砂川市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日
(1)新型コロナウイルス感染症PCR検査の定期的検査実施について/(2)認知症ささえあい条例の制定について
2021年3月9日、砂川市議会の一般質問で、高田浩子議員が「新型コロナウイルス感染症PCR検査の定期的検査実施について」「認知症ささえあい条例の制定について」について質問し、保健福祉部長 中村一久、市長 善岡雅文が答弁しました。
- 質問者
- 高田浩子 議員
- 答弁者
- 保健福祉部長 中村一久、市長 善岡雅文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 高田浩子
それでは、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。大きな1つ目といたしまして、新型コロナウイルス感染症PCR検査の定期的検査実施についてであります。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大が1年を過ぎても明確な終息の兆しがまだ見えない日々の中で、今もコロナ禍で不安な日々を過ごされている方々がたくさんいらっしゃいます。特に医療関係者、高齢者等施設職員、福祉施設職員、保育関係職員、学童職員等、全国的にも道内でも数多くのクラスターが発生し、不安を抱え、仕事をされている方々が多くいます。空知でもクラスターになっているところが数多くあります。新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が始まり、PCR検査の実施が以前より進んでいない現状があります。医療崩壊の危機を回避し、クラスター発生を回避するためには、クラスターが発生しやすい医療機関、高齢者等施設、福祉施設、保育施設、学童施設の職員等のエッセンシャルワーカーの方々への定期的PCR検査を国に求めるとともに、砂川市として定期的PCR検査を実施する考えについて伺います。大きな2といたしまして、認知症ささえあい条例の制定についてであります。2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症になるという推計値が出されています。認知症とは、物忘れ、記憶力障害などの症状により日常生活や社会生活に支障を来す状態のようですが、認知症有病者も記憶の全てを失うわけではなく、意思や感情が豊かなことから、認知症有病者本人や家族の意見を尊重して、認知症とともに生きる具体的な施策が強く求められています。砂川市は、平成25年4月から砂川市高齢者いきいき支え合い条例を制定し、高齢者の見守りなど先進的な取組を進めてきましたが、高齢化が一層進み、認知症有病者の増加が見込まれることから、認知症の防止、早期発見、有病者と家族をサポートし、支え合う「認知症ささえあい条例」の制定について伺います。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
それでは、私から大きな1及び大きな2についてご答弁申し上げます。初めに、大きな1、新型コロナウイルス感染症PCR検査の定期的検査の実施についてご答弁申し上げます。初めに、PCR検査につきましては、感染症法に基づき、新型コロナウイルス感染症の患者、無症状病原体保有者、疑似症状者、濃厚接触者等に対し、保健所または都道府県等から行政検査の委託を受けた医療機関等において医師の判断により実施され、公費で賄われる行政検査と民間事業者等において自己負担により実施する場合がありますが、症状の有無に関わらず定期的に行うPCR検査は行政検査の対象とならないものであり、事業所が任意で行う必要がございます。ご質問のありました定期的なPCR検査の国への要望につきましては、全国市長会において令和3年度国の施策及び予算に関する重点提言の中で、新型コロナウイルス感染症対策に関する重点提言として、PCR検査の需要に対応するため、PCR検査体制を充実強化するとともに、抗原検査等の簡易検査キットの開発、普及促進を図ることにより身近な地域で短時間に着実に受けられるよう、検査体制の構築等に努めることを求めているところであります。また、市が定期的にPCR検査を実施する考えでありますが、現在は道内でも行政検査の増加にも対応できるよう検査機関が拡充されているとともに、任意のPCR検査に応じる医療機関や民間事業者の参入も増え、検査が受けやすい環境が整ってきたことから、現時点では市が直接PCR検査を実施する考えはございませんが、任意のPCR検査に対する支援では、事業所の規模などにより、国の補助事業である新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業の対象となるとともに、市でも市内の医療機関や介護事業所等には使途を定めない感染症対策慰労金を支給しているところであり、各事業所の判断により、任意でPCR検査を行う場合にもご活用いただけるものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。続きまして、大きな2、認知症支え合い条例の制定についてご答弁申し上げます。認知症は、一度正常に発達した認知機能が後天的な脳の障がいによって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障を来すようになった状態を指すものとされており、主なものとしてアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症、血管性認知症などに分類されております。認知症の有病者数は年々増加しているとされ、認知症は誰でもがなり得る脳の病気であり、こうした中、認知症の方を単に支える、支えられる側と考えるのではなく、認知症の方が認知症とともによりよく生きていくことができるよう、認知症の方の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現が求められております。このような認知症の方への支え合いを目的とする条例につきましては、平成29年に愛知県大府市で制定されたものが始まりで、全国的には10程度の自治体で制定されているものと認識しており、市町村のほか、住民、事業者、関係機関などの役割を示すとともに、認知症施策を総合的に推進することを目的に制定されているようであります。本市の認知症施策につきましては、地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を配置し、認知症やその家族への支援を行うとともに、民生委員や町内会等と連携し、地域の中で支援が必要な認知症高齢者の把握に努めているほか、適切な医療や介護につながるよう、市立病院と連携し、認知症の初期の段階で集中的に支援を行う認知症初期集中支援推進事業に取り組んでおります。また、地域における認知症の普及啓発を図るため、認知症に関する正しい知識を持ち、地域や職場において認知症の方やその家族を支える認知症サポーター養成講座を開催するほか、介護負担が軽減されるよう、介護経験者を含む方が中心となり設立された認知症を抱える家族の会、ひだまりの会の活動を支援するとともに、同会が地域包括支援センターと連携し、介護者の情報交換や地域の方々との交流を目的とした認知症カフェ、ひだまりカフェを開催しているところであります。このほか、認知症を含む高齢者の尊厳と権利を守る取組として、社会福祉協議会に委託して成年後見支援センターを設置し、判断が不十分な高齢者を支援するとともに、市民への普及啓発に努めております。このように、本市における認知症やその家族への支援及び普及啓発などの取組は関係機関や団体等のご理解やご協力をいただきながら進めていることから、現時点では認知症支え合い条例を制定する考えはございませんが、今後とも認知症の方の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けることができるよう取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 高田浩子
それでは、2回目の質問に入らせていただきます。まず、大きな1つ目の新型コロナウイルス感染症のPCR検査の定期的検査の実施についてです。厚生労働省によりますと、高齢者施設のクラスター発生件数が2月1日には928件、急増して飲食店を上回っています。医療機関も796件と急増しています。高齢者施設や医療機関でクラスターが発生すると深刻な事態に陥る。北海道内でも施設や院内で発生し、感染者が広がり、重症者や死亡する人が増加しました。施設や院内で感染拡大を抑え込むことは、国民の命を守る上で緊急、市民の命を守る上で緊急、切実な課題です。ノーベル生理学医学賞を受賞した方々も1月8日に声明を発表し、PCR検査の大幅な拡充を求めました。そして、政府の分科会でも2月5日に高齢者施設職員の定期的な検査支援を提起しています。このような声を受け、国も高齢者施設の現状の深刻さを認め、検査の必要性を提起する状況となり、新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針で、特定都道府県に対し、感染多数地域の高齢者施設従業員等の検査の集中的実施計画を策定し、3月までをめどに実施したことは本当に前進なことなのです。そうやって国も進めていることなのです。そして、北海道内でも変異株の患者さんが増えている現状があります。高齢者は新型コロナウイルスに感染した場合重症化しやすく、無症状者をいち早く発見することが必要。そもそも1年前に発見されたときから、国がPCR検査をためらっていてなかなか進まなかった。そのことによって全国的な広がりを見せ、第2波、第3波となってきたわけです。そのように、封じ込めるというか、感染者の早期発見が非常に重要になってきているのです。医療機関や高齢者施設の定期的社会的検査の実施は、日本共産党が一貫してずっと求めてきたことなのです。高齢者施設と医療機関を守ることは、命を守る上で文字どおり急務、そして定期的な検査の実施がとても大切なことになっているのです。先ほどの答弁の中に、市内の医療機関、昨日の補正のときにも若干質問した内容でもあるのですけれども、介護事業者等には感染症対策慰労金ということで支給がされているから、その部分で対応もできるのではないかというお話もありました。その中には、昨日も質問をしたのですけれども、保育士や学童職員ほか、エッセンシャルワーカーという方々は含まれていません。この慰労金については以前の定例会のときに質問をして聞いているのですけれども、保育職員や学童職員は砂川市の場合は公営が主であるので、市の職員のためという話も聞いていますが、市の職員だからこそ、それは砂川市で考えるべきことなのではないでしょうか。この内容、先ほどの答弁の中でも、慰労金を支給しているから、市内の施設で考えてくださいという話でした。ということは、市の職員に関しては砂川市で考えるべきとも言えるのではないでしょうか。その点に関して2回目の質問にさせていただきたいと思います。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
保育所、学童保育所の感染症対策ということでございますが、市の施設ということもございます。PCR検査は、もちろん職員に対して実施しておりません。この施設等につきましては、コロナウイルス感染症に伴って国からの交付金も入っております。そういった中で、消毒液ですとか、マスクですとか、グローブのような感染症の対策の物品を購入するということで、まずは予防するということが最もコロナの対応としては重要なことだと認識しておりまして、そのような物品の購入、あとは換気ですとか3密を避けるという感染症対策をまず最優先させるという考えで保育所、学童は対応しているところでございます。PCR検査につきましては、そのとき、検査したときの陽性、陰性が判断できるというものでございますので、一度検査すればその後は検査する必要がないというものでもございません。議員さんおっしゃるとおり、定期的に検査していくということが求められるわけでございますので、そういったことと感染症対策を勘案して、市としては保育所、学童保育所については感染症対策を優先しているという考えでございます。
再質問 高田浩子
先ほど部長も伝えていたように、何度もやらなければいけない問題なのです。でも、全国的にクラスターというのはすごく多く発生していて、こちらは空知管内ですけれども、道新になりますが、27日で1年となった。そして、クラスターは公共施設や医療機関を含み、空知管内では13件発生した。2月中旬以降も感染者が確認され、新たなクラスターも発生し、終息は見えない。3月、4月は人事異動や進学などで往来が増えることから、第4波への警戒もとても必要だということで、管内では昨年2月27日、道教委の要請を受けて管内の小中学校で感染拡大防止のための臨時休校が始まった日の翌28日に道独自の緊急事態宣言が出されました。月別の感染者は、4月から6月は10人以上、7月から9月は1桁でしたけれども、観光客がとても減っていて市内経済は大変なことになったと。そして、道内で第3波が本格化した11月には月別で最多の185人、そしてクラスターが相次ぎ、北海道中央労災病院岩見沢、そして滝川中央病院では終息まで1か月以上を要し、診療体制を長期間縮小せざるを得ないという、地域医療にもすごく影響が出たのです。そして、施設の自主的検査に補助している自治体等も、鳥取県では無症状の高齢者施設、障害者施設、保育施設の職員にPCR検査の2分の1を助成、そして栃木県では県内の高齢者施設、精神病院の職員ら2万人を対象に3月まで抗原検査、静岡県では感染拡大地の全573の高齢者、障害者施設の希望する職員を対象に抗原検査、そして香川県では入所系デイ、高齢者施設の全職員を対象に唾液によるPCR検査。そして、今まで比較的に社会的検査をしているのは埼玉、長野、岐阜、奈良ということで、その中で北海道は割合と自治体で行っていることも最近進んできております。先ほどからも申しておりますように、日本共産党では国政でも地方政治でもPCR検査の拡充による無症状患者の早期発見、保護で感染拡大を封じ込める戦略確立を求めています。先ほどの続きになりますけれども、神戸市では高齢施設でPCR検査を行い、早期の抑え込みに成功しているという話も聞いております。沖縄では民間のPCR検査の補助、砂川でも市立病院で11月20日に看護師1名が感染し、関係職員95名にPCR検査を行ったとホームページ上には載っておりました。そして、12月11日発生分につきましては、12月16日、職員全ての164名についてPCR検査を行い、21日までに2回目のPCR検査を行ったという、ホームページ上にはそのように書いてありました。そのように砂川市でも実際に数多くのPCR検査をされたとは思うのですけれども、そのほかに砂川市のPCR検査の実態について市で把握している部分が何かありましたら、その部分について伺います。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
PCR検査のうち、1回目のご答弁でもお話をしたとおり、行政検査の部分については道が公表しております。昨日現在の道の公表分ということであれば、実人数としては昨日の8日まで通算して13万4,000人ほどに検査しているという数字が公表されております。ただ、保健所で検査ができているまち、札幌ですとか旭川については、まちごとに検査数も公表しているところではありますが、砂川の場合には空知管内ということでしか数字が把握できておりませんので、砂川市の分としての数字は把握しておりませんし、また行政検査以外の検査につきましては民間の、市内にはないと思いますが、医療機関や民間の事業所、または最近ではドラッグストアでも抗原の簡易キットの販売も始まったようでございますので、そういった部分を利用して検査されているという部分については把握ができない状況でございます。
再質問 高田浩子
先ほども申しましたけれども、北海道では函館市や札幌市です。札幌市の秋元市長は25日、新型コロナウイルス感染症対策として市内の療養病棟がある病院や高齢者施設、障害者施設に勤務する医療従事者や介護職員ら全員に3月から半年間、月1回のPCR検査を実施する方針を固めた。感染すると重症化しやすい高齢者や感染対策が取りにくい障がい者などが利用する施設に絞って、感染者を早期発見し、クラスター化を防ぐ狙いであると。このように、北海道は感染者が去年の時点で急速に人数が増えたということもあって、ほかの自治体よりも若干早めに行動している部分があるのかという印象を受けるのです。医療をめぐっても、医療機関や介護施設でのクラスター、感染者集団の発生を防ぐ上で定期的、頻回の検査が重要だとして、日本共産党は国にも地方自治体にも求めているところです。医療や高齢者施設は、全国的にクラスターが絶えなくて、不安な思いを抱えて仕事に従事されている方がたくさんいらっしゃって、そして砂川市でも12月、11月に市立病院で感染者が判明いたしまして、その後ほかの医療機関と違って拡大しなかったというのは病院の皆様のご苦労のおかげでないかと思うのです。そういった形で、医療機関、そして高齢者施設等の方々は大変な思いをして毎日の生活をしている。そして、今現在もワクチン接種も始まりましたけれども、砂川市でも医療機関、市立病院でも始まって接種されるのですけれども、変異株という点もありますし、接種によってどういう反応が出るか、まず分からないのに医療関係者が先に接種をしなければいけない不安というのもあるのです。そのような形で日々生活をしていて、一番最初の答弁に全国の市長会にもPCR検査について要望をしたという話もありましたけれども、近隣の他市町村、道内の市町村、そして全国的にもそういった話も出てくるのではないかと思うのですけれども、市長の現時点でのPCR検査についての考えについて伺いたいと思います。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
市のPCR検査への考え方ということでございます。1回目の答弁と重複するかもしれませんが、まずは感染症を予防することが最優先される。また、感染が拡大した当初は、行政検査を受けにくいといいますか、検査を受ける対象が厳しいというお話もありましたが、今では検査の機関が検査数に対応できるように拡充をされておりますので、風邪等の症状で新型コロナウイルス感染症が疑われるという場合は、すぐPCR検査の相談センターを道で設置しているようでございます。また、保健所でも対応していただけると思いますので、そういったところに相談の上、専門の医療機関で受診してもらうということを優先させていきたいと考えております。
再質問 高田浩子
市長に答えていただきたかったのですけれども、あとの質問の中にも市長に聞きたいことがありますので、併せて答えていただけたらと思います。続きまして大きな2つ目です。認知症ささえあい条例の制定についてです。ここに、認知症は治療が不要不急の病気と思っていませんか。コロナ禍の中、高齢者の認知機能の低下、認知症患者の認知症の重症化が懸念されています。認知機能を悪化させる要因として社会的孤立があります。認知機能が低下してくると出不精になります。外出をしなくなり、人とのコミュニケーション機会も減り、いろいろな刺激が乏しくなります。感染防止のため、外出自粛にもなっております。そのように日本認知症予防学会理事長さんが言っておられます。そして、認知症とは、物忘れや徘回、暴言、暴力、そして周囲を困らせてしまう幻覚、妄想などです。認知症においても早期発見が非常に大切になってきております。認知症の家族として、私も暴言、暴力、そして妄想、幻覚も受けて一緒に悩んだ時期もありました。世界保健統計によりますと、我が国の平均寿命は84歳と世界第1位なのです。このように、認知症について、先ほどの部長の答弁ではいきいき支え合いということで日常に取り組んでいるということでありましたけれども、その中で砂川市の病院と連携したり、あとひだまりカフェや講座などもやっているという話でしたけれども、市内には認知症ボランティアのぽっけの会という会が先進的な活動をしておられるようですけれども、活動の内容とか、あと砂川市としての働きかけとかはどのような形になっているのでしょうか。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
ぽっけの会ということでございまして、こちらについては市の市民活動団体にも登録されている団体でございます。砂川、滝川の方が中心となりまして、大体今会員が40名、50名、実際に活動しているのはその半分程度ということでございます。活動の主なものとしましては、通院への付添いですとか、話し相手、あとコロナの状況においては病院に、または薬局に薬を取りに行くという、そういうサービスをされているようでございます。市との関わりということでございますが、先ほど申し上げたとおり、市民活動団体に登録しておりますし、また市立病院や地域包括支援センター、ケアマネジャーの方々はよく存じておりますので、そういったサービスが必要な方については情報の提供を行っていると考えております。
再質問 高田浩子
そういった形でボランティア団体があったり、活動されていると思います。でも、認知症ですと一番問題なのは徘回ということになりますけれども、徘回はこれまで意味もなく当てもなく歩き回るというように理解されてきましたが、本人の立場からすると目的を持って出かけて、迷子になっている。徘回という言葉を使わずに、一人歩きなどと表現するようにしようという流れになっております。そして、迷子になって命を落とすケースもあるのです。その注意は、地域の見守りが非常に大切になってくると思います。生活習慣病にかかっていて、そのコントロールが悪い方は認知症になりやすいと言われています。生活習慣病の代表は、高血圧や糖尿病、脂質異常などコレステロールの高い病気が多くなっているようです。そして、徘回、一人歩きでいなくなってしまう、そういった方が当日発見されれば生存率は8割なのですけれども、亡くなってしまう方もいらっしゃるようです。65歳以上の方が15%、90歳では六、七割、全国には264万人ということで出ておりますけれども、そして認知症になると鬱症状を発してしまったり、自殺、死亡してしまうこともあるので、自治体と家族が十分な取組をすることが大切なのではないかと思うわけですけれども、砂川市の今現段階での認知症の行方不明、今年とか去年で把握している部分があれば伺います。
答弁 保健福祉部長 中村一久(保健福祉部長は2021年3月まで)
行方不明になっている方というご質問で、それに合うかどうか分かりませんが、中空知ではSOSネットワークという組織を保健所が中心となって構築しております。認知症の家族の方が行方不明になった、徘回で行方が分からないという場合は、ご家族から警察を通してそれぞれのまちへ、広域的な連携が必要な場合には関係する市町にも連絡が行くという組織といいますか、仕組みがございます。幸いにもここ2年ほど市内でそのような方はいらっしゃらないのですけれども、27年、28年ぐらいからいうと四、五人の方がそのサービスによって、発見するのはほぼ警察の方に発見していただいているのですけれど、そういった仕組みを使ったという実績がございます。
再質問 高田浩子
北海道とか砂川市では、都心部と違って、周りの方があれっ、これはおかしいなと感じることで見つかる可能性が多い部分ではないかと思うのですけれども、地域の連携がとても重要になってきます。先ほど最初の答弁でもありましたけれども、市立病院の物忘れ専門外来、地域包括支援センター、ふれあいセンターなど行政や医療、介護関係者だけでなく住民全体で取り組んでいくためにも条例の制定が必要ではないかと感じるのです。団塊の世代の方が非常に高齢になってきて、私たちも高齢の部類にどんどん入っていく、そういう現状があります。団塊の世代の方は私たち世代よりも相当人数が多い世代です。市長も私より若干上かなと思うのですけれども、これからの高齢化に向けて、認知症というのは条例を持って市で、砂川市でもいろいろやっているのですけれども、全国的にも条例をつくっているところはまだ若干少ないところでもありますので、福祉に力を入れている砂川市として条例を制定して、認知症をみんなで理解していって、家族を守り、認知症の方を守っていくために条例の制定が必要だと考えるわけですけれども、その点について最後に市長に伺いたいと思います。
答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)
認知症のささえあい条例を市長はつくる気はないのかということだと思うのですけれども、平成25年に、私が市長になったのが23年ですから、高齢者の見守りをどうしようかと。それは各市町村でもやっているのですけれども、単に町内会で見てくださいと。でも、そんなものでは機能するわけがないのです。誰だか対象が分からないのに、ただ町内会で見てくれと言っただけで、やっているふり作戦で、実際には地域の町内会の人は見ている暇なんかないわけです。どうすればいいかというと、ある程度見守り対象の人を絞らなかったら、地域でなんかそれは見れないでしょう。ですから、私がやったのは、いわゆる手挙げ方式で情報を、地域にこういう人がいるから、この人だけは見守ってくださいねという台帳をつくりながら地域に開放していったと。そのときに内海先生とも大分話したのですけれども。恐らく見守り条例の対象者は、将来的にはほとんど認知症の人が対象になるのでないかと。ただ、認知症の場合難しいのは、まだ隠したがる。家族が表に余り出さない傾向があって、その中で家族が悩みながら家の中で世話をしている。ですから、一番大変なのは家族だけれども、それを地域でどうやって見られるのかというのは、家庭からなかなか出さない風潮があって、内海先生も言うのは、認知症というのは誰でもかかる普通の病気なのだと、それをみんなに分かってもらうことをやるのが先なのだと。ただ条例をつくって、その中でほかの人がみんなで見守りましょうといったって、それは無理です。家族でも大変なのに。ですから、私が考えているのは、内海先生の言うとおり、みんながなるのだという認識が砂川市の市民の中に浸透していって、みんなでどうやって支えられるだという手順を踏まないと、ただ条例をつくっても何の意味もないわけです。ですから、今やれるのは、認知症の例えば親を抱えていて悩んで、鍵をかけておいても出ていってしまったりする。苦しんでる人たちの心のケアをひだまりの会でどうやって救っていくか。人に言えないような内容もいっぱいあるわけですから、そういう会をいかに行政が支援していくか。または、そういう人たちが入っている施設のボランティアの人、ぽっけの会、先ほど言われていましたけれども、そういう人たちにどう行政が関わっていくか。まず先にやるのは、支え合い条例の中で認知症の方が普通の病気なのだという認識をされた上で、どう行政と市民が関わっていくか。私は、高齢者の一人で自立できなくなった人をやるときでさえ、町内会に見守りをせよと言うのは心苦しいと思いましたから。その責務を町内会に負わせて、それは大変ですから、見てと言ったら。ですから、絞って、この人たちだけ見てください。手挙げ方式でこの人たち。その中にはだんだん状況が変わってくると認知症の人も入ってくるし、家族が孤立しているのをどう行政が支援していくか。それを言わないで、黙って家の中で介護している人も結構いますから。恐らく400人ぐらいは言わないで、家庭の中で認知症になっている人がいるという話もございます。それは、本人たちもまだ言いたくない。言っている人は、かかっていますと言って施設に入ったりしますから、施設に入る分についてはいいのです。入らないで抱えているところを救うときに、本人たちがそれをまだ何とか自分たちの力だけで家の中で見ていこうとしていて、表に出さない方が結構おられるということです。それをそうならないような風土、認知症というのは普通の病気で、誰でもがかかるのだと、将来的には我々の団塊世代は2人に1人は認知症、長生きしていればかかるだろうと言われています。そういう病気だということを理解してもらうことをどんどんやりながら、そういう全体の作業があって条例があるので、条例があって、後でほかの人たちにこの責務でやってねと言うのは駄目です。その手順を今福祉も含めて時間をかけながら、内海先生と連携を取りながらもやっているということでご理解をいただいて、行く先にはきちんとそれを視野に入れているということを理解していただきたいと思います。今すぐそれだけの条例をつくる考えはありませんし、今の高齢者支え合い条例の中で対応できるようにしていけばいいと思っています。