洞爺湖町議会 平成28年9月会議 2016年9月16日
台風10号による大停電について
2016年9月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、板垣正人議員が「台風10号による大停電について」質問し、企画防災課長 鈴木清隆、町長 真屋敏春が答えました。
- 聞いた人
- 板垣正人 議員
- 答えた人
- 企画防災課長 鈴木清隆、町長 真屋敏春
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 9番 板垣正人
次に、3番目の質問に移りたいと思います。台風10号による大停電についてということで、件名として出しておりますけれども、今回、町内で長時間停電により多くの被害が起きたと。北電等に町として強く要望することがあると思われるが、町の考えはということで質問させていただきました。今回の停電ですが、停電というのは自分のところが停電にならないと案外気にならないもので、しかし、自分のところが停電になると、こんなに気になるものはないというぐらい非常に大変なことであります。きのうもいろいろお話がありましたけれども、今は昭和の時代と違ってですね。昭和の停電と違って、平成の停電は停電になった段階で家の中の機能がほとんどストップしてしまうというような、例えば、トイレもできないとか、水があってもトイレが流れないとか出ないとかという場面もありますし、今回は夏だったからよかったけれども、ストーブなんかも、また、電話もそうです。要するに電気がなかったら本当に生活ができないというような時代になりました。その中で、大災害、今回は台風といえども、少しでもね。例えば、停電の戸数を減らすとかという努力というのは、北電さんもやっていると思いますけれども、例えば、私のところも、個人的なことを言ってあれですが、私の地域に住んでいる方で、要するに11時間ぐらい停電しました。夜から朝までかな、びっちりね。でも、すぐふっと隣を見ると電気がついているのですよね。隣のうちはね。それが普通になっていて、何でこっちばっかりというふうに一瞬思うわけです。しかし、北電さんの話をいろいろ聞いてみると、いろいろな回路があってというお話で、過去に聞いたときには、バイパスというのがあって、そのバイパスを通すと停電されたところの隣近所であれば、すぐ電気が通りますみたいな話もあったのですが、今回はそういうこともないし。でも、ずっと、うちは停電、隣はついているというような状態が続くと何かどうなのかなと。例えば、北電さんとどんなふうに話をして、どういうふうにしたらやってくれるのかなと。ただ、こっちが、いつごろ電気がつきますかと聞いたら、北電ではわかりませんという返答しか、直接かけると来ませんので。その辺は、町として少しでも、本当に一部地域というか、一帯が全部停電になったというなら何となくわかるような気がするのですが、何か隣はついていてその隣はずっとつかないみたいな場面が見受けられると、何か方策とかはないのかなと思いまして、こういう質問をさせていただいています。その辺の考え方はいかがでしょうか。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
まず、町としての北海道電力への要望でありますが、洞爺湖町の災害対策本部は、8月30日午後8時35分に富岡・大原地区について停電が発生した一報を確認してから、北海道電力に再三、再開の時間等の問い合わせをしたり、また、断線している箇所を発見したときには場所等もお知らせし、少しでも早く通電していただけるように要請してきたところでございます。町としては、停電情報を防災無線でお知らせしたり、住民の方々に地域の停電の状況をお聞きしながら、停電箇所の把握に努めてきたところでもございます。また、北海道電力には再三再四、復旧状況と作業状況を確認するとともに、しつこく通電要請をしたところでもございます。議員がお話しされたのは、バイパスバックアップのところのお話かと思います。電線が切断されたときのバイパスのバックアップでございますが、北海道電力に確認したところによりますと、ほとんどの電線は、断線したときにその区間が遮断機により電気をとめて反対側からループし、通電する仕組みとなっているようですが、今回は暴風による倒木でいろいろな箇所で電線が切断されており、復旧に時間がかかったとのことであります。また、少しでも早く通電させようとしており、逆方向からの通電もできるように行ってきたところでありますが、各電線には、負荷容量がございまして、逆方向で送るときに、電力を多く使うピーク時には負荷がかかり過ぎるため通電ができなくなるというような状況であります。特に温泉街、夕方にホテル、旅館等で電気の容量を多く使うときにやはり停電せざるを得ないという状況になっております。こういう部分で、今回、温泉地区では10時間から11時間停電したにもかかわらず、電気が通じた後、再度停電するなどの現象が起こったところでもございます。また、要望のところでありますけれども、9月2日であります。北海道電力株式会社室蘭支店副支店長、また、お客様センターのお二方が事故の状況説明と長時間停電に関し、謝罪に来られましたが、町長からも、今回の停電により住民の方々が不安の中、長時間過ごしたこと、また、北電の対応をしっかりしてほしいということを要望したところでもございます。以上です。
議員の質問 9番 板垣正人
強く要望を町長がされたということで、結論的にお話しされましたけれども、今、答弁されている中で、ちょっと、うんと思ったのが、要するに容量がいっぱいだから、バックアップというのですか、できなかったというようなことを今、言いました。でも、夜中もずっとだったのですが、要するに電気を余り使っていない時間帯もバックアップできないということは、いつもできないということなのかな。そういうことに思うけれども、どうなのですか、その辺は。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
洞爺湖温泉の部分を例にとってお話しさせていただきます。洞爺湖温泉につきましては、昭和新山のほう、壮瞥側から送電されている部分がございます。こちらのほうは、容量のいい、簡単に言いますと電線の太い電気が流れているところでございます。そして、反対側の月浦方面からも電線が通じてきているところがございます。本来であれば、主要幹線の壮瞥側のほうの電線が切れた場合、そこを遮断して、バックアップの電気が通じるように月浦側を送電することになるのですけれども、その月浦側も倒木により電線が遮断されて通電しなくなったということになります。最後に、バックアップの部分が先に通電できるようになりまして、その後、本管と言ったらおかしいのですが、壮瞥側のほうが最終的に通電できるようになったという、そのタイムの、時間の差によって、ちょうど夕方に差しかかったときに月浦側から送っている電線では電圧の容量が足らなくなって、とまったりとか、そういう部分がなっております。また、温泉地区には3系統あるようでございまして、ずっと、24時間ついていたところもあるという部分は確認しております。ただ、そこの部分で、1カ所だけの断線ではなく、倒木が数カ所で起こって、やはり断線する場所が多くなって、復旧をする中で時間がかかったというのが原因ということで確認はしております。
議員の質問 9番 板垣正人
わかりました。詳しく説明いただきましてありがとうございます。本当に、ただ端的に質問をしたのは、何とかならないかという、本当にそういう気持ちです。1時間でも2時間でも早く、通電できないのかとか、バックアップというのがあるのであれば、できないのかというようなことで質問させていただきましたが、今回の災害というか台風は、それだけ大変な災害を起こしたのだということを、別な認識でするわけですけれども。今回、台風10号の被害状況ということで、いろいろな場面で、きょうもたまたま、いぶり噴火湾の漁協のやつ、これが机の上にのっかっていましたけれども、こういう被害、こういうのは数字がばっと出ますけれども、停電被害というのは出てこないのですよね。実際、ホテル、旅館なんかもそうだし、例えば、私が知っているコンビニなんかも、数十万円から100万円ぐらいの損害があったとか、いろいろなことがあるわけです。例えば、ちっちゃなうちでも、冷蔵庫の中の物を投げちゃったとか、そういう部分の被害も入れると結構な金額になる。それは、きっともって表面に出てこないと思いますけれども、それだけ停電することによって被害があちこちに及ぶのだということです。2000年の噴火のときに、電気が全部とまって、例えば、何カ月も帰れなかったようなところとか、1カ月、2カ月で戻ったところと、いろいろありましたけれども、そのときも全部、初めにやったことというのは冷蔵庫を捨てることから始まったのですよ、あのころね。だから、それだけ電気が通らなくなるといろいろな被害があるということなので、何とか少しでも早く通電してほしい。私は単純に、今回、質問したのは、隣のうちがついているのに、うちはついていないみたいなところからスタートしているのですけれども、実際は、今、聞くと、そういうことはなかなか難しいということがあるみたいですが、何とか、これが例えば、先ほどの話に戻りますが、夏だからこんな状態でよかったのかなと、これが冬だったら、大変なことになるなというように思いますので。暖房も何もかも、全部電気がなければだめだという場面ですのでね。これからは、やっぱり北電さんともいろいろと協議される中で、例えば、そのバックアップする通電の線というか、それを少しでも太目にしてもらえないか、年次計画でいいからとか、計画的でいいから少しでも太くしてくれませんかとか、そんな要望をしたほうがいいのかなというふうに思うのですが、その辺の考え方はいかがですか。それで最後にしたいと思います。
町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)
冬場の停電という部分では、やはり冷蔵庫だけではなく、寒い中で過ごさないといけないという部分では、洞爺湖町の災害対策本部のほうでも、しっかりと対応できるように、停電でやはり被害を受けるというのはありますので、対応はしていきたいと考えております。北海道電力においても、平成24年11月27日から鉄塔の倒壊によって4日間、登別市内で停電したところでもございます。あそこの世帯は5万人ほどが影響を受けたところですけれども、そういう部分も反省をとりながら、北電でもやはり送電の復旧等をやっているところで、計画を立てているところであります。洞爺湖町においては、北海道電力と年に数回、災害時の対応等、いろいろなことで協議等を行っているところでありますが、今回の長時間停電につきましては、今後、復旧体制と課題として、話し合いの場を設けていって解決策を求めていきたいと考えております。以上です。
議員の質問 9番 板垣正人
そのとおりやっていただきたいと思いますし、この件については、町長も要望したということなので、町長のほうから何か一言あれば、お答えいただきたいと思います。
町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)
今、議員がご指摘のとおり、今の時代、電気がなければということがございました。そんな関係から、一刻も早い、やはり通電をしてもらいたい。これはもう、特に要望させてもらったわけでございますが、今回の暴風による災害、特に倒木。月浦のほうも、実は森林公園がありまして、森林の中に電線が走っている部分がございます。そこのところも倒木によって、相当電線がいかれたわけでございますけれども、すぐに仮復旧、仮の電線を引いて通電していただいたというものもございます。しかし、いかんせん、やっぱり北電さんが直接手を下すのではなく、委託業者に通電をお願いしているところがあったようでございますが、管内全域において、そういう状態が続いたということから、私どもにも電気工事屋さんは何軒かございますので、特に災害復旧の前には指定業者さんだとか、そんなことを言っている状態ではなく、常に通電できるような体制をしいてもらいたい。これは、今後とも北電さんといろいろ話を持っていかなければならないなというふうにも思っておりますが、特に電気の関係については、強く、また北電のほうに要望していきたいというふうに考えております。
議員の質問 9番 板垣正人
強く要望していただいて、少しでも被害のない、未然に防げる被害であれば、未然に防いでいただきたいと思います。以上で、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。