みんなの議会

洞爺湖町議会 平成27年6月会議 2015年6月16日

議事録に件名の記載なし

2015年6月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、沼田松夫議員が質問し、管理課長 天野英樹、農業振興課長 杉上繁雄、町長 真屋敏春が答えました。

聞いた人
沼田松夫 議員
答えた人
管理課長 天野英樹、農業振興課長 杉上繁雄、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 8番 沼田松夫

2番目に行きます。実は、月浦小学校の桜の問題でございますが、温泉小学校はそういうことは大してありません。ないわけではありませんが、この程度なら本当に校務員が来たら済むだろうというぐらいのものでございます。月浦の小学校の古い桜ですが、これはかなり大きいです。これが3本ありまして、こんなにてんぐ巣になっているのか、これはもう助からんぞと。皆さんも知っているとおり、この小学校の桜も、3年たって大変きれいに咲くようになりました。私の見た目では、月浦の桜は多分助けられないなというぐらい傷んでいます。それでは、洞爺のほうの学校はどうなっているのだということで、洞爺の三つの学校を全部見てきました。そうすると、ここで質問しているとおり、大変です。高校の前の木などは、でっかい木です。これは、上のほうで、がっちり病気になっています。全部写真を撮っていますから、見たいと言われれば、いつでも現像してお見せできます。今回は、いわゆる学校と公共施設の関係だけで桜の問題を申し上げていますが、洞爺には民間のほうでもたくさんございます。ですから、やはり、これは本気で手入れしてあげなければいけないのではないか、僕はそういう思いで質問の通告をしました。そういう中で、私は、この間、歴史公園へ行ったのです。善光寺まで歩いて、その帰りに歴史公園でお昼ご飯を2時間ほどかけて食べたのですが、桜の木はだめだ、だめだという話ばかりしていますけれども、あそこの桜は見事です。きれいに咲いています。白い桜もありましたが、何種類かの桜がございます。本当にきれいな桜があります。我々の入江自治会の中にある公園ですから、我々は使ってきました。芝生を刈ってきれいにしてありますけれども、せっかくあれだけきれいになっているのに、使った形跡がないのですね。ですから、ついでに申し上げて申しわけないのですが、あれを利用しない手はないですから、桜というのはこれだけきれいなのだぞということで、利用されることを考えていただけたらいいのではないか。せっかく手入れをしても、使わないのでは意味がないのではないかと思います。歴史公園の桜は、何年か前まではまずかったのですが、今は本当にきれいになっています。そういうわけで、学校内の、また、洞爺総合支所のそばにある桜も、かなり傷んでいます。ですから、その辺の認識はどういうふうになっているかということをお伺いしたいと思います。

町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)

洞爺湖温泉小学校を初め、各学校等の桜てんぐ巣病についての認識ということのご質問でございます。私も、指摘を受けまして確認をしてまいりましたけれども、ご指摘のとおり、相当数の桜の木がてんぐ巣病になっているという状況でございました。昨年度は、虻田小学校及び虻田中学校の桜てんぐ巣病の対応をしてまいりましたけれども、このてんぐ巣病につきましては、議員ご指摘のとおり、全町的なものではないかと認識しているところでございます。ご指摘の各学校等の桜てんぐ巣病の対応でございますけれども、町内の公園等の環境整備のために、6月初めから臨時職員を雇用しており、現在、町に無償譲渡されました旧ネイパル洞爺の桜てんぐ巣病の作業を行っているところであり、この作業が終了しましたら引き続き各学校のてんぐ巣病の対応をしていくことを現在考えているところでございます。

