みんなの議会

洞爺湖町議会 平成27年9月会議 2015年9月24日

洞爺湖町誕生10年を節目に新たな洞爺湖町づくりの考え方と決意について

2015年9月24日、洞爺湖町議会の一般質問で、五十嵐篤雄議員が「洞爺湖町誕生10年を節目に新たな洞爺湖町づくりの考え方と決意について」質問し、総務課長 毛利敏夫、町長 真屋敏春、企画防災課長 鈴木清隆、健康福祉課長 皆見亨、建設課長 八反田稔が答えました。

聞いた人
五十嵐篤雄 議員
答えた人
総務課長 毛利敏夫、町長 真屋敏春、企画防災課長 鈴木清隆、健康福祉課長 皆見亨、建設課長 八反田稔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

3番、五十嵐でございます。9月会議では、今回、二つの質問をさせていただくこととしております。まず、一つ目でございますが、洞爺湖町誕生10年を節目に新たな洞爺湖町づくりの考え方と決意についてということでございます。平成18年3月27日に洞爺湖町が誕生いたしました。なつかしい思い出なのですが、国の合併期限というものが設けられておりまして、期限が差し迫る中、慌ただしく合併したように記憶をしております。皆さんご存じのことなのですけれども、3町村で合併協議を進めておった中で、諸事情から、虻田町と洞爺村の2町村の組み合わせになったということもありまして、合併協議会でいろいろと協議を重ねておりましたけれども、合併を先に進めるという意味で協議は、どちらかというと半分ぐらいは協議が成立して、残りの部分については合併後に検討して再度やりましょうというような形で新町が誕生したことを覚えております。その当時、たまたま私も議員の一人でありましたので、これもなつかしい言葉ですが、在任特例という1年間の議員活動がそのまま継続するという特例で虻田町の議員の18名の方と洞爺村の議員の10名の28名の大所帯で議員活動をしたことを覚えております。この議場も、この前に仮設の机を10個並べて、また、控室も対面になるように机を10個並べて、狭苦しかったのですけれども、そのような議員活動をしたことをなつかしく思っているところでございます。現在はその半分の14名の議員数になっておりますけれども、ある意味では合併の効果の一つなのだろうなというふうにも思っています。前置きが長くなりましたが、来年に10年を迎えるこの町にとって、確かに、この間、真屋町長を中心に行政の努力や住民の方々の協力もありまして、各種団体や組織が一本化されたり、制度の統一が図られたり、各種の課題が少しずつ整理されて、ある種、安定した状態になりつつあるのかなということは私も実感しているところでございます。そこで、まず最初に、来年に10年を迎えるに当たって、まだ早いのかもしれませんけれども、予定している行事の計画があれば、まず、それを教えていただきたいと思います。

町の答え 総務課長 毛利敏夫(総務課長は2016年3月まで)

平成18年3月27日に旧虻田町と旧洞爺村が合併いたしまして、明年で10年の節目の年となりますが、この記念事業といたしまして、現在、庁内で関係課と打ち合わせを行っているところでございます。その内容につきましては、まだ打ち合わせ段階でございますけれども、来年の3月27日日曜日の午前中に、洞爺湖文化センターで、式典とレセプションということで、レセプションにつきましては獅子舞とかコーラスや踊りなどを予定しております。また、合併10年の歩みなどを記載した記念誌を発行することを検討しております。今後につきましては、まだ案でございますけれども、町民からの意見も伺いながら詳細な内容を詰めまして、テーマを設定いたしまして、関係課によるプロジェクトチームを立ち上げて実施してまいりたいと考えているところでございます。また、費用につきましては、12月に補正予算を計上して行っていきたいというふうに考えているところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

お祝いを否定しているわけではございませんけれども、お祝いの行事、事業であってこれは構わないのですが、この町がさらに飛躍するための新たなスタートを意識した行事にしていただきたいということをお願いしておきます。あと、民間や各種団体で行うことがあろうかと思いますけれども、今の段階は早いかなと思いますが、そういう団体の申し出があったときに対応されるのかどうかもあわせてお伺いしておきます。

町の答え 総務課長 毛利敏夫(総務課長は2016年3月まで)

民間や各団体からの申し出があった場合でございますけれども、先ほど説明いたしました内容につきましても、まだ案でございまして、詳細についてはまだ煮詰まってございませんので、今後、民間や団体からのご意見なども伺いながら進めてまいりたいと考えているところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

