新十津川町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月10日
実験農場におけるスマート農業の取組について
2019年9月10日、新十津川町議会の一般質問で、井向一徳議員が「実験農場におけるスマート農業の取組について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 井向一徳 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 1番 井向一徳
それでは議長の許可をいただきましたので、私、議員となって初めての一般質問をさせていただきたいと思います。私からは、実験農場におけるスマート農業の取組についてということで、実験農場、里見にございますけれども、開所されてから25年が経つのかなと思ってございます。現在はミニトマト、メロン、甘露、軟白長ねぎ、ブロッコリー等の苗を供給していただいておりますし、新規就農者等の講習会等も開催され、一組合員として大変ありがたいことだなと思っております。今は苗の供給の他に菌床シイタケの栽培、また、今年からイチゴの栽培も始めたということをお聞きしております。今、本町ではスマート農業実証プロジェクト事業ということで、家族経営の水稲一貫作業、白石農園でありますけれども、もう実装ですね、実装が進んでおります。これに関しましては8月の30日に経済文教常任委員会でも調査させていただいたところでございます。本町の基幹作物は水稲でありますけれども、施設園芸も高収益作物として農業者の所得のかなりのウエイトを占めております。そこで、時代に即した新しい農業技術の習得が本来の目的であろうと思います実験の場においてですね、施設園芸の部分で既存のハウスを利用して環境制御技術、また、IOTによる物と物とをインターネットでつないで環境モニタリングといった技術を導入したスマート農業を実践してみてはいかがか、町長のご答弁を求めたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、1番議員さんのご質問にお答えをいたします。ご質問の内容にございましたとおり新規就農者技術修得センターは、平成5年の竣工以来、25年以上経過し老朽化が著しい状況であったことから、昨年度、内装を始めとした施設の改修を行ったところでもございます。また、冬期間の雇用確保や若手農業後継者などへの技術修得に向けた施設として、しいたけハウスを1棟増設するなど施設の充実を図ってまいりました。修得センターは、今年度からピンネ農業公社が令和5年度までの5年間指定管理者となり、新たにイチゴの栽培やブルーベリーの販売など、高収益作物の試験栽培などにも取り組んでいる他、これまでと同様にピンネ農協の重点振興作物の作付け維持のため、引き続き、各種種苗の供給にも取り組んでいるところであります。さて、習得センターにおいてICT、IOTなどを導入し、本町施設園芸のモデルとした取組を実践してはという1番議員さんのご質問でありますけれども、現在、スマート農業技術の開発、実証プロジェクトについては、全国で69の地区が採択されており、その内八つの地区が最先端技術を導入した施設園芸として、トマト、きゅうり、イチゴ、ピーマンなど様々な作物の実証が、うちの水稲と園芸作物の部分として進められているところであります。これらの実証結果については、本町のプロジェクトと同様に農林水産省を通じて広く周知されることとなっております。現在実施をしている道内のプロジェクトにおいては、収穫ロボットやカゴ交換ロボットなどロボットと人が共存する形で、安全で効率的な運用の実証を行っておりますが、ロボットを効率的に運用するための施設整備などに多額の費用や改修が必要となってまいります。このため、修得センターへの導入に向けては、ピンネ農業公社の構成団体でもあるピンネ農協とも相談しなければなりませんが、まず、各プロジェクトの実証結果を踏まえるとともに、修得センターの各種施設や機械の更新と合わせて、どのような設備投資が効果的かを検討していくことが必要と考えております。また、将来的にそれぞれの本町農家が施設園芸において、最先端技術の導入に向けた設備投資と採算性についても助言できるような体制が必要となってくると考えております。いずれにいたしましても、施設園芸についても人出不足の解消や労働時間の軽減を図ることの重要性は十分に認識をしているところでありますが、修得センターにおけるICT、IOT技術を活用したスマート農業の導入については、令和2年度まで行われる全国の八つのプロジェクトの実証結果を分析し、新十津川の施設園芸に適しているかどうかも踏まえながら、今後、判断をしていきたいと考えていることを申し上げ、1番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 1番 井向一徳
今ほど町長のご答弁の中で、2年間の実証の結果を見てからというお話をいただきました。私は、なぜこんなこと言うかといいますと、私もいち農業者でございます。正直10年ぐらい前までは、平年並みの気温といったら、だいたい基本気候というのは分かったんですけれども、ここ近年、本当に雨が偏ったり、本当にね、降らない時期は降らない、平年並みの気候って一体どれなんだろうというのは分かんない状況です。今のスマート農業実証プロジェクト、水稲の部分でいいますと、なぜ実証期間が2年かというのは、ただその1年間ロボットトラクタ動かして、コンバイン動かして、それでいいというわけじゃないです。目的の一つは、それを基にした次年度作への細かな施肥調整、そういった技術の蓄積なんですよね。一番ネックになるのは、ハウス、施設園芸の部分でもそうです。環境をモニタリングすることによって、この温度、この湿度だったらこういった病気が出やすいというようなのが、そのデータの蓄積が自分達農業者の経験の蓄積と同じことだと僕は思ってます。今、実は、あるハウス農家さん、トマト作られている方なのですけれども、この天候によって過湿になったのかどうか分かりませんけれども、かびがトマトの葉っぱについて困っているというようなお話も聞いております。やっぱり、その新しい技術をいっぺんに導入するんではなくて、そういった本当に身近なデータといいますか、湿度、気温、これをモニターしてどういう症状が出たのかというのから始めてもいいのかなと、すべて実装しちゃうと大変な金額になりますので、その辺、町長どういうふうにお考えになってるか、お願いいたします。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、1番議員さんの再質問にお答えをさせていただきたいと思います。今まさに気候の変動で、今ほど質問にあったように雨がかたまったり集中的になったりだとか、本当に農業者の方は今までの多くの気象条件の蓄積、経験知からの蓄積が、今、なかなか分かりずらい状態になっているのは、よく承知をしており、肌でも感じているところであります。そういったことから、今後、必要なモニタリングをうまく活用し、農作物の病気だとか、適材たる施肥をしっかりやっていくことが求められているということは、今の質問の内容から訴えていることだというふうに理解をしております。ちょっと話は遠回りになるかもしれませんけども、今新十津川で水田の方の一貫体制の現場実装をしております。これは一つの農家をしておりますけども、先ほどもちょっと10番議員さんのお答えになったかもしれませんけども、その1年間の実装ばかりでなく、町としてそのスマート農業進めるために直進アシストの田植え機を導入したり、今年、ドローンの導入をしていますということをお話をさせていただいて、十分、予算中でも議論させていただいておりますから承知のことと思いますけども、今質問にあったように、園芸作物中でも、一貫体系の中では、春から収穫するまで、いろんなスマート農業を駆使した形の中で作業機械が必要になってまいります。今ほど質問の中にありましたように、その部分をとって先にいろんな園芸作物を取り組むために必要なセンシング用の環境モニタリングだとか、そういったものが必要ではないかという提案ではないかなっていうふうに、今質問の中から伺っているところでありますけども、このことについても、農協がいろいろ園芸作物を広めている大きな母体になっておりますし、その園芸作物を推進していく農業振興計画もお持ちでありますので、このことは先ほども言いましたように、農協としっかりタイアップをしながらこの園芸作物を推進をしていく、その中で今のこの気象状況の変化の中で、そういうものが必要なかどうかいろいろ協議を重ねながら、先んじてスマート農業を一貫としたものが将来的に必要だということは見えていても、先んじてその部分的なものが必要なのかどうかについても、関係の農業機関とともに協議を重ねながら、そういったものを検討し、町としてそのことをしっかりリードしながら協議を重ねていきたいということを申し上げて、1番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 1番 井向一徳
今ほどJAとの当然、調整をとっていただくっていうことは必要なんだろうなと思います。私も、そのJAピンネの園芸振興会の副会長をやらさせていただいております。やはり規模拡大に伴って、やっぱり園芸振興作物というのは、年によって微増はするんですけれども、総体的にはだんだん減っていっていってる、このような状況です。水稲一貫のプロジェクトにしても、水稲で労力が軽減される、その分、畑作施設園芸と、そういった連携をとっていただきたいなと思いますし、また、前段で町長がおっしゃられた規模拡大に伴う、例えば、畑だとか施設の利用、新規就農者の受け皿になればというお話もございましたけれども、新規就農者が就農しやすい、そういった環境のデータとソフト面でのサポートもできるのではないかなと思ってございます。これはあくまでも、私のこれからの要望でございます。答弁は求めませんので、以上で私の質問を終わらせていただきます。
質問 1番 井向一徳
いや、求めません。