洞爺湖町議会 平成29年12月会議 2017年12月12日
自然保護を生かしたまちづくりについて
2017年12月12日、洞爺湖町議会の一般質問で、越前谷邦夫議員が「自然保護を生かしたまちづくりについて」質問し、農業振興課長 片岸昭弘、町長 真屋敏春、産業振興課長 佐藤孝之が答えました。
- 聞いた人
- 越前谷邦夫 議員
- 答えた人
- 農業振興課長 片岸昭弘、町長 真屋敏春、産業振興課長 佐藤孝之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
2番、越前谷でございます。これから、通告しました順序で一般質問をさせていただきます。毎回申し上げておりますが、一般質問というのは政策論争の場でもあるわけでありますが、案件上、今回は特に具体的な細部にわたっての質問もあろうかと思いますが、その点についてあらかじめお許しをいただきたいなと思います。毎年、今の12月議会ということになると、翌年度の予算編成に向けて準備が進められるであろうという観点から、平成30年度の予算編成についてという案件も出したいところでありますけれども、ただ、私は予算編成する前に、しっかりと地域の状況等を把握した中で、そして重点政策なども打ち出していただければなという思いで今回は質問させていただくわけであります。まず最初に、自然保護を生かしたまちづくりについてということで質問させていただきます。きのうこの議会におきましても、非常にエゾシカによって農作物等々の被害も拡大しているという声も上がっておりました。この鳥獣による農林業被害金額は、北海道全体で対策を講じても約47億円、その8割が、エゾシカの被害であるわけであります。私は、このエゾシカ被害のことを考えると、やはり農業の被害というのは、非常に深刻な状況になってきているなと思っております。前年度対比からいくと、北海道全体で約4億円の減少になっているわけでありますけれども、47億円の被害状況。エゾシカ被害額からいくと、39億2,000万円の全体的な北海道の被害金額になっているわけであります。ちなみに申し上げますが、カラスによる被害というのが約2億6,000万円ほどございます。前年度は3億1,000万円ですから、これも伸びておる状況にあります。それから、ヒグマによる被害額というのは1億9,000万円ほどございます。前年度は1億7,000万円程度でありますから、これは若干減少傾向にあります。それと、キツネの被害額は1億1,000万円、前年度対比同額であります。それから、アライグマ、アライグマも後ほど触れさせていただきますが、前年度同額ということになっているわけであります。そういうことでございまして、私はまず最初に、今、北海道の被害状況を申し上げましたけれども、洞爺湖町の被害状況というのはどうなっているのか、その点から伺っておきたいなと思います。
町の答え 農業振興課長 片岸昭弘
初めに、北海道におけます農林業被害について、若干ご説明をさせていただきたいと思います。平成26年度におきましては、全体被害額52億8,500万円、うちエゾシカ被害におきまして46億1,300万円、率にしまして87.2%ございます。平成27年度におきましては、50億8,700万円、うちエゾシカの被害は42億5,400万円でございます。83.6%。平成28年度におきましては46億7,500万円、うちエゾシカ被害が39億1,700万円、83.7%となっております。ご質問の洞爺湖町の農業被害につきましては、平成26年でございますが、全体被害額で644万2,000円、うちエゾシカ被害におきましては66.6%になってございます。平成27年度におきましては546万2,000円、うちエゾシカ被害は377万6,000円でございます。69.1%。平成28年度におきましては790万7,000円、エゾシカ被害が645万2,000円でございます。81.5%という以上のような状況になっておりますが、アンケートを実施しておりますが、当町におきましては平成21年度から実施しております。ちなみに平成21年度の全体被害額は1,305万8,000円、平成22年度におきましては1,450万1,000円まで及んでおりまして、近年は猟友会等のご協力をいただきまして、被害は減少に至っておりました。ただ、エゾシカの捕獲頭数につきましては、平成27年度が42頭でございます。平成28年度は50頭、平成29年11月末現在におきましては46頭と、捕獲頭数は増加しておりますが、被害額は減少しておらず、町内にいます生息頭数は、増加傾向にあるのかなという推測をされております。以上でございます。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
