みんなの議会

砂川市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日

(1)令和8年義務教育学校開校による市内各避難所の在り方について/(2)インクルーシブ教育の推進について/(3)生涯学習におけるeスポーツの導入について

2023年6月19日、砂川市議会の一般質問で、沢田広志議員が「令和8年義務教育学校開校による市内各避難所の在り方について」「インクルーシブ教育の推進について」「生涯学習におけるeスポーツの導入について」について質問し、総務部長 板垣喬博、指導参事 堤雅宏、教育次長 東正人が答弁しました。

質問者
沢田広志 議員
答弁者
総務部長 板垣喬博、指導参事 堤雅宏、教育次長 東正人

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 沢田広志

改選に当たり、4月の市議会議員の選挙で改めて皆様方のご支援をいただいて議会の場に送っていただきました。改めて責任の重さを痛感しているところでありますと同時に、市民の皆様の健康で幸せな生活を目指して全力で取り組んでまいりたいと思います。それでは、一般質問通告をさせていただいておりますので、順次質問させていただきます。今回は、大きく3点でございます。まず、1点目に、令和8年義務教育学校開校による市内各避難所の在り方についてであります。現在令和8年義務教育学校開校へ準備がされており、災害時指定緊急避難場所と指定避難所とされている学校があります。そこで、学校が閉校したときに該当する避難所はどのようになるのかを伺います。続いて、大きな2点目であります。インクルーシブ教育の推進について。インクルーシブ教育とは、人間の多様性の尊重などを強化し、障がい者が精神的及び身体的な能力などを可能な最大限まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障がいのある者と障がいのない者が共に学ぶことを通して共生社会の実現に貢献しようという考え方とされております。国においても、インクルーシブ教育システムの構築など取り組みが進められております。これからは学校教育でもインクルーシブ教育推進に向けて取組が必要と思われますが、考えを伺います。大きな3点目であります。生涯学習における「eスポーツ」の導入についてであります。新たなスポーツ分野である「eスポーツ」とは、エレクトロニックスポーツの略で、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称を指しており、スマホやパソコン、テレビなど電子機器を使う娯楽や競技、スポーツなどとして定義されております。国内においても2017年頃から名前を聞くようになってきた「eスポーツ」で、市場的にも大幅な急成長を続けてており、世界のeスポーツ人口も増加しております。また、世界大会やアジア大会では正式競技として、さらには国民体育大会の正式競技ではなく文化プログラムの一環として開催されております。そうしたことから、「eスポーツ」に着目して取り組んでみてはいかがでしょうか、その考えを伺います。以上、1回目の質問といたします。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

大きな1、令和8年義務教育学校開校による市内各避難所の在り方についてご答弁を申し上げます。本市では、地震、水害などで災害の危険が切迫した緊急時において住民の安全を確保するため、迅速に開設することが可能な管理体制等を有する施設として学校のグラウンドなどを指定緊急避難場所に、また災害時に被災者を受け入れ、滞在させることのできる施設として指定緊急避難場所に隣接した学校体育館、地域交流センターなど公共施設を指定避難所として、地震の場合は11か所、洪水、土砂災害の場合は8か所を指定しております。そのうち学校施設は、空知太小学校、北光小学校、中央小学校、砂川小学校、豊沼小学校、砂川中学校に閉校した旧石山中学校を加えると7か所を指定緊急避難場所、指定避難所に指定しているところであります。学校の統廃合について、中学校統合では本年3月末をもって砂川中学校と石山中学校を統合し、石山中学校を閉校したことから、現在旧石山中学校の校舎は使用していない状態でありますが、施設利用の可能性などを考慮した結果、現段階では旧石山中学校を引き続き避難所として指定をしているところであります。一方で、旧石山中学校の利活用の状況によっては、今後冷暖房、洗面、トイレなどの設備が整った砂川ハイウェイオアシス館へ指定避難所を変更することもあることから、旧石山中学校を避難所とする空知太第5町内会、新石山町内会、石山団地町内会、北光第3町内会の4町内会の町内会長または代表の方には令和4年11月と令和5年3月の2回説明を行い、ご意見を伺ったところであり、町内会長または代表の方からは一定の理解は得られているところでありますが、今後は各町内会単位で説明会を行うなど、丁寧な協議を進めていきたいと考えております。また、令和8年度の義務教育学校開校による小学校5校の統合に伴う閉校後の避難所の取扱いにつきましては、その前段に閉校後の学校施設の利活用について関係部署を中心に様々な視点や選択肢を持って協議を進め、一定の方向性を見いだしていく必要があり、その結果を踏まえた上で引き続き避難所及び緊急避難場所として指定を続けることが可能かどうかを判断していかなければならないものと考えているところであります。

答弁 指導参事 堤雅宏(指導参事は2025年3月まで)

それでは、私から大きな2、インクルーシブ教育の推進についてご答弁申し上げます。現在我が国においては、急速に進むデジタル技術による社会変革やグローバル化の進展など、予測困難な未来を生きる子供たちに様々な課題の解決に向けて多様な他者と協働しながら行動する力を育むことが喫緊の課題となっております。そのため、学校教育においては子供たちに性別や年齢、国籍、障がいの有無にかかわらず、誰もが互いの人格と個性を尊重し、支え合い、人々の多様な在り方を認め合うことができる資質、能力を育むことが重要であり、そうした視点から、障がいのある子供とない子供が同じ場で教育を受ける機会を大切にすることや個別の教育的ニーズのある子供に対してそれに応えた指導、支援を提供すること、協働的な学びの場を用意することなど、インクルーシブ教育システム構築の理念に沿った取組は大変重要なことであると考えます。一方で、障がいのある子供とない子供が共に活動する交流及び協働学習が大きな意義を有することは言うまでもありませんが、特別支援教育は障がいのある子供の自立と社会参加をするための主体的な取組を支援するという視点に立ち、対象となる子供一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を伸ばし、学習や生活で抱える困難さを軽減し、改善するための適切な指導や支援を行う教育であることから、一人一人の障がいの程度や特性に応じた適切な個別指導を行うことも重要であります。これらのことを踏まえながら、障がいのある子供が学校教育においても可能な限り障がいの有無にかかわらず共に学ぶことができる場と機会を設けるよう配慮してまいりたいと考えます。

答弁 教育次長 東正人(教育次長は2025年3月まで)

それでは、私から大きな3、生涯学習におけるeスポーツの導入についてご答弁申し上げます。eスポーツは、電子機器を用いて行う娯楽、競技及びスポーツ全般を指す言葉であり、コンピュータゲームやビデオゲームを使用した対戦をスポーツ競技として捉える際の名称で、キャラクター目線のシューティングゲーム、リアルタイムで複数のプレーヤーが参加する陣取り合戦、サッカーやその他のスポーツ系ゲームが主なジャンルとされており、2017年頃からブームとなり、世界中で愛好家が増えているところであります。また、国内においても2017年の国民体育大会愛媛大会を皮切りに文化プログラムとしてeスポーツが実施され、道内では札幌市を中心にゲーム関連産業の集積化や複数のプロチームが誕生し、市内においては昨年砂川青年会議所が主に子供を対象としたeスポーツを含むデジタル技術の体験イベントを実施し、今年3月にはeスポーツを楽しむことができる店舗がオープンしているところであります。また、民間の調査結果ではありますが、2021年における国内の愛好家は約743万人であり、2025年には約1,200万人を超えることが予測されており、eスポーツ人口は増加傾向にあるものと認識しております。eスポーツは、単にIT産業の新たな成長領域として注目されているだけではなく、年齢や性別、体力に左右されずに取り組むことができる活動であり、世代間の交流や認知症予防の観点などから生涯学習活動の一つとしての有効性が期待できるものと考えております。教育委員会といたしましては、生涯学習におけるeスポーツの取組について国や道、他自治体における動向の把握に努め、効果や課題などを慎重に分析しながら、有効な取組は何なのかを十分検討してまいりたいと考えているところであります。

再質問 沢田広志

それでは、2回目の質問ということで順次進めてまいりたいと思います。まず、各避難所の関係については、今ほど1回目の質問に答弁をいただいたところであります。私も一番心配していますし、さらに各避難所として関わっている地域の皆さん方も義務教育学校に向けての市の動きには、我々の近くの避難所は今後どうなるのだろうといったことでの声が結構ありまして、今も不安を持っていると。いよいよ令和8年からは義務教育学校が開校ということでもありますので、5年、6年、7年と3年もあるではなくて、3年しかもうないのかということで、今後のことで大変興味を持っていますし大変気になるところであります。市長におかれましても、閉校後の校舎利用については民間の力だとか、いろいろな形で考えているという話もちらっとされておりますので、このような動きによってはどうなのかといったことも心配をしているところであります。今ほど答弁の中にもありましたけれども、もう既に石山中学校が閉校して、今は砂川中学校と一緒になって、旧石山中学校の校舎が残って避難所としてあるといったところから、答弁の中には各地域、町内会の皆さんとも協議した中で、空知太地域においてはハイウェイオアシス館を使ってはどうかといった話があるということで、私も初めて聞いたところであります。そういった流れがあるということは、今後閉校になってくるとそれぞれ避難所になっている近隣の皆さん方も今度はどこに行ったらいいのだろうか、もしくはそれに代わるものが果たして出来上がってくるのかどうかといったことがあるのかと思っています。先ほど答弁の中にも閉校した後の校舎の関係については今後それぞれ担当部署と連携、協議をしながらといった話がありましたけれども、私的に言うならばもっと早くにいろいろな方向性の形を出していただきいと思っております。その中には、例えば北光小学校なんかも閉校していきますし、あの辺りの地域においても次になるところも考えていかなければいけないのかと思っていますし、さらには砂川小学校、あの校舎がそのまま残っていくのかどうかも分かりませんけれども、ただ閉校した後に残すということは維持管理も含めて、万が一災害が起きたときに避難所として機能できるのだろうかといったことについても大変心配でもございます。そういったことを含めて、他の避難所となるべきところもあるかとは思うのですけれども、ここで2度目にお伺いしておきたいのは、市内には大分老朽化した老人憩の家があったり、または町内会館があったり、さらには空知太のそらっぷセンター自体はもう避難所になっておりますけれども、南地区コミュニティセンターについては避難所というよりも福祉避難所的な要素がありますけれども、そういった地域の会館等も含めながら活用もしていかなければいけないのではないかと思うのですが、このことについての考え方を聞かせていただければありがたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

今ほどご質問がありましたけれども、義務教育学校は令和8年度、残り3年ということでございまして、小学校5校の統合、閉校に伴う避難所の在り方といった部分につきましては大きな課題であると認識しているところであります。避難所としての機能を維持するためだけに学校施設をそのまま引き続き維持管理をしていくことは、今の段階ではなかなか現実的ではないのではないかと考えているところであります。避難所は市民の皆さんの生命を守り、安全を確保するための重要な施設でありますので、いつ災害が発生しても避難所としての機能を果たせる状態を保っていかなければならないと考えています。そのためには、冬場の除雪はもちろんですけれども、冷暖房、電気やガス、水道など、避難所で一定期間滞在し、生活する上で欠かせないライフラインといったものを常に確保しておく必要があるのだろうと思いますので、そういう点からいけば設備の保守点検や更新なども含めましてそのランニングコストといったものも相当かかってくると思いますので、その辺の費用対効果といったものも考えていかなければならないのだろうと思っています。このことから、1回目の答弁でも若干触れさせていただきましたけれども、閉校後の学校施設を利活用することがまず可能かどうかといった方向性を見いだしていくことが先決だと考えております。学校施設は今は行政財産、教育財産でありますので、教育委員会においてもそのような用途を持った利活用が今後も可能かどうかといった検討をしておりますし、学校施設につきましては様々な場面に対応することが可能な機能を備えた施設でありますので、今現在も学校開放や放課後子ども教室、学童保育などの各種事業であったり、もちろん避難所、それから投票所としても利用されているところでありますので、関係部署で閉校後の利活用について協議をしていく。その上で、例えば常時あるいは一定の頻度で利活用することが見込まれる何かがあれば、これまでどおり施設を維持管理していくことも可能だと考えておりますので、そういった際には当然避難所としての機能をそのまま維持できるということも考えられますので、それらの結果によって避難所の在り方といったものは変わってくると考えております。今ご質問にありましたとおり、地域によっては学校施設の周辺に代わりとなる公共施設がなかなかない地域も実際には存在しますので、そういった際には各種コミセンであったり、憩の家、町内会館、そういったところについてそれぞれ基準といったものも避難所として定められておりますので、その辺がしっかりと確保できるかどうか、この辺もしっかりと調査した上で検討を進めていきたいと考えているところであります。

再質問 沢田広志

ありがとうございます。憩の家とか町内会館等、今ある避難所の周辺、近隣で利用できるところがあれば。ただ、避難所となるためには要件があるということなので、この辺についてはできる限り早めにその要件等を調査しながら、要はその対象となる施設が避難所として使えるかどうか、もしそういった方向が見えるのであれば、地域の皆さんにもこういうことでということで、今後恐らく避難所となっている特に学校周辺の地域の皆さんとはいろいろな協議をしていかなければいけないということになるかと思いますので、その辺はしっかりやっていただきたいと思っております。そこで、私も最初にお話をしたように、地域の皆さんは安心、安全といったことについては特に気持ちをそこに重点的に持っているわけですから、先ほどは庁内の中でも担当部署と協議をしながら方向性を出していくということでありますけれども、先ほど言ったようにもう3年しかないといったことでは、やっていきましょうねと言われても、ではいつ頃ぐらいまでそういう方向性を出すのだろうと。というのは、一年でも早く周辺の皆さん方にそういったことをお伝えしなければいけない。伝えることによって地域にとってもし万が一災害があったときにはここが避難所として使えるのだということにつながっていくと思いますが、いつ、どのような形でやっていこうとするのか、この辺の考え方を聞かせていただければありがたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

議員さんのご指摘のとおりだと私どもも認識しております。廃校後の学校施設の利活用の方向性が決まるまでには一定の時間を要するものと思いますが、所管部署として避難所の取扱いにつきましては今から、これまで同様に指定を続けることができた場合はそれで構わないのですけれども、続けることができない場合を想定して、近くに代替となる指定基準を満たす公共施設はあるのか、あるいはない場合はどうするのか、ほかの公共施設を改修あるいは建て替えなどをして避難所としての機能を持たすことが可能なのかどうなのか。また、例えば国や北海道、あるいは民間企業の皆様方と協定を締結する中で施設を利用させていただくようなことは可能なのかどうなのか。こういった様々な視点や選択肢を持って速やかに調査研究を進めていきたいと考えているところであります。また、住民の皆さんにできるだけ早い段階でというお話もございましたけれども、それもおっしゃるとおりだと思っておりますし、できるだけ早い段階で避難所の在り方について方向性を示すことができるように内部でしっかりと検討を速やかに進めていきたいと考えておりますし、地域の皆さんの生命、安全に関わる事項ですので、地域の皆さんのご意見を伺う機会も設けながら、方向性を見いだしていく際に、また方向性を見いだした際には少しでも早く安心感を与えられるように丁寧な説明と周知に努めていきたいと考えております。

再質問 沢田広志

その辺りもしっかりやっていただきたいと思っています。全国の中では、ある自治体なんかだと緊急避難もしくは一定期間の避難場所として、宗教系ですけれども、行政区域内にある全てのお寺を緊急の場合は使用しましょうという協定を結んだりとかというところもありますので、そういったことも幅広く考えながらやっていただければありがたいと思います。最後に、確認だけさせていただきたいというのが1点あります。最初にお伺いしようと思って、忘れていました。令和8年、義務教育学校開校に向けて、いよいよ砂川中学校のところで新しく改築の工事が始まってまいります。そうした場合、工事期間中に万が一災害が起きました。砂川中学校も避難所として指定されています。こういったときには改築工事中であっても避難所として利用することは可能なのかどうか、聞かせていただければありがたいと思います。

答弁 総務部長 板垣喬博(総務部長は2025年3月まで)

砂川中学校のグラウンドにつきましては、指定緊急避難場所として指定を現在させていただいております。学校建設工事中に災害が発生した際に避難場所として使用できる範囲が狭まるといったことは、そのとおりだと思います。その際には、基本的には近接する砂川中学校の校舎あるいは体育館が指定避難所になっておりますので、必要に応じて校舎や体育館を使用して市民の皆さんの安全を確保したいと考えておりますし、それでもスペースが足りないということになれば、これはこれから協議をして確保をしていくということなのですけれども、向かいに砂川高校がございますので、そちらと協定を結んで、その際には学校校舎を使用させていただく、あるいはグラウンドを使用させていただく、そういう方法についても検討していくことが必要ではないかと考えております。

再質問 沢田広志

分かりました。1点目の避難所の関係については、これで終わりたいと思います。それでは、2点目のインクルーシブ教育の推進について、今ほど指導参事から分かりやすく答弁、説明をいただいたところであります。向いている方向は同じなのだと改めて感じさせていただいています。私自身は、端的に言うならば障がいのある、なしにかかわらず同じ場所で学ぶということが基本でしょうといったことで、そういった形になってもらえるように、こういった形が必要なのだと思っています。これが私の基本的なスタンスであります。ただ、先ほど答弁いただきましたように、障がいのある、なしだけではなくて、今はダイバーシティー、多様性の時代になってきているということで、決して障がいのある、ないだけではなくて、国籍、性別、いろいろなものが増えてきているといったことは私も受け止めさせていただきたいと思います。そういった中で、あまりそこまで広げていくと広がってしまいますので、あくまで私はインクルーシブ教育、障がいのある、なしにかかわらず同じ場所で学ぶが基本でしょうといったことでお話をさせていただきたいと思います。そこで、これは長い道のりになるのかもしれませんけれども、これから一つ一つ階段を上るようにして進んでいかなければいけないことなのかと思っています。もう既に文部科学省においては、インクルーシブ教育システム構築モデルスクールということで平成26年、27年度には新十津川町立新十津川中学校でも実施されていますし、同じように新ひだか町の町立三石小学校でも同じ年度でされております。もう一つ、モデル地域ということで、これはスクールクラスターと言われておりますけれども、同じ年度に知内町教育委員会が町内一円の幼稚園、小学校、中学校、高校の一体的な部分でのモデル地域を構築するためのモデル事業をされているということで、七、八年も前の話でありますけれども、もう既に動き始めてきている。そこで、私もここで一般質問をしていると遅いのではないのと思われがちで、大変苦慮する部分もあるかと思うのですけれども、今一つ一つ進んでいかなければこの先インクルーシブ教育という部分が達成されないのかと思っています。私の感覚としては、文部科学省が実施していること自体は基本的に分離教育であると私は受け止めているものですから、分離教育ではなくて一緒にしましょう。ですから、特別支援学校があったり、特別支援学級があったりといろいろありますけれども、そこ自体はあっては駄目ということではなくて、考え方の中にはこれも分離教育の一つではないかと受け止めています。ただ、それを必要としている子供たちもいるというのも事実だと思いますので、これを最初から駄目ですということは考えていません。そういうスタンスを持ちながらですけれども、今後砂川市の教育委員会も含めながら、児童生徒の特別支援に関わる部分でインクルーシブ教育を進めようとしたときには幾つかの壁があると思っています。要するに課題、これを1つずつクリアしていかなければそこは達成できないのかと考えているのですが、指導参事はそちらの専門でもあるかとは思うのですけれども、砂川市としてどのようなことを課題として乗り越えていくことによってインクルーシブ教育が少しでも出来上がると思っているのか、その考え方があれば聞かせていただきたいと思います。

答弁 指導参事 堤雅宏(指導参事は2025年3月まで)

今議員さんからご指摘があったように、今はもうダイバーシティー教育という考え方が広く浸透してきている中で、その中のインクルーシブ教育システムの構築という観点から、障がいのある子もない子もできるだけ同じ場で共に学ぶという視点での教育活動の充実というのは大変重要なものであると考えております。インクルーシブ教育システムを推進する上での課題とそれを乗り越える方策ということで現状お話をさせていただきたいと思いますが、インクルーシブ教育システムの構築を進めるに当たりましては、障がいのある人、ない人が同じ場で教育を受ける機会を大切にするということ、個別の教育的ニーズのある児童生徒に対してはニーズに応えた指導、支援を提供すること、さらには協働的かつ連続性のある学びの場を子供たちに用意すること、ここが重要であると考えております。それを踏まえまして、現状における課題としましては、児童生徒の実態把握を進める上で特に幼稚園、保育所と小学校間の連携を一層丁寧に行うということ、また義務教育9年間を通じたインクルーシブ教育システムの視点に立ったカリキュラムの編成というのが課題としてあるのではないかと考えております。そのため、課題解決に向けましては、小中学校において今共通の様式を使用して作成して、子供たちの実態把握を行ったりですとか、情報共有に活用したりしています個別の教育支援計画、個別の指導計画というものがございます。こちらを同様の様式で就学前段階から作成していただきながら、早期から適切で連続性のある学びの場を用意できるようにしたりですとか、9年間を見通したカリキュラムの編成に取り組んだりしてまいりたいと考えてございます。

再質問 沢田広志

ありがとうございます。本当に大切なことなのかと思いながら、今お聞かせいただいた部分はニーズに応える指導、さらには協働、連続性を持った学びの場、ここが大きな一つのテーマなのかと。それに当たって具体的にどのように進めていったらいいのかといったことも今ほど答弁いただいたのかと思っております。先ほどの教育長の執行方針の中の特別支援教育の推進に努めるといった部分の中にも今ほど答弁いただいた部分の片りんが掲載されて、お話がありましたので、同じ方向でそういったことが今後進んでいってほしいと改めて思っているところであります。あえてこの場では障がいがあるという言葉を使わせていただきますけれども、指導参事は特性を持ってと、障がいがあるのではなくて基本的に特性なのです。この特性というのは個々によって違いがある。その個性をどのようにして受け止めて、そして学んでもらうといったところにインクルーシブ教育の一つの部分があるのかと私は思っていますので、まさに指導参事も特性という言葉を使っていただいておりますので、これからの子供たちには特性をいかにして伸ばしていくのかといった部分をやっていただくことをお願いしたいと思っております。そういった部分においても、指導する支援員だとか教職員だとか、実際にしようとすると正直予算もかかると思っています。予算がかかるのはどうしても必要なことだと思うのですけれども、そういった一人一人の子供たちに対してもしっかりと受け止めていくといったことが、私なりに思うのは飯澤市長が言われている砂川は子育てだといった部分にもつながると思っております。だからといって市長に答弁下さいとは私は今は考えておりませんので。まさにそういったことが今後、私に与えられたのは4年の任期ですから、この中で一つ一つを積み重ねていくためにはこういったインクルーシブ教育を通してやっていただきたい。私もある奉仕団体に所属しておりまして、毎年市内の特別支援学級の子供さん、先生方、保護者の皆さん方と一緒に交流会を開いております。その中に知っている子がいて、私は商工会議所主催の子供みこしのお手伝いをさせていただいているのですが、その子が来ているのです。練習も来てくれて、本番のときも汗を流しながら一生懸命やってくれている。特性の部分の違いはあるかもしれないけれども、そういった部分で一生懸命やってくれる人方とも接する機会があったものですから、そういったことも含めながら、これは私的にはあしたにでもやってほしいですけれども、段階を踏まないといけない部分、国の流れもありますから、先は長くても一歩ずつ進んでほしいと思っております。そこで、一例を挙げますと、新聞報道でいろいろ出ていますけれども、根室市の教育委員会さんが北海道で初めてインクルーシブ教育を本格的に導入しましょうといって、年度が明けてから本格的に導入してしまったのです。いろいろ調べさせていただくと、そこの学校もいろいろな諸事情を含めながら、今の教育長さん、教育委員さん方を含めてみんなで知恵を出しながら今回本格的導入に至ったのかと私は受け止めています。ですから、このように本格的に導入しているところ、規模は違うかもしれないけれども、そういったところをしっかり見詰めるということも大事だと思いますし、どのような形にしていったらこうできたのだろうといったことも大事なのかと。インターネットの時代で、このときの教育委員会の会議録が出てしまっていて、私は教育委員会の中身はきちっと押さえ切れていませんけれども、意見交換という場があって、そのときは教育長さんがインクルーシブ教育について皆さんで意見交換させてくださいと言って、それが会議録で短く、そんなに大きくはないですけれども、読ませていただきました。医療的な形と社会的な部分を含めて、今後のことを含めて、恐らく教育委員さん方といろいろな意見交換をして、それをベースに今後どうしたらいいのかということを考えたのかと思っています。ですから、砂川の教育委員会においても機会がありましたら、インクルーシブ教育ということについても意見交換だとかいろいろな協議の中で話をしてもらえれば大変ありがたいと思っております。そこで、道のりは長いといいながら、先ほど避難所の関係でも令和8年、義務教育学校開設ですので、この3年の中で義務教育学校が開校していくのであれば、特別支援学級もある中で特別支援教育ということとの連携というか、連動しながらでもインクルーシブ教育というものを一歩でも前進した中でやっていくというか、私はやっていってほしいと思っています。残りというか、3年間ですけれども、3年の中で少しずつつくり上げていくといういいになるかと思うのですけれども、このこと自体の考え方というのはどんなものなのかと思って、あれば考えを聞かせていただければありがたいと思います。

答弁 指導参事 堤雅宏(指導参事は2025年3月まで)

義務教育学校が令和8年度開校予定となってございます。1回目、2回目の答弁で申し上げましたとおり、学校教育におきましてはインクルーシブ教育システムの視点を踏まえた教育活動を推進することは大変重要なことであり、令和8年度開校予定の義務教育学校においても引き続き取り組んでいく必要があるものと考えております。例えばですけれども、児童生徒同士の交流、協働学習の内容を充実させることはもちろんですが、そういった困難を抱える方を支える立場の方をゲストティーチャーにお招きして体験的な学習を行い、人間の多様性というものを理解し、認め合う学びを進める視点では実に数多くの取組が考えられるかと思います。こうした具体的な教育活動の内容につきましては、今後市内に現在6校ございます各学校の教員から経験や知識に裏打ちされた様々なアイデアをいただいたり、先進事例を参考としながら、砂川市小中一貫教育推進委員会においてよりよいものにつくり上げてまいりたいと考えているところでございます。

再質問 沢田広志

今後市内の6校の先生方ともいろいろな協議だとか検討だとかということで、私が傍聴させていただいたところの会議なのかと思っていますけれども、皆さん方の思いも含めてしっかりとやっていただいて、それがインクルーシブ教育につながることをぜひお願いしたいと思っております。それで、この項目については最後の質疑にさせていただきたいと思うのですが、私は今回インクルーシブ教育について一般質問させていただきました。先ほど言ったように、平成26年、27年頃にはもう既にモデル事業としてもやられているのですけれども、ただいかんせんインクルーシブ教育という言葉自体を多くの皆さんに認知というか、知ってもらうことが少ないように私は受け止めております。ですから、できましたらというか、これから機会あるごとに、インクルーシブ教育とはどのようなものなのか、子供から大人まで多くの年代とか世代の皆さん、障がいのある、なし関係なくインクルーシブ教育の概要、内容等も積極的に周知、皆さんにPRというよりも情報発信をしていただきたいと思っております。私は必要だと思っていますので、この辺の考え方があれば聞かせていただければありがたいと思います。

答弁 指導参事 堤雅宏(指導参事は2025年3月まで)

現在も各学校においてはインクルーシブ教育システムの視点を踏まえた様々な取組が教職員の創意工夫の下に推進されているところでありますが、障がいのある子供一人一人の教育的ニーズを把握して、持てる力をしっかりと伸ばし、学習や生活で抱える困難さを軽減、改善するための適切な指導、支援を行う特別支援教育の意義と併せまして、インクルーシブ教育システムの視点を大切にした教育活動を行っていることについて各学校においては学校だより等で保護者の皆様や地域住民の皆様にお伝えするなどの周知を図り、子供たちに多様な人々と協働してよりよい未来を切り開いていくことができる力を家庭、地域とベクトルをそろえて育んでいくことができるよう、情報発信に努めるよう働きかけていきたいと思います。また、今後義務教育学校開校に向けまして教育内容に関わる面から情報発信をする場面がございましたら、インクルーシブ教育システムの視点を大切にした教育活動に取り組んでいく重要性についてもしっかり発信してまいりたいと考えております。

再質問 沢田広志

ありがとうございます。ぜひそういったことを含めてしっかりと多くの皆さん方にインクルーシブ教育といったものを知ってもらえる機会をたくさんつくっていただきたいと思います。今回初めてこのことで一般質問させていただきましたので、また今後機会を見ながら、動きを見ながらさせていただきたいと思います。2つ目の項目については終わります。最後に、3点目であります。生涯学習におけるeスポーツの導入について質問をさせていただいて、答弁をいただきました。その中で、私は生涯学習に視点を置いてさせていただいたところであります。そこで、まさにeスポーツとは何なのでしょうといった部分で、言葉は聞くのだけれども、ただ全体的にeスポーツはゲームということで気になってきている保護者の方々は反応していると。いろいろなものを調べながらいくと、最初の部分なのです。eスポーツイコールゲームセンター、決してそうではないのに、そういう認識というか、そう思ってしまっている部分があるのか。ですから、例えば子供がゲームをすること自体に保護者がネガティブになってしまっているといったことがあるとも聞いております。ですが、そういったことではないといったことで切り替えていかなければいけないのだろうと思っております。eスポーツ、これは文部科学省や経済産業省が成長支援を打ち出していますから、国自体がeスポーツをいいものだと、成長させましょうと言っている、お墨つきをいただいているということでありますので、eスポーツ自体が最初見た瞬間から悪いスポーツだとか、そういうイメージではなくて、こういうスポーツがあって、これを理解して、どうやったらこれを使えるのだろうといったことに切り替えていかなければいけないのかと思っています。そこで、生涯学習だと私は思っております。文部科学省とか経済産業省のお話をさせていただきましたけれども、スポーツ庁には第2期スポーツ基本計画がありまして、定義するスポーツの価値の中に、スポーツで社会を変える、スポーツの価値を共有し、人々の意識や行動が変わることで社会の発展に寄与できる。スポーツは、共生社会、健康長寿社会の実現、さらには経済、地域の活性化に貢献できると銘打っています。それに基づいて、eスポーツについて経済産業省からの依頼という形で、eスポーツについての調査報告がされております。その調査報告の中に一つの提言がありまして、これは先ほど言ったように定義するスポーツの価値にフレームとして設定をして、社会的意義実現に向けた提言をしましょうといったことがありまして、大きく言うと2つありまして、人生を楽しく、健康で生き生きとしたものにするといった中には教育カリキュラムへの導入といった文言も入っていたり、もう一つは共生社会や健康長寿社会の実現、経済、地域の活性化に貢献できるという、このフレームの中では高齢者、障がい者向けの生きがい創出プログラムといったことも提言しましょうということでなっております。ですから、eスポーツ自体は子供だけがするのではなくて、子供たちから高齢者まで幅広くできます。それと、目の前にいる方たちだけではなくて、遠く離れた人方ともできます。それと同時に、ある部分では共生の世界ですから、強いて言うと離れていても共に感じ合いましょうということになるのかと思っていますので、こういったことを含めたときに、先ほどの教育長の教育行政執行方針の中にも生涯学習についてありました、社会教育の関係から。まさに世代を超えて幅広く使えるeスポーツの導入というのは今後さらに必要なのだと私は受け止めておりますので、であれば生涯学習の中から、例えば今市民大学講座を開いたり、公民館とか、もちろん社会教育課でもいろいろな事業展開をしています。そういったところでできたらいろいろなeスポーツについての展開をしていってほしいと思いますし、その前段にはeスポーツとはどういうものなのだろうといったことを知ってもらうことも必要なのだろうと思います。そういった事業展開が私は必要だと思うのですが、この辺りの考え方、どう考えているのか聞かせていただければありがたいと思います。

答弁 教育次長 東正人(教育次長は2025年3月まで)

まず、考え方ということでございますけれども、eスポーツは一般的には議員さんが先ほどおっしゃいましたとおり、ゲームという感覚ではございますが、このゲームを通じてチームメンバーとしての役割分担だとか、連携して進めるためのコミュニケーション能力、ゲームの中では様々な問題が発生しますので、この問題を分析し、解決を導き出すための問題解決能力、さらにはチームで行う場合にはチームメンバーと協力して進めますから、チームワーク能力が身につくとされております。また、年齢や性別、体力に左右されずに誰でも楽しむことができるという点が特徴でもありますし、脳を活性化させる効果があることから、認知症予防にも取り入れている自治体もあります。このため、世代間交流の観点からも生涯学習の一つとしての有効性が期待できるものというのは考えております。ただ、一方で、先ほど冒頭おっしゃいましたとおり、これだけeスポーツの人口が増えてくる状況でありますから、ゲーム障害だとか、ゲーム依存症ということも懸念されますので、eスポーツの健全な発展のためには対策の確立は必須だというのは考えております。ここで生涯学習にどのように生かしていくのかということでございますけれども、eスポーツを生涯学習として取り組むに当たってどのように取り入れて活用していくことが効果的なのかを把握し、そして事業を検討する必要があります。そして、そのためには職員の知識習得というのも必要でもあります。その上で、既存の事業の方向性と在り方について整合性を図りつつ、国だとか自治体の関連する取組とかの把握に努めながら、有効な取組は何なのかというのを十分検討してまいりたいとは考えております。

再質問 沢田広志

検討していくということで、ぜひ前向きに検討してほしいと思います。今回は生涯学習に視点を置いておりますので、先ほど少し話をしましたが、今回はそこに入りません。学校教育だとか、高齢者だとか、そちらにはまた違う部分がありますので、入りませんけれども、この機会にeスポーツとは何ぞや、eスポーツはこういうものだといったことを理解してもらうための努力をしっかりやっていただきたいということをお話をして、私の一般質問をこれにて終わりたいと思います。

出典:砂川市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月19日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる