みんなの議会

当別町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月20日

役場新庁舎の建設について

2022年6月20日、当別町議会の一般質問で、山田明議員が「役場新庁舎の建設について」質問し、町長 後藤正洋が答弁しました。

質問者
山田明 議員
答弁者
町長 後藤正洋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 山田明

議長の許可をいただきましたので、質問通告書に従って後藤町長に一般質問いたします。大項目として役場新庁舎建設について伺います。現役場庁舎は1970年に建設され、築50年以上が経過し、近年では床のクラック、雨漏り、隙間風、床の傾斜など、通常業務に支障が出るほど老朽化が進み、また耐震基準も満たしておらず、災害発生時には対策本部の設置も危ぶまれる状況であり、当別町民に行政サービスを提供する施設としてはその機能を果たしていないと私は考えます。町は新庁舎建設検討委員会を組織し、基本構想をまとめ、その素案について現在委員会で協議、検討されていると捉えています。町長はデジタル田園都市構想を掲げ、様々な町の課題解決に向け全力で取り組んでいますが、その中でも新庁舎建設は人口減少問題の克服とともに最重要課題であると捉えています。建設規模、建設コストの軽減、候補地の選定、財源確保等に加えて複合施設やゼロカーボン、バリアフリー、デジタル技術の活用など、議論すべき点は非常に多岐にわたるものと思われます。基本構想素案が示されて以降多くの町民がこの事業に関心を持っており、それぞれの立場の町民から様々な意見を耳にしております。特にこれからの当別町を担う若い世代で活発に議論されており、町の将来を考える上で大変重要であり、議論の動向に注目しつつ、大いに期待したいと考えております。また、役場庁舎建設はとうべつ学園に引き続き事業費も相当な規模になると想定されますが、これからのまちづくりを進めるチャンスとなることが期待されます。また、現在の当別町の商店街の状況は空き店舗も多く、人通りも少ない、そして特にここ二、三年はコロナの影響によりさらにそれに拍車がかかった感も否めません。最近では、空き地も散見される状況であります。この中心市街地の活性化を図ることも庁舎建設と同様待ったなしの状況であります。さらに、当別町立地適正化計画における都市機能のレベルアップ、駅周辺のにぎわい創出といった観点でも庁舎建設と関連づけて中心市街地の在り方についても議論する必要があるのではないかと思われます。当別町商工会は、町内本町地区の商店街の活性化策を検討する事業を本年4月より始めています。本町地区はJR当別駅前に中央通会と本通振興会の2つの商店街があり、いずれも最盛期に比べ会員数が減少し、シャッターの閉まった空き店舗が目立っております。地域を支える地元の事業者、団体、JA、商工会などが互いに協力して地域経済の活性化に向け一層努力することは当然必要ですが、新庁舎建設に当たっては地域経済を盛り上げる契機と捉え、この中心市街地の活性化といった点も重要なテーマとすべきと考えます。そこで、役場新庁舎建設について何点か質問いたします。まず初めに、検討委員会の開催状況及び検討状況について伺います。町は新庁舎建設検討委員会を組織し、現在昨年9月に作成された基本構想素案に基づき協議を進めていると捉えています。これまで2回開催されておりますが、現在までの検討状況について改めて検討委員会の開催状況を含め検討内容について伺います。次に、世界情勢及び経済動向による建設への影響について伺います。さきに行われた総務文教常任委員会でも話題となっていましたが、コロナ禍に加えてロシアによるウクライナ侵攻問題など、昨今の世界情勢から社会全体として非常に不安定な状況が続いています。また、原油高による資材費、輸送費の高騰、人手不足、円安など経済動向についてもその見通しがつかない状況が続いていますが、庁舎の早期建設が必要という考えは変わっていないか伺います。次に、庁舎建設と関連した中心市街地の在り方について伺います。庁舎建設基本構想素案において町内4か所の候補地の比較評価も行われ、議会にも報告され、承認されたものと私は捉えています。検討委員会においては建設費についても議論されており、最終的にはこれらの議論を踏まえて町長が総合的に判断し、決定するものと捉えていますが、庁舎建設と関連し、中心市街地の在り方についてはどのように考えているか伺います。最後に、民間施設の活用について伺います。新聞報道によると駅前に建設予定の民間施設の活用について話題となっていましたが、中心市街地の活性化に向けた取組として検討されているものと考えていますが、町長の考えを伺います。以上、役場新庁舎建設について1回目の質問といたします。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 後藤正洋

山田議員の一般質問にお答えをいたします。役場新庁舎の建設についてでありますが、新庁舎建設検討委員会での検討状況につきましては今年2月に第1回目を開催し、基本構想素案についての説明と意見交換を行ったと聞いております。会議の冒頭、委員の皆様には庁舎の検討に当たりまして、今後のまちづくりや駅前開発といった視点でのご意見もぜひ寄せていただきたいと私からお願いをしたところでもあります。今月には第2回目の検討委員会が行われ、想定規模、複合化等についての説明、意見交換が行われましたが、様々な角度から非常に活発に議論されており、大変ありがたいというふうに思っております。次に、新庁舎の早期建設が必要とのご質問につきましては、現在の世界情勢を受けた経済動向、金利の動きなど早期建設に対してマイナス要因ばかりが増えており、検討委員会やパブリックコメントでも同様な指摘がありますが、役場庁舎は防災上の重要拠点でありますことから、早期建設が必要であるとの考えに変わりはありません。しかしながら、庁舎建設は将来的な負担が伴う事業でありますので、その規模感や複合化等の検討に当たっては慎重な対応が必要だというふうに考えております。次に、候補地につきましては基本構想素案において4か所としており、今後検討委員会での議論を踏まえ、私が総合的に判断してまいりますが、都市機能誘導区域内を基本とするのは駅周辺での都市機能の充実を図り、利用者の利便性を高めることを目的とした考えであります。庁舎建設を契機に都市機能が集約される、中心市街地として駅周辺を人の流れやにぎわいが生まれるエリアにしていきたいと考えております。最後に、駅前に建設予定の民間施設に関するご質問でありますが、この建設計画につきましては当該事業者から建設に当たり今後の当別町のまちづくりに積極的に協力したいとの意向を承っておりまして、町としても非常に注目をしているところでもあります。すなわち、これまでは役場庁舎を複合化することにより役場が主となる一つの施設に例えば図書館やホールといった公共機能や飲食店、金融機関といった商業機能などを併設することで都市機能の充実を図ることを前提として議論をしてまいりましたが、逆に都市機能誘導区域内に今後建設される民間施設に公共機能を持たせることができるのであれば新庁舎をコンパクトにまとめ上げ、町の将来コストの低減にもつながる視点も広がってくるものと考えております。加えて中心市街地にあらゆる人流を創出するといった観点では……失礼。加えて中心市街地に新たに人流を創出するといった観点では、例えばふくろう図書館の移転とカフェスペースや飲食テナントなどを組み合わせ、読書、学習だけでなく、待ち合わせや空き時間に仕事ができるような多目的スペースを設けることや、災害や悪天候時などは一時避難所として活用するなど、公民連携のメリットを生かした取組が考えられると思っております。また、このような取組を軸に当別駅周辺の整備を行うといった場合には補助金を活用することが可能であり、中心市街地活性化に向けた開発及び民間による事業促進といった観点から、本件については民間事業者との連携に関する具体的な検討、協議を早急に進めていきたいと考えております。以上、山田議員の一般質問に対する答弁といたします。

質問 10番 山田明

答弁ありがとうございました。それでは、3点目の中心市街地の在り方について再質問いたします。今答弁では、候補地については都市機能誘導区域内を基本として駅周辺での都市機能の充実、町民の利便性を高めることを目的とするとのことでしたが、昨日ちょっと町のホームページで2回目の検討委員会の報告書を見させていただきましたが、その議論の中では駅前のJAの建物も築60年近くは経過し、役場庁舎と同様に老朽化が進み、ここ3年以内に今後の方向性を定めていく計画であると話されていましたし、町の駅前再開発事業に貢献できるのであれば協力したいと話されております。JAの用地は立地上大変重要であり、JAだけの課題ではないと考えます。しかしながら、新庁舎を建設するに当たっては、駅前の再開発事業や中心市街地に人の流れを創出すると今町長からも答弁がありましたが、といった観点からも、また次代の当別町を担う多くの商工会の若手経営者からも10年後、20年後の将来的な展望が描ける当別町とするためにもJAの用地が最適であるという声が私のところには寄せられています。役場庁舎の建設に当たり、これまでも町はJAとも協議していると思いますが、今後JAが具体的な計画を策定する際に駅前大通や中心市街地の活性化という観点から改めてJAと町で協力体制を組み、これからのまちづくりについて協議してはどうかと思いますが、町長の考えはいかがですか。

答弁 町長 後藤正洋

今山田議員から再質問をいただきました。今現在は、検討委員会の中で議論を尽くしていただいている段階でありますので、基本的にはその議論の結果を待ちたいというふうに思っております。ただ、今山田議員ご指摘をいただきましたように、2回目の委員会の中でこれまで町とJAが数年にわたって協議をいたしてきましたけれども、改めてその委員会の中でJAの動向につきましても意思表示があったというふうに承知しております。このJAの建て替え等々の問題につきましては、単にJAだけの課題ではないというふうに私も思っておりまして、町全体あるいは中心市街地の活性化という点でもどういう在り方があるかということも、町としても協力できることはやっていかなければならないというふうに思っております。そういった意味で、またJAの敷地というのは今回役場庁舎の候補地の一つで挙げていますので、広い視点から今後のまちづくりについてJAですとか、他の民間事業者とも相互に協力していく必要があるというふうに認識をしておりますので、そういった点では今後場所の選定の問題も含め、そしてまた国の補助制度をいかに使えるかという財源の問題、あるいは当初から民間の活力を生かしたいという前提でこの協議は来ておりましたので、そういった点では国や、あるいはこれまでに町としてそれほど多くなかった民間の資本の導入というようなことも視野に入れながら、どういうマッチングがいいかということも場所や建物の内容、そして財政的な課題をいかに解決できるかというようなことも含めて検討してまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 10番 山田明

ありがとうございました。先日私は当別駅を背に駅前通を眺めてみたのですけれども、駅舎も駅前大通も整備されておりまして、いいなという眺めなのですけれども、ただ店舗がほとんど張りついていない状況であります。若い世代の人たちが将来に希望を持てるような当別町となるために、役場庁舎建設を契機に駅前再開発についても検討していただければというふうに思います。これは要望ということです。以上で終わります。

出典:当別町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月20日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる