洞爺湖町議会 平成27年6月会議 2015年6月16日
学校施設の整備について
2015年6月16日、洞爺湖町議会の一般質問で、沼田松夫議員が「学校施設の整備について」質問し、管理課長 天野英樹が答えました。
- 聞いた人
- 沼田松夫 議員
- 答えた人
- 管理課長 天野英樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 8番 沼田松夫
8番、沼田です。私は、2点の通告をしてございます。1点目は、学校施設の整備についてです。何だ、この間の3月にやったばかりだろう、特に、中学校のグラウンドのフェンスの問題については、実はそういうことなのですが、そのときにちゃんと答弁いただいております。そういう中で、わかったということになっていたのですが、実は、これを、急遽、取り上げざるを得なくなったわけです。今から11年前の事件でございますが、今治市で起きたグラウンドが絡んだ事件がありまして、一審、二審と子どもの責任を問われた事件なのです。これが、この4月9日に最高裁の判例が大きく変わりまして、画期的な判例が出たという中で、えっ、こんなことがあったのかと、私も全く知らないことでございました。私がフェンスの問題を取り上げたのは、もう傷んでいて危ないからという中での話だったのですが、全く違う視点でお話を申し上げなければいけないわけです。この事件について、教育委員会のほうも当然わかっていると思いますので、この事件のあらましを言っていただければありがたいと思います。
町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)
今、議員が言われた平成16年の事故の概要でございます。平成16年2月に、愛媛県今治市の市立小学校の校庭で、放課後に子どもがサッカーで遊んでいた際、当時11歳の小学校6年生男児が、フリーキックの練習で蹴ったボールがゴールと高さ1.3メートルの門扉を越えて道路に転がり、これをよけようとしたオートバイの男性、当時85歳でございますけれども、この方が転倒し、足の骨折などで入院して、約1年4カ月後に肺炎で死亡したというような事件でございます。先ほど申しました4月9日の最高裁第一小法廷の判決の概要でございますけれども、男児の行為について、開放された校庭で、設置されたゴールに向けてボールを蹴ったのは、校庭の日常的な使用方法だと指摘。門とフェンス、側溝があり、ボールが道路に出るのが常態だったとも言えないとし、また、両親も日ごろから通常のしつけをしているなどのことから、子どもが日常的な行為で、偶然、人を傷つけた場合、親の賠償責任はないとの判断をしたというものでございます。なお、この裁判において、遺族側は、今治市に賠償を請求しておらず、訴訟では、学校側の安全管理の当否は争点にならなかったというようなことが概要でございます。
議員の質問 8番 沼田松夫
ありがとうございました。おおむねそういうことでございます。要するに、一審、二審は、従来の考え方を踏襲しまして、子どもがやった結果において起きたこと、これは親に責任がありだということで、その判例が踏襲されてきたのが覆った、こういうことです。別件で、名古屋の事件の話ですが、認知症のおじいちゃんが鉄道をとめてしまったので、おばあちゃんが鉄道をとめた分の補償をしろという判決がついこの間出たばかりの後の判決で、今後、これが変わっていくだろうと言われている判決です。そういう中で、うちの中学校の問題に戻りますが、実は、うちの中学校のグラウンドにフェンスが一部ありますけれども、大事なところにフェンスがないぞということを私は感じたわけです。今回、議員に立候補するに当たり、まちの中を歩いたら、一部の人でございますが、何人かに、それは早くやれ、あれはだめだって、俺も危ない思いをした、そう言われました。これは、ボールが転がって飛び出していった話ですけれども、うちの学校の子どもは、ボールだけではないよ、人間も飛んでくるのだよ、だから早くやれ、こういうお言葉がございまして、それでは、これは吹っ飛ばしておけないなという中で、今回、取り上げさせてもらったわけです。私も通った学校でございます。あのころは、保育所もございませんでしたし、あそこに道路もございませんでした。そのかわり、今は町道になっているのかもしれませんが、230号線があったわけです。実は、あちらのほうにも転がってきたということが幾度もあるというふうに聞いております。私が小さいころは、保育所のところは畑だったのです。ですから、そんな必要性はなかったのかなという思いはしますけれども、今まで、あそこにフェンスがないこと自体がおかしいのだというお叱りをいただいたところでございます。町民の方にそういうふうに言われると、そのとおりだなと思いますので、今回の質問にさせていただきました。今、どんな形で利用されているのか、実態は知っていますかという質問もしてございますが、校舎側のほうは野球のグラウンドとして野球部が使っている。そして、ライトとセンターに気を使いながらサッカーをやっている。私も2度ほど確認に行ったのですが、道路側のほうは大きくあけて使っているという状況でした。あれだけ広いものを狭く使っているわけですし、また、何かあったときにとんでもないことが起きてしまいます。11年前に起きた事故では、11歳の子どもが22歳になっているのです。この子が、一生、おじいちゃんが亡くなるきっかけをつくったという思いの中で生きていかなければならない負担を考えると、かわいそうなことだなというふうに思います。また、それでは誰が責任をとるのかという話になっていくわけです。ですから、その責任の問題は別にしましても、そういうことをつくってはいけないということで、このグラウンドのフェンス問題を出させていただきましたので、まず、その辺の考え方を聞かせていただければありがたいと思います。
町の答え 管理課長 天野英樹(管理課長は2022年5月まで)
今、議員がご指摘のとおり、3月の議会でも議員の質問にお答えしているところでございますが、まず、利用実態ということで、再度、私のほうから話をさせていただきます。サッカー部は、グラウンドの芝生のところを使用しておりまして、練習などにおいてグラウンドからボールが道路等に落ちていく状況を顧問の先生等に再度確認しているところでございます。議員がご指摘のとおり、フェンスがないことから、入江保育所側及び伊達側ともに、道路にボールが直接飛んでいくことはほとんどないけれども、転がって落ちていくということで、入江保育所側の道路につきましては、伊達側に向かって坂になっていることから、そちらに転がっていくとのことで、それを生徒が拾いに追いかけていくという状況になっているということを再度確認しているところでございます。顧問の先生も、当然、状況を把握してございますので、車等が通るので十分注意してボールを拾いに行くように生徒に注意をしているということでございますけれども、生徒はもちろんのこと、車で通行する方などにとっても危険な状態にあるとの認識をしておりまして、危険を防止するためにもフェンスなどの設置が必要と考えるところでございます。フェンスの設置に当たっては、議員ご承知のとおり、桜やシラカバなどの木が支障になるため、現在はかなり大きく育った木の伐採をすべきかどうかなどの検討を進めているところでございますけれども、いずれにしても、早急に、危険を防止するフェンスの設置をしてまいりたいと考えているところでございます。
議員の質問 8番 沼田松夫
突然の話で、いつからやるということにもなっていないでしょうから、とりあえず、危険意識を持っていただいて、中学校のほうにもこのようなことが起きないように注意をすると同時に、できるだけ早くやっていただきたいと思います。次のところに、転がっていった球によって道路で事故を起こしたら誰の責任になるのだということが書いてあります。これは、言わずと知れたことですが、町道ですから、どっち側で事故を起こそうが、学校のフェンスの不備が問われる。高速道路などでは、鹿が飛び込んでこないように、動物が飛び込んでこないように、フェンスを立てているわけです。ですから、うちの町道は、どちらからでも問われますから、とにかく早くやっていただきたいということをお願いして、この質問は終わりたいと思います。