議員の質問 8番 沼田松夫

私は、後から言おうと思ったのですけれども、この間、ネイパル洞爺も見てきたのです。民間の桜の公園もございますが、あっちもひどいのです。ネイパル洞爺は、もう入り口から本当にひどいです。どこまでやったか、近いうちに見させていただきますが、ネイパル洞爺の桜も本当にかわいそうにな、こんなに病気がついてしまってどうするのだよという状態でした。ネイパル洞爺の話は、今出ましたから言いましたけれども、そういうことでございます。とにかく、桜は、咲いたら確かにきれいなのですが、病気がつきます。そして、ソメイヨシノにつくということでしたが、もうソメイヨシノなどとは言っていられません。てんぐ巣病は、山桜にもくっついていっている状態があります。ですから、今後、ぜひその辺を考えていかなければ、せっかく植えた桜がだめになっていきます。桜の話はもうやめます。別なときに、また別な形でやらせていただきたいと思っております。それは、湖畔縁がひどいのです。特に、分かれ道になって洞爺のほうに入っていくルートがあるのですが、あそこの手前あたりはきれいなのです。あそこから500メートル行ったら、ずっと100メートルくらい、てんぐ巣病で枯れていますよ。ですから、次々と枯れてくるはずです。これは、また別のときにさせていただきます。うちの町の問題ばかりではないので、そういうことで1番目は終わりたいと思います。2番目は、泉、入江地区の振興策についてということで通告してございます。私自身、70年ここで生きてきて初めて、泉地区のいちご団地がどういう形でできたのかということを初めて知りました。ついこの間、選挙で歩いていたときに、2000年の噴火後の泉地区の振興策でできたものであるということを初めて聞いたのです。えっ、それは大変だよと思いました。それはどういうことかということは、これからお話を聞く中でわかると思います。これは放っておけないでしょうという思いで、今回通告させていただきました。まず、いちご団地について、いつ、誰と、どんな形で、どういう目的で、どれぐらいの規模でやったのかということがわかれば、教えていただければありがたいと思います。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

泉地区のいちごハウス団地につきましては、先ほど議員がおっしゃるように、2000年の有珠山噴火災害によりまして、泉地区では農地に噴石の被害をたくさん受けております。それに加えて、砂防ダムの建設が行われておりまして、当時は農家の耕作面積が減少しているような状況にございました。これまでの農業経営でいいますと、豆類を中心とした畑作農業で経営しておりましたけれども、農地が少なくなったことから、そういった営農を維持していくことが困難となっていた現状にありました。そういう中で、耕作面積が狭い中でも一定の所得が確保できるものはないものかと検討した結果、施設園芸を中心とした高収益な作物への転換を推進することになりました。これらの作物の生産出荷に必要な施設整備を図るために、有珠山周辺地域農業復興支援対策事業によりまして、北海道から3分の2の補助と洞爺湖町で6%の補助をして災害発生の翌年の平成13年に、いちごハウス団地を4棟、4戸の農家が経営しておりましたけれども、設置をして、現在までやっております。いちごハウスの団地整備に当たりましては、単年度の農家負担が重いということで、その農家負担を減らすために、洞爺湖農協が事業主体となりまして、10年間のリース方式で運用してまいりました。現在は、利用者の高齢化によりまして、苗床になる土の入れかえ作業が手作業で大変重労働ということで、ハウス運営を続けていくのが困難となったことから、2戸の農家が施設の利用を廃止して、施設も撤去している現状でございます。これまでの経営状況をお伺いしましたところ、燃料が最も高騰した時期は、収入が余りなく、赤字まではいかないまでも、収入につながらなかったことがありましたけれども、おおむね良好な経営状態でいちごハウス団地の運営をされてきたというふうに伺っております。

議員の質問 8番 沼田松夫

おおむね良好な形で運営されてきているとすれば、なぜに2戸やめたのですか。そんなばかな話があるわけないではないですか。僕はそういうふうに見ていないのです。赤字だからやめるのですよ。4戸建てたものが2戸になったということは、合わないのだと思うのです。合わない原因が、今、燃料ということですけれども、要するに、人手を借りてでもやれる状況ではないということになっているのだと思います。ですから、その辺をどう考えていかなければいけないのか、せっかくあれだけの投資をしてやったものが、今、2戸やっているのかなという思いさえしています。ですから、おおむねやれたというのは、どこでやれたのか、何か根拠があって言っているのでしょうか。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

今、議員もおっしゃいますように、やめる最大の理由は何かと尋ねたところ、やはり、体がもうついていかないというのが最大の理由だということでございまして、収支につきましては、最近の燃料高騰により、だんだん利幅が減ってきたということも第2の原因にあるかと推測します。以上です。

議員の質問 8番 沼田松夫

2000年ですから、15年も前の話ですから、そういう中で、最初の計画はどうだったということを言ってもしようがないのでございますが、あれだけ投資したものをなくしていまうというのは―泉地区には、結構、元気なお年寄りがいるというふうに思っているのです。確かに、農作業というのは、土相手ですから結構重たいのですが、私は、ほかのところでもイチゴ農家を見ていますけれども、もうかればやめることはないというふうに思っています。こんなことを言っては申しわけないかなと半分思っているのですけれども、実は、この間、札幌とうや湖会に行ったときに、私どものイチゴがあったのですよ。これは泉の団地から出てきたイチゴかなと思いながら見ていましたけれども、これは今のイチゴの時期に出すイチゴではないな、これでは利益も値段も出ないというふうに思いました。札幌で、ほたてベビーとかソウハチとかいろいろなものと並んでイチゴも何パックかあったのです。それが非常に小さくて、これは虻田のものかと同級生に質問されたので、虻田のものだ、味はいいよとは言ったけれども、ううんという状況のものだったなと思っています。そういう中で、今、そのようなことを言ってもしようがないので、それでは、もう一回元気にできる方法があるのかという中で、私は、振興策として、熱源の対策として、温泉を掘れないかと考えています。幸いにして、洞爺湖温泉のほうに掘った温泉は大成功で、町長も大変喜んでいるようですけれども、温泉を掘れないかということを言っているのです。温泉が掘れれば、実は熱源にできるよということなのです。この辺で、温泉を利用した農作物はどうなっているか。例えば、壮瞥などではトマトをやっていますね。ですから、その辺の利用はどのように見ているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

近隣での温泉の農業への活用の実情でございますけれども、まず初めに、隣まちであります壮瞥町の幸内地区で、オロフレ地熱利用野菜組合がトマトの生産を行っております。ハウスから2.5キロメートル離れた弁景温泉で、約65度の源泉が毎分1トン自噴しているようでございます。昭和55年から57年にかけまして、当時の資源エネルギー庁の事業を活用いたしまして、温泉熱を利用した野菜生産団地を整備しております。現在は、組合員が7名でハウスが48棟、生産品種は「桃太郎はるか」というものを生産しているようでございます。9月ごろに種まきをしまして、12月上旬には定植し、2月半ばから収穫を始め、7月中旬ごろまで出荷していると伺っております。もう一つは、登別市のほうで昨年から取り組んでおりますが、組織名が登別新産業創造育成研究会でございます。10年ほど前から、この組織の代表者が温泉の廃熱を利用して何かできないものかということで検討していたところなのですけれども、登別の温泉のホテル関係者のほうからいろいろと助言を受けまして、需要が多かったアスパラガスに注目したところでございます。北大や道立総合研究機構から技術指導を受けまして、実証実験にこぎつけまして、約16平米のハウスを1棟建設し、苗を500本購入し、昨年11月から1月までの間、実験を始めました。目的は、国産品が品薄になる冬場に、登別温泉の旅館などに地場産品として供給したいという狙いでございました。今後3年ぐらい、実験的に実施しまして、事業化の道を探っていくというのが現在の状況というふうに伺っております。以上です。

議員の質問 8番 沼田松夫

今、壮瞥という話が出ましたけれども、私どもも議会で視察に行きましたが、森町濁川地区のね。実は、あそこでもトマトをつくって、大変高額なトマトをつくっているなというふうに見ていました。今、アスパラの話が出ましたが、排湯を使ってのハウス栽培を登別の方がやっているということはインターネットで見ました。私も前に、洞爺地区から出ている温泉を利用する方法はないのかということを申し上げましたが、ほかの議員にもそういう話をしている方が当然いました。そういう中で、そうだよなと、すぐできることがあるよなと思ったのは、いこいの家のお風呂の湯というのは、ただ捨てているのだなと思いました。そういう中で、下の農家に排湯することによって利用は可能ではないのかと、まず、そういうことを思いました。下にはハウスもちゃんとあるわけで、上からおろすだけですから、ただ捨てるのではなく、使う方法を考えたらどうかと思いますが、いかがなものでしょうか。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

いこいの家の温泉の排水につきましては、確認しましたところ、排湯としての利活用は、温度が低くて、その下にある農家のハウスのほうには有効な熱源ではないというようなことを伺っております。以上です。

議員の質問 8番 沼田松夫

そういうことであればあれですけれども、絶対に大丈夫だと思いますけれども、温度の高いものが欲しいということなのでしょう。1年中、下でも我々が入れるだけの温度があれば絶対に大丈夫だと思いますけれども、それをやったわけではないですから、それ以上は言いません。そういう中で、町長もまちの中をたくさん歩くでしょうし、皆さんも歩くでしょうけれども、私が一番言われたのは、松の湯をなくしたときだったのです。本町側に温泉が欲しい、お風呂が欲しいと。最近は歩いていて言われますでしょうか、言われませんでしょうか、聞いている人はいますでしょうか。

町の答え 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

本町地区の住民の方から温泉があればいいよねという話は、今でも聞いているところでございます。せっかくの機会ですから、たまたま、私どもの町には温泉利用協同組合がございまして、金比羅山周辺でバイナリー発電を起こすということで、JOGMEC、経済産業省の補助金をいただいて、温泉を掘らせていただきました。それが見事に当たって、その後、内閣府のほうに、町として地方再生計画を提出させていただいて、2次利用可能という認可もいただいたところでございます。今現在は、温泉利用協同組合で、その温泉を温泉利用協同組合のタンクに入れて、各ホテル、旅館のほうに供給しております。今、「宝の山」プロジェクトも立ち上げておりますけれども、そこでまた、地域の名物になるようなものの名物おこしも考えているところでございます。金比羅山のところは、ある意味、成果が上がり、成功した。それについては、ある意味、地質研究所の先生方の緻密な計算やデータをもとにして、JOGMEC、経済産業省のほうに申請を出させていただいたと。今現在、有珠山周辺について、地熱研究所のほうで再度調査をしていただいております。これは、私どもが発注したわけではなくて、道の予算の中でやっていただいているところでございまして、今、先生には、そのデータを私どもの町のほうにも譲っていただけませんかということをお願いしておりまして、何とかうまくいきそうな状況下にございます。これは、今すぐにできる、できないの問題ではないのですが、将来に向かっての私個人の夢ですけれども、できれば、金比羅山のほうにも、いわゆる地熱バイナリー発電を起こすという事業の一環で事業を展開していただいて、なおかつ、温泉熱を利用した何かができないかと。先ほど、課長のほうから、近隣町村でトマトをやっている。私どもの町ではイチゴをやっている。さらにはアスパラも始めたところもある。それから、私どもの町と関連のある会社ではマンゴーもやっている。2000年の噴火のときに被害を受けた農業振興策、それらの一助としてイチゴハウスができて、今現在は残念ながら2軒の農家しかやっていないということでございますけれども、何とかそれに寄与できるようなものができないだろうか。あわせて、熱を利用した温泉、これを本町地区の住民の方が安心して入れるようなものにできないだろうか。幸いなことに、西山火口の南口には、私どもの用地もまだありますし、近隣には、今、畑作を休耕している土地もあるようでございますので、そこら辺は地主さん方とも協議していかなければならないかなと思いますけれども、あの高台から内浦湾を眺めるようなところにそういうものができれば、皆さんは喜ぶだろうなという思い、夢は持っているところでございます。

議員の質問 8番 沼田松夫

町長の夢はお聞きしましたから、できるだけそのように実現させてもらいたいなと思います。泉の人たちも確かに高齢になっていますが、やはり、どんな商売でももうかれば必ず続けるのです。ですから、もうかるようにしてあげなくてはいけません。私は、燃料でもって追い回されて、利益が出ないというような状況を何度も見ています。そういうことで、辛うじてやってきたという中での経営でしかないというふうに私は見ています。ですから、ぜひ、温泉を利用できる方法を探ってもらうことをお願いしたいなと思います。それから、通告していませんけれども、これも豊浦のイチゴの話ですが、大岸地区だと思いましたが、中山間地域等直接支払制度を活用して、7人ぐらいが農水省の補助をもらってやっているのだという記事がちょっと載っていたのです。中山間地域等直接支払制度とはどういうものなのか、わかりますか。

町の答え 農業振興課長 杉上繁雄(農業振興課長は2017年3月まで)

洞爺湖町のほうでも、本年度から洞爺の高台地区のほうで多面的機能の支払い交付金の制度を活用しまして、畑のあぜの草刈りですとか、いろいろな景観整備とか、農作業道路の砂利等の補修等の事業に取り組んでおりますけれども、この制度ができる前の制度を継続して事業を実施しているのが中山間制度と聞いております。

議員の質問 8番 沼田松夫

それは違います。間違いなく違います。平成27年度で、また新しくなっているのです。私もちらっとしか勉強していませんからこれ以上言いませんけれども、泉の農家の人たちに使えるお金ではないかなという思いをしているのです。もう少し勉強しておけばよかったなと思いましたが、きょうはこれ以上は言いません。中山間地域等直接支払制度というのは、毎年新しくなって、27年度の新しい制度が町に来ているはずです。それから、もう終わりにしますが、振興局の新しい局長が、この間の新聞記事で、胆振地区の誇れる資源を最大限活用という言い方をしているのです。この間、ふれ合いセンターでお会いすることがありましたから、何を考えていらっしゃるのか、聞いてみたいなと思ったのですが、聞かないで失礼しました。ただ、そういうことを言っていますので、町長は、今、温泉について、もう少し考えてということだと思うのです。めどは立っていないと思うのです。ですから、振興局長などにもお手伝いいただいて、ぜひひとつ温泉を掘っていただけるように頑張っていただきたいと望んで、質問を終わります。ありがとうございました。

出典:洞爺湖町議会 平成27年6月会議 2015年6月16日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる