大樹町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月9日
大樹高等学校の存続に向けた今後の取組について
2023年3月9日、大樹町議会の一般質問で、齊藤徹議員が「大樹高等学校の存続に向けた今後の取組について」質問し、町長 酒森、教育長 沼田、企画商工課長兼地場産品研究センター所長 伊勢が答弁しました。
- 質問者
- 齊藤徹 議員
- 答弁者
- 町長 酒森、教育長 沼田、企画商工課長兼地場産品研究センター所長 伊勢
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 齊藤徹
先に通告いたしました、大樹高等学校の存続に向けた今後の取組について、町長、教育長にお伺いをいたします。令和4年9月に、大樹高等学校の永続的な存続に向けて調査研究する「大樹高等学校あり方調査特別委員会」を設置いたしました。その間、大樹高等学校への意見聴取、大樹中学校への聞き取り調査及び生徒・保護者へのアンケート調査、北海道教育委員会への聞き取り調査、住民懇談会の開催など、大樹高等学校の存続に関わる課題が明らかとなりました。大樹高等学校の入学生の推移は、過去数年間の進路状況を参考にしていくと、数年後には再編成整備の対象となるという大変厳しい現実にあります。永続的な存続のために、大樹町、教育委員会は、大樹高等学校と綿密な連携を図り、財政支援を含めて十分な協議を行うことを前提に、大樹町、教育委員会に要望書を提出したところです。その後の協議の内容と今後の取組について、お聞きしたいと思います。1点目ですが、今回の入試から、普通科から職業科など、学科にかかわらず出願変更が可能となったことから、令和4年度大樹中学校の高校入試出願状況(町内・町外、公立・私立)と、また大樹高等学校への出願(地元出願・町外出願)状況についてお聞きしたいと思います。2点目ですが、2月6日に新学科の設置に伴う北海道教育委員会において、第2回運営指導委員会の指導課題を含む協議の詳細と今後の日程の取組についてお聞きしたいと思います。3点目ですが、中学生や保護者に対して、現役高校生等の高校生活の満足度や充実した進路指導と部活動の実態を含め、大樹高等学校の魅力を伝える広報活動を今後どう展開していくのかお聞きしたいと思います。4点目ですが、マスコミ報道が先行した経過から、町民の多くが普通科改革も含め、新学科の概要を「宇宙」主体であると誤解している状況は今も続いていると思います。改めて適切な情報を伝える必要があることから、大樹高等学校側と町教育委員会で協議し、今度どう進めて展開していくのかお聞きしたいと思います。5点目ですが、大樹高等学校活性化推進協議会の開催について、いろいろな課題がある中、9月20日以降は開催されていない状況なのですが、昨年は2月に開催しているのですけれども、そういった中で精力的に進めるという答弁を前回いただいたのですが、これまでの活動と今後の進め方について、まずこの5点をお願いいたします。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
齊藤議員ご質問の「大樹高等学校の存続に向けた今後の取組について」お答えをいたします。1点目、2点目、4点目については、この後、教育長から答弁をさせていただきます。3点目の「中学生や保護者に対して、大樹高校生活の魅力を伝える広報活動を展開していくのか」についてでありますが、大樹高校活性化推進協議会では、大樹高校の魅力を伝えるパンフレットを作成し、地元や近隣の中学生、保護者に配付しております。新年度においては、中学生と保護者が求める情報が異なるという点などを踏まえ、内容を工夫した2種類のパンフレットを作成し、大樹高等学校の魅力を発信していきたいと考えております。5点目の「大樹高等学校活性化推進協議会のこれまでの活動と今後の進め方について」でありますが、今年度は6月と9月に活性化推進協議会を開催し、パンフレットやポスターの配付など、生徒確保に向けた啓発活動のほか、道教委への要請活動などを実施してきたところであります。今後については、今月に活性化推進協議会を開催し、令和6年度に転換する普通科新学科の名称を協議するとともに、令和5年度の入試結果を踏まえながら、生徒確保に向けた対策などについて検討することとしております。
答弁 教育長 沼田
引き続き、齊藤議員ご質問の「大樹高等学校の存続に向けた今後の取組について」お答えをいたします。1点目の「令和4年度大樹中学校の高校入試出願状況(町内・町外、公立・私立)と大樹高等学校への出願(地元出願・町外出願)状況について」でありますが、大樹中学校から大樹高等学校への出願者数は21名、町外の公立高校には17名、町外の私立高校には23名となっております。なお、併願している生徒もおりますので、生徒数とは一致いたしません。次に、大樹高等学校への出願状況ですが、大樹中学校から21名、町外からは13名となっております。2点目の「新学科の設置に伴う第2回運営指導委員会の指導課題を含む協議の詳細と今後の日程と取組について」でありますが、第2回指導委員会の内容につきましては、大樹高等学校並びに釧路湖陵高等学校から今年度の取組の進捗状況、成果と課題についての発表と両校の取組に対して各委員からの質疑が行われました。委員からは、「全ての探求課題を必ず宇宙と関連付けるなどの取組をして、大樹町ならではの特色を出すこともできるのではないか。地域にも還元できる取組であると受け止めてもらえる工夫をするとよいのではないか」などのご意見もございました。また、今後の日程と取組につきましては、今回の指導委員会では具体的に示されませんでしたが、次年度も引き続き行われるものと考えております。4点目の「新学科の概要を宇宙主体であると誤解している状況は今も続いている。改めて大樹高等学校と協議をし、今度どう進めていくのか」についてでありますが、本年2月に北海道教育委員会の学校教育局高校教育課、十勝教育局教育支援課、大樹高等学校、大樹高等学校コーディネーター、大樹町教育委員会が構成メンバーとなり、「大樹高校新学科構想プロジェクトチーム」が設置されました。このプロジェクトチームが、3月中旬から下旬にかけて小中学生や保護者、地域住民などを対象に新学科の教育プログラムの内容等について説明会を開催する予定であり、その中で丁寧に説明していくこととしております。以上でございます。
再質問 齊藤徹
5点について、ありがとうございます。これから再質問するのですけれども、今回の存続に向けて、大きな柱は新学科の転換と、先ほど同僚議員が質問していました部活の扱いなのですよね。部活の扱いについては、先ほど同僚議員が質問していますので、私のほうからは、今後の取組と新学科への考え方で地域とどう関わっていくのかについてお聞きしたいと思います。まず1点目です。令和5年度の出願状況からも、大樹中学校3年生は、現在44名おられまして、そのうちの21名、パーセンテージでは約48%と、4年連続の5割を切っている状況で、過去3年間は4割を切っているのですけれども、そういった点では、少し上乗せ、ポイントが上がったのかと思うのです。それで、前回の9月の一般質問の中から、1間口でも地元進学率50%は大前提だと思うのですよ、高校を存続するのは。それで、今後の具体策として質問をしたのですが、そのときに酒森町長は、「新学科転換を好機と捉え、皆さんと知恵を出して進めていくことを強く思っている」という答弁をいただいたと思います。でも、この6か月間、9月20日以降、活性化委員会を開いていないのですね。精力的に進めていくというのですが、なかなかその辺が、我々にも、住民にも伝わっていないと思うのです。見えないところで動いていたのかと思うのですけれども、もしその辺で具体的に何か検討事項があればお知らせいただきたいです。
答弁 企画商工課長兼地場産品研究センター所長 伊勢(企画商工課長兼地場産品研究センター所長は2025年3月まで)
大樹高校の活性化協議会は、本年度2回目を9月20日に開催して以降、開催はしておりません。ただ、その間、生徒確保を図る方策として、道内でもいくつかの高校が導入しております、全国から入学生を募集する地域未来留学制度というのがありまして、その担当者に大樹町に来ていただきまして、制度内容や募集スケジュールなどの説明を受けたところでございます。また、実際に導入している道内の高校に視察にも行ってきたところでもございまして、今後大樹高校に導入ができるのかどうかは、今後の検討にもなってくると考えているところでございます。以上です。
再質問 齊藤徹
分かりました。新しいものの実例を踏まえて、今後進めていくことは前向きに捉えたいと思います。それで、これも9月に教育長に質問しているのですけれども、新学科の転換は官民一体が不可欠であることから、行政としてどういった支援体制をしていくのかということで、そのときに沼田教育長は、「航空宇宙関連企業や多種多様な地域人材が参画しており、高校と連携を密にして必要な支援をしていきたい」という答弁をいただいたのですが、当初の新学科の在り方というか取組方というのは、学校指定科目と総合に関する探求授業とやり方が、当初打ち出したのと今の打ち出したのでは少しずれてきているのですよね。そういった中で、新カリキュラムは宇宙と情報を想定していると考えるのですが、学校設定教科と第一次産業を含む地域課題が、全般がテーマの総合的な探求の時間を組み合わせると、大体6単位以上の構成を考えていると思うのですが、これまで大樹高校側とどのように具体的に連携し、今後進めていくのか。どこら辺まで進んでいるのか。それについてまず聞きたいと思います。
答弁 教育長 沼田
ただいまご質問をいただきました大樹高校との新学科設置に伴う連携についてということであります。今年度につきましては、このことに関する情報の共有の場がやはり足りなかったな、そこが課題かと感じているところであります。そこで、新年度に向けてでございますが、まずは、大樹高校が今何をやっているのか、そして、さらに何をやろうとしているのか、それに伴って高校は何を支援として求めているのか、このことをしっかりと共有するための情報共有の場、機会というのを町内の産業団体であるとか、あるいは地域の方々、そういった方々と共有する場を設けてまいりたいと思っております。そのうえで具体的な取組が始まったときに、その成果、取組を発表する場、PR、周知する場も設け、町民の皆さま、お手伝いをいただいた産業団体の皆さまから評価をいただきながら、さらなる連携強化に結びつけていきたいと考えているところであります。以上でございます。
再質問 齊藤徹
今、教育長が言った答弁は分かりました。でも新年度になったら、もう5月、6月には定めていかなければならないのですね。それがいまだにお互いに共有できていない。できていないということは、科目も決まらなければ、例えば学科も決まらないということですね。そういった中で、進めていく中で、先ほど答弁の中でもありましたが、中学生や保護者に対して大樹高等学校の魅力を伝える広報活動をどう展開していくのかということを質問したのですけれども、「新年度において、中学生や保護者が求めている情報は異なる点を踏まえ、内容を工夫した2種類のパンフレットを作成し、高校の魅力を発信していきたい」という答弁をいただいたのですが、今のところお互いに共有していない中で、どうやって2種類のパンフレットを作成していくのか。どんな内容でいくのか。それについてお聞きしたいです。
答弁 企画商工課長兼地場産品研究センター所長 伊勢(企画商工課長兼地場産品研究センター所長は2025年3月まで)
2種類のパンフレットの内容をどのように工夫するかということでございますけれども、現在考えているのは、まず、生徒向けについては、大樹高校の生徒もそのパンフレットの企画、編集に携わっていただきまして、自分達が中学生のときに知りたかった情報を生徒の目線で学校生活が想像できるような大樹高校の魅力をそのパンフレットで伝えていきたいと考えております。保護者向けについては、進路選択やキャリア選択について、学校からどのようなサポートがあるのか、子どもを安心して大樹高校に任せたいと思える内容を丁寧に伝えたいと。今回、生徒向けを作ることで保護者向けの表現もできますので、しっかりサポートする学校であるということを伝えたいと考えているところです。以上です。
再質問 齊藤徹
分かりました。それで、今までのパンフレットは、学校側が主体的にほとんど作っているのですね。前回作ったのは、総16ページなのですよ。それとは全く違う形で進めるという思いでいいのか。例えば保護者向けは、従来のパンフレットみたいな形でいくのか。生徒向けというのは、別な形でいくのか。そうすると、保護者向け、生徒向けをどうやって他町村に配付していくのか。その辺の企画というのはどうなっているのでしょうか。
答弁 企画商工課長兼地場産品研究センター所長 伊勢(企画商工課長兼地場産品研究センター所長は2025年3月まで)
今考えているところでは、中学生向けについては、今までどおりの16ページのパンフレットを作成しようと考えています。保護者向けには、8ページ程度のパンフレットを作成いたしまして、配付方法につきましては、例年6月頃を目途に、高校側と教育長が各中学校を訪問して配付しておりますので、そのような形で学校訪問を行いながら配付を行っていきたいなと考えているところでございます。以上です。
再質問 齊藤徹
パンフレットですけれども、新学科の詳細をどうやって周知していくのか、パンフレットにかぶせていくのか。多分よその学校では、そこの学校も2種類作っていまして、一つは、新学科に特化したリーフレットを作っているのですよね。もう一つは従来の学校の概要欄というか、今までやっているカリキュラムとかをいろいろ載せているのだけれども、そういっためりはりのあることをしていかないと、新学科が何なのかというのが分からないと思うのですが。私はそういった新学科も含めたリーフレットもやはり必要ではないかと思うのですよ。今のところ何も決まっていないというのだから、なかなか厳しいと思うのですが、そういうことをしていかないと、次年度の生徒募集にはつながっていかないです。令和6年度から始まるのですから、やはり新学科でやる内容も分かりやすく、見やすく、4ページの三つ折りでいいです、8ページも16ページも要らないのですよ。見ないですから誰も。そういったことを簡潔に、リーフレットの作成をもう一回きちんとやるべきではないか。新学科を含めたリーフレットをきちんと作っていくべきではないかと思うのですけれども。そのために、せっかくですから、道教委もプロジェクトを作ったので、それをうまく活用しながら進めていくのも、今後の我々の来年の令和6年度からの入試に1人でも2人でもつながるのではないかと思うのですが。これについて、町長の考えはどうでしょうか。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
先ほど教育長から答弁させていただきましたが、今、北海道教育委員会学校教育局、十勝教育局、高校コーディネーター、教育委員会等々でプロジェクトチームが活動しております。その中で、今月中に保護者、そして生徒、地域住民の皆さまに向けて説明会を開催する予定で準備をしているところなのですが、その中であらあらの説明が、新学科に対する形が少しずつ見えてくるかと思いますので、議員ご指摘の部分、ここをたたき台として、どのぐらいのページ数になるかは分かりませんが、それを基にまずは資料を作成して、こういう学科になるというところも含めて説明、お示しできるかと思いますので、まずは説明会の内容、又は資料等も含めて、できれば日程が合えば私も参加して聞いてみたいと思っていますので、そういう形で進んでいければと思っています。
再質問 齊藤徹
ぜひ、道教委も積極的にプロジェクトチームを作ってくれましたので、そこで大体あらあらの学校指定科目・教科等総合学習に関する探求と多分二つを交合わせた新学科になると思うのですよ。それをうまく調整しながら、リーフレットやパンフレットにつなげていくと、いいものに仕上がるのではないかと思うのですが、その辺をぜひお願いしたいと思います。それと、これまでのパンフレットの中の学校設定科目・教科のカリキュラムの表記の仕方というか、印刷の表に出し方ですが、現在のパンフレットは、大学進学につながるような選択授業の表示が弱く見えるのですよ。実際、今回の受験生を見ましても、室蘭工大に一般受験でいっているのです。受験した生徒に聞いても、授業には満足しているのですよ。だから、それだけ先生方は力があるのです。でも、そこはPRできていない。私が思うのは、カリキュラムの表記の仕方をもっと工夫すれば、子どもや保護者に伝わるのではないかと思うのですよ。これは私の考えですけれども、現在の表記の仕方が、例えば選択1とか選択2、選択BだとかAだとか、よく分からないのですよね。もう一つは、英語コミュニケーション1とか2とかという表記をしているのです。それは、俗に言う総合学科というのは大体そういった表記なのです。そうではなくて、例えばもっと学年ごとにいえば、理数系大学進学に対応した選択授業の特進コースとか、もう一つは、保育福祉系に強い実技選択授業の実技コースとか、そういったことのめりはりのあるカリキュラムの表記をやはりしていかないと。実際はやっているのです学校側は。それの表記が弱いのですよ。教育委員会、活性委員会できちんと高校側と再度協議してほしいのですが、これについてどうでしょうか。
答弁 教育長 沼田
大樹高校におけるカリキュラムの表記の仕方についてということであります。議員が冒頭お話しいただいたとおり、実際に指導を受けている生徒の満足度は非常に高いものがございます。ただし、そういった取組をされているということのPRがパンフレットを含めて足りなかったというのも今年度の課題の一つと押さえているところであります。実際に大樹高校でやられている生徒個々の進路別指導の時間帯はTプラスという名称でやられているようでありますけれども、その部分の実践については、議員が言われたような表記も含め、住民目線、生徒目線に立って教育委員会のほうも意見反映をしながら、高校と考えていきたいと思っております。併せて、パンフレット等字面だけで周知するだけではなくて、実際にTプラスという時間帯にどういった丁寧な指導がされているということを受験生の皆さんや保護者の皆さん、地域の皆さんにお見せするような機会も、高校と協議しながら周知のほうを図っていきたいと考えているところであります。以上でございます。
再質問 齊藤徹
