお話ししましたとおり、平成29年度からの新しい取り組みということでございます。知名度も低いというふうに思われますことから、普及には、長期にわたる継続的な取り組みが必要であると考えておりますので、今予定している普及活動以外にも普及啓発につながる手法があれば、随時関係者で協議を重ね、実施してまいりたいというふうに考えているところでございます。
議員の質問 4番 今野幸子
今、乗り物やなんかに乗っても優先席、専用席とありましたが、これがだんだんなくなっていっているという傾向もあるそうです。優先席、全てが優先席になるというような考えのもとだそうです。あるべき姿と思われます。でも、これはモラルが大きな鍵となると思います。こんなとき重要なのがヘルプマーク、ヘルプカードですが、このヘルプマークが大きな力を持つには、それを利用する人、周りの人のモラルがあってこそです。ヘルプマークなどをお持ちの方が、必要な配慮や支援を得られやすくなるために、住民の方1人でも多くの人、小さな子供から高齢者まで、また、必要と思われる人はもちろんのことですが、必要でない方々、全てに周知することが重要かと思われます。また、洞爺湖町は観光地でもあります。旅行者の方々にヘルプマークを持っている人がいたら、その時、観光地を売りにしている洞爺湖町、ホテルの従業員、わからなかったら困ります。ホテルの従業員に周知する。食堂や土産店にも。福祉関係に関するところにとどまらず、幼稚園、保育所、小学校、中学校、高校、あらゆるところにポスターやチラシ、パンフレットなど、イベントでもそれを説明していく。商業施設、ホテル、観光施設、さまざまなところに周知させていってほしいと思っています。内容もわかりやすく具体的な事例を挙げて、理解しやすい表示をしてほしいと思います。先ほどの繰り返しになりますので、あまりここでは言いませんが、例えば発作で倒れた経験のある人にとっては、緊急連絡先を書いてあったおかげで命拾いをしたという事例。また、いろいろな事例があると思います。そういう事例とともに一緒に書いてほしいと思います。また、洞爺湖町には噴火する活火山も持っています。災害時に安全に避難させるためにも必要となってくると思います。最近テレビでヘルプマーク、ハートプラスマーク、耳マーク、みんな助けを必要とするマークです。気づいたあなたは支えになれるというような言葉を何度か耳にしました。今言ったことが正確かどうか、ちょっと違うかもしれませんが。これは、周知させる大きな力になると思います。この時期に、これをチャンスと捉え、一気にチラシやポスターを利用して、施設、事務所、学校、いろいろなところへ呼びかけていくこと。そして、できるだけ早く、社会福祉だけではなく、幅広い活動を広げるために、どうか何かお考えか計画がありましたらお聞かせください。
町の答え 総務部次長 皆見亨
ヘルプマークやヘルプカードは、面倒な手続がなく手に入れることが可能なことから、仮にヘルプマークを利用して、本来の目的とは違う利用をされてしまう可能性というものも否定できないと思われます。なかなか規制をするのは難しいというふうに思っております。先ほど議員がモラルの問題というようなこともご指摘いただきましたけれども、町民一人一人がヘルプマークの知識を持ち、助け合い精神の認識のもと、個人の意識や常識に任せるしかないのかというふうに感じてはおりますけれども、今後の普及啓発にあわせて、行政といたしましても、本来の目的を町民の皆さんに広くお伝えをして、悪用の防止等に努めてまいりたいというふうに考えております。また、先ほどヘルプマーク以外のマークも、障害や病気、高齢などにより、配慮を必要とされる方に対する各種マーク、これが国や自治体、団体等で数多く作成されております。今ご説明いただきましたとおり、車椅子の絵が描かれている、障害のある方も利用できる建物や施設であることをお知らせする障害者の交流シンボルマークだとか、盲人の方のための国際シンボルマーク、それから盲導犬や介助犬などを知らせる補助犬マーク、それから耳マーク、人工透析や人工膀胱等を造設している施設であることをお知らせするオストメイト、さらには、介護する方が周囲から偏見や誤解を受けることがないよう、周囲の人に介護中であることを知らせる介護中マークなど、多々それぞれのマーク、配慮が必要な方に対する多くのマークがございますけれども、そういったマークを、町のほうとしては、今後も継続してさまざまな形で、町のホームページはもちろんのこと、広報紙なり、それから回覧等などでも周知を図っていきたいというふうに思っております。
議員の質問 4番 今野幸子
先ほど言いましたように、観光地である。その観光のほうにもそれを周知させる。観光客を守るということも必要だと思いますので、幅広く、それからモラルが大きく関係しますので、学校やなんかにもそれを周知し、啓発していただきたいと心から思っています。そういった計画も含めて、これは命にもかかわってくることなので、ぜひとも早い計画を立て、広く広めていってほしいと思います。その点ではいかがですか。
町の答え 総務部次長 皆見亨
本来であれば、ヘルプマークやヘルプカードがなくとも、困った人がいれば、または見かけたとき、一声声をかけて、自分ができることをその人のかわりに行う、またはその人と一緒に行うということができれば、地域社会がつながり、誰もが安心して暮らせる町になるというふうに私は思っております。ただ、困ったときにどういうふうに声をかけたらいいのか、また、どう支援すればいいのか、そこら辺がわからないというような声も聞いております。何かきっかけさえあれば、困っている人と支えたいと思う人がつながることができると思っております。そのきっかけをつくる一つの方法が、このヘルプマークやヘルプカードではないかというふうに私としては思っているところでございます。さまざまな方法、学校並びに商業施設等々にも協力をいただきながら、こういった普及活動、周知活動については、検討しながら進めていきたいというふうに思っておりますので、何とぞご協力、ご理解のほう、お願いを申し上げます。
議員の質問 4番 今野幸子
本当に命にかかわってくることですので、よろしくお願いいたします。時間がないで、この辺で終わらせていただきます。