洞爺湖町議会 平成28年12月会議 2016年12月12日
災害時の対応のマニュアル化について
2016年12月12日、洞爺湖町議会の一般質問で、五十嵐篤雄議員が「災害時の対応のマニュアル化について」質問し、企画防災課長 鈴木清隆、環境課長 若木渉が答えました。
- 聞いた人
- 五十嵐篤雄 議員
- 答えた人
- 企画防災課長 鈴木清隆、環境課長 若木渉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
次に、2番目の災害時の対応のマニュアル化について質問してまいります。避難計画では、避難は自主的にといいますか、住民が自己責任で避難所に向かうということが明記されておりますし、そうでなければ、バスなどの手段は町のほうで用意しましょうというようなことも記載してございます。1番目の避難時に車中で過ごす場合についてということですが、車で避難することを推奨しているわけでもありませんし、どこでも車で逃げてくださいと書いてあるわけではございませんけれども、きっと車で移動されて避難される方もいると思います。ニュースで皆さん、ご存じだと思いますが、ことしの4月に発生した熊本地震でも、特に地震が続くと家の中にいたくない。外でテント生活でもいいのですが、自分の車の中で、きっと余り他人とは接することなく、ある意味、自由な空間だろうということで、多分、車中というものを選ばれるのでしょうが、実はやはり1名の方がエコノミー症候群でお亡くなりになっております。また、かつての中越地震でも、車中泊と言いますが、長引いた関係もありまして死亡者が出ているということを考えたときに、特に車で移動はするなと禁止しているわけでもない、推奨しているわけでもないけれども、実際に車で避難されて、それが1日ぐらいでしたらいいですが、何日も車中泊が続くような状況を考えたときに、このような危険が想定できるわけでございます。ですから、まずその対策として、医療であるとか、そういうのも含めて、車で来た人の確認だとか、そういう対策というのは考えられているのかどうか。これを伺いたいと思います。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
洞爺湖町において災害が発生し、避難した住民の方々は、基本的には避難所で過ごしていただくこととしており、車中で過ごすことは基本的には考えておりません。ただ、仮に車中で避難生活をする住民がいた場合、長時間車中で過ごすことは体によくないので、避難所で過ごすようにお伝えしていくこととしております。また、それでも車内におられる方がいるとしたら、エコノミー症候群にかかるおそれもあるので、時間をおいて車外に出て体を動かすようお伝えしていく。また、やはり避難所のほうへ来ていただくということを呼びかけていきたいと考えております。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
そこで、要するに車で避難されたとしても車中泊は控えましょうみたいな、やはり、このマニュアル化というのはそういうことなのです。同時に、避難所自体が、これは想定しにくい部分もあるのですが、入り切れないだとか、あふれて必然的にやっぱり車しかないとか、余り考えたくないのですが、そんなケースをまず想定した場合に、今おっしゃったような、定期的に外に出ていただいて何か専門的な指導をする体操などがあるようです。この熊本なんかでも、中越地震の教訓から、ちょっと医療チームではないのですが、巡回して健康状態をチェックするグループをつくったということも聞いていますので。そこまで考えるかどうかなのですが、体制としてとれるという準備があってもいいのかなというふうに考えたのですが、いかがでしょう。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
まず、先ほどの避難所の誘導ですが、これは定員の部分も入れた形の中で避難所が安全であるということを確認して、避難所への誘導というか、導いていくこととしております。それから、体操、また、巡回の部分でありますが、こちらのほうに関しましては、2000年噴火もそうであったのですけれども、医療班、また、保健師さん等が毎日巡回してきます。そうした中で、そういう運動していただく。また、車中だけではなく、体育館の中にいても、結構体を動かさないでいる部分もありますので、そうした部分では避難所にいる職員が体を動かすようにとか、そういうお話をして、やはり病気にかからないような呼びかけはこれからもしていく形になるかと思います。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
わかりました。車のみならず、避難所生活そのものが窮屈な生活ですので、同じようなことが言えるのかなと今の答弁を聞いて思いました。いずれにしても、その体制がしっかりできるように整えておいていただきたいと思います。次に避難時ペットの取り扱いについてということでございます。これは特に環境課という通告はしていなかったのですが、私のところにもペットを救うためのアンケートに協力してくださいということで、ちょうどアンケートが来ました。うちも小さな犬が1匹おりますので、アンケートに答えさせていただきましたが、これは要するに、避難のときにペットも一緒に避難できますという意味合いでアンケートをとられたのか。その真意といいますか、それを、もしわかればお聞かせいただけますか。
町の答え 環境課長 若木渉(環境課長は2019年6月まで)
今ご質問がございました、そのアンケートの件でございますが、今回のアンケートにつきましては、災害時に住民の方々と一緒に避難してくるペットがどのくらいいるかについて、アンケート調査を実施してございます。調査結果につきましては、現在、集計中でございますので、現時点におきましては頭数までは把握できてございませんが、この調査結果をもとに、今後の災害時に避難してくるペットを収容するためのケージがどのぐらい必要なのか、その辺を把握した中で、防災の備蓄品として確保してまいりたいということで実施したアンケート調査でございます。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
基本的には一緒に避難できるということは、ペットをかわいがっている町民にしてみたら朗報かと思いますし、私は直接体験はないのですが、2000年の噴火のときにも、ペットの関係でつらい思いをされた方がたくさんいると聞いておりましたので、しっかり調査して、調べておくことが大切だと思います。もう一度確認しますけれども、これは全世帯に、ペットを飼っているかどうかわからないのでしょうから、ただ狂犬病の注射なんかで住民課のほうで登録しているリストで大体の頭数などはわかるのかもしれませんが、全く申請していないで飼っていられると、ちょっとその辺はわからなくなろうかと思いますけれども、どのぐらいの範囲の調査をされていたのか。それで全体のペット数の把握ができるのかどうか、ちょっと気になったものですから、それをお伺いしたいと思います。それから、調査票には運ぶケージを持っているかどうかという話があったのですが、運ぶケージはあるのですが、これは輸送用のケージですから、輸送していっても、避難先で犬をそこで飼育するわけにいかないので、やはり専用の飼育ケージというのが、また必要になると思います。この辺の整備が避難所にうまくできるのかなという疑問と、また、ペットのためのフードも用意しなければいけない。そこまで考えられているのか確認したいと思います。
町の答え 環境課長 若木渉(環境課長は2019年6月まで)
今ご質問がございました、まずアンケートの対象でございますけれども、アンケートといたしましては、基本的にペットを飼うことが許されていない集合住宅とか公営住宅など、そういった部分は排除した中で、残りは全戸として送付させていただいた調査でございます。犬であれば、当然、狂犬病の登録等がございますので、犬だけであれば把握している数値はございますけれども、今回につきましては犬限定ではなくて、哺乳類という類いで調査させていただいているところでございますので、今、その集計をしている状況でございます。その中で、今のケージの話でございますけれども、移動用のケージと飼育ケージが違うというご指摘をいただきました。まず、町として避難時におけるペットの取り扱いについてでございますが、避難所でのペットの取り扱いとなりますと、やはり住民の方々と避難スペースとしては別室を確保した中で、ケージ等による収容体制を確保して、餌等の手配をしていくことが必要になってくるのかなと想定してございます。その上で、今、把握しているケージ数につきましては、あくまで、今言われた飼育用ということで手配していかなければいけないのかなと考えてございます。以上でございます。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
わかりました。おおむね理解いたしました。次の質問に移ります。備蓄品の配置と種類、使い方ということなのですが、これも防災計画の中に載っていまして、備蓄品の配置については防災センターと総合支所、それからこれは、今はどうなっているか確認したいところですが、大磯分区、大磯の漁港も何か海上輸送の可能性を秘めているのでというような形で指定されているようでございます。先ほどの質問とちょっと関連するのですが、避難所ごとに置くということではなくて、結局、供給・調達するという前提に立っていますので、ここで備蓄はしていても、避難所に配送するというのを前提に考えられているのだろうなというのは想像がつくのですが、避難所の大きさなんかにもよるかもしれませんが、配送不可能ということにならないのかなと。先ほど町長のほうから国道230号線とか、いろいろな迂回路の検討がされているので、恐らくいろいろ回って調達できるのかな、外部から、私どものまちの備蓄品以外のところからも応援をお願いできるというお話も伺いましたけれども、自賄いではないですが、もう少し備蓄の拠点があってもいいのかなと率直に感じたのですが、まず、その配置と種類についてちょっとお伺いしたいと思います。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
災害発生時における応急対策の活動を円滑に行うため、防災資機材等の整備に努めることとなっておりまして、防災資機材の倉庫を整備しております。議員がお話しした大磯分区の部分に関しましては、現在のところ、整備はされておりません。洞爺総合支所、また、こちらの洞爺湖町役場の資材のところに整備をしているところであります。資機材の倉庫につきましては、毛布、ヘルメット、防じんマスク、発電機等の整備を行っております。また、昨年度には、段ボールベッド、トイレなどを備蓄しております。これは段ボール製のベッドですね。それと段ボール製のトイレを整備したところでございます。また、福祉避難所におきましては、折り畳みベッド、暖房器具、布団、おむつ、食料などを備蓄しております。また、避難所となる学校の部分でありますけれども、体育館には災害避難用の緊急マットを置かせていただいておりまして、災害初期段階で持ち込むことがなく、体育館にマットを敷いて休むことができるように備蓄しているところでございます。ただ、全ての資機材がそろっているわけではございません。各関係機関と防災時の応援に関する協定を結んでいるところでありまして、先ほども町長がお話ししたとおり、人材の派遣、職員の派遣並びに食料、飲料水及び生活物資、資機材の供給をしていただけるよう体制を整えているところでございます。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
備蓄にも限界がございますので、いろいろなものをたくさん用意するというのもなかなか困難なことかと思いますが、もう少し、できれば避難所に少しずつでも備蓄できるものがあればいいのかなというのをちょっと感じたものですから、質問してみました。あとは、ちょっと細かい話ですが、種類の中に多分あるのかなと思いますが、例えば医療用具といいますか、医者ではないのであれですが、ばんそうこうとか包帯とか、消毒液などの簡易な医療道具というのが配置されているのかどうかをちょっと確認したいと思います。それから、こんなことはないかもしれませんが、先ほど備蓄品がこの防災センター、総合支所というふうにありましたけれども、この防災センター自体が代替庁舎という形になったときには、ここは使えないということになりますので、この辺のやりくりもちょっと大変なのかなというふうに思います。防災センターに備蓄品というのがふさわしくないとは言いませんが、むしろ散らばっていたほうが活用しやすいのかなとちょっと考えたのですが、いかがでしょうか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
医療用具につきましては、各避難所に全て整備はしていないところではございます。ただ、今お話ししたとおり、この備蓄に関しましては、毎年計画的に備蓄を進めているところでありまして、不足するものは毎年計画的に備蓄していく整備をしているところであります。また、代替の庁舎等に関しての不安でありますけれども、洞爺湖町のこの本庁舎に全て備蓄品を置いているわけではなく、先ほどもお話ししたとおり、まず第一に必要なマット等に関しましては、各避難所のほうに分散して置いているところであります。ほかの部分に関しましても、置けるところに置くという形にもなるのですが、先ほどお話ししたとおり、総合支所に発電機とか、そういう意味では、やっぱり分散という部分では考えていきながら整備はしているところであります。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
4番目の資機材の種類、配置ということについても、恐らく備蓄品の中でもちょっと説明を受けましたので、これは、防災センターに毛布、ヘルメット、簡易トイレ等々が設置されているということで理解させていただきました。それで、まずこのマニュアル化ということを申し上げたのは、この辺を細かく防災計画にうたっているわけではありませんし、一部うたっているのも当然ありますが、町民が持っている災害時のマニュアルというのは、今、私の手元にあるこのガイドブック、これのほかに何か小冊子になっているものはあるのでしょうか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
町民に配付している部分では、今お手元にありますガイドブック、それと津波の浸水区域を示した地図等の津波災害の周知の部分があります。また、有珠山の噴火に伴うハザードマップ、こちらでもやはり噴火に備えての資料として町民にお渡ししているところであります。あとは地図がメーンにはなっておりますが、土石流警戒区域、町内には92カ所あるのですが、こちらのほうで災害が起きた場合の警戒の場所とともに、避難する場所、避難所の周知をした資料を全戸に配付しているところでございます。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
そこで、マニュアル化と申し上げたのは、全部が全部、必要とは思いませんが、この避難時の車中の、進めるわけではないですけれども、これは車の運転のときには鍵をつけてとめておきなさいなどというのは書いてありますが、車中泊に言及はしておりません。また、ペットについても、これから調査して、取り扱いについては決まるのでしょうけれども、ぜひ、これは住民の方々にとってみたら、とても大切な事柄になろうかと思いますので、私はこのガイドブックの何か1ページ、2ページの増刷でも構いませんから、今お話しされた中で住民にとって必要だなと思われる部分、私は車中の過ごし方だとかペットの扱いなんかは載せてあげたほうがいいかなというふうに考えます。新たにつくるのではなくて、この中に追加する形でも記載していったほうがよろしいのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
それを作成したのもかなり前ですので、改めて直していきたいと考えているとともに、現在、地域担当職員が自治会のほうに出向いて、やはり防災に関する部分を知っていただくために各職員が回ってお話をしていきたいと思っています。また、町長から、やはり、ぜひしっかりと、自分がどこに避難すればいいのか、この災害のときにはどこに避難するのか、その地域はどこに避難していけば安全なのか、避難所はどこなのか、それを住民みんなに伝えるようにという指示を受けているところであります。これから、予算が入ってくるところですが、そうした部分で、各地域ごとに津波の場合、噴火の場合、また、土石流なり、そうした部分のですね、自分の地区が、また、自分の班がどこに避難していくべきなのか、安全を確保するにはどのようにしたらいいのか、そうした部分を、冷蔵庫などに張れるようなものとか、そういう周知の仕方の中で行っていきたいと思っています。また、当然、今、防災計画の見直しをやっているところでありますので、この防災計画の見直しの後に、ガイドブックは中に編集をしていきますので、そのときにお話ししておりますペットの部分とか車中での部分、車での移動、そういう部分も変更して出していけると考えております。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
よろしくお願いします。