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洞爺湖町議会 平成29年9月会議 2017年9月11日

害虫対策について

2017年9月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、五十嵐篤雄議員が「害虫対策について」質問し、環境課長 若木渉、教育次長 天野英樹が答えました。

聞いた人
五十嵐篤雄 議員
答えた人
環境課長 若木渉、教育次長 天野英樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

2番目は、害虫対策についてということでございます。1番目に、生命を脅かす蜂・マダニ・ヒアリ等の予防策についての考えと、その具体策はということで、第1問目の質問でございますけれども、マダニ、ヒアリ等は新聞紙上で時々出てきたりしていますし、ヒアリについては、上陸が確認されていますけれども、まだ具体的な被害はないようでございますけれども、蜂・マダニ・ヒアリという、どれということでもないのですが、生命を脅かす可能性があるということで、今もうできている対応、それなりに続けていかなければいけませんし、これから起こるだろうことに対しては、早目に対応をしてはどうかという観点で質問をさせていただくものでございます。まず、蜂については、多分季節としては、私も余り知識として詳しいものを持っているわけではございませんが、この秋口が蜂がすごく活発化するといいますか、行動が盛んになって、巣づくりも一気に進むというようなことも聞いております。まずは、蜂の駆除ということで、その辺の仕組みが今どうなっているのかもちょっと教えていただきたいということもあります。多分公共施設は、蜂の駆除は町で対応しておられるようですけれども、また、昨年かなんかは、毒ガの対応で苦慮されたということもあります。公共施設は町で対応しているようですが、一般の住宅等については、個人の責任でやらざるを得ないというような状況にもなっているようですが、その辺も含めて説明をいただきたいということと。マダニということについては、これはウイルスによる感染症で、死亡の事例もニュースに出ておりました。これも英語でSFTS、重症熱性血小板減少症候群とかという難しい名前で、これは、マダニに直接かまれる場合、要するにウイルスを持ったマダニにかまれる場合と、ウイルスを持ったマダニが、動物を媒介して人間に感染するという場合があるようでございます。先だっては、愛媛でマダニの実物を、説明するのに公開したら逃げ出して、見つからなくて大変大騒ぎになったということもニュースになっておりましたけれども、このマダニに関しては、どんな注意を払ったらいいのかというような観点。ヒアリについては、日本での被害はまだ報告されていませんけれども、どちらかというと中国からのコンテナに潜んでいて、全国の港湾施設のあちこちで発見されているようでございます。この件に対しても恐らく、もう実際に港湾施設等に入り込んでいますので、これ外来種ということで、措置する対応なんかが、もう国や道を通じて、対応の仕方についての案内といいますか、来ているのではないかと思いますけれども、あるか、ないかも含めて、具体的な予防策について、まずお伺いしたいと思います。

町の答え 環境課長 若木渉(環境課長は2019年6月まで)

害虫対策について、蜂・マダニ・ヒアリ等の予防策、具体策についてということでございますけれども、中でも、ヒアリにつきましては、近年、マスコミ等で大きく取り上げられて、ご存知の方も多いと思いますが、これは、南米原産の温暖な地域に生息する赤茶色の小型のアリで、体調は2.5ミリから6ミリと大きさにばらつきがございまして、土でアリ塚をつくって住むこともヒアリの特徴と言われております。スズメバチと同じぐらい強力な毒を持ち、腹部にある針で刺されると、やけどのような激しい痛みが生じ、人によって反応は大きく異なるようでございますけれども、重度の場合、アナフィラキシーショックを起こし、生命の危機を伴う場合もあるようでございます。ヒアリにつきましては、ことしの5月26日に兵庫県の尼崎市で発見されたアリが、専門家の調査によりまして、6月9日に、特定外来生物であるヒアリと確認されて以降、緊急調査が実施されまして、8月30日現在までに、全国11都府県で15の事例が報告されております。ヒアリの侵入状況をモニタリングするため、ヒアリが分布している中国、台湾等からのコンテナ定期輸送サービスが行われている68港湾を対象に追加的調査や予防的防除が行われているようでございますが、現時点で北海道内において、その存在は確認されていないことから、これらの調査結果や対応策を注視している状況でございます。しかし、環境省のほうで提示されてございます駆除の方法といたしましては、速効性はあるようですが、まず一つ目に、熱湯をかけるという方法があるようでございます。次に、こちらも速効性はあるのですが、殺虫剤を散布する。スプレーでもいいですが、液剤が望ましいとされているようでございます。3番目に、ベイト剤と呼ばれる顆粒状やゼリー状の毒を設置するということで、こちらは速効性は余りないようですけれども、実効性、確実に巣ごと処理できるという効果があるようでございます。これら三つの方法があるとされてございます。また、予防策としては、既にヒアリが確認されております東京都環境局の資料を参考にいたしますと、1番目として、屋外での作業時には、プラスチック製の手袋を着用するなど、肌を露出しないというのが対応策。2番目、アリが体を登りにくくするために、ベビーパウダー等を靴やズボンに振りかけておくですとか、サンダル等を外に置き放しにしないといった対応策が挙げられているような状況となってございます。次、蜂につきましては、被害の予防を兼ねた対応策といたしまして、公共施設内におきましては、先ほど議員おっしゃっていましたとおり、役場職員におきまして、蜂の巣の駆除を実施してございます。それ以外の個人の敷地等につきましては、民間の駆除業者を紹介したり、申し出がある場合につきましては、蜂の巣駆除に使用している防護服の貸し出しを実施してございます。また、マダニでございますが、一般にダニと聞くと、家の中の畳やカーペットに住む小さな生物を連想しますけれども、マダニは、それとは別の種類の生き物に分類されてございまして、同じダニの仲間には違いありませんが、生息地も生態も全く異なっているようでございます。マダニは、クモに近い節足動物の仲間で、体は、顎体部と胴体の部分の二つに分かれまして、胴体の部分に4対、計8本の足がついております。大きさは二、三ミリ程度で、肉眼ではっきりと見えるようでございます。このマダニが宿主の血を吸って、まるで風船のようにぱんぱんに膨れ上がり、その全長は1センチを超えるぐらいまでに大きくなるそうでございます。マダニは山の中の茂みや草むらに住んで、ふだんは植物の葉っぱの先などに身を隠して、待ち構えて、それに触れた動物にくっつくようでございます。うまく宿主を見つけまして、数日から、長いものは10日間以上、長時間にわたる吸血を済ませた後は、一度宿主の体から離れて、休眠期間と呼ばれる成長と脱皮の時間を設けまして、このサイクルを生涯で合計3回繰り返すそうでございます。このマダニの人間に対しての危険性でございますが、マダニは、人間も寄生対象としており、山の中に限らず、河川の草むら等にも潜んでおり、知らないうちにかまれることがあるようでございます。先ほどご指摘もございましたとおり、野生のマダニはウイルスを保有している場合がございまして、その保有率というのは5から15%程度と見られているようでございます。仮にウイルスを保有しているマダニにかまれた場合、嘔吐や下痢、頭痛などの症状を引き起こす、先ほどご指摘ありました重症熱性血小板減少症候群、略してSFTSと呼ばれるものや、マダニが吸血を始めてから48時間以上が経過すると感染リスクが高まり、感染すると傷口から赤い斑点があらわれて、全身の倦怠感ですとか、寒気、頭痛、発熱、関節痛などの症状を引き起こすライム病などに感染するおそれがあるようでございます。マダニにかまれないための対策としては、肌の露出を防ぐですとか、虫よけスプレーを使用する。あるいは草木にむやみに接触しない。動物が通る道には注意する。帰宅後は全身をチェックするといった、これらの対策をとることによりまして、マダニにかまれるリスクや、仮にかまれたとしても、ウイルスに感染するリスクを減らす効果が期待できるようでございます。また、仮にマダニにかまれてしまった場合の対処方法でございますが、厚生労働省の資料によりますと、吸血中のマダニに気づいた際は、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、あと、マダニの体液を逆流させてしまったりするおそれがあるようでございますので、できるだけ医療機関で処置などをしてしまうことが推奨されてございます。また、マダニにかまれた後、数週間程度は体調の変化に注意をして、発熱等の症状が認められた場合にも速やかに医療機関で診察を受けることが勧められてございます。害虫対策としての予防策、具体先については、以上でございまして、国等からの通知といった部分におきましては、特にこれらに特化したものが、今現在、送られてきているということはございませんけれども、環境省なりのホームページ等の中でも、これらの対応状況等については周知が図られているような状況となってございます。以上でございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

るる説明いただきまして、害虫の講習会みたいになってしまいましたけれども、確かに今こういう現実を知り、刺されない、遭わないということ、それから、仮に遭った場合にどうするかということの説明をるるしていただきました。2番目の質問と関連しますので、そちらに移ってまいりますが、蜂の駆除の中で、業者を紹介して、一般の住民の方の駆除のやり方でございますけれども、これから、どのぐらいの費用かわかりませんが、五、六千円とか8,000円とか、場合によったら1万円ぐらいかかるのかもしれません。遠くから来てもらったりすると費用がかかるかもしれませんけれども、これは答弁は結構ですが、仮に一定の要件を、一定の要件というのは、非常に生活に困っていらっしゃる方等が、蜂の駆除等のことがあったら、何か補助ができないのかなと常に思っていましたので、少し検討していただきたい。これは、お答えしていただかなくても結構ですけれども、少し考えていただきたいということをお願いして。今の具体策、予防策を含めて、次の質問に移ってまいります。知識も少なく、抵抗力も弱い子供たちへの注意喚起と、正確な知識や対処法をどのように教えるのかということでございます。これは、子供だけではなくて、大人にも言えることでありますけれども、蜂は、ほとんど知っているのかなということでございますけれども、マダニやヒアリについても、今お話をしていただいた、習性であるとか特性であるとか、それから対処の仕方とか、虫そのものの特色とか種類とかも含めて、まず自分の身を守るという、どういう守り方ができるのかという観点から、指導ができないのかな。特に子供たちについては、ちょっと無鉄砲なところもありますし、体力的にも弱いというところもありますので、害虫から子供たちを守るためにも、そういう知識を教えることができないのかなということです。このことも、ただ身を守ることに限らず、人や物の動きがグローバルに動いている時代でありますので、ダイナミックな移動で外来種といいますか、こういう虫たちといいますか、こういうものもやはりダイナミックに動いている時代になってきています。外来種ということになりますと、別に害虫ばかりではなくて、種の保存であるとか生態系の環境への影響とか、別に身を守ることだけではなくて、環境の変化の生態系、環境の維持ということの観点からも、これは教育現場でないとできないのかなというのもちょっと思うのですけれども、このことについては、どのようなお考えをお持ちか、お伺いいたします。

町の答え 環境課長 若木渉(環境課長は2019年6月まで)

ご質問のございました子供たちへの注意喚起と、正確な知識や対処方法の伝え方でございますけれども、これにつきましては、以前、毒ガ対策で対処法を記載した資料を全戸配布したときのような資料を、子供目線で読みやすくなるように配慮したものを作成しまして、町内の小中学校の全児童へ配布したいと考えてございます。また、これと並行しまして、例年実施しております環境学習の機会におきましても、限られた時間ではございますけれども、これらの害虫対策について周知する時間をとってまいりたいというふうに考えてございます。以上でございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

せっかくですから、管理課のほうでも何かコメントがあればお願いしたいと思います。

町の答え 教育次長 天野英樹

今、環境課長のほうからお話あったとおり、毒ガのあったときのとおり、学校現場では、実際に網戸とかを入れて対策していますけれども、それだけで防げるということではございませんので、長袖の服を着るだとか、対策をするだとかを実践している。それから、ヒアリの件につきましては、今、全国で問題になってございますので、実際に文科省を通じてポスターとか、各学校2枚ずつ配布、ちゃんと写真を入れてきていますので、先ほど議員言われたとおり、こういう特徴で、大きさもこれだけだとか、むやみに駆除しないということで、アリを見つけたら何でもかんでもやっつけろと、まずはさわらないと言うことが基本で、そのポスターに書いてございまして、むやみに駆除しないと。ポスターの中身の一部ですけれども、「日本のアリは、ヒアリの侵略を防いでくれます」と、「周りにいる日本のアリを駆除すると、かえってヒアリが拡散することにもなります」、いろいろな注意事項を簡単にわかりやすく、ポスター等も来て、今、掲示されてございますので、そんなことで取り組みを進めているというところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

ちゃんとやっているということで、少し安心いたしましたけれども、子供というのは、結局興味を持てば見境がつかなくなるといいますか、その辺が逆に怖さもあるわけで、正しい知識をしっかり持たせるという意味でも、正しい情報を提供して注意喚起をするということに努めていっていただきたいというふうに思います。3番目の質問に移ってまいりますけれども、町民みずから身を守る観点から、町民としての責務を果たしてもらうために条例で明記してはということなのですけれども、ちょっとこれ、条例までは大げさかなというふうにも、質問をしてからちょっと思っていたのですが、今すぐということではなくて、将来に向けて検討するといいますか、将来に向けて考えていただければいいのかなという程度でよろしいのかなと思います。ただ、やはり身を守るという町民自身の意識の向上、そしてまた、行政としては、町民の不安に応える等のために、適正に対応する義務を負っているわけでありますから、予防や対応という意味から、こういった必要性がひょっとしたら将来発生しはしないかということを考えて、条例ということまでちょっと踏み込んだのですけれども、この辺は、今の段階ではどうかなということもありますけれども、質問として出させていただきましたので、答弁をいただきたいと思います。

町の答え 環境課長 若木渉(環境課長は2019年6月まで)

町民がみずから身を守る観点からの対応といたしましては、あくまでも害虫から身を守る方法をいかにして多くの住民の方々に知ってもらうかが重要となってくると思われますので、条例化ではなくて、広報活動を強化するということで対応してまいりたいと考えてございます。以上でございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

わかりました。

出典:洞爺湖町議会 平成29年9月会議 2017年9月11日 議事録 PDF(52ページ) 間違いを知らせる