洞爺湖町議会 平成28年6月会議 2016年6月10日
洞爺の水ペットボトリング事業
2016年6月10日、洞爺湖町議会の一般質問で、五十嵐篤雄議員が「洞爺の水ペットボトリング事業」について質問し、ジオパーク推進課長 武川正人、上下水道課長 篠原哲也が答えました。
- 聞いた人
- 五十嵐篤雄 議員
- 答えた人
- ジオパーク推進課長 武川正人、上下水道課長 篠原哲也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
2件目は、洞爺の水ペットボトリング事業ということでございます。これは、地方創生加速化交付金の交付申請で、洞爺湖有珠山ジオパークの資源を活用した観光地づくりという事業が認定されて予算がついたものでございます。その中に、四つのジャンルがある中の一つに、火山・自然活用マネジメント事業、NMOというのでしょうか。その中に位置づけられております。簡単に説明をしていただきたいと思うのですが、このジオパークの事業。やはりこれは、一つのまちの目玉になり得る、どこにもないものですから、これはしっかり推進していくことが必要だということもあって、取り上げさせていただいたのですが、本日も初日ということで、職員の皆さん、我々議員も、このPRを兼ねて、おそろいのシャツを着て、議会に臨んでいるわけです。ちょっとあれですけれども、議会では白が4、ブルーが4、グリーン3、紺3と、大変バランスのいい色合わせになっております。職員の皆さんをちょっと見てみましたら、圧倒的に紺が多くてですね。余り目立たないようにしていらっしゃるのかもしれませんけれども。中には、旧のモデルのシャツを着ていらっしゃる方もいらっしゃいまして、いずれにしても、これはちょっと蛇足ですけれども、事業をみんなで進めていこうという一つのあらわれだというふうに理解をしていきたいと思います。そこで、1番目の質問に入りますが、このペットボトリング事業に着目した大きな理由、それから、どこまで進んでいるかわかりませんが、その事業の進捗状況について、簡単にご説明をいただきたいと思います。
町の答え ジオパーク推進課長 武川正人
私のほうからは、事業に着目した理由という点でお話をさせていただきます。近年、水道水や、水道水源の水をペットボトルあるいはアルミ缶に詰めて販売、またはイベント等で配布している自治体、これがふえております。ボトルウオーターをつくる理由はさまざまですが、基本的には、水道水のおいしさを知ってもらいたい。あるいは、ボトルウオーターを通じて、水道事業についての知識を深めていただく。こういうことを目的とした自治体が多いようでございます。代表的なものとしては、水源がよいことをPRする。二つ目には、給水開始から節目の年数、何年を記念、あるいは、イベント開催を記念する。そして三つ目に名水アピールによるまちの知名度向上。クリーンで資源豊かなイメージ、これを形成していく。そういうことが挙げられるかと思います。洞爺湖有珠山ジオパークを初め、日本のジオパークには、大地と命をつなぐ水の物語があります。水は太陽のエネルギーによって、海や地表から蒸発して雲を生み出し、再び雨や雪となって地球に降り注ぎます。ふだん、当たり前のように使っている水も、長い時間をかけた、こうした地球規模の循環によって生み出されてきているといえます。洞爺湖有珠山ジオパークでは、当たり前のように水道の蛇口をひねるだけで、安全でおいしい水を得ることができますが、このような自然の循環によって生み出された、あるいは、日常生活や産業の中で使っているこのジオパークの恵みのありがたさをどうしても私たちは忘れがちだと思います。この水を象徴する洞爺湖は、11万年前の巨大な噴火でできた天然の水がめですが、ユネスコ世界ジオパーク認定の象徴的存在であり、世界に誇るかけがえのない私たちの財産だといえます。洞爺湖を中心とした日々繰り返される水の循環が、大地と人を結んでいるという考え方をもとに、今回の水のペットボトル化は、ユネスコ世界ジオパーク認定のまちとして、まちの知名度向上、そして、クリーンで資源豊かなイメージ形成を図る、地方創生の先駆的事業として取り組む価値がある事業だと。そういう視点で着目をして、事業提案をさせていただいたということでございます。
町の答え 上下水道課長 篠原哲也(上下水道課長は2023年1月まで)
事業の進捗状況についてでございますが、現在、製品化に使用する水の選定やペットボトル水の製造委託事業者及び商品名やラベルデザインの作成委託事業者の選定を行っているところでございます。水の選定につきましては、洞爺湖町には貫気別川水系、十太川の湧水を水源とした洞爺の水、洞爺湖を水源とした本町地区の水、泉湧水を水源とした水の3種類がございますので、ペットボトル水の製品化について、どの水を採用するか検討したいと考えております。また、ペットボトル水の製造委託事業者につきましては、自社製品以外のペットボトル水の製造を北海道内で請け負っている事業者は限られておりますが、製品製造委託に際しての諸条件等を勘案し、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
今、武川課長からもるる説明があったように、私もこのまちにあって、森があり、湖があり、自然の豊かさがあり、水に着目したというのは、環境を大切にするまちとして、やっぱりPRする効果もありますし、観光やイベントにも活用できて、最後に災害のときの備蓄用というのも言っていますけれども、そのように活用の度合いが大変広いということで、私はいい着目点だなというふうに思ったものですから、たくさん、7,600万円ほどある予算の中で、これは600万円しか予算がついていませんけれども、この事業を取り上げさせていただきました。ただ、残念なことに、今、上下水道課長のほうから、まだ進捗状況というよりも、まだ事業に取りかかろうかというような段階だということで、実は、2番、3番、4番の質問が、何かやっても仕方ないというのは変ですけれども、どういうふうに聞いていったらいいか、ちょっと困ってしまっています。2番目の質問ですが、製造業者云々ということですけれども、製造、流通、販売などの総合的な事業計画はということです。今、選定しているのでしょうが、例えば、先ほど認定を受けるときに、事業に着目して、多分、この600万円という予算も、具体的な項目といいますか、これをしたい、こういうふうにするのだということの積み重ねの中で申請して通ったのではないかと思うと、ある程度の事業の内容というのはあるのではないかなと思うのですが、それはなかったのですか。
町の答え ジオパーク推進課長 武川正人
全国のジオパーク自体で、非常に名水を、採水地のジオパークは多く存在してございます。もともと名水百選という環境省の制度がございました。先ほどはお話ししませんでしたけれども、特に平成の名水百選。これは洞爺湖サミットを記念して2008年につくったものですけれども、縁があって、2008年という年は、洞爺湖有珠山ジオパークが国内で初めて日本ジオパークに認定された年ということがございます。そういうことから、各それぞれのジオパークに照会をして、その製造に係るコスト等を調べておりました。特に、南紀熊野はいい水が出ておりまして、本州最南端の串本町というところがございますので、そちらに製造でどれぐらいのコストがかかるか、これらも調べておりました。この串本町については、自分の水道事業の中で製造してPRを含めてやっているということですけれども、もう一方では、箱根町のように民間の事業者にロゴマークを使っていただいて、1本当たり幾らということで、その後、売れた1本当たりに対して1円の寄附をいただいていると。そういうようなお金のやりくりをして、年間300万円ぐらいのお金の寄附があるというようなお話も聞いております。そういうことから、いろいろと調べて、本数的なことも割り返しで考えていたのですけれども、水道を担当している課長に確認したところ、やっぱり、三つの採水地があるのだけれども、うちの場合は、そこで直接くみ上げてその場でボトル化できないということで、その水を運搬して道内、道外にそれを持っていくわけにいきませんので、道内の事業者でどうだろうかという検討をして、コストの割り返し。それで最終的に大体の本数が出るだろうというところでございますけれども、何せ道内では限られているということがございまして、それを賞味期限、5年あればいいねという話だったのですけれども、2年程度しか道内の事業者でできないということがあったり。いろいろと、今、関係する課が集まって協議をしているということでございます。
議員の質問 3番 五十嵐篤雄
ちょっとやっぱり、具体的ではないので、私のほうで、この辺をしっかり考えた中で進めてほしいということで、お願いをしてこの質問を終わりたいと思います。次の1回ボトルをつくって終わりにする事業ではないですよねという部分、これは最後に町長からちょっとお答えいただきたいと思いますけれども、これをちょっと置いておいてですね。やっぱり製造については、今、言った、3カ所あるのでしょうが、どこの水を使うのか。これは、生活用水にもかかわってきますので、十分な量を確保できるのかどうかということと、これはやはり成分分析を絶対しなければいけないと思いますので成分分析をする。それから、どこでつくってもらうのか。それから、容器、容量のサイズ。それから、形状はペットボトルにするのかアルミにするのかとかですね。それで、どれぐらいのロットでつくっていくのかということについて、検討する必要があると思います。流通、販売のほうでは、どこで販売するのか。これは、庁舎とかイベントで使うのか、どうするのか。これは、先ほど言いましたように、このボトル事業が、今後のこのまちの事業として、ずっと継続するか否かによっても違うかもしれませんが、私はぜひ継続してほしいという意味合いで、今回は今回の予算を使って終わりかもしれませんが、このペットボトル事業はいい事業だと私自身は思っていますので、続けてほしいという意味で、この質問をさせていただいています。ちなみに、私が広域連合の視察で、実は、去年とことし、ごみ処理の関係で4カ所、視察をさせていただきました。その4カ所のうち3カ所で、会議に出席したときに、地元でつくった水が提供されました。先ほど武川課長が、いろいろな自治体が取り組んでいるとおっしゃいました。ちょっと、行ったところは大きな市でしたので、取り組みやすかったのかもしれませんが、簡単にご紹介しておきます。防府市では、伏流水の水源地で500ミリリットルのペットボトルをつくっていまして、100円で販売しています。ここは、担当するのは水道局です。販売しているところは、庁舎やまちの物産館等で、目的は、まちのPRと災害の備蓄用です。もう1カ所は、さいたま市で、これは浦和地区だったのですが、さいたまの水という名称で、これはアルミ缶の水でございます。これは井戸水を使っていまして、110円で販売をしておりました。水道局で担当し、水道庁舎やその営業所、それから水の公園が幾つかさいたま市でございまして、そこで自動販売機で販売している。ここは、いろいろな加熱処理か何かをするものですから、賞味期限が5年ございました。それで、これは備蓄用に使うということで、もちろん備蓄用にも使うということでございます。もう1カ所は、実は新潟県の三条市というところで、これ、実は私の生まれたところでございまして、私が行けと言って行ったわけではないのですが。そこも水に取り組んでいまして、これは湧水。上流の湧水を使っていまして、ここは500ミリリットルのペットボトルと2リットルのペットボトルもつくっていました。販売価格は120円と240円。これは建設部の水道課がやはり担当していまして、庁舎、それから公共施設、そして、これは募集して、一般店でも販売をしておりましたし、インターネットでも販売をしていました。これは賞味期限が2年で、これはまちのPRとして使うということでございました。こんなようなことも参考にしながら、早く事業を進めていっていただきたいということで、2番の質問は、これでとどめておきたいと思います。