ぜひ、教育長から今答弁いただいたように、やっぱり選択Bといっても分からないですね。我々も分からないし、多分ここにいる人も何も分からないと思うのですよ。選択Bといったら何だと。数学か、国語かといろいろあるのですが、それもきちんと協議して進めていただきたいです。それと、新学科のことですが、大樹高等学校が取り組む地域社会に関する学科ですから。また、小中学校で取り組む総合的な学習の「大樹学」、平成27年から行っているのですが、これはふるさと大樹町に愛着を育むための活動であることは間違いないのですけれども、その取組自体が、どのような力が子ども達に身についているのか、それがうまく発信や理解されていないような感じがするのです。新学科を含めて、大樹学のカリキュラムの構成というか、系列表をもう一回きちんと検討する必要があるのではないかと。それも併せて、発表する場も必要ではないかと思うのですが、それについてお願いいたします。
答弁 教育長 沼田
大樹高校が取り組む地域社会学科の取組と大樹学との関連性ということでございます。今年度、次年度に向けて大樹学の取組内容と、それから高校まで、小・中・高と連携して、目指すゴールについて教育委員会から各学校の校長並びに学校運営協議会に提示、説明をさせていただいたところであります。議員が言われましたとおり、従前の大樹学は大樹町への愛着と誇りを育む教育を目標にやってございました。この部分、ある程度成果も見えてまいりましたので、これからはそれに加えること、さらに地域社会や世界で活躍していくといった子ども達を育てる、そんな目標の下に大樹学を進めてまいりたいと思っているところであります。各学校に求めていることは、縦横につながるカリキュラムをしっかり組んで欲しいということであります。縦とは、つまり小学校、中学校、さらには高校にその学びがつながっていく。そんなカリキュラムを小中高、3校でしっかりと作っていくということでお願いをしているところであります。また、カリキュラムを作り、実践をしていく過程の中で、これも議員が言われましたけれども、大樹学とは一体何をやっていて、どういったことが子ども達に力ついているのかということを地域住民の皆さまに見ていただく、説明をする場がなかったということも、これも課題であろうかと思いますので、次年度については、その学びを通してどういったことに取り組んできたかという大樹学の発表会を設け、地域の皆さまに見ていただき、そして大樹学への取組の評価をしていただいて、さらなるカリキュラムの改善、充実に結びつけてまいりたいと考えているところであります。以上でございます。
再質問 齊藤徹
分かりました。縦横のつながる教育というのが分かりました。そして高校につなげていきたいというのが分かりました。今回、北海道教育委員会も普通科新学科転換に向けてプロジェクトチームを設置したので、大樹町も、高校は地域社会に関する学科ですから、大樹学等含めた、働く、動けるプロジェクトチームを立ち上げるべきではないかと思うのですよ。そこで、北海道教育委員会のプロジェクトチームと共有して一緒に活動していくのが本当は望ましいと思うのですよ。その辺はどうしていくのか。大樹学というのは、今やっているのは、大樹町小中高連携教育推進委員会だったかな、多分これは3部会に分かれまして、教頭先生が中心になって各部会で行っているのですよ。そこでそういった形でやるのか、また別な形でつくるのか。その辺の考え方はどのように考えているのかお聞きしたいと思います。
答弁 教育長 沼田
プロジェクトチームと町内組織の関わりということでございますが、ただいま議員からもございましたが、大樹高校の大枠での支援体制については、町の活性化協議会で審議・検討いただいて決定しておりますが、先ほど触れさせていただきましたが、大樹高校が今何をやっていて、これから何をしようとして、どういった支援を求めているのかということをリアルタイムに把握し、機動力を持って動ける小回りの利く組織というのは、確かになかったかと思っているところであります。それで、プロジェクトチームが道教委の指導でできてございますので、本町としても、今申し上げましたような大樹高校の現状を把握して、支援していただきたいことを迅速に把握して動けるといった組織については、今後考えていかなければならないかと思っているところであります。また、小中高連携教育推進委員会との関わりでございますが、こちらのほうについては、先ほど申し上げました大樹学のカリキュラムの作成にどちらかというと重点を置きながらやっていただくということで、それとはまた別な組織でいけたらいいかと考えてございますが、新年度の体制の中で検討して、なるべく早い段階で動ける組織体制等をつくっていきたいと考えているところであります。以上でございます。
再質問 齊藤徹
分かりました。小中高連携教育推進委員会というのは、あくまでも学校のカリキュラムの中の編成なので、それを実際に動かすといったら、私の考えですが、それを新たな発想で授業を掘り起こすというのは、今の教頭先生の業務からいくと大変厳しい状況だと思うのですよ。そう考えると、実働部隊というか、今言いましたようにそれが必要だと思いますよ、小委員会というのが。活性化委員会でやるというのは、活性化委員会はどちらかというと大きな母体で実際に動ける部隊ではないのですよね。その活性化委員会の中に小委員会をつくるのか、そこで実際動くのか。それで、もう一つ提案したいのは、学校コーディネーターがいますよね。小学校コーディネーター、中学校、高校併せたコーディネーターの今2名ですが、その方は、実際に小中高連携教育推進委員会のメンバーにも入っていないし、活性化委員会のメンバーにも入っていないのですよ。そこは、そういう人達を含めて、又は地域おこし協力隊も含めて、そういったプロジェクトを具体的につくっていくのは絶対必要だと思うのです。働き蜂というのは絶対に要るのですよ。旗揚げはしたけれども、働く人がいなかったらどうにもならないのですから。そういった小委員会が絶対必要だと思うのです。そうすると北海道のプロジェクトチームとうまく合致していくのではないかと。大樹高校の魅力ある新学科転換につながると思うのですね。学校指定科目と総合学習に関する科目と。今後はそういった具体的なことを活性化委員会でつくるのか、教育委員会で独自でつくるのか、どちらがいいか分からないですが。私はもしかしたら教育委員会独自でつくったほうがいいのかと思うのですが。実際動くのはそうですけれども。それについて、再度お願いいたします。
答弁 教育長 沼田
組織の具体的な立上げということでございますが、前段に言われました、外部の声、外部の発想が生きる組織ということは、カリキュラムを作るうえでも実際動いていくうえでも非常に有益なことかと思いますので、そういった声が反映できる、そんな組織の在り方というものは検討していかなければならないかと思っているところであります。また、組織の設置の主体でございますが、今、議員言われましたが、どういった形が一番機動力を持って動けるかどうかを幅広に検討していきながら、本町に合った、そしてまた大樹高校の活性化、さらには大樹学の充実のために、どんな体制がいいのかというのは、活性協議会や高校とも相談しながら、プロジェクトチームとも相談しながら、組織を検討し、つくってまいりたいなと思っております。以上でございます。
再質問 齊藤徹
ぜひ、新学科に向けてプロジェクトチームをつくっていただきたいのですが、できれば、これも予算かかるので町長の考え方一つですけれども、小学校、中学校、高校、それぞれコーディネーターを置いて、お互いに連携すると。予算はかかりますよ。そういったことも必要ではないかと思うのですよ。それと、これだけ9月から進めている中で、教育委員会も、十勝教育局、道教委と結構綿密に新学科に向けてお互いに連携を図ってきたと思うのですけれども、教育委員会も組織の見直しを行革の見直しをするべきではないかと思うのですよ。前回、9月でも言いましたけれども、企画課で活性化委員会、そこは200万円の予算の配分だけなのですよ。でも、そこは実働部隊にならないのですよ、予算の配分だけですから。でも、高校のほかの援助費、通学費だとか給食費の窓口は学校管理課なのですよ。それを考えると、この際ですから、行革をやって、前回お話ししましたけれども、例えば高校支援課をつくって、今は職員、課長含めて3人ですが、そこに職員をあと2人追加して、5名で具体的に進めるとか、そういったことをやはり道教委側にも示していかないと、道教委も結構頑張っていますので。そういうことを考えると、大樹町もそれぐらいのことをやってもいいのではないかと思うのですが。教育委員会の一本化が望ましいと思うのですけれども、町長の考え。地域コーディネーターと行革の考えについて、前回答弁をいただかなかったので、今回お願いいたします。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
大変ありがたいご意見をいただいていると思って聞いておりました。コーディネーターの関係については、骨格予算ということもあって当初のままの予算計上でありますけれども、その辺についても、高校の学校現場と共有した中で、必要な人員、コーディネーターは確保していきたいと思っております。また、今回大樹高校も含めて、大樹学の根幹に関わるような大きな変換を向かえるかと思っており、それに見合った組織を立て直す、つくり直すということも当然あるかと思っておりますし、私どもも組織というのは生き物のようなもので、仕事が動くたびに組織もフレキシブルに動いていく必要があるかと思いますので、どういう体制がいいかも含めて、検討していくべき案件だと思っております。今、大樹高校の新学科の構想プロジェクトチームが立ち上がって、鋭意活動をしていただいておりますので、それを実際に大樹町の現場でどうやって普及していくか、かみ砕いてみんなに浸透させていくかという対策チームも私どもにも必要かと思いますので、今ご議論いただいている内容も含めて、活性化推進協議会の中で各委員にお示しした中で、新年度からの私ども大樹高校の存続に向けての対応については、検討していきたいとは思っております。貴重なご意見をいただきましてありがとうございます。
再質問 齊藤徹
当初、活性化委員会というのは、学校の紹介が不足ということで、それを住民、地域に分かってもらうということで立ち上がったのですが、今、町長言っていましたように、組織が動けば、生き物ですので、それに柔軟に対応できるような組織体制がやはり必要だと思うのですよ。ここまで名が知れているので、1間口で頑張ると。名が売れているので、そこは十分かなと。新学科もやるというのは決まっているので、それを実際にどうやって、町がチームを組んで道教委と進めていくかということになると、やっぱり私は教育委員会に窓口を置いてしっかりやるというのが大事ではないかと思います。令和6年度から新学科に転換するのですが、普通科というのはあくまでも基本的なカリキュラムは普通科のままなのですよね。それで、学校の裁量で使える時間を活用して、特色ある教科を展開していくのですが、普通科ですから出口をどうするかと、新学科をやるにはどうするかということなのですが、進路ですが、前回9月のときに、ある程度、一例を言ったのですが、例えば大樹高校を卒業して、奨学金を使って大樹町に戻ってきて3年経ったら奨学金免除するとか、農業科だったら、後継者が帰ってきたら、3年後、4年後には後継者で働いたら免除するとか、そういった卒業後の幅の広い支援というのも含めて考えていかなければならないと思うのですよ。前回、町長からいろいろ答弁をいただいて、「ある意味具体的なご提案いただいたと思うので、いろいろな取組については、そういう場でご提示をいただき、私とともに協議していきたい」と、前回そういう答弁と記憶しているのですが、私自身もこういう場というのは、この場しかないのですよ。活性化委員会のメンバーではないので。その辺について、卒業の出口の考え方、今年は改選期で分かりませんけれども、でもやはり子どもの次のことを考えていかなければ、示していかなければならないので、次年度以降の政策的な質問になるのですが、町長の考えについてお聞きしたいです。
答弁 町長 酒森(町長は2023年3月まで)
私も大樹高校の存続に向けてどういう取組ができるのか、又はどういう事例があるのかというところも鋭意私なりに調べているつもりでおります。やはり大事なのは、大樹高校を選んだ高校生が、高校3年間でどれだけ満足できる学校生活を送れるか。そして3年間大樹高校で学んだ後、どういう形で自分の進路をつくっていけるかというところが非常に大事だと思っておりますので、特に前段、同僚議員からのご質問もありましたが、高校生活における部活の意味というのはあるのではないかなと思っておりますので、これから高校に進もうとしている中学生がどんな部活を望んで、大樹高校にこういう部活があるのだったら自分は行きたいと思えるような部活の在り方というのは何なのかというのを子ども達に聞きたいということは、もう教育委員会に伝えてあります。そこをぜひつかんで欲しい。もう1点は、進学の部分で、大樹高校の、先ほど室工に進んだ生徒がいるにもかかわらず、そういう取組に対しての情報発信が少ないというご指摘は、正にそのとおりだと思いますので、高校にいる間に自分達が進むべく進路に補助するような形を今構築できないかと考えておりまして、道内では、実は地域おこし協力隊員を塾の講師として、学校の空き教室で受験勉強を進学相談も含めて対応している自治体があると聞いておりますので、そういう形を導入できないかというのは、新年度、校長先生とも相談しながらやっていきたいと思っておりまして、道内でそういう形でも実施しているところがありますので、そこも先進事例として、私も相手の自治体の長にもお話しできる立場にもありますので、そういう情報も得た中で進めていければと思っております。いずれにしましても、大樹高校は、地元にとってなくすことのできない学校でもありますので、これからも鋭意関係する皆さんとともに、今回の新学科転換を好機と捉えて、新たな大樹高校をつくっていく。そして将来に残していく。そういう思いを持ってこれからも取り組んでいきたいと思っております。
再質問 齊藤徹
酒森町長からの答弁の中で、中学生のアンケート調査で実態を把握したいというのですけれども、もう一つ教育委員会にお願いしたいのは、今回、出願状況ですが、大樹中学校は21名が希望しているのですよね。町外から13名かな。合格発表はこれからですが、1年生に入った高校生にも、なぜ大樹高校を選んでくれたのか、そういうことの実態調査が必要ではないかと思うのですよ。ぜひそれをやっていただきたいのです。そうすると、段々先が見えるし。部活動もそうですが、全校生徒100人以上いないと、1クラス最低でも35名いないと。100名いると、学校行事、生徒会行事、部活動もそれなりに、1間口でも結構盛り上がっていくのですよね。そこは、まずは1間口の最低ラインかと思うので、そういったアンケートもぜひ実施していただきたいのですが、それについて教育長どうでしょうか。
答弁 教育長 沼田
大樹高校を志願した子ども達の実態調査ということでございますが、次年度の大樹高校の具体的な支援の基礎データになろうと思いますので、それについては早い段階で高校のほうと連携しながら進めてまいりたいと思っております。以上でございます。
再質問 齊藤徹
これで最後になるのですが、道教委が大樹高等学校新学科構想プロジェクトチームを設置されて、新学科の教育プログラムの内容について、多分日付は間違っていないと思うのですが、3月20日に小学校、中学校の授業時間を活用しながらいくのですけれども。また3月29日に保護者、一般住民に対して行われるのですが。これをプロジェクトチームに任せるのではなくて、我々教育関係者、学校運営協議会とかPTA連合会、社会教育委員も含めて、共催が正しいのか主管が正しいのか、後援が正しいのか分かりませんが。一体となって道教委に協力する体制づくりというのは、説明会を開くときにそういう協力体制も必要ではないかと思うのですが、それについて最後お聞きしたいと思います。
答弁 教育長 沼田
プロジェクトチームとの取組事業の共催化についてでございますが、議員からお話がありましたとおり、今月、小中学校の児童生徒向けの説明と並びに一般住民、それから保護者向けの説明会をプロジェクトチームが主体となって進めていくという予定になってございます。準備が、もう間がないということでなかなか共催か主催かというところに名前を入れる入れないというところは調整がこの段階ではできないのですが、ただプロジェクトチームには本教育委員会の職員も委員のメンバーに名を連ねておりますので、日程調整であるとか対象学年の関わりの部分だとか、そういったところではプロジェクトチームとも連絡を密にして連携を持って進めているところであります。ただ、新年度早々でございますが、大樹高校の新学科名の説明でありますだとか、それを含めた新学科設置に伴う大樹高校の教育についてプロジェクトチームで再度詳細にわたる説明、それから周知活動を予定しているとお聞きしておりますので、議員が言われましたとおり、町を挙げて私ども大樹高校を支援しているのだというスタンスを示すという意味でも、どういった形で連携を内外にしっかり見せていけるかということを含めて、道教委とも協議して進めてまいりたいと思っているところであります。以上でございます。
再質問 齊藤徹
町としてなのですが、私は、基本は保護者だと思います、PTA。やはりPTA連合会の行事、新年度の行事にきちんと盛り込んでいただきたいのですが、それについてどうでしょうか。
答弁 教育長 沼田
町の保護者が入っている組織との関わりの部分ということでございますが、今ご指摘あったとおり、非常に保護者の皆さんにこそ聞いていただきたい、一緒にやりたいということでございますので、そういった組織の事業と可能な限り関連させながら進めてまいりたいと思っております。貴重なご意見ありがとうございました。
再質問 齊藤徹
これまで、9月に大樹高等学校のあり方特別委員会を設置して、菅委員長を中心に北海道教育委員会に意見書の提出、大樹高等学校、大樹町、教育委員会に要望書をそれぞれ提出させていただきました。我々議員も高等学校の教育課程について本当に学ぶ機会を与えていただいたと思います。この場を借りて感謝申し上げたいと思います。これらを基に、町内、町外の児童生徒が大樹高校で学びたい、行きたいと思えるような新学科に転換していくことを期待いたしまして、一般質問を終わります。どうもありがとうございます。