洞爺湖町議会 平成29年3月会議 2017年3月7日
学校教育・社会教育について
2017年3月7日、洞爺湖町議会の一般質問で、大西智議員が「学校教育・社会教育について」質問し、教育長 遠藤秀男、社会教育課長 永井宗雄、町長 真屋敏春が答えました。
- 聞いた人
- 大西智 議員
- 答えた人
- 教育長 遠藤秀男、社会教育課長 永井宗雄、町長 真屋敏春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 12番 大西智
皆さん、おはようございます。12番、大西智です。今回は、大きく3件の件名で分けて、質問をさせていただこうかなと思っております。まず初めに、学校教育・社会教育について質問させていただきたいと思います。平成29年度の教育行政執行方針で示されている内容について質問していきたいなと、このように思っております。まず初めに、(1)の平成29年度から取り組まれるコミュニティ・スクールの実施予定、そして状況について伺いたいと思っております。今年度、実施・導入予定の学校、そして、地域との現在どのような話し合いがされているのか、お聞きしたいと思います。
町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)
まず、コミュニティ・スクールについて簡単に説明させていただきたいと思います。単純には、学校運営協議会を設置する学校のことをコミュニティ・スクールと言います。この学校運営協議会は、学校関係者、地域住民などから構成し、規則で定める学校運営に関する事項について承認や意見を述べ、これまでの学校への協力という形から、一定の責任を持って、学校運営に参画するものでございます。現在、文科省がこの制度を推進しておりまして、多くの学校で導入をしているところでございます。これまでの話し合いですが、当町では、当初、平成29年度で洞爺地区の小中学校を導入する予定でございますけれども、昨年7月に、コミュニティ・スクールの実施計画を校長会に示しまして、概略をまとめた資料をつくって、学校内、保護者等への周知を致したところでございます。その後、胆振教育局から担当者を招き、洞爺地区で教職員、保護者向けの説明会を実施し、一定の理解をいただいたものと考えてございます。また、8月には、町内全戸に向けまして、コミュニティ・スクールの概要、実施スケジュールを回覧により周知したところでございます。2月には、導入セミナーを行い、保護者、地域の方々にワークショップ形式で協議を進めてもらい、一層の理解が進んだものと思ってございます。また、2月23日には、定例自治会長会議の席上でも概要を説明し、活動への協力をお願いしたところでもございます。これまでは、学校運営に保護者や地域が協力するという形でございましたが、それを一歩進めて、子供たちにどう育ってほしいかという目標を学校・保護者・地域が共有し、地域みんなが自分たちの学校、いわば、おらが学校ですね、の意識と責任を持ちましょうというコミュニティ・スクールの考えの理解は深まってきているというふうに考えているところでございます。
議員の質問 12番 大西智
今、答弁いただいた中では、洞爺地区において何回か会議を開いた中で、一定の理解を得ているというような内容だったかなと思います。今、答弁いただいた中にも、学校運営の協議会の設置等々のお話もありました。このコミュニティ・スクールの中においては、四つぐらい、観点というのですか、示されているものがありまして、「知る」ということですね。子供たちが心を合わせて、地域の子供を育む観点で「知る」、そして情報を共有するということで、どんな課題があるのか。また、「考える」ということの中で、こんな子供に育ってほしい、こんな学校づくりをしたいというような目標。そして、「協働」の中で、学校、地域、保護者、子供の役割分担を共有し、目標に向かって、地域とのネットワークでつなぐ。そして、最後は「振り返る」ということで、これは評価ということで、手応えという部分を考えている部分でございます。この四つの観点をもとに、これからコミュニティ・スクールを実施していくことなのかなと自分は思っております。今まで、一定の理解を得られた中で、学校または地域の方々、また保護者の方々との話し合いが行われているということですが、学校運営協議会の設置または委員の任命等々、今後、どのように考えているのか、スケジュール的に、もし決まっていれば、お聞きしたいなと思います。
町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)
私どものせっかく設置する協議会を形式的なものとせず、今まで以上に効果のあるものとしたいというふうに考えてございます。今、議員がおっしゃられました情報共有、それから熟議、協働、評価の観点から指摘をいただきましたけれども、いわゆるPDCAという、このサイクルをしっかりと進めていかなければならないというふうに思ってございます。現在、規則のほうは整備中でございます。まだ完全なものとはなっておりませんけれども、委員につきましては、今、11名を予定してございます。この委員につきましては、校長のほうか、保護者、自治会、それから地域活動者などを想定しておりまして、4月以降に校長の推薦に基づいて教育委員会が任命することとなってございます。
議員の質問 12番 大西智
委員については4月以降、11名、任命するような形になっているということで、これから進まれるところなのかなと思います。そこで、学校運営協議会の主な役割として、今、示されている部分が、学校長の作成する学校運営の基本方針を承認する。そして、もう一つ、学校運営に関する意見を教育委員会または学校長に述べる。また、教職員の任用に関して、教育委員会に意見が述べられると。この学校運営協議会の委員の中で、そういった主な三つの役割があるわけでございます。保護者、地域の皆さんからの意見を学校運営に反映させることが、自分たちの力で学校をよりよいものにしていくという意識の高まりにもなるのかなと思っております。地域とともに、特色ある学校づくりを進める形になっていくとは思われます。その辺、この三つの主な柱、先ほどお話ししました三つの主な柱が、やはり学校なり子供たちに生かされる部分としての環境づくりというのですか。その声がうまく反映されるような、そういった環境づくりはどのようにお考えでしょうか。
町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)
今、3点ほど、その役割をおっしゃっていただきましたけれども、最初の学校長の作成する学校運営の基本方針の承認でございますが、私どもとしましては、具体的には教育課程の編成、これが一つ。それから、教育計画及び学校経営計画が二つ目。組織編制。施設管理。今、この四つを具体的に考えているところでございます。この地域の特色ある学校づくりのためには、今、おっしゃられましたように、委員の皆さんが自由に意見を述べる環境の醸成が非常に大切で、この制度の趣旨にも合致するものと思ってございます。ただし、学校運営の意見や教職員への意見を含めまして、学校を地域全体で応援するという立場が根底にございますので、学校や個人への非難、また批判をすることは、原則、想定していないところでございます。そのためにも、委員みずからの発言等に責任もあるとして、委員の身分につきましては、非常勤の特別職というのを検討しているところでございます。
議員の質問 12番 大西智
今、非常勤の特別職ということで検討しているということなのでしょうけれども、本当に難しく考えれば、なかなか難しくなってしまう。ただ、このコミュニティ・スクールのよさというものが、やはりしっかりと、これから、この町内全域に広がっていけばいいなというふうに思っております。問題、課題等々、たくさんあるわけなのですけれども、子供たちの教育にとってよいというものは積極的に取り組んでいっていただければなと思います。それで、この(1)番目の最後の質問になります。今、洞爺地区でのコミュニティ・スクールを考えているということなのですが、ほかの地区での今後のコミュニティ・スクールの考え方というものはないのでしょうか。
町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)
平成29年度に洞爺地区の小中学校で実施します。洞爺では、一応学校ごとの指定というふうになりますが、地域性を考慮しまして会議等は合同開催ということを想定しているところでございます。残りの虻田小学校、洞爺湖温泉小学校、虻田中学校につきましては、平成29年度に教職員や保護者等への説明会、研修を行った上で、平成30年度から実施を予定しているところでございます。
議員の質問 12番 大西智
平成30年度に予定しているということなので、ちょっと安心しているところですが、地域と学校と子供、保護者、そういう一体となった環境づくり、これは本当に、昔はどちらかというと地域で子供を育てるといったようなこともありました。そういった、地域も一緒になって保護者と子供を、それらの方々が一緒になって子供たちの教育を考えていくということはすばらしいことだと思っておりますので、ぜひ 30年度に向かって、しっかり取り組んでいただきたいなと思います。それでは、次に(2)番のICタブレット授業の活用で、期待と今後の施策をどのように捉えていくかという質問に移らせていただきたいと思います。昨年度の3月会議で、私のほうで一般質問をさせていただいております。ICT、タブレット授業ですね。ICT活用の授業、タブレット授業なのですけれども、昨年度3月に質問させていただいたときには、タブレットの活用の狙い、効果、検証と検討をしていきたいという答弁だったのかなと思っております。ただ、平成29年度の中で、調査研究を進めるというような施策を出されているわけなのですが、今、具体的にどのような形でこのICタブレット授業を進めていこうとしているのか、お聞きしたいと思います。
町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)
洞爺中学校をモデル校として、今、調査研究を進めようと思っているところでございます。校内に無線LANのアクセスポイントを数カ所設けまして、タブレット型パソコン、それから一部の電子教科書、学習支援のソフトウエアなどを導入して調査研究を進めるところでございます。内容としましては、一つ目には、子供たちの学習への興味・関心を高め、わかりやすい授業で確かな学力に資するものなのかと。それから、二つ目には、一人一人の能力や特性に応じた個別学習や子供たちが教え合い、学び合う協働学習の効果的な実施が可能なのかと。それから、三つ目には、研修や研究会を通して教職員の機器操作や授業展開能力を一定期間で習得できるかなどということを、今、想定しているところでございます。また、これらの内容につきましては、町内の全小中学校で共有し、ともに研究を進めるというふうになっているところでございます。
議員の質問 12番 大西智
今、洞爺中学校で、来年度は考えていきたいということで、いろいろな環境整備等々を含めて取り組んでいくということでお話があったかなと思います。大変興味ある授業のやり方なのかなと自分は思って見ているのですけれども、ただ、いろいろな課題、問題点等々、あるかなという部分も現実に出ております。それは、先生方のやはりタブレットの端末の操作、または、子供たちの授業に対しての教材づくりについても、現場ではなかなか厳しいという声も現実には出ております。ただ、使い方によっては、すごく子供たちが興味を持ち、そして学習にすごく力を向けるというような、いろいろな意味で、このタブレット授業が子供たちにとっていいなというふうに聞かれる部分も、中にはあります。全国各地でタブレット授業というのを取り組まれているのですが、北海道でも、初山別村というところで、この先進的なICTタブレット授業を成功したという自治体がございます。留萌管内にあるわけなのですけれども、本当に、タブレット端末を使った授業が行われていて、体育、社会の授業など幅広い授業での取り組みで児童生徒の関心を集め、動画を見させた中での説得力と、何かを改善すれば、子供たちが自分で気づくなどと、子供たちの授業への関心がより一層高まっているというふうに新聞等々で報道もされているわけでございます。町においても、今後の取り組みに当たっての、やはりいいとは言われているのですけれども、先ほどもお話ししたように、いろいろな課題等があるかと思います。方針と課題等を含めて、お伺いしたいなと思います。
町の答え 教育長 遠藤秀男(教育長は2019年5月まで)
今、初山別村のお話もありましたけれども、平成29年度には、道内でも多くの自治体でタブレット授業に取り組むという話も聞いているところでございます。私どもとしましては、まずはモデル校から全校への拡大という方針を持っているところでございます。しかしながら、モデル授業の検証というのが非常に重要と考えておりまして、早急な拡大という考えに固執するものではないというふうにご理解いただきたいと思います。課題としましては、やはり多額の費用がかかるということがあります。無線LANのスポットがなければ、有効な授業展開もできませんが、校舎内に全てスポットを設けるというのは非常に困難な部分もございます。また、タブレットなどの機器やソフトウエア等も高額で、5年程度をめどに更新しなければならないというふうになっておりまして、こうした部分の費用問題は避けて通れない課題かなというふうに思ってございます。また、学力向上への効果性というものも課題かなと思ってございます。OECD経済協力開発機構の学習到達度調査というのがございますが、このデータから、教育用ICTに投資されるリソース、リソースといえば、一般的に資源というのですが、ここではプログラムやインターネットのことをいうと思いますけれども、このリソースは、読解力、数学的リテラシー、リテラシーというのは活用する能力ということかと思いますが、リテラシーにおける生徒の習熟度レベルの改善には結びついていない、こんなデータも出ているということです。要するに、学力に直接は結びついていないというふうに理解していいのかなと思ってございます。ただ、一方で、コンピューターが従来型の教育と別のものとして見られる場合より、従来型の教育を補完していたときに、より強い効果があるということも示してございます。これは、恐らく従来の授業にICTをプラスすることで、学力向上の効果はあるというふうに、私は理解したところでございます。このように、活用の仕方の工夫により、効果が上がることを示しているわけですので、今までありました板書とかノートとか、それから、話し合い等のこれまでの授業、今まででいえば、いわゆるアナログというのでしょうか。これにデジタルをどのようにバランスよく組み合わせていくか。その上で、どういう授業展開を構築していくかということが大きな課題かなというふうに捉えているところでございます。
議員の質問 12番 大西智
今、答弁がありましたように、多額の費用がかかる。また、端末においては5年程度の入れかえということで、なかなか幅広い形でのタブレット授業というものは難しいのではないかということの中で、また、課題等々がありました。直接、学力に結びつかないのではないのかというようなこともあったり、または、それだけではない、違った形でのいいものがあるのだというような答弁もいただいたわけでございます。大変興味を示すと言ったら、ちょっと言葉があれなのですけれども、本当にいいものだなというふうに思いながら、進めていっていただきたいのと、ぜひ、いいものであれば、全町的な物の考え方もしていただきたいのですが、ただ、本当にそれが子供たちのためになるのかどうかということを、しっかりと今回施策の中で打ち出している部分で検証していただいて、取り組んでいただければなと思います。次に、(3)番目の学力向上、豊かな人間性、社会で生き抜く力を育むための教育として、町独自の塾の開設、サポートの考えはということなのですけれども、ここでの質問の趣旨ですが、町独自の塾の開設という部分に関しましては、学習支援事業の地域未来塾であるということで、ちょっとご理解いただきたいと思います。地域未来塾においては、今、1週間に3日ほど、各地区において小中学生を対象に基礎的な学習意欲を身につけるための授業として行っているわけなのですが、この地域未来塾が行われている現状を、どういった形になっているかという部分でお聞きしたいなと思います。
町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)
学力向上などを目的に学校以外の学舎の提供といたしまして、平成27年度から、小中学生を対象といたしまして地域未来塾を開設しているところでございます。この事業につきましては、ほかの市町村に比べ、先駆的に事業開始を図りまして、小学生向けには、基礎学力の向上と学習へ取り組む習慣化、中学生につきましては、学力向上と受験対策などを目的としているところでございます。平成27年度につきましては、小中学生ともに長期休みを利用した特設開催4回でありましたが、平成28年度につきましては、長期休みの特設開催のほかに常設の開催を取り入れたことから、登録者数についても、小学生49名、中学生23名の合計72名となりまして、虻田地区で小学校低学年、小学校高学年、中学生を対象に週1回、洞爺地区につきましては、小中学生を対象に月1回の開催、両地区合わせまして、これまで特設3回、常設 103回の実施となっているところでございます。
議員の質問 12番 大西智
今、地域未来塾の現状ということでお聞きしたのですが、平成27年、28年とだんだん登録者数がふえた中で、子供たちが大変興味を持っているというか、関心を持っている部分なのかな、また、そういうところに集まった中で学力の向上といった部分が見えてくるような気もします。現況は、大変子供たちが関心を持って児童生徒の数もふえた中で、子供たちへ与える環境としても本当にいいものだなと思っております。学力向上、そしてまた、豊かな人間性、社会で生き抜く力を育むための教育として、地域の方々のいろいろな協力を得ているというような話も聞いております。その地域の方々に協力いただいている部分の、町としてサポートしていける部分、または考えている部分というのをお聞きしたいなと思います。
町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)
地域未来塾の実施に当たりましては、学校、地域のボランティアの方々を初め、道内の大学生サポーター、教員OBなど多くの皆様のご協力をいただきながら、学習支援を取り進めているところであり、取り組みに対する評価も高いことから、今後も、関係機関と連携を図りながら、事業内容の一層の充実に向けて取り組んでまいりたいと考えております。なお、平成29年度は、参加者がふえている現状から、虻田地区の会場を母と子の館に変更する予定で、また、常設開催につきましては、洞爺地区をこれまでの月1回から週1回の開催としてまいります。
議員の質問 12番 大西智
答弁にもあったように、登録されている子供たちが大変多くなっているという中で、回数をふやしたり、また会場をかえたりということで、これは本当に地域のいろいろな方々に応援していただく、そういう体制協力をしっかりお願いしていくということが大事なのかなと思っております。ぜひ、来年度に向かって、しっかりとそういった地域の方々の応援という部分の体制をお願いできるような、そういったことで進んでいただければなと思います。次に、(4)番目の少年教育の中で、洞爺湖GENKIDSを実施しているのですけれども、今年度の状況と来年度へ向けての考えはということでお聞きしたいと思います。
町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)
少年教育として実施しております、洞爺湖GENKIDSにつきましては、町内の小学校4年生から中学校3年生までを対象に、自然体験や社会体験などの活動の機会を提供して、子供たちの健やかな成長を図ることを目的に、毎年5月から翌2月まで10回にわたりまして、さまざまな活動を行っているところでございます。この少年教育におきましては、学校教育とは別のサポートとして、まちの自然や文化、歴史など地域の特性を生かした体験活動に取り組み、みずから学び、みずから考えて主体的に判断できる力を身につけるような活動内容に努めているところでございます。今年度の実施状況につきましては、宝探し、ウオークラリーやドイツゲーム大会など10回の開催で延べ136人の参加となっており、異なる学年での相互交流や高齢者教育で事業活動をしております、いきいき学園の皆さんとの世代間交流など幅広く事業展開を行っているところでございます。ドイツゲームにつきましては、近年、社会教育で推奨しているものでございまして、家庭や地域におけるテレビや携帯ゲームなど心身にも影響を及ぼすおそれのある電子メディアに向き合う時間を見直して、電子機器を使用しないゲームを取り入れることで、子供同士のかかわり合いやコミュニケーション能力の向上を図るよう、努めてまいります。こうしたさまざまな体験は、豊かな人生の基盤ともなるものであるところから、今後とも酪農学園大学など関係機関と連携を図りながら、事業内容の充実に取り組んでまいります。
議員の質問 12番 大西智
このGENKIDSなのですが、本当に内容的には、中身が濃くて、できれば町内全員というのですか、対象になるお子さんたち全員ができれば参加していただきたいなと思うような事業でございます。本当に、これからの子供たちへの、この体験学習の場というものは重要になってくるわけで、参加できるような環境づくりといったものも、しっかり今後やっていただきたいと思います。それでは、次に(5)番目、学校教育・社会教育の最後になるかと思うのですが、地域社会の人材育成のための研修事業を実施する目的と具体的な内容、そしてこの事業への思いはということで質問させていただきたいなと思います。教育行政の中で、何度か私もこれに関連する質問をさせていただいております。本年度の教育行政執行方針に人づくり育成事業の実施ということでありましたが、特にまちを背負って立つこれからの若い人たち、あとは若いときにしか経験できないようなこと、そして聞いて、見て、触れて、そのとき、その時代に学ぶことが将来の宝になっていくということで、いつか、このまちの発展につながっていくのではないかなというような思いで今まで質問をさせていただきました。そこで、この研修事業の実施する目的と内容、そしてこの事業への思いをお聞きしたいと思います。
町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)
まず、事業の目的でございますが、社会教育におきまして、特に青年教育の課題でもありました人材育成のための研修事業につきまして、関係する部署による庁内検討会議を重ねて協議をしてまいりました。検討会議でまとめた事業につきましては、洞爺湖町人づくり育成事業と称しまして、個人または団体が自主的に国内において研修等を行うことで、地域社会を担う人材育成及び本町の活性化につなげることを目的として、研修に必要な経費を予算の範囲で助成するものであります。この事業の具体な内容につきましては、町内に住所を有する個人または団体を対象に、満18歳以上の者とし、予算を考慮して団体の対象人数を7名、期間を原則7日間以内、1人当たりの助成限度額を10万円として、研修事業費の4分の3を助成する内容となってございます。申請に当たりまして、研修内容等を選考・審査するため、民間の方々を含めた事業選考・審査委員会の設置により適否を判断いたします。研修実施後につきましては、レポート等の提出や、場合によっては報告会の開催なども含めまして、また、要項に規定する事項に対する違反や精算において助成金を下回る場合は返納となります。なお、対象事業の範囲として、営利を目的とするものや政治活動・宗教活動に該当しないものなどの規定も設けているところでございます。最後に、この事業への思いでございます。この事業の策定に当たっては、町内の商工、農業、観光などの分野で活躍されている青年層の方々に事業策定に向けての趣旨を説明し、意見を伺ってきました。主な意見といたしましては、単一の業種にこだわらず、異なる業種間の交流や目的を持った先進地への視察など活動幅も広がり、効果があると思われるとの意見が多く、今後は事業を周知いたしまして、多くの方が事業を有効に活用し、人材育成及び本町の活性化に大いに役立てていただきたいと思っているところでございます。
議員の質問 12番 大西智
今の答弁では、各産業の方々の声を聞いた中で、この事業の内容的なものをある程度まとめてきたということで、ぜひともこの事業をしっかりやっていただきたいと思います。人づくり育成事業に、本当に多くの方が参加できるような今後の取り組みに期待したいなと思っております。真屋町長の中で言わせていただければ、町財政、本当に大変厳しい状況の中で、平成29年度は新たな教育にかける施策というものが多く見られるわけでございます。教育という部分においては、これでいいという上限がないわけで、保護者にしてみても、本当にこれ以上、これ以上ということを考える部分があるのかなと思います。ただ、やはり人的なもの、そして金銭的なものも含めて多くの課題があると思っておりますけれども、まちづくりは人づくり、この思いでより一層、取り組んでいただきたいと思いますが、真屋町長の思いもお聞きしたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
今、議員のおっしゃるとおりでございまして、まちの中を活性化させるためには、やはり、まちに住む人の、特に若年者のいわゆるまちに対する思いといいましょうか。そういうものを強く持っていただく。さらには、やはり義務教育あるいは高等教育における教育の内容の充実かなというふうに思っております。合併してすぐに、特に洞爺地区の小中学校につきましては、かなり傷んでいる部分がございました。そんなことから、学校の施設整備、これをまずやろうということで、少ない、また限られた財源の中で、特に洞爺地区の小中学校の放送設備あるいは消火栓・ポンプ更新、そしてLANの整備、さらには遊具の整備、そして体育館天井の整備等々、いろいろなことをやらせていただいてきたわけでございます。その後、何をということで、今、教育委員会には人づくり、特に学力向上等々も含めまして、特別支援員あるいは教育推進指導員の専門員の設置、さらには学習支援員、介護支援員、町独自の支援体制を進めてきているわけでございます。そんな中、先ほどもお話が出ました地域未来塾につきましては、やはり学校で学ぶよりも、外に出て、そこでしっかりした指導者にきちんとしたことを学ぶと。これが非常に、今、生徒数がふえていると。そこに通う人がふえているということもお聞きしております。特に、ボランティアの先生方にも熱心に教育あるいは学校のサポートとして支援をしていただいている。そういうことから、この未来塾については、しっかり、やっぱり対応を考えていかなければならないなというふうにも思っております。ただ、今は試行的に中学校にタブレット端末を置かせていただくわけでございますが、全校生徒ということになってきますと、これは相当お金のかかる問題になってきますので、この辺はやっぱり慎重に対応していかなければならないなというふうにも思っております。そして、学校を卒業した方がここに住んで、この地域をさらによくしていっていただくためにも、人づくり、これはやっぱり大きなウエートを持ってくるのだろうなというふうにも思っておりまして、今年度から、新たに1研修に対して上限が120万円になりますけれども、そういう制度も持たせていただきました。こういうものをうまく地域の若者が利用して、そして、農業もあるでしょうし、あるいは漁業もあるでしょうし、商工業もある。あるいは観光業もある。さらには、婦人部の方々もいらっしゃる。いろいろなところからアイデアを出していただいて、どういう研修をどういうふうにしていきたいのだということを私どもが審査をさせていただいて、それが帰ってきて、また、いいところを見て、まちの発展に寄与できるようなものになればなというふうにも思っておりまして、今回、予算をつけさせていただいたわけでございます。その成果を検証しながら、さらに延ばせるものであれば、次年度以降も継続してまいりたいなというふうに考えております。以上です。
議員の質問 12番 大西智
今、真屋町長から答弁をいただいたのですけれども、大変熱い思いの施策を考えられているなという部分があります。ぜひ、その思いを今後ともしっかりと施策の中に取り組んで行っていっていただきたいと思います。