新十津川町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月5日
旧大和小学校解体後の跡地利用計画について
2019年3月5日、新十津川町議会の一般質問で、鈴井康裕議員が「旧大和小学校解体後の跡地利用計画について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 鈴井康裕 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 鈴井康裕
議長のお許しをいただきましたので、私は町長に一般質問をさせていただきます。表題にあるとおり、旧大和小学校解体後の跡地利用計画についてであります。私が4年前、初めて議員になって一般質問したのも、この大和小学校の問題でありました。今期最後の議会で、一般質問も大和小学校で終るということで、私の一般質問は大和小学校に始まり、大和小学校で終わると、そういったところです。46年前に大和小学校を卒業し、大和小PTA会長を経て教育委員に、そして議員となった私にとって、この課題は避けて通れないものであります。それでは、一般質問に移らさせていただきます。大和小学校は、平成21年3月に閉校されてから体育館以外の利用はなされないまま、この春で10年が経過しようとしています。再利用の計画倒れが重なり、老朽化し、解体もやむなしの状況であります。しかしながら、体育館は地元の卓球クラブが使用しており、毎週月曜日にスポーツ活動が継続中でありますが、今年の2月になり急遽、体育館も含めすべて解体することになったと聞いてございます。町長は平成27年9月の定例議会で、大和小の利活用者の募集を進めるが、希望者がない場合は解体も視野に入れ、地域の意見を十分に伺った上で再検討すると答弁していますが、現在の状況は、地域住民の意見を十分に聞いて進めているとは到底言えません。私は、解体はやむを得ないと思っていますが、今回のやり方、進め方には、はなはだ疑問をもつものであります。今後、跡地の利用計画を練る上で、地元住民の意見がないがしろにされる恐れがあると思います。今回、なぜ早急に解体を進めるのか、また、町長は今後、大和小跡地の利用をどのように計画していくのか、その考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは、3番議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。少し経過も含めながら、お答えをさせていただきたいというふうに思いますけれども、旧大和小学校の跡地利用に係る考え方につきましては、今ほどの質問にありましたように、平成27年の第3回定例会において、3番議員さんのご質問の中にありましたような趣旨でお答えをさせていただいたところでございます。以後、3年余りの月日が経ち、その間、福祉団体をはじめとする、いくつかの跡地利用を検討させていただきましたが、耐震性や水回りに課題があること、大規模な施設であり全体を有効活用するには、相当の事業内容となってしまうことなどから、利活用頂ける事業者を見つけることができず、解体を視野に入れざるを得ない状況となったところでございます。また、昨年8月には、総務民生常任委員会の調査事項として、旧大和小学校の現状についてご確認いただきましたが、その際にも、地元住民からは、解体を望む声が多いことから、有効な利用方法が見い出せない以上、解体は止むなしとの報告をいただいたところでもございます。これらのことを含め、大和地区の方々が母校が朽ちていく姿を見ていくことは忍びない等の声も考慮し、総合的に判断をした中で、平成31年度若しくは平成32年度において、解体に着手する、そういう方向性に至ったところでございます。このことから今後、どのような手順によって解体を進めていくかということでありますが、体育館部分については、条例により、町民の体育活動の普及振興を図るための施設として規定をしている財産、いわゆる行政財産でございまして、そのままの状況では、解体に制約があることから、まずもって行政執行上の目的を持たない普通財産に変更するという手続きが必要となります。ご質問の趣旨にもありましたように、大和体育館は、地域の皆さんのコミュニティー醸成の場、軽スポーツを通した憩いの場として活用されている現状にあることから、日頃から利用されている地域の皆さんへのご理解を何よりも優先すべきとして、本年1月、体育館を所管している教育委員会から、教育長を責任者として、地元区長さんをはじめ利用頻度の高い卓球愛好者の皆さんへ、体育館の置かれている現況をご説明するとともに、今後の活動の場に対する代替案のご提案など、真摯に対応させていただいたところであり、決して地域の皆さんの声をないがしろにした訳では無いことをご理解いただきたいと思います。体育館を利用している卓球愛好者の皆さんには、これまでと同じとはいかないまでも、地元大和区のお計らいにより、大和区自治会館での活動が可能となったことで、体育館解体に対するご理解を頂いたと伺っております。一番に影響を受ける地元利用団体の方々に苦渋のご理解をいただいたことで、行政財産としての機能を廃止する環境が整ったと受け止めております。次の段階として、校舎及び体育館の一体的な解体に向けて、改めて地元大和区の皆さんに、今後の方針を説明させていただく予定としておりまして、地域の皆さんのご理解をいただければ、平成31年度の政策予算において、第2回定例会において、校舎及び体育館の解体費用を計上させていただきたく考えてございます。次に、大和小学校跡地の今後の利用についてでございますが、結論から申し上げますと、現段階において具体的な計画は持ち合わせていないというのが実情でございます。校舎、体育館がありますと、次の利活用の妨げにもなることから、まずは旧大和小学校跡地を更地にした上で、跡地の利活用を検討していく予定としております。利活用を検討していく際には、前回一般質問をいただいた際にもお答えをしたように、地域の拠り所となるような、地域のつながりをより深められるような利活用方策を検討していきたいと考えておりまして、随時、地域の皆さんへ情報の提供をさせていただきながら進めていく、そういう予定をしてございます。以上、申し上げまして3番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 3番 鈴井康裕
非常に丁寧な答弁、誠にありがとうございます。これから随時、情報提供していただけるということですけれども、ご承知のとおり大和に住んでいる大多数の人が大和小の解体はやむを得ないと思っていることは確かです。しかしながら、大和体育館を使っている人や他の人の中にも壊してほしくないと思っている方は、現在も存在しているわけであります。今回、私が一般質問をすることで、初めて解体の予定を聞いた方がかなりいるのではないかと思います。その証拠に、防災無線で3月1日に一般質問の題名の発表があったと思いますが、その後にツイッターで大和小解体いやだ、残念、なんで。こういうツイートがあったことをご存知でしょうか。また、私のところにも直接、大和小の解体の予定について聞いてくる方も数名現れました。これが先に述べた27年の3定で町長が約束した、地域の意見を十分に伺った上で再検討するとの答えでしょうか。また、先ほど申しました昨年の8月24日の総務民生常任委員会の委員長報告の最後に、今後は、取り壊しにかかる諸問題を住民に説明した上で、取り壊しに向けた検討が望まれると書いてあります。4校が合同になって10年、花月小学校、吉野小学校については見事に再利用され、地域の活性化につながっております。その4校の中で今回初めて、解体予定が決まったのが大和小であります。大和にはなにも無くなってしまう、その恐怖感にも似た大和地区の住民感情を理解していただけなかったのではないかと、非常に残念に思います。町長に再度、お答えを伺いたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
お答えをさせていただきたいというふうに思います。今ほどの冒頭の回答の中で、誤解のないようにしていただきたいんですけども、行政財産から普通財産にしていく、そういう手順をして解体をさしていただきたいということをまずもってお話をさせていただいたつもりでございます。そういった中で、今後、改めて大和区の皆さん方に解体に向けての相談をさせていただいて、合意をした後に解体をする。合意ができた時に解体の予算を計上させていただくという趣旨で、お答えをさせていただいたつもりでございますので、大和地区の皆さん方をないがしろにしているわけではないということを、改めてご確認をさせていただきたいというふうに思うところでございます。私も、以前、27年の第3回定例会に質問した趣旨については、地域の皆さん方の気持ちを酌んで、地域の活性化等になるような、そういう利活用を検討していきたいという趣旨をお答えをさせていただいたことは、今も変わりありません。建物の利活用のめどについては、今まで幾度となく冒頭質問の中に触れたとおり、建物の活用については、老朽化だとか大きな施設ということから活用ができないという判断になったので、解体の方向で大和地区の皆さん方に合意を得る上で説明をさせていただくということでございます。そういった中でも、やはり更地にすることによって、その地域、地区の大和小学校の跡地の利活用が幅広く、更地ですから、どんなことにも活用できるという状態になりますので、そういう状態中で大和地区の皆さん方に、今後どのようにしていくことがいいのか、違った参入する方もあるかもしれませんので、そういったことを考慮しながら、大和地区の中心部に、なにがしかのそういう整備ができるように配慮して、大和地区がやっぱり全体の四つの拠点集落があって形成する町並み、そういったものを維持できるような、中心の存在となるような施設をできる限り考慮させていただきたいということでありますので、そういったことを十分考えているということを、改めて申し上げたいというふうに思います。大和小学校の解体に向けて、ツイートというんですかね、SNS等で解体残念だとかという声はあったように、今、3番議員さんからお伺いはさせていただいきましたけども、その声も踏まえながら、全体的には先ほど説明したように、改めて大和区の区長さんを初めとする皆さん方に、その声がどのような大和地区総意の形の中でどうなっていくのかっていうこと十分相談をさしていただき、解体のことで合意ができれば解体に進むということを、改めてお答えをさせていただき再質問の答弁とさせていただきます。以上です。
質問 3番 鈴井康裕
私が、再三、地域の声を十二分に聞いてほしいと願うのは、こういう例があるからなんですが、2月中旬、私は2011年、東日本大震災で被災した東北地方、宮城、福島、岩手の順で復興状況を個人的に見てまいりました。その中でたまたま宮城県の山元町、震災前は人口1万6,000人以上だったのに、今では1万2,000人、4,000人以上人が減ってしまった、そういう町でございます。そして、町の面積の実に三分の一が浸水してしまったということで、復興工事も町のいたるところで行われておりました。その中で偶然にも、地元の町議さんお二人に話を聞くことができたのですが、何が一番肝心だったかというと、もう家も財産も残っていないのに、そこに住んでいた人の合意が一番重要だったと、そういう話をされていました。津波で何もかもが流されて新しく地域を作るときに、住んでいた人の意見を十分に吸い上げた地区のまちづくりはうまく軌道にのったと。しかし、役場主導で進んだ地区は、人が離れ、町で作った施設も十分に使われていないと、そういう現状があるということです。今、小学校を壊す予定の大和地区も、この宮城の山元町と似ているのではないかとそう思うのであります。地域の合意なくしては、解体もその後の計画もありえないと。もう進めてしまったことは、ある程度理解できますが、これから新しい利用方法、計画について、もう一度、地域住民とともに話し合うお考えがあるということで、今後、先ほど申しましたように、平成31年度の政策予算、2定でその予算が計上されるということですが、もし、新しく町長になった場合、まちづくり懇談会での説明が4月、5月になされるのかどうか。ちょっと今は答えづらいかもしれないですが、今後について、どのようなお考えなのか、聞かせてもらえれば幸いと思います。以上です。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
再々質問にお答えをさせていただきます。今ほど震災の例を挙げて、合意が得られない、行政指導のまちづくりには失敗例が多いというような中で、大和地区も似ているのではないかというような言い方だったのかなというふうに思ってございます。今の質問中にもありましたように、まちづくり懇談会については、毎年、行なっております。そういった中で大和地区の皆さん方に、その年、年において、町から提供する情報もありますけれども、その参加をした町民の皆さん方の声をその時々に伺っているということは間違いない事実でありますので、その中で、その地区の住民の方々から、今まで大和小学校に対するその大きな解体を急ぐだとか、そういう跡地利用がどうなのかという質問がなかったというのは、事実ではなかったのかなというふうに思います。ただ、今までも議会の中で再三、前回の平澤議員さらには鈴井議員からの質問にお答えをしていた経過のとおり、町としてはしっかりそういったことを考えながら対応を計画的に進めさせていただいているところでございます。今ほど、大和小学校の解体に向けての政策予算を組む前に、どのように進めるかということにおいては、まちづくり懇談会という形では、地元の方々への説明方法ではなく、担当課、いわゆる所属の総務課が大和地区の皆さん方に、区長さんに通じて、どういう方に集まっていただくか相談した中で、その解体に向けての相談をさせていただく、そういう考え方でございます。まちづくり懇談会については、今年、統一地方選挙の年というようなことから、春先の時期には通常今までの例からすると、ちょっと時期的に対応しづらい時期になってまいりますので、大和地区の体育館のことについては、担当課の者が地区の皆さん方と丁寧に話をして、合意を得られるように説明をさせていただく、そういうことで考えてございますので、決して被災地の例のような行政主導で何をやるだとか、そういうことではありませんし、この大和地区の跡地利用については、大和の地区の皆さん方に対してもそうですけども、当然、議会についても、それぞれ所管の委員会でこのような計画などの、その計画案を提示しながら進めさせていただく、そういうことになっていくことになると思いますので、そのことを申し上げ、議会そして地域の皆さん、そのように順序を追って丁寧に説明をさせていただき、どのような形になるのかっていうことは今後になってまいりますけども、段階を追って説明することを再度申し上げ、再々質問のお答えとさせていただきます。以上です。