今、課長のほうから答弁されたわけでありますけれども、先ほど北海道全体で47億円ということを申し上げました。一番何といいましょうか、北海道全体で被害額が多かったのは、平成23年度の67億円ということでございまして、確かに国の交付金なども使いながら対策を講じた結果、減ってはきております。減少傾向にある、北海道全体では。しかしながら、14振興局の中では4局が全体で減っているにもかかわらず、ふえております。それは空知と留萌と日高と胆振なのです。この4局は、全体の被害額がふえておる状況にあります。ちなみに胆振振興局の被害額というのはどの程度なのかというと、約2億5,800万円ほどであります。14振興局ある中で、胆振はそれでは何番目あたりになるのかということを申し上げておきますが、7番目であります。多かった上位3振興局は、釧路が約12億円、エゾシカによって、それから根室が5億7,000万円、それと十勝が4億8,000万円という、そういう状況にあるわけであります。これは非常に危機的な状況にあるというとらえ方をしながら、対策を講じていかなければならないのではないかなと思っております。私は、昨今の動植物の生態系が、非常にゆがんでおる状況下にあると思っております。理事者に伺いますけれども、理事者は非常に知恵がある方でありますので、伺っておきたいなと思うのですが、例えば洞爺湖の花というと、スミレ、ツツジということになるわけでありまして、木でいくと、ナナカマドとサクラということになります。北海道は、鳥はタンチョウ、花はハマナス、木はエゾマツということになっているわけでありますけれども、日本の国鳥と言えば、理事者ご存じですよね、お願いしたいなと思います。国鳥は、日本の法律に規定はありませんけれども、キジであります。そして花は、桜、菊ということになり、これは法的根拠はないようであります。調べた結果。何を言いたいのかというと、国鳥であるキジがここ三、四年前から、自分は山歩きも好きでありますし、いろいろウオーキングの中で三、四年前まではキジなども見えておりました。ここ三、四年、キジを見たという方、この会場で何人いるでしょうか、少ないだろうと思います。そういう状況下の中で、キジそのものも見えなくなった。これは先ほど冒頭申し上げましたように、アライグマであるとか、キツネの被害をこうむっているという、そう言ったも過言ではないだろうと思っております。それから、ちなみに申し上げておきますが、洞爺湖の中島でウグイスの鳴き声が聞こえなくなったと。これは4年、5年ほど前にマスコミ等でも報道されておりますように、ウグイスの鳴き声が聞こえなくなったと。ウグイスはササやぶ巣をつくります。ところが中島は鹿等によってササなどが食べられて少なくなった、そういう状況下の中で中島ではウグイスの鳴き声が聞こえないと、こういう状況というものを知ったならば、非常に生態系が狂ってきているなと。私どもはまちづくりをするのに当たって、生態系、動植物と共存共生をする中で洞爺湖町という地域社会が、動植物の生態系が狂ってきているというところに注目点をおきながら、まちづくりを進めていかなければならないのではないかなと思っております。そこで、先ほど課長のほうから、鹿の捕獲数なども述べられておりましたけれども、今現在、洞爺湖町の中でハンターは何人いるのでしょうか。あわせて担い手などの育成もしていかなければならないという強い思いもあるようでありますけれども、どのような担い手が何人ぐらいいて、これから担い手をふやす策として何を考えているのか、伺っておきたいなと思います。
町の答え 農業振興課長 片岸昭弘
町内におりますハンターの数でございます。現在、9名となってございます。また、銃器を新規で本年度中に農業者の方が1名、取得予定となっておりますので、取得した際には10名ということになります。それから、ハンターをふやすための対策というご質問でございますが、ハンターの高齢化により、人材の確保は大変難しい状況にあります。新たな資格取得への啓発も実施しておりますが、申請書類等や銃器取得方法のアドバイス等も実施をしておりますが、また、洞爺湖町鳥獣被害防止対策協議会が、被害防止計画を樹立した場合に、国の支援を受けられることになります。3年ごとに実施されます資格取得の狩猟免許の更新の際に、洞爺湖町に有害鳥獣の捕獲作業に協力して証明書が発行された場合には、技能講習が免除されまして、狩猟税、3万円ほどかかるのですが、全額免除というようなことが、支援がされます。さらに、対象鳥獣を捕獲した場合には、エゾシカ1頭当たりにつきまして8,000円が支給されておりまして、各種国の支援策を利用しながら、ハンターへの支援を実施してまいりたいと思っております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
わかりました。今、洞爺湖町の鳥獣被害防止計画というものが作成されておりますね。まず最初に、一番先にこの計画作成年度というのは21年度と、計画変更年度が24年度、それから同じく計画変更年度は27年度と、すばらしいこの中身を見ると、一般質問しなくてもいいのではないかというぐらいの、すばらしい防止計画をつくっているわけでありまして、これは本当にすばらしい計画内容であるなということが理解されたわけでありますけれども、私は、先ほど9名いたハンターが、また1名ふえるということで合計10名ということのようでありますけれども、いわゆる足くくりわなというのもあるのですね、そういう足くくりわなで捕獲状況というのはどうなのでしょうか。それから、このくくりわなも免許か何か必要なのでしょうか。そして実際、洞爺湖町内で何名いるのか、伺っておきたいなと思います。
町の答え 農業振興課長 片岸昭弘
議員おっしゃるように、鳥獣被害防止計画におきまして、くくりわなの捕獲について進めていくということで、計画をしておるところでございます。捕獲の検討につきましては、銃器の取得に抵抗のある方につきましては、わな猟の資格取得へ向けて啓発をしているところでございます。現在、農業者の方でございますけれども、13名のわな猟の資格取得者がおられます。くくりわなの有効なかけ方の指導や捕獲後の個体の搬出支援など、当町の捕獲員が実施しておりまして、今後につきましても猟友会や農業者の皆さんと情報共有しながら、捕獲技術の講習会等を開催して、地域全体で被害の軽減に向けた対策を講じていきたいと考えております。以上でございます。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
今、この周辺の鹿の出没状況などを若干触れさせてもらいたいなと思うのですが、三豊地区、私も週何回か、ノットコ線を歩くわけでありますけれども、のところ線でけもの道といいましょうか、鹿の通っている道は最近、去年あたりまで少なかった、それが昨今は5カ所も6カ所もあるという状況であります。それと、夕方かけて雄同士で七、八頭が群れでのところ線を横切ったということもあります。それから、雌同士でやはり七、八頭が横切ったというのをこの目で見ているわけでありますが、どんどんどんどんと住宅街に近いほうまで鹿が出没をするという、そういう状況下になってきているわけであります。マスコミ報道によれば、札幌の住宅街にも鹿が出没するということで、騒動になっているということでございます。こういうことを考えれば、私は、やはり鹿は仕方がないとか、叱ってあげたいけれども、叱れないとかということもあろうかと思いますけれども、私は何といっても、かつては動物愛護団体にも所属しておりました。それから、日本野鳥の会にも所属しております。こういうことからいけば、動物愛護からいけば鹿をしとめるということは、いささか自分の気持ちに押さえるものもあるわけでありますけれども、しかし、洞爺湖全体の被害状況を見ると、このまま放置しておくと、もっともっとふえる要素はあるのではないかなと思っていますから、ぜひハンターが10名のところをもっとふやすようなそういう策であるとか、そういう免許を取る場合の例えば支援を強化するとか、報償金をアップするとか、そういったことの財政措置をしなければ、なかなかハンターもふえないのではないかなという気がしてなりませんけれども、その辺、理事者はどのような見解をお持ちですか。
町の答え 農業振興課長 片岸昭弘
ご質問の最初にございました三豊地区の状況についての部分でございます。本年、春先より農業者の方から被害の報告を受けておりましたので、注視していた場所でございます。当町の捕獲員を初めといたしまして、猟友会のハンターとも情報を共有しまして、巡回を強化していた結果、本年、三豊地区周辺において17頭の捕獲を実施しております。また、地域の農業者の方なのですが、わなによる捕獲を実施するために、わな猟の資格を取得するように進めた結果、本年度、受験することとなっております。取得後は、地域に合った技術指導や捕獲後の個体搬出の支援を実施してまいりたいと思っております。冬期におきましては、三豊地区越冬地ということでございますので、ハンター及び関係機関と協力をいただきながら、一斉捕獲も実施していきたいと思っております。その上で、農業被害軽減に向けて対策を講じていきたいと考えております。よろしくお願いします。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
ハンター等への費用負担等々の関係でございますけれども、担当のほうから聞いておりますハンターの活動というのは、特に冬期間、非常に厳しいときに猟に、猟といいましょうか、駆除に出かけなければならないということも聞いております。今、担当課長のほうからもお話ありましたとおり、ことし、ちょうど先ほどご質問のあったセンチュリーあたりから下がってくるところ、あの辺で17頭ほどしとめているということもお聞きしました。まだまだ数はいるのだろうというふうに思いますけれども、その費用のあり方についてどういうふうな形のものがいいのか、単価アップがいいのか、あるいは一律がいいのか、その辺も含めまして十分検討してまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
私は、先ほど冒頭申し上げましたけれども、この全体の8割がエゾシカ被害であると、やはり動物ですから移動もあると思うのですよね、移動も。だから将来的には、近い将来、理事者、洞爺湖町だけでは無理な気がするのですよ。したがって、隣接自治体と一体となって、被害対策というものを講じていかなければならないのではないか、国の交付金を使っていろいろと手だてをして、農業被害を鹿から起きないように、そういう方策をとってもやはりどんどんどんどんふえてくるという可能性も、なきにしもあらずです。したがって、私は、鹿の移動範囲というのはわかりません。熊であるならば、1日、約60キロ移動するということは知っておりますけれども、鹿の移動範囲というのはどの程度わかりませんが、しかし、いろいろ手当てをしても被害というのは、どんどんこれからも出てくるだろうと。したがって、洞爺湖町そのものも洞爺湖町の財源の大きな源になっておる農業被害等も考えれば、やはり国だけの補助金に頼るだけではなくて、洞爺湖町独自の財源措置も講じていくべきではないのかなという、そういう気がしてなりませんので、今、理事者述べられたようでございますが、十分前向きに検討していただいて、鹿の農業被害から守る、それからアライグマの件を申し上げると、キジの鳴き声が聞いた、見えなくなったということはアライグマであるとか、あるいはまたキツネの被害も多いのではないかなと思っております。私は、そういうことを考えてみたならば、当然、動植物との共存共生というのは重要なことでありますけれども、しかし、人間が生活していく中での環境が悪化されるというならば、捕獲もやむを得ないのではないかなと思っておりますので、ぜひそういう方向で力を出していただければなと思っております。それでは、次に、時間の関係もありますので、2番目のウチダザリガニについて、どういう現況にあるのか、あるいはまた、どういう対策を今後講じていこうとしているのか、その辺について伺っておきたいなと思います。このウチダザリガニが確認されたのは、2005年のようであります。それから、某民間の方が一生懸命ウチダザリガニを捕獲しながら、努力をしてきた中で、いわゆる酪農学園ともめぐり合って、酪農学園の研究材料にもなっておるウチダザリガニの対策を、積極的に講じてきております。したがって、洞爺湖町はウチダザリガニ駆除に向けて、酪農学園大と洞爺湖町と、2009年に地域総合協力協定を結んでおるわけであります。したがって、2010年から酪農学園と一体となって、ウチダザリガニを捕獲する方策を積極的にとっているということも理解できるわけであります。昨今、新聞報道によれば、ウチダザリガニも減少傾向にあるということが記事に載っておりました。しかし、減少傾向になったからといって、今、行われておる捕獲等々が中止にすれば、やはり繁殖度が非常に強いウチダザリガニであるということであります。したがって、繁殖度が強いのでありますから、生息域も拡大されて、いわゆる周辺の河川にも入っていくだろうと、被害をこうむるだろうということになるおそれがあるということでございます。これは、私ども風光明媚な洞爺湖を核にしながら、観光行政の振興というものを積極的に取り組んでいる洞爺湖町としては、こういう状況になったら、非常に大きな水質資源であるとか、あるいは環境資源等々がなくなってしまうと、そういう危機意識を持ってウチダザリガニ対策も講じなければならないと思いますけれども、現状と今後の対策の中身を伺っておきたいなと思います。
町の答え 産業振興課長 佐藤孝之(産業振興課長は2019年3月まで)
現状と今後の対策ということでございます。先ほど、議員のほうからもお話ありましたとおり、2005年、平成17年の9月にウチダザリガニが確認されまして、環境省も調査をしまして、洞爺湖に定着していることが確認できまして、それ以後、洞爺湖生物多様性保全協議会というもので地元、それから国・北海道も含めた中での協議会組織ができまして、その中でいろいろ対策を講じてきたわけでございますが、在来の捕獲数が平成22年度に10万匹をピークに、年々減少傾向にございまして、一定の効果はあるということが確認される一方、生息域が東西に広がり続けまして、現在では東は旧滝上キャンプ場を過ぎたところまで、それから西は北大臨湖実験所を過ぎたところまで広がりが確認されております。これらを食いとめるための対策が急務となっている状況でございますが、さらにことしに入ってから、生息が確認できていた範囲を大きく飛び越えて、財田地区にも捕獲されまして、これは既に定着されているということが確認されているというような状況、これが現状でございます。それで、今後の対策ということで、現在、国のほうからも今まで補助をもらいながら進めてきたのですが、平成22年から25年までについては、国交省の緊急雇用創出事業で100%補助で駆除を行っておりまして、その後、26年から28年につきましては、同じく環境省の生物多様性保全支援事業、これは2分の1補助でございますが、これにより対応しておりましたが、その後は、国・道の支援もなく平成29年度につきましては、民間の国際花と緑の博覧会記念協会助成事業に応募しまして、交付決定をいただき、現在実施をしているところでございます。それで、これは補助率は2分の1で、限度額が100万円の事業でございまして、ことしの事業内容を認めていただければ、来年、再来年と2年間補助を受けられる可能性はあるということでございますが、それ以後、平成32年以降は今のところ、どこからも支援がない状況でありまして、地元の壮瞥町と洞爺湖町だけの支援では、駆除は大変難しい状況であるということでございます。このようなことから、国・道に対しましても毎年、洞爺湖の生態系保全に伴う支援制度の創設ということで、室蘭地方総合開発期成会においても要望をしておりますけれども、具体的な回答を得ていない状況でございます。また、地元の洞爺湖生物多様性保全協議会には、先ほど言いました環境省、それから胆振総合振興局の各関係課も顧問として加入していただいておりますけれども、駆除に対する補助制度については、現状では難しいということの回答でございまして、これにつきましては早急な対策への検討が必要でありますので、これにつきましては当然、国と道も地方が一体となって取り組まなければならないということでございますので、町は今後引き続き駆除に対して支援を行っていくこととしておりますけれども、国・道に対しても引き続き要望していきたいということで考えてございます。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
先ほど申し上げました2005年に、最初ウチダザリガニが洞爺湖で発見されたと、そのとき調査に、2005年に私も同行させていただきました。そのときは、昭和新山から遊歩道の船の桟橋までの広範囲に広がっているということでございました。今、課長も申し上げているように、もう遠く、広く増殖されているということでございますので、確かに、今、洞爺湖生物多様性保全協議会あたりが努力をされた中で、しっかりと措置をとっているようでありますけれども、これやめたら、町長、大変なことになりますよ。ウチダザリガニは、いわゆる雑食系でありますから、何でも食べて、何でも飲み込んでしまうということから、放っておいたらどんどんどんどんふえてしまうと、ふえることによって周辺の河川にも広がっていくだろうと。こういうことになると、洞爺湖全体の自然破壊と言っても過言ではないと思うのですよ。幾らウチダザリガニでないか、たかがウチダザリガニでないかなど思ったら大変なことですよ。人間が生活をしていく中で、自然環境の重要性というのは、理事者も得とわかって理解していると思いますけれども、やはりウチダザリガニによって水質そのものも破壊されるようなことになったならば、人間が生活する中で大きな異常というものが出てくる。しっかりと懸念するという認識を深めた中で、洞爺湖町独自であるとか、あるいはまた洞爺湖生物多様性保全協議会に入っておる壮瞥町一体となって、もっともっと環境省やら北海道に働きかけしながら、このウチダザリガニ対策というものを効果を上げるような、そういう対策を講じていかなければならないと思うのですが、現段階で理事者はどのようにお考えでしょうか。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
ただいま担当課長が答弁していただいたとおり、環境省の補助金が以前ありました。それが残念ながら3年で切れてしまいました。その後、何か違う財源がないだろうかということで、担当のほうでいろいろ調べていただいて、今、何とか2分の1の助成ではありますが、100万円ではございますけれども、いただいておる。これがうまくいけば2年、あと2年延長になると。さらには、今、私どもの町は室蘭開発期成会の中で、壮瞥町さんと同時に共同で北海道、あるいは国のほうに要望させていただいております。折しもこの間、合併特例債の要望で、国のほうにお邪魔させていただきました。そのときに中心的に一緒に各省庁を回っていただいたのが、北海道選出議員の武部新さんでございました。代議士でございました。肩書きは、今、環境大臣政務官という肩書きでございまして、省庁を回った後、北海道選出議員のところ、そして最後に意見交換会をやらさせていただきました。その折にも、今、洞爺湖では大変ウチダザリガニで苦慮していると、もちろんエゾシカの関係もそうでございますけれども、そちらのほうを訴えさせていただきまして、何とか力をかしてほしい、こちらのほうに目を向けていただきたいということでお願いをしてきたところでございまして、何とかそれが実を結んでくれればいいなと、期待をしているところでございますけれども、今後もそういうルート、つながりができましたので、そちらのほうに期成会とはまた別に壮瞥町さんと連携をとりながら、要望してまいりたいというふうに考えております。
議員の質問 2番 越前谷邦夫
ぜひウチダザリガニについては、今、理事者が述べられたように、環境省やら北海道もちろんのことですけれども、積極的に壮瞥町と連携を深めながら、要望を活動を強化していただければなと思っております。