当別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日
(1)水田活用交付金について/(2)5類移行後のコロナ対応について/(3)改定マイナンバー法について
2023年6月21日、当別町議会の一般質問で、芳形幸夫議員が「水田活用交付金について」「5類移行後のコロナ対応について」「改定マイナンバー法について」について質問し、町長 後藤正洋が答弁しました。
- 質問者
- 芳形幸夫 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 芳形幸夫
議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。日本共産党の芳形幸夫でございます。初めに、水田活用交付金について伺います。2年目になり、農家の方も水田活用交付金への理解深まるも不安が先行、農家の現況、状況を真摯に捉え、今後の町の農業政策がどのようなものとなるのか伺います。第1に、水田活用交付金の直接支払い対象者から将来の営農に対して不安を抱えて仕事をしている。ひどいときには農作業に集中できなくなってしまうとの声も聞かれ、先行きの不安解消が急務と考えます。改めて当別町の昨年来の畑作化の申請状況、水田継続状況、離農者の有無等、現況、状況についての把握している情報について示していただきたい。第2に、農業は当別町の大事な基幹産業の一つと認識していますが、水田活用交付金問題で苦悩する農業者の方を思うと、切実な課題は何であるのか見えてくるものがあります。私は、できれば国による適正な価格保障、抜本的な所得保障であると思います。しかしながら、まずは正確、迅速な水田活用交付金に関する情報の農業者への周知徹底の要望と当別町が今後どのような農業政策を行おうとしているのか、考えを伺います。次に、5類移行後のコロナ対応について伺います。5類移行後における当別町のコロナ対応とさらなる医療機関への支援を要望することについて見解を伺います。第1に、5類移行後一月が経過、町内医療機関においては新型コロナ対応に伴う診療が毎日行われていると聞きます。医療機関においては、長年の診療報酬抑制で経営が厳しく、追い打ちをかけるように2024年度は診療報酬の引下げが予定されているということも聞きます。町民の命の安心、安全をつないでくれる医療機関に対して、町独自の支援と道や国に診療報酬の引上げを要望すべきと思うが、伺います。第2に、物価高騰の中で生活弱者、年金生活者、高齢者にとってこれまで無料であった初診料や治療薬などの医療費の支払いが5類移行後で大きな負担になるのは目に見えています。10月以降は、コロナ治療薬や入院治療費が自己負担となることで受診控えにつながることが懸念され、健康維持がおろそかになるのではと危惧します。道や国に公費負担の継続を要望しますが、町としてはどのような対策を考えているのか伺います。最後になります。改定ナンバー法について伺います。マイナンバー制度は、多分野の個人情報をひもづけるものであり、マイナンバーカードについては誤入力、誤交付などが多発し、問題点が多いものです。現行の健康保険証の継続と問題点改善について伺います。第1に、国民皆保険制度の下で誰もが安心して医療サービスを受けられることが大事なことだと思いますが、現行の仕組みでは各事業者、各自治体等で健康保険証を交付し、本人に届きます。それがマイナ保険証になると、本人が出向いて申請手続をすることになります。生活弱者、高齢者、障がいを抱える方が出向いての申請手続は、大変負担と手間のかかることと思うが、いかがお考えか伺います。第2に、マイナ保険証には暗証番号が必須です。介護施設、特別養護老人ホーム等にとってマイナ保険証の管理は、個人情報保護上管理責任が大変重要と思われます。また、入居者のマイナ保険証の申請手続を誰が行うのか、具体的な方策を示さなければ各施設等が混乱すると予想されます。対策が早急に必要と考えますが、どのように考えているのか伺います。第3に、マイナンバーカードをめぐるトラブルが次々と発覚、マイナ保険証と別に現行の健康保険証の継続を要望します。生活弱者、高齢者、障がいを抱える方にとって、使い慣れた現行の健康保険証の継続が不安払拭の近道と思うのですが、どのように考えているのか伺います。私の質問は以上です。
答弁 町長 後藤正洋
芳形議員の一般質問にお答えをさせていただきます。初めに、水田活用の直接支払交付金の見直しに伴う畑地化の申請状況、水田継続状況、離農者の有無などの状況についてのご質問でありますけれども、畑地化の補助金につきましては本年2月、農業者に要望調査を行い、畑地化を希望する農業者128名、約455ヘクタールについて国に対して補助金の要望をいたしておりましたが、先日1次採択として農業者18名、約102ヘクタールの内示を受けたところであります。今後当別町農業再生協議会において補助金の申請手続を進めてまいりますが、町といたしましては十分な補助金の配分がなかったと認識をいたしておりまして、国に対し秋の2次配分や令和6年度の畑地化支援について農業者が安心して畑地化に取り組める予算を確保するよう北海道、町村会などと連携し、要望してまいりたいと考えております。また、水田の継続状況でありますが、令和5年度の交付対象水田の面積は6,259ヘクタールとなっております。現時点では畑地化の要望分を除く面積の5,804ヘクタール、交付対象水田の約93%については、水稲もしくは転作作物を作付し、今後も水田を利用していく意向があるものと認識しております。次に、離農者につきましては、令和4年度に8名の農業者が実質的に離農しており、過去3年の離農者数と大きな変化はありませんが、交付金の見直しを機に離農した方も数名含まれております。今後交付対象水田を維持するには5年に1度水田の水張りが必要となりますことから、このルールに対応できない農業者にとっては、これが離農を決断する引き金となり、さらに離農者が増えることを懸念しております。いずれにいたしましても、交付金の見直しは当別町農業にとりまして非常に大きな影響があるものと認識をしておりますので、今後も畑地化の動向や農業経営に与える影響等について注視し、農業者の方が安心して営農できるよう情勢に合わせた対応を検討してまいります。次に、水田活用交付金関連情報の周知と町の農業政策についての考えについてのご質問でありますが、水田活用の直接支払交付金関連情報につきましては、パンフレットの配付、個別の相談、補助金の要望受付や説明会などを通じて、農業者の方に対して広く周知をしてきております。引き続き農業者の方が適切な経営判断をできるよう町内農業団体と連携し、正確、迅速な情報の周知と丁寧な説明や相談に努めてまいります。次に、今後の当別町の農業政策については、交付金の見直しに伴う農業経営への影響はもちろんのこと、農業者の高齢化に伴う労働力不足、農業資材や肥料価格の高騰など課題が山積しております。今年度中に行う当別町農業10年ビジョンの見直しでは、もうかる農業を次世代に引き継げる産地づくりを目標に、交付金の見直しを含め、社会情勢など外部的な要因に対応できるよう高収益作物の作付拡大やスマート農業による省力化、6次産業化による付加価値の拡大等の取組を位置づけ、特色や強みのある農業を実現できる政策を展開してまいりたいと考えております。次に、5類移行後のコロナ対応について、医療機関に町独自の支援と国や道に診療報酬引上げを要望すべきとのご質問でありますけれども、医療機関においては第5類以降も感染対策を継続の上、業務にご尽力をいただいております。これまで町では、支援金をはじめ感染対策に必要な物資提供を国や道の補助を財源として実施してまいりました。今後新たな感染拡大や不測の事態が生じた場合においては、国、道と連動した町としての支援を検討していかなければならないと考えております。また、診療報酬の改定につきましては、現在国の審議会や分科会において議論されているところでありますので、国の動向を注視してまいりたいと考えております。次に、国や道に公費負担の継続を求めるべきと考えるが、町としてどのような対策を考えているのかとのご質問でありますけれども、5類移行後国では高額な治療薬や入院費用の負担軽減措置を経過的に行っているところであります。町としては、こういった国の動向を注視するとともに、町民の皆様の健康維持がおろそかにならないよう必要な対策を道、町村会を通じて国に要請してまいりたいと考えております。次に、改正マイナンバー法についての質問でありますが、質問は3項目ありますけれども、一括して答弁をさせていただきますことをお許しいただければと思います。6月2日に改正法が成立をし、令和6年秋以降は新規の保険証の交付をやめ、マイナ保険証の利用を希望されない方へは資格確認書を交付することとなっております。また、国では、今後高齢者や障がい者等にとってもスムーズな運用が図られるように申請補助や代理交付、施設入所者への対応マニュアルの作成等の検討をしている段階と聞いております。いずれにいたしましても、法の趣旨に従って粛々と事務を執行していくのが我々行政の立場でありますので、新たな健康保険証の取扱いについて情報が入り次第、町民の皆様へ広報や健康保険証の更新時に個別通知するなど周知を図ってまいりたいと考えております。以上、芳形議員の一般質問に対する私からの答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
再質問 3番 芳形幸夫
議長の許可をいただきましたので、再質問をさせていただきます。先ほどの答弁を聞いてなのですが、大変驚いたところがあります。畑地化の要望に対して、128名要望のところ内示を受けたのは18名ということです。非常に驚きました。このことについて、町長、この状況をどう捉えているのか。また、国に対して町の現状をしっかり伝えていただき、農業者が安心して営農できるよう予算措置について強く要望すべきではないかと思います。改めて町長の考えを聞かせていただきたいと思います。
答弁 町長 後藤正洋
ただいま芳形議員から再質問をいただきました。再質問にお答えをいたしますけれども、今芳形議員からもご発議がありましたが、議員が受け止めた印象のとおり、私もこのたびの畑地化の補助金の内示につきましては、町の想定を大きく下回るものであり、大変重たい内容であると認識をさせていただいているところでもございます。国が強く畑地化に向けてかじを切っている一方で、畑地化に取り組もうとする農業者の要望をかなえられないという国の対応は、農業者をさらに困惑させることとなり、戸惑いを抱いているところでございます。町といたしましては、本町の基幹産業であります農業を今後も安定的に維持していくためには、国による十分な支援が必要であると考えておりますので、国に対して必要な予算を措置していただくよう町の現状を強く伝え、町の農業関係団体と連携して積極的に要望活動してまいりたい、そう考えているところでありますので、ご理解をよろしくお願いいたします。以上、答弁といたします。
再質問 3番 芳形幸夫
失礼しました。質問は以上です。