みんなの議会

洞爺湖町議会 平成30年6月会議 2018年6月15日

青少年の文化・スポーツ活動の支援の充実と、洞爺湖芸術館の対応について

2018年6月15日、洞爺湖町議会の一般質問で、今野幸子議員が「青少年の文化・スポーツ活動の支援の充実と、洞爺湖芸術館の対応について」質問し、社会教育課長 永井宗雄、教育次長 天野英樹、教育長 遠藤秀男が答えました。

聞いた人
今野幸子 議員
答えた人
社会教育課長 永井宗雄、教育次長 天野英樹、教育長 遠藤秀男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 4番 今野幸子

日本共産党、今野幸子です。きょうは、青少年の文化・スポーツ活動の支援の充実と、洞爺湖芸術館の対応についての2点の質問をいたします。最初に、中学の部活動やさまざまなスポーツ少年団や個人がスポーツを楽しんでいます。無理なく続けられるよう望みます。そこで、洞爺湖町のスポーツ振興基金の目的とその運用がどのようになされているか、洞爺湖町の支援状況を説明ください。

町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)

スポーツ振興基金につきましては、洞爺湖町体育協会並びに町内のスポーツ団体、または個人のスポーツの振興に寄与することを目的として設けられたもので、全道大会や全国大会へ出場された遠征費などの助成を行っているところでございます。基金の現在額は、29年度末で2,887万5,919円となっております。基金の創設時は積み立て利息による果実運用として活用しておりましたが、現行では低金利に伴い、元金を活用した運用となっております。基金の管理、運用につきましては、各種関係団体、関係行政機関で構成する基金運営委員会が行っており、事務局については社会教育課が担っているところでございます。以上です。

議員の質問 4番 今野幸子

実際に遠征などに行かれている子供たちに対して、具体的に大体どのくらい支払っているかというところまでちょっとお聞きしたいと思います。

町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)

29年度の基金の交付状況でございますけれども、全体で19件となってございます。金額につきましては、合計で87万5,919円。19件の内訳でございますけれども、全国大会が10件、全道大会が8件、あと事業費の助成、いわゆる例年行っているスポーツまつり、こちらのほう1件となってございます。

議員の質問 4番 今野幸子

私の今手元に、スポーツをさせている保護者からの悲痛な声が届いています。町長さんにも届いていると思いますが、ここでちょっと紹介させていただきたいと思います。拝啓。すがすがしい初夏を迎え、町長様におかれましては、なお一層ご活躍のことと拝察いたしております。おかげさまで私どもは洞爺湖町に生まれ、豊かな自然の中、伸び伸びと子育てができる環境で生活をさせていただいております。そんな中、私どもの中学生になる息子が小学生のころから野球にのめり込み、甲子園での活躍を夢に日々練習に明け暮れています。現在は洞爺湖リトルシニアという、中学校の部活動ではなく、洞爺湖町の町で活動している公式のクラブチームに所属しております。日ごろよりの監督、コーチなどの熱心な指導、周りの方々からの温かいサポートにより、昨年秋、全道大会を勝ち抜くことができ、この春、初めて大阪で行われました全国選抜リトルシニア大会という全国大会に出場することができました。しかし、子供たちの喜びもつかの間、実際のところ、全国大会ともなると往復の移動費、開会式前からの最低4泊の宿泊費、現地での大型バス代、指導者たちの遠征費の負担、同行する家族(これは同行しなければならない家族です)の旅行費などを含めると、各家庭の負担は想像以上でした。同じチームに属する近隣市町に住むチームメートの家族は、全国大会にかかるその費用の大半が市町での助成金で賄えます。当然同じチーム内でも、これから向かう大会への温度差を感じざるを得ない状況です。さらに試合当日における雨での順延、1回戦を勝った場合、飛行機でのキャンセル代、宿泊費の追加分、これを考慮すると、一部の家庭からは、延泊する場合うちの子だけ帰してほしいという声が上がるほどでした。不幸中の幸いと申しますか、雨での順延もなく、1回戦で負けてしまい、みんなそろって帰ってくることができましたが、中学生にもなるともう自分の家庭のこと、仲間の家庭のこと、周りの状況がしっかりとわかってくる時期です。子を持つ親として、今は生まれ育ったこの町で何かに夢中になり、ただ真っ直ぐに過ごしてほしい、切に願っております。そして、いろいろな思いがあるにもかかわらず、子供たちは現在、一番の集大成に当たるリトルシニア日本選手権大会という大会の全道大会の予選リーグを全勝で1位通過し、8月に開催される全国大会への出場が濃厚となっている状況です。春の全国大会では、大会での出費などを考慮しても、次の大会はさらに厳しくなると予想されます。また、3年生にとっては最後の全国大会となり、ただ純粋に白球を追ってほしいとの思いから、大変恐縮ではございますが、早急に遠征費の助成額を近隣市町と差異のない範囲に引き上げて検討、取りはからっていただきたく、署名を添えて要望する次第です。これらの大舞台での活躍がこの子たちの進む未来へのさらなる可能性へとつながり、これからの自信となってくれると信じております。また、この子たちの頑張る姿が私たち親の喜びであり、生活する力の支えとなります。つきましては、大変お忙しいとは思いますが、ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。今、読ませてもらいましたチームにも、スポーツ振興基金から1人2万1,900円が支給されています。また、チームが独自に募金を募り、その中から1人2万円をカバーしました。それでも自己負担は10万1,000円ほどありました。文面にあったように勝ち進んだり、雨などで順延になって延泊する場合、うちの子だけ帰してほしい、こんなことが本当になったら、傷つくのはその家庭の親子だけではなく、チームの子供たちはもちろん、その子供たちの親やその子を取り巻く人たちまで心に深く傷を負わせてしまうことになるのではないでしょうか。このチームが全国大会に行けるかどうかはまだわかりませんが、どこのチームが勝ち進んでも、また、何のスポーツであっても、同じようなことが考えられます。近隣市町のスポーツ基金の支援の状況と、洞爺湖町の中学校の部費、部活動への支援状況を教えてください。

町の答え 教育次長 天野英樹

初めに、中学校の生徒の部活への加入状況でございますが、町内中学校の運動系及び文化系合計で119名となってございまして、全体で72.6%の部活への加入となっているところでございます。次に、部活に関する平成30年度の予算措置状況でございますが、2校合わせての額でございます。総額で186万1,000円、現在措置している状況でございます。内訳でございますが、まず、部活動補助金ということで、1部1万5,000円で、13部ございますので19万5,000円。それから、中体連参加報償金で11万7,000円。これは中体連参加の登録料を全額町から補助しているところでございます。それから、部活動用の消耗品費で15万4,000円。それから、吹奏楽部楽器修繕料等で46万5,000円。それから、部活動バス借上料75万円。これは虻中でございますが、洞中はスクールバス活用でございますので、虻中のバス借上料75万円。それから、全道・全国大会出場助成報償金18万円。これは出場になった場合に内規に基づいて助成をするということで、当初18万円と。足りなければ、補正としてもしっかりと助成をするという形でございます。当初予算で186万1,000円の措置でございます。以上でございます。

町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)

今月13日にスポーツ団体が町のほうに要望書を提出されて、私も対応させていただいた経緯がございます。スポーツ全体の話になりますけれども、スポーツ少年団や個人競技に伴います全道大会や全国大会への出場が決定した場合には、指導者または保護者の方がスポーツ振興基金による遠征費の助成手続のために来庁されますところから、大会の経過や試合状況などをお聞きする機会はございます。各スポーツ競技におけます大会数は数多く、出場ごとの費用負担も増えている現状にございます。特に全道大会や全国大会の出場が決定した場合となると、喜ばしい反面、会場が遠方となるほどに保護者の費用負担増という現状にもございます。こうした現状を踏まえ、さきに行われました運営委員会におきまして、子供たちの健全育成やスポーツの振興に向け、遠征費の助成のあり方や内容の見直しを行うよう既に確認をしておりますので、事務局といたしましても、早い段階で検討いただくよう取り進めるとともに、今後も各種スポーツ団体などの育成や活動支援を行ってまいりたいと考えております。

議員の質問 4番 今野幸子

内容というのは、支援をされる対象を含めてですか。今、現在、洞爺湖町では、旅費のみのことを考えていると思うのですが、支援の対象となる内容はどういうものを考えていますか。

町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)

改正案については、ただいま取りまとめをしているところでございますけれども、スポーツ振興基金の規定の中身については、全面的に見直して、今、取りまとめをしているというところでございます。

議員の質問 4番 今野幸子

私がちょっと調べたところによると、支援が受けられない地域、洞爺湖です。支援が受けられない地域として、長万部町、この近隣ですね、黒松内町、蘭越町、ニセコ町、真狩村、留寿都村、室蘭市、登別市と多くあります。伊達市では、150キロ以内とされています。壮瞥町では、登別市、室蘭市より西地域の胆振管内とされています。豊浦町、真狩村においては、そういう制限はありません。道内の大会においては、ほかの町村において多少の制限があります。ところが、支援対象とされる範囲が随分と違ってまいります。それが道外の大会においては、その差が格段と広がっています。洞爺湖町は、規定内での旅費計算の、まず大体、旅費の半額くらいかなという程度の金額です。それに対して近隣市町村は、旅費、その中に入るのは特急券、急行券はもちろん、船、飛行機、乗り継ぎのバス、市電なども含まれ、往復の実質かかった費用の全額。また、そのほかにも自家用車の送迎費用も算出されています。借り上げのバスやレンタカー、運転手さんの宿泊代、食事代、駐車料金や有料道路の料金に至るまで実質、大体が全額です。もちろん宿泊費や参加費、食事代、その項目により上限はありますが、基本的に実質ほぼ全額負担していただいております。また、中学校の部活動においても、昨年の中学校吹奏楽部の全道コンクールのとき、交通費、食費、練習会場費、宿泊費、楽器運送費、参加料、合計46万3,390円のうちの3分の2、これは規定どおりだと思いますね。規定どおり3分の2の30万8,927円が町から支給されていました。残りの3分の1は、保護者からの集めた部費で賄っています。虻田中学校では、町の支援だけでは足りず、体育文化後援会費として、保護者の方から、年間2,500円を集めています。それでも足りずに、部活加入者の保護者からは、さらに部費として3,000円、合計5,500円が集められています。集めなければならない状況になっています。このほか、近隣での演奏会や練習など、そういった移動の保護者の自家用車に頼らざるを得ない状況です。また、洞爺中学校におきましても、やはり今の町の支援だけでは足りずに、部費として年間1人3,000円、ソフトテニス部1,000円を保護者から集めています。吹奏楽部が3,000円です。移動においては、ミニ合宿などの移動は公用車を使用することができていますが、部活動にはいろいろなユニホーム代、おそろいのTシャツなど、そのほかもろもろかかっています。部活に入部するということは、お金がかかる、この現状をどう考えておられますか。

町の答え 教育次長 天野英樹

中学校の生徒が部活動に入るという状況でございますけれども、中学校でございますので、当然義務教育という中での活動の一環ということでございます。ただし、授業と違いまして、部活が異なることは、これは生徒が選択できるというところでございますので、生徒数が減ってございますが、団体活動が難しいという状況の中ではございますが、好きな部活に入ることができる、選択ですね、また入らないことができるというような状況の中での活動になっていっているというところでの理解をしてございます。可能な限り私どもの子供たちは、文化部なり運動部なりに入ってしっかりとやりたいことをやっていただいているのではないかということで考えているところでございます。

議員の質問 4番 今野幸子

義務教育の一環として行われている中学校の部活動、それは大人になっても大事な青春の思い出の一つとなると思います。また、それがきっかけで将来の道につながる人もいるかもしれません。そのような部活動に、もしも経済的な理由で入部することができない子がいたとするならば、それはとても悲しいことです。まして、そのことを簡単に口に出して言える人はなかなかおりません。洞爺湖では、子供の貧困率が4.5人に1人という、とても高い現状にあります。そのことを念頭に置いて考えなければならないと思うのですが、どうなのでしょうか。泣く子をつくらない、苦しむ親を見捨てないことのようにしてほしい。そのことについてちょっともう一言、お願いします。

町の答え 教育次長 天野英樹

先ほど申したとおり、選択制ということでございますので、入る入らないはありますけれども、ただし、経済的に苦しい等ある場合は、就学援助等で部活動費の支援と。当然制度等もありますので、それぞれ自己負担とか、部費とかのことはあるでしょうけれども、支援体制といいますか、制度そのものはあるというふうに理解してございます。

議員の質問 4番 今野幸子

その制度があるということは、各家庭のお母さんやお父さんは知っているのでしょうか。

町の答え 教育次長 天野英樹

例えば、生活保護世帯であれば、実際にそういう援助が出ていますので、承知していると思います。

議員の質問 4番 今野幸子

生活保護や何かを受けていないでやっている人はたくさんいると思うのです。また、受けられないでやっている人もたくさんいると思うので。その中での制度の知らせ、情報を提供しているというのは、どこまで情報を知らせているかというのを知りたいです。

町の答え 教育次長 天野英樹

ちょっと今、申しわけございません。質問の意味が私も理解できていないのですが、例えば、生活保護の関係であれば、こういう制度がありますので申請してくださいということで各家庭に内容をお渡ししていますので、全世帯、ご理解はいただいていると思います。

議員の質問 4番 今野幸子

まちづくり総合計画の中で、「心身の健全な育成、気軽に誰もが楽しめる環境づくりが必要です」と書かれています。真屋町長の町政執行方針では、「子育て支援においては、子供の笑顔が広がる町となるように、行政のみならず、保護者や地域住民一体となって支えていく取り組みを推進しております」と言われています。また、洞爺湖町合併10周年記念の未来志向、その中においては「町民の皆さんが洞爺湖町に住んでいてよかったと言ってもらえるような、希望に満ちた住みよい洞爺湖町を目指し、一層の飛躍を期していきていきたいと考えています」と書かれています。私の思いと同じで、とてもうれしく思います。その考えの上での中学校の部活動支援とスポーツ振興基金の改善計画がありましたら、聞かせてください。

町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)

先ほど議員のほうから、リトルシニアチームからの要望書の内容を読んでいただきました。これに関しましては、私と町長とで、先日、代表の方が役場に見えられましてお受けしてございます。その中では、先ほど課長のほうからも答弁してございますけれども、スポーツ振興基金運営委員会という、実際の基金をどういうふうに運営していこうかという組織があるのですけれども、その組織の中で既にこれを見直していこうという話になってございます。その作業をできるだけ早く進めたいなと思ってございます。これについては、確かにリトルシニアだけではなくて、議員おっしゃったように町内のスポーツ団体、スポーツ少年団等も含めて、全てに通用してくるものだと思ってございますので、今の基準、確かに隣の町と比べると非常に低いです。間違いなく。ただ、隣の市と比べるとほとんど変わらないというような状況もございます。では、どういうふうにしていくのかということでございます。私どもは、やはりこの基準を引き上げていって、できるだけ応援したいなと思ってございます。先ほど義務教育というお話もございましたけれども、義務教育は無償とするという基本原則があります。ただ、これにつきましては、最高裁の判例上では、授業を受ける、その対価を無償とするという判例になっているのですね。ご存じだと思います。教科書等につきましては、また別な法律をつくって無償とするというような形にしてございまして、全てが義務教育だから、教育に係るものが無償ということはなっていないというふうな。ただ、私ども、スポーツも文化も含めてなのですけれども、義務教育さらに、これらに係る教育活動につきましては、本当に保護者の負担もかなり大きくなってきているのかなというふうに思ってございますので、極力その負担を少なくするような方向で、今、その助成について、政策的にちょっと進めていきたいなというふうに思ってございます。すぐ来週、再来週というわけにはいきませんけれども、できるだけ早いうちに案をつくって、運営委員会の中でもんでもらって、皆様のほうにお知らせして、助成をしていくという形にしていきたいなと思ってございます。ちょっとお時間をいただければなと思ってございます。

議員の質問 4番 今野幸子

豊浦町と比べたらちょっと違い過ぎるけれど、伊達市だったら大した変わりないという、今そういう返答がありましたけれども、全国大会においては、段差の違いがあります。洞爺湖町では、本当に旅費の片道分、伊達市においては地下鉄、バス、JR運賃全額、空港券、まるで自家用車、1台4名までの計算で往復距離掛ける37円の割合で出ています。借り上げバス、レンタカー、運転手、そういったものにも出ています。全員の宿泊代の実費、参加料実費、実費全額となっています。全国大会においては段差の違いがあります。それを踏まえて、どうかよろしくお願いします。

町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)

大変申しわけございません。ちょっと私が持っている資料では、全国大会であっても、確かにそういう基準で行くのですが、限度が1人2万円というふうにちょっと押さえていたものですから、そういう話になってしまって、大変申しわけございません。再度確認させていただきたいと思っております。いずれにしましても、今の現状よりは保護者負担を少なくするような方向はしっかりと押さえていきたいと思ってございます。

議員の質問 4番 今野幸子

本当に親の負担をできるだけ、できるだけ、本当にできるだけ減らしてほしい。もう心底からお願いします。また、要望書の中にもありましたが、8月の全国大会に間に合うような、できればスピードある改善、それと実行、それを重ねてお願いしたいと思います。また、中学校の部活動においても同じく、来年度からはやりますよではなくて、できるだけ早い時期に実行できるような改善策をし、実行に移していただきたいと思いますが、その点はいかがでしょうか。

町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)

できるだけ早く作業を進めたいと思ってございます。もう既に中体連、高体連の時期でもございます。全道、全国という大会。全国は大体夏休みになるのかなと思ってございますけれども、もしそれに間に合わないということであっても、さかのぼって追加で支給するようなことも検討させていただきたいなと思っております。

議員の質問 4番 今野幸子

ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いします。

出典:洞爺湖町議会 平成30年6月会議 2018年6月15日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる