みんなの議会

洞爺湖町議会 平成28年12月会議 2016年12月12日

月浦森林自然公園について

2016年12月12日、洞爺湖町議会の一般質問で、七戸輝彦議員が「月浦森林自然公園について」質問し、観光振興課長 佐々木清志、社会教育課長 永井宗雄が答えました。

聞いた人
七戸輝彦 議員
答えた人
観光振興課長 佐々木清志、社会教育課長 永井宗雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 10番 七戸輝彦

10番、七戸です。ただいまより、通告順に従いまして、一般質問をさせていただきたいと思います。私のほうから、きょうは3件の質問を用意しております。なるべく午前中に終わりたいと思いますので、答弁のほう、よろしくお願いいたします。10月17日から4日間の日程で、洞爺湖町の友好都市である香川県三豊市を訪問いたしました。近辺を含めて、私の所属している総務委員会では、4カ所ほど視察をしてきたところであります。所属の総務委員会で綿密な計画を立てて、四国まで足を延ばしました。受け入れていただいた三豊市を初め、訪問先の自治体、団体に深く感謝しているところです。せっかくあちこちで視察させていただいたのですから、この一般質問でも、あのまちはこうだったから見習うべきだとか、こうすべきだなどというふうに、町に対して質問すればいいのかなと思いますけれども、きょうは、そういうことは思っておりません。むしろ視察先の学ぶべき個々の施策については、各報告書にまとめさせていただきました。私が四国に行って感じてきたところは、もちろん視察先の施策にもありますけれども、一番肌で感じてきたことは洞爺湖町と三豊市の深い関係性、そのことのほうが身にしみ入ったところでございます。以前から感じていたことなのですが、うちのかみさんの実家がある洞爺の財田地域を初め、旧洞爺村には独特の言葉があると思います。一番わかりやすいのが、いる、いないのことをおる、おらんと言ってみたり、減らすことを減すと表現したりする方もおられます。讃岐からの入植者の多い地域だから当たり前と言う方もおられるかもしれませんが、地方の言葉は文化でもありましょうから、純然と両者の間には文化の継承性があると言っても過言ではないのかなと思っております。このことにつきましては、次の質問の中でも話をさせていただきます。余り前置きが長いと肝心の質問がぶれてしまいますので、質問に移りたいと思います。1問目の質問は、月浦森林自然公園について伺います。月浦森林自然公園について、さきに設置された年とお屋敷と呼ばれる休憩所を含め、開設にかかったおおむねの費用を、ここでいま一度確認させていただきたい、そのように思いますのでお願いいたします。

町の答え 観光振興課長 佐々木清志(観光振興課長は2017年3月まで)

取得でございますが、平成15年3月31日に、旧虻田町で土地を取得してございます。その後、平成18年3月27日の合併時におきまして、洞爺湖町公園条例内に月浦森林自然公園として設置されております。その後、ボランティアのお力をおかりし、整備が進められております。休憩施設につきましては、平成21年度森林整備加速化・林業再生事業ということでありまして、10分の10の補助で自然観察体験コミュニティー施設として設置され、建物面積は平家づくりで44.71平方メートル、取得価額は719万2,000円でございます。以上でございます。

議員の質問 10番 七戸輝彦

わかりました。結構な金額も使って建てているということでございますね。また、個々の管理状況なのですが、今、課長のほうから少しあったのですが、多くのボランティアの手伝いもいただいているというふうに記憶しています。それも含めて、現在の管理状況について伺いたい、そのように思いますのでお願いいたします。

町の答え 観光振興課長 佐々木清志(観光振興課長は2017年3月まで)

現在の管理状況でございますが、委託業務といたしまして、グリーンステイ洞爺湖に管理をお願いしてございます。管理業務の内容としましては、公園内休憩施設及び遊歩道の駐車場の管理・清掃、休憩施設の施錠・開錠、遊歩道の草刈り業務などでございまして、4月上旬より10月末日まで、委託金額が33万4,800円でございます。この開設に当たりまして、ボランティアということで町内の方及び近隣のNPO法人の方々等によりますボランティアが行われています。以上でございます。

議員の質問 10番 七戸輝彦

その月浦森林自然公園、ことしは10月末で冬期の閉園に入ったのかなと思いますが、なかなか利用状況というか、そういうのがちょっと見えてこないものですから、ことしも含めて最近の利用状況をちょっとお聞かせ願いたいなと思います。

町の答え 観光振興課長 佐々木清志(観光振興課長は2017年3月まで)

月浦森林自然公園の利用状況でございます。近年の利用でございますが、平均しまして、事前予約ですと二百二、三十名ぐらいの予約がございます。主に伊達市NPO法人森・水・人ネットによります自然観察会、また、地元ガイドによる野鳥観察会などが行われ、貴重な鳥を見ることができるということで人気を得ております。また、酪農学園の協力をいただきまして、パンフレットの作成や環境学習などにも利用されております。ことしにおきましては、地元小学校の環境学習の場として5回ほど利用されております。施設のオープン以来、団体申し込みを事前に受けておりまして、最大で3年前に300人ほどの利用がございます。ことしにつきましては、223名であり、予約のない個人等については、利用には集計されておりませんが、これからも積極的にPRに努め、利用増に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

議員の質問 10番 七戸輝彦

私もこの公園には時々行ってみることがあります。しばらく前には、議会質問でも、この公園についてはいろいろと頻繁に取り上げられてきたという経緯もあるのですが、今の課長の答弁のように、町も今、自然観察とか野鳥観察とか、それから環境学習に使うなど、そういう面を強く押し出してきたのかなと思っております。そういう中で、その目的も含めて、ボランティアの方々による活動、その目的を達成するための活動というのも、本当に頭が下がるところであります。しかし、自然観察とか、今の環境学習とか以外に、町としてはもう一歩進んで考える必要があるのかなというような気がしています。さきの議会でも明らかになったように、月浦地区では人工芝公園の利用が始まる、その供用開始が来年の4月1日ということです。来年の話をすればという話もありますが、もう3カ月ちょっとぐらいの時間しかないわけです。運動公園の供用が開始されれば、当然、月浦地区を訪れる人というのも多くなるかと思うのです。せっかくできている施設でもありますし、ぜひ月浦森林自然公園にも、来られた方にお立ち寄りいただく、そういうような流れもつくっていただきたいなと思うのです。例えば、自然に恵まれた場所でありますから、来られた方がお弁当を広げてもいいし、それから森林の中のきれいな空気に触れてもらうのもいいと思います。今までは、目的のある団体が申し込みをして、その人たちが目的を果たしに来たと。どちらかというと、ピクニック感覚ではないような気がするのです。だから、ぜひそういう場所に使っていただけるようにしたらいいのではないかなと思うのです。そういうような役割をいま一度付加していくという必要があると思いますが、その辺はどうお考えでしょうか。

町の答え 観光振興課長 佐々木清志(観光振興課長は2017年3月まで)

ただいまの質問でございますが、月浦の人工芝運動公園という形の利用も促進されると私どもは思っておりまして、主に運動公園の利用者というのですか。これにつきましては、近隣の市町及び札幌周辺の子供たち、また関係者、保護者の方が中心になっていくものと思っております。毎年春と秋に、財田キャンプ場におきまして、洞爺湖町長杯コンサドーレ札幌の大会等を開催してございますけれども、これは単にサッカー大会を開催しているだけではございません。サッカーチームにおかれましては、時間の合間に、昨年ですと西山火口散策路、ビジターセンター、ジオパーク展示など、空き時間にサッカー以外の地域の学習を推奨しておりまして、結構活用しているところでございます。これらにつきましても、私たち観光課としましては積極的に各チームにお願いしているところでございます。今回、月浦森林公園につきましては、これらの昨年来、使用しているものと違いまして、移動時間が少ないという形でございまして、今、議員がおっしゃいました子供たちの新たな環境学習の場として利用できるのではないかと考えてございます。公園内には既存の在来種という動植物も存在しますけれども、一方、最近ふえてございます外来種という植物も生えてきてございます。これらを見る、または駆除する。こういうものについても、環境学習の場となる新たな取り組みになるものと思っております。また、それらの子供たちに対しまして、酪農学園で整備しておりますパンフレットがあるのですが、これらは小学生向きでございまして、大変有効に使われているというものでございます。積極的に保護者や町民の方にも、今後とも利用されるよう洞爺湖町の憩いの場となるように努めてまいりたい。また、お屋敷自体の面積は大変狭くて、十五、六名ぐらい入るといっぱいになるのですが、その前庭等もございますので、そこでお弁当を広げて食べるのも一ついいのではないかというふうに考えてございます。以上でございます。

議員の質問 10番 七戸輝彦

そのためには、やっぱり少し整備も必要かなと思うのですね。ボランティアの方々がご苦労をされて、大変、清掃とか整備などをしていただいているのですが、やっぱり見てくると、ことしの台風による倒木ですか。あれが、非常にあるように感じるのです。大きな木が横たわっているのが、あちこちに見られると。それで、散策路についても、初めて来た人は、やっぱりわかりにくいような気もするのです。これらを含めて、この環境整備ということについて、ちょっとお考えを伺っておきたいなと思います。

町の答え 観光振興課長 佐々木清志(観光振興課長は2017年3月まで)

現在、台風災害によります倒木処理を進めてございます。これにつきましては、関係課等の調整を進めておるところでございます。先月末に北海道電力の電柱等の折れているものが復旧したところでありまして、電線のたわみ、今後は、現在NTTの回線が入ってございまして、これらのまず早急な復旧をお願いしているところでございます。倒木処理に関しましては、利用者の安全確保等が最重要でございまして、町としましても、9月議会に災害処理の関係で補正予算を計上してございます。また、ことし、これからでございますけれども、倒木処理に当たっていきたいと。また、委託管理しておりますグリーンステイ洞爺湖に対しましても、来年春、4月からのサッカー場オープン等もございますので、処理、遊歩道の整備等につきましては、4月以前に早急にできないか相談して、4月1日に間に合うように対応をお願いしていきたいというふうに考えております。以上でございます。

議員の質問 10番 七戸輝彦

細かい話をいろいろして申しわけないのですが、町のホームページを見ると、移住者のためにというホームページがありまして、いろいろな行事とか施設などが細かく案内されていて、ああ、すごく見たら楽しいだろうなと、私もよそのまちに遊びに行くときに、ああいうようなページがあったら、すごくわかりやすくていいなと、そのように思うのです。それはそれとしていいのですが、今の冬期間の閉鎖中、看板にシートをかけているというこの感覚が、実は一番わからないのです。雪によって、多分看板が傷むからと思って、月浦森林自然公園、この大きな看板にまでシートをかけていると。多分、私の思っているとおりの理由ではないかなと思うのです。これは、民間的にすると、まるっきりまずい措置でありまして、春先からオープンだということはわかっているわけですから、そういうような人たちが、何かのときにその前を通ったときに、月浦森林自然公園って何だろうという、この意識づけがされれば、看板の意味というのは、まるっきりないわけですよね。それが冬期間にその看板にふたをしているということになると、冬期間にそこを通る人たちに意識づけするチャンスというのは失うわけです。前に運動公園のときにもお話ししたのですが、民間だったら運動公園をつくり始める前に宣伝を始めますよと。そこに、予定地だという看板も立てますよと。ひょっとすると、でき上がる前のパースなんかもつけて、こんなのができ上がりますよと。これを知らしめるには、新聞に載せるよりも何に載せるよりも、その場所にできるということが一番先にわかるわけです。だから、前回はビジネスホテルの例をとって話をしたのですが、ビジネスホテルができたときにオープンと言って、それも確かにテレビで流れるのでしょうけれども、私たちが国道沿線を通っていて、何か建物を建てているなと、そこにいつごろオープン予定と書いてあるからわかるわけです。だから、せっかくの機会を失ってしまうことになる。ちょっと細かくて申しわけないのですが、やっぱり散策路の略図だとか看板というのは、年がら年中、見えるようにしておくのが大事なのかなと思います。お屋敷と散策路はわかるように、道路側の目立つところに看板がなければそうはならないわけでして、駐車場の引っ込んだところに看板を置いても何もならない、こういうことになります。ちょっと早い時期に、少し看板について、ブルーシートを外してしまう、そういう考え方が必要なのではないかなと思うのです。本当に細かいところで申しわけないのですが、民間と役所の感覚のずれかなと思いますので、お伺いしたいと思います。

町の答え 観光振興課長 佐々木清志(観光振興課長は2017年3月まで)

今、議員がおっしゃったように、看板は全て木製でございまして、防水処理がされていないというのが要因で、冬期はブルーシートで養生してございます。また、大きな看板が駐車場にあるのですが、そのほか解説板等につきましても手づくりなものですから、文字が消えないように養生してございます。ただ、これらにつきまして、今現在、冬期間ですが、大きな池があったりするものですから、使用期間等の明示も必要でございます。冬期間にお客様が入って、池に落ちただとか行方不明になったとか、こういうこともゼロではございませんので、ちょっと注意喚起等も含めまして、看板をつければいいというほかに、お金もかかることでございますので、関係課と検討させていただいて、今あるものについては早急に春先に使えるようにしていきたいと思います。以上でございます。

議員の質問 10番 七戸輝彦

実は、ここから先が本題になります。月浦森林自然公園の役割について、もう一度、ちょっと話をしたいと思うのですが、この役割というのは、先ほど言った休憩所とか自然観察だとか自然環境とか、そういうものにばかり目を奪われがちだったのですが、そうではなくて、まちの歴史を知る場所としても大きな役割があるように、私はこのごろ思います。それは、四国に行かせていただいたから、そちらで勉強したからということも多くありますし、そちらの地方のほうに造詣の深い方々、地域の方々とか、それから議員の中にも非常に詳しい方がおられるものですから、そちらを通しながらとか、あちこちでお話を聞きながら勉強してきたところであります。先ほど洞爺の話をしましたが、月浦地区もまた香川県からの入植者が非常に多い地域と、そのように聞いています。また、明治時代から地域を治めていた加藤泰秋子爵も四国は大洲藩の藩主であり、現在の月浦森林自然公園となっている場所に加藤子爵の別邸と事務所があったと、このように聞いているところです。今はある意味、ちょっと差別用語に近いかもしれませんけれども、明治41年発行の殖民公報という道関係の広報紙にはこのように書かれているのです。一部表記がちょっとわからないところもあるのですが、短い文章ですので、公報をちょっと読ませていただきます。加藤農場は胆振国虻田村ポロナイにあり、讃岐国大洲の旧藩主、子爵加藤泰秋の経営するところにて(中略)小作人数十戸、その多くは讃岐国より移住せるものにて、大豆、小豆、亜麻等を耕作す。後ろに山を負い、前に奇景なる洞爺湖及び有珠山を臨み、風景極めて佳なり。こういうことでございます。当時から、やっぱり洞爺湖というその風景に引かれてあの場所につくったのだということのようであります。また、このことに詳しい方に聞いた話では、第2次世界大戦後の農地改革より10年前の昭和十二、三年ころには、農地を当時の小作の方に分け与えられたといいます。これは、加藤子爵がおのずから行ったことでありまして、これゆえに地域の人望があるのだと、このように聞いております。当時、加藤子爵別邸は回廊がある立派なものでありまして、これが2000年ころに取り壊されたということはありますが、残念ながら後から建てた休憩所というのは、忠実な再建とはなりませんでした。しかし、歴史を想像させるには非常に似ていて、想像としては十分にできるのではないかなと、そのように思うわけです。当時、私も既にもう議員をしておりまして、この休憩所を建設するときには、ちょっと懐古主義に走り過ぎではないかなというような懐疑的な部分もあったのですが、四国を訪問してから、建設の意味が少しやっぱりわかってきたような気もいたします。ただし、休憩所に飾られている写真も、私の手元にある写真も、建物周辺というのは本当にきれいに整備されております。催しの際の学習では利用されていたと聞きますが、これは町の歴史の場所、歴史を勉強する場所としても最適ではないかなと、そういうふうにしてこの建物を使っていくべき、利用されるべきと思っていますが、この点についてはいかがでありましょうか。

町の答え 社会教育課長 永井宗雄(社会教育課長は2018年12月まで)

月浦森林自然公園の利用につきましては、社会教育事業といたしまして、自然観察会あるいは史跡めぐり、ウオークラリーなどの実施のほか、学校での生活科の授業、あるいは近隣市町から自然愛好団体等が、散策を通して地域の自然や文化財を知り、学ぶ機会として実施しているところでございます。また、利用者に向けましては、園内に文化財の解説板を設置して、四国大洲藩藩主でありました加藤子爵の屋敷跡に建てられた休憩所内にも、当時の別邸の写真、それと地域に多大な貢献をされた加藤子爵の功績について史料を掲示しているところでございます。地域の方々には、広大な農場経営で月浦開拓の礎を築き、また、月浦地区の教育の場の基礎を築かれた加藤子爵に対する思いも大変深く、これらの多大な功績等を伝えていくために、学芸員などによる学習の機会を提供してまいりますとともに、地域の教育資源を活用しながら、子供から大人までが、まちの歴史、文化財などを楽しく学べる事業に取り組んでまいります。

議員の質問 10番 七戸輝彦

そういうことで、よろしくお願いいたします。実は、まちの中の何人かに聞いたら、半分ぐらいの人が、この月浦森林自然公園がどこにあるか、こちらの本町側の人は半分ぐらいわからないのですよね。加藤子爵のことについても、わからない人がほとんどという現在の状況であります。私は自主的に農地を解放したということを、想像しか、今、現代の中ではできないのですが、それはやっぱり当時としては大変なことだったのではないかなと思います。ですから、その功績も含め、学芸員さんのお手伝いで話をしていっていただければな、町民の方の勉強会などを開いていただければなと、そのように思います。次の質問に移ります。

出典:洞爺湖町議会 平成28年12月会議 2016年12月12日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる