白老町議会 令和3年定例会6月会議 2021年6月17日
環境施策の今後の在り方
2021年6月17日、白老町議会の一般質問で、森哲也議員が「環境施策の今後の在り方」について質問し、町長 戸田安彦、生活環境課長 三上裕志、副町長 竹田敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 森哲也 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、生活環境課長 三上裕志、副町長 竹田敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 森哲也
議席番号7番、森哲也です。本日は、環境施策の今後のあり方について5点質問いたします。(1)、白老町環境基本計画について。①、平成28年度からの第3期計画について現時点における評価をどのように捉えているか伺います。②、今後の課題点及び重点項目を伺います。(2)、ごみ処理基本計画について。①、広域処理における登別市との協議状況及び令和4年度に向けた取組を伺います。(3)、温暖化対策について。①、白老町における地球温暖化防止の取り組み状況と課題を伺います。(4)、自然環境について。①、ヨコスト湿原の環境調査を令和4年度に検討されているが、調査内容及び進め方を伺います。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
環境施策の今後の在り方についてのご質問であります。1項目めの白老町環境基本計画についてであります。1点目の第3期計画の評価についてと2点目の今後の課題点及び重点項目については関連がありますので、一括してお答えいたします。環境基本計画の評価については、公害防止協定等に位置づけられている町内の環境測定を実施し、調査結果等を取りまとめ、環境基本条例に基づき環境白書を白老町の環境として毎年公表しておりますが、近年の傾向として公害発生はしておらず、一部の調査が未実施ではありますが、おおむね計画に沿って取り組んでおります。基本計画は、10年を計画期間と定め、5年ごとの見直しをすることとなっており、令和3年度中に見直しを行う予定であり、社会情勢等の変動を踏まえてリサイクル問題や地球温暖化対策が取り組まなければならない環境課題と捉えております。2項目めのごみ処理基本計画についてであります。1点目の広域処理の協議状況及び令和4年度の取組についてでありますが、登別市との広域処理は平成12年から20年が経過し、クリンクルセンターについては長寿命化計画に基づき、令和11年度までの30年間の稼働を目標に延命化対策を行っているところであります。今年度及び4年度の2か年において、12年度以降のごみの減量及び再資源化の在り方も含めてハード面での検証等を行い、ごみ処理施設の再延命化または施設新設等を検討し、方向性を示す考えで取り組んでいるところであります。3項目めの温暖化対策についてであります。1点目の地球温暖化防止の取組状況と課題についてでありますが、昨年10月に国が示した2050年二酸化炭素排出実質ゼロを基本理念とした地球温暖化対策推進法の改正により、地球の脱炭素化の促進に向け新たな温暖化対策の検討が必要と捉えております。本町では、これまで役場庁舎内等における地球温暖化対策計画に基づき温室効果ガス削減に向けた取組を進めておりますが、町内全体を掌握し、温暖化対策に取り組む体制整備等が今後の課題として捉えております。4項目めの自然環境についてであります。1点目のヨコスト湿原の調査内容及び進め方についてでありますが、平成22年度に実施した環境調査を基に各生態系の分布や生育状況などを当時と比較しながら調査し、今後の保全等における必要な措置などを導き、白老町環境町民会議と連携して取り組む考えであります。
質問 7番 森哲也
7番、森です。まず初めに、白老町環境基本計画について、①点目と②点目は関連しているので、一括して質問をしていきます。まず初めに、白老町は平成16年に白老環境基本条例が制定されました。この条例において環境への負荷影響、地球環境の保全や公害問題などの環境問題を踏まえ、良好な環境保全及び創造並びに快適な環境の維持を町民、事業者及び白老町がともに推進し、現在及び将来の世代が良好な環境の恵みを将来にわたり維持、向上することが目的として制定をされております。この条例の理念に基づいて策定されたのが白老町環境基本計画であります。環境施策の今後の在り方を議論していく上で白老町環境基本計画は重要な点だと認識しておりますので、本日は質問をしていきたいと思います。第3期白老町環境計画の計画期間は10年でありますが、今年度はもう5年を経過したので、見直ししていくことになっております。今年度の見直しに合わせましてお伺いしたいのが、まず計画書によると見直しの際は社会情勢の変動など環境に対する様々な問題に対応できるように見直しをしていくとあります。この5年間で環境の変動は多々あったと思いますが、大きい点としては、まず初めにコロナウイルスが流行したことが挙げられると思っております。世界的には一部地域では自然環境が回復しているなどの報道もありますが、その一方でごみの量が増えているという状況もあると認識をしております。このようにコロナウイルスの流行の環境の変化の影響というのは地域によって様々違いますが、まず初めに白老町といたしましてコロナウイルス流行による環境変化はどのように現れているかを状況をお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
コロナウイルスによる環境への影響といったところのご質問であります。地球環境としまして大きく捉えた場合にはコロナの影響での事業活動の制限がされていますので、それに伴いましてごみの排出が減っていたりエネルギーの消費などの大きな環境負荷は低減しているのではないかと思われますが、その一方で昨年4月からの緊急事態宣言、この期間に白老町で大きく見られたのが自宅の片づけ、巣籠もりによる片づけごみの増加といったものが顕著に見られております。それと、あとは春と秋に皆さんに行ってもらっていますクリーン白老、こういった活動についても昨年の春については例年の数よりも半減しているといったような影響が出ていたり、そういった様々な影響が出ていると思われます。ただ、コロナ禍終息後にはこれらのことが逆に今度はリバウンドするのではないかというような懸念もしているところでございます。
質問 7番 森哲也
7番、森です。現在コロナウイルスによるごみの影響が出ているという状況は分かりました。それで、ごみの増量については次の点に係ってきますので、次の点で詳しく質問をしていきたいと思います。計画についての質問なのですが、今のコロナの影響は理解はできたのですが、それ以外にも世界的な大きな変化としてもマイクロプラスチックの海洋汚染の問題というのが大々的に報じられるようになってきております。そして、白老町の海岸に実際に行きますと、ごみが置かれている状況や風に飛ばされて流されてきたごみや漂流ごみというのが多く見かけます。漂流ごみの中には外国語の表記のものがありますので、実際に海外でのごみが白老町まで流れてくる実態があるのだと捉えることができます。そこで、伺いたいのですが、現在白老町でも海岸清掃の取組などは行われていると思います。ですが、今の環境基本計画には脱プラスチックの推進というのは明確な目標としては盛り込まれていないので、見直しに合わせまして明確に脱プラスチックの推進等について取組を盛り込んでいく必要があるのではないかと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
プラスチックごみの関係でございますが、我々も役場職員でヨコスト海岸の清掃を行っていますと、いろんなごみがあるのを目にしていますし、私が以前生活環境課に在籍していたときには環境町民会議と合同でヨコスト海岸のクリーンアップ事業、これを行った際に集めたごみを全て分別をして組成分析をしたことがあります。その結果の中ではプラスチックの破片、それが半数以上占めているといった実態もあり、また外国からの漂着物というのも全体で1割程度あったということで記憶しております。現在世の中の時流としましては、レジ袋の有料化ですとか紙ストローへの転換など脱プラスチックの推進については当然環境基本計画にも盛り込む必要があると認識しておりますので、そういった点も当然盛り込んでまいりたいと考えております。
質問 7番 森哲也
森です。海岸清掃などでもプラスチックのごみが半数ほど出たということでありますので、本当にプラスチックごみの問題というのは白老町にとっても大きく関わっている問題だと認識ができます。それで、今後計画に盛り込んでいくということでありますので、ここの対策というのは計画に盛り込み、徹底をと思います。それで、この計画の見直しに併せて環境の変化だけではなく大きくまた広がりを見せているのがSDGsの目標がどんどん広がりを見せていることも大きな変化だと思っております。環境基本計画に上げられている5項目の大きな目標とSDGsの視点の目標というのは共通している部分が多くあります。ですので、今後白老町の環境計画の見直しをつくる際にSDGsの視点も含めた計画表記や分類を見やすく作成してSDGsの視点も含めて計画を推進していくべきだと考えますが、白老町の考えをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
SDGsの観点についてでございます。第3期の環境基本計画を先ほど議員がおっしゃったとおり、策定してから5年間がたちました。この間で地球温暖化をはじめとする気候の変動の影響については私たちの暮らしに直接的な影響や被害を及ぼしており、人類にとっても喫緊の課題となっているところであります。こうした中、SDGsという理念が世界共通の目標として取組が広がっている中でございますので、今回見直しをする環境基本計画、こちらの取り組む環境5項目全てにおいてSDGsの視点を含めた計画の表記や分類が可能であると私たちも考えておりますので、こうした部分を含めながら見直しを進めてまいりたいと考えております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。白老町環境基本計画、こちらについての進行管理についてもお伺いをしていきます。環境基本計画案の施策の分野が壮大でありまして、地球温暖化から生活に身近な廃棄物のことなど幅広くあります。それらのことから、この計画に関連している課は複数あります。そのため、私は各課の連携や計画の進行管理が重要になってくると考えております。計画には目標の達成状況や実施状況を定期的に点検し、適切な進行管理を行う必要があり、PDCAサイクルで管理すると計画にも明記をされております。そこで、お伺いしますが、この定期的に点検をするの定期的とはどのくらいの間隔で行われているのかをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
環境基本計画の進行管理としましては、白老町内の環境測定結果等を取りまとめまして「しらおいの環境」といいます環境白書、こちらを毎年整理しまして公表している状況であります。
質問 7番 森哲也
7番、森です。「しらおいの環境」で公表ということでありますが、私もこの「しらおいの環境」はよく目にするのですが、恐らくこちらの内容というのは大きく生活環境課が担当されているのかなと読み取れます。ですので、私は各課の連携という部分が大事だと考えておりますので、引き続いてこの点について質問をしていきますが、計画書に進行管理の仕方のイメージ図が載っておりまして、その中に環境施策検討会議というのを役場で行うという文言があります。そして、この会議体というのは環境基本条例の制定及び環境基本計画の策定のために庁内関係課職員で構成され、広範囲にわたる計画の施策を各担当課が連携、協力して進行方法や進行管理について検討するものとあります。こちらが進行管理のイメージに組み込まれておりますので、今後計画との関わり方というのは大事になってくると思いますので、環境施策検討会議と計画への関わり方はどのようになっているのかをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
環境施策検討会議についてであります。この会議は、副町長を会長としまして役場内の環境に関わる課長で構成されております。環境に関する条例や計画の制定、改定に関すること、環境に関する計画の進行管理について掌握しているところであります。今年度に進める環境基本計画の見直しにつきましても、各課からの課題などを総合的にこの会議で取りまとめて見直しを進めていくということになります。
質問 7番 森哲也
7番、森です。今回の見直しに当たりまして観光施策検討会議で課題を広く集めると理解をしました。それで、環境施策検討会議以外にも大きく関わってくるのが環境審議会と環境町民会議にも計画には報告、意見を上げると載せられております。環境審議会の役割は、環境基本計画に関することや環境保全に関する基本事項を調査、審議することでもあります。また、環境町民会議は第2期の環境基本計画において町民、事業者、行政との連携を図り、それぞれの持つお互いの情報や意見交換のほか町の環境施策に関する情報提供や提案、協力体制を目的に設立された団体でありますので、計画の進行管理についてもこれらの団体との意見や報告は重要と考えております。そこで、お伺いしますが、こちらの第3期環境基本計画の見直しにおきまして、環境町民会議と環境審議会への意見、報告についてはどのような関わり方をして進めていくのかお伺いをいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
議員がおっしゃったとおり、環境審議会につきましては環境基本計画に関すること、それや環境保全に関する基本事項を調査、審議する機関となっておりまして、その中でも町長に意見を具申することができる組織となっております。また、環境町民会議につきましても環境施策に関する情報提供や提案協力体制を担っておりまして、その他環境パトロールですとか環境保全活動、普及啓発活動というのを行っていただいております。環境基本計画の推進に向けて環境町民会議は欠かせない団体となっているところでございます。環境基本計画の見直しにつきましては、取組の実施状況や達成状況などを把握しまして計画の点検、評価を行い、それぞれに諮問、提案をしまして意見をそれぞれ団体から頂戴しまして、見直しに向けた審議を行っていきたいと考えております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。今後の進め方については分かりました。それで、私は今回なぜこのように環境施策検討会議や環境審議会、環境町民会議の質問をしたかといいますと、環境の問題解決というのは担当課だけでは解決が難しく、様々な広い範囲で意見を聴取しないと解決するのは難しいと思っております。それで、一つでも多くの意見を聞いて取り組んでいくべきだと考えております。それで、現在は令和3年度ですので、第3期の見直しも計画期間で6月でありますが、今後計画を見直していく時点におきましては急いで計画策定の見直しをするのではなく、まずこういう団体の意見などをじっくり、あと各課の課題をじっくり聞いた上で、さらに私は町民の意見を聞いていくべきだと思っておりますので、環境問題の解決に努めていくべく環境のフォーラムなども開催しまして地域の住民の声も積極的に広めて環境問題解決の理解促進につなげていくべきだと考えますが、町の考えをお伺いいたします。
答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)
審議会だとか、それから環境町民会議、それから町民の方々の意見、それからいろいろなことが考えられると思いますので、その方たちの意見を取り込むということ、それともう一つフォーラムの関係のお話をされていましたので、今議員がお話をされたことは大変重要なことだと思っております。意見を聞く機会を可能な限り増やしていきながら見直しに取り組んでいきたいと思いますし、それからフォーラムについても今コロナ禍でできない部分もありますけれども、今後の感染状況を確認しながらこれも積極的にやっていきたいと思っております。どちらにしても、この見直しの中で情報交換がきちんとできるようにと考えております。
質問 7番 森哲也
森です。今後の見直しについて幅広く意見を集めていくと理解はできましたので、次の点に移ります。次に、ごみ処理基本計画についてでありますが、こちらは令和2年度より計画が改定になりました。これはバイオマス燃料化施設の事業廃止に伴い、ごみ処理形態が一部変更となり、ごみ量削減、リサイクル率等の将来見直しや目標の見直しが必要となったことであります。当初リサイクル率というのは30%を目標とされておりましたが、現在改定後は20%を目標としております。変更したのには大きな理由がありますが、リサイクル率が向上することでごみが減量し、広域処理経費負担割合の軽減にもつながるだけではなく最終処分場の延命につながるなど様々な課題につながる重要な点だとも思っておりますので、本日ごみ処理についても質問していきます。こちらのリサイクル率ですが、バイオマス燃料化施設が稼働していた平成30年度は21.3%、稼働停止後の令和元年は16.1%と、約5%の低下となっております。先ほどコロナの影響でごみが増えているということもありましたので、令和2年度は恐らくリサイクル率というのはさらに低下するのかなと思われますが、令和2年度のリサイクル率がもう算出されていたらお伺いをいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
令和2年度のリサイクル率についてでありますが、正確な数字につきましては広域処理のほうの数字も出てこないと出ませんので、10月頃となりますので、現在未確定の速報値となりますが、約13%弱と見込んでおります。原因につきましては、令和2年度から燃料ごみを再資源化ではなくて燃やしていると、可燃ごみとして扱っているといったことが大きな原因であること、それとコロナの影響によりまして、古着、古布を回収しているのですが、その業者が一時期回収を見合わせたといったことが、ほかにも原因はあるのですが、そういったことが大きな原因になっていると考えております。
質問 7番 森哲也
森です。速報値ではありますが、令和2年度の状況は13%弱ということでありますが、このリサイクル率の目標値というのは国全体では令和2年度までに27%、北海道におかれましては令和5年度に30%を目標として設定されてきた数値であります。ですので、各自治体の取組がつながり、循環型社会の形成や地球温暖化防止に向けた取組につながる重要な点でもあります。ですので、コロナの影響を受けた部分はありますが、目標に向けた向上をしていく取組を推進していくのは重要だと考えております。そこで、白老町にとってリサイクル率向上に大きく関連をしてくるのは燃料ごみの取扱いだと私は思っております。過去には燃料ごみが多く回収されることでリサイクル率の向上につながっていましたが、現在は焼却処分となります。しかし、燃料ごみの品目というのを一つ一つ見ていくと、段ボールや牛乳パック、新聞紙、雑誌などリサイクルに適しているものも多く含まれています。ですので、これらをより多くリサイクルにつなげていく取組が必要だと思いますが、まずその点について町の考えをお伺いします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
古紙のリサイクルの関係でございます。白老町内、多くの町内会では集団回収を行っていただいている状況にありますが、全ての町内会、団体が行っているわけではなくて、一例でありますけれども、虎杖浜地区なんかでは過去少年団があって、そこが中心になって古紙回収、集団回収をしていた。ただ、少年団がなくなったことによって今はしていないといったような地区があります。ほかにもいろいろ理由があってやっていないところはあると思うのですが、そういったところにもまだまだリサイクル可能なごみが眠っている状況ですので、そういったところには機会を捉えまして、また町連合とも相談しながら積極的に働きかけを行っていきたいと思っております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。町連合とも相談しながら積極的に働きかけていくということでありますが、古紙などの集団回収はリサイクル率向上の取組だけではなくて町内会においての財政になるという側面もあると思います。そこで、これらの状況を踏まえて提案したいのが白老町において過去にリサイクル保管庫の貸付け事業というのが行われておりました。それで、多くの町内会に設置をされている状況であります。しかし、現在このリサイクル保管庫などが老朽化している現状というのが多々ありますので、改めてこういうリサイクル保管庫の事業などを再開することでリサイクルの向上の機運が高まるのではないかと考えますが、町の考えをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
リサイクル保管庫の関係でございます。議員がおっしゃったように、過去一番古いところで30年ほど前ということになるかと思います。全町的に、正確な数字は押さえていないのですが、100基以上のリサイクル保管庫を各町内会や団体で導入していただいているといった状況がございます。私どものほうにも老朽化、30年たって老朽化して、二回り目はないのというようなご意見もいただいておりますので、各団体に置かれているリサイクル保管庫の現状をまず把握しまして、今後そういった事業の検討も始めたいと思っております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。答弁で一番古いので30年以上前ということですので、恐らく大きく老朽化している現状はあるのかと思います。それで、各町内会の実態把握とその状況を把握して、こういったリサイクルにつながる取組というのはぜひどんどん推進していってもらえればと思います。続いて地球温暖化対策に入ります。温暖化対策についてでありますが、環境省の報告書によりますと、地球温暖化の日本への影響は今後100年間の気温上昇が南日本で4度、北日本で5度と予測をされています。地球温暖化の影響は全世界でありますので、人類全体で取り組む初めての枠組みであるパリ協定が2015年に採択をされております。これを受け、国では2019年に長期戦略を策定し、昨年には国会で2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことが表明され、脱炭素社会の実現に取り組んでいくことが示されております。そこで、白老町にとっても温暖化の進行というのは基幹産業である農林水産業などに大きな影響を及ぼす極めて重大な問題であります。私たちの日常や事業活動と深く関わりがあることから、一人一人が地球温暖化対策の重要性を認識し、町民、事業者、行政などが連携して取組を進めていくことが必要であると思っておりますので、質問をしますが、白老町において環境基本計画にも地球温暖化防止の推進を取り組む計画が推進されております。そこで、現在まで白老町においてはどのような取組をされてきたのかをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
地球温暖化防止の取組についてであります。これにつきましては、効果の大きなところでいえば日本全国電力については化石燃料での発電というのが8割弱を占めております。これを節減することで温室効果ガスの排出の削減につながるといった効果があります。また、白老町としましては街路灯のLED化、公共施設等の更新においては蛍光灯からLEDに交換するなど、そういった対策をしております。また、役場庁舎内の昼休みに消灯をしてみたり、あとは細かいところでいえばノー残業デー、そういったことも節電の一環なのかと思っております。また、予算策定時につきましてはグリーン購入に配慮した取組を各課にお願いをしていたり、あと現在当たり前に取り組んでいますけれども、こういったクールビズですとかウォームビズ、そういったことも、もともとは温室効果ガスの排出抑制のためといった取組の一つであります。いずれにしましても、地球温暖化の取組につきましては我々のライフスタイルの中に組み込まれているというか、自然に皆さんが取り組んでいるような状態の社会に今変わってきているのではないかと思っております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。課長の答弁のほうでもライフスタイルに取り込まれているという答弁がありましたが、確かに今までのこういう取組が自然となっているという現状があると思っております。そういう今までやってきた取組というのはもちろん重要なことだとも思っておりますが、私がここで伺いたいのが今回1答目の答弁においても今後の白老町の課題認識として地球温暖化対策を取り組まなければならない環境課題と捉えておるという答弁も1点目の1にありました。また、3項目のここの質問についても新たな温暖化対策の検討が必要と捉えているという答弁もありました。なので、ここの新たな取組をしていくということが今後重要なことになると思っております。そこで、地球温暖化対策の推進に関する法律では都道府県及び市町村は、その区域の自然的社会的条件に応じて温室効果ガスの排出の抑制等などのための総合的かつ計画的な施策を策定し、及び実施するように努めるものとされています。こうした制度を踏まえつつ、昨今脱炭素社会に向けて2050年二酸化炭素実質排出ゼロに取り組むことを表明している自治体というのが増えつつあります。北海道におかれましては、2020年に2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロを目指すことを表明しております。そして、その表明を踏まえ、今年度は地球温暖化対策推進計画というのが策定されております。また、道内におかれましても札幌市、ニセコ町、石狩市など13自治体が現時点で表明をしております。これらを踏まえて私も訴えたかったのが、こちらの白老町のほうでも新たな温暖化対策の検討は重々今後必要だという認識もしておりますので、白老町も2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明をしまして地球温暖化対策の強い姿勢を示していくことが今後の環境施策の在り方として重要だと考えますが、こちらは理事者の考えをお伺いいたします。
答弁 副町長 竹田敏雄(副町長は2023年9月まで)
ゼロ表明と、それから地球温暖化対策に取り組む姿勢という部分でお答えさせていただきたいと思います。2050年に二酸化炭素排出実質ゼロ表明、この表明につきましては国も北海道も取り組んでいくということにしています。最終的に白老町としても、このゼロ表明に向けていく考えでございます。ただ、ゼロ表明は役場だけでできるものではございませんので、町民だとか各事業者の理解を得ながら協力体制を構築していくことが今後取り組んでいかなければならないことと考えています。それから、個人が環境問題をそれぞれ考えながら、そして事業者の方も事業活動の中で環境問題を取り組んでもらうということに基づいて、行政のほうが後押しをしていくといったような仕組みを進めながら2050年の二酸化炭素排出実質ゼロに向けていきたいと考えております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。まず、全町的な取組というのを考えてから表明していくという考えは理解をできました。こちらは表明することで強い姿勢というのが示されると思います。白老町も環境のまち宣言もしておりまして、本当に環境に優しいまちだと思っておりますので、全町的な取組になるような検討をしていただければなと思います。次の自然環境についてに入ります。こちらはヨコスト湿原の調査についてお伺いをしていきます。ヨコスト湿原の調査につきましては、令和2年度に検討されている調査内容、進め方というのは白老町環境町民会議と連携して取り組むというのは1答目の答弁で分かりましたが、総合計画の実施計画には令和5年度には調査結果に基づき保全手法の検討というのもあります。以前から私は議会でもヨコスト湿原について質問をしてきましたが、何度も質問している背景には私は消滅する可能性が高いと認識しておりますので、調査して保全を検討していくということはとても評価はしております。そこで、白老の環境のまち宣言の前文にも「このかけがえのない環境を守り、将来に向けて引き継いでいく責任があります」と掲げられておりますので、保全に向けて動くということは、この中身に沿った内容でもあると思っております。この後保全の在り方の議論を深めることでより長く将来へと続く環境保全をと思っておりますので、本日はヨコスト湿原の環境について質問をしていきたいと思います。過去にヨコスト湿原の環境調査につきましては、平成22年6月から11月まで行われております。こちらの内容というのは報告書でまとめられまして、それで次に行う環境調査も平成22年度の調査を基にして行うということでありますが、前回の資料を見ると、前回の報告書の事業目的はヨコスト湿原の保全の考え方を整理し、具体策について検討を進めるための基礎資料とするとあります。そこで、まず始めに確認をいたしますが、前回の調査時から今日に至るまでどのような取組を進められてきたのか、その中身についてお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
前回調査時からの取組の内容ということでございます。平成23年度以降の保全の取組についてですが、環境町民会議が主体でいろんなことをしてもらっていますが、まずヨコスト海岸のパトロールというのを毎月行っていただいております。そのほか先ほども言いましたクリーンアップ事業、それと近年では外来生物の駆除作業、こういったものもしていただいております。また、町職員としましても管理職清掃といった名前で清掃活動をここ数年やっている状況でございます。
質問 7番 森哲也
7番、森です。現在までの取組としましてパトロールやクリーンアップ制度というのが行われてきておりますが、これらの取組が推進されて保全に対する意識というのは高まりができていると思います。これらの取組が推進されたのも関連していると思うのが2016年に日本の重要湿地500にヨコスト湿原は選定されておりますので、大きな意義がある取組だったと思っております。そこで、今後の調査の在り方として確認をしていきたいのですが、現在環境町民会議においても令和3年度に環境調査というのが予定されております。令和4年度に白老町が環境調査を行うとなっています。ですので、ここら辺の調査の重複というのはしないのか、それとも環境町民会議の調査結果は提供してもらって町もさらに調査していくのか、調査が重なっているので、どのような連携になるのか、この進め方というのをお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
環境町民会議が行う調査等との関連性といった質問でございます。残念ながら今年、令和3年度は予算化できなかったものですから、町のほうで調査は実施できない状況なのですが、そんな中で環境町民会議のほうで何もしないわけにはいかないということで今年調査のほうの計画をしているといった中で、先日6月4日の日に事務局会議を我々も参加してやってございますが、その中で今年度進める調査の内容についてお話をしておりまして、環境町民会議の中にメンバーの中で苫小牧市と室蘭市の野鳥の会の方がいらっしゃるといったところで、今年についてはそういった野鳥の観察をメインにやりたいといった内容でした。ただ、コロナ禍という中なので、それが1年間通してできるのか、どういう頻度でできるのかというのは分からないというところでしたので、町としましてはその結果をベースにしまして、来年調査を行うことによってより正確性の高いものにしていきたいと考えております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。今後環境町民会議の野鳥の調査ですか、こちらのほうをベースにして進めていくということでありますが、先ほど課長からの答弁でも環境町民会議のほうで何もしないわけにはいかないという答弁がありましたが、こちらは環境町民会議、今年に行われるのはそういう思いが、自分たちの手で自然を守りたいという強い思いがあるからだと捉えておりますので、今後ベースにして行われていくということは連携を強化されていくと私も捉えましたが、連携の強化をされていくという認識でいいのか町の考えをお伺いします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
我々よりもふだんからヨコスト湿原に触れていらっしゃる環境町民会議の方々ですので、我々よりも特にヨコスト湿原のことをよく知っていらっしゃるのではないかと思っております。ですので、調査の過程においても、当然その取りまとめの段階においてもしっかりと意見を聞きながら進めていきたいと思っております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。令和4年に行われる調査については分かりましたが、令和5年に行われる保全手法の検討という部分についても質問をしていきたいと思います。ヨコスト湿原は、現在におかれるまでソフト面の取組というのが数多く実施されてきております。それで、抜本的な保全に向けるにはハード面の取組というのも重要だと私は思っております。具体的には水路の確保が極めて重要であると思っております。実際に前回の報告の調査資料というのを拝見しました。そこには昭和55年、平成22年頃の航空写真があります。そこで、水の量を比較すると激減しているということは一目瞭然で分かります。平成22年以降11年たっておりますので、現在ではさらに水の量は減っているのではないかと危惧をされます。そこで、質問しますが,令和4年の調査で水路が大幅に減少している状況などを確認されますと、今後保全策を検討していく上で水路を広げるなどのハード面の取組というのは今後行われていく考えはあるのかどうか伺います。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
町のほうでは令和4年度に調査を行いまして、その調査結果に基づきまして令和5年度にどういった保全が必要かといった検討をしたいと考えておりますが、その中でもお聞きする中では特に湿原の西側、白老東高等学校から日の出地区の裏のほうにある湿原の水量が減っているといったことをお聞きしておりますので、そういったところが少しでも湿原の再生ができるような対策ができるかどうかといったところを重点的に検討していきたいと思っております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。白老東高等学校の裏側のほうの湿原のところの水の答弁がありましたが、私もあそこを車で通って毎回思うのですが、上から見ていないので、何とも言えない部分もあるのですが、水の量は激減しているなという認識は捉えておりますので、まず環境調査をしてからの検討となってくるのは分かりましたので、また私もこの議論については次の機会を設けてということにはなると思うのですが、考え方については分かりました。そこで、ヨコスト湿原というのは市街地のすぐ近くにある景観を楽しめる場所でもあります。それ以外にも湿原とそこには様々な生き物や植物が住んでおりまして、勉強の場という場所にもなっております。こちらの豊かな自然というのは白老町の大きな魅力でもありまして、町民の誇りでもありますので、積極的な保全というものを私は考えております。ですので、先ほど水路の質問をしましたが、それ以外にももう一点危惧する点があるので、お伺いをしていきます。こちらのヨコスト湿原の場所は、国有地と町有地、民間地の土地が入り混じっている状況だと認識をしておりますので、ヨコスト湿原自体は市街化調整区域ではありますので、建物などの開発などが行われていかないという認識をしておりますが、今後民間地などにおいて太陽光発電などの開発により消滅する可能性というのがある場所なのかどうなのか、その辺の状況をお伺いいたします。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
議員がおっしゃるとおり、ヨコスト湿原につきましては町有地、公共用地以外の民間の土地というのは結構多く存在しております。ヨコスト湿原につきましては、市街化調整区域ということでありまして建物を建てることはできませんけれども、そういった太陽光パネルの設置については現在規制がかかっていないのが現状でございます。
質問 7番 森哲也
7番、森です。現在規制がかかっていない状況ということでありますが、このような太陽光発電による問題、問題ではないです、様々な場所に建つということは町内的にもいろいろある現状がありまして、この設置場所により景観、傍観、生活環境の保全、自然保護などのトラブルというのは全国的に起きていることが多々あります。そこで、地方自治体においても条例により規制する自治体というのは増えてきておりまして、この条例について全国の特徴というのを調べてみますと、調和や規制を含む新設の条例をしているところや届出を義務づけする新設の条例をしているところ、既存の関連条例を改正しているところ、環境影響評価条例などと地域の状況に合わせて条例を制定しているところなど様々あります。白老町においても全町的な部分で太陽光発電の規制に関する条例というのは制定していく必要がないのか、町の考えをお伺いしておきたいと思います。
答弁 生活環境課長 三上裕志(生活環境課長は2024年3月まで)
白老町については、日照時間も長く、設置に適している土地ということで、町内各地に数多くの太陽光パネルが設置されている状況であります。ヨコスト湿原に限らず太陽光パネルの設置規制については、以前よりいろんな議論があるところでございます。これにつきましては、個人の財産に制限をかけることになりますので、これについては慎重に進めたいと考えておりますが、ただヨコスト湿原に限ったことを言いますと、町としても湿原の重要性は当然十分に認識しておりますので、保全に向けた取組を進めなければならないといった中で、まずは先ほど言いました個人の土地所有者に対してこの湿原の重要性をしっかりと訴えて、そういったところから始めたいと。その中で土地の活用について所有者と協議を進めてまいりたいと思っております。
質問 7番 森哲也
7番、森です。条例については個人の財産ということもありまして、今後様々な検討が必要だということでありますが、自然環境以外にも生活環境に対する意見なども様々、生活環境課のほうにも連絡とかは来ているのかと思う部分もありますので、まずこちらの件についても全町的な実態把握に努めて町民の意見なども聴取する場などをつくっていくことも必要なのかと思っております。あと、ヨコストについてですが、土地の所有者と今後協議していくというような答弁がありました。それで、土地の所有者の協議、所有者の考え方もありますので、どのような方向性になるかというのは分かりませんが、今後町のほうとしては前向きに保全に向けて検討していく姿勢だと私は捉えました。また協議結果、進捗のほうなどは追って質問をしていきたいと思います。そこで、最後に私の質問になりますが、自然環境全般についてでありますが、先般政策研究会にて町内で仕事をされている方などを対象にアンケートが実施をされております。年代を問わず白老町の魅力の多くに白老町は自然が豊かなことが白老町の魅力だということが挙げられております。このことからも、町内外問わず多くの方が白老町の自然に魅力を感じていると理解することができます。白老町の豊かな自然を将来に向けて引き継ぐべく町長の決意を伺いまして、私の最後の質問とします。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
自然環境のご質問でございます。私が町長になってからウポポイのPRで首都圏に行くことが多かった時期もありまして、そのときに北海道の白老町を知らない方がたくさんいて、白老町を紹介するのに海もあり、山もあり、川もあり、湖もあり、自然が豊かなまちですというような紹介をさせていただいておりました。また、昨年ウポポイが開設するアイヌの方々も自然との共生で生活をしてきたこの場所でもあります。白老町は、今森議員がおっしゃっていたヨコスト湿原も含む白老町のこの豊かな自然環境がありますので、これは個性があるし、歴史と文化を育んできた歴史があると思っております。白老環境のまち宣言にあるように、私たちはこのかけがえのない環境を守って将来に向け引き継いでいく責任があると考えております。