それでは、2番目の新たな洞爺湖町のスタートに際し、今までをしっかり検証することが重要だと思いますが、よくなったと把握している事柄は何かという質問に移ってまいります。大変恐縮ですが、質問が抽象的だったのかなとちょっと反省しているところでございます。趣旨は、10年を迎えるに当たって、その重みを感じながら、より気を引き締めてスタートしていただきたいという趣旨の質問なので、その辺はご了承していただきたいということを言っておきたいと思います。ここで訂正をしておきたいところがあります。質問項目で、この10年間を振り返ってと表現しておりましたけれども、実際は9年で10年目に入るということでございます。意味は察していただけると思いますが、正式にはまだ10年たっておりませんので、間違った表現になってしまったことをおわびして訂正させていただきたいと思います。話がほかにずれるかもしれませんけれども、町長は、温泉街といいますか、金比羅火口近くなのでしょうか、高温の泉源が発掘されたということで、確かに金を掘り当てたり、銀を掘り当てたりすれば、それは宝の山ということですし、活用が可能な高温の温泉を発掘できたということは、確かに宝の山と言ってふさわしいことであろうかと思います。その宝の山というのは、まさにハード的にも宝の山だということですが、いろいろと抱えている課題や問題点を解決することによって大きな効果が生まれると思います。その効果が生まれるというのは、度合いにもよりますけれども、それも、ソフト面といいますか、宝の山と呼んでいいのではないか、こんなふうにも思っています。余り課題ばかり多くても困るのですが、着実に課題を解決していく、その宝の山になることも大事だなと。そんな観点もありまして、行政は、常に批判されたり、悪いことばかり言われ、やって当たり前と言われるのがお決まりということになっていると思いますけれども、せっかく皆さんの努力もあるので、この際と言うのは変ですが、悪いことばかりではなくて、実際にこれだけ努力をして、こういうことがよくなったのだということを積極的にアピールしてもいいのではないかということで、手前みそみたいな形になりますけれども、2番目はこういう意味合いで質問をさせていただます。2番目の質問に対しての答弁をお願いいたします。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

平成18年3月27日に旧洞爺村と旧虻田町が合併し、新町洞爺湖町が誕生いたしました。おかげさまで合併したときに、それぞれの両地区に地域審議会を立ち上げさせていただいて、地域の持っている課題、そして、まちが一つになったときにどうあるべきか、いろいろご論議をしていただいて今日に来ているかなという感がいたします。その間、2008年には、この地域で北海道で初めての先進国首脳会議、G8北海道洞爺湖サミットが開催されました。今まで、ややもすると、北海道の小さな田舎町ということで、本州方面の方には地名を言ってもなかなか理解をしていただけなかった部分のところがサミットがあったおかげで、洞爺湖から来ましたということになりますと、ああ、あの洞爺湖かということで知名度がかなり上がってきたのかなと。さらには、2009年、翌年でございますが、洞爺湖有珠山地域が世界ジオパークの国内で第1号の認定地域になってきたということで、これからこの地域はさらに発展していくぞという矢先でございましたが、残念ながら、当時から両地区とも財政面が非常に厳しいところで、平成22年度の決算をもって平成21年から財政の早期健全化団体の指定を受け、4年間の計画を立て、この4年間で早期健全化団体から脱却しますという計画書を提出し、それに邁進してきたところでございますが、当初描いていたような事業がなかなか進みづらいという部分もあり、町民の皆様にも大変ご不便をおかけしました。しかし、何とか1年前倒しの平成23年度決算で早期健全化団体からも脱却でき、いよいよ、これから本格的に何らかの事業、合併して一つのまちになって行政面積もふえ、新たに観光の目玉として、農業、そして、水産業があるまち、小さなまちではあるけれども、非常に豊かな産業があるということで、この大きな3本柱を何としても拡大していかなければならないということから、それらの内容に邁進してきたところでございますが、観光産業、農業産業、水産業、これらにいろいろかかわってきた詳細については担当課長のほうから後ほど答弁させますが、おかげさまで、そのかいがあってか日本の円安傾向もあり、今、外国のお客様が非常に多く我がまちにも訪れてきています。そこには、ただ来ていただけるだけではなくて、地域の方々がおもてなしの心を持って、お客様をお迎えしようとする姿勢が少し見えてきたのではなかろうかなというふうにも思っております。ただこの地域に来てくださいだけではなくて、来ていただいたお客様にいろいろな情報を提供しながら、特に私どもは、今、世界ジオパーク、洞爺湖有珠山、これを全面に出しながら、さらには町民の皆様への学習会、強いては子供たちへの防災、減災教育、そして、火山マイスターの方々を中心としたご協力をいただきながら、この地域に根ざした活動をさらに進めていかなければならないなというふうにも考えております。なお、詳細については、担当課長から答弁をさせていただきます。

町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)

今、町長が申したとおり、平成18年3月27日に旧洞爺村と旧虻田町が合併して9年たったところでございますが、やはり、洞爺湖町の一つになった時点で、農業、漁業、観光がやはり躍進している部分というのはほかのまちにないところと思っているところでございます。一つには農業の分野でございますけれども、洞爺地区においては主産業であります農業振興に力を注いでおりまして、その中には長芋選別機の導入、また、小麦乾燥機の導入、また、土壌分析機の導入などの支援を行っており、また、農業者の方々のご努力もありましてすばらしい農産品を市場へ提供しているところでございます。漁業につきましては、今、外来生物であるザラボヤ対策の部分でも支援をしておりますし、また、沖洗いの洗浄機の整備、そして、大磯分区の港の整備などを行って、漁業者が働きやすい環境を整えているところであります。または、観光の部分でございます。観光に関しては、やはりインバウンドの誘客、また、若い人方が力を一つにして、マンガ・アニメフェスタやいろいろなイベントを開催して、洞爺地域にいろいろなことをやっているという部分で多くのお客様を誘客しているところでありまして、そうした部分では産業の部分、農業、漁業、観光、やはり両立して一生懸命切磋琢磨してよくなっているところではないかと思っています。また、洞爺地区の部分でございますけれども、洞爺地区は、やはり、すばらしい環境を壊さないために、町としましては、準都市計画を設置して、地区住民が安心して住むことができる住環境の保全を行っているところでありますし、やはり、防災整備に関しましては、西胆振消防組合の洞爺出張所の建設を現在行っているところでございますし、来春には防災行政無線が整備されることとなっております。これが整備されることによりまして、緊急時の情報伝達を行っていくこととしております。さらに、洞爺高校の跡地有効活用や旧洞爺診療所での高齢者サロンの開設などを行いながら、やはり、洞爺湖地区においては芸術、文化が漂う地域づくりに努めてまいります。以上です。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

午前中に1項目めの2番まで答弁をいただきました。2番目の質問に関しては、いいところ、うまくできたことは遠慮なくPRしてもいいのではないかという中で答弁をいただきました。しかしながら、さすが町長だなと思ったのですが、今までやれてきたこと、やってきたことを淡々と、猛アピールするわけでもなく、冷静にお話しされたのはさすがだなというふうに思いました。いい点というのはこれからも伸ばしていけるよう、引き続き対応していっていただきたいなというふうに思います。その中で、町長は、観光を主とし、農業、水産業の結びつきということもお話しされました。私ごとで恐縮ですが、今回の選挙の中でも、本当の意味でこの町が一本になるためには、それぞれの地域が特色を生かして強くなること、そして、それぞれの産業が結びつき、地域がつながり、人がつながるということをテーマに選挙戦をやらせていただきました。今、町長が答弁されたように、地域の力をしっかり発揮すればいいまちづくりができるのではないか。これは次の質問にかかわりますので、この辺にしておきます。3番目の質問でございます。二つの自治体の制度や公共料金の一本化を初めとして、町民の融和や交流に努力をされてこられました。しかし、洞爺地区にあっては、予想外で大きく早い変化に戸惑いを隠し切れません。そこで、行政が考える住民が期待する地域の形を示していただきたいという質問でございます。洞爺のことばかり申し上げるのも何かと思うのですが、どうしても小さな地域ですので、その影響が大きいということであえて挙げさせていただきました。当然と言えば当然かもしれませんが、合併による役場機能の縮小、それから、商工会を初めとするいろいろな団体の統合によりましてその機能が縮小してしまっています。機能が移転することによって組織が弱体化してしまったり、洞爺高校の閉校が決まったり、道立ネイパル洞爺の閉鎖、そして、JA店舗の閉店等、この9年間でちょっと激し過ぎるほどの変化がありました。これは合併のせいだと言っているわけではないのですが、合併がこれらの原因になっているのではないかと住民の中では思っている方が多分いらっしゃるのだろうと思います。町長は、これらの地域の状況を十分に理解されて、特にこの地域に力を入れているのだということを毎回おっしゃっていただいていますし、高校の閉校後の跡地利用や地域振興についても、洞爺地区振興策検討委員会の意向を最大限に尊重したいということも言われて、本当に前向きに対応していただいております。そのことを私は十分理解しているのですが、町民の中では、一つ一つの事象が余りにも大き過ぎることから、不信と言ったら言い過ぎかもしれませんけれども、先が見えないような不安感を抱いているのではないかということでございます。私が理解しているといえども、まだまだ地域全体ではこういった状況から抜け出せないでいますので、町長のお言葉でこの地域の将来像を示していただければ少しでも地域の不安は除かれるのではないかという思いでこの質問をさせていただきました。答弁をお願いいたします。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

おっしゃるように、合併して10年でございますけれども、思えば、洞爺の地区においては大方の職員が本庁地区に来ます。名前こそ洞爺総合支所ということでございますが、いわゆる窓口業務等々、そして、今、これではいけないということで農業振興課をそちらのほうに配備しているわけでございますけれども、いかんせん、役場の職員が相当数こちらに来てしまっているということが否めない状況がございます。そんな中、洞爺高校も平成28年3月で閉校になるということから、洞爺地区振興策検討委員会のほうでいろいろご論議をしていただきました。それはそれで尊重しながら実行するという作業を今進めておりますけれども、洞爺の将来像といいますか、さきに合併してすぐに準都市計画区域に指定をさせていただきました。あの地域は、むやみな乱開発は極力避けて、いわゆる自然豊かな文化香る地域にしていかなければならないだろうというふうに考えております。ただ、人が余りにも少なくなってしまうという点は懸念材料として一つありますので、そこら辺は、今、私どものまち・ひと・しごと創生有識者会議の中でしっかり組み立てをしていかなければならないなというふうにも考えております。特に、今、計画としてこれから皆さんといろいろと論議をしていかなければなりませんけれども、公営住宅等々については、今、古くなっておりますので、将来的には年次計画の中で整理をしていかなければならない。今は政策的に空き家にしている部分もございます。しかし、公営住宅法によらない民間の力も借りながらの住宅、できれば、洞爺地区に1棟になるのか2棟になるのか、これから議論を深めていかなければなりませんけれども、最低でも20戸ぐらいの単身者住宅―単身者に限るのか、あるいは2人世帯を考えるのか、そこら辺も議論をしていかなければなりませんけれども、そういうものを洞爺地区に何とか建設できないだろうかということを、今、頭の中で考えております。いろいろ情報網をたどっていくと、いわゆる温泉病院がございます。現在、住民票を持たないで私どもの温泉病院に勤務されている方がたしか全部で16名だったというふうに思いましたけれども、この方々は、今、病院が用意する住宅に入っていただいております。ただ、病院のほうとしても、何とか病院の拡張も検討していきたい。しかし、今、入っている住宅地の場所に建設をしなければ、病院としての機能維持を果たすことができない。それで、今お住まいの方に病院としていろいろご意見を伺ったところ、新しく住宅を建てるとすればどの辺がいいですという中で、やはり、都市部に集中してしまう。それであっては、病院にとっても、私ども行政にとっても非常に厳しい状況になるので、そこら辺も一つ考慮しなければならないだろうと。さらには、今、高台の大原地区に特別養護老人ホームを建設していただいております。ここは50人入所ということでございまして、そこに勤める方も結構ふえてくるであろうということが予測されておりますが、今、職員住宅として8戸を建設する予定と聞いておりますが、8戸では恐らく間に合わないだろうと。となれば、やはり、そこに勤める方々の住宅も確保しなければならないだろうと。それと、今、とうや湖農協の本所も高台のほうにありますけれども、農協のほうにもお聞きしますと、隣町、その隣町、さらにその隣町のほうからも勤務で来られている職員の方々がいらっしゃいます。そういう方々が私どもの提供する住宅地にうまく入っていただければ、ある程度の若者がキープできるのではないだろうかということも、今、検討させていただいているところでございます。また、これも、今、整理をしている段階でございますが、新得というまちでは農業研修制度を用いていたようでございます。若い女性の方々がそこで1年、2年研修していただいて、地域の農家のほうに勤めていただく、そういう制度をやっていたようでございますが、新得のほうも先行きがかなり厳しい状況になってきているというお話を聞いております。というのは、ある程度、農家のところには未婚者の男性のところに女性が就職していただいて、そこでめでたく結婚していただいて、農家の後を継ぐというふうなことを10年くらいやってきたようなのですが、最近は、どうも、その研修所で研修を終えたらほかのまちの農家に嫁いでいってしまうということで、まちでこれだけお金をかけているのだけれども、ジレンマがあるというお話も聞いております。ただ、私の町にはまだまだ未婚の農家の男性もおりますし、そういうのも一つの検討の材料かなと思います。今、いろいろなことを検討させていただいておりますが、今、即実現可能なのは、やはり、単身者住宅を建設し、しかも、公営住宅法によらない低家賃で入られるような住宅政策を何とか考えることができないだろうかということで、それが実現に向かうように、今、検討をしていただいております。そういうものを模索しながら、洞爺に若い方が住めるようなものをこれからも構築していきたいなというふうに思っています。また、今、私どもの町は、観光、農業、水産業等々がございますが、できることであれば洞爺の地区の方々とご相談しなければなりませんけれども、一つには、高齢者社会を迎える中で、福祉政策のほうにも今後は力を入れていかなければならないだろうと考えております。その中で、先ほど申しました高台の大原地区のほうに特別養護老人ホームの50人入所が近々建設されますが、その後の対策として、洞爺地区のほうにおいて何とか福祉に関するような施設といいましょうか、これは行政だけではなくて民間の力もお借りしながら整備できないだろうかということもただいま検討しているところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

種々のお話をしていただきました。最後にお話しされた福祉政策の中での事業は次の質問の中に絡んでくるかと思いますので、そのときにまた少しお話をさせていただきたいと思います。いずれにしても、一体化するにはまだまだ努力をしていただかなければならない面があろうかと思います。全て行政任せではなく、私たち議員も私もそうですが、そういったことに努力をしていく必要があるだろうというふうに思っています。これは全く私の個人的な提案なのですが、先ほど町長がお話しされていましたように、総合支所に農業振興課を置いてある程度の職員が配置されるようになりました。それは結構なのですが、年に1回でも結構ですので、試験的に町長が総合支所にいる日を何とかつくってもらえないか。地区別懇談会というものをやられていますけれども、そういうことではなくて、1日町長室でもいいのですが、そういうものを設けていただいて、若い人たち、子育てをする人たち、この地域に新しく入ってきた方々等、これは予約制になるのかわかりませんが、お年寄りも含めて、そういう方々と洞爺地域で話をできる場が設けられたらなと思っておりますので、ちょっと検討していただきたいというふうに思っています。次に、2番目の質問に入ってまいります。高齢者が楽しく安心して暮らせるためにという質問でございます。高齢者というのは、多分、65歳以上からを言うのでしょうけれども、65歳といったら元気な方が大変いらっしゃいますし、75歳でも元気にご活躍されている方もいらっしゃいます。75歳になると後期高齢者という名前をつけて問題になったりしたこともありましたけれども、その区分けは別にしても、ここの質問では、通院はされていても健康で暮らしていらっしゃる、特におひとりで暮らしていらっしゃるお年寄りが少しでも長く健康で楽しく暮らしていけるためにという意味合いで質問をさせていただくものでございます。まず、どれぐらいの方がこの町にいらっしゃるのか、ひとり暮らしのお年寄りの実態についてどのように把握をされているのか、お伺いをしたいと思います。できれば、そこまでは無理かもしれませんが、健康な方、入院されている方がいらっしゃるかもしれません。また、自分の持ち家で暮らしている方等がいるかもしれません。もし可能であれば、そんなことも含めて答弁をお願いしたいと思います。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

当町におけます75歳以上のひとり暮らし高齢者世帯でございますが、8月末現在で409世帯でございます。地区別に見ますと、本町地区が302世帯で、同地区内の全世帯数の8.4%、洞爺地区が45世帯で同比6.0%、洞爺湖温泉地区におきましては62世帯で同比8.7%ということで、75歳以上のひとり暮らし高齢者が最も多い地区となっているところでございます。議員から今ご質問をいただきました健康、入院、持ち家等について、わかる範囲での状況でございます。生活実態等につきましては、毎年度末に民生委員の協力によりまして把握をいたしておるところでございます。地区別によりまして多少の差はあるものではございますけれども、まず、持ち家をお持ちの方の割合はおおよそ60から70%前後であるというふうに把握をしております。また、仕事をされている方、さらには、ボランティア活動をされている方等々につきましては、75歳以上という年齢になりますと、数%の状況というところでございます。なお、参考としてお話をさせていただきますが、ひとり暮らし高齢者の比率の高い温泉地区の方につきまして、今後の地域課題に即した支援の検討としたく、町保健師が訪問をしております。その確認した事項といたしましては、自治会の活動、高齢者サロン、社会福祉協議会主催のふれあい交流会など、全く何にも参加していないということは約半数の割合の状況でございました。理由といたしましては、人前に出るのが嫌だとか、団体行動が好きではない、自分が年寄りではないと思っているというような理由等でございましたが、全く参加をしていない方の中でも、個人的にサークル活動をしていたり、友人と個人的に交流をするなど、社会と孤立している人は見受けられない状況でございました。また、心配事として聞かれたのは、近所との交流が少なくて孤立死が心配だというお話をいただきました。自分でも気をつけているが、家族と連絡をとるようにしているという人が多いという実態がわかったところでございます。また、医療につきましては、自家用車、福祉バス、移送サービス等でほとんどの方が定期的に医療機関に受診をしているというようなところを伺えました。以上でございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

そのような状況なのかなと捉えております。独居という言い方は余り好きではないのでひとり暮らしと言わせていただいていますけれども、実は、消防活動の中でも、秋の火災予防週間にあわせてひとり暮らしの家に訪ねて、火の取り扱いの関係で、特に女性団員を中心に査察をさせていただいている実態にございます。これだけでは何の支えにもならないのですが、いろいろな方がいろいろな形でかかわっている、これがひとり暮らしの方の支えになっているのだろうと思っています。そこで、通告はしていないのですが、前回、総務常任委員会で社会福祉協議会の視察をさせていただきました。その中で、ボランティア団体の活動で、ふれあい交流会というお話が出たと思うのですけれども、洞爺地区と虻田地区では別々な行動をされているというお話でございます。もしよろしければ、どんな活動をされているのかわかればお願いします。それと、その活動に対して予算的な面や活動の支援もやられているのかどうか。通告していないので答弁が無理でしたら結構です。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

まず、ふれあい交流会でございます。今、議員がおっしゃられましたように、本町地区と洞爺地区と2カ所において開催しているところでございます。まず、本町地区におきましては、75歳以上のひとり暮らし高齢者を対象に、月2回、2週間に一遍の割合になりますけれども、5月から10月ぐらいの期間に限定でございますが、移送サービスのボランティア、いわゆる送り迎えをしてくれるボランティア、それから、昼食をつくっていただける方のボランティア、それから、高齢者の方が来られたときにそこでゲームをしたりして、身体能力の向上のレベルアップまではいかないですけれども、レベル低下等を目的としたちょっとしたゲーム的なものをしているところでございます。町からの支援でございますけれども、ふれあい交流会に対しまして助成金を社会福祉協議会に交付をいたしております。金額につきましては、確かではございませんけれども、数十万円という金額を助成しているところでございます。また、洞爺地区におきましても、本町地区と同じように、私も記憶が定かではないのですけれども、本町地区よりは長い期間、ふれあい交流会の事業を社会福祉協議会が同じく町から委託を受けて実施しているところでございます。利用者数も年々ふえてきているというお話を聞いております。私も一度参加したことがあるのですけれども、事業に携わっていただいているボランティアの方が皆さん一生懸命取り組まれて、本当に在宅で生活されているひとり暮らしの方のために尽力していただいているということを私も真の当たりにして感じてきているところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

本当にボランティアの方々がそういった会を催すことによって、ひとり暮らしのお年寄りを支えています。ところが、ボランティアの方も、その年齢に近づいている方がボランティアをやっているというのが現状でございまして、持続可能なボランティア活動という意味合いでは、予算的なもの、人的なものも含めて、社会福祉協議会を通じてかもしれませんが、支えていっていただきたいと思います。これを社会福祉協議会に全部丸投げとは言いませんが、お任せすると、今の社会福祉協議会の事業だけで精いっぱいですから、別な形で支援できるようなことも考えていただきたいというふうに思いました。次の質問に移ってまいります。地方創生で日本版CCRCが注目されています。当町も、まち・ひと・しごと創生有識者会議で洞爺湖町がCCRCを調査研究するとしておりますけれども、その中身についてでございます。日本創生会議は一部かもしれません。皆さんもご存じだと思いますが、東京首都圏の一極集中の解消策として、高齢者の方、これは早期退職者も含むのでしょうけれども、地方への移住を提言しています。そういう意味では、都市が出して地方が受けると、ちょうどいいというような形で捉えられていますけれども、簡単に高齢者を地方で受け入れろというような捉え方をする方もいらっしゃるようなので、その辺は慎重に考えないといけない部分だとは思います。また、全国的にも、有力な候補地として室蘭を具体的に挙げられています。これは私が考えていることなので当たっているかどうかわかりませんが、恐らく、鉄のまちとして栄えた室蘭には、今でも技術を持った大きな病院施設がありますし、その病院が関係した福祉施設も充実しているということで、仮に移住しても将来的なケア、介護についても地域で十分できるということと、収容人数的に余裕があるから室蘭というふうに言われていると聞いております。まだ調査研究するという段階ですので、どこまで進んでいるかちょっとわかりませんし、私も細かいところまで存じ上げているわけではなくて勉強中のところもありますけれども、当町で考えている洞爺湖町版CCRCはひょっとして日本版との違いがあるのか、どんなことをイメージしてCCRCを捉えているのか、ここについてお伺いいたします。

町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)

地方創生先行型の上乗せ交付金タイプⅡの事業として、洞爺湖町版CCRCの調査研究事業を、現在、交付申請しているところであります。まず、日本版CCRCに関しましては、高齢者の希望の実現、地方への人の流れの推進、東京圏の高齢者問題への対応の三つの点が挙げられているところでございまして、都市部から50代、60代の方々を地方へ移住するきっかけをつくっていくというのが日本版のCCRCの根元になるところでございます。当町においての洞爺湖版CCRCの調査研究の内容につきましては、まず、住んでいる高齢者の方々が生涯活躍できるまちとしていくにはどのようなことがあるのかを調査検討していきたいと考えております。先ほど、健康福祉課長からもありましたように、高齢の方の中で半分の方が社会参加をされていないということでしたが、半分の方がいろいろと活躍されております。そうした人たちが今回の地方創生に関するアンケートにおいても何かの地域活動へ参加したい、また、参加しているとの回答が多いところでもございますので、どのような活躍の場をつくっていくかなどを今回調査していきたいと考えております。当然、安心して暮らせる地域として、医療、福祉の方々のご意見を聞きながら、多世代と交流しながら健康でアクティブな生活を送っていくことを目指していくこととしております。このような地域の取り組み状況を発信していくことにより、首都圏や札幌圏の方々が住みやすいまちとして洞爺湖町に移住していただけることも、今後、あるかと考えているところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

私も、CCRCというのは、まだ不十分ですけれども、今、課長がおっしゃったように、健康的でアクティブな生活とか、継続的なケアとか、地域社会の協働ということが、移住だけではなくて、地域の高齢者の方々の生きがいづくりにも当然役に立っていくということでCCRCは注目を浴びていると思いますが、これについては、ひょっとして、自治体ではなくて、民間がこういった事業を起こすということもきっと考えられると思いますが、先ほどの町長の違う質問での答弁の中で、将来の洞爺地区の中で行政でできる、単身者の住宅はCCRCにはならないかもしれませんが、研究の中で、高齢者の人たちが元気よく活躍できるための施設として考えていただいてもいいのかなと思ったものですから質問させていただいています。地域貢献の活動に積極的であるのであれば、今まで培った経験やノウハウが十分役立つということで、発揮できる場があれば、生きがいづくりにもなりますし、充実した生活、楽しい生活を送ることができるのではないかなというふうに思います。特に、ひとり暮らしのお年寄りについては、持ち家であっても、借家にお住まいであっても、安心・安全面からしても、一つの専用の住宅、これは新規につくるのではなく、従来の施設を活用しても構わないと思うのですが、その辺の住宅を核として小さなコミュニティーを形成するのですが、あくまでも生活は独立しながら集団生活をしていけるようなシステムというのが考えられないかと思うのです。これが洞爺湖町版のCCRCで、小さな地域における新しいスタイルなのではないかなどと私は勝手に思っております。そこで、3番の質問になるわけですが、移住者の受け入れ政策だけに限定せずに、当町の高齢者にも適用できるシステムづくりができれば、先進的なモデル地区になるのではないかと思います。もちろん、移住を妨げるものではございません。それも図りながら、当町にお住まいの元気なお年寄りにもそういったシステムが活用できないものかどうか、そしてまた、お持ちになっている経験やノウハウがこれから大切とされている子育て支援とか、地域おこしだとか、環境整備等にきっと役に立っていただけるのだろうというふうに思いますので、3番についての答弁をお願いいたします。

町の答え 企画防災課長 鈴木清隆(企画防災課長は2017年3月まで)

日本版CCRCで大きく目立つ分は都市部からの高齢者の方々を地方へという部分で、先ほど、議員がお話ししたとおり、室蘭圏域についても医療福祉が充実しているということで候補と挙げられているというところであります。洞爺湖版のCCRCは、先ほどお話しした企業単体ということでは福祉政策という形になるのですけれども、CCRCの部分に関しましては、それに地域の方々、または、地域がかかわっていくという部分が重要な部分になってくるかと思っています。そうした中では、当町で暮らす人方が仕事、社会活動、生涯学習など、そういう部分に積極的にかかわって地域に溶け込んで他世代と交流をしていく、そういうものをつくり上げていかないといけないと思っています。そうした中では、洞爺地区においては、今、小さな拠点づくりという形の中で高齢者のサロンを整備しているところでありまして、そこにいろいろな人方がかかわって溶け込んでいくという部分が今後必要であるかなと思っています。日本版CCRCと方向性とは、到達点は一つになるしても、方向性は違いますけれども、参考になるような地域づくりを今回検討していきたいと考えているところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

私も、無理やりつなげているかなということは否めないのですけれども、せっかくの機会ですので、今、調査研究する中でその辺のアイデアが生まれてくれば、もちろん移住も受け入れも大切ですが、地域の高齢者の人たちもこの町の役に立っていただくためにもそういう施策もあっていいだろうという意味で、調査研究段階であるのであれば、なお一層、その辺も考慮した形で推し進めていっていただきたい、こんなふうに思っています。直接的な関係はなかったのですが、元気な高齢者という意味合いで、4番目に、高齢者向けの健康遊具を児童公園などに設置してはどうかと考えとおります。それは、健康づくりと同時に、世代間交流につながるのではないかと思っております。私は札幌の公園で見かけまして、それまでこんなものがあるとは知らなかったのですけれども、随分前からあちこちで設置があったようでございまして、まさか当町にはないと思っておりましたら、実は、ひまわり団地の中庭に4基設置してございました。私も実際に見に行ってまいりましたけれども、ちょうど6畳ぐらいのスペースの中に4基が向かい合わせのような形で中庭に設置してありました。そして、器具の支柱に使い方の説明が印字してございました。これも通告していなくて恐縮ですけれども、私も知らなかったのは不徳のいたすところなのですが、設置の経緯として、どんなことからこれがつくられたのか、もしおわかりになればお話いただけますか。

町の答え 建設課長 八反田稔(建設課長は2017年3月まで)

設置の経緯でございますが、平成15年、16年の2カ年で建てたひまわり団地につけております。ひまわり団地の特徴といたしまして、68戸あるのですが、先ほどの世代間交流ということもありまして、子供たちの遊具、菜園、集会所、それから高齢者の遊具という4点セットで、実験的にと言ったら大げさかもしれませんが、北海道といろいろ協議をした中で設置したものでございます。議員も見ておられるかと思いますが、4基しかつけておりませんけれども、それは、今後、使用の状況を見て検討するものだろうということで、四つつくらせていただいた状況でございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

いい取り組みをしたなと思っていますが、その後の使い勝手がどうなのかも調べていただければいいかと思います。ただ、設置そのものはすばらしいことだなと思いますが、使い勝手を考えたときに、説明書きを見た中で、どういう選考で器具を選んだのか、実は、カタログを見てみましたら、物すごく種類があるのですね。腰に関係するもの、手足のもの、首のものとそれぞれあるので、この4基が別々にやれるような形になっているのか存じ上げませんけれども、できるだけうまい形で全身に行き渡るような組み合わせになっているほうがかえってよかったのかなと思います。私は詳しく見ていませんので、そうなっているかもしれません。あとは、できるのであれば、もう少し広い敷地の中で散歩をしながら次の器具に移っていける、そういうスタイルで、それから、使い方の説明も、ポールの脇にあると、説明を見ながら器具に戻って行うような形になりますので、正面に器具と併設して使い方の表示があったほうがいいのかなと思いました。今、少子化が進んでいまして、せっかくの公園があるにもかかわらず、子供が遊んでいる姿が少ないです。これは少子化が原因なのでしょうけれども、そんなこともあって、試験的にひまわり団地に設置したということです。これも、世代間交流ということでのことなのでしょう。幾つか児童公園がございます。洞爺には専用のものはありませんけれども、高齢者と子供たちが接する意味でもこの設置が望まれるところです。私も、カタログを見ましたら、10万円台から、高いものでは五、六十万円もするものがありますので、予算も絡みますから、そんなに簡単に設置できるのかどうかわかりませんけれども、設置に当たっては、ボランティア団体とか、老人連合会の方とか、いろいろな方に協議を願い、また、ひまわり団地に前例があるわけですから、自治会の方々に、どんな使い勝手があって、どんな問題点があるのかということも確認しながら、ぜひ設置に向けた形で進めていっていただきたいのですが、いかがでしょうか。

町の答え 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

健康遊具は、高齢者のみならず、中高年も含めて健康づくりや老化防止に期待ができ、介護予防にもつながりまして、さらには、子供と高齢者が同じ公園内にいるということで、会話も自然と弾み、世代間交流を図れるというふうに私も感じているところでございます。設置等についての要望でございますが、まずは、洞爺高校閉校後の敷地内における公園整備計画の中で、今、いろいろとご意見をいただきました点等につきまして協議の上、ぜひとも検討していきたいなというふうに思っているところでございます。

議員の質問 3番 五十嵐篤雄

前向きに考えていただいて、大変恐縮しております。先ほど申し上げましたように、価格帯も多種多様ですし、どこに使う器具なのかも多種多様ですので、その辺の組み合わせも考えながら進めていっていただきたいのですが、かつて、フィールドアスレチックというものがありまして、それは競技的な意味もあったので、スコアカードのようなものがありまして、どこまでできると何点というポイントをつけながら、楽しく遊びながら進んでいくようなものがありました。できたら、健康度みたいな、懸垂みたいなものだったら10回やるとどうだとか、5回ならどうだとか、この年齢でいくとこれぐらいが満点だとか、ちょっと工夫をして、健康器具を使って自分で健康度をはかれるとか、やったことが確認できるみたいなシートの工夫をすると、遊具の活用が一層図られるのではないかということで、あわせて提案させていただきます。最後になりますけれども、町長に、先ほどの話とちょっと違うかもしれませんが、高齢者としてのCCRCについて、これは調査段階ではありますが、どんな展望を持って調査を進めていかれるのかをお聞きして、私の質問を終わりたいと思います。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

現在の日本版CCRCにつきましては、いわゆる都会から田舎のほうへ50代から60代の方を中心に移住していただければなというものが素案でございます。私どもの町のことを考えてみると、私どもの町は、既に高齢化率が38.4%と非常に高いウエートを占めておりますし、高齢者の方々は、長年、私どもの町で頑張ってこられた方々をしっかりサポートしていく体制をこれから充実させていかなければならないのだろうなと考えております。新しく来た方と意見が食い違って、また、そこでトラブルが起きるというよりも、まずは、今まで頑張ってくれた高齢者の方々を大事に大事に見守っていく必要があるのだろうなと思います。ちなみに、ことしになりまして、100歳の方のところにお祝い金を6件ほど持っていかせていただきました。そのうちの半分の方は施設にお入りで、今もお元気に暮らしていらっしゃいます。ところが、残り3件の方は、今も自宅のほうにいらっしゃって、息子、娘とお元気に暮らしています。中でも、お一人の方は、自分一人でご自宅にいらっしゃる。娘さんが札幌のほうに嫁いでいって、月のうちの20日ぐらいはこちらのほうに来ていただいているようですけれども、残り10日間ぐらいはご自分で暮らしているということで、今なおお元気で、自分でご飯支度もできるし、洗濯物もできる。そして、自分の足でちゃんと立って、自分の目で見て、自分の耳で聞いてと、すごくお元気な方でした。思えば、去年、洞爺のほうにもそういう方がいらっしゃいました。これは男性の方でしたけれども、帰りに心配でそこの地区の自治会長のところにお寄りしたところ、俺はいつも毎日見ているのだということでした。その方は、100歳を超えても、車の運転をされて、セイコーマートへちょっとしたものを買いに行かれています。100歳を超えて車の運転は大丈夫なのかと思いましたけれども、その方は、つえをつきながら歩いておられましたが、車に乗ったらもうつえは関係ないのだということでした。我が町にも100歳を超えても元気な方がたくさんいらっしゃるのだなという思いがしましたけれども、こういう方々は、自分は元気だというふうに思っていても、事故に遭われるかもしれません。そのときには、行政だけではなくて、地域の周りの方が一緒にサポートできるような体制づくりといいましょうか、そういうものを私どもの町でしっかりつくっていかなければならないのだろうと思いますし、そういうCCRCに我が町はしっかりつなげていかなければならないと考えております。

出典:洞爺湖町議会 平成27年9月会議 2015年9月